ウィスキーと洋酒 イベント

2017年9月 1日 (金)

THE BIG STRAND, Single Malt Scotch Whisky

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気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
 
 
8月11日、晩酌にて。
 
 
 
 
MORRISON & MACKAY社が販売するSingle Malt Scotch Whisky、
「THE BIG STRAND」を。
ビッグストランドとは、アイラ島の太平洋側、
12kmに渡って広がる砂浜の通称だそうです。
 
 
夏になるとハイボールで喉を潤すことが多くなって、
お値段の理由もない訳じゃないけれど、「Teacher's Highland Cream」が、
ほんのりピート感が香って美味しいなー…なんて思います。
でもやっぱり、試してみるといろんな世界が見える訳で、
「VAT69」のハイボールも、かなり気に入った…そんな今年の夏の飲み物事情。
 
普段飲みのウイスキーを飲み尽くしてしまったので、新機購入。
その1本です。
蒸留所名は秘密。
ただ、どのサイトにも「この蒸溜所は冷却水に海水を使用する珍しい蒸溜所で、
アイラ島の蒸溜所の中で最大の生産量を誇ることで知られる」とあるので、分かりますよね。
色からして、熟成年数は少ないかなー…と言ったところ。
 
トップノートは、
 
林檎、甘味、蜂蜜、蝋燭、ソーピィ(石鹸)、
木の香、若い杉材、バナナの香料の匂い、
レモングラス、ジャスミン。
 
ピート感はあるけれど、香のエレガンスさにマスキングされて…
その蒸留所だと、あまり理解が追いつかない感じかも。
もっと重厚感ある印象。でも、この香高さは、良い。期待させてくれる。
 
飲んでみると、
 
飲んでみても軽やかさ、印象はそのまま。
甘味が比較的強いタイプだと思います。
蜜の様に強く芳しい香と共に、絡みつく要素を感じます。
辛さ、苦さが一瞬通って、フレグランスの良さが駆け抜ける。
アルコール度数の高さが味わいに、
辛さとインパクトを乗せてドライに感じさせてくれる印象。
ピートは後半に鼻先から抜ける余韻に最も感じます。
 
YOKOさんも「美味しいね。甘くて、クイクイ行っちゃうね」とのこと。
 
ニューメイクっぽくもないし、
若いけれど、美味しいウイスキーが多い印象のある蒸留所らしい1本だと思います。
 
開けてみないと味は分からないもの。
これは“当たり”でした。
 
ハイボール特性も良いとのことで試してみると、
燻した、蒸留所特有の香がここで立ち上がり、白眉。
ただ、ボトルのお値段を考えると、あまりに回転が良いハイボールには、
経済的には向かないかなー…なんて思う所です。
こう言うものは、Barに行って試す…が良いのかも知れませんね。
 

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2017年8月17日 (木)

僕は2度死ぬ。(越中富山・若鶴“サンシャインウイスキー”)

 
 
 
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8月12日、洋酒店 醇にて。
 
 
気楽なところで一生懸命…と言うことですが。
 
 
 
 
 
 
「人の目を気にして生きるなんてくだらないことさ」とキヨシローは言った。
歌ったのか、それとも自伝や何かで発した言葉が編纂されているのか、
それは分からないけれど、
たけさんが書いていて、「うん、それをいつも胸に入れておきたいな」…と感じる。
 
その意味において、僕は2度死んでいるんだろうな…と思う。
2度目まして死んでみて、それを記念に書いて行こうと、ここに思う。
 
 
 
 
西堀の「洋酒店 醇」で、富山・若鶴酒造のウイスキーに出会う。
存在は知っていて、
ずっと前に「地酒屋のウイスキー」は飲ませてもらった。
けれど、近年のウイスキーブームで状況は一変していて、
同社、三郎丸蒸留所が正式に稼働して行くと言う話題も熱い中で、
「サンシャインウイスキー」に出会う。
日本酒の4合瓶、また一升瓶に封入されているウイスキーだ。
 
写真中央は、20年以上熟成された原酒を用いたボトル。
その後ろに隠れている、古めかしい洋菓子の包装紙の様なラベルが、
今回の主題、銃弾になるのである。
 
 
 
 
そもそも。
 
 
1度目に「死んだなぁ」と思ったのは、
スズキくんとカッツーを見ていた時の事だ。
Twitterで、今、何を飲んでいるか…なんて言うものも、
アカウント主が投稿すれば、しただけ分かる世の中。
 
ふたりが、スタンドバー「8オンス」でサワーなんぞを飲んでいる。
焼酎らしき?に、ジュースらしき?を割ったもので、
正直に言えば、「飲まなくても良いもの」だと思い込んでいた。
 
「若者のアルコール離れ」があると言う。
ビールは苦くて嫌だと言う。
日本酒やワインの様な高濃度のものも嫌だと言う。
でも、チューハイ、サワーの売り上げは問題視されていない。落ち込んではいない。
(逆に、チューハイ&サワー業界はハイアルコールブームだ)
 
あぁ、だから、それらは「清涼飲料水」であって、
アルコールは入っているだろうけれど、
僕の口から発する「お酒」と言う分類外で、飲むことはない…
飲む必要はないものだと、そう言う発想で生き長らえて来たのです。
 
件のふたりを見ていると、
何に対してもフラットな…凝り固まったもののない、
そんな付き合い方をしている様に思います。
“ピンからキリまで”と言う言葉があるけれど、
ピンも知り、キリも知り、中間も知っていて、どれも一様に相対している。
(そして、創作と化学が絡むふたりの生業には、
 環境が形作る才能と呼ぶことが出来るくらい重要な要素だと思う)
 
サワーだって美味しいものはある。
 
そこには居酒屋さんなら居酒屋さんの提供への努力があったり、
缶入りならば、まさに商品開発の粋が、
人の思いが込められているもので、
美味しいものも、美味しくないものも、入り混じっていて、
そう、美味しくないと思うものも、
ただ、好みに合わないだけなんだと思い知る。
美味しかろうと、美味しくなかろうと、何もいけない事はなくて、
“何かいけないものを作ろうとする”ことこそが、問題なんだと考える様になる。
 
自分の美味しさを理解してもらえれば嬉しいだろうし、
理解されなくても、それはそれだ。
誰かと口と胃袋を取り替える訳じゃないんだから、
誰かの感想を否定する、自分側へ矯正するなんて、ナンセンスなんだ。
 
ふたりの所作に憧れる様に、
「8オンス」に出掛けて行って飲んだサワーは美味しかったし、
家で、ビールや日本酒の気分でない時に、
軽く飲むサワーは、とても美味しいと今では思うようになった。
 
「飲んでみなくちゃ分からないものだ」
 
…と言うことだったのだけれど、
「百聞は一見に如かず」だなんて、分かり切っていたつもりだったのに、
僕のお酒の辞書に「サワー」が書き加えられた事は、
とても爽快で、痛快な出来事だった。
お陰様で楽しくお酒を飲んで生きていたいと言う、
僕の2度目の人生は、より充実して行く…
選択できる酒類が増えたことはたいへんに喜ばしいものだった。
 
その中で、もう1度、最期を迎える日が来た。
今回の主題である。
 
サンシャインウイスキーの、
「モルト、ブレンド用アルコール」と言う、
表示されている原材料については、
後から知ることになるのだけれど、
まぁ、見ていたら飲まなかったと思う。
第一、注文したものは写真のちょっと高そうなボトル入りの20年だった。
「比較用に」と洋酒店醇のバーテンダーさんが少量出してくれたものだった。
 
20年モノより、口馴染みする味わいに驚かされる。
 
「ブレンド用アルコール」と聞いて、なお驚かされる。
ウイスキーのブレンデッドと呼ばれるものは色々あって、
モルトウイスキー同士をブレンドするヴァッテッドだったり、
穀物が異なるグレーンウイスキーを混ぜたりするのだが、
だったら、グレーンと書いたりする訳で、
「ブレンド用アルコール」とは、
それが何なのかは分からないけれど、
ウイスキーらしいブレンド定義には則っていないのだろうし、
日本酒蔵が醸すウイスキーではあるのだから、
日本酒用語の「醸造用アルコール」と言うものなのかも知れない。
それだって蔵によっては、
日本酒を蒸留して“ブレンド用アルコール”を作る蔵もあるくらいで、
色々あるんだけど、お値段からしても、
少なくとも目の前のボトルに、そう言う心遣いはないんだろう。
 
下に見ていた。
馬鹿にしていた。
ウイスキーとは何たるかを、とても凝り固まって見ていた。
そんな風に思う。
本道とされるものを追い掛けるなら、それも正義。
けれど、ひとたびサンシャインウイスキーを認めてしまうと、
それらの考えが、実に勿体無いものなんだと思い知る。
凝り固まった考えの自分を1度殺して、
新しい自分でやり直したい…そう思ったんだ。
本来は静かにしていた方が“お行儀”が良いとされるバーの中で、
興奮して、ニコニコ、笑顔満開で喜んでいたはずだ。
 
味が美味しい、感動する、1杯1万円に勝る…
そう言う発想ではなくて、
美味しいと言う出会いは、まだまだもっとあるんだと、
洋酒店醇のカウンターで僕は騒いでいた。
 
 
 
人の目を気にして生きると言う事は、自分を卑下して生きる事なんだと思う。
 
“らしくない”生き方を努めると言う事なんだろう。
 
 
 
今回の事例に当てはめて考えると、
 
ひとつ目には、日本酒やウイスキー、クラフトビールを専門的に飲んでいて、
自負があったんだろう、
“それなのにチューハイなんぞを飲んで”…と思われない様に、
僕は飲まなかったのではないだろうか。
 
ふたつ目には、シングルモルトウイスキーや真っ当なブレンデッドウイスキーこそ正義で、
極限まで悪く言えば、まがい物の様に、
“ウイスキー以外を混ぜ込んだものを飲んでいるなんて”…と、
そう思われない様に、僕は飲まなかったのではないだろうか。
 
ラーメンも、お店がラーメンと謳ったなら、
それはどんなものでもラーメンなんだよね…と、確かnelさんが言っていたっけ。
自分の周りには、良い発想に至っている、尊敬できる人物が多い。
 
 
“自分らしく生きよう!”なんて、自己啓発セミナーの様な、
大それたことを言える僕ではないと思うのだけれど、
好奇心がその胸にあるのならば、
自分の手に負える程度の恥ならば、どんどんやって行くべきなんだな…と思う。
恥と思う心こそ、ただ凝り固まった余分なものかも知れないからだ。
 
日本酒はこうあるべきだ。
ビールはこうあるべきだ。
ウイスキーはこうでなくちゃいけない。
 
これに反するから恥ずかしいと思う事は、
己の酒道には反しているかも知れないけれど、
ほら、人道には反さない訳だし、
人道は踏み外しちゃいけないけれど、
千鳥足で酒道は踏み外しても、
また新たな道が僕の様に出来るものだと思います。
 
 
より良い酒ライフ、
3度目の人生を歩き出したことをここに記録します。
 
洋酒店 醇での出会いに、心からの感謝を!
 
 
 
 
 
 
 
「サンシャインについて書きたいんだ!」
 
そうYOKOさんに伝えると、
 
「ええ…?池崎とお酒のことを書くの?」と怪訝な顔をする。
 
 
 
そう言えば、YOKOさんも、わりとフラットな人だった。
 
 
僕の様に、思い込む、考え込むことで、
せっかくの機会を逸してしまう、勿体無い事をしてしまう…と言う噺でした。
 

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2017年3月25日 (土)

目当てに黒の縁がある。~梯子その3~(2017年2月4日・洋酒店 醇)

 
 
 
 
ネタがいっぱいで、ありがたい。ありがたい。
 
 
 
 
 
 
えー、
気楽なところで一生懸命、と言う事ですが…。
 
梯子酒のトリとして、
「洋酒店 醇」にて寸時のお浮かれを…
そんな一席でご機嫌を伺って参ります。
 
えー、そもそも、「酒 宗夜」を…
いや、毎日更新を続けております
「酒 宗夜・小盛り」をご贔屓にして下さっている、
皆々様におかれましては、
「あ、知ってる!」と言う噺になろうか、と言う所でございます。
 
ええ、情緒もへったくれもないです。
そうです。
私、気付いちゃったんです。
 
「 ネタに困らないぞ 」
 
…と。
なんて、「小盛り」のコンセプトに向くんだ、と。
 
Barで提供されるもの、
もちろん一席の流れがあるものですが、
それぞれが、とても簡潔に完結しているものだ…と気付かされました。
だからこそ、ショットバーと言う文化すらあるんじゃねぇか…
そう発展して考えてしまうくらい。
 
日本の食卓は、いや洋食だってそうでしょう、
だから、居酒屋でもレストランでも、食に流れがありますね。
軽いものから重いものへ。
冷菜から温菜へ…そう言う食べて行く流れであります。
例えば「厨十兵衛」さんを取り扱わせて頂いても、
日本酒に1杯目、2杯目とある…
そこに合わせる肴があって、流れになって行く。
 
そこに来て、このBarたる「洋酒店 醇」での体験を振り返りますと、
1杯1杯に頼みたい理由があり、気分があり、
次杯は全く別の酒類であったりもする…
そう、流れがなく、1杯それぞれを完結して楽しんでいる、
この連続だからこそ、色んなお酒を味わう事が出来る。
それが実に良いじゃないか、ええ、それに気づいてしまったんですね~。
 
この日も、
ワイン、ビール、カクテル、ウイスキーと多彩。
でも、座っている席はひとつ。
どっしり座り込んでいるのに、色んな味わいを楽しんでいるんです。
 
ご贔屓様におかれましては、
それぞれをすでに「小盛り」でご覧になって頂いておりますが、
どうぞ、本編においても、
その色んな味わいに触れる楽しさを、
こうしてお伝え出来たらと存じまして、ちょこたんと座布団の上、
皆様をお迎えしております。
 
さぁ、どうぞ。
最後まで、ごゆっくりとお付き合いくださいませ…。
 
 
 
 
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2017年2月4日、Hop Frog Cafe、廣東と梯子酒を上って来て、
3段目、「洋酒店 醇」にやって来ました。
 
 
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YOKOさんは、
これまでの道中、外の寒さに耐えかねて、
「ホットワイン」をお願いしました。
赤ワインをベースにしたもの。
白ワインベースもあるみたい。
 
仕立てている間、温めたワインの香、
シナモンが加えられて、
店内に広がる芳香、それが素晴らしく良いです。
すでに漂う香だけでも、癒される効果がある。
そんな趣で。
 
「美味しい!」
 
喜ぶ、YOKOさんの笑顔が印象的で、飲んでも美味しかったけれど、
飲まなくても「美味しいんだろうな」って思いました。
 
香は甘く豊潤そのもの。
しかしながら、飲んでみると甘酸っぱく、くどくない。
比較的、甘いものを苦手とするYOKOさんには、
適度な塩梅だったそうです。
 
 
 
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自分はSNSでお知らせのあった、
茨城・常陸野ネストビールの「エスプレッソスタウト」をお願いしました。
バレンタインエディション。
 
お通しとなるチョコレートやナッツ類と相性が良く、
コーヒー+ビール由来の炭酸と言う構図は、
Hop Frog Cafeで飲むことが出来る、
ナイトロ・コーヒーに近い印象も抱くものでした。
泡の中に甘い香が溶け込んだもの。
 
 
 
 
続いて僕は、更にコーヒーで。
 
 
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元来、先達てYOKOさんが注文していた、
ミルク入りのアイリッシュコーヒーが美味しくて、
「僕も、あれを飲むぞ!」と言う心持ちで、やって来ていました。
 
しかし、いざ注文をしてみると「ブラックバージョンもありますよ」と教えてもらう…
 
「えっ、どうしよう」となる訳です。
結果、好奇心に従って、こちらで。
ちょっと特別なアイリッシュウイスキーを加えての1杯。
普段の…家で飲むスペシャリティコーヒーに近いラインであって、
けれど、アイリッシュウイスキーの香、味わいも立ち、
つい先程味わった「エスプレッソスタウト」と、
似た部分もあり、異なる部分もあり、
もちろん、飲んでいる温度差も大きいけれど、
実に面白いもの、と感じました。
かたや、ビール+コーヒーであって、
かたや、ウイスキー+コーヒーであって。
 
味わう楽しみがありました。
 
 
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YOKOさんは、続いて、ウイスキーを注文しました。
 
Douglas Laing社のブレンデッドウイスキーで、
「 TIMOROUS BEASTIE(ティモラスビースティ) 」の21年。
 
同社「SCALLY WAG」を愛飲していたYOKOさん。
同系統のラベルは覚えが良く、自分の勧めもあってお願いしました。
 
腐りかけの…よくよく熟した洋梨の印象を香に思います。
けしてネガティブ要素のコメントではなくて、
洋梨の香に、少しだけツンとした…そうだな、ホワイトペッパーが持つ酸味に近い、
そうしたアクセントが混ざったもの。
 
21年と言う年数に対して、
高額なんじゃないかと恐れをなしてハーフサイズで頼んでしまったけれど、
そんなにお高くなく、フルで頼んでもうちょっと味見したかったな、と言うくらい。
お値段とのバランスも得ている、良いボトルに思います。
 
 
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僕は終電車に向かうには、ちょっと時間が無かったものの、
でも、どうしても「これを飲みたい」と思って、
心にけじめを付ける「LAGAVULIN」のオフィシャルボトル16年。
クローザー、〆の1杯として、僕に人気であります。
 
 
 
 
色々と味わって、再び屋外、寒い世界へ。
終電車に向かって、僕とYOKOさんは風を切って、歩く。
 
そんな梯子酒3段の噺、
相変わらず、長くなりましたがお付き合いを頂きまして、
誠にありがとう存じました。
 
また翌週もそうして遊びに出掛けておりますが、
本日の所は、ここまで。
僕らは巣穴に戻り、
まぁるくなって眠りこけている…と言った所でございます。
それではまた次回、お目に掛かりたく。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
 

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2017年1月28日 (土)

僕ら、この席も好きです。(2017年1月14日・洋酒店醇)

 
 
 
 
カウンターも良いけれど。
 
 
 
 
えー、気楽な所で一生懸命と言うことですが…。
 
 
いろーんな景気の良い掛け声と言うものがありますわ。
落語の世界は「する、切れる」と言う言葉は縁起が悪いってンで使わずにナ、
「当たる、開く、上がる」、そうした良い言葉で言い換える。
「するめ」はイカンので、「あたりめ」、
「会を閉じる、終わる」と言わずに「お開き」と言い、
これは現代、世の中にも浸透しておりますわ。ええ。
「スリッパ」なんかは「当たりッパ」と…
まぁ、これは言わない方が良いんじゃねぇかな、と思いますがね。
 
同様に縁起を担いだ風俗を語る手前、
いろんな掛け声がありますな。
テレビコマーシャルなんかもない時代ですから、
商売の売り声だって決まりがあったし、
要所要所で威勢を付ける…、
何だか…、
やっぱり日本人なんですかなぁ…
こう、血が騒ぐような言葉がある…と思います。ええ。
祭囃子、郷里の祭りの掛け声なんてぇものは、
皆々様に思し召しがあることではないでしょうか。
 
落語を聞くようになって、
まだ界隈には残っていて、
現代としては、
きっと亡失してしまった掛け声に、
 
「おあがりになるよー」
 
…と言うものがあります。
 
多くは遊びの本場「吉原」、遊郭での場面。
1階で女の子を選んで、2階に上がって行くと言うシステムで、
景気を付けるため、威勢良く「おあがりンなるよー」と声を掛けます。
落語で、廓噺(くるわばなし)が扱われますと、
きっとお耳に達するものと存じます。
 
これが良いもの…と私自身、思ってしまいます。
心地が良い。
劇中の男性陣もそりゃあ意気揚々と上がって行くのですから、
景気を付けて口演されますし、耳ざわりが良いです。
「おあがりンなるよー」…と上がったその先には、
「これからモテちゃおう、一夜大いに遊んでやろう」と言う、
アグレッシブなポジティブさに溢れた言葉だと考えるんですね~。
ええ。
 
そんな訳で、この瞬間に…
 
 
 
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「おあがりになるよー」と、
 
 
心地好いほろ酔い気分のはしご酒2段目、
 
呑気に考えていたと言うことで。
 
そんなお酒呑みのお噂で、本日はご機嫌を伺って参ります。
どうぞ、最後までお付き合い下さいませ。
 
 
 
 
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「信州ばんざい家」を出て、四柱神社でのお参りを経て、こちらへ。
「洋酒店 醇」にやって来ました。
“そりゃそうだ”…と言うことなのですけれど、
外は凍て付くほど寒く、中は暖かい。
移動しないと、美味しさと暖かさにありつけないんですから、
まぁ、頑張って出掛けてみる訳でして。
 
 
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カウンターにお客様がふた組おられたので、
こちらの席へ案内して頂きました。
結構久し振りで…
以前に、Kenchieさんと3人で遊びに来た際に座って以来でしょうか。
 
「おあがりになるよー」
 
…と、もう心内で頼みたいメニュウは2杯目まで決まっていましたからね。
そう、揚々たる思いで靴を脱いで1段、上がるかたち。
 
 
 
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僕は、前回、終電の時間の到来もあって辿り着かなかった
「山椒トニック」をお願いしました。
 
非常に爽やかな山椒の香が酔いは覚まさないけれど、“目が覚める様な”感覚。
“スパイス感が強い”ではなく、
辛味があると言う意味で「ホットな、スパイシーな」と言う言葉を思い浮かべます。
海外の薬草リキュールの複雑な、かつ特長的な香より、
身近にあるものであるからか、何と言うか、“分かりやすい”と感じる美味しさです。
甘味の含まれ方も異なるので、トニックウォーターで割って、
なお爽やかな演出で、開幕だけでなく中盤においても気持ち良いのではないでしょうか。
 
…逆に、ここにイエーガーマイスターやチナールなどの
濃厚な風味の薬草リキュールを合わせたらどうなるんだろう。
色んな可能性を秘めた鮮烈さを持っている様に感じました。
 
 
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YOKOさんはお馴染み、イチローズモルトの「MWR」を。
「ほっと一息つく」と言う気分になる事が出来るウイスキーと例えます。
そして、大好物である豪華なお通しを前に、嬉しそう。
 
確かに色んな種類が少しずつあって良いんですよね。
ポリポリ。
 
 
Dscn5412
 
 
山椒トニックを飲み干した僕は、
当日のTweetで書かれていたウイスキーをお願いしてみる事にしました。
キリンシーグラムの「ORCHID(オーキッド)」と
銘打たれた、時代の付いたブレンデッドウイスキー。
 
…ポケモンの博士の名前かな、と一瞬思ってしまったりもしながら、
たぶん、全々関係ないと思いますけれど。
 
とにかく。
 
洋酒店醇の旦那のツイートを拝見すると、
シェリー樽熟成の情報もあるそうですが、
何より現品原材料部に「モルト、グレーン、シェリー」と書いてあります。
 
ブレンデッドウイスキーですから、
「モルト、グレーン」は分かりますが、この部分に「シェリー」とは、如何なることか。
シングルモルトウイスキーにおいても、
シェリー樽熟成されたウイスキーで、原材料に「シェリー」と言う記載はされないと思います。
酒税法を追わないといけないけれど、
ウイスキーもビール純粋令の様な意味合いで、
モルト、グレーン以外を混ぜると「混成酒」の様なカテゴリになる…のかな、どうでしょう。
元来、モルト、グレーン以外を混ぜる文化は少ないので、
法律上は何も規定がないのかも知れません。憶測ですけれど。
 
興味は湧きますが、難しいところを追いかけ続けることも野暮ってモンで、
香、味…「うん、美味しいは正義」と思いました。
 
明るい印象を抱く香にバランスの良い味わいの強さ。
香の良さは、シェリー系のウイスキーにある芳しい部分と、
しっかりと重みのあるウイスキーに感じる香の織り重なりも感じられ、
美味しいブレンデッドである、と感じました。
経緯を想像しながら考えて飲んでも良いし、
気楽に頂いても、うん、とても良いと思います。
 
 
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YOKOさんは話題の中から、「アイリッシュコーヒー」をお願いしました。
ベースにはアイリッシュウイスキー「JAMESON」が使われていますが、
工夫のある「JAMESON」でした。
 
すごく美味しいアイリッシュコーヒーで、
コーヒーの香、味のまとまりが、とても良いです。
香もすごく良い。ミルクと喧嘩する事無く、
かと言ってミルクの厚味の中に馴染んで消えることなく、
とても良くコーヒーの香が届いて、たまりません。
 
深志神社の近くにある「FIFTY-ONE COFFEE(51コーヒー)」さんとの、
コラボレーションメニュウである様子。
市販の某か分からない、また焙煎後の時間も経過した珈琲豆でなく、
自家焙煎され、管理された、
ちゃんとした珈琲豆だからこその美味しさなのかも知れません。
YOKOさんが飲んでいたものだけれど、僕自身もかなり気に入りました。
カクテルは基本レシピこそあれど、
甘味も濃淡、調整が出来るものですし、
より自分に合う美味しさを求めても良いものだと思います。
こうした歴史あるレシピでも、こんなに新鮮な驚きがあるものだ…
…と嬉しくなりました。
 
 
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YOKOさんの「ほっと一息」が「MWR」ならば、
僕の場合は、シングルモルトウイスキー「LAGAVULIN(ラガブーリン)」のオフィシャルボトルが、
それに当たります。
ピートの匂いはそれぞれの蒸留所で特長的に異なりもし、
その強さは仕込みの量で異なりもし…
強いピート香も好きなのだけれど、
こう、落ち着いて「今日も楽しかった」と思って飲む場合、
僕の好みは、このぐらい。ラガブーリンがちょうど良いです。
 
 
 
 
 
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松本駅前は、更に気温が下がってマイナス6度。
中島酒店さん前の道を歩くと、
若いお兄さん方がワイワイとやっておられて、
その中のおひとり、まぁ、上半身がお裸な訳です。ええ。
まぁ、こう言った光景は見ない訳ではない。
 
 
「毛細血管が、いっぱい詰まってるトコ、脇ーッ!!」
 
 
「わはは、おいおいー!」
 
 
…と、ご友人さんからツッコミらしきが入る声が聞こえますが、
「ドリルすんのかいせんのかい」では、
静かに聞き返し、繰り返し、
「毛細血管がいっぱい詰まってるとこ脇…と言う部分がちょっと聞き取り難い」
…で返さねばなりません。
志の高い若者が、
「ドリル?ドリル?ドリルせんのかい、すんのかい、オォイ!」まで、
いじってもらえるのでしょうか。
電車の時間もあるので最後まで応援できなかった事が残念。
 
 
Img_3571
 
 
 
電車を待つ束の間にも、
「ポケモンGO」、ポケモンの卵を孵化させるべく、
歩数を伸ばそうと余念のないYOKOさんを激写したりなんかして。
 
氷点下の実に寒い夜でしたが、
無事に良い心持ちのまま、巣穴に戻って来る、
そんな所で、2回に渡って申し上げましたはしご酒の一席、
ちょうどお開きの時間となっております。
ご高覧頂きまして、どうも、ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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2016年12月24日 (土)

はしご酒で興味を駆け上る。(2016年11月12日・洋酒店醇)

 
 
 
次回は山椒。
 
「次回もまた…」と、思う事が出来ると言う事は、
 
それが楽しい時間であった、と言う何よりの証。
 
 
 
 
えー、気楽な所で一生懸命と言うことですが…。
 
はしご酒を続けて参りまして、これが4軒目となります。
しばらくこう言う呑み方はしておりませんでしたね~。
こう、数字だけ「4軒目」と書きますてぇと、
随分な酒豪っぷりとして、お耳に届くかと存じますが、
いやいや、実際にはそこまでの事はございません。
こう、ゆっくりと、酔い過ぎない程度に…
常に飲むのではなくて、時に語らい、時に笑い…
それぞれのお店の雰囲気も楽しんで、安穏とここまで至っております。
 
さて、4軒目は西堀にある「洋酒店 醇」へ。
 
「終電まで、よろしくお願いします!」
 
…と、扉を開けまして噺の幕が上がって参ります。
どうぞ、最後まで気を確かに持って、お付き合いを願っておきますが…。
 
 
 
 
Dscn4560
 
 
ポケストップを周遊しながら、「洋酒店 醇」へ。
 
 
Dscn4562
 
 
当日、おすすめの1杯として、営業開始Tweetと共に報じられていた、
「Queen Elizabeth・クリーンエリザベス」をお願いしました。
 
以前、S木さんが持ってらした、
とってもソーピィな「QE2」も、きっと女王様についての名前ですよね。
そして、この頃、ちょうどネット上の…
ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」で実装された
クイーンエリザベス級戦艦2番艦「Warspite(ウォースパイト)」が、
ようやく改装段階を迎え…
…つまり何が言いたいかと言うと、
「クイーンエリザベス」と言うフレーズに敏感だったんですね。
 
やはり「QE2」が特異だったのであって、
しっかり美味しいブレンデッドウイスキーと言ったカタチ。
バランスサブルです。
感じる甘味が程好く、乾燥したオレンジ系の香を持っていて、
全体的にはグラッシー。統一感がありました。
 
 
Dscn4564
 
YOKOさんは埼玉秩父「イチローズモルト」をオーダー。
色んなボトルを並べて頂いた中から、
4軒目と言う事もあって…
「お疲れさま」と言う心持ちもあって、
ゆったりとした時間を過ごしたい事から、
スタンダードな「MWR」を選びました。
YOKOさんお気に入りのボトルでもあります。
 
 
 
Dscn4571
 
 
今回のはしご酒、
1番手の「風林火山」へのきっかけを作った方が、
家飲みで多く味わっているのが、
アメリカン・バーボンウイスキー「Four Roses」なんだそうです。
ふと思うと、口にした事はあるかないか…と言う程度。
これもきっかけと思い、お願いしてみる事にしました。
 
当日は、日本だけの発売と言う、
「Super Premium(プラチナ)」と言うボトルがあり、試すことに。
Barでは、こうして1本ウイスキーを買わなくても、
試すことが出来て良いですよね。色々味わう事が出来ます。
 
バーボンウイスキー特有のトップノート。
少しだけセメダインを感じる香と、
ミントやハーブ類を混ぜ込んだ練乳の様な匂い。
これまであまりバーボンウイスキーを飲んで来ていないので、
経験値が乏しく、
他のものと合わせて考えても、
なかなか特長を見出せないでいます。
これから、もうちょっと色んな味わいを知って行きたい…
そんな風にも思います。
有名な銘柄だけでも、
アーリータイムズ、I.W. ハーパー、
メーカーズマーク、ワイルドターキー、
ジムビーム、エライジャ・クレイグなどがあって、
メーカーズマークのミントジュレップは、
随分と昔に興味があって飲んだことがあるかなぁ…
ジムビームも蜂蜜入りのものなど、
最近、色んなリリースがありますよねぇ。
 
ほとんど飲んだことがない、これは勿体無い。
色々体験して行きたいなぁ…とも思いながら、
また、スペシャリテの「山椒」や「紫蘇」もありますし、
終電に間に合う頃合まで、
その日の僕らは楽しませてもらって、巣穴へと帰って行きました。
 
まだまだ知らないことはいっぱいあります。
色んな事を見聞きして、吸収しながら味わって…
楽しんで行きたいなぁ、と思う所で、
このはしご酒の手記、ここでお開きとなってございます。
どうぞ、
これをご覧になる皆々様が、今宵も美味しい1杯に出会えますように、
祈りながら、暇を頂戴致します。
どうも、本日はありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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2016年9月 6日 (火)

時が経つから味も想いも成熟する。(2016年7月23日・摩幌美)

 
 
 
 
 
 
これまでの話、これからの話。
 
ウイスキーをボトルで飲むって、そう言う感じ。
長く付き合うから、愛着が湧くンです。
 
 
 
えー、相変わらず気楽なところで一生懸命…と言うところですが、
トリを勤めます。あともう少し、しばらく辛抱でございますんで、
お互いに、気を確かに持って頑張ってみようではありませんか。
 
7月23日の松本市での酒場風景を、
ここまで3回に渡って申し上げて参りました。
今回が4回目で、大トリ、お開き、終電も間近に迫った頃合でございます。
 
 
Dscn3063
 
 
“人生の止まり木”、
松本駅前のパブリックバー「摩幌美」のドアを開け、
上方に取り付けられた鐘が、カランコロンと鳴りまして。
するってぇと、噺の幕開きとお定まりで…。
 
 
 
 
Dscn3065
 
 
この日、「摩幌美」にはお目当てがありました。
38周年…その期日は12月になるのですけれど、
それに先んじて、記念ボトルの発表、発売が為されたばかりの頃。
 
酋長とジム・マッキュワン氏のご縁、
培われた友情から、選りすぐりの樽が選ばれ、
BRUICHLADDICH蒸留所のウイスキーが詰められ、
この度、熟成を経て、
「Pub.Mahorobi」オリジナルボトリングのウイスキーとして、
バーカウンターの上で、僕らも出会う事が出来る様になりました。
 
「Pub.Mahorobi "for Freiends" Port Charlotte」
 
Islay Single Malt Scotch Whisky
 
摩幌美に集うウイスキーラバー、すなわち“Freiends”への酋長からの贈り物。
 
 
 
自分自身、
ブルイックラディ蒸留所がリリースする、
Port Charlotteシリーズは好みである…そんな自覚があります。
摩幌美のバックバーにひときわ目立つ、
他のボトルとは異なる、ずんぐりとした形の透明瓶に、
モダンな文字が張り付いたデザイン。
最初は興味でお願いしていましたが、
すっかりその美味しさを覚え、見つければお願いする様になりました。
 
頭文字を取った「PC6(ピーシー・シックス)」ならば、
6年熟成のもの、
そうして1年1年リリースが続き、それぞれ「摩幌美」で楽しんでいました。
 
「PC10」は飲むことが出来なかったけれど、
その後は、
「Port Charlotte」として、年数表示のないボトルが発売される様になりました。
「AN TURAS MOR(英語でGREAT JOURNEY)」、
「The Peat Project」など。
他にもヘビーピーテッドボトリングとして、「OCTOMORE」もあり、
よりブルイックラディは名声の誉高い蒸留所として、知られて行きます。
 
酋長自身が買い付けた原酒、樽がスコットランドの風土に抱かれ、
眠りから解き放たれて、
遠く信州松本に、長い旅路を経て辿り着いた…と言うことで。
 
 
Dscn3067
 
以下、
当日のファーストインプレッションをTwitterにメモ書きしたもの。
 
百草丸みたいな香。ジャパニーズのスパイスフルな感じ。
 
ベーコンだけじゃない。すごく若草も感じる。
 
PCシリーズより、更に上品でスマート。
数多の香草類を燻した様な香は、グラスに鼻を近づける度に興味を湧かせます。
 
…とのこと。
 
 
実は色々と都合が付かなくて、
この日以来、僕らは「摩幌美」に遊びに行く事が出来ておらず、
きっと今では風合が変わっているんだろうな、なんて思います。
それは、実に興味深い方向に。
開封されて、空気にも少しは触れて、
だんだん目覚めてくるもの…そんな風に思います。
 
“時が経つから味も想いも成熟する”
 
…また今度、摩幌美のカウンターに座る際にはお願いして、
その味わいの変化を歓待しながら、
のんびりと、バーならではの時間の過ごし方を謳歌したい。
そう思います。
 
 
 
 
テイスティングノート、
味わいを記録しておく意味でのブログ、
それをしたためているならば、未完成であります。
また「摩幌美」に味わいに行きたいと思います。
「完成」がいつ来るのか、
書きあがるのか…と考えてみると、
それはきっと、何度も通い、
その度に少しずつ表情を変えるボトルを眺め、
酋長やAkkoさん、バイト君と、
ウイスキーのこと、日々の松本のこと、話したりなんかして。
時間、季節、味わいの移ろい、
ボトルが琥珀色を失って、空の透明瓶になって、
その時の感想を吐き出して、完成なんだろうな…と感じます。
少し時間はかかるでしょうけれど、
楽しんで、楽しんで「ポートシャーロット」を飲んで行きたいと思います。
 
さて、
4回に分けて語って参りました7月のお遊び、その記録。
僕らも終電に向けて急いでおります頃合で、お開きとさせて頂きたく存じ上げます。
長らくのお付き合い、
誠にありがとう存じました。
お忘れ物など無きよう、またお会いできますよう願っております。
では、
ありがとうございました。
 
 
ありがとうございました。
 
 
ありがとうございました。
 
 

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2016年4月25日 (月)

Nice to meet you ! 僕らの言語はウイスキー!(2016年4月21日・摩幌美)


その日、Pub.摩幌美ではいつもの様にウイスキーが楽しまれていました。

「楽しもう」とする心意気は万国共通で、とても尊いものです。

「僕らの言語はウイスキー」、ウイスキーを言語とするご縁があります。

僕もYOKOさんも、英語ですら、あんまり喋る事が出来ないけれど、
是非、スウェーデンはストックホルム、Akkurat からやって来る、
Whisky Lover さん達とお話したかったんです。
「楽しもう」と言う気持ちをお互いに、
ウイスキーを言語にして、ひとつのテーブルを囲むと言う喜びを。

Nice to meet you !

Skål(乾杯!)


この日の前半、
緑町「Pizza Verde Matsumoto」のお話は、次回に。
こちらでも感動が多い食事だったけれど、
今日は、先にMickeさん(ミキーさん)達に会ったお話を先に書きます。
気持ちが熱い内に書いておきたいから。

Swedenからミキーさんが来た、初めて僕らが会ったのはいつ頃だろう…
そうして記録を紐解いてみると、2009年のSNS「mixi」に記録がありました。
もしかすると、ミキーさんが初めて摩幌美を訪れたのは、
それよりも前なのかも知れません。
2009年からのご縁としても、もう7年になるんですね。あっと言う間。
それから、ChristerさんやClaesさんも松本に旅をしてくれる様にもなって…
いつもいつも、素敵な飲み手さんたち。



Dscn2218
激しい風と打ち付ける様な強い雨。
天気は良くなかった。
「せっかくの、大切な日なのに」とは思う夜でした。
雨あし、
僕らが訪れた頃合がピークで、その後は少し治まっていましたよね。
帰りには、雨は霧雨の様に降り続いてはいたけれど、
それ以上に、晴れやかな気分で、とても高揚していて、
気にならなったことを覚えています。
摩幌美から駅までの明るい繁華街の光の中に、
細かな雨粒が待っていた…その光のカーテンの中を、
松本駅へ歩いて行った瞬間の記憶が、とても心地好いものと感じています。

Dscn2221
久し振りに落ち着いて「摩幌美」のカウンターに座りました。
僕らは、これが大好きなんです。
「Scot-P」…スコッピー、スコッチウイスキーのホッピー割り。
通称「香が良いほう」と通称「救急箱の包帯」をお願いしています。
いつもこれ。
香が良いのは、Glenfiddichを使っているから、
救急箱はピートの香。Caol Ilaを使っているからで、
ただScotch Whiskyと呼ぶとBlendedも含まれる訳ですけれど、
どちらとも、Single Malt Whisky であり、
贅沢な部類に入るハイボールだと思っています。
イージードリンクとして流行したハイボールとは、少し趣が異なる感じ。
ちゃんとウイスキーらしさを、
シングルモルトの個性を感じ取る事が出来る絶妙な塩梅です。
1日を過ごしてきた疲れ、忙しさ、いろんな感情…
そこに終着点を与えてくれる準備をする爽やかさ。
繰り返し書きますけれど、
僕もYOKOさんも大好物の、酋長オリジナルレシピです。

Dscn2219
雨もあって、始まりは静かな夜。
ミキーさん方がお見えになると、とても賑やかになりました。
皆さんがビールと共に、最初の1杯をそれぞれ選び、
一旦落ち着いたタイミングで、
僕とYOKOさんもテーブルを囲んで、一緒の座に加えて頂きます。

Dscn2227
この日は、これを飲みたい!…と決めて訪れていました。
右側、
「THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY, 123.15」
GlenGoyne(グレンゴイン)のシェリー樽熟成のボトル、
左側は、
「GlenGoyne 17年」のオフィシャル“デキャンタ”ボトルを。

ソサエティボトルは、先達ても頂いていますが、
時間に追われて、たいへん素晴らしい香とは思いつつも、
比較的足早に飲んでしまった事が、実に勿体無く、
もう1度口にしてみたい、
今日こそは、ゆっくりじっくりと香を味わいたいと思い、再びお願いしました。

素晴らしいシェリー樽熟成のウイスキー…
もし、1度でもそう思う事が出来るボトルに出会っている方なら、
そのイメージに類するもの。
とても上品で、輝きのある鋭さを感じるくらい鮮烈な香。
甘く芳しく、どこか奥に麦飴の様な甘い宝石が隠されているイメージ。

Akkuratの皆さんに「とても良い香なんですよ」と、回して頂くと――…

あぁ、テイスティング会って本当に良いですね。
テイスティングをしようと思う心意気をひとつにしている場って良いですよね。
皆さん、言葉以上に、察してくれて…
それは美味しいウイスキーに対する探究心と好奇心からに他なりませんが、
皆さんで試して頂いて、
最終的には、おひとり、今日のモルトとして1杯選んで下さったりもしました。
「本当に良いシェリーだよ」と親指で「Good」ポーズで表して下さいました。

デキャンタボトルのグレンゴインは、
そんなシェリー樽のものとは全く別の個性を持っていました。
写真の色を見ても分かる通りで、淡い黄金色のウイスキー。
まずノージング、香を試した時には、「蜂蜜を食べたときの様な」…
そんな印象が浮かびました。蜂蜜の匂いを嗅いだのではない、
あくまで、食べた時に感じる鼻の奥の戻り香の様な…
舌にも甘く広がって行く、
これが香として伝わるほどに、とても豊かで穏やかで優しく広がる香。
柔らかだけれど、ビッグと形容されるべき世界観。
シェリー樽の鮮烈さと比べるとカントリーな雰囲気ですが、
その広大な麦穂畑と干した布団の柔らかさの様なニュアンスは、
とても好ましいものでした。

デキャンタボトルは、イースターの際に祝い事として開封したもの…とは、
酋長からのお知らせメールより。
流石、とても素敵なボトリングのウイスキーをお持ちです。

さて、これを携えながら、いろんなお話を伺います。

「 旅程 」

皆さんは、今日までの10日間の旅行で、
余市、宮城峡、山崎、白州、秩父など、日本の蒸留所を巡って来たそうです。
明日はこの信州にある「駒ヶ岳蒸留所」を訪れるとのこと。

「ほとんど全部じゃないか!」と思いましたし、言いました。

すると、ミキーさんは流石で…

「あとは、御殿場とか」

海外の方から「KIRIN・御殿場蒸留所」の名前が出る嬉しさ。
僕らも蒸留所の前は通った事がありますが、
立ち寄った事はない訳で…
僕らは、実は余市、山崎にも赴いたことがありませんから、
つまり、ご一緒したスウェーデンから来た皆さんの方が、
僕らより、蒸留所の空気をより深くご存知である…と言う事ですよね。

あとは知多蒸留所も最近のボトリングにあったりしましたよね。
そこで、蒸留所の話は発展して…。

「 新しい蒸留所 」

ニュースとして、
日本に出来る新しい蒸留所についても、皆さんよくご存知でした。

厚岸蒸留所(Akkeshi in Hokaido)、
静岡蒸留所(Sizuoka)、
笹の川酒造安積蒸留所(Azumi in Fukusima)、
京都蒸留所(kyoto)、
本坊酒造・津貫蒸留所(South-satsuma in Kagoshima)、

津貫蒸留所…と言う名前になるのか、
本坊酒造の第2蒸留所と言う名前になるのか…
新設の報道が1月から2月にありました。

数年後、ウイスキーが出来上がるなどすると、
皆さんの旅行コースに加わるのかも知れませんね。

「 乾杯の歌(Toast sång) 」

そんな訳で「乾杯!」は「Skål!」と言います。
発音がすごく難しいです。
「すこぉぇぃる」と言う感じ。小文字を1回で言うイメージ。
すると、それだけじゃないんだって言うんですね。

「Skål!」と杯を掲げるまでに儀式の様なものがある…と。
言葉は分からなかったけれど、
「ちょっとやってみよう!」となったみたいで、
皆さんでテーブルを囲んで歌を歌って下さったんです。
両手を上下に振り、リズムを取って、
男性も女性も差はなく、実に陽気に楽しそうに、そして大きな声で歌います。
僕らもウキウキして体が自然と上下にリズムを取ってしまうくらい。
その一体感、歌い慣れている…生活にある歌と言う感動がありました。
そして、最後に「Skål!」で、
まとめる何と言う賑やかで幸せな心地がするものでしょう。

伝わらない。
文章ではこの感動は伝わらないです。きっと。
ただ、スウェーデン、Akkuratのバーカウンターでは、
また同じフロアでは、毎夜楽しい歌声が響いているのだろうと…
皆さんが歌って下さったから、
「摩幌美はスコットランドの一部ですから」と言う酋長には少し申し訳ないけれど、
あの瞬間だけは、
僕らも「Akkurat」に「スウェーデン」にいる様な気持ちになる事が出来ました。
本当に、とても感動しました。

日本ってお酒と共に歌…と言う文化、今は廃れてしまっていますよね。
ミキーさんにもお伝えしたのですけれど、
沖縄(Okinawa)は別ですよね、歌と共に踊りお酒を飲む文化がある。
日本でも「落語」の中に見る都都逸、かっぽれなどの歌と踊りはありますが、
今ってどうですか?
文化と言えるほどに、日常と言えるほどに、
歌とお酒はあんまり接点がないんじゃないか…と思います。
残念…かな。こんなに愉快な心持ちになる事が出来るのに。

ところで、歌わなかったけれど、「お酒と歌」と聞いて、
僕は真っ先に「日本全国酒飲み音頭」を思い浮かべました。

「酒が飲める、酒が飲める、酒が飲めるぞ~」

…と言うあの歌。
これをきっかけに調べてみると、
1979年12月1日の発売なんだそうで、いやはや割合縁を感じるリリース日。

原型にディズニーの映画「シンデレラ」、
劇中歌である「Bibbidi-Bobbidi-Boo」があるんだそうです。
なるほど、リズムがよく似ている。

「1月は正月で酒が飲めるぞー」

「8月は暑いから酒が飲めるぞー」

…何かにつけて、お酒を飲もう!と言う歌。
気に入っていますけれど、歌えなかったなぁ。
歌ってみたかったなぁ。
楽しませてもらったお礼に日本のお酒文化の一端を歌ってみたかった。

「 バイキングの言葉 」

言葉と言えば…
スウェーデンの言葉の中には、
イギリス…つまりは英語に似た言葉が多いのだそうです。
祖先のバイキングが伝えたもの…とのこと。

イギリスで言う「Ale」は「Öl」と言います。
「エール」に対して「ぇぉぅる」と言う様な発音…と思っていますけれど、
どうかな。結構難しい言葉なのだけれど、
英語も理解して下さる皆さんだから、発音が違っていても伝わっている気がします。

スウェーデン語での「Hem」は家、「Home」に等しく、
「hus」は「House」と言ったかたち。
窓である「Window」は「風の目」と言う言葉から成っているとか。

ちなみに、スコットランドの「乾杯!」は、
Slainte mhath!(スランジヴァー)ですよね。ゲール語。
「健康を願って!」と言う意味なんだそうです。
確か、ミキーさんがモルトの会に参加した時には、
「Slainte mhath!」って言って乾杯した様に思います。

「 Sourなビールってありますか? 」

酋長から、4月21日にミキーさん達が来るよ…と聞いてから、
またSNOW MONKEY BEER LIVEを経て、
海外から訪れる方に、どうしても聞きたかったこと。

野沢温泉・里武士の「野沢サワー」や、OXBOWの「Sasuga」、京都醸造の「一意専心」…
感じ方もあるとは思うのだけれど、
クラフトビールの中で、最近「酸っぱいビール」を飲む機会がありました。
とても印象的でした。
果汁由来の酸味ではなく、もっと醸造的な酸味を、強烈な…日本酒の味覚で言うなら、
「酸」を感じるビール。
日本の大手ビールでは全く感じられない、
クラフトブリュワリーにおいても、あまり類を見ない味わいに驚きました。
そして、共通点として、
偶然かも知れないけれど、皆さん海外の方が醸造している…と思いました。
(元より、OXBOWは海外のブリュワリーですが)

日本のビールの「定番」は、やはりピルスナースタイルです。
SUNTORYやKIRINは、それぞれクラフトビール調の限定ビールも出して来ていますが、
やはり、日本はピルスナー全盛に変わりはないと思います。

「Sour」な酸っぱい印象を抱くビール、海外では定番なのだろうか。

これは海外の方に聞かないと分からないこと。
確かに酸の強いビールは、フィッシュ&チップスなどとも相性が良さそう。
聞いてみたい!ととても思っていました。

ミキーさんが日本語を多く理解して下さるので、
スウェーデンの事情としてお話を聞く事が出来ました。

まずミキーさんから出て来たのは、「Lambic」でした。
ベルギービールの自然発酵系スタイル。
リンデマンスやティママン、カンティヨン…
そう、これらは果実系の酸味と発酵の酸味があるもので、
これは存じ上げているもの。これじゃないんです。

どちらかと言うと、
たぶん、その酸っぱいビールは「ニュースタイル」の様に思う…とのこと。
ランビックではない酸味のスタイルは、あまり思い当たらないそうでした。

そう言えば、
最近の日本のビール事情、
クラフトビアバーが一気に増えた数年前から、
ブリューパブ、醸造もしてレストランも併設するお店もグッと増えました。
小規模ブリュワーさんが多く、個性的なビールも増えました。

SNOW MONKEY BEER LIVEでも味わった、
埼玉・麦雑穀工房の「ベリーマッチ」には、
ジュニパーベリー(ジンの香付け原料)が使われている話もしました。
そう言った意味では日本のビールは今、
酸味のビールも含めて、面白い所に来ているんだなぁ…と感じるところ。

あとは、この件については、
海外にビール研修にもお出掛けになった、
「Hop Frog Cafe」、カエルのお店のおふたりにも聞いてみたいなぁ。
益々、好奇心が高まりました。

「アクアヴィットの香付け」

普段飲んでいるお酒は、ビールやウイスキーの他に、
「日本で言う焼酎だよ」とミキーさんが言うのは「アクアヴィット」でした。
フェンネルやクミンで香付けをするんだそうで、
「それ、日本人が聞くとカレーを思い浮かべちゃうよ」と思わず返したくらい。
日本の焼酎は単式蒸留だけれど、
やはり、原酒は90度近いアルコール度数になる連続式蒸留で作られるもので、
40度に加水して飲むんだとか。
そのまま飲む場合が多く、ショットでグイッと飲む…と言うのは、
ロシアのウォッカみたいな位置づけで、
スウェーデンの寒さを間接的に感じるものでした。

「CHIBIDARUは家にある」

今回は女性の方もおふたりお見えになっていて、
旦那さんと一緒に来た…と言うよりも、
もちろん、旦那さんもウイスキーが好きだし、
ご自身もウイスキーを楽しんでいる方でした。

「摩幌美」のバーカウンターに並べられている、
イチローズモルトを見、「CHIBIDARUは家にあるのよ」とのこと。
あとあと、おうちのストックルームの写真を見せて貰いましたが、
ウイスキーがいっぱい。
かつ、台湾の「KAVALAN」の箱も見えて、
ワールドワイドに楽しんでおられる様子。凄い。
家にイチローズモルトだけでも、24本持っていると言う方もいたし、
愛されていますね、日本のウイスキー。

「スーツケースが壊れそうなくらい」、いっぱいお土産を持って帰るみたい。
せっかくの日本なんですから、
コレクションにも旅の思い出にも、持ち帰ってもらったら嬉しいですよね。

そんな中で、秩父蒸留所を訪問した際には、
イチローさんとのツーショット写真も撮らせて頂いたご様子。
それは宝物ですよね~!
憧れのモルトの、まさに核となるスーパースターですから。

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僕らの2杯目は、そんなお話のご縁もあって、
イチローズモルトの「ON THE WAY」にしました。
プラムやフレッシュな小桃の様なニュアンスを持ち、
しとやかな明るさを持つ味わい、美味しく頂きました。

「ノンエイジだけになった?」

そう言えば、ミキーさんから受けた質問の中に、
「いつ頃から、日本のウイスキーのボトルが変わったのか」
…と言うものがありました。
6ヶ月ほど前から、スウェーデンにて、急に手に入らなくなったんだとか。

NHKのドラマ「マッサン」を前後して、
ハイボールブームにも押されての好景気、
ニッカ、サントリー共に原酒不足が見えて来た所で、
それぞれのメーカーのラインナップが一新されました。
これまでの年数表示が為されたボトルから、
ノンエイジ(年数表示なし)ボトルへの変化。その時期。
かえって、年数表示の製品は貴重品となりオークションなどに出回るくらいで…。

…原酒不足は仕方がない事だけれど、
こうして海の向こうで楽しんでいる皆さんは、
輸入、移動の経費もあるから、
僕らが飲んでいるお値段よりも、ずっと高価なものになると思うんです。
それでも愛して飲んでくれているのに、
ノンエイジしか選択肢がない状態と言うのは、
何だか寂しいものだな…と思いました。
僕よりずっと情熱的に日本のウイスキーを愛してくれている、
だからこそ日本にもやって来てくれる…
そうした皆さんにも行き渡る様にしてもらえたら嬉しいと思わないではいられませんでした。

「次はどれにしよう?」

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すごく熱心。この情熱は素晴らしい。
摩幌美のカウンターに集う皆さん。
次はどれにしようか、真剣にとても楽しそうに選ばれておりました。
酋長、ずーっと注いでる感じだったかも知れません。
選ぶウイスキーのチョイスも素敵で、
どれも魅惑のボトル…
かたや名品と呼ばれる誉高い美味しいウイスキー、
かたやオールドボトルで現存するボトルは、もう何本か…と言うもの、
それぞれ今を心から楽しんで、お飲みになっておられました。


そうそう。
ミキーさんが席を外している時に、
今回お見えになった皆さんが教えてくれた事には、
ミキーさんへの感謝の言葉でした。

ミキーが連れて行ってくれる。
日本に興味はある、行くとして、その旅のベストなものを、
ミキーが連れて行ってくれる。自分たちはついて行くだけ。
でも、それが素晴らしいものなんだと…
すごく胸が熱くなりました。
とても優しい世界です。感謝のある世界。
素敵な仕事です。
こうして日本を知ってもらう事はとても嬉しい。
僕らも、こうして皆さんに出会うことが出来て嬉しい。
言葉はあまり喋る事が出来ないけれど、
「Nice to meet you」と言う言葉を、
こんなにも大切に感じられることって、あまりありません。
スウェーデンの友人たち。
彼らと出会うことって、
たぶん摩幌美にこうしてお互いが訪れていなければ、
きっと、全く無いと言って過言ではないでしょう。
会わないと思います。
それがこうしてお酒を縁に出会う事の素晴らしさ。
文化を知ると言う楽しさ。

本当に素晴らしい時間を過ごしたし、
素晴らしいスウェーデンの皆さんにもお会いしたし、
幸せな時間でした。

酋長、アッコさん、本当にありがとうございます。
こうした時間を味わう事ができる、味わう事が出来たこと、
とても感謝しています。

皆さん、どうかお元気で!
またいつか、お会いしましょう!!


だいたい、いつも思うんです。

「もっと英語を喋ることが出来たらなぁ」って。

今年こそ、YOKOさん、ふたりでちゃんと勉強しようじゃないか。
もっともっと、貴重な時間を楽しみたいよね。

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2016年3月19日 (土)

僕らのBarと言う言葉の転変。(2016年2月20日・摩幌美)


もちろん、
大前提に「摩幌美」は「Pub」であります。
「パブリック・バー」ですね。
日本の文化と言うより、
スコットランドの日常であるところの、
「パブリック・バー」なのです。

カクテルにも魅力はあるけれど、
松本はBarの街だけれど、
いつからか、
好みも…味の好みと言うより、
時間の費やし方と過ごし方の好みによって、
「摩幌美」の、酋長が集めたウイスキーを、
どれか1杯、多くて2杯くらい、
選んでもらう、またバックバーから選んで、
ゆっくり楽しんで帰ると言う甲斐を、
Barに求める様になって来ていて、
時たまお世話になっている、
武蔵境の「酒のなかがわ(中川商店)」に、
初めて行った日を思い出すのです。

「ウチは日本酒のセレクトショップなんだよね」

…10年くらいは前の出来事…かな。
その志には感動できたし、
そのまま店っ先で90分くらい、
お酒を飲まずに真剣なお酒談議が出来て、
すごく嬉しい時間だったこと、今でも覚えています。

選ぶことは楽しい。
酋長、オススメのモルトを知る事も楽しい。

最近、なかなか足を運ぶまでに至っていないけれど、
僕らの感覚として、
「摩幌美」と言う「パブリックバー」は、
図書館の様な、ウイスキーを知る場所と言う認識で、
それでいながら、
心を楽しませてくれる場所でもある…と言うかたち。

はしご酒の大トリに、「Pub.摩幌美」に行き着いたお話。


…と言うのも、

最近、飲み過ぎたり途中で腰を落ち着けすぎたりして、
終電車との兼ね合いで、
「摩幌美」に辿り着けない場合もあったりするのです。


Dscn1600


この日はどちらもSPEYSIDEのシングルモルトウイスキーを。

「Benromach aged 10 years」

トップノートで見えた感覚は、
酸、樽…と言うもの。
述懐して、青林檎とチョコレートが並列に存在している感じ。
程好い質感、乱れた雰囲気の無い統率感を思います。

滑らかさもあり、もったりした緩やかな躍動あり、
旨味が強く、麦の印象が強い感覚の焦げたピートの様な印象。
飲んでみると、おおよその印象は変わらないものの、
後半にパフューム感があり、更に余韻に麦茶の様な香ばしさ。
全体を通して、美味しい変化に富んだ1本と感じました。

「BenRiach aged 12 years」

シェリー樽による熟成のボトル。

トップノートに、すごく洒落た白いドレスの女性を思い浮かべました。
上質な香。軽さもあるけれど、
甘味のあるシェリー樽の芳しさと艶やかさを持ち合わせていました。

シェリーかつ長熟の雰囲気より、
ずっと若さによる勢いと厚みを感じ、旨味をよく拾います。
強く甘く、強く旨い、パワー型の味わい。

この日はスペシャルなレコメンドとして、
酋長オススメのシェリー樽熟成のモルトが開栓されていました。
写真はその際に(僕が酔っ払って)撮影し切れなかったので、
また再び、お目に掛かりに行きたいと考えています。

The Scotch Malt Whisky Societyの「123.15」と言うナンバリング。
Aged 17 Years old の「グレンゴイン」を、
最後の1杯として、頂きました。

トップノートに抱いた印象は、
「すごく良いシェリー樽の熟成、そして成熟」
素晴らしい香でした。シェリー樽熟成かつ超熟にある香、
それは30年を超えたであろう樽の風格。
これまで、色んなモルトを飲ませて貰っているけれど、
ブラインドで試したなら、
味はともかく、香の高品位さに驚き、蕩け、
30年以上の熟成として、ボトラーズブランドからリリースされる、
そんなストーリーを想像し得る、
素晴らしい香だと思いました。高貴で、雑多を寄せ付けない香。

高貴、リッチ、芳しい、堅い、清純…
どこか超熟繋がりで「TOMATIN」のそれの様な…
シェリー樽との調和、
どこか芳しさが桃のニュアンス、
ルビーとかそう言う宝石の輝き、
上質な牛乳を使ったクリームの舌触りの倒錯感。
空気に触れると、更に杏の厚味を感じ始め、
手を離してYOKOさんが飲んでいる際にも、
香を拾うことが出来る程に、華やかな香を湛えていました。

芳しく特長的だけれど、
青林檎の様でなく、これはイメージカラーとして明るい緑、
デリシャスリンゴの様でなく、これはイメージからとして黄色、
洋梨の完熟したイメージを掻き立てながら、
華奢だけれどグラマラスな印象がありました。
イメージとして深い黄土色と派手な紫色の延長線上。
相対するイメージの延長であると言う熟成の妙。

飲んでみても、
これを30年以上の熟成品と思うこと違いないと感じました。
リッチな香が飲んで更に高まります。
より高貴、気品ある立ち振る舞い。
集約されて行く、集中を呼び込む香の高さ。
余韻の中に、少しだけ胡椒の様なニュアンスがあり、ドライな仕上がり。

非常に美味しいモルトでした。
出会えたことに喜びを感じます。

もっともっと感じていたかったけれど、
迫る終電車の時間に、僕らは「摩幌美」から駆け出しました。

美味しく味わいながら、
楽しくお話もして…素晴らしい酔いの彼方、摩幌美舎の思い出。


Barとは何たるか。
終電に走る僕らは、何にも考えちゃいないのです。
今日1日、楽しかった。楽しく過ごした。それは幸せだ…と。
「宿り木」ではあるのだろうけれど、
この楽しい時間の過ごし方をとても大切に思う、それが言葉の転変の先にある。

そう、楽しいを大切にさせてくれる場所、かな。

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2016年2月 7日 (日)

元日と同じ流れで飲み歩く。(2016年1月23日・Hop Frog Cafe, 厨十兵衛, 摩幌美)


楽しい飲みならば、いつもめでたい。

「目出度い」でも良いし、

「愛でたい」でも良い。


1月22日から1月24日に掛けて、
カエルのお店「Hop Frog Cafe」では、
サンティエゴ(ビール)、グァテマラ(コーヒー)への研修に出掛ける都合で、
「ビール打ち抜き祭」が開かれておりました。
普段は樽が空けば次の樽を繋ぐのですけれど、
打ち抜く…つまりは全ての樽を空にしてしまおう!…と言うお祭り。
一助、行って参りました。

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そんな訳でカエルのお店へ。
とても良く賑わっておいででした。
テーブル席は、
大きく取って場所を離して相席の様な仕組みになっていました。
パーソナルスペースはちゃんと存在していて、
先日、波田の「だいなモ」で見た様な雰囲気。良い配置です。

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1月23日のこの時間帯のビールリスト。

既に3樽が打ち抜かれていました。

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1杯目。

アメリカはコロラド・Avery(エイブリー)のIPA、
静岡・反射炉ビアのI2U 70シリング・スコティッシュエールから。

マスターの旦那にとって、人生の転機となったビール「Avery」、いやはや分かります。
分かってしまいそうになります。
それぐらいに美味しい。キラキラ輝いて感じられるビール。
レモンとシトラスの香、華々しい!

反射炉、今度行きます。
2月に伊豆に遊びに行くので、運転がありますから、その場で飲むことは出来ませんけれど、
買って来ようと思います。興味があって、僕はこちらを選びました。
後味にあるモルトの甘味が素晴らしいです。

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…ふと見ると、グラスの足元、コースターがいつものコルク製ではありません。

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栃木・宇都宮のマイクロブリュワリー「BLUE MAGIC」のコースター。
カエルのお店に青カエル。

ご縁あって、こちらが送られて来たのだとか。
ビールもあると面白そうなのです。
レモンスタウトとか入荷しないかなぁ…なんて。

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「かぼちゃサラダ」

大好物のポテサラは既に売り切れ。
人気が伺えます。

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他にフードは「ピクルス」をお願いしました。

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続いて、
YOKOさんは、静岡・富士桜高原ビールのラオホ、
僕は、岩手・いわて蔵のオイスタースタウトを選びました。

「どちらも特長的な香が止まらないー!」とは当日のTwitterより。

瓶と樽、ビールの注ぎ方なども大きく変わる要因だと思うのですけれど、
個人的にスタウト的な種類のビールが、
瓶と樽の差が大きいんじゃないか…って思うんです。あと温度なのかしら。
瓶では苦味が優先する場合が多く、
樽では苦味もあるけれど、甘味も拾うことが出来、
飲むなら、断然、樽生でスタウトが飲みたい…と思うようになりました。
「いわて蔵」は通常の3倍の牡蠣を使った限定品とのこと。

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「お豆と鶏肉の煮込み」

リヨンのおばあちゃんのレシピを参考にした軽いトマト風味…とのこと。

もうちょっと酸味を抑えたものが、おかみさんの理想だった様ですけれど、
これ、本当に美味しかった!
鶏ムネ肉の処理と言うか仕上がりと言うか…
繊維質がカニカマの如くほぐれて、しっとり柔らか、香も良い。
豆は大好物ですし、全体に温度の魔術師を感じますよ、ええ。
「野菜の盛り合わせ」の大根もそうだけれど、
温度と水分量を調整する巧みさ、素晴らしいです!

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続いて、
YOKOさんは、長野・志賀高原ビールの其の十、
僕は、新潟・スワンレイクビールのヘーフェヴァイツェンを!

其の十、Averyと比べて、ホップの強烈さが面白いです。
志賀高原ビールらしいホップ感。らしくあって嬉しい香の立ち。
スワンレイクは、まるでバナナシェイクの様な雰囲気。
香は艶やかだけど、飲み口は軽やか。

「Hop Frog Cafe」は、2月15日までのお休み。

色んなお土産話を聞く事が出来ると思います。
再開を楽しみに、無事を祈りながら、僕らは次のお店へ。

緑町「厨十兵衛」へ。

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僕は、福井・越前岬・槽搾り純米吟醸無濾過生、
YOKOさんは、大阪・呉春・吟醸“特吟”を!

越前岬、若くて荒くて元気を感じて美味しい!新酒らしさを感じます。
逆に呉春は落ち着いた旨味。黒糖の様な香があるとは、YOKOさん。
呉春の滋味ある味わいが好みだと言い、
時折、気分で頼んでいたりしますね。何だかんだで、例えば1年通して見れば、
いちばん多く選んでいるお酒かも知れません。
同じ銘柄の同じボトルを何度も飲む…と言う事は。

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「真梶木の刺身」

綺麗な赤。見た目も栄えますね。
舌にねっとりと横たわる様な食感で、瑞々しさもあり旨い。

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続いて、
僕は、岐阜・房島屋・純米吟醸無濾過生原酒“中汲み”、
YOKOさんは、群馬・町田酒造・特別純米55“直汲み”…を。

房島屋、ご飯を思い浮かべます。キレのある、淡麗の…と言う様な、
そうした体を為さず、ちゃんと旨味が重みを持って置かれていて、
けれど、重さが苦にならない力ある旨い酒…と言う感じ、
男酒のイメージだけれど、包容力のある青年のイメージで、
直汲みの効果もあって、パワーがあるけれどもたつかない、素敵なバランスでした。
町田酒造は、軽やかな入り口に始まり、中盤から面白いですよね。
一方で透明感、もう一方で持ち上がる旨味。
透明感は香の高さと疾走感に寄るもの…と感じました。

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「まぐろ納豆」

日本酒を醸しておられる方々が納豆を食べられない時分に、
その成果物の日本酒をまぐろ納豆にして、
美味しく食べていると言う魅惑の背徳感…とTwitterにて、呟いておりました。

そう思いませんか!?

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僕は、滋賀・琵琶の長寿・純米生新酒“ゆきみさけ”、
YOKOさんは大将にお任せ願いを出して、
福島・弥右衛門・純米大吟醸直汲みおり酒“ヤマヨ別品”…を。

琵琶の長寿、シンプルな風体。若武者と言う印象。
弥右衛門は、武者、武芸者に対して言うなら、どうでしょう、太夫職の花魁…
ひとくち飲んで「うわぁ、これウマイ!」と思わず唸りました。
派手な部分もあり、でも味わいは品があって、甘酸のバランスが、
ボリュームもありながら、調っているカタチ。実に良いです。
流石は大将オススメ酒…と言った風格でした。

ピザを食べに隣の「ヴェルデ」に行こうかなー…と考えもしたのですけれど、
メニュウにある少し懐かしい書き口に惹かれました。

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ついつい撮影してしまう男の背中。
待ち遠しい時間。

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「葱玉炒飯」

最近は海鮮炒飯だったり、またメニュウにはうどん系だったり、
「葱玉炒飯」とズバリ書いてあるものを見るのは、
何だか久し振りに感じてしまって、たまらなくなりお願いしました。
やっぱり世界最高水準の美味しさです。
うまーい。たまらん。

四柱神社にお参りをして、最後に「摩幌美」に向かいます。

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開店37周年記念、
クリスマスのお祝いに、
また新年のモルト三昧記念に…
おめでたい7本のオールドボトルと1本のレアボトルが開栓されていて、
それぞれ素晴らしいシングルモルトウイスキー、
1度に飲み干してしまうのも、かえって勿体無い…と言う事で、
1回に1杯ずつお願いしています。

KNOCHDHU Limited Edition, Aged 21 years old.
The Balvenie Founder's Reserve, Aged 10 years old.

バルヴェニーはボトルも少し珍しい形状ですよね。
電車の時間が許すまで、じっくりと味わいました。


行きたいなぁ…と思ったお店が、
そのまま、元日と全く同じでした。
この流れ、はしご酒、結構好みです。楽しい。
美味しいものにも、たっぷり出会う事が出来ますし。

満足の週末恒例飲みの噺でした。

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2015年12月13日 (日)

pub.摩幌美 37周年記念ボトル…その1(2015年12月12日)


出来るだけ、多く更新してみよう…と思い立つに至り、であります。

文体や体裁にとらわれて、
どうにも隙間の多いブログになってしまっているので、
逆に、
まるで、Twitter的であったとしても、
更新を増やして行く事が…出来ないかも知れないけれど、
けれど、
やるだけやってみようと思います。

さぁて、気楽なところがよろしいんじゃないかと思いますが、
短い間でも、一生懸命、申し上げて参ります。
どうぞ、お付き合い下さいませ。


昨晩は、
37周年を迎え、38年目に入った松本駅前の「摩幌美」に遊びに行って来ました。

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「摩幌美」の37周年記念、
クリスマスの記念、
また元旦のモルト三昧のため、
希少なモルト、またオールドボトルなどが用意されています。

…そうです。
元旦営業は毎年の恒例で、色んな方にも出会いますし、
1年の始まる喜びを分かち合う場…なんですよね。

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【 Arran, 1995-2015, 20yo 】

トップノートは、濃密な苺、フィグ。
樽の中に、少しキノコ。トリュフの様な感じ。
樽の影響を感じます。シェリー系の香。
Arranで、こんなに樽の存在を感じるものを…
自分の経験は少ないけれど、僕は初めてだと思う。
(そして、その後、18年を頂いて、よりArranと樽の関係を知る訳です)

シェリー、クリーム&バニラはあるけれど、ストロベリーっぽさ、
カカオ率の高いチョコレート。ココアシガレットの雰囲気も。

飲んで、真っ先に感じたのは…本当に瞬間的に胡麻と胡桃を感じ、
続いて木の深い香が強く刺激的に始まり、
イチジクやココア、きな粉が広がって、段々にほどけて行くイメージ。

YOKOさんは、Arranの香がとてもお気に召したそうです。
甘い魅惑的な香と酸味が効いたフルーツの香、
どこかキャラメルっぽさを思ったそうです。

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ちなみに、
記念ボトル…と言う事でデキャンターでの発売。
綺麗な蓋が付いております。

ガラスによって栓をする蓋なので、
少し密閉が弱い心持ち…と、
酋長はコルク栓を探して宛がっていました。
その細やかな心遣いが、
38年目を迎えられるお店としての素晴らしい所作ですよね。

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【 Longrow, 1990-2004, 13yo 】
The Scotch Malt Whisky Society

トップノートに、
焼けたゴム、焼けたプラスチック、
セメダイン的な香、薬品っぽさ。
遠くに炭火の置き火、焚き火、
焚き火にオレンジ、レモングラス。
乳酸発酵のイメージ。

飲むと、朗らかに軽い始まり。
麦の旨さがすごく広がる。すごく美味しい。
麦が優しく、大きく大きく広がる。
「Ardbeg」の麦感が、強さが僕もYOKOさんも好みであるけれど、
こればかりは、比べると「アードベッグ」が強過ぎるかも…とすら感じてしまう、優しくても十分な素晴らしい麦とピートの世界。
13年の熟成期間とは思えない統一感。価値のある年月を感じます。

香は内在されていて、
香そのものは大人しい雰囲気だけれど、
飲むと一気に景観が広がって行く感じ。

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【 Arran, 1996-2014, 18yo 】
- Angels' Reserve

トップノートはセロテープやセロファンの印象。
青林檎っぽさ。
熟成感と若い様な…強くて、でも柔らかな飲んだ印象から始まり、
ひと呼吸置いた所で、蜂蜜とクリームを練り合わせた様な香が、
鼻の奥に戻って来る様なイメージ。

20年と比べると…比べるからこそ、共通点も感じますね。
共に、10年くらいのArranよりも樽の影響を、より強く受けていて、
それこそがキャラクターになっている…
熟成と影響との組み合わせの妙味、時間と言うスパイスを感じます。

【 Old Scout, At least 10 Years, Bourbon Whisky 】

お菓子のアンゼリカのイメージ。

トップノートは、スキムミルクにキャラメル、奥に抹茶とその苦味。
ペットボトルのお茶にある香、緑の香。
色は紫のイメージが湧きます。
少し芳香剤の…パフュームっぽいニュアンスもある様な。

飲んでみると、
更にトップノートで感じた香が広がるイメージ。
徐々に加水して行くけれど、加水した方が好みかも。
いっそ、ハイボールにしても美味しい様な印象。
面白いです。特徴的。


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クリスマスのこの時期は、カウンターにオルゴールが置かれます。
毎年の風物詩ですね。

何でも忘年会なる催し物のピークの土曜日だったそうで、
電車も街も、皆混み合っていました。
賑やかだけれど、ホッとする場所で、過ごして来た思い出を、ここに。

38年目も、また遊びに行きますので、
どうぞよろしくお願い致します。


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