2017年4月25日 (火)

僕らの大鹿村騒動記(問題は起きていない)(2017年4月23日・大鹿村)

 
 
 
 
そう、使ってみたいフレーズ。
 
 
 
 
 
えー、気楽なところで一生懸命…と言うことですが…。
 
まぁ、まぁ、よくある会話で…。
 
「YOKOさんや、プランを練ったから聞いておくれ」
 
「はい、なんでしょう」
 
「日々の買い物をし、明日の夕食のメインは仕込み済み、
 久し振りに自由に動くことが出来る訳です」
 
「はい、そうですね」
 
「昼酒コース、朝に温泉、昼に松ブル、カエルで、夕ご飯を家に作りに戻るルート」
 
「温泉コース、温泉に2箇所以上入る事が出来る、
 白馬、戸倉上山田、高山などに、とりあえず行くルート」
 
「温泉コースが良いですね」
 
「温泉コースが良いですか」
 
「温泉で、ゆっくりが良いですね」
 
「アタクシ、ゆっくり昼酒が良いのですけれども」
 
「温泉が、良いんです」
 
…鶴の一声、とでも申しましょうか。
「男の馬鹿と女の利口が、つっかう」なんて、
古い噺では申しますけれども、
我が家において、不思議とこの先人の知恵が働かず、
YOKOさんのこの意見が、上手く回ることが多々あります。
多々あるんです。
 
昼酒の行動予定を考えていた所から、
温泉巡りの目的地や時間などの算段をしなければならない。
さぁ、どうしようか。
 
…そう言えば、今朝だか、昨朝だったか、
テレビで大鹿村の歌舞伎の話題が出ていたなぁ。
5月3日に、かの有名な村を上げての歌舞伎が演じられるのだそうで、
伝統を受け継ぐとか、云々。
 
大鹿村と言えば、県内屈指の強塩泉の地域。
ここに出掛けてみることも、良いかも知れない。
既知のところで“ゆっくり”ではなく、
初めてのところで、どうなるか分からないけれども、
楽しむ事が出来るんじゃねぇのか…と。
 
「YOKOさんや」
 
「はい、なんでしょう」
 
「大鹿村コースを考えたんだけれど」
 
「はい、そうなると思っておりました」
 
 
…カカア大明神様の手のひらで、旦那は転がされている訳でして。
 
そんなふたりが、
巣穴から飛び出して参りますと、噺の幕開きとなっておりますが…。
 
 
 
 
ネットで大鹿村の温泉について調べてみると、
鹿塩温泉・鹿湯温泉、鹿塩温泉・湯元 山塩館、小渋温泉・赤石荘が出て来ました。
他にもある様ですが、比較的情報量が多かった感じで。
 
それぞれ、「営業していない日がある」と言うニュアンス、コメントがあるもので、
元々、遠方の温泉に出掛ける際には、
必ず営業確認をしてから出掛けていますから、
所作としては変わらないけれど、ちょっと緊張しながら電話を掛けました。
 
今回のどちらも営業していたし、「たまたまなのかな?」とも思いますが、
湯船で出会った男性は、前回は「本日は営業していない」とのことで、
「ようやく来る事が出来ました」と話しておりましたし、
桜の時期、ゴールデンウィーク前…人出の多い時期だからこそ、なのかも知れません。
 
それにしても、
道の駅、農産物直売所などには、
日帰り入浴の張り紙などがあって、歓迎ムードがありますから、
その情報が、どの年代なのか、時期なのか、平日か、土日なのか…
条件を揃えてみると、ハッキリするかも知れませんし、
大鹿村の温泉は、源泉温度が低いので加温が必須。
お泊りの方がお見えにならない日には、ボイラーを休めている故…かも。
そんな想像をしたりしています。
とりあえず、電話確認、これが良さそう。
 
 
 
 
 
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信州塩尻の巣穴から出て、おおよそ1時間30分ちょっと。
高速道路は松川I.C.を降り、松川町の中心街を経て、山道へ。
…とは言え、2台の行き来が出来るくらいの広い道、
小渋湖周辺の景観の美しさを楽しみながらのドライブでした。
 
(松川町の商店街のポケストップ乱舞には驚きました)
 
きっと「全国2番目にまずいラーメン屋」的な発想で、
「長野県で2番目に山奥」と謳っておいでですけれど、
歌舞伎もあり、また温泉もある…人の流れが、ルートの形成に貢献して、
山奥、田舎ではあるけれど、辿り着くことは難しくない…
…そんな風に感じました。
 
「湯元 山塩館」に到着です。
 
10時30分過ぎから、12時までの入館で13時までと言う営業形態。
 
 
Dscn6414
 
 
鹿塩の湯1号源泉・湯元 山塩館、
 
源泉槽があり、薄黄緑で黄、黒の湯の華らしきが浮かびます。微濁。
1畳分の小さな源泉槽ですが、体験できると出来ないとでは、感動が違います。
 
強烈な塩分濃度のため、
主体で入浴する浴槽は、濃度調整されたもので、無色透明。
けれど、どちらも非常に濃い塩分を感じます。
唇に付着したそれでも、塩の旨味がある。
重曹泉とも、少し異なるヌル付き具合で、重い肌触りに感じます。
塩の味は、武石村の温泉の方が塩辛いかなぁ…と感じます。
 
 
Dscn6413
 
 
古い温泉分析書。
古湯ではありますよね。
一説に、鹿が傷を癒していた場所だとも、
弘法大師さまの神通力とも伝わっている様です。
 
 
 
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懐かしの自販機好きにはたまらない、
ごく古い、タオルの自販機。
「AUTO MACHINE」と謳いながら、ハンドルを回させる辺り、
時代がたっぷり付いているもの。
 
長閑な山間の宿と言う雰囲気でした。
のんびりする為に、宿泊することも良いかも!…なんて思います。
お値段も、程々の様ですし。
 
 
 
 
続いて、大鹿村役場前まで戻って、進路を別に取ります。
今度は、それなりに細い山道も含んだ道程。
せっかく大鹿村まで来ているのだから、
異なる源泉も楽しみたい!…と、進みます。
 
 
Dscn6418
 
 
小渋温泉・赤石荘の駐車場に着きました。
 
 
Dscn6420
 
 
この階下へ降りていく雰囲気は、
上田の「千古温泉」に、どこか似ています。
旅館っぽく、山荘っぽく。
 
 
Dscn6421
 
 
店頭の張り紙。
思い立ってやって来ましたが、日帰り入浴が休業の時期もあるのですね。
なるほど、「営業していない」と言うコメントなども見かけましたが、
そうした時期の問い合わせや、来訪者であったかも知れない訳ですね。
 
 
Dscn6422_2
 
 
一旦、外に出て、こちらが浴場の模様。
脱衣所、露天風呂のみ。カランは3つ。
簡素な造りですが、この土地故、だからこその良い源泉…
…そんな風に思わせます。
 
 
 
Dscn6429
 
 
この角度からは見えませんが、
湯船に浸かると、もっともっと奥まで遠くまでの景色を眺める事が出来ます。
好天も手伝って、絶景!…と感じました。
温泉に、景色はあまり求めず、どちらかと言うと泉質派である僕らですが、
この景色は、是非!…とオススメできるものでした。
 
大河原三正坊源泉・小渋温泉 赤石荘のお湯は、
鹿塩温泉と比べると炭酸水素系が加わっているからか、とろヌル感がありますね。
循環度合いも異なるのでしょうけれど、
体感温度も鹿塩の方が、ややぬるめ。赤石荘の方がやや熱め。
山間からの風が涼しく心地好いので、
季節を選ぶと、より好みに出会えるかも知れません。
夜もきっと星が綺麗なんだろうなぁ…なんて思います。
 
 
 
 
温泉に入る!…これを第1の目的に出掛けたので、
お昼ご飯を食べ損ねる直前の時間になっていました。
鹿塩温泉入口下の直売所併設のお豆腐屋さんは、
ギリギリで「準備中」の札になり。
 
 
大鹿村特産物センター秋葉路で、
おばちゃん達が、ワタワタと愛らしく、
一層懸命作ってらっしゃるお昼ご飯になりました。
コンビニも見かけなかったので、助かりました。
 
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僕は大鹿村ジビエカレー(鹿肉)を。
 
 
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YOKOさんは、大鹿塩ラーメンを。
やっぱり塩が違うのか、結構美味しかったんです。
スープ、とても魅力的でした。
 
 
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五平餅も。ボリュームあり。
中信では日常に五平餅ってあまりないのですが、
南信では、日常にあるんだそうで。
そうした雰囲気がありました。
こう、観光地的に食べるものより、ずっと美味しい。
 
 
 
 
「秋葉路」からも見える桜の名所「大西公園」、
ちょうど桜が見頃と言う事で、これもまたこの旅の中での目的地でした。
 
 
Dscn6440
 
 
 
大西公園、すごく風光明媚な場所でした。
良い。とても良いです。気持ち良い。
整備されていて、広くて。
あまり写真を撮らないYOKOさんも、
「これは綺麗だから、撮らないとね!」と言った風。
 
 
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ただ、ベースは「大西山崩壊礫保存園」として、形成されている様です。
昭和36年の集中豪雨で、山が大規模に崩落し、
その当時の瓦礫をそのまま保存してあるところを見ることが出来ます。
 
 
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とりあえず、ポーズ。
岩肌が切り立った様に見える…きっと、この部分が、
ごっそり落ちたのだろう、と想像すると自然の大きさを痛感します。
 
 
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ともあれ、いっぱいの桜に包まれて、これにて目標達成と言ったところ。
巣穴を目指します。
 
 
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当日の夕ご飯、特選素材として、これらを使いました。
山塩館で売られている「山塩」と、
秋葉路で購入した「大鹿村一味唐辛子」を使って、
「ホタコキュウ(十兵衛風)」を作りました。
 
そう、「ホタテとタコと叩きキュウリのごま油和え」…
塩の差がハッキリと感じられるくらい、美味しく仕上がりましたね。
一味唐辛子も、よくある造りですと、種ごと粉砕して、
一味唐辛子として扱うところを、種は全て取り出して作っているので、
「美味しいと評判です」との張り紙に惹かれて。
600円は結構なお値段ではありますが、
その価値を感じるくらい、鋭く辛く、どこか旨味が出て味に締まりが出る…
…そんな風に感じました。なるほど、美味しいです。
 
 
 
 
初めての場所…と言うこともあってか、
疲れがどっと出て、その晩は早めに、そしてぐっすりと、
巣穴にて、まぁるくなって眠るのでして。
 
なあんにも、騒動なんて起きていないけれど
「騒動記」って言葉を何となく使ってみたくて。
僕らが、ワァワァと騒いだ1日の噺、ここまでとさせて頂きたく存じ上げます。
ご高覧、誠にありがとう存じました。
また次回、お目に掛かりますまでの暇を頂戴致します。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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2016年12月 1日 (木)

文化の日に安曇野を走る。(2016年11月3日・穂高、安曇野、大王わさび農場)

 
 
 
今の安曇野。
 
これこそ、文化。
 
 
 
 
 
えー、気楽なところで一生懸命と言うところですが…。
 
日の本一の晴天日と誉高い11月3日。旗日で文化の日でありますねぇ。
ご案内の通りでございます。
当日、日々練習しております文字について、
こんな風にしたためておりました。
 
 
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「文化」と言う言葉を思い、何となく「文明開化」と言う言葉に繋がり、
そう言えば、都都逸の様に他の文句もあったな…とグーグル先生にお伺いを立てたところで…。
 
半髪頭をたたいてみれば、因循姑息な音がする。
総髪頭をたたいてみれば、王政復古の音がする。
ざんぎり頭を叩いてみれば、文明開化の音がする…
 
これは明治政府のちょんまげ廃止のスローガンだったそうで。
けれども、「文明開化」と言う言葉には浪漫を感じますよね。
それこそ、こう…イメージ優先ではあるのですが、
まぁ、ハイカラな言葉ですよ。江戸時代から近代に時代が変わる、
その象徴的な言葉ですからナ。
江戸時代の鎖国体制からの「開化」ですから…。
 
地元郷里と言えど、まだまだ知らないことはいっぱいあります。
信州松本に育まれて早幾年。
実はこれまで「大王わさび農場」に遊びに行った事がありませんでした。
社会科見学でもない。本当にナイ。
安曇野をどなたかに語る上で外せない名勝名所のお噂はかねがねでありまして。
 
少なくとも自分には大王わさび農場“開化”となりまして、えー、まぁ、めでたい訳でございます。。
本日の申し上げます体験と言うものは、
ワサビだけにピリリと目が覚める様な絡み(辛味)となりまして…
えー、ちょっと苦しいですかね、どうでしょう。
 
 
さて、いつもの気楽なふたりが1日の予定を決めまして、
まずは温泉、出掛けて参りますと噺の方は幕が上がると言う事になっております…。
 
 
 
 
 
本命は、目的は、改装されてリニューアルオープンを果たした、
穂高温泉郷の「しゃくなげ荘」改め「しゃくなげの湯」に行ってみようか…と言うことでした。
見所多い土地だから、
アートヒルズに行ったり、もうすぐ冬期休暇になってしまうけれど、
様々な喫茶店巡りも楽しかったり…
「しゃくなげの湯」以降はどうして過ごそうか、久し振りだと余計に迷ってしまうかたちで。
ローカルなテレビ番組で、
レンタルサイクル…貸し自転車に乗って、穂高を楽しむ姿をいつか見ていて、
「やってみたいね」と話していたそれを、
「天気も良いし、今日実現させようよ」…と決まって出掛けて行きました。
 
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穂高温泉郷・しゃくなげの湯。
今となっては従来あった…今もありますが、
「vif穂高」に隣接する施設となりました。
とりあえず、道路沿いの駐車場に停めたけれど、
見上げたその場所、たぶん露天風呂っぽい。
 
 
Dscn4400
 
道路側は裏側に当たる様で、
奥に回って、正面玄関。こちらにも駐車場があります。
 
 
Dscn4401
 
施設内に入って下足箱。
お洒落。
 
 
Dscn4402
 
突き当りを右に。
広い空間に出ます。
 
 
 
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温泉の日帰り入浴チケットの券売機、番台兼インフォメーションカウンター、
ショップ、食堂…などが、高い天井、広い空間の中にオールインワン。
 
 
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休憩用の椅子と食事処テーブルも同じ空間にあります。
この奥に食堂がある訳ですが、
昼時分には良い匂いが幾許か漂い、そそります。
ナイス作戦。
匂いがいちばん宣伝効果、ありますよね。きっと。
 
入浴料は、
安曇野市内にお住まいの方の利用が500円、
市外の方は700円と結構な差額がありますね。
長野県外ならともかく、長野県内では珍しいお値段設定だと存じます。
他には戸倉上山田温泉の「かめ乃湯」くらいでしょうか…どうだろう。
(かめ乃湯は市内250円、市外350円)
 
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ホールからは、また少し奥まった所にある浴室への入口。
貸切温泉もある様で、「暖らんの湯」と書かれた暖簾が左手奥に見えます。
 
設備が少し異なるけれど、
おおよそ同じ「石の湯」「木の湯」と名付けられた浴室があり、
差としては以下――…
 
石の湯:炭酸泉、塩サウナ
木の湯:シルク湯、遠赤外線サウナ
 
…と、これが日替わりなんだそうです。
シルク湯もかなりの炭酸感があるので、「どちらかだけが良い」なんて事はないと思います。
 
 
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湯上り、外の景色を眺めながらTwitterにメモ…と言う名のつぶやきを。
 
源泉名としては、
「有明厚生源泉及び国民宿舎有明荘源泉の混合泉」、
施設名は「安曇野しゃくなげの湯」が正式なところでしょうか。
 
木の湯側の湯温、内湯大浴槽は43℃、シルク湯は42℃、
ジェットバスは41℃弱、露天風呂の熱湯槽は44℃、ぬる湯槽は41℃くらいの設定。
それぞれ温度計が備えられていました。
 
露天風呂の造りは、どこか栄村の百合居温泉を彷彿とさせるもの。コンクリートっぽい硬質感。
シルク湯、大芝高原温泉・大芝の湯にあるミルキーバスとも異なる印象です。
ミルキーバスは37℃前後の湯温なので、そちらは大きな差ですが、
お湯の中で気泡を作り出している雰囲気のミルキーバスに比べて、
お湯の噴出孔から気泡が出ていましたので、
同じ白濁の浴槽でも気泡生成過程が違うのかも。
 
ジェットバスのハンドマッサージ部、
最初は気付きませんでしたが、是非、これは見つけて頂いて体験して欲しいと思います。
寝そべった際に、丁度手の平が収まるポケットがあり、
下からジェットが噴出、手が持ち上がるのですが、
ポケット状になっているので、ポケット天井に手の甲が当たり、
それ以上動きませんから、
水流に手の平を持ち上げられる様なカタチとなって、良い塩梅です。
冷たいヘッドレスト付きのジャグジーで、
熱さを感じるまでの時間がゆっくり訪れますから、
比較的、長くほぐしてもらう事が出来ました。
 
 
 
 
普通、運動をしてから温泉に行くと思うのですけれど、
そこは私共でございますので…。
 
Dscn4407
 
 
穂高駅前にやって来ました。
駅のロータリーには、
「しなの庵」のスタッフさんがお見えになっていて、
車の駐車場を案内してもらいつつ、しなの庵さんまで、
2名様、ご案内…と言うかたち。
 
 
Dscn4408
 
 
車種…と言いますか、車両タイプが選べるそうなのですが、
定番のママチャリを借りました。
 
お代金は後払いなんだそうです。
何となく、「何時間使います」と言う宣言の後、借りるイメージでした。
例えば、信州スカイパークなんて、そんなシステムですよね。
帰りの時間を区切ってしまうと焦る所も生まれると思うのですが、
そうして後払いにして頂けると便利に使える様に感じました。
いくら郷里とは言え、遊びは遊び。
“時間を気にしながら”…と言う遊びは、
追い立てられる様な心持ちで、あんまりよろしくありませんね。
 
Dscn4409
 
ごく緩やかな坂道になっている穂高神社前、
穂高駅前から続く道を降りて行きます。
そうそう「しなの庵」さんで、
大王わさび農場への地図も頂戴致しまして、至れり尽くせり。
その模範ルートにもあった通り、
行きは最短ルートで大王わさび農場へ、
帰りは同じルートを通らず、穂高川沿いを走るルートで楽しんでみたいと思います。
 
 
Dscn4410
 
 
久し振りの自転車。
最後に乗ったのは…いつだろう。
あぁ、YOKOさんと一緒になる直前くらい、ですかね。
 
新鮮さすら感じられる乗り心地。
風を切って、目的地へ向かいます。
 
 
Dscn4411
 
 
途中、通り掛かったお寺にて、大きな下駄を見付けました。
そう言えば、その番組でも立ち寄っていたっけ。
 
 
Dscn4413
 
 
「吉祥山東光寺」さんの「吉祥仁王様の下駄」と呼ばれているものだそうで、
下駄を履いて、お願い事を唱えると叶うんだとか。
「わ」ナンバーの若い方がドヤドヤと後からお越しになったので、
場を譲って、僕らは目的地への道へと戻ります。
 
 
Dscn4414
 
新興住宅街の様な場所を越えて、広い場所へ。
田んぼに囲まれた道。
季節が合えば、
ここはとても綺麗な景色に出会えるのではないでしょうか。
金色の稲穂に包まれる…そんな光景を想像できます。
 
 
この角を東へ…左に曲がります。
 
 
Dscn4416
 
 
この先に、大王わさび農場があります。あともうひと踏ん張り。
 
 
 
 
Dscn4417
 
 
大王わさび農場に到着し、正面右手にある駐輪場に自転車を停めます。
同じ「しなの庵」さんに自転車を借りている方が何名か先にお見えになっている様子が、
自転車にマーキングされたサインで分かりました。
 
 
何度となく手前の道は通っていますが、
人生で初めて「大王わさび農場」に足を運びました。
名物の「わさびソフト」も食べたことがありません。
むしろ、静岡生まれのYOKOさんの方が訪れた事があるくらいで。
 
 
 
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園内を見て回る前に、まずは腹ごしらえを。
道中、どこで食べようかと迷っているうちに、こちらに到着してしまいました。
何となく「小柴屋」に行ってみたいなー…なんて思っていたのですが、
そのお店は豊科でしたね。うっかりしていました。
 
併設のレストランに立ち寄ります。
 
 
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YOKOさんが選んだ「得々セット」は、
本わさび丼とわさびそばのセット。
 
 
Dscn4421
 
 
食べ方の説明書付きです。
 
基本的にレストランと言っても、フードコートの様な仕組みで、
食券を買い求め、番号で呼ばれるので料理を取りに行き、
食後は、自分で下げ膳をするセルフ方式。
メニュウもかなり絞っている様なので、
混んでいても回転は相当に良い様に見えました。
 
 
Dscn4425
 
 
新蕎麦などに見られる「緑がかった」色より、
もっと蛍光色的な緑色の強い「わさびそば」を使った、温かいお蕎麦。
なるほど、強くはありませんが、わさび風味が漂います。
 
本わさび丼は、どうなんでしょう…
山葵が好き過ぎて、
自分にとっては「足りない。山葵が足りない」と言う印象でしたが、
YOKOさんは「からいー!」と素敵な反応をされていました。
そうですね。お寿司で好きなメニュウは、
山葵入りのかっぱ巻、鉄火巻、山葵巻です。自分と言うものは。
YOKOさんが「ぎゃー!」と言うくらい山葵乗せますので、
自分を基準に考えてはいけない気もします。
 
そんな訳で、YOKOさんをして、わさびの香を食べやすいくらいで、
ちゃんと味わう事が出来た様です。
 
 
Dscn4423
 
 
自分は「わさびのちらし寿司」を選びました。
 
添えられた山葵を溶いて入れて…
「うん、ちょっと山葵が利いたかな」と言う感覚。
お値段増額で良いので、わさびオプションを是非お願いしたいです。ええ。
 
 
Dscn4422
 
 
信州サーモンと錦糸玉子の彩りが良く、
葉わさびが乗っていることがポイントですね。
 
 
Dscn4430
 
 
絵や写真、観光パンフレットでは何度も見る事が出来る、
大王わさび農場の農場たる景色。
 
初めて、この場に立ってみて、
「とても美しい」と思わないではいられませんでした。
わさび田の畝の緩やかなカーブ、整列した山葵の葉、
流れる輝く様に透き通った水…自然の恵みを目の当たりにします。
 
同時並行でやっぱりポケモンGOをちゃっかり起動しながら、
お土産物ショップに併設されたテイクアウトブースに移動します。
 
わさびソフトも、ここに来たら食べなくちゃ!
 
…と、完全に観光客気分。
 
 
Dscn4431
 
 
しかしながら、先んじてこちらに目移り。
 
 
Dscn4432
 
 
わさびコロッケバーガー、早速購入してみます。
ピタパンサンドなのですが、想像以上にボリュームがありました。
サイズは大きめ。360円なのですが、お得感ありますね。
 
コロッケは甘味のあるおじゃが部分の味わいが主体的。
けれど、自由に好きなだけ掛けられるソース…
カツソースと共に、オリジナルわさびソースが用意されていて、
特にマヨネーズ容器に入ったわさびソースは、
わさびの香が比較的芳しく感じられて、めいっぱい掛けちゃう…
そんな食べ方がオススメです。
 
 
Dscn4439
 
 
憧れていた…
信州にいて、県外の方と話す際も、
「わさびソフト、食べたことがありますか?」なんて、
会話のきっかけに利用したりなんかしているのに、
実は自分が食べたことがない、見栄を張っていた…と言う情けなさ。
 
今日から僕も「食べたことがある人」に仲間入りです!!
 
YOKOさんは「わさびの風味がするね」と言って食べていましたが、
ううーん…僕にはあまり。
ほんのり感じられるかも…と言ったくらいで。
色も手伝って、ミントと抹茶をほのわずかに混ぜたような雰囲気…でしょうか。
 
諏訪のイナゴソフトはイナゴがダイレクトに乗っておりますが、
だったら、粉わさびや生わさびがトッピングされていても、
もっと魅力的になるかも知れませんね。
 
 
さて、ひとしきり食べたので、お散歩の時間に。
 
 
Dscn4442
 
 
かの黒澤明監督の作品「夢」、
その最終章「水車のある村」の舞台になった水車。
この景色が多くメディアへの露出に使用されていますよね。
ようやく見る事が出来ました。
基本的に、大王わさび農場、入園料はかからない、無料ですから、
本当に何度も足を運ぶ事は出来たはずなのだれど。
 
実際に綺麗な景色に出会うと、
もっと早く見に来ていても良かったな、と思いました。
 
そして今は猫さんが園内をお散歩していると聞いていたのですけれど、
今日はタイミングが合わなかったみたいで、見る事が出来ませんでした。
 
 
Dscn4443
 
 
先程見たわさび田の対岸、反対側から眺めた景色。
正面奥の建物が先程、お昼ご飯を食べたレストランですね。
 
 
Dscn4444
 
奥の大王窟や大王様の見張り台を経て、
また入口付近まで戻って来ました。
 
「大王わさび農場百年記念館」
 
資料館になっていますが、
信州にならんで高名な伊豆、天城の山葵とは、
山葵の…イモの、種類、品種が異なるなど、
身近だからこそ知っている様で、
知らない山葵の知識が、色々と、とても興味深く拝見できました。
他にどなたもいらっしゃらなかったけれど…
でも、せっかく大王わさび農場にお見えになったなら、
立ち寄ることを、強くオススメ致します。
 
 
Dscn4445
 
 
さてさて、食べたいもの、見たいもの…目的を達したので、再び自転車にまたがりまして。
 
 
Dscn4446
 
手前の交差点を右に折れ、長い坂道の手前を左に。
「早春賦の碑」がある場所までやって来ました。
 
「早春賦」は、「早春に賦す」と言う言葉を表し、
「賦す」とは原義としては「漢詩をうたうこと、作ること」を意味するそうです。
「早春の詩をうたう」と言う意味なのですね。
 
1913年に発表された作詞・吉丸一昌、作曲・中田章作の唱歌で、
安曇野、また大町の早春の情景をうたったもの…とされているのだとか。
 
 
Dscn4447
 
 
ソーラー式のオルゴールがあり、ボタンを押すと「早春賦」のメロディを奏でます。
早春と違って、冬も目前、秋の日だけれど、
気持ちの良い空であって、風であって。
 
 
そのまま穂高川に沿って穂高駅方面へ戻って行き、
食事の時間も含めて全体を通して、2時間くらいの行程でした。
 
 
Img_2640
 
 
自転車を「しなの庵」さんに返却して、
同穂高駅前の喫茶店「ひつじ屋」さんでお茶の時間、ひとやすみ。
「しなの庵」の皆さんは、最後まで明るくテンション高めで、威勢が良いですね。
こうして穂高の観光の窓口となっていること、とても意義があることだと、
身を以って感じました。
同様に、ひつじ屋さんで休んでいると西からお見えになった方が、
観光の相談をされていたりもし、またこちらもそうした観光の窓口、
旅人さんが、より一層旅を楽しむためのお手伝いをされているご様子でした。
 
チャイとカフェラテで、ほっとする時間。
ふっと、打ち上げの様なものだから、
「あぁ、ビールが良いなぁ…」とは思うものの。
車で移動して来ていますし、夕ご飯時分まで我慢。
 
 
 
さてさて、そんなこんなで、1日の冒険を終えまして、
僕らが巣穴に戻って行きますところで、ちょうどお時間となってございます。
最後までお付き合い頂きまして、誠にありがとう存じました。
それでは、また次回。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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2016年10月22日 (土)

とくべつなクロヒメ。(2016年9月19日・黒姫高原)

 
 
 
貸切。
 
 
 
 
 
えー、気楽なところで一生懸命と言うところですが…。
 
スキー場を貸し切る…なんざ、
ええ、漫画の中の出来事でございますね。
そんなこと現実にあり得ない。
あれですか、
テレビ番組の「逃走中」はテーマパークを貸し切っておりますな。
なるほど、そうした理屈があれば可能かも知れない。
しかしながら、まぁ、
富がいくら売るほどあろうとも、
なかなか大型施設を貸し切りで、独り占めする…
こんな事は、まず起こり得ないもの、と考えておりました。
 
んー、
条件さえ揃えば、「そんな事もない」と言い放つことが出来ようと…。
楽しいも楽しくないも、
世間様が決める事じゃあございませんな。
当事者が楽しいならば万々歳でございます。
 
一目百万本と謳われる黒姫高原、旬花コスモスを拝見しに、
相変わらずのところ、YOKOさんとふたりで行って参りました。
 
駐車場に到着した所で、噺の幕開きとなっておりますが…。
 
 
 
 
Dscn3671
 
 
駐車場に到着。
普段、この先は今上ってきた道が見えます。
霧の中。
 
Dscn3672
 
皮肉めいて言うならば“タイミング良く”、
旅程予定があるから仕方がないのでしょうけれど、
観光バスが停まっている姿、少し切ないですかね…。
もっと天候の良い日に見て欲しかったなぁ、と。
 
いつもはもっともっと奥に駐車するのですけれど、
余裕のポジショニング。
 
 
 
Dscn3673
 
 
YOKOさんは合羽。
 
 
Dscn3674
 
 
自分はポンチョ式。
 
雨具、準備をして来ました。
 
「来る事に意義がある!」と思っています。
 
信州SAKEカントリーツーリズムで、
至近の「松尾」蔵、高橋助作商店さんの社長さんから、
このコスモスの存在を伺ったあの時から、
毎年、欠かさずに訪れています。
景色が綺麗だし、野尻湖を含めて、吹く風の心地好さは、
高原県の信州人としても、より一層澄んで感じられるもの。
 
来たかった。
9月はイベントばかりで、今日しかない。
行くぞ!…と思って出かけて来ました。
 
 
Dscn3675
 
 
リフト券を含めた入場券を買い求め、園内に入ります。
 
リフト券を注文すると、
 
「あっ…連絡しておいた方が良いんじゃない?」と言う楽屋の声が聞こえました。
 
リフト、動いていない模様。
 
 
Dscn3676
 
 
霧で一目百万本とは言えませんが、
灰色の景色の中でも鮮やかにコスモスは咲いていました。
リフト施設へ向かい途中のコスモス。
 
 
Dscn3677
 
 
僕らが向かうまでリフトは停止していました。
 
普段、停止することなどないリフト。
 
流石に、コスモスを見にこの装備でやって来る人はいない…と言う事でしょう。
 
Dscn3678
 
僕らだけを乗せたリフトが動き出します。
 
「乗車チケット、下りの分ももらっちゃいますね」
 
…他に乗り降りする人がいない様子。
普通は展望台から検札されるのだけれど、
「往復券を買ったよ」と話が通っているのでしょう。
 
 
Dscn3679
 
 
霧雨の様な状態で、スタート。
 
Dscn3684
 
霧が深いように見えましたが、ちゃんとコスモスを見る事が出来ました。
 
 
 
Dscn3685
 
 
普段、こちらにはカメラマンさんが座っていて、
写真を撮り、リフトを降りるまでに現像して、
記念として売っているんですよね。
それも毎年だと記念になって良いものなのですが、
この天候では流石にお見えになりませんでした。
貴重なカットの様に思います。
 
 
Dscn3686
 
リフトはぐんぐん木立の中を登って行きます。
 
 
 
Dscn3687
 
 
大雨でもないし、雨具のおかげで寒くもないし。
 
他に誰もいない空間と言うのは、何だか特別な心持ちになって、爽快。
 
 
Dscn3688
 
もう1段、先の景色へもう少し。
 
 
Dscn3689
 
 
普段はより黒姫山の頂に近づいて絶景なのですが、もちろん何も見えません。
 
 
Dscn3690
 
この「普段見えないものを見る」感は実に楽しいです。
 
今日だからこそ、ここにいるからこそ。
 
パーソナルな空間として感じます。
眼下にも誰も歩いていませんし。
すれ違う対向リフトにも誰もいませんし。
気の利いたゲームでも、モブキャラクターはいるものですけれど。
 
 
Dscn3691
 
ゴール地点が霧の中に見えて来ました。
 
 
Dscn3692
 
到着。
ウッドチップが引いてあるので、泥だらけになりません。
 
 
Dscn3693
 
 
温度は15℃くらい。
雨でひんやりしてはいますが、冷え込んだ…と言う訳ではなく。
 
 
Dscn3694
 
 
何も見えない高台の上。
 
普段ならば数多の山々、野尻湖が一望できます。
霧の中だと、この先が全く見えない別世界の様に見えて、
これはこれで絶景。
 
 
Dscn3695
 
 
本当に独り占め、と言う感覚。
ゲームの中にありそうな景色ですよね。ボス前とか。
 
 
 
Dscn3696
 
恋人同士で鳴らすらしい鐘も、
処刑台の様に見えてたいへん楽しいと思いました。
何だかこう、すごくハイテンションになっていました。
「あはははは!!」と笑っても、何にも響きませんし、聞かれる素振りもないですし。
 
 
Dscn3697
 
 
ベルを下げるフックも、ほら、ね?それっぽい。
それっぽいと大っぴらに言える空間も楽しいな、と。
 
ヴァーチャルリアリティなゲームの世界に、
YOKOさんと入り込んだような感覚でした。
アニメの見過ぎですかね?
でも、本当に貴重な心持ちを味わうことが出来たんです。
 
 
Dscn3698
 
シュールで良くないですか?
展望台と言う見晴らしの良い場所、
本来の景色に照らし合わせた山の図面が全く役に立ちません。
 
 
Dscn3699
 
 
展望台にあるポケストップで、ポケモン道具を2回ゲットしたので、
5分ほど楽しんだ模様。
(5分に1回、ゲットできると言う仕様なのでして)
 
早速帰ります。
係員さんも僕らの為に待っていてくれるのです。増長してしまいます。
 
 
Dscn3700
 
下りルートスタート。
 
 
Dscn3701
 
 
登りとは結構景色が違っていて、また綺麗なんです。
 
 
 
Dscn3702
 
降りて来ると、だんだんと野尻湖が迫って来る様に見え…
…見えるんです。晴れていると。
なので、眼下のコスモスを眺めたり。
 
 
Dscn3703
 
雨でコスモスも散り気味ですけれど、でも綺麗なものです。
 
 
Dscn3704
 
 
花畑を空中散歩。
 
 
Dscn3705
 
ゴール地点が見えて来ました。
 
 
 
Dscn3707
 
戻って来ました。
雨、少し止んだ頃合でした。
駐車場に着いた頃よりも人が増えていました。
ちらほらと。
 
 
Dscn3708
 
ご飯をここで食べてしまおう…とゲレ食を。
実は何気にここで食べた事ってないんですよね。
BBQブースは別メニュウで、こちらは経験アリですが、
BBQの屋外テーブルは少し寒々しいな、と今更に思う訳で。
 
 
Dscn3711
 
注文を済ませた後、
待ち時間に信濃町の焼きトウモロコシ、食べてみようかな、と。
 
 
Dscn3712
 
 
今日の品種はピーターコーンとのこと。
 
Dscn3713
 
茹でてあるものに、焼き目を付ける形なんですね。
醤油ダレを掛けながらジウジウと。
 
 
Dscn3714
 
「黒姫醤油ラーメン」は、900円。
ゲレンデお値段!
 
生姜の風味がします。
これは新潟に近い信濃町の土地柄ならでは…でしょうか。
 
 
Dscn3716
 
 
YOKOさんは「カレー南蛮そば」、これも900円。
 
 
 
 
Dscn3722
 
 
続いて黒姫温泉「アスティ黒姫」へ。
 
 
Dscn3717
 
 
こちらも始終貸し切りでした。
じっくり温まります。
 
 
 
 
 
 
 
「 この経験は、正真正銘“本日限定”だな! 」
 
 
…と思います。思いました。
いつかこの日を思い出すと、
とても素敵な心持ちになると思いました。
黒姫高原を貸し切りに出来た気分。
こんな事って、人生に何度ある事でしょう。
 
景色を見に行って、景色を見ていないじゃないかと、
そうは思いませんでした。
ふたりで、こうして体験すると言う事の楽しさを感じました。
 
「住めば都」と言うヤツですな。
昔の方は、ウマイ事を言っておりますよ。
楽しもうとすれば、いつだって楽しいものなんです。
 
「今年もまた楽しんで行こうじゃねぇか!」と心底感じる1日。
 
さて、本日はこれで黒姫、信濃町を後に致します。
またお目に掛かりますまでの暇とさせて頂きたく。
ご高覧の程、ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
 

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2016年10月19日 (水)

雨の中でも熱い、第2回信州SOUL!(2016年9月18日・Sakefeti 志賀泉酒造特設会場)

 
 
 
 
 
晴れたら良かった…とは思わなかった。
 
雨の中でも、最高に楽しかった。
 
昨年より一層思いのこもったイベントになっていたと思う。
 
雨へしっかり対応できていた事こそ、
 
その証。
 
 
 
 
 
えー、
誘惑箇所の多い中でございます。
いっぱいのお運び様で、誠にありがとう存じます。
気楽なところがよろしいんじゃないか…てンですが、
一生懸命に書いて行くことにしてございますンで、
どうぞ、
最後まで、よろしくお付き合いを願っておきますが…。
 
今年は本当に、天候が良くなかった。
10月も終盤になって、ようやく…と言った所ですな。
お天道様も何に恥ずかしがってしまったのか、
本当にお顔を出さなくなっちまってねぇ…
様々なものに影響が出ている、なんて伺いますな。
豪雨で浸水、氾濫だけでなく、
土砂崩れ、作物が育たない、作物を収穫できない、
雨が続き、植物も人間もまた病気がちになったり…
おしめりがないってぇのも、もちろん困るのですが、
何にでも度ってものがあるものでございましょう。
特に今年は、雨に恵まれ過ぎたのか…
本当に困った年を、皆様で過ごしている訳ですが…。
 
そうした命や生活に関わる内容ではないものの、
生活に活気活力、お楽しみを与える部分では重要になります…
各種のイベントも雨に降られて、涼やかな結果になっていると存じます。
晴れてこその屋外イベント、
もちろん安全も考えて中止になる、
雨を避けて人出が集まらない…そんなご苦労の多い年ですな。
私たち自身も雨で出掛ける機会が減った様にも思います。
 
今回、第2回の信州SOUL、いちばん印象的だった表情は、
「勢正宗」を醸す関晋司さんの険しい表情でございました。
普段は朗らかなお兄さんなのですが…、
最も真剣さを垣間見る瞬間、造りの時期はあんな感じなのかしら…と、
そんな様に想像も致しますよ。
昔「父ちゃんは造りの時は鬼になる」なんて仰っている頃合がありましたが、
そうした側面もしっかり継いでおられる…、これは考え過ぎでしょうか。
 
当日の雨の降る中、会場を険しい顔で歩いておられる様を、
何度も何度も拝見しました。
会場に不備がないか、パトロールされているご様子。
私たちが座しておりました席ではその姿をよく拝見したものですが、
それぞれの場所で、主催者の皆さんが、
心を凝らし、懸命に支えて下さったイベントだったと痛感致します。
 
だからこそ、だからこそ…です。
私たちは、心から楽しむ事が出来たと感じています。
そうですね、第1回より更に楽しみました。ええ。素晴らしい事です。
大雨であっても、
前回より、もっともっと楽しく美味しく過ごす事が出来たと言う、
その真剣な心意気を感じました。
 
さて、そんな熱い雨の日の一席を申し上げます。
普段は、車で移動する信州中野、お酒呑みのお噂ですンで、
徒歩と電車にて目的地を目指します。
最寄りの駅に出掛けて行きますと噺の幕開きとなっておりまして…。
 
 
 
 
 
僕より、どちらかと言うとYOKOさんの方が雨は苦手で。
 
 
「 雨だなぁ 」
 
 
…と、当日の朝を迎えておりました。
くるんくるんと髪の毛がまとまってしまうらしく。
 
寝起きの様な憂鬱さが雨の日は続くもので、
寝起きだけでなく、家を出る時、駅を出る時、お店から出る時と、
都度、「雨だなぁ」と思う。
 
自分は…と言うと、飛び上がりモンの性格故に、
もう、信州中野市へのお出掛けに、ウキウキとしていたところ。
雨が嫌いじゃないから、親身にYOKOさんの鬱蒼とした気持ちには寄り添っていない。
ひどい奴があったもんで。
 
 
Dscn3603
 
 
松本駅に到着し、「特急しなの」に乗り換えます。
途中、珍しくカメラを持った方々が沿線に見える…と思っていましたが、
これが目当てだったのでしょうか。
「寝台特急カシオペア」との文字。
 
 
Dscn3604
 
 
JR長野駅に到着して、すぐに長野電鉄の長野駅構内へ。
専用列車も、このあと発着するんだそうで、
菰樽のセットアップ中でした。
 
券売機では、愛知県から…
結局、おそらく9月10月は、ほぼ毎週信州へ訪れていた、
maikoさんご夫妻とお会いします。
申し合わせた訳ではないのだけれど、自然と遠方からの移動だと、
この時間、この電車になりますよね。
 
 
Dscn3605
 
せっかくのロマンスカーですから、
先頭車両の先頭が嬉しいぞ…っと走る走る。
 
 
Dscn3606
 
 
先客1名で「やった!」と思いましたが、
なんとその男の子が最前列4席を確保。
…ううむ。
仕方がないけれど、2席分しか取らないと思っていたから、
ぬか喜び状態で、やるせない…。
いや、大人気ないって言えば、そうなのだけれど、
旅はめいっぱい楽しみたいですから。
 
 
Dscn3607
 
 
長野電鉄の改札後にはトイレがないので、
一旦、改札を出てトイレに行った帰り道。
着々と菰樽の準備が進んでいた光景。
 
 
Dscn3609
 
 
出発前、一応記念に前からもロマンスカーを撮影。
焦って、上手く撮影できませんでしたけれど。
 
 
 
Dscn3617
 
 
しばらく地下区域を走り、お馴染みの見所へ。
 
 
Dscn3618
 
 
出口が見えて、「わっ」と光が入り込んで来ます。
 
Dscn3619
 
 
Dscn3620 36
 
 
 
 
 
Dscn3621
 
 
無事にイベントを済ませ、のんびり電車旅へ。
 
ポケモンGO、届いたばかりのポケモンGOプラス、
そして、バッテリー充電器。
 
 
Dscn3622
 
 
中野駅に到着しました。
印章に使われる様な…
篆刻書体に似た文字で彫られている、信州中野駅の看板。
 
シャトルバスも来ると伺ったのですが、
ご案内の通り、ポケモンGOは歩かないと捗らないゲーム。
雨は降っているものの、
信州中野の街を歩く楽しみも僕らは謳歌したいので、
皆さんが雨宿り、バス待ちの中で、
ふたり、駅から飛び出します。
 
 
Dscn3623
 
 
駅から志賀泉酒造さんへ向かう途中、
前回とはちょっと異なるルートを辿ったのですが、
その中で、「Sakefeti」の中核の存在である、
「和喜多」さんの前を通りました。
もちろん今日のイベント「信州SOUL」のポスターが張り出されていました。
いつか遊びに来てみたいものです。
 
 
Dscn3624
 
 
「食酒楽会」でお馴染み、善光寺屋酒店さん前を通ります。
 
 
Dscn3625
 
 
今度は「勢正宗」蔵、丸世酒造店さん前。
 
 
Dscn3626
 
 
王日神社に辿り着きます。
この奥、本殿の脇を通り抜けると、志賀泉酒造さんに到着。
「信州SOUL2016」の会場となります。
 
 
雨の中のテント下でのイベント。
時折、止む時間帯も少しばかりありましたが、
概ね、降り続いていましたね。
シャトルバスで先に到着していたmaikoさんご夫妻が、
僕らの席も確保して下さっていて、とても助かりました。
その節は、本当にありがとうございました!
 
 
Dscn3627
 
早速昨年同様に、
いつもお世話になっている「三幸軒」さんのフードブースへ。
 
今回のメニュウはこちら!
 
Dscn3628
 
 
信州みゆきポークを使った「水餃子」!
醤油ダレには「中野醤油」さんの醤油を使っているそうです。
 
これ、実に美味しかったですね。
ひとつの食事が餃子に始まって餃子に終わっても良いくらい。
一粒一粒もかなり大きく、食べ応えありました!
 
 
Dscn3629
 
 
「牛すじときのこの煮込み」も、すごく良かった。
旨味が充満した味わい。
きのこが味を出してくれていて、
バイリングなど食感の良いものもたっぷり入っていて、
酒呑みにはたまらない肴になります。
牛すじもよく煮込まれていて、とろとろで柔らか。
最高でした。
 
 
Dscn3630
 
 
maikoさんが買い求めてらしたピザ、ご相伴に預かります。
これ、昨年も同様に500円なんですよね。大変リーズナブル。
 
 
 
Dscn3631
 
 
今年の「信州SOUL」のお猪口は、こんなカタチ。
ポスターの色に合わせて…でしょうか。赤色。
 
 
Dscn3632
 
 
昨年同様、
別料金ですが、
山ノ内町・志賀高原ビールの樽生を飲むことが出来るので、
そちらをもらいに来ましたが…
…このあたりの流れは、大町の呑み歩きと一緒ですね。
「ねぇねぇ、ビールからが良い」とYOKOさん。
歩いたあと、ひとごこち付く様なカタチ…ですね。
 
 
 
Dscn3633
 
 
昨年は1液種でしたが、今年は2液種に増えていました。
人気だったのでしょうか。
 
昨年同様の「DPA」、ドラフトペールエールと、
「IPA」の2種類。
こう…持って来て置いてしまうと、
どちらがどちらが分からなくなるのだけれど、
飲んでみると歴然としたホップの香の差があり、すぐ分かりますね。
 
 
 
Dscn3635
 
 
日本酒のブースはそれぞれこんなカタチでした。
ひとつのテントに2蔵お待ちかね…と言ったところ。
 
 
Dscn3634
 
 
信州中野「岩清水」、小古井さんのお酒から。
 
小古井さん、髪の毛なんかはビッショリと濡れていて、
準備等の作業、相当大変だったんだと伺えるものでした。
そう、入口で「和喜多」のおかみさんにもお会いして、
やっぱり同様に、濡れていらして…本当、手作りのイベント、
皆さんが並々ならぬ情熱で会場を設営されたんだと、
本当に頭が下がる思いでした。
 
「岩清水」蔵、ラインナップは、
岩清水・純米吟醸・袋吊り無濾過本生、
中野土びな・本醸造・吟醸式瓶火入れ。
 
純米吟醸、並み居る強豪…他の蔵元さんと比べても、
やはりお気に入りみたいで、何回かお代わりを取りに行きました。
体にちょうど良い。
重さが心地好く、また軽い印象で残りもし、何より雑味を感じず、渋味も重く残らない。
本当に良い塩梅に仕上がっていると思います。
生だからこその押し味があって、
逆に、お隣の本醸造は、和やかな印象のまま終わりますね。
我が家の定番酒とも言えるもので、冷酒、冷や(常温)、お燗酒、どれを取っても魅力がある。
温かみある風情のお酒だと思います。
 
 
 
 
Dscn3636
 
会場でもある信州中野・志賀泉酒造。
「志賀泉」や「内山乃雫」など銘柄がありますが、
近年は「一滴二滴」を推していらっしゃる様に感じます。
前日のTV放映、宣伝された番組内でも、
実際に「一滴二滴」が飲まれていましたが、なんだろ、
テレビの前で「わぁ、志賀泉のお兄さんだ!一滴二滴だ!」と、
にわかに騒いだ後だったので、
こうして目の前にして、それだけで嬉しくなっちゃいますね。
 
本質的には同じお酒…だと言います。
一滴二滴・特別純米酒「雪中生貯蔵酒」、
一滴二滴・本醸造「雪中生貯蔵酒」…の2種。
 
純米の雪中貯蔵、まろやかさがあり美味しいと感じました。
旨味によって味が乗っている感覚と言うよりも、
お酒のツルンとした喉越しが増した様に感じました。
逆に、本醸造はキレがある雰囲気で、個性を両ボトルから感じるものでした。
 
 
 
Dscn3637
 
信州中野「勢正宗」蔵は、
今年から発売された純米「サマーカープ」、
純米「オータムカープ」のラインナップ。
サマーカープは、もち米熱掛四段仕込み純米生原酒、
オータムカープは、純米酒ひやおろし。
 
…広島カープ、25年ぶりのリーグ優勝を果たした今年、
それを知って、このラベルを出すなんて事は出来ませんから、
必勝勝鬨縁起のお酒「勢正宗」の効果が、むしろあった…のか、どうでしょうか。
 
勢正宗さんのラインナップの中でも、
特に明るい印象を、それぞれのお酒から感じました。
他が暗いって言う訳ではもちろん無く…カラッとした印象なんです。
軽いか…と言うとしっくり来る言葉ではなく、
勢正宗流の爽やかさを体現した、そんな感じでしょうか。
 
 
 
Dscn3639
 
 
山ノ内町・玉村本店「縁喜」蔵ブースには、
主催者さんでもある須坂の新崎酒店の旦那がお見えになっていました。
お無沙汰しておりまして~。
新崎さんから仕入れたお酒は、厨十兵衛さんでも、よく拝見します。
 
縁喜・純米吟醸“自家栽培米美山錦”白ラベル、
縁喜・純米・赤ラベルのラインナップ。
 
縁喜、この白いラベルは特別純米のイメージがあるのですけれど、
純米吟醸規格にグレードアップされたのか、
はたまた新しいボトルなのか。
白いラベルの特別純米は、結構なお気に入りのお酒で、
その好みの部分を、より一層引き出した様に感じる味わいでした。
美味しい。
まろやかさと香味のバランスが良く、全体的に華やかな印象が漂います。
赤いラベルは、昔からの縁喜さんの日本酒に沿う雰囲気。
そう、好みとしては白いラベル側の味わいが好みなので、
とても覚えが良かったんですよね。
 
 
Dscn3640
 
信州篠ノ井・東飯田酒造店「本老の松」蔵、
TwitterでのHNで言う所の納豆巻きの若旦那がお見えになっていました。
 
 
 
先日、新しくなったラズベリーリキュールのボトルに、
YOKOさんの写真を貼り付けて頂いて、誕生日プレゼントにした件、
まずは、とってもお礼を言いたかったので、
伝えられて良かったです。ボトル、大切に飾ってあります。
何でも依頼第1号だったみたいで、なお記念になりました。
 
 
Img_2140
こんな感じ。ビールで割ってもウマイ。

Img_2242


奥に任意の写真を配置してもらえます。
河津町の桜とYOKOさんのショット。
 
 
お酒は本老の松・本醸造“生原酒”、山廃純米ひやおろし“純”の2種。
どちらもしっかりした性格のお酒で、
雨の中、少し冷え冷えとして来てしまった体には、
この強い味わいを持つお酒が合いました。滋味ある旨味。
 
 
Dscn3641
 
 
ブースに戻ると、maikoさんが、
初参加となる飯山市の「旬菜料理はた乃」さんのお弁当をお買い上げになっていました。
(そして写真を撮らせて頂きつつ、相変わらず甘えてしまいました。感謝ですっ)
 
 
Dscn3642
 
 
説明書きもしっかりとあって、
確かこれで1000円だったかと思いますが、ちゃんとした造り、豪華さ。
これは良いもの、でしたね~。
 
 
Dscn3644
 
 
フードの追加で、
「屯」の信州みゆきポークのタレ串カツ。
 
昨年より、フードブースの並びが少なく、
買い求めやすかったのですが、
雨と言うより、様々な改良があったのでは…なんて思っています。
 
 
Dscn3645
 
 
同じく「屯」、福味鶏のから揚げも。
 
 
 
Dscn3647
 
 
信州篠ノ井・西飯田酒造店「積善」へ。
前日、銀座NAGANOでイベントがあったはずで…
それを伺うと、やはりトンボ帰りだったそうで、
たいへんですけれど、「59醸」メンバーでもあり、
信州のお酒を、食をより良く知ってもらうためには、
とっても必要な事でありまして。お疲れさまです!!
 
何でも今回のなでしこの花酵母、特例的に醸したそうなんですけれど、
私、かなり気に入っております。
 
積善・純米吟醸・“なでしこの花酵母”
積善・純米吟醸生・“オシロイバナの花酵母”
 
なでしこの花酵母自体は以前からもありましたが、
味わいのバランス、
いつもの雰囲気より、ずっと軽くて繊細さを感じるもので、
美味しいと感じました。こう言う雰囲気のお酒も「積善」の中にあるんだなぁ…と。
オシロイバナの方は、まさにいつもの酸の生きた路線でした。
力強さもあり、飲む醍醐味があるカタチ。
 
 
Dscn3648
 
信州千曲・長野銘醸「聖山」蔵、
「姨捨正宗」を醸す蔵元さんの製造責任者になった竹内さんブランド。
年々、酒質が…
酒質が上がっていると端的に言うより、
もっと「目的のお酒を醸し始めている」のだと感じます。
蔵の改良にも着手されておられるようで、目の強さがかなり違いますね。
逞しい、勢いのある目をされておられました。
 
聖山・純米吟醸おりがらみ、
聖山・特別純米・無濾過生原酒おりがらみの2種。
 
右の青い瓶、純米吟醸、
アルコール度数は15度、しっかりあるのですが、
それを思わせない、良い軽さがあります。
悪い意味でなく、感じ方として13度前後、
体に負担を掛けない印象の飲み心地。
メロンやバナナの香が主体で、少しパインの香も拾います。
芳しさで前半を風そよぐ心地好さで駆け抜け、
喉の奥にはとろみが残る様な…そんな感覚です。
良いボトルです。
家で飲むと、ついつい過ごして床で寝始めるタイプのお酒ですね。
左側は、比べてしっかりとした飲み応えを持っていました。
 
 
 
Dscn3649
 
 
信州佐久・伴野酒造「澤の花」蔵、
社長兼杜氏さんに、久し振りにお会いできました。
元気そうで何より。
 
澤の花・純米吟醸ひやおろし“満ち月”、
澤の花・純米大吟醸のラインナップ。
 
どちらも、すごく美人のお酒…と言う印象。
清楚可憐潔白。
純米大吟醸は膨らみが穏やかに、でもじっくり広がって行き、
満ち月は、比べるとサッパリした全体で、楽しむ時間も短く済む印象。
だからこそ、食中酒的な雰囲気があって、
少しだけ感じる酸の雰囲気、渋味が支える骨格も、必要な味わいと捉えます。
 
 
 
Dscn3650
 
信州大町・薄井商店「白馬錦」蔵。
こちらはつい先日、「北アルプス三蔵呑み歩き」でも味わったもの。
その中でラインナップになかった、
「白馬錦・特別純米“きらり”」を頂きました。
ラインナップの中でも結構好きな方なんです。
 
 
Dscn3651
 
信州小布施・高沢酒造「豊賀」蔵。
 
写真の奥に見えるのは、三幸軒のチャーハンですね。分かります。
お贔屓のお店が一緒…と言うだけで、すごく嬉しくなるもので。
 
青色ラベル、
純米吟醸は、YOKOさんのフェイバレットボトル。
座席の確保の関係で、
自分が遊撃隊の様に蔵元を回り、
YOKOさんのいる陣地へお酒を持って帰る様なスタンスで飲んでいたのですが、
銘柄を言わずに、
「結構、好みだと思って」と持って帰った豊賀を差し出すと、
「……これ、豊賀?」と言い当てるくらいの相性。
お気に入りの美味しさがある、これは素敵なことです。
 
緑色ラベルは、比較的新しい造りのお酒なんだとか。
熟成の伸びしろがある…とも思うの意味かと思うのだけれど、
現状で、酸の立ちが感じられて、
中華料理、それこそ三幸軒さんのお料理と共に、
何なら油琳鶏などと合わせて楽しんでみたい、なんて浮かびました。
 
 
 
 
Dscn3652
 
 
トイレ休憩。仮説トイレが設置されていました。
広い敷地だからこそ、こうして遠くに配置できますね。
 
 
 
 
Dscn3653
 
 
信州大町・北安醸造「北安大国」蔵。
北安大国・純米吟醸原酒ひやおろし、
北安大国・純米「豊響(みのり)」の2種類。
 
先達て白馬錦の項でも触れた、
9月初めの「北アルプス三蔵呑み歩き」でもお会いした、
伊藤社長さんに再びお会いしました。
 
ところで、最近御嶽海関を見たいが為に、
大相撲ニュース、試合結果を気にする様になりましたが、
その中で「豊響」関なるお相撲さんがいらっしゃるんですね。
境川部屋の方だそうで。
読み方は違えど、
勢正宗さんも「勢」関とご縁をお作りになっていたので、
何となく、こちらでもご縁があると素敵だなー…
…なんて思ってしまいました。
 
味わいは十分に知っている北安大国。
けれど、大町で大町の食と共に頂くのと、
こうして強豪揃いの場で頂くのとでは、
やっぱり感じ方が違いますね。
より個性を際立たせて、感じられました。
 
 
Dscn3654
 
信州小布施・松葉屋本店「北信流」蔵。
 
録画した信州関連番組を見ていて驚いたのですが、
それがアポイントがあっての事か否か、
視聴者としては分かりませんけれど、
小布施町を特集する番組、
アナウンサーが小路を抜けた先に、
何気なく庭掃除をしておられる、
当日もお見えになっていた蔵元さんが登場されて、
蔵も小布施も案内されていましたが、
お話した事がないにしても、
「お顔は知っている」方が、
突然、テレビに出て来ると驚きますね!
代々、蔵元家業の家系にある方ですから、
小布施の街を案内することに、
これほど適任な方はいらっしゃらないでしょうし。
 
熟成に関して、かなり以前から取り組まれている蔵元さん。
熟成を感じるお酒、中量の乗りがあるお酒と2種のラインナップでした。
 
 
Dscn3655
 
信州上田塩尻・沓掛酒造「福無量」蔵。
 
現杜氏さんが築き上げた「互」も好きなのだけれど、
この蔵元さんがすごい事には、
地元ブランドである「福無量」も、とても美味しいこと…
甘味があって、お米を炊いた時みたいな雰囲気を内包していて、
パンチ力、酸の勢いを感じる「互」と、
また別角度の美味しさがあるんだと個人的に思っていて。
 
そんな中で「福無量」銘柄での参加は、
嬉しく思いました。
「互」は居酒屋さんでも飲むことが出来るだろうけれど、
逆に長野酒メッセに仕事の関係で不参加の今年、
なかなか「福無量」には上田に行かないと辿り着けない…
…そう思っていましたから。
 
「郷の舞」は、久し振りに飲んだけれど手放しに和む。
良い雰囲気です。美味しい。
吟醸原酒は綺麗で上質な…上等なお酒と言う品格。
 
 
Dscn3656
 
 
信州飯山・田中屋酒造店「水尾」蔵。
 
水尾・純米「一味」、
水尾・特別純米「金紋錦」の2種。
 
個人的なイメージだけれど、
「水尾」って晴れた日、ハレの日に似合うお酒だと思うんです。
良い意味で重みを残さないと言うか。
逆に、雨でしっとりした温まりたい日には、
何と言うか…ううむ。
特別純米「金紋錦」は相変わらず綺麗なお酒で、
ツンデレで言うなら、まだツンの状態…かな。
 
 
Dscn3657
 
 
信州飯山・角口酒造店「北光正宗」蔵。
 
北光正宗・特別純米原酒ひやおろし、
北光正宗・山廃純米“実りの秋の山廃純米80”の2種。
 
山廃純米、maikoさんに少し試させてもらったもので、
お菓子感のある甘さ、ポップな甘さが印象的でした。
カチッと筋道立った雰囲気、スマートなお酒が北光正宗には多いと思っていますが、
80%精米の効果か山廃効果…
これはどちらかと言うと「奈良・大倉」の様な新世代の山廃感があり、
旨味のノリもあって、良かったです。
 
 
Dscn3659
 
 
「和喜多」さんの焼き鳥メニュウ。
 
 
 
Dscn3660
 
ぼたんこしょうつくね、
信州黄金シャモ串、
中野ボール(ぼたんこしょう入り自家製さつま揚げ)…のセット。
 
昨年も食べて美味しさは知っているつもりだけれど、
改めて、やっぱウマイです。
 
不思議なご縁があるもので、
FacebookでFriendになっているN村君が、
現在、中野市住まいなのだそうで、
和喜多さんで、
岩清水の「ごわりんご」や「理」を飲んだ写真をアップしており。
いつかは自分達も飲みに出掛けてみたいものですね~。
 
 
Dscn3661
 
 
信州中野・たかやしろファーム&ワイナリーさん。
 
 
こう…異業種と言うか。
酒造業だけれど、日本酒のイベントの中にいて、
けれど、やはり美味しいものは美味しいです。
日々の生活にワインが無い自分であっても、
たかやしろさんのワインは、自分の酒ライフに一緒にいて欲しい。
そう思います。
パンフレットにはシャルドネとメルローの2015、2種類の記載でしたが、
赤白、それぞれのエステートもお持ちになっていました。
いちばんお値打ち価格のエステートですけれど、
それが、本当美味しいんです。美味しく飲むことが出来る。
眉間に皺を寄せて「むむむ」と詩的表現を考えながら飲むのではなく、
シンプルに「あ、美味しい!」と、
酒ライフ、日常に入って来てくれる味わいなのです。
芳しく中庸。甘過ぎず辛過ぎず。
 
今回は中野市からの帰りに寄る事が出来ないけれど、
特に、リースリングやケルナーが今まで飲んで来て気に入っているので、
またワイナリーに買いに行きたいなー…と思います。うん。
 
 
 
 
出来たらY本さんにお会いしたかったけれど、
ともあれ吉報は続いているし、忙しくなりそうであるし。
 
帰りの電車、都合の良い連結のある時間にて、
少し早めですが、
僕ら…僕とYOKOさん、maikoさんご夫妻と共に、
会場を後にしました。
 
雨は降ったり止んだりで…
1度止んだかと思っても、また強く降って来る様な雲行きでした。
来年以降は晴れて行くと良いなぁ…なんて思います。
それは、
今回の第2回が満足できなかったから…ではなくて、
今後、晴れて行くと、ほら、
「第2回は雨降ってたいへんだったなぁ」なんて、
皆で笑い話になるじゃありませんか。
 
「sakefeti」のメンバーは皆さんお若い方々ですから、
そうして続いて行って、振り返る事が出来ると良いなぁー…なんて、
そんな風にも思いました。
自分も同世代。
頑張っている皆さんが眩しいくらいで。
参加者として、この楽しみをずっと味わって行きたいですね。
 
 
Dscn3663
 
 
帰りの電車もロマンスカーにて。
今度は先頭車両とか気にしません。
 
 
Dscn3667
 
 
「お帰りきっぷ」のおかげで、
戻りの電車がたったの200円で済んでしまいます。
これは大助かり。
 
 
 
 
 
そんな訳で、夕刻過ぎには巣穴に戻って来ていました。
そして21時過ぎには、ほぼ寝入る態勢で。
 
やはり移動距離が長いと疲れますね。疲れます。
けれど、なんて心地好い疲れだったでしょうか。
心地好いと思うくらい…それが程と言うものなんでしょうね。
 
目を閉じると、その中ではまだ雨の中、
雨と人の喧騒がさざめいて。
 
それは、一見するとちょっと眠りを妨げそうに思うかも知れないけれど、
今日の1日、今だけは楽しさを象徴するような子守唄。
 
巣穴で夫婦まあるくなっているところ、
本日はここまでとさせて頂きたく存じます。
 
眠くなること、眠ることの境を覚えないくらい、
安らかな寝入り端で…。
 
 

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2016年10月12日 (水)

第9回・北アルプス三蔵呑み歩き(2016年9月3日・信濃大町)

 
 
 
 
 
悠々自適に飲酒日和を楽しむ。
 
 
 
 
 
 
えー、誘惑箇所の多い中でございます。
いっぱいのお運び様で、誠にありがとう存じます。
気楽なところがよろしいんじゃないか…てンですが、
一生懸命に書いて行く事としてございますンで、
どうぞ、最後までお付き合いを願っておきますが…。
 
 
んー…
昔の方が残す言葉には、金言が多いですな。
金言だからこそ、残る…と言い換えてもよろしいのかも知れません。
今回、この1日と申しますものには、
「人間万事塞翁が馬」…と言う言葉を思い出しました。
人生における幸不幸は予測し難く、
安易に喜び過ぎたり悲観し過ぎたりしない方が良いと言うこと、
転じて、
どうなんでしょうね、
考え過ぎて動かないよりは、気楽に動く事を推奨する様な…
…そんな意味合いとしても捉えられているんじゃねぇかな…って思います。
ケセラセラ、どうにかなるさってナ。
不幸が起きても、それが不幸とは限らない、
幸運が舞い降りても、それが凶事の引き金になるかも知れない…って、ねぇ?
 
酒飲みのお噂として、
真剣に試飲するも楽しく、仲間とワイワイっと車座になるも楽しく、
大町の街全体が動くような印象にあって、
「こう!」って楽しみ方はナイんだと思いますね~。
酔って千鳥足が如く、
あっちの水も旨そうで、こっちの水も旨そうで、
フラフラ、フラフラと思うさまに楽しむ…
イベントが9回目、僕とYOKOさんも2回目から参加している訳で、
街の楽しみ方は、それなりに掴んでいるつもり。
でも、今回のこのパターンはこれまで無かったですよ。
辿り着いた場所で、ビールを飲んで〆たってンですから、
実に、面白い流れであった事が伺えますでしょう?
 
 
僕らが初参加した第2回:
大町と言う街を感じ日本酒を感じ僕は飲む。(2009年9月12日・大町三蔵呑み歩き)
 
前回:
第8回・北アルプス三蔵呑み歩き(2015年9月5日・信濃大町)
 
さぁて、いつもは1年後に焦って書いていたりもする内容ですが、
なんと、今回は1ヶ月ちょっとで更新ですよ、ええ。
ちょっとしたミラクルであります。
盛り上げて行きますよ!(川柳川柳師匠の様な口ぶりで)
 
さっ、
どうぞ、最後までお付き合い下さいませ。
 
 
 
 
Dscn3413
 
 
松本駅、大糸線のホームから。
 
今年は久し振りに呑み歩き記念臨時列車に乗って大町へ向かうことにしました。
午前中に用事があったから…だけれど、
昨今の流行は開始前に行って、ご飯を食べてからイベントに臨むカタチでした。
 
 
Dscn3414
 
 
電車の中では蔵元さんが大町の案内を配っておられました。
 
 
Dscn3415
 
 
信濃大町駅に到着。
アルクマさんやおおまぴょんなど、
ゆるキャラさん方がお出迎えしてくれました。
 
 
Dscn3416
 
 
思い思いの乾杯先へ向かう皆々様。
そして、僕らも。
 
 
Dscn3417
 
 
大町駅前のこのコンパス、ポケストップであります。
駅から伸びる商店街、いくつかポケストップ設定があって、
歩くだけでも、少しずつですがアイテムの回収が出来ました。
不思議とポケモン自体はあまり出会わなかったので、
補給に向く様な印象ですね。
 
 
Dscn3418
 
 
目的地「横川商店」さんに行く途中の交差点。
「いーずら大町特産館」がある交差点ですね。
 
 
Dscn3419
 
続くアーケードの中に、菓子司「柴田」さんがあります。
今年も1日限定のお菓子「酒蔵散歩」を買い求めましたし、
お袋からは、
大好物の羊羹「紅花いんげんの蒸し羊羹」の注文を託されていました。
事前に電話をして予約をし、
この「呑み歩き」の終盤に受け取ろうと言う算段。
我ながら完璧です。
 
 
Dscn3420
 
 
フリーマーケット会場。
更にその先、横川商店には多く人が賑わっていることが分かります。
 
 
Dscn3421
 
 
「ヤマジュウ・横川商店」さん、イベント開始の15時直前。
とても賑わっておいででした。
僕らはご縁があり、いつもお世話になっているので、
やっぱり、ここからスタートが良いです。
 
 
Dscn3422
 
 
乾杯の時間も近いので、それまで待とうと思っていたところ、
「ねぇねぇ」と僕を呼ぶYOKOさんの意図。
 
先ず一杯で喉を潤します。
 
 
Dscn3423
 
間もなく乾杯酒が配られ始めました。
今年も信州上諏訪・本金・純米大吟醸にて。
 
昨年までは「大吟醸」でしたね。
新しい取り組みとして、
酒造好適米「雄町」での醸造は存じ上げておりましたが、
大吟醸から純米大吟醸への変更もされいたんだなぁ…と、知る訳で。
 
今年も宮坂の旦那が…と、いつもの調子で「旦那」と書くと、
宮坂性の多い上諏訪だと、どなたか分からなくなりますナ。
杜氏である恒太朗の旦那もお見えになっていて、
実際に買って飲んだ「純米吟醸・雄町火入れ」の話や、
この純米大吟醸の話もすることが出来まして。
純米大吟醸、かなり美味しかったです。本当。
純米とアル添の差…なのか、
昨年の凛とした華々しさが、
少し柔らかな、柔和な雰囲気に感じられるものでした。
屈託が無く、煌きを湛える雰囲気は変わらないのだけれど、
本当、柔らかさが颯に駆け抜ける感覚は、
相反する表現ですけれど、
でも、実在していた…そんな味わいでした。
 
蔵にも存在していない稀少なお酒を、
やはりご縁、繋がりの先、
取り扱う酒屋さんと醸造する蔵元さんとの繋がりがあり、
こうして毎年、楽しむ事が出来る。
それはとても素敵な心の通い路の中、あるものです。
 
 
Dscn3426
 
 
横川の大旦那の挨拶から、乾杯式が始まります。
 
 
Dscn3431
 
 
青空へ向かって、乾杯!
 
 
 
 
 
 
 
Dscn3432
 
 
 
乾杯後、僕らは「北安大国」を醸す「北安醸造」蔵へ向かいました。
写真のYOKOさんが下を向いているのは、「ポケモンGO」をしているからです。
念のため。
 
 
Dscn3433
 
毎年、いや年々、北安醸造さんのフードは進化している…
…とは昨年も思った事ですが、今年はなおすごい!
 
「本日のおもてなし」として、こんなリストまでありました。
 
酒の肴だけでなく、
地元ではすっかりお馴染みだけれど、
観光の方なら、きっとすごく嬉しいはず、
お菓子の「雷鳥の里」も、お皿にてんこ盛りになって置いてあり、
「この1蔵で移動しない人、留まる人、
 または他2蔵を回って帰って来る人」を生み出していたのではないかと思います。
…お酒はたっぷりある中で、この充実ぶりは、
まさに「おもてなし」を感じました。
 
でも、何となく…
どのイベントであっても一介の僕らにも笑顔で対応して下さる、
伊藤社長さんならば…と、何となくですけれど、
納得できてしまう心持ちもありますね。
 
その2週間後に信州中野市でお会いしましたが、
やっぱり、素敵な笑顔で応対して下さいましたもんね。
 
 
Dscn3434
 
 
蔵内の壁に、なんとクラフトビアフェスティバルin松本のポスターが。
 
日本酒のイベントなら分かるけれど、
こうしてクラフトビールのイベントの告知もあるとは、なんて素敵な事でしょう!
 
 
Dscn3436
 
最近、地下を掘って湧き出た水。
凄まじい勢いで湧出していました。
まだ水質検査の結果が出ていないので飲むことは出来ませんが、
見た目に清冽な水が豪快に釜から溢れ出ている様は、
涼しげ…を通り越す勢い。
 
 
Dscn3437
 
 
蔵内へ戻ります。
 
 
Dscn3438
 
 
この賑わいです。
「北安大国」もそれぞれ試飲させて頂きました。
 
蔵を出て、
外で杜氏である山崎の旦那にお会いする事が出来、
なんとか美味しかった気持ちを伝えようと思い、
詳細を伝え…伝えようとして、
どうでしょう、うまく伝わったのでしょうか…。
 
今年のひやおろし、とても柔らかな印象を抱きました。
雑味がまず感じられず、柔らかく伸びる…と思いました。
お餅を、ぬるーん…と伸ばした様な。
それでいて、軽くあり、
北安大国らしい甘味もあるのだけれど、
いや、いつも重く感じたりもしないのだけれど、
より穏やかに軽さがあって良かった…と思ったんです。
 
…でも、甘くないと言う言葉、
軽いと言う言葉を安易に使うと、
「あれ、これってネガティブに伝わったりしちゃうのか?」と、
考えたりもしてしまって焦り、
なんだか、山崎杜氏の笑顔も爽やかで、
より一層、焦ってしまったんですね。ええ。
伝わったかなぁ。伝わっていて欲しいなぁ。
今年の秋上がりも実に美味しく頂きましたよー!
 
 
 
 
Dscn3439
 
 
続いて「白馬錦」を醸す「薄井商店」蔵へ。
入口、事務所付近はそんなに混んでいないのだけれど。
 
Dscn3440
 
 
やっぱりすごい人出で。
 
掻き分けながら、どんどんと進んで行きます。
 
 
Dscn3441
 
 
お品書きをメモ代わりに撮影。
 
 
Dscn3442
 
これ、どこかのプライベートブランド品なのかしら。
初めて拝見する銘柄でした。
 
水そのもの、と言った印象のお酒。
 
 
Dscn3444
 
やっぱり、秋上がりを楽しむ…と言った目的もありますよね。
9月9日に解禁日を迎える信州の秋上がり、ひやおろし酒とキメがある中での、
少しだけ早く蔵出しされていると言う事もあり。
 
 
Dscn3445
 
純米吟醸で無濾過生原酒…って、
通常のラインナップにあったでしょうか。
何となく、これも珍しい様に感じました。
 
白馬錦らしいシンプルな造りのお酒。
 
 
Dscn3446
 
今年も社長さんが担当されていたお燗酒のブース。
毎年、名物のような…すごい人気ぶりになっていますよね。
 
 
Dscn3447
 
 
全ての試飲は難しそうだなぁ…と、とりあえずの脱出。
アレですよね。奥に集中しちゃう感じですから、
敷地内に3~4箇所に試飲台を設けて分散させても良いのかもですね~。
そうすると人の流れもかなり変わって改善するかも。
 
Dscn3448
 
 
ふと、スマホの画面を見ると、時計の表示は16時を過ぎていました。
(画面はもちろんポケモンGO)
 
 
「よし、YOKOさん、横川さんへ戻るぞ!」
 
 
Dscn3449
 
 
「お酒が進みすぎちゃうから」と、
イベント開始から1時間後の16時から販売する…、
そう告知のあった北海道羽幌にある「重原商店」さんの「糠にしん」…
北海道とニシンの関係は存じておりますが、
「糠にしん」なる食べ物は、初めて伺うものでした。
 
未知なる食物と言う興味もさることながら、
呑ん子さんが探して来るもの、そしてベタ誉め様は、信用できます。
これまで「うーんっ」って思ったもの、ないですからね~。
呑ん子さんの「これはお酒が進みすぎちゃうから危険」は、
本当、素晴らしいキャッチコピー、謳い文句、呼び水でした。
 
 
Dscn3450
 
 
炭火で網焼き。
チーム・ヤマジュウの皆さんの活躍によって、
すごく良い状態で炭を使うことが出来ます。
皮目から遠めに焼いて、ブシュブシュと脂が爆ぜて来て…。
 
いやもう、これ、すっげぇうまかったですね。本当に。
 
ただの干物でなく、糠が関わっている事が大切で、
酒盗を焼いた時に似た香がします。
旨味のある脂、香ばしさ、塩気も強いことは強いのだけれど、
その塩は脂と融合された素晴らしい味わい。
これ、ご飯、お茶漬けなんかも、すごく呼び込む印象があります。
1切れで、茶碗5杯は軽いですかね。それぐらいの旨さ。
日本酒なら、そう、仰る通りに無際限ですね。延々と進む。
 
僕ら、お酒を手に持っていなくて、
まず焼くことに夢中になっていて、
かつ両手もふさがってしまって、
「酒がっ」…追いつかないと思ったところ、
お隣にいらした兄さんが、「どうぞ」と1合瓶に入っているお酒を分けて下さいました。
これには感激しました。
 
「ちょっ、天使…」
 
…と思いました。本当。
糠にしん、本当になんて危険なヤツ。
こんなにウマイものが、まだまだ酒の肴としていたんですね~。
本当、知り尽くせない楽しみ、また出会いました!
 
 
Dscn3451
 
 
合わせて、干物セットも焼きました。
こちらも呑ん子さんが現地に飛んで買い求めた逸品揃い。
 
 
Dscn3452
 
 
お酒、日本酒、美味しい。
 
 
良い景色です。
 
 
Dscn3453
 
 
横川商店店頭では、
こちらも忘れちゃいけませんね。
 
横川商店さん醸造のお味噌を使ったなめこのお味噌汁。なめこ汁。
相変わらず、絶品です。
 
で、
 
 
ここら当たりで恒太朗の旦那、おかみさんと、
息子さん、娘さんと合流した…と言うか、
あれ、なんでポケモントークに発展したんでしたっけ?
 
きっかけがイマイチ覚えていないのだけれど、
まぁ、やっぱり小学生の間では「ポケモンGO」は大人気なんですね~。
きっとみなさんご両親のスマホで遊んでおられると思うのですが、
(面白い事に、そうして散歩をして遊ぶものだから、
 「これはここで取った」なんて情報を親子で共有していて面白いです)
夢中に、集めた数や未知のポケモンなどの話で、すごく盛り上がりました。
 
ゲームと言う土俵だと、
そりゃあ経済力とか、そう言ったものがモノを言う場合はいけないでしょうけれど、
こうしてポケモンGOの様に、
よく歩くことや運の要素が絡んで来ると、
お互い、割合対等にお話が出来るから楽しいものです。
 
結構、夢中で話していました。
僕らはポケモンGOについて言えば、
Twitterでゆ~さん、ひろっちさんが遊んでおられ、
他だと、同僚さんとか…
あまり遊んでおられる方、それもリアルに会って、
遊びでお話できる方って、実はいなくて、
夫婦で楽しんでいるばかりでしたから、
こうした交流は実に新鮮でした!楽しかった!
 
 
Dscn3455
 
 
通りを見たこともない車がスッと通る瞬間もあって、
炭焼きコンロでほろ酔いの、
ポケモンGOで盛り上がりの、
更には、不思議な車が通るだの…もう、何でもアリ感がお祭り然としていて、
たまらなく楽しい…そう思いました。
 
 
Dscn3456
 
 
この時間帯、16時45分頃の横川商店の風景。
 
これまでの「北アルプス三蔵呑み歩き」だと、
この時間には既に松本を目指していて、
松本で厨十兵衛へ…お疲れさま会を催しているのだけれど、
今年は、大町でゆっくり過ごしてみよう…と言う心持ちになりました。
お泊りは、流石に様々な事情があって出来ないし、
遅くならない程度に、巣穴に戻らなくちゃいけない事に変わりは無いけれど、
今、この雰囲気の中、もう少し楽しんでいたいと思いました。
 
 
 
さて、いきなり居続けが決まったものですから、どうしようか…
そうだ、
実はまだ、「金蘭黒部」を醸す「市野屋商店」蔵に出掛けていないので、
行かなくちゃ…と言うことに。
 
 
 
Dscn3457
 
 
その道中、八十二銀行横の服屋さんに猫の影。
 
 
Dscn3458
 
 
買ってらっしゃる…のかな、どうなのでしょう。
何度となく、こちらの店先は通っているのだけれど、
猫さんは初めて拝見しました。
 
 
Dscn3460
 
 
市野屋商店さんの店先。
 
…古くからのお知り合いであるコテさんには、
よくここでお会いしますね。今回も然り。
 
 
Dscn3461
 
金蘭黒部の呑み歩き限定酒。
 
 
Dscn3462
 
 
頂戴するところを写真で撮影。
 
 
Dscn3463
 
 
当日のラインナップ。
 
 
Dscn3464
 
 
再び、注いでもらうところ。
 
 
Dscn3465
 
 
秋上がりも飲ませてもらって…。
 
 
Dscn3466
 
 
熟成生原酒、干支ラベルでしたから…
つまり、年末年始のお酒を生で取り置いておいた…って事ですよね。
こってりした甘みとアルコール度数の高さで、
しっかりした重心のあるイメージ。
 
 
…熟成酒は覚えがありますが、他はワイワイと飲んでいって、
記憶がほとんど飛び始めている…気がします。
 
「あとで撮影すれば良いや」と思いながら、
すっかり飲み進んでしまったんですね…。
実は、横川商店さんの店内では、
信州中野から丸世酒造店さん「勢正宗」の関晋司さんがお見えになり、
お隣の信州池田・大雪渓酒造さんもいらっしゃっていた試飲台があったんです。
もち米仕込みのお馴染みのお酒や、
サマーカープをお持ちになっていて楽しんでいたのだけれど、
後半に行けば行くほど、
でも、きっとすごく良い酔い方をしていて、
ほろ酔いが、緩やかに深くなって行く様で、実に良い心持ちでした。
 
 
 
…たぶん、ポケモントーク中など、
休憩しながら飲んでいたから…ですかね。
記憶に残そう、と思うよりも「楽しい」が勝っていました。
 
 
 
Dscn3467
 
 
賑わう市野屋商店前を後にして…。
 
 
 
Dscn3468
 
 
すぐ近く、大町名店街へ。
 
 
Dscn3469
 
 
電車の乗車時間は1時間くらいあるし、
お腹も空いて来ているし…お昼ご飯を、早めに済ませたこともあり、
「ハングリーボックス・ユキ」に食べに行こう!
 
…と言う運びになりました。
「大町バル」も同時開催されていましたけれど、
これって、はしご酒が目的ですもんね。
どちらかと言うと、ゆっくり落ち着いて、美味しいものが食べたい気分。
昼過ぎから動き続けていますし。
 
 
Dscn3473
 
 
ユキで、ビールを。
何だかこう、これですよ、これ!この雰囲気ですよ。
お疲れさま会。
喫茶店らしい調度品、
その景色のハングリーボックス・ユキの中で、
こうして瓶ビールと言う風情が、たまらなく素敵です。
 
ランチで食べに来ると、
そんな頻繁に訪れていない事もあって、
僕は「ハンバーグ&スパゲッティ」を、
YOKOさんは「たらこのスパゲッティ」を、
それぞれセットメニュウからサラダを選んでお願いする事が多く、
何だかんだで、メニュウ開拓って進んでいません。
もう、いつものメニュウで120%の満足があるので、
そのドーパミン溢れる瞬間をもう1度味わいたくて、寄っている訳で…。
 
だから、今日こそはいつもと違うメニュを頼もう!
…と思いました。
こうして腰を落ち着けて飲む機会、初めてですから!
 
 
 
Dscn3474
 
 
「レタスのシンプルサラダ」
 
「ガーリックオイルとバルサミコ酢でさっくりと」との紹介文。
 
本当にごくシンプル。でも良い味付けです。美味しい。
バルサミコ酢のバランスが、極めて適度。
 
 
Dscn3475
 
 
良いですね。洋食的なお皿の上に英字の箸袋。
この雰囲気、お分かり頂けるでしょうか。
この雰囲気!
 
 
…この雰囲気が分かる方は、
たぶん、懐かしの自販機関連もお分かりになると存じますので、
その世界をお調べになる事をオススメしたいです。ええ。
 
 
 
Dscn3476
 
 
僕は狙っていたこちらのメニュウにしました。
 
「たらこのスパゲッティ・大盛り」
 
いつもYOKOさんが食べていて、
せっかくなんだし、同じメニュウを頼むのもなぁ…と、
自分では注文する機会がきっと訪れない…そんな風にも思っていたメニュウ。
ただ、ひと口もらうだけでも、
かなりウマイ…と言う事は知っていたので、
それを、それだけをガツガツと食べたい!
その欲望をついに叶える、果たす瞬間がやって参りました!
 
サラダオイル系のサラッとしたオイルに、
焼き炒めた香ばしさ、
たらこは半生部と火の入った部分とが混ざり合い、風味豊か。
ピーマンの香は鮮烈、海苔の香は旨味を強める…
 
これ、本当に美味しいです。
コンビニの洒落たパスタとは全く異なる方向性。
茹で麺スパゲッティだからこそ出来る、
最高のもちもち食感と塩味の美味しさたるや!
 
何が良いって理論付けしようと思って考えたけれど、
現代は、食レポだってなんだって、良いコメントを求められ、
その弊害…と言っても良いと思うけれど、
味わいは足し算であるかの様な、
多重構造こそ、いろんな味の含有こそ美徳的に感じられます。
許されるのは、お肉とか刺身とか、そう言ったものだけ。
 
この「たらこのスパゲッティ」は、単純無二の美味しさで仕上がっていること。
 
これです!!
 
ただただシンプルに美味しい。
麺、美味しい!スパゲッティ、超☆美味しい!
 
夢中になって食べます。
そして、相変わらず途中から切なくなって来るんです。
 
「もう、美味しい時間が終わってしまう」
 
誰だ、この素敵なお山を食べ減らしている野郎は…
そうだよ、俺だよ!!
 
それでも終わりが見える事がなんて切ないッ…!!!
 
 
 
 
良い時間のすごし方をしました。
あああ、今からでも食べたいですね。
この口の中に唾液が広がる感覚。梅干以上。
 
食レポするなら、
美辞麗句すらも何の効力もないでしょう。
ただ、ただただ一言。
例えば、藤岡弘、さんに力強く言って頂く感じで…
 
「うまい!」がピッタリの味。
 
 
 
何か琴線に触れるんでしょうね~…
大袈裟でもなく、
懐かしさや料理の工夫のあり方、記憶、理想…何かに触れる。
少し涙ぐんで食べていました。
なんか…なんだか…本当、心にグッと来る美味しさなんですよ。
 
 
 
Dscn3478
 
 
「エビと野菜のピザ」
 
ナポリ風、シアトル風…
ピザにも色々ありますが、言うならば喫茶店風、
ホームメイド風…とでも例えましょうか…。
 
YOKOさんも前々から興味があった、
ピザメニュウをお願いする事にした様でした。
 
生地は硬めで、
いわゆるクリスピータイプ…などと言われるものとも異なります。
本当、自家製の生地なんだなぁ…と思います。
 
日本酒を飲み進めてきて、ビールのお供に。
そんな風にYOKOさんは注文したとも言っていましたが、
ピザの味も、かなり気に入った…と申しておりました。
 
 
 
 
Dscn3479
 
 
 
最高の気分で外に出て来ました。
グルッと一度、信濃大町駅まで歩いて行って戻りの「わちがい」前。
 
そうそう、先ほどの大町名店街、アーケードの入口では、
愛知県からほぼ毎週、日本酒やビールのイベントにお見えになっていた、
maikoさんご夫妻の姿がありました。
信州のお友達さんと車座になって宴の様相で。
 
こう言う楽しみ方も、
また街全体を動かすようなイベントだと、アリですよね。
 
 
Dscn3480
 
 
18時11分頃の横川商店。
 
 
 
Dscn3481
 
 
すっかり遊んで、しっかり食べて…
眠くもなって来たので、
そろそろ帰ろうかと信濃大町駅まで再び戻って来ました。
 
 
Dscn3482
 
 
写真はここまで。
 
あとは、うとうとしながら松本駅から更に先、巣穴まで。
 
当日の24時3分頃のTweetには以下の様にあります。
 
 
「 今日も良い1日だったなぁーって、思いながら寝るのは、気持ち良いね 」
 
人との出会いも多くあり、
美味しいものにも触れた1日に満足して、夫婦丸くなって眠る。
その1日の充実感たるや。
 
 
 
さて、9月3日のお話はここまで、お開きと相成ります。
ご清聴、誠にありがとう存じます。
次回、またお目に掛かりますまでの暇となりますので、
どうぞ、再びのお目見えを願っておきます。
 
本日は誠にありがとうございました。
 
 
ありがとうございました。
 
 
ありがとうございました。
 
 
 
 

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2016年10月 7日 (金)

思い立つから信州新町。(2016年8月22日・不動温泉、ろうかく荘)

 
 
 
 
 
やっぱり、
 
そうだ、ジンギスカンを食べに行こう!
 
 
 
…なんだよなぁ。
 
 
 
 
 
 
えー、
相変わらず、気楽なところで一生懸命と言うことですが…。
 
この、
この物言いと申しますか、発想とでも、何なら思考ルーチンたるや、
全く以って、そのまま、6年前と同じでありまして。
 
6年前、日取りも偶然ですが同じ葉月八月。
 
旅第6回信州SAKEカントリーツーリズム(2010年8月7日・松本・信州新町)
 
信州SAKEカントリーツーリズムで、
信州の蔵元を巡っていた頃でしたが、
「ジンギスカンが食べたいので、信州新町に行こう」と考えておりました。
この後、そう、もう6年も経つんですね、信州新町には遊びに行っていない訳で、
「久し振りに食べたい、食べに行きたい」と思う…
前回は蔵元である尾澤酒造場「十九」蔵を目指しながら、
今回は、ここ数年の趣味のひとつである温泉…
信州新町にある「不動温泉・さぎり荘」には、
まだ行った事がなくて、どこかの機会に1度は行こう…なぁんて考えておりましたから、
「ここぞ」と決めて、出掛ける運びになりました。
 
…ジンギスカンと言うもの、
子供の頃から食べているので、何の抵抗もなく、
またいわゆる敬遠されるらしい要素たる匂いも、
「美味しい匂い」としか感じていません。
マトンがなんだ。うまいじゃないか。
あまり距離の感覚を掴んでいない幼少なるお子様のみぎりに、
父が焼肉と言うと、信州新町と言う流行りがあり、
ちょくちょくと出掛けていた様な心持ちですな。懐かしい。
ジンギスカンと聞くと「お出掛け」なんて思いますよ。ええ。
そうした楽しい記憶の一端にある―――…
そう、前回の旅においても、今回の日帰りお出掛けにおいても。
 
さて、そんな一席を申し上げますンで、
どうぞ最後まで、気を確かに持って、お互い頑張ろうではありませんか。
よろしく、お付き合いを願っておきますが…。
 
 
 
 
Dscn3307
 
 
家から短区間ながら高速道路に乗って、
安曇野I.C.を降り、国道19号線を長野市へ続く方向へ。
1時間30分は掛からないくらいで、不動温泉・さぎり荘に到着しました。
 
この日、天候さえ悪くなければ山に行こうかと考えていて、
天気が優れなかったので、
未達の大室温泉・まきばの湯に行ってみようかなー…と考えると、
お盆休み明けの月曜日ゆえに、お休み。
不動温泉近くの大岡温泉にも行ってみようかなー…と狙ってみると、
なんと、大岡温泉もお休みで、
目的がころころと変わった末に、
さぎり荘で落ち着いて良かったなぁ…と言う始まりでした。
 
 
Dscn3308
 
 
玄関を入って左側が温泉などの施設、右側がレストラン。
まずは入浴。
流石は天候の悪い平日と言う事で、ほとんど貸切状態でした。
 
 
Dscn3313
 
 
内湯がひとつ。
 
 
Dscn3314
 
 
 
日原源泉は、源泉温度が20℃弱。冷鉱泉に当たります。
これが加温湯口の隣でちょろちょろと流れていて、
西条温泉・とくらの様な、硫黄の匂いがするもの。
温かいお湯の中で、この冷たさがすごく気持ち良いンですよね。
この投入口は、他の場所よりも少しぬるくなるので、なお良し。
こうした源泉の使い方は、とても嬉しいです。
 
使用源泉は日原源泉で、施設名に不動温泉の名を冠しているのですね。
 
 
 
 
湯上りにロビーでYOKOさんを待っていると、
フロントさんの電話の声が耳に入って来ました。
宴会かお泊りか…予約の内容のようですが、
ふと「8月はもうサフォークが売切れてしまって提供できないので…」と言います。
 
ん?
 
僕らは今日、そのサフォーク肉を食べに来たんだけれど。
 
「9月から再開するので」とも。
 
んん?
 
 
Dscn3315
 
 
レストラン前のメニュウに、こんな張り紙。
う、うーん。オーストラリア産のジンギスカンを、
わざわざ信州新町まで来て食べることは、ナイよなぁ…と思う訳で。
 
慌てて、信州新町の観光協会などのウェブサイトを検索。
 
 
信州新町・ジンギスカン街道紹介ホームページ
 
 
前に行ったお店でも良いけれど、出来たら別のお店。
そして、サフォーク肉をちゃんと扱っているお店を…
さぎり荘が売り切れと言う事は、
他のお店もダメかも知れない…と思うので、
営業とサフォーク肉の在庫を電話連絡までして向かいました。
なんと言ってもそろそろランチタイムも終わってしまうかも知れないので、
行き先をしくじる訳にはいかない。
 
 
Dscn3316
信州新町のメインストリートにある「ろうかく荘」へ。
 
 
Dscn3317
 
ランチタイムのサービスメニュウ看板に、
「サフォーク」の文字。安心できました。
目的であるサフォーク肉を食べる事が出来そう。
 
 
Dscn3318
 
犀川を臨む景色は、とても良いですね。
そう言えば、「ろうかく」と言う言葉には聞き覚えがあり、
地元の蔵元、尾澤酒造場のラインナップに、
「琅鶴の郷(ろうかくのさと)」と言う日本酒がありまして。
こんな感じの風光明媚な景色のラベルだったなぁ…なんて思い出していました。
 
 
Dscn3324
 
 
以前に行ったジンギスカン荘も似た雰囲気。
こうした…花見小屋の様な、海の家の様な…。
古き良き日本文化感があります。
 
 
Dscn3319
 
 
炭火の入った七輪が到着して、ジンギスカン鍋が置かれます。
 
 
Dscn3326
 
お目当てのサフォーク肉。
 
 
Dscn3327
 
 
にんにくのすりおろしたものと、
よく間違われるそうですが、
他にも果物など色々混ぜ込んだ、ろうかく荘自慢のタレ…とのこと。
醤油色のタレで溶かして頂きます。
 
 
Dscn3328
 
 
「ジューッ」と。
 
…どうしても、ハンバーグ師匠のお顔が浮かびますね。
ハンバーグじゃないんですけどね。
 
サフォーク肉、
洋食厨房Spiceのコースメニュウでも出会った事があり、
ラム、マトンとも異なる味わいの印象です。
どちらかと言うと、ラムに近いのかな…と思っていました。
柔らかさは特筆もので、
特徴的な匂いは、より一層味わいとして捉えられるかと思います。
いちばん「近いな」と思うのは、
札幌のサッポロビール園で食べた「生ラムジンギスカン」でしょうか。
 
 
Dscn3329
 
セットのご飯。
単品でお願いすると、ややお値段高めの設定でした。
ランチセットとしてサラダも付きます。
 
 
Dscn3330
 
 
焼く用の野菜も追加で注文しました。
 
 
Dscn3331
 
 
ご飯を追加するより、
何となく興味もあって「ラム肉」を追加でお願いしました。
食べ比べてみたいな…と。
 
 
Dscn3332
 
 
驚くほどに味わいが違って驚きました。
柔らかさの差は肉質の差…
味わいも、どこがどう違うと答え難いくらいに明確な差があります。
答え難い…
つまり、豚肉は豚らしく、鶏は鶏らしい味…これと同じ理論で、
ラム肉はラム肉の味、サフォークはサフォークの味。
羊肉と言うカテゴリの中にまとめてはいけないくらい差があります。
味付けされたタレの具合もさることながら、
こんなにも羊肉に美味しい個性があるとは。
 
食感を気にしないで、
味なら「ラム肉」があっさりしていて好みだなぁ…と思いましたし、
「サフォーク肉」の方が肉の柔らかさがあり、
ご飯と一緒に楽しみ易い…そんな風に思いました。
単品メニュウだとサフォーク肉が930円で、ラム肉が820円とのこと。
これは食べ比べる価値、すごくありました。
 
 
Dscn3333
 
 
食後には、
洒落た器に入れられてコーヒーも出て来ます。
何だか、ここだけちょっと雰囲気が異なっていて、面白いです。
 
 
Dscn3334
 
 
 
飯山市に僕らが足を運ぶ際には、
A-Coopのお店に必ず立ち寄ります。
信州みゆきポークや信州福味鶏がスーパーに普通に売っているから。
信州新町にもA-Coopがあるので、
「もしかしたら、この地域の特産品が売っているかも」と思って立ち寄りました。
 
すると、
こんな感じでジンギスカンが売られておりまして。
ラム肉、マトン肉とあり、なかなかのお値段。
 
それぞれ1パックずつ買って帰りましたが、
流石、信州新町の味…フライパンで焼いても、
しっかり美味しく頂く事が出来ました。
 
 
 
Dscn3335
 
 
 
その帰りには、大町まで足を伸ばして…
実は、本来の目的地である横川商店さんへ。
翌週に控えている、
「北アルプス三蔵呑み歩き」の前売り券を買い求めに、
まずお出掛けすることを決めたんです。
そこで、ジンギスカン欲がムクムクと立ち上がって来て…
こんな1日になりました。
横川商店さんでお買い物を楽しみ、
駅前まで歩いてみて、ポケストップの位置を確認したり。
 
信州新町、大町へと、
ぐるっと回って、なかなか有意義な休暇を過ごした…と自負しております。
そんなお付き合い頂きました一席も、
このまま同様に“まっつぐ”帰って、お開きとなっております。
次回お目に掛かりますまでの暇を頂戴致す事として、
それでは。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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2016年10月 3日 (月)

ポケモンにも釣られて塩嶺麦酒を飲みに行く。(2016年8月14日・信州塩尻農業公園チロルの森)

 
 
 
ポケモンとビールとアルパカを楽しみに。
 
 
 
 
 
 
えー、気楽なところで一生懸命…と言うことですが…。
 
一世風靡を致しました「ポケモンGO」…
その最初のパンデミックな盛り上がりは、
随分と下火になったんじゃねぇか…そんな風に仰いますよねぇ。
なるほど、街を見ていても、
それっぽい所作をしている方を、随分と見かけなくなりました。
至る所にいらっしゃったものが、
時折、お見かけするくらいですね。
向こうから歩いて来たって、
スマホの触り方で分かりますナ、「ポケGOしているな」って。
 
今回の一席は、
特にその流行りの時期の出来事でございまして、
まぁ、まずはポケモン…ポケストップを巡りつつ、
「松本ぼんぼん」に出店していたneon_sainの旦那から、
チロルの森の入場券を頂戴したこともあり、
夏のキャンペーン中でお得なメニュウがあるならば…と、
「塩嶺麦酒」を楽しみにして、
あとは、アルパカを眺めに行こう…と言う盛り沢山の狙いがあってね、
出掛けて行った次第でございます。
 
え、私たちはどうかってンですか?
いやあ、未だにしっかと熱中しておりまして、
「Pokemon GO Plus」なども、ひとり1個ずつ買い求めまして、
出来るだけ歩いたりなんかして、
ちっとも気持ち衰えずに遊んでおりますよ。
 
さて、様々な思惑を巡らせて向かいました。
そんな一席を申し上げます。
どうぞ最後まで、お付き合い下さいませ。
 
 
 
 
Dscn3220
 
 
前日はラベルが新しくなった、
信州中野・岩清水を美味しく飲んでおりました。
「お出掛け」ではあるのだけれど、
近場であるので、気負いも少なく、安楽。
 
 
Dscn3226
 
お酒を飲むつもりですから、バスで行きます。
バスの数が少なめでありますが、
それよりも注意すべきは、
チロルの森に近いルートを行く場合と、
遠回りをしてチロルの森を通るルートでは、
乗車時間が大きく違うことです。
約30分 or 約60分と言う差があります。
 
塩尻駅からチロルの森に向かう場合は、「勝弦先回り」に乗り、
逆に、
チロルの森から塩尻駅に向かう場合は、「古町先回り」に乗ると、
乗車時間が短く済みます。
これ、かなり大切な要素で、
地域振興バスですから、車内トイレもない訳で…。
 
 
Dscn3227
 
行程通り30分ほどで、「チロルの森」に到着。
 
道中、みどり湖駅も初めて通過し、ポケストップ回転など。
以前はイベント時期にシャトルバスで「チロルの森」を訪れていましたから、
純然とした路線バスに乗っての往来は初めて。
塩尻に住んでいても、未到達だったみどり湖駅付近の景色、楽しむ事が出来ました。
 
 
Dscn3228
 
 
入場ゲートから園内へ。
この入場口から200m以内にポケストップが多く、
ポケモンGOの「ジム」も2箇所、設定があります。
 
 
Dscn3229
 
 
奥へ進んで行きます。
やっぱり子供連れさんの多い施設ですね。
自分たちは、ビール目当てですから、
やや違和感があるのですけれど、
飲みたいものは、飲みたいですし。
天気が良いし、ビール日和には違いがない訳で。
 
 
Dscn3230
 
ビールを飲むことが出来る施設は複数ありますが、
この木の像があるレストランが使いやすいでしょうか。
セルフ式で軽食+α、
ビール醸造所を挟んで、奥に焼肉レストランと言うカタチ。
 
 
 
Dscn3231
 
 
まずはビールの前にアルパカさんを見に行こうと、園内奥に進みます。
夏、暑い時分、ミストシャワーは、とても涼やかで心地好いものでした。
 
 
Dscn3232
 
体験型のアトラクションは、
子供たちのキャッキャとはしゃぐ音で賑わっていました。
 
 
Dscn3233
 
左手に折れ、坂を上った先。
一段高い土地にふれあい動物園と、
体験型、教室もあるレストランのあるフィールドに到着しました。
 
 
Dscn3236
 
夏の日差しを日陰で避けているヤギさん。
 
 
 
Dscn3238
 
 
朝には、この道をヤギが散歩するんだそうです。
それを見てみたかったなぁ。
 
 
Dscn3239
 
 
アルパカさんとYOKOさん。
 
 
 
Dscn3245
 
しばらくじっと眺める。
アルパカさんは、そ知らぬ顔で草をモシャモシャと食べていました。
 
 
Dscn3246
 
 
以前、この左手の建物でそば打ちをして遊んだ事もありましたね。
 
 
Dscn3247
 
もう、そこそこ歩いていたので、
ここで1杯、ビールを飲みたいと考えましたが、
「いや、ポケストップやジムのある場所が良い」との判断。
 
 
Dscn3248
 
YOKOさんが誰もいない、園内の奥へと進んで行きます。
奥の奥、日本庭園部にポケストップがあるので、それを目指して。
 
 
Dscn3249
 
何事も…ポケストップは多いけれど、
ポケモン自体はほとんど現れずに、折り返して戻って来ました。
良い散歩、と言ったところ。
 
 
Dscn3250
 
そんな訳で、そこそこ歩いた事もあり、
もう飲みたくて仕方がなくなっていたので、塩嶺麦酒を頂ける場所へ。
 
 
Dscn3251
 
 
イベントと言うか、キャンペーンと言うか…
30分500円で何杯でも自家醸造ビール「塩嶺麦酒」飲むことが出来る…と言う企画。
 
 
Dscn3252
 
日の光が入る、明るいテーブル席に陣取りました。
この場所、ポケストップも回す事ができ、
ジムも1ヶ所、手が届く…
ルアーモジュールをぶら下げて、ビールを飲みながら楽しむ。
外の暑さに比べて、もちろん冷暖房完備。
 
 
Dscn3253
 
 
何たる自堕落。飲み放題の気楽さ。
2種類の塩嶺麦酒を楽しむ事が出来ました。
ふたりで、3杯ずつ頂きました。
普通にお願いするよりも随分とお得です。
素敵なキャンペーン。
 
Dscn3255
 
 
neon_sainの旦那から、
チロルの森の自家製造のソーセージが美味しいと伺っていて、
肴として注文してみましたが、なるほど、これはウマイ。
その日、その後に冷凍されたソーセージを買って帰って、
沸騰させない温度のお湯でボイルして、
こんがり焼き目をつけて食べましたが、かなりイケます。
お値段も、市販の量販店的なものに比べれば、
ずーっとお高いのだけれど、
お値段以上の価値がある、と思いました。
ちゃんと沸騰させない温度をキープして加熱する事が大事ですね。
 
Dscn3256
 
 
これも自家製ベーコンとソーセージ、ご飯のセット。
野菜も信州らしく、たっぷり。
 
 
 
 
 
先達て書いた通りで、
移動時間を30分として狙うならば、
自ずと行きの時間、帰りの時間が決まって来ます。
少し名残惜しかったけれど、地域振興バスに乗ってチロルの森を後にしました。
 
 
Dscn3258
 
 
塩尻駅に戻って来ました。
 
 
Dscn3259
 
 
電車を待つ間、
塩尻の萌えキャラ、玄蕃サラのイラストの「大分水嶺の地下水」を飲んで待ったりなんかして。
 
 
 
 
1日1日を、わりと僕らは忙しく過ごしていて、
僕とYOKOさんだと、土日は平日よりももっとずっと疲れている場合が多いです。
1日、物凄く動く。
バドミントン、遠くへも温泉へ出掛け、更に日々の…一週間分の買い物をして、
更に夜は飲みに出ると言う様な、
すごく慌しい土日を過ごす場合がほとんどで、
こんな風に、のんびりとビールを飲みながら、
バスの時間まで、まったりと過ごすと言う1日の費やし方は、
ごくごく稀なことで、
誘惑箇所が多過ぎない塩尻農業公園「チロルの森」だからこそ、
とても気楽に過ごす事が出来たのかなぁ、
自然と共に、過ごしていたのかなぁ…なんて思います。
けして悪い事ではないけれど、
ディズニーさんやUSJさんの様に、1日では遊び尽くせない楽しみも、
素晴らしいことではあるのだけれど、
なかなか時間を作れないでいる中で、
こうして、ポケモン、ビール、アルパカさんだけを目当てに過ごした…
…これは、結果として、とても有意義なことでした。
 
日にも当たり、昼酒に酔い、疲れてはいたけれど、
それでも、心が実におおらかな余韻があって。
 
 
「また行きたい?」
 
 
…そう聞かれたなら、迷ったりせず頷きます。はい。
 
そうそう。
公式ホームページを拝見すると、
10月8日、9日、10日で「秋の泡まつり」だそうです。
 
なんと、松本城では「信州・松本そば祭り」開催期間中ですね。
そちらでは、
「ビアフェス信州実行委員会」のブース、
「新潟胎内高原ビール」のブース、
「穂高ビール」のブースがある様子。
そちらで楽しむも良し、またチロルの森にやって来ても良し。
連休の楽しみ方も様々なもので、
YOKOさんとふたりで、緩やかに、もしくは忙しく?
これは当日になってみないと分からないけれど、
楽しんでみたいと思います。
 
さて、本日はこの辺りで、ちょうどお時間。
次回は、麺曜日の模様を語る一席でお会い致したく存じ上げます。
しばらくのご高覧、誠にありがとう存じました。
それでは、次回までの暇を頂戴致します。
 
ありがとうございました。
 
 
ありがとうございました。
 
 

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2016年9月12日 (月)

乗鞍高原の魅力は頂のままに。(2016年6月25日・乗鞍高原で温泉と食事)

 
 
 
 
掘っても掘っても、うず高く。
 
まだまだ氷山の一角だと思う。
 
…ああ、この時期は緑の山?
 
 
 
 
 
えー、
気楽なところで一生懸命…と言うところですが…。
 
ご通可な皆々様におかれましては、
「あたぼう」と言ったところかと存じますが、
(あたりまえだ、べらぼうめ…の略)
乗鞍高原温泉と白骨温泉は隣り合っておりまして、
どちらも代表的なところで、白いお湯でございます。
湧き上がった頃合は透明なのですがな、
空気に触れると白く濁るんだそうです。
けれど、泉質となると同じ白でも異なっておりましてな。
乗鞍高原温泉は酸性が強く、硫黄の香も強い。青白いです。
白骨温泉は、比べて乳白色で、淡く硫黄の香、肌触りも優しい。
合っておりますかな。いかがでしょうか。
そこで、今回の主題でございます。
実は…と言って、けして隠してある訳でもないンですけれど、
乗鞍高原温泉の町内には、
いくつか、全く別の源泉があるんですな。
ひとつは、山を少し上った所にある乗鞍高原休暇村温泉・天峰の湯。
ひとつは、ペンションなどが多い地域にあるすずらん温泉。
ひとつは、今回遊んで参りましたわさび沢温泉。
それぞれ空気に触れても透明な温泉でありまして。
 
「乗鞍の温泉、入りたいなー。最近行ってないなー」
 
…と、YOKOさんが思い立ったが吉日で。
噺の幕開きとなってございますが…。
 
 
 
 
温泉の香、様々ですけれど、
硫黄、硫化水素成分の香は特徴的で、
「入った!」と言う心地にさせてくれます。
僕らにとっては。
扉温泉・桧の湯も硫黄成分があるけれど、
沓掛温泉・小倉の湯と同様な優しい、柔らかい硫黄の香です。
いざ「硫黄の香がするお湯に入りたいぞ」と、
その日その日の入浴剤を選ぶように思い立った場合は、
信州においては、
高山村温泉郷の最深部付近、新七味温泉や、
その手前、小布施町の穴観音の湯、あけびの湯、
この乗鞍高原温泉でしょうか。特に強い匂いがあります。
他にも、青木村だったり戸倉上山田、野沢温泉、諏訪の大和もありますが、
上記に比べると、性格は穏やかなイメージ。
 
少し天候の良くない日。
また、グリーンシーズン真っ盛り手前の頃合ですから、
乗鞍としては、少しお手隙の時期と言うこともあって、
無料ながらに源泉そのまま、無加温で素晴らしいぬる湯を楽しむ事が出来る、
「湯川源泉・乗鞍高原温泉 せせらぎの湯」に行ってみる事にしました。
 
バス停のところに停めてしまいがちなのけれど、
利用案内としては、乗鞍高原観光センターが良さそうです。
歩いてすぐの距離ですし。
バス停ですと防犯だったり、実際にバスが停まる際など、
トラブルの原因がチラリとございますので、良くありませんね。
 
Dscn2785
 
 
乗鞍には何度も来ているけれど、
初めての「乗鞍高原観光センター」に到着です。
はす向かいの「湯けむり館」には、機会が多かったので、
“ようやく”と言うかたち。
 
 
Dscn2786
 
乗鞍高原の案内図。
自分が知らなかっただけだけれど、
色んなスポット、見所があるんだなぁ…と思います。
温泉と山のスポーツ、
またトレイルランや自転車の印象が強かったですね。
 
 
Img_1653
 
 
さて。
そんな訳で200mほどでしょうか。
ワクワクしながら歩き、道路脇から下って、こちらの小屋へ。
「湯川源泉・せせらぎの湯」です。
 
 
 
Img_1650
 
 
隣り合う「乗鞍高原温泉・湯けむり館」を始め、
近隣の宿泊施設にも多く提供されている「湯川源泉」と言う源泉。
この「せせらぎの湯」は、加温加水濾過なく掛け流しの状態で、
湯川温泉に入る事が出来ます。
他の施設では基本的に加温していますので、とても貴重。
 
ただただ、お湯に浸かるだけの施設です。
 
男性4人だと肩が触れ合う感じ。
自然と「どこからお見えなんですか」なんて会話に発展するので面白いです。
この日も福井だったっけ?
ご夫婦でお見えの旦那に合いまして、山がお好きで温泉もお好きで、
万座の温泉のお話、いろいろ伺う事が出来ました。
後から屈強でいかつい、けれど優しい顔立ちの―――…
“山の男”と言った雰囲気の男性も合流されたりなんかして。
 
Img_1651
 
 
野手溢れる半露天風呂…と言ったかたちでしょうか。
 
お話している中で、ちょろちょろと落ちる源泉に肩を当てていたのですけれど、
ものの5分位で赤くなってしまいました。
流石、p.H.3.2の酸性の硫黄泉。
県内には酸性泉は少ないので、肌の影響、あまり考えていませんでした。
ぬる湯なので、長く入る事が出来てしまって、
名湯であるが故に、効能が強いが故に、ちょっとだけ危険も伴いますから、
用法容量は大切に…って薬の名コピーと同様の心地がよろしいかと。
 
 
最高の入り心地で楽しんで来ました。
 
 
 
 
Dscn2793
 
 
僕らは観光センターに戻って来て、
少し早めのお昼ご飯を食べる事にしました。
存じていませんでしたが、
観光センターに食堂もあったのですね。
これまでは「湯けむり館」で食べたり、
少し下ったところにあるお蕎麦屋さんや洋風の食事処を使っていました。
 
「食事喫茶・オアシス」さんへ。
 
乗鞍高原観光センター併設と言う事もあって、
「高さのある」メニュウが用意されていました。
地元は地元であるけれど、こうした観光用とも思うメニュウ、嫌いじゃありません。
楽しいですしね。
 
 
Dscn2789
 
 
「乗鞍頂カレー:950円」
 
僕は頂カレーにしてみました。
山賊焼き付き。
 
Dscn2790
 
見事なもの、アングルを変えて。
しっかりと固められているので、セルフ式で持ち運ぶ際にも、
倒れる事はありませんでした。
ライスの頂上部には旗も立っていて、何ともイベント感があって良いです。
 
Dscn2792
 
 
YOKOさんは「頂ざるそば」の中から「位ヶ原」を選びました。
 
頂ざるそば、基本の三本滝が700円、
3倍量と言う位ヶ原が1100円で、
5倍量の剣が峰が1500円となっている様子。
僕も手伝って食べましたが、凄まじい頂具合です。多い多い。
 
仲間でこう言う食事も楽しくて良いと思いました。
 
 
 
その後、僕とYOKOさんはこちらへ。
 
 
Dscn2794
 
 
「わさび沢温泉」と言う源泉に触れたくて、
「山水館信濃」さんにやって来ました。少し奥まったポイントにある温泉旅館。
 
 
Dscn2795
 
 
駐車場から露天風呂と思しき壁が見えます。
おそらくは、貸切露天風呂の壁かな、と。
 
 
 
Dscn2796
 
どなたもいらっしゃらなかったので、写真を。
こちらが内湯で、
色からもお分かりになると思いますが、湯川源泉からの引き湯。
 
 
 
Dscn2798
 
 
露天風呂がお目当ての「わさび沢温泉」を使ったものでした。
透明…ではありますが、少しだけ青白さも持っているでしょうか。
p.Hも大きく異なる2湯に、一時に入る事が出来ると言うのは、
とても貴重な経験だと感じます。
わさび沢温泉は比べて、柔らかく包まれる様なお湯。
p.Hは6台と言う事もあって、
どちらかと言うと白骨温泉よりの水脈なのかも知れませんね。
 
 
 
Dscn2799
 
こうした浴室内の天井が高い造りは、
白骨温泉の泡の湯温泉旅館に似ている様にも感じます。
ただ、白骨温泉も乗鞍高原温泉も、
他の温泉旅館には、ほとんど入った事がないので、
何とも言えないものではありますが。
 
 
 
 
Dscn2800
 
 
乗鞍高原観光センターで、
広告がありましたから、帰り道にはバームクーヘン屋さんに立ち寄ってみましたが…。
 
 
 
Dscn2801
 
 
なんと、たまたま臨時休業に重なってしまいました。
またいつか、必ずや。
そんな心持ちで乗鞍高原から下って、帰って参りました。
 
 
 
 
入ってみたかった温泉に入る事もでき、
記憶に残る面白い食べ物にも出会うことが出来て、
上々の収穫があった日、この日もYOKOさんとふたりで楽しみました。
温泉の他にも山ですから。
山のトレッキングコースなどもパンフレットを拝見し、興味が湧きました。
まだまだお楽しみ多い、僕らは未体験の楽しみが多い土地でございます。
再訪を心に誓いまして…
 
さて…、
 
…今回はこんな所でちょうどお時間。
お開きとなってございます。
また次回、お歴々、皆様にお会い出来ますれば幸いと存じます。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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2016年8月13日 (土)

旅はいろんな目的を果たす。(2016年6月29日・東信ぐるっと一周)



巣穴→塩尻I.C.→諏訪I.C.→麦草峠→
→八峰の湯→軽井沢プリンスショッピングプラザ→
碓井軽井沢I.C.→望月温泉・みどりの村→
新和田峠→塩尻峠→巣穴
だいたい223kmくらい。
なんだか、いつの間にか、主目的がどれだか分からなくなったけれど、
つまるところ、ただのひとつ、
全部が目的だったってワケ。


えー、
気楽なところで一生懸命と言う事ですが…。
6月29日と言う平日ど真ん中水曜日は、
有給休暇を使って、まずは「軽井沢に行こう!」としておりました。
YOKOさんが使っておりますランニングシューズ、
だいたい1年前に軽井沢プリンスショッピングプラザで購入したものでしてね。
それが磨り減ったと言います。
なるほど、靴を裏返してみてみれば、
凹凸がかなり減っていましてね、「足が痛い」と言う声に納得。
こりゃあ、新しいものを…
けれど、1度に10kmばかりを走り切るYOKOさんには、
YOKOさんの走りに合う靴ってモンがございまして。
これは実に繊細な問題ですよ。
靴できちんと足を守らねば、足を壊すが道理ですな。マラソンの世界では。
NIKE社の「LUNARLON」を求めて、軽井沢。
あちらに向かうならば道中に温泉を求めてみようじゃねぇかと探してみますと、
八峰の湯、灯明の湯、
小海、南牧村、行った事がない土地に、
まだまだ名湯の噂あり。
おおよその道筋が定まりましたら、話の幕開きと相場が決まっておりまして…。
どうぞ、最後までお付き合いの程を願っておきますが…。


結構、朝、ドタバタしていました。
「灯明の湯」を目当てにしていましたが、
事前に電話をしてみると、
「営業日だけれど、メンテナンスが入るので、15時からの営業時間になる」
…とのこと。
これまでの経験で、温泉施設、案外そうした突発のお休みが入る事があります。
初めて行く場所、かつ遠い場所、
こうして電話確認してから向かう癖、付いておりまして。
僕らの移動で差し掛かる時間は、目下メンテナンス中。
「灯明の湯」に行かないならば、全体スケジュールをどうするか?
…を考えなければならず、で、バタバタと。
でも、今思えばそれが良かった。
早めにご飯を食べようとして八峰の湯をより多く知る事が出来たし、
実際に「灯明の湯」に立ち寄っていたら、
軽井沢での買い物も、全体の時間が足りなくて焦っていただろうし。
やはり初めてのルートは冒険ですね。
色んな問題が起きてきて、対処して行く。
のんきな旅ですから、大問題ではない訳で、
立ち向かって目的を目指すと言うアクションも、振り返ってみれば思い出です。
Dscn2838
蓼科を通り、小海方面へ。
麦草峠の頂点付近にある休憩所。
ここまで上って来る道中では野生の鹿と狐を見る、
クネクネの山道に加えて、霧にも包まれ、
視界不良で運転をする…と、
久し振りのアドベンチャードライブ。
加えて道の駅など、
トイレ休憩地がないな…と心配していましたから、
この休憩所は、とても価値があります。
Dscn2837
中部森林管理局が設置してくれている地図、看板。
これでだいたいの様子が分かります。
正直、どこら辺りを走っているのか、
全く見当が付かないまま上って来ていました。
Dscn2839
麦草峠の頂点、2127mを知らせる看板。
休憩所から少し先に行った所にありました。
とても不思議なもので、この辺りから急に霧が晴れました。
トンネルを通り過ぎると…の様に、
木立の並木を霧に包まれて進んでいると、
急に霧がピタリとなくなると言う…霧のトンネルを抜けた感覚、
慣性の法則の様に、
霧を見た視界を後方に置いて来てしまった様な、
化かされたような不思議な感覚に陥りました。


Dscn2840
松原湖高原カラマツの湯・北八ヶ岳松原湖温泉・八峰の湯に着きました。
源泉名が「松原湖高原カラマツの湯」で、
施設名が「北八ヶ岳松原湖温泉・八峰の湯」、
「八峰」は「ヤッホー」と読みます。
麦草峠後半は登り、蓼科側と違い、急な下りではあるものの、
比較的、走りやすい部分も多い道でした。
道幅に緩急があって、急に狭い180度カーブがあると、
どうしても制動に苦労するかたち。
「小海リエックス」を通り過ぎて、「八峰の湯」に着きます。
Dscn2841
入口には源泉のオブジェ。
Dscn2843
小海町の名に掛けた子産み地蔵様と道祖神様。
Dscn2848
待合室的なフリースペース。
今回は「物味湯産手形」を使って入浴したので、実質無料での入浴でした。
システムが珍しいと感じるもので、
あと会計制。
施設に入る→靴箱に靴を入れ鍵を掛ける→掛けた鍵をフロントに預ける。
フロントから1グループ1本の鍵を預かる→会計はお帰りの際、後払い。
併設の食事処を利用する際にも、
鍵についているバーコードを読み取ってもらい、
最後の会計時にすべてまとめてお支払い制なんです。
想像以上に楽でした。良いシステムだと思います。
まぁ、時として会計窓口が混んじゃったりもするかもですけれど。
Dscn2845
施設そのものも綺麗ですが、
ドライヤーなどの付帯する設備も充実していると思います。
独自に付けている「YOKOの温泉手帳」への記録は、
僕もYOKOさんも「お湯、施設ともに◎」…文句無しの最高評価級でした。
あの麦草峠の厳しい道を乗り越えたご褒美だ!…なんて思うほどに。
源泉温度は47.4℃、
採水地でのpHは6.9で、試験室へ移して7.3とあります。
知覚的試験、採水地では、
「ほとんど無色澄明、炭酸味、鉄味、微硫化水素臭を有す」とありますが、
試験室では、
「微黄白濁を呈し、炭酸味、鉄味、微硫化水素臭を有す」と変わります。
これは酸化によって温泉の色が変わる事を教えてくれています。
浴室に入って、その景色の良さにも驚かされましたが、
源泉浴槽39.2℃の存在が非常に大きく、
加温された42.3℃の浴槽は源泉浴槽よりも、やや小さいサイズ。
「この源泉を楽しんでくれ!」と言う心意気を感じます。
薄黄緑色で赤褐色の湯の華があるもの。
蓼科系温泉にある鉄の匂いに硫黄のゆで卵系の香、
炭酸水素成分からなる泡付きもあり、肌触りも柔らかく、
色んな温泉の特長的要素を併せ持っていて、興奮しました。
僕らが訪れた日は眺望が望めない日でしたが、
基本的に広告に使われている写真は露天風呂のもの。
細長い仕様で、人が視界を遮らない構造が素晴らしいです。
お湯は加温浴槽と同じものの様子で、
源泉槽とは異なり、透明なお湯が満たされていました。
源泉槽の温度、本当に最高です。すごく気持ち良い。
しばらく浸かっていてこそ、芯から温まる事が出来る感覚。
熱いお湯では外側だけ…ですから。
必ずやまた訪れたい!そう思う温泉でした。
また、
男性側だけだと思いますが、
湯守のお役目…ですかね、てっちゃんの存在が、とても味がありました。
また訪れた際、彼が元気だったら嬉しいと思っています。
その、おもてなしの声掛けは、僕の記憶に残りました。
他のお客さんと話している声が耳に入って来ましたが、
勤めて、もう10年になるんだとか。
また、お会いできたら嬉しいと思います。


Dscn2850
食事処から見える外の景色。
霧はあるけれど、なかなか眺めが良い場所だと思います。
「灯明の湯」経由ならコンビニでご飯を買って、
移動しながら食べるつもりでいたけれど、
ここから軽井沢まで一足で出掛けるならば、先にご飯を食べて行こう…
…そんなカタチになりました。
Dscn2856
僕は、“当館人気No.1”とある
「特製ソースカツ丼(ピリ辛)」を、
「丼+半額セット」を付けて。
「半額セット」は、「半ラーメン、半うどん、半そば」を、
ご飯ものに付いたお味噌汁を無くして、
半分量の麺類とプラス250円で取り替える…と言うもの。
なかなかのボリュームプレートになりました。
Dscn2857
ラーメンはオーソドックスな中華そば風のスタイル。
甘味あるカエシが中心となっていて、オールラウンダーな美味しさ。
Dscn2858
カツ、細長いスタイルだから食べ易いと感じました。
柔らかさ、豚の味もちゃんとしていて、
こうした温泉施設の食事処は本当にピンキリと言うものだけれど、
“上”の部類に悠然と入って来る…そんな気がします。
Dscn2859
YOKOさんは中華味の「サラダうどん」…
つまりは、和ダシ味ではなくて、冷やし中華味…のイメージで、
相違ないかと。
他に「サラダそば、サラダラーメン」もありました。
…サラダラーメンって結果、冷やし中華になるんじゃないだろうか。
Dscn2860
こちらもかなりのボリュームがありました。
上から見た写真も撮影したけれど、
余計、こじんまり見えてしまったかも…いや、本当に具沢山だったんです。
他にスパゲティも2種類だけだけれど用意されていて、
居酒屋さんのおつまみメニュウも充実。
最奥の座敷では宴会が執り行われている様子で、
大皿のサラダやら揚げ物やらが運び込まれて行きました。
ちゃんとしている、人気がある、
だからこそ愛されている施設、発展して行く…
良い循環が見える心持ちでした。
坂城町の「びんぐし湯さん館」に匹敵する、
総合値の高さを感じます。これは地元の人、羨ましい。


Dscn2862
軽井沢プリンスショッピングプラザへ。
やっぱり、それなりに距離がありましたね。
ただ、今回はナビの脆弱な地点誘導に惑わされずに、
降り立ちたかった地点にちゃんと着く事が出来たので、良かった。
ここでYOKOさんの新しい靴…
前のシリーズの後継モデルを購入したのですが、
ショッキングピンクの色が、
実際に走っていると、結構目を引くらしく、
マラソン中に声を掛けられたりする事がある様です。
「いつも走って頑張っているね~」と。
他に、かなり格安にバドミントンに使えるスポーツバックも入手。
本当はコールドストーンのアイスを食べてみたかったのだけれど、
最早、疲れてしまって、早く次の温泉に入りたい…
そう思えてしまって移動。
Dscn2863
夕刻が近付くと、それなりに温泉施設は混みあってしまう為、
選定には非常に気を使ったりします。
今回は、「古宮の湯・望月温泉みどりの村」を訪れました。
街道から、結構な奥へ細い道を進んで行くかたち。
秘湯とまでは言いませんが、
知らないと辿り着けない場所かも知れません。
宿泊施設の日帰り入浴として利用します。
Dscn2864
入口から階下へ降りて行くかたち。
Dscn2865
温泉の入口へ。
Dscn2866
休憩スペースは広く取られていて、待ち合わせもしやすいです。
Dscn2868
しっかりしたお座敷。落語会なんかも開く事が出来そうですよね。
内湯、半露天風呂の2槽ありますが、
露天風呂は内湯からお湯を繋げていて、放流している様です。
水面より高い所から流れ落ちているお湯は、
おそらくは源泉で、内部には加温されたお湯がかなりの量、投入されています。
投入量が多いからこそ、お湯は綺麗に感じました。
黄色がかっていて、塩の味があります。
強い特長はありませんが、たっぷりのお湯と共に入ることは気持ちが良いです。
昔のお湯についての掲示を見ると、
「印内の湯」と言う源泉も使っていた様で、
当時は「加温無し」と表記されているので、少し変化があったのかも。
湯上り、後は安全運転で巣穴まで帰るのみ!
軽井沢から望月温泉までの道も、
初めて高速道路を使ってみました。
軽井沢からの高速道路「碓氷軽井沢I.C.」は、群馬県にあるのですね。
それもプリンスショッピングプラザから、
カーナビが指し示す道で向かうと、
細く険しい山道を抜けて辿り着くかたち。
何分初めてだし、カーナビは信用ならないので、
「ちゃんとI.C.に着くのだろうか」とかなり不安に思いました。
旅はいろんな目的を果たしますね。
今日は走行距離も長く、
行った事がない場所ばかり出掛けたので、冒険した気分。
知らないものをいっぱい知っていく、これは実に楽しいですね。
さて、無事に巣穴に戻ったところで、
今日はちょうどお時間となってございます。
次回、お目に掛かりますまでの暇を頂戴致します。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

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2016年6月30日 (木)

ぼくの味噌人生が、ようやく始まる。(2016年5月21日・中野醤油、いいやま湯滝温泉ほか)


人に惚れたのもあるけどさ、

だって、味噌も醤油も美味しいんだ。実際に。


気楽な所で一生懸命…と言う事で。

「これが好きなんだ!」とワタシ自身思う時に…
まさに「岩清水」にしても「三幸軒」の料理にしても、
夢中になっている時があって、
ふっと我に返ると、
YOKOさんが“きょとん”としている時があります。
「熱弁を奮っていたから」と言われます。
ごく不思議な感覚かも知れませんが、
ワタシとしては、そんなつもりは毛頭なくて、
むしろ「岩清水」や「三幸軒」のせいなんです。
美味しかったり、感動させてくれたりするから、
その押し上がった感情分を吐き出さないではいられない…
…で、ああなっているだけなんです。ワタシのせいではないんです。
創意工夫、一滴入魂の心意気…感動が多過ぎるからいけないんです。

…いけないってこたぁナイんですけれども。

前回のブログ、信州中野市「三幸軒」での「食酒楽会」、その翌日。
早速、僕らは「中野醤油」さんにお邪魔していました。
ここを基点に飯山まで買い物に出掛けて、
温泉にも入って北信濃を満喫してやろうじゃねぇか、
そんな1日を申し上げます。
さぁ、どうぞ最後までお付き合いの程を願っておきますが…。


Dscn2521

「井賀屋酒造場」から続いて、「中野醤油」さんへ。
これが2回目。
数年前は三幸軒・上野さんが限定メニュウで使っていた
「たまり醤油」を欲しいが為に訪れました。
味噌はチラリと見るだけ見て、お醤油だけ買って帰ったと思います。
今でこそ信じられないけれど、味噌の美味しさを本当に侮っていたんです。
情けない事ですけれど。

Dscn2522

中野醤油さんが醸造されたお味噌、お醤油が並んでいます。
ちょうど昨日も夜遅くまでお付き合い頂いた、
醸造家である丸山さんがいらっしゃるタイミングで、
お味噌のお話を聞いたり、
試食させて頂いたりしながら、家に買って帰るお味噌を選ぶことが出来ました。

Dscn2549

お醤油は、
「なかの一しょうゆ・本醸造“たまり”」、
「なかの一しょうゆ・本醸造“丸大豆”」を購入しました。
基本は自家熟成して付け足している万能醤油ダレに使いますが、
ちょっとずつ料理に使っています。
丸大豆のお醤油、旨味が形成されているから、
ちゃんと熟成されているから…なんだと思うのですが、とてもまろやか。
塩気塩味にも醤油そのものの舌触りにも、
まろやかな特徴がある様に思っています。
「醤油は塩辛いもの」と言う感覚が崩れ去りますね。
何に使っても引き立ててくれます。

「たまり」は、注ぐ際にもとろみがある見た目。
コクと締まりがあるもの…自分で料理してみて使ってみて、実感しています。
汁物にもよると思うのですが、
ダシや具をそんなに使わない汁物にはコクを与えてくれるし、
逆に、具を豊富に使うもの、また肉じゃがや筑前煮の様な味の要素が多い料理には、
一本筋の通った味のふくらみのベースを与えてくれる様に思っています。

Dscn2550

特撰、淡色、特吟、
この3つの味噌を試食させて頂いた中で、
僕ら夫婦は抜群に「淡色」が美味しい!と思いました。
絶対購入決定。
上品の極み。リッチテイスト。
ただ、そのまま食べて非常に美味しいです。

そして「特吟」も買って来ました。
「三幸軒」のメニュウにある「特吟味噌焼きそば」も、
この「特吟」を使っています。
試食時は、前回のブログに書いた通り、
塩辛さが少なく、旨味が大きく深い印象。

「キュウリに合わせるとしたら、どれが良いですか?」

…と言う我が家では死活問題級に重要な質問を、
実は、答えありきで聞いていました。
YOKOさん、キュウリは大好物なんです。とっても。

「たぶん、この淡色の美味しさがいちばん合う」と僕もYOKOさんも思っていました。
試食した感じで、いちばん美味しかったから。
しかし、丸山さんから出た答えは「特吟ですかねぇ」と言うもの。
これ、正直に言って実際にその日の晩に家で試すまで、
「丸山さんが言うから本当だろうけれど、本当に本当?淡色の方では?」と失礼ながらに思っていました。

試してみると分かるのですが、
「淡色」に対して旬の水気が多いキュウリは瑞々し過ぎて、
せっかくの「淡色」の上品な風味が損なわれてしまう心持ちです。
「特吟」は、旨味があります。
旨味がキュウリの風味とよく合って、実に旨い。
こんなに美味しい「もろきゅう」は食べた事がない!…確かに、そう思う美味しさでした。

料理においても「淡色」と「特吟」の性格は全く異なっていて、
どんな料理に使っても活躍してくれています。
どちらかがベスト!…と言う事がないですね。
どちらを使っても、その性格に合った料理を、もっとグッと美味しくしてくれます。
どちらもベスト!の美味しさだと思っています。

当日、お店を伺った後に、聞いた話を忘れまいとTweetしたものがこちら。

「そうそう、忘れないうちにメモ。
 中野醤油の特吟味噌で、きゅうりを試す。
 淡色味噌で、そうめんなどを試す。
 胡麻や麺つゆなどで仕上げる。
 淡色、食べた瞬間に色んな食材が浮かんだもんなぁ。
 ねぎ、みょうが…焼いても美味しいそうだから、ピザも行ける。
 マヨとも相性良いとのこと」

…今、読み返すといかに淡色贔屓だったか分かりますが、
でも、たぶんその場で試食すると、そう思うんじゃないでしょうか。
どうでしょうか。
本当、「淡色」も素晴らしいけれど「特吟」も凄いんです!
料理をすればするほど、魅力にハマります。

「 ぼくの味噌人生が、ようやく始まる 」

…心からそう思っています。始まったんだ…と。
味噌と言う万能調味料の有能さに驚いています。
味噌料理、どこか「味噌臭い」と思っていました。
市販の大量生産的なお味噌にある特徴。
何と言うのでしょう、
味噌らしい香がし過ぎる…そんな風に例えられると思います。
自然な味噌の香、たっぷりと感じる旨味のお味噌が理想です。

そうそう。お味噌の保存方法も教えてもらいました。
せっかくのお味噌、大切に使いたい!と思い。
タッパーに移して、サランラップの中蓋を追加…が良いとの事です。
そして冷蔵庫の中で!
ポイントは乾燥を出来るだけ避けると言うこと…だそうです。

続いて、別の日の記事で更新しますが、
1度、北信において行ってみたかったお店、
飯山市の「イナリ食堂」に立ち寄りました。
駐車場がなく、近くの病院がゲート式の駐車場になっていて、
駐車料金を支払えば停めることが出来そうだったので、利用しました。
その際に、すぐ近くに北陸新幹線開通に際して、
リニューアルされた「飯山駅」が、程近い場所にある事に気付き、
腹ごなしも兼ねて、軽くお散歩をしてみる事にしました。

Dscn2535

「飯山駅」

ニュースでは見たことがありますが、訪れるのは新旧合わせても初めて。

Dscn2540

とてもお洒落な構内です。

Dscn2541

階段を登った先、階下を見下ろした風景。
造りの美しさは、とても素晴らしいのですが、人があまりおりませんで…。
新幹線ホームの前にお土産を売る4店舗くらい…かな、
露店、売店がありましたが、
皆さん、ずーっとケータイを弄らざるを得ない状況だったと思います。
エスカレータを登った先にあるのですけれど、
元より地元の人間でもありますし、買う気もないので、
何だかたいへん申し訳なく…。
学生さんの憩いの場の様にはなっている…感じでしょうか。
地元の菓子店では銘菓「バナナボート」が人気だったりもする、
レトロな街並みが良い飯山の市街地に一際近代的で、
少し浮いてしまっているのかも知れませんね…。

Dscn2543

「いいやま湯滝温泉」へ。

飯山、栄村の温泉の中で、
僕とYOKOさんが今まで行った温泉は、
秋山郷の楽養館、栄村の百合居温泉、トマトの湯、
いいやま文化北竜館、戸狩温泉・暁の湯、
北野温泉・北野天満温泉学問の湯…ですかね。

今回の「いいやま湯滝温泉」は、
行きやすい場所にある印象があり、
「いつでも行く事が出来るだろう」と思って、
逆に、今まで足を運んでいなかった日帰り入浴の温泉施設です。

Dscn2545

「いいやま湯滝温泉」のエントランス。
階上には宴会場、
この右に食堂とテーブル席が主体の休憩所があります。
湯上りに佇んでいると、
この日は夜に地域のお客さんの宴会がある…なんて声も聞こえて来ました。
確かにお食事メニュウは、
取って付けた様な定番メニュウだけでなく、
地域的な要素のあるメニュウなどもあり、興味があるお品も少なくありませんでした。

Dscn2546

奥へずーっと長く続く通路から浴室へ。
手前に男性の内湯、女性の内湯、
女性の露天風呂、男性の露天風呂へと接続されています。

女性は、露天と内湯の直通路がありますが、
男性は、屋外に通路があり、
わりとオープンな心持ちで浴室間を移動します。
川面に近い駐車場から、大切なところ以外は見る事が可能な通路。
駐車場に停めた自分の車もバッチリ見えましたね。
男性だから良いと思いますけれど、
このアトラクション的仕掛け、開放感、嫌いじゃありません。

Dscn2547

湯上りに休憩所で、ひと休み。千曲川が見えます。
新緑の季節、水量も多く雄大な流れを見る事が出来ました。
お湯はやや熱め、無色透明です。
内湯が2本1組の氷菓みたいな造りをしていて、
湯口が並んで2箇所、中央に仕切りがある構造は初めて見ました。

露天風呂のカランも面白い構造でしたね。
岩の出っ張りをこしらえて、蛇口を取り付けたかたち。
シャワーはありません。こう、滑稽にすら見える雰囲気は特長です。
露天風呂の脱衣所には、
「修学旅行生は内湯に行けません」との張り紙がありました。
スキーなどの時期を想定されているのでしょうか。
所変われば何とやら…面白いルールに感じました。

Dscn2548

飯山市のAコープを訪れます。
大町・横川商店の呑ん子さんに教わって以来、
出来るだけ立ち寄るようにしています。

Dscn2551

みゆきポーク、肩ロース焼肉用。

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みゆきポーク、もも肉しゃぶしゃぶ用。

Dscn2553

福味鶏のむね肉…スーパーに普通に売っているお肉類が、
ブランド豚、鶏なんです。
すごいことです。かなり嬉しい。
お値段はそりゃあ少しは張るのですけれど、
たまの贅沢に買って行く…
「買いたい!」と思っても、中信地区では業者でもないと、
たぶん、これ手に入らないものですよね。
それがスーパーで、簡単に手に入るのですから、有り難い。

あと、木島平産のなめこも、
よく売っている真空パック風に詰められたなめこ…ではない、
なめこが売られている場合が多く、
これがたいへんに気に入っています。
香が抜群に良いんです。栽培ものではあるのですけれど、
詰め込みなめことは大きな味わいの差があります。

他、YOKOさんが大好きなお煎餅コーナーも、
新潟が近い土地柄だから、広大な売り場面積を持っていたり、
北信の生活に根付くスーパーですから、
色々と景色が変わって面白いものです。
コーヒーなどの休憩目的であれば、
隣接する「道の駅・花の駅千曲川」もありますし、
ひとつの基点になってくれます。
道の駅の農産物直売施設も、色んなものがありますね。


家に帰って来て、その日も試したし、
あれからずっとお味噌を使う習慣が付きました。
飽きない。料理をしていて飽きません。
どんな味わいをこのお味噌は食べさせてくれるのか、
…想像する事、とても楽しいです。

もろきゅう(特吟味噌)、
豚しゃぶのタレ(市販の胡麻ダレ+めんつゆ+淡色味噌)
そうめんつゆ(市販の胡麻ダレ+めんつゆ+淡色味噌)

蒸し鶏・棒棒鶏(塩麹+特吟味噌)
ローストチキン(塩麹+特吟味噌)

鯖の味噌煮(特吟味噌+淡色味噌)

回肉鍋(特吟味噌)…などなど。

まだまだ試したい料理がいっぱいです。
自作ラーメンも味噌タイプ、まだ試していないので、
ストックしてある豚骨スープを使って、早くやってみたい。
麺に練りこんでもみたいなぁ…いやはや、本当、夢が膨らむんです。

醤油は、熟成万能タレだけでなく、
今は僕が料理をする際の基本調味料として使っています。
味付けの対象の甘さや味の強さによって、
丸大豆とたまり醤油を使い分けています。
たまり醤油の深いコクが向く時もあれば、
ほんの少しの風味付けであれば、
丸大豆の方が、全体にしっくり来る場合もあり、
使っていて面白いのは、こちらも同様です。

「食酒楽会」だけでも十分満喫したのに、
翌日は翌日で、北信の恵みをしっかりと味わって来ました。
益々、楽しい毎日になりそう。
そう、お味噌をきっかけに!

さてさて、北信巡り、そんな一席を申し上げて参りました。
またお味噌が切れる、岩清水を飲み干す、三幸軒さんで食べたくなる…
理由はたんまりとございますとも。
(実際に6月19日も中野市と、飯山市を通って栄村に遊びに行っていたりします)

本日のところはここまで。
次回、お目に掛かりますまで、暇を頂戴致します。
それでは。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

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