ウィスキーと洋酒 イベント

2018年12月 7日 (金)

アガレヤで、松本ブルワリー・グレープエールと塩尻のワインについて考察を。

 
 
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11月3日、松本市伊勢町界隈、アガレヤにて。
 
 
その頃、グレープエールのボトルが発売された頃合です。
先行して、信毎MG前では樽にて提供がありました。
良いマーケティング戦略ですよね。
樽で知り、
 
「あっ、あの美味しかったもののボトルが出たんだ!それは欲しいな!」
 
…と、もちろん思う。
どんな商材にとっても言えることですが、
「知ってもらわないと買ってもらえない」…そりゃあそうなんですけれど。
 
その日は伊勢町通りから、1本入ったところ、
「アガレヤ」で飲む…と決めていて、
直近の「米田屋」さんのSNSでもグレープエールのボトル入荷が報じられていて、
「おっし!買おう!」と思って出掛けてはみたのですが、
これから飲むのに、
持ち運び中に冷やしておけないし、
移動しちゃうと、どこかのお店に置いて来てしまいそうだし…
…逡巡し、「おし!今日は止めておこう!別日で!」として「アガレヤ」に移動。
メニュウを眺めてみて、
「あっ、グレープエール、早速あるじゃん!!」
 
冒頭の写真までの由来、こんな感じ。
これが11月3日のことで、
つい先日、12月1日に松本駅前「風林火山」に出掛けて行っても、
冷蔵庫に同じ緑色のボトルが入っていました。
 
樽生の提供だとサーバーやタップ設備が必要になりますが、
瓶であれば、冷蔵庫に隙間があれば、バッチリ。
「松本に来たら、松本に関連する思い出が欲しい」とは、
日常的に松本にいる僕らだって、
愛着ある故郷の名を冠したものに触れたいし、
観光でお見えのお客様方なら、なおさらでしょう。
こうして、「松本で、松本のビールを飲んだよ」と認識されて、
「松本のビール、美味しかったよ」と覚えてもらって、
だんだんと広がって行くと良いなぁ…なんて思うんです。
 
グレープエール、ボトルは樽生とは香の雰囲気…
もっとも、先達ての提供はナイアガラランドル経由だったので、
そりゃあ異なるのですけれど、
ナイアガラ葡萄の風味が爽やかに入り、やや炭酸も強く入って、
サッパリさ、爽快さを主とした味わいでした。
昔々はビールからビールの香以外がしなかったので、
こうして、ほのかな葡萄の香を楽しむ…と言う事は、
馴染みがなかっただんて、勿体無いし、嘘みたいです。
香味を楽しむ1本なので、
定番のペールエールなどと飲み比べても、より楽しむ事が出来そうですよ。
 
こうして、既にそうなっているかも知れないけれど、
松本ブルワリーのビールは、「松本名物」のひとつになって行くのかしら…
…と、とても誇らしく思う中で。
 
 
 
ちょっと、隣接する塩尻市については書き残しておきたい事があります。
 
 
 
新聞記事で、
「塩尻ワインを市が県外でPR!地元も、もっと飲もう!」と言う内容を見掛け、
それに対する自分のツイートが、17件のリツイート、39件の「いいね」を頂戴しました。
しがないアカウントの自分にとっては、多いです。
「嬉しかった」と言うより、「このモヤッとした思い、僕だけじゃないんだ」と思います。
 
当該ツイートは、こちら。
 
この塩尻ワインの記事、なんだかな…。
塩尻市民としてワインを飲まなくなったのは、
ワイナリーフェスに行けなくなってからかな。
県外からの誘致ばかり。
僕らはフェス後に興味が上がって何本か買っていたもの。
ただ「飲みましょう!」じゃ買う気にも飲む気にもならないよ。
義務じゃないんだもん。
 
…と言うもの。
ワイナリーフェスに出掛けることが出来た頃は…
チケット争奪戦が激化する前は、
ワイナリーフェスに出掛けて行き、その後に気に入った何本か購入していました。
折々、目に入ると買う場合もありました。
 
ワイナリーフェスに参加できなくなって、
ワインを買わなくなりました。買うとしたら…
今年は出掛けていないけれど、
大町・横川商店さんで、SAPPOROのグランポレールシリーズを買いました。
これは酒屋さんの熱意を感じて興味を持ちました。
 
地元のフェス、お祭りなのに、地元の自分が興味がない塩尻ワイン。
 
…そう思っています。
記者の方もそれを感じて、「飲みましょう!」と書いているのでしょう。
 
「飲みましょう!」で、
山梨県の様にワインが根付いた土地を追い掛けられるか…と言うと、
それはナイ訳ですね。そんな簡単ではない。
生活に嗜好品を根付かせることは、とてもとても難しいのです。
 
地元の生活の中に「塩尻ワイン」を感じないから、興味を保てない。
新聞記事では県外のことばかり。
塩尻駅前で飲み放題しましたよー…単発で…で、
生活に何か反映されるのでしょうか。
新興のワイナリーは、どうしても高額になりがちで、非日常的。
 
塩尻の全ての居酒屋さんが、
松本ブルワリーのビールみたいに置いて下さったら、
知る機会が増えて、もっと興味が湧くんじゃないでしょうか。
どうでしょう180mlワインで、味わい各種のご用意、
塩尻駅前界隈、出来たら松本駅界隈にも、旅館などにも、
塩尻峠の先の岡谷や19号先の木曽にも、
手軽に飲むことが出来るワインが広がったら、
文化として醸成されて行くのではないでしょうか。
 
 
その後に悶々と考えて、以下のツイートを残しております。
 
 
あ、でも良い気付きにはなったぞ。
「愛着」とは何か、だ。
愛着があるから人は興味を持続するんじゃなかろうか。
蔵開放なども多く地域の方々が訪れる、
それは愛着と言う思い出、語り草になる。
 
(現に、塩尻・笑亀酒造の蔵開放イベントは回数を重ね、
 よく目にします。継続されていて、とっても良いことです。
 明日からの8日、9日は新酒の販売を行うイベントがあります。)
 
愛着と義務感と言う言葉に着目する。
愛着が湧く事はとても素晴らしいことだ。
しかし、そこに義務感が生まれて来ると良くないのだと思う。
「市民が自発的にワインが好きになってワインを盛り上げて行け!」ではダメなんだ。
自発的に市民がワインに愛着を持ち、
義務感でない、楽しみを感じないと…。
 
愛着と義務感については、
たぶんお店屋さんとのお付き合いにも、
きっと言えるんだろうなー…って思う。
「行きたい」なら良いけれど「行かなくちゃ」は苦しい。
(塩尻市民なら塩尻ワイン飲まなきゃダメでしょ!の理屈になっちゃう)
 
旅や名物って、地元の方々が愛して止まないから名物であって、
それを客人として体験しに行くことが旅なのだと思う。
 
塩尻ワインの件、
問題点は「塩尻ワインは有名だよっ!」と言う言葉だけ独り歩きしていて、
地元で広まっていないこと。
市は名物としているけれど、市民の日常に浸透していないこと。
 
塩尻の「ぶどう」は名物だと思うなぁ。
塩尻駅のホームにも葡萄が育てられているし、
季節にはもらったりなんかして、やっぱり美味しくて。
愛着あります。
名物たるは、それくらい日常を伴っていないといけないんだなぁ…って自分の中で、深く納得。
 
名物って言うものは嬉しくて、
客人に「良いですね、こう言う名物があって」と誉めてもらうことで、
より一層、愛着が湧くもの。
すると、より良く客人へ名物を市民がアピールする様になり、
更に客人への地域のもてなしが増す…これこそが相乗効果なのだと思う。
 
…ここまで。
 
 
サントリーワインインターナショナル塩尻ワイナリー
イヅツワイン
五一わいん
信濃ワイン
アルプスワイン
サンサンワイナリー
城戸ワイナリー
JA塩尻ワイナリー
塩尻志学館高校・KIKYOワイン
 
…ここまで、塩尻ワイナリーフェスタ参加ワイナリー。
 
塩尻市宗賀「VOTANO WINE」、
塩尻市北小野「いにしえの里葡萄酒」、
塩尻市宗賀「Belly Beads Winery」山西醸造所、新興のワイナリー。
 
メルシャンの建屋も再整備されたニュースがありましたね。
 
近隣では、
山形村には大池ワイナリー、
松本市にも山辺ワイナリー、
旧四賀村、大和葡萄酒・四賀ワイナリー、
安曇野市には安曇野ワイナリー、スイス村ワイナリー…
おっと安曇野まで行くと「日本アルプスワインバレー」区域に入るでしょうか。
(調べてみると、上記が日本アルプスワインバレーとされている)
 
「桔梗ヶ原ワインバレー」としては塩尻一円ですかね。
他、千曲川ワインバレー、天竜川ワインバレーとしての県の構想があります。
ワイン特区などの整備も含めて、
ビールも新規参入のメーカーさんが増えておりますが、
ワインも準備段階だったり、葡萄だけは育てて委託醸造だったり。
確かにワイナリーは増えて、盛り上がっている様に聞こえます。
ニュースもあります。でも、根付いている実感がない。
 
現段階で、松本平の日常にワインは根付いているでしょうか。
塩尻は特に推していますよね。
近隣のワイナリーを、どこまで知っていらしたでしょうか。
どこまで飲んでいらっしゃるでしょうか。
自分はワイナリーフェスで飲んだもの以外、
VOTANOはイベントで1度口にしただけ…ほとんど飲んだ事がありません。
 
青森のお子様方は、日常に複数のリンゴがあるので、
見た目で、何種類か判別できるんだそうです。
 
新興されるワイナリーさんが登場しても、
在庫を抱えているだけでは、やはり苦しい。
知られて行かない、日常に融け込んで行けない。
 
県外へのアピールを懸命に行う前に、
県内、地元をちゃんと「ワインの街」として誇る事が出来る状態で、
是非ともお願いしたいものです。
 
届け、塩尻市の内部の方へー!!
 
 
 
…と、松本ブルワリーの話から塩尻の話になってしまいましたが、
本日は、ここまで。
 
 
 
松本ブルワリーは、
バッチリ市民にも市政にも自然に溶け込んでいる様に見えます。
 
 
こう言う風に塩尻ワインが楽しまれて広がって行って欲しくありませんか?
 
 

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2018年11月30日 (金)

洋酒店 醇で、3杯目にモートラックと余市。

 
 
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11月3日、松本市西堀界隈、洋酒店 醇にて。
 
YOKOさんは「余市」をリクエストしました。
そうそう、結婚記念日とか…そう言う時に、
「余市」と「宮城峡」を飲んだりなんかして…。
昔の記事を漁ってみたら、こんなものがありました。
 
だいたい1年前を思い出したい(2009年4月11日・洋酒店醇)
 
いやはや、懐かしい。
あの頃から色んなことが変わったし、変わらないこともあるし。
特に近年は色んな問題事を一生懸命に乗り越えて来て、
そして、今年はずっと続けて来た祝い事やイベントにも出掛けられなくて。
それでも何とか時間を見つけて、めいっぱい楽しむことだけは忘れずに。
 
お酒を楽しむと言うことは、僕らにとっては生活の一部。
生活の中に、記念の銘柄がある。
こうして、同じ場所で楽しむことが出来る喜びを。
寄り添うお酒があると言う事は、とても良い事だと感じています。
 
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じゃあ、自分が「宮城峡」を頼むかと言えば、
全く意図せず、バックバーと目が合ってしまったので、
GM社の「モートラック」15年を。
 
こう…この心掛けの差と言うのか、
たいへんに心地好くお酒呑みの本懐を遂げて帰宅途中、
YOKOさんが、
当時の「PokemonGO」で湧いて出ていた「色違いカイロス」を、
2連続でゲットすると言う奇跡を起こしていました。
自分はその頃、1匹もゲットできていなかったので、
そりゃあもう、羨ましいやら悔しいやら。
 
「あはは」と楽しく歩いて帰る。元気に帰る。
翌日は二日酔いになってみる。
しじみのスープを作って、温まってみる。
 
洋酒を楽しんだ時間を大切に思う、
そんな飲みの時間を、時に思い出したりなんかして、また明日へ。

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2018年11月16日 (金)

洋酒店醇で、2杯目にシャルトリューズ“ヴェール”ソーダ。

 
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ジントニックに比べると、かすかに緑がかっているグラス。
 
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エリキシルは興味本位で買ってみたりもしたけれど、
日常なら、ヴェール(緑)かジョーヌ(黄)か。
リキュールの名品として名高いシャルトリューズ。
 
薬草系リキュールは、その強く芳しい香味が昔から好きで、
イエーガーマイスター、フェルネットブランカあたりも大好き。
甘苦い世界観が良くて。
 
ジントニックとはまた違う、
ソーダで割った爽快感、甘さもちょうど良い塩梅になっていて、
美味しかったですね。だいたいこの辺りから記憶がうすーくなっています。
楽しい夜だもの、それで良いのです。
 
 
(11月3日、松本市西堀界隈、洋酒店 醇にて)

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2018年11月12日 (月)

洋酒店 醇で、1杯目にジントニックとイチローズモルト。

 
 
すごーく久し振りになってしまったけれど。
 
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1杯目に、僕はジントニックを。
 
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YOKOさんは埼玉秩父・イチローズモルトから、1本選んでもらって。
(YOKOさんがニコニコしていたので、美味しかった模様)
 
久し振りでも、変わらず迎えてくれて嬉しいし、
こうしたBarのひとりひとりの席と言うものは、
何だか車座文明の日本人としては、
特別な、美味しく楽しんじゃうぞっ!…って気合が入るもので、
何だか良いものですね。
Bar自体も久し振りだったので、それを思い出しました。
 
落語の噺も出来るし、何だかこう甘えられる空間と言うか、
何の忌憚もなく、家に在庫がなく、
飲みたいと思う酒類を飲むことが出来るから嬉しい。
こんなにいっぱいウイスキーも種類を揃えていないし、
リキュールだってないし、
ジントニックのジンだって冷やして持っていなければ、
炭酸だって常駐させていないし、氷もない。
美味しく「ジントニック」を飲むのだったら、やっぱり街に出た方が良いと思うもの。
 
(Twitterで、最近お知り合いになった、
 ちゃんとデレステのお話も出来るけれど、
 ちゃんと酒類マニアな方がいて、あの方だったら、
 きっと家でも、ジントニックできそうだなー…って思いますが。
 当日も彼の人がジンを飲まれていて、自分も!なんて思っていたはず)
 
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ISLAY DRY GIN「THE BOTANIST」で作って頂いたみたいです。
 
しっかりジンの香の良さを感じられて、
すごく美味しかったなー…って覚えています。
酔っていても、目が覚める心持ちに…心持ちですけれどね。
酔い続けてはいてしまうものですから。
相反するその爽快感が、また良いんです。
だからジントニックを頼んじゃいます。
 
 
ブログ「酒 宗夜」が、どうしても不定期なので、
Twitterのコピーでも良いから、
出来るだけ頻度を上げたい…とか言っておきながら、
油断すると、直ぐ間が空いてしまって。
 
だので、体裁も何も考えずに、
書くことが出来るときにパッと更新することにします。
 
写真一覧を眺めていて、
 
「あー、またジントニック飲みてぇなぁ」って思ったので。
 
(11月3日、松本市西堀界隈、洋酒店 醇にて)

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2018年9月20日 (木)

滋賀県・琵琶湖ワイナリー“浅柄野”レッドミルレンニューム無濾過生詰。

 
 
芳し旨し。“道灌”と言われれば納得。
 
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ご縁あって、滋賀県のお酒を数本買い求めて。
その中には、太田酒造「道灌・湖弧艪」蔵のワイン醸造部門、
「琵琶湖ワイナリー」が醸すワインも2本、ありました。
 
特に興味を持って迎え入れた、このボトル。
「無濾過生詰」と言う表記も、清酒醸造の雰囲気を感じさせます。
 
今回、いろいろ教えて下さった「家鴨あひる」さんに寄ると、
清酒醸造業の傍ら…と言っても、本気のワイン造りであって、
葡萄の栽培を精力的に行い、品質も良い…とのこと。
「浅柄野」は自社農園の土地の名前。
「レッドミルレンニューム」は葡萄の品種名です。
信州塩尻もワイン醸造が盛んな土地で、
それなりにワイン用葡萄の品種名は眺めて来ましたが、
初めて伺うものでした。
 
…言い慣れたなら、もう間違わないけれど、
「レッド☆にゅるんにゅるん」と最初は思った…と言うか、
ミルレンニュウムと言う言葉が耳馴染みなく、認識し切れなかった…と言うか。
 
ラベルから読み取ることが出来る情報、紹介文としては以下の通り。
 
 
個性的でライチの香とシードルを思わせる酸味豊かな、
バランスの取れた甘口にごりワイン。瓶内二次発酵。微炭酸。
アルコール度数は10度、滋賀県産栗東市産。
 
…とのこと。
なるほど、ライチの香…と例えられると納得できます。
後ほど、テイスティングコメントを書き起こしますけれど、
例えようの無い、でもどこかで感じたことがある、
東洋系の艶やかさある香味だと思っていました。
「ライチ」、よく分かります。
 
自分のメモには以下の通り。
 
若い青いリンゴ、グレープフルーツ皮、ミント、
セージ、鮮やかな果実、フレッシュ。
 
なんて心地好いマウスフィーリング。
とても爽やかに入って来る。とても美味しい!
 
ほのかに渋味があり、これがクーッと出て来て、更に爽やかさを作って行く。
可憐さ、プリティさ…香の華やかさと甘酸の雰囲気は、
躍るように感じられ、キリッとしていて、全体の心地好さが続く。
 
サッパリさ、舌先の瑞々しさ、青い、グリーンフラッシュのイメージ。
甘さの解けが、炭酸に乗って、ことさら良いのかも。
 
…とのこと。グレープフルーツも、
ピンクグレープフルーツに近いニュアンスでした。
期待して買ったけれど、期待以上の美味しさでした。
 
「道灌」蔵は、しっかりした味わいの多い滋賀県において、
華やかさのある蔵元さんで、ちょっと珍しいな…と思っていました。
ただ、数年前に飲んだ時も好感を持っていて、
今回は水先案内人の方もいて、日本酒を2本、ワインを2本買い求めましたが、
どれも非常に美味しく、「道灌=美味しい蔵」と認識するに十分。
 
また機会あれば飲んでみたいなぁ、と思っております。
 

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2017年9月 1日 (金)

THE BIG STRAND, Single Malt Scotch Whisky

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気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
 
 
8月11日、晩酌にて。
 
 
 
 
MORRISON & MACKAY社が販売するSingle Malt Scotch Whisky、
「THE BIG STRAND」を。
ビッグストランドとは、アイラ島の太平洋側、
12kmに渡って広がる砂浜の通称だそうです。
 
 
夏になるとハイボールで喉を潤すことが多くなって、
お値段の理由もない訳じゃないけれど、「Teacher's Highland Cream」が、
ほんのりピート感が香って美味しいなー…なんて思います。
でもやっぱり、試してみるといろんな世界が見える訳で、
「VAT69」のハイボールも、かなり気に入った…そんな今年の夏の飲み物事情。
 
普段飲みのウイスキーを飲み尽くしてしまったので、新機購入。
その1本です。
蒸留所名は秘密。
ただ、どのサイトにも「この蒸溜所は冷却水に海水を使用する珍しい蒸溜所で、
アイラ島の蒸溜所の中で最大の生産量を誇ることで知られる」とあるので、分かりますよね。
色からして、熟成年数は少ないかなー…と言ったところ。
 
トップノートは、
 
林檎、甘味、蜂蜜、蝋燭、ソーピィ(石鹸)、
木の香、若い杉材、バナナの香料の匂い、
レモングラス、ジャスミン。
 
ピート感はあるけれど、香のエレガンスさにマスキングされて…
その蒸留所だと、あまり理解が追いつかない感じかも。
もっと重厚感ある印象。でも、この香高さは、良い。期待させてくれる。
 
飲んでみると、
 
飲んでみても軽やかさ、印象はそのまま。
甘味が比較的強いタイプだと思います。
蜜の様に強く芳しい香と共に、絡みつく要素を感じます。
辛さ、苦さが一瞬通って、フレグランスの良さが駆け抜ける。
アルコール度数の高さが味わいに、
辛さとインパクトを乗せてドライに感じさせてくれる印象。
ピートは後半に鼻先から抜ける余韻に最も感じます。
 
YOKOさんも「美味しいね。甘くて、クイクイ行っちゃうね」とのこと。
 
ニューメイクっぽくもないし、
若いけれど、美味しいウイスキーが多い印象のある蒸留所らしい1本だと思います。
 
開けてみないと味は分からないもの。
これは“当たり”でした。
 
ハイボール特性も良いとのことで試してみると、
燻した、蒸留所特有の香がここで立ち上がり、白眉。
ただ、ボトルのお値段を考えると、あまりに回転が良いハイボールには、
経済的には向かないかなー…なんて思う所です。
こう言うものは、Barに行って試す…が良いのかも知れませんね。
 

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2017年8月17日 (木)

僕は2度死ぬ。(越中富山・若鶴“サンシャインウイスキー”)

 
 
 
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8月12日、洋酒店 醇にて。
 
 
気楽なところで一生懸命…と言うことですが。
 
 
 
 
 
 
「人の目を気にして生きるなんてくだらないことさ」とキヨシローは言った。
歌ったのか、それとも自伝や何かで発した言葉が編纂されているのか、
それは分からないけれど、
たけさんが書いていて、「うん、それをいつも胸に入れておきたいな」…と感じる。
 
その意味において、僕は2度死んでいるんだろうな…と思う。
2度目まして死んでみて、それを記念に書いて行こうと、ここに思う。
 
 
 
 
西堀の「洋酒店 醇」で、富山・若鶴酒造のウイスキーに出会う。
存在は知っていて、
ずっと前に「地酒屋のウイスキー」は飲ませてもらった。
けれど、近年のウイスキーブームで状況は一変していて、
同社、三郎丸蒸留所が正式に稼働して行くと言う話題も熱い中で、
「サンシャインウイスキー」に出会う。
日本酒の4合瓶、また一升瓶に封入されているウイスキーだ。
 
写真中央は、20年以上熟成された原酒を用いたボトル。
その後ろに隠れている、古めかしい洋菓子の包装紙の様なラベルが、
今回の主題、銃弾になるのである。
 
 
 
 
そもそも。
 
 
1度目に「死んだなぁ」と思ったのは、
スズキくんとカッツーを見ていた時の事だ。
Twitterで、今、何を飲んでいるか…なんて言うものも、
アカウント主が投稿すれば、しただけ分かる世の中。
 
ふたりが、スタンドバー「8オンス」でサワーなんぞを飲んでいる。
焼酎らしき?に、ジュースらしき?を割ったもので、
正直に言えば、「飲まなくても良いもの」だと思い込んでいた。
 
「若者のアルコール離れ」があると言う。
ビールは苦くて嫌だと言う。
日本酒やワインの様な高濃度のものも嫌だと言う。
でも、チューハイ、サワーの売り上げは問題視されていない。落ち込んではいない。
(逆に、チューハイ&サワー業界はハイアルコールブームだ)
 
あぁ、だから、それらは「清涼飲料水」であって、
アルコールは入っているだろうけれど、
僕の口から発する「お酒」と言う分類外で、飲むことはない…
飲む必要はないものだと、そう言う発想で生き長らえて来たのです。
 
件のふたりを見ていると、
何に対してもフラットな…凝り固まったもののない、
そんな付き合い方をしている様に思います。
“ピンからキリまで”と言う言葉があるけれど、
ピンも知り、キリも知り、中間も知っていて、どれも一様に相対している。
(そして、創作と化学が絡むふたりの生業には、
 環境が形作る才能と呼ぶことが出来るくらい重要な要素だと思う)
 
サワーだって美味しいものはある。
 
そこには居酒屋さんなら居酒屋さんの提供への努力があったり、
缶入りならば、まさに商品開発の粋が、
人の思いが込められているもので、
美味しいものも、美味しくないものも、入り混じっていて、
そう、美味しくないと思うものも、
ただ、好みに合わないだけなんだと思い知る。
美味しかろうと、美味しくなかろうと、何もいけない事はなくて、
“何かいけないものを作ろうとする”ことこそが、問題なんだと考える様になる。
 
自分の美味しさを理解してもらえれば嬉しいだろうし、
理解されなくても、それはそれだ。
誰かと口と胃袋を取り替える訳じゃないんだから、
誰かの感想を否定する、自分側へ矯正するなんて、ナンセンスなんだ。
 
ふたりの所作に憧れる様に、
「8オンス」に出掛けて行って飲んだサワーは美味しかったし、
家で、ビールや日本酒の気分でない時に、
軽く飲むサワーは、とても美味しいと今では思うようになった。
 
「飲んでみなくちゃ分からないものだ」
 
…と言うことだったのだけれど、
「百聞は一見に如かず」だなんて、分かり切っていたつもりだったのに、
僕のお酒の辞書に「サワー」が書き加えられた事は、
とても爽快で、痛快な出来事だった。
お陰様で楽しくお酒を飲んで生きていたいと言う、
僕の2度目の人生は、より充実して行く…
選択できる酒類が増えたことはたいへんに喜ばしいものだった。
 
その中で、もう1度、最期を迎える日が来た。
今回の主題である。
 
サンシャインウイスキーの、
「モルト、ブレンド用アルコール」と言う、
表示されている原材料については、
後から知ることになるのだけれど、
まぁ、見ていたら飲まなかったと思う。
第一、注文したものは写真のちょっと高そうなボトル入りの20年だった。
「比較用に」と洋酒店醇のバーテンダーさんが少量出してくれたものだった。
 
20年モノより、口馴染みする味わいに驚かされる。
 
「ブレンド用アルコール」と聞いて、なお驚かされる。
ウイスキーのブレンデッドと呼ばれるものは色々あって、
モルトウイスキー同士をブレンドするヴァッテッドだったり、
穀物が異なるグレーンウイスキーを混ぜたりするのだが、
だったら、グレーンと書いたりする訳で、
「ブレンド用アルコール」とは、
それが何なのかは分からないけれど、
ウイスキーらしいブレンド定義には則っていないのだろうし、
日本酒蔵が醸すウイスキーではあるのだから、
日本酒用語の「醸造用アルコール」と言うものなのかも知れない。
それだって蔵によっては、
日本酒を蒸留して“ブレンド用アルコール”を作る蔵もあるくらいで、
色々あるんだけど、お値段からしても、
少なくとも目の前のボトルに、そう言う心遣いはないんだろう。
 
下に見ていた。
馬鹿にしていた。
ウイスキーとは何たるかを、とても凝り固まって見ていた。
そんな風に思う。
本道とされるものを追い掛けるなら、それも正義。
けれど、ひとたびサンシャインウイスキーを認めてしまうと、
それらの考えが、実に勿体無いものなんだと思い知る。
凝り固まった考えの自分を1度殺して、
新しい自分でやり直したい…そう思ったんだ。
本来は静かにしていた方が“お行儀”が良いとされるバーの中で、
興奮して、ニコニコ、笑顔満開で喜んでいたはずだ。
 
味が美味しい、感動する、1杯1万円に勝る…
そう言う発想ではなくて、
美味しいと言う出会いは、まだまだもっとあるんだと、
洋酒店醇のカウンターで僕は騒いでいた。
 
 
 
人の目を気にして生きると言う事は、自分を卑下して生きる事なんだと思う。
 
“らしくない”生き方を努めると言う事なんだろう。
 
 
 
今回の事例に当てはめて考えると、
 
ひとつ目には、日本酒やウイスキー、クラフトビールを専門的に飲んでいて、
自負があったんだろう、
“それなのにチューハイなんぞを飲んで”…と思われない様に、
僕は飲まなかったのではないだろうか。
 
ふたつ目には、シングルモルトウイスキーや真っ当なブレンデッドウイスキーこそ正義で、
極限まで悪く言えば、まがい物の様に、
“ウイスキー以外を混ぜ込んだものを飲んでいるなんて”…と、
そう思われない様に、僕は飲まなかったのではないだろうか。
 
ラーメンも、お店がラーメンと謳ったなら、
それはどんなものでもラーメンなんだよね…と、確かnelさんが言っていたっけ。
自分の周りには、良い発想に至っている、尊敬できる人物が多い。
 
 
“自分らしく生きよう!”なんて、自己啓発セミナーの様な、
大それたことを言える僕ではないと思うのだけれど、
好奇心がその胸にあるのならば、
自分の手に負える程度の恥ならば、どんどんやって行くべきなんだな…と思う。
恥と思う心こそ、ただ凝り固まった余分なものかも知れないからだ。
 
日本酒はこうあるべきだ。
ビールはこうあるべきだ。
ウイスキーはこうでなくちゃいけない。
 
これに反するから恥ずかしいと思う事は、
己の酒道には反しているかも知れないけれど、
ほら、人道には反さない訳だし、
人道は踏み外しちゃいけないけれど、
千鳥足で酒道は踏み外しても、
また新たな道が僕の様に出来るものだと思います。
 
 
より良い酒ライフ、
3度目の人生を歩き出したことをここに記録します。
 
洋酒店 醇での出会いに、心からの感謝を!
 
 
 
 
 
 
 
「サンシャインについて書きたいんだ!」
 
そうYOKOさんに伝えると、
 
「ええ…?池崎とお酒のことを書くの?」と怪訝な顔をする。
 
 
 
そう言えば、YOKOさんも、わりとフラットな人だった。
 
 
僕の様に、思い込む、考え込むことで、
せっかくの機会を逸してしまう、勿体無い事をしてしまう…と言う噺でした。
 

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2017年3月25日 (土)

目当てに黒の縁がある。~梯子その3~(2017年2月4日・洋酒店 醇)

 
 
 
 
ネタがいっぱいで、ありがたい。ありがたい。
 
 
 
 
 
 
えー、
気楽なところで一生懸命、と言う事ですが…。
 
梯子酒のトリとして、
「洋酒店 醇」にて寸時のお浮かれを…
そんな一席でご機嫌を伺って参ります。
 
えー、そもそも、「酒 宗夜」を…
いや、毎日更新を続けております
「酒 宗夜・小盛り」をご贔屓にして下さっている、
皆々様におかれましては、
「あ、知ってる!」と言う噺になろうか、と言う所でございます。
 
ええ、情緒もへったくれもないです。
そうです。
私、気付いちゃったんです。
 
「 ネタに困らないぞ 」
 
…と。
なんて、「小盛り」のコンセプトに向くんだ、と。
 
Barで提供されるもの、
もちろん一席の流れがあるものですが、
それぞれが、とても簡潔に完結しているものだ…と気付かされました。
だからこそ、ショットバーと言う文化すらあるんじゃねぇか…
そう発展して考えてしまうくらい。
 
日本の食卓は、いや洋食だってそうでしょう、
だから、居酒屋でもレストランでも、食に流れがありますね。
軽いものから重いものへ。
冷菜から温菜へ…そう言う食べて行く流れであります。
例えば「厨十兵衛」さんを取り扱わせて頂いても、
日本酒に1杯目、2杯目とある…
そこに合わせる肴があって、流れになって行く。
 
そこに来て、このBarたる「洋酒店 醇」での体験を振り返りますと、
1杯1杯に頼みたい理由があり、気分があり、
次杯は全く別の酒類であったりもする…
そう、流れがなく、1杯それぞれを完結して楽しんでいる、
この連続だからこそ、色んなお酒を味わう事が出来る。
それが実に良いじゃないか、ええ、それに気づいてしまったんですね~。
 
この日も、
ワイン、ビール、カクテル、ウイスキーと多彩。
でも、座っている席はひとつ。
どっしり座り込んでいるのに、色んな味わいを楽しんでいるんです。
 
ご贔屓様におかれましては、
それぞれをすでに「小盛り」でご覧になって頂いておりますが、
どうぞ、本編においても、
その色んな味わいに触れる楽しさを、
こうしてお伝え出来たらと存じまして、ちょこたんと座布団の上、
皆様をお迎えしております。
 
さぁ、どうぞ。
最後まで、ごゆっくりとお付き合いくださいませ…。
 
 
 
 
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2017年2月4日、Hop Frog Cafe、廣東と梯子酒を上って来て、
3段目、「洋酒店 醇」にやって来ました。
 
 
Dscn5511
 
YOKOさんは、
これまでの道中、外の寒さに耐えかねて、
「ホットワイン」をお願いしました。
赤ワインをベースにしたもの。
白ワインベースもあるみたい。
 
仕立てている間、温めたワインの香、
シナモンが加えられて、
店内に広がる芳香、それが素晴らしく良いです。
すでに漂う香だけでも、癒される効果がある。
そんな趣で。
 
「美味しい!」
 
喜ぶ、YOKOさんの笑顔が印象的で、飲んでも美味しかったけれど、
飲まなくても「美味しいんだろうな」って思いました。
 
香は甘く豊潤そのもの。
しかしながら、飲んでみると甘酸っぱく、くどくない。
比較的、甘いものを苦手とするYOKOさんには、
適度な塩梅だったそうです。
 
 
 
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自分はSNSでお知らせのあった、
茨城・常陸野ネストビールの「エスプレッソスタウト」をお願いしました。
バレンタインエディション。
 
お通しとなるチョコレートやナッツ類と相性が良く、
コーヒー+ビール由来の炭酸と言う構図は、
Hop Frog Cafeで飲むことが出来る、
ナイトロ・コーヒーに近い印象も抱くものでした。
泡の中に甘い香が溶け込んだもの。
 
 
 
 
続いて僕は、更にコーヒーで。
 
 
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元来、先達てYOKOさんが注文していた、
ミルク入りのアイリッシュコーヒーが美味しくて、
「僕も、あれを飲むぞ!」と言う心持ちで、やって来ていました。
 
しかし、いざ注文をしてみると「ブラックバージョンもありますよ」と教えてもらう…
 
「えっ、どうしよう」となる訳です。
結果、好奇心に従って、こちらで。
ちょっと特別なアイリッシュウイスキーを加えての1杯。
普段の…家で飲むスペシャリティコーヒーに近いラインであって、
けれど、アイリッシュウイスキーの香、味わいも立ち、
つい先程味わった「エスプレッソスタウト」と、
似た部分もあり、異なる部分もあり、
もちろん、飲んでいる温度差も大きいけれど、
実に面白いもの、と感じました。
かたや、ビール+コーヒーであって、
かたや、ウイスキー+コーヒーであって。
 
味わう楽しみがありました。
 
 
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YOKOさんは、続いて、ウイスキーを注文しました。
 
Douglas Laing社のブレンデッドウイスキーで、
「 TIMOROUS BEASTIE(ティモラスビースティ) 」の21年。
 
同社「SCALLY WAG」を愛飲していたYOKOさん。
同系統のラベルは覚えが良く、自分の勧めもあってお願いしました。
 
腐りかけの…よくよく熟した洋梨の印象を香に思います。
けしてネガティブ要素のコメントではなくて、
洋梨の香に、少しだけツンとした…そうだな、ホワイトペッパーが持つ酸味に近い、
そうしたアクセントが混ざったもの。
 
21年と言う年数に対して、
高額なんじゃないかと恐れをなしてハーフサイズで頼んでしまったけれど、
そんなにお高くなく、フルで頼んでもうちょっと味見したかったな、と言うくらい。
お値段とのバランスも得ている、良いボトルに思います。
 
 
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僕は終電車に向かうには、ちょっと時間が無かったものの、
でも、どうしても「これを飲みたい」と思って、
心にけじめを付ける「LAGAVULIN」のオフィシャルボトル16年。
クローザー、〆の1杯として、僕に人気であります。
 
 
 
 
色々と味わって、再び屋外、寒い世界へ。
終電車に向かって、僕とYOKOさんは風を切って、歩く。
 
そんな梯子酒3段の噺、
相変わらず、長くなりましたがお付き合いを頂きまして、
誠にありがとう存じました。
 
また翌週もそうして遊びに出掛けておりますが、
本日の所は、ここまで。
僕らは巣穴に戻り、
まぁるくなって眠りこけている…と言った所でございます。
それではまた次回、お目に掛かりたく。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
 

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2017年1月28日 (土)

僕ら、この席も好きです。(2017年1月14日・洋酒店醇)

 
 
 
 
カウンターも良いけれど。
 
 
 
 
えー、気楽な所で一生懸命と言うことですが…。
 
 
いろーんな景気の良い掛け声と言うものがありますわ。
落語の世界は「する、切れる」と言う言葉は縁起が悪いってンで使わずにナ、
「当たる、開く、上がる」、そうした良い言葉で言い換える。
「するめ」はイカンので、「あたりめ」、
「会を閉じる、終わる」と言わずに「お開き」と言い、
これは現代、世の中にも浸透しておりますわ。ええ。
「スリッパ」なんかは「当たりッパ」と…
まぁ、これは言わない方が良いんじゃねぇかな、と思いますがね。
 
同様に縁起を担いだ風俗を語る手前、
いろんな掛け声がありますな。
テレビコマーシャルなんかもない時代ですから、
商売の売り声だって決まりがあったし、
要所要所で威勢を付ける…、
何だか…、
やっぱり日本人なんですかなぁ…
こう、血が騒ぐような言葉がある…と思います。ええ。
祭囃子、郷里の祭りの掛け声なんてぇものは、
皆々様に思し召しがあることではないでしょうか。
 
落語を聞くようになって、
まだ界隈には残っていて、
現代としては、
きっと亡失してしまった掛け声に、
 
「おあがりになるよー」
 
…と言うものがあります。
 
多くは遊びの本場「吉原」、遊郭での場面。
1階で女の子を選んで、2階に上がって行くと言うシステムで、
景気を付けるため、威勢良く「おあがりンなるよー」と声を掛けます。
落語で、廓噺(くるわばなし)が扱われますと、
きっとお耳に達するものと存じます。
 
これが良いもの…と私自身、思ってしまいます。
心地が良い。
劇中の男性陣もそりゃあ意気揚々と上がって行くのですから、
景気を付けて口演されますし、耳ざわりが良いです。
「おあがりンなるよー」…と上がったその先には、
「これからモテちゃおう、一夜大いに遊んでやろう」と言う、
アグレッシブなポジティブさに溢れた言葉だと考えるんですね~。
ええ。
 
そんな訳で、この瞬間に…
 
 
 
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「おあがりになるよー」と、
 
 
心地好いほろ酔い気分のはしご酒2段目、
 
呑気に考えていたと言うことで。
 
そんなお酒呑みのお噂で、本日はご機嫌を伺って参ります。
どうぞ、最後までお付き合い下さいませ。
 
 
 
 
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「信州ばんざい家」を出て、四柱神社でのお参りを経て、こちらへ。
「洋酒店 醇」にやって来ました。
“そりゃそうだ”…と言うことなのですけれど、
外は凍て付くほど寒く、中は暖かい。
移動しないと、美味しさと暖かさにありつけないんですから、
まぁ、頑張って出掛けてみる訳でして。
 
 
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カウンターにお客様がふた組おられたので、
こちらの席へ案内して頂きました。
結構久し振りで…
以前に、Kenchieさんと3人で遊びに来た際に座って以来でしょうか。
 
「おあがりになるよー」
 
…と、もう心内で頼みたいメニュウは2杯目まで決まっていましたからね。
そう、揚々たる思いで靴を脱いで1段、上がるかたち。
 
 
 
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僕は、前回、終電の時間の到来もあって辿り着かなかった
「山椒トニック」をお願いしました。
 
非常に爽やかな山椒の香が酔いは覚まさないけれど、“目が覚める様な”感覚。
“スパイス感が強い”ではなく、
辛味があると言う意味で「ホットな、スパイシーな」と言う言葉を思い浮かべます。
海外の薬草リキュールの複雑な、かつ特長的な香より、
身近にあるものであるからか、何と言うか、“分かりやすい”と感じる美味しさです。
甘味の含まれ方も異なるので、トニックウォーターで割って、
なお爽やかな演出で、開幕だけでなく中盤においても気持ち良いのではないでしょうか。
 
…逆に、ここにイエーガーマイスターやチナールなどの
濃厚な風味の薬草リキュールを合わせたらどうなるんだろう。
色んな可能性を秘めた鮮烈さを持っている様に感じました。
 
 
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YOKOさんはお馴染み、イチローズモルトの「MWR」を。
「ほっと一息つく」と言う気分になる事が出来るウイスキーと例えます。
そして、大好物である豪華なお通しを前に、嬉しそう。
 
確かに色んな種類が少しずつあって良いんですよね。
ポリポリ。
 
 
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山椒トニックを飲み干した僕は、
当日のTweetで書かれていたウイスキーをお願いしてみる事にしました。
キリンシーグラムの「ORCHID(オーキッド)」と
銘打たれた、時代の付いたブレンデッドウイスキー。
 
…ポケモンの博士の名前かな、と一瞬思ってしまったりもしながら、
たぶん、全々関係ないと思いますけれど。
 
とにかく。
 
洋酒店醇の旦那のツイートを拝見すると、
シェリー樽熟成の情報もあるそうですが、
何より現品原材料部に「モルト、グレーン、シェリー」と書いてあります。
 
ブレンデッドウイスキーですから、
「モルト、グレーン」は分かりますが、この部分に「シェリー」とは、如何なることか。
シングルモルトウイスキーにおいても、
シェリー樽熟成されたウイスキーで、原材料に「シェリー」と言う記載はされないと思います。
酒税法を追わないといけないけれど、
ウイスキーもビール純粋令の様な意味合いで、
モルト、グレーン以外を混ぜると「混成酒」の様なカテゴリになる…のかな、どうでしょう。
元来、モルト、グレーン以外を混ぜる文化は少ないので、
法律上は何も規定がないのかも知れません。憶測ですけれど。
 
興味は湧きますが、難しいところを追いかけ続けることも野暮ってモンで、
香、味…「うん、美味しいは正義」と思いました。
 
明るい印象を抱く香にバランスの良い味わいの強さ。
香の良さは、シェリー系のウイスキーにある芳しい部分と、
しっかりと重みのあるウイスキーに感じる香の織り重なりも感じられ、
美味しいブレンデッドである、と感じました。
経緯を想像しながら考えて飲んでも良いし、
気楽に頂いても、うん、とても良いと思います。
 
 
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YOKOさんは話題の中から、「アイリッシュコーヒー」をお願いしました。
ベースにはアイリッシュウイスキー「JAMESON」が使われていますが、
工夫のある「JAMESON」でした。
 
すごく美味しいアイリッシュコーヒーで、
コーヒーの香、味のまとまりが、とても良いです。
香もすごく良い。ミルクと喧嘩する事無く、
かと言ってミルクの厚味の中に馴染んで消えることなく、
とても良くコーヒーの香が届いて、たまりません。
 
深志神社の近くにある「FIFTY-ONE COFFEE(51コーヒー)」さんとの、
コラボレーションメニュウである様子。
市販の某か分からない、また焙煎後の時間も経過した珈琲豆でなく、
自家焙煎され、管理された、
ちゃんとした珈琲豆だからこその美味しさなのかも知れません。
YOKOさんが飲んでいたものだけれど、僕自身もかなり気に入りました。
カクテルは基本レシピこそあれど、
甘味も濃淡、調整が出来るものですし、
より自分に合う美味しさを求めても良いものだと思います。
こうした歴史あるレシピでも、こんなに新鮮な驚きがあるものだ…
…と嬉しくなりました。
 
 
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YOKOさんの「ほっと一息」が「MWR」ならば、
僕の場合は、シングルモルトウイスキー「LAGAVULIN(ラガブーリン)」のオフィシャルボトルが、
それに当たります。
ピートの匂いはそれぞれの蒸留所で特長的に異なりもし、
その強さは仕込みの量で異なりもし…
強いピート香も好きなのだけれど、
こう、落ち着いて「今日も楽しかった」と思って飲む場合、
僕の好みは、このぐらい。ラガブーリンがちょうど良いです。
 
 
 
 
 
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松本駅前は、更に気温が下がってマイナス6度。
中島酒店さん前の道を歩くと、
若いお兄さん方がワイワイとやっておられて、
その中のおひとり、まぁ、上半身がお裸な訳です。ええ。
まぁ、こう言った光景は見ない訳ではない。
 
 
「毛細血管が、いっぱい詰まってるトコ、脇ーッ!!」
 
 
「わはは、おいおいー!」
 
 
…と、ご友人さんからツッコミらしきが入る声が聞こえますが、
「ドリルすんのかいせんのかい」では、
静かに聞き返し、繰り返し、
「毛細血管がいっぱい詰まってるとこ脇…と言う部分がちょっと聞き取り難い」
…で返さねばなりません。
志の高い若者が、
「ドリル?ドリル?ドリルせんのかい、すんのかい、オォイ!」まで、
いじってもらえるのでしょうか。
電車の時間もあるので最後まで応援できなかった事が残念。
 
 
Img_3571
 
 
 
電車を待つ束の間にも、
「ポケモンGO」、ポケモンの卵を孵化させるべく、
歩数を伸ばそうと余念のないYOKOさんを激写したりなんかして。
 
氷点下の実に寒い夜でしたが、
無事に良い心持ちのまま、巣穴に戻って来る、
そんな所で、2回に渡って申し上げましたはしご酒の一席、
ちょうどお開きの時間となっております。
ご高覧頂きまして、どうも、ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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2016年12月24日 (土)

はしご酒で興味を駆け上る。(2016年11月12日・洋酒店醇)

 
 
 
次回は山椒。
 
「次回もまた…」と、思う事が出来ると言う事は、
 
それが楽しい時間であった、と言う何よりの証。
 
 
 
 
えー、気楽な所で一生懸命と言うことですが…。
 
はしご酒を続けて参りまして、これが4軒目となります。
しばらくこう言う呑み方はしておりませんでしたね~。
こう、数字だけ「4軒目」と書きますてぇと、
随分な酒豪っぷりとして、お耳に届くかと存じますが、
いやいや、実際にはそこまでの事はございません。
こう、ゆっくりと、酔い過ぎない程度に…
常に飲むのではなくて、時に語らい、時に笑い…
それぞれのお店の雰囲気も楽しんで、安穏とここまで至っております。
 
さて、4軒目は西堀にある「洋酒店 醇」へ。
 
「終電まで、よろしくお願いします!」
 
…と、扉を開けまして噺の幕が上がって参ります。
どうぞ、最後まで気を確かに持って、お付き合いを願っておきますが…。
 
 
 
 
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ポケストップを周遊しながら、「洋酒店 醇」へ。
 
 
Dscn4562
 
 
当日、おすすめの1杯として、営業開始Tweetと共に報じられていた、
「Queen Elizabeth・クリーンエリザベス」をお願いしました。
 
以前、S木さんが持ってらした、
とってもソーピィな「QE2」も、きっと女王様についての名前ですよね。
そして、この頃、ちょうどネット上の…
ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」で実装された
クイーンエリザベス級戦艦2番艦「Warspite(ウォースパイト)」が、
ようやく改装段階を迎え…
…つまり何が言いたいかと言うと、
「クイーンエリザベス」と言うフレーズに敏感だったんですね。
 
やはり「QE2」が特異だったのであって、
しっかり美味しいブレンデッドウイスキーと言ったカタチ。
バランスサブルです。
感じる甘味が程好く、乾燥したオレンジ系の香を持っていて、
全体的にはグラッシー。統一感がありました。
 
 
Dscn4564
 
YOKOさんは埼玉秩父「イチローズモルト」をオーダー。
色んなボトルを並べて頂いた中から、
4軒目と言う事もあって…
「お疲れさま」と言う心持ちもあって、
ゆったりとした時間を過ごしたい事から、
スタンダードな「MWR」を選びました。
YOKOさんお気に入りのボトルでもあります。
 
 
 
Dscn4571
 
 
今回のはしご酒、
1番手の「風林火山」へのきっかけを作った方が、
家飲みで多く味わっているのが、
アメリカン・バーボンウイスキー「Four Roses」なんだそうです。
ふと思うと、口にした事はあるかないか…と言う程度。
これもきっかけと思い、お願いしてみる事にしました。
 
当日は、日本だけの発売と言う、
「Super Premium(プラチナ)」と言うボトルがあり、試すことに。
Barでは、こうして1本ウイスキーを買わなくても、
試すことが出来て良いですよね。色々味わう事が出来ます。
 
バーボンウイスキー特有のトップノート。
少しだけセメダインを感じる香と、
ミントやハーブ類を混ぜ込んだ練乳の様な匂い。
これまであまりバーボンウイスキーを飲んで来ていないので、
経験値が乏しく、
他のものと合わせて考えても、
なかなか特長を見出せないでいます。
これから、もうちょっと色んな味わいを知って行きたい…
そんな風にも思います。
有名な銘柄だけでも、
アーリータイムズ、I.W. ハーパー、
メーカーズマーク、ワイルドターキー、
ジムビーム、エライジャ・クレイグなどがあって、
メーカーズマークのミントジュレップは、
随分と昔に興味があって飲んだことがあるかなぁ…
ジムビームも蜂蜜入りのものなど、
最近、色んなリリースがありますよねぇ。
 
ほとんど飲んだことがない、これは勿体無い。
色々体験して行きたいなぁ…とも思いながら、
また、スペシャリテの「山椒」や「紫蘇」もありますし、
終電に間に合う頃合まで、
その日の僕らは楽しませてもらって、巣穴へと帰って行きました。
 
まだまだ知らないことはいっぱいあります。
色んな事を見聞きして、吸収しながら味わって…
楽しんで行きたいなぁ、と思う所で、
このはしご酒の手記、ここでお開きとなってございます。
どうぞ、
これをご覧になる皆々様が、今宵も美味しい1杯に出会えますように、
祈りながら、暇を頂戴致します。
どうも、本日はありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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