日本酒

2018年9月12日 (水)

信州小布施・豊賀・純米吟醸、信州上田・互・純米吟醸を、信州ばんざい家にて。

 
 
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本日もラベルを見るついでに、
風林火山は長野酒専門で、
信州ばんざい家は県外酒もおきますけれど…
でも、信州のちょっとヨイトコロ、ちゃんと揃っておりまして。
ほんのちょっとのお時間ですので、どうぞ見て行って下さいませ。
 
 
9月1日のこと。
 
飲みに行くことが出来るかどうか…と言うことも、
その直前になってみないと分からない…なんてカタチで。
全く飲みにも出られなかった6月からの色々が、
収まりだしてはいたけれど、
予定を組み難かった時分…これは今も続くけれど、
少し弱まっているかしら。
 
ともあれ、少し遅くなってからだけれど、
松本の街に出かけて行こう!…と、いつもの如く、YOKOさんと連れ立って。
 
ちょうど入れ替わりで、カウンターに空き席が生まれ、
すごくタイミングが良かった夜でした。
ありがたいっ。
 
メニュウから信州のお気に入りのお酒をそれぞれ選びました。
 
小布施豊賀・純米吟醸・中取り無ろ過生原酒“美山錦”
 
こちらはYOKOさん。
YOKOさんの昨今の傾向として、
「豊賀」、「十六代九郎右衛門」、「川中島幻舞」は、
とてもお好みで、銘柄を見かけたなら、必ずお願いしていますね。
 
飲み始めは、やや硬め…と言う雰囲気。
温度が室温に上がって来ると芳しさが徐々に広がって来る感じ。
ゆっくり、温かい食べ物と合わせると良いのかなぁ、
お味噌とか、そうした旨味あるものと…が、良いのかな、と言ったところ。
 
上田福無量“互・隠し球”・純米吟醸生原酒直汲み
 
バナナメロン感。
「きょうかい9号」系の酵母を使った…と聞くには、
これまでの心象が影響するのか、
どこかアルコール感があって、
それは、これまでの「きょうかい7号」系の特徴なのだけれど…
頭で飲んでしまっているのか、
9号でも、そうした芳しさが出ているのか、
「互」の造りの特徴なのか…は、全く分からず、
これは考えても仕方がないので、
美味しさに集中…と、ここまで数秒。
 
YOKOさんも甘味があって、スッとしていて良い…とのこと。
とても爽やかに、甘さが素直に、とても良い雰囲気の日本酒でした。
 

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2018年9月10日 (月)

秋田・天の戸“美稲(うましね)”、福島・写楽“播州愛山”を、厨十兵衛にて。

 
 
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本日もラベルを見るついでに、
好き好きに日本酒を楽しむ愛しいひと時について、
ほんのちょっとのお時間ですので、どうぞ見て行って下さいませ。
 
 
当日は、この夏と言うか秋と言うか…
残暑だなんて、とてもじゃないけれど言えないくらい、
本暑が続いている時分で、
秋の風物詩「秋刀魚」について言うことも、どうかなぁ…と思うのですが、
常々、四季時期の初物は寿命を延ばすとは、
お古い時代より伝わることでございまして…。
 
初鰹に躍る時代では無くなってしまっておりますが、
初秋刀魚には、現代を生きる皆々様も、心を躍らせている様子。
特に、昨今の不漁から今年は豊漁との報せもあり、
なお、賑々しいものかと存じますが…。
 
 
秋田・天の戸“美稲(うましね)”・特別純米酒
 
大将が忙しいとは知りつつも、どうしても温めてもらって、
秋刀魚の中身と1杯、やり合いたくて。
大将は自分のそんな意図を汲んで下さって、
合間を見てお燗をつけて下さいました。感謝です。
温度は、40度にて。
 
生クリームの質感を感じる様な、柔らかなお燗酒。
ふわっと、天の戸美稲のコク味が広がる。
じゅわっと穏やかながら、口の中に酸の…
ほんのかすかな渋味が立って、シャンとさせる芯があり、
柔らかく穏やかなだけでない、
かすかな渋味、酸味で筋が通った雰囲気になります。
このまま寝てしまいたくなる様な、穏やかで温かい笑顔の燗酒観。
 
秋刀魚の中身、内臓を合わせるとたまらなく旨い。
元々臭さはありません。鮮度の良い秋刀魚が入って来ているみたい。
ただ、強烈に濃く、苦く、ねっとり舌にまとわり付いて、
味への耐性がないと、内臓の強さに食べる事を諦めてしまいそうになるのかも。
ここに天の戸美稲が、一気に雪崩れ込んで旨さで包んで行く。
時折、跳ねる様に苦味が戻るのだけれど、それがアクセントに感じられるくらい…
炊き立てのおまんまで焼き魚を摘み食べているような、
抜群の相性の良さを感じます。マリアージュとかペアリングとか…
そうしたものではないのかも。
イカの塩辛とか酒盗とか…そうしたものに近くて、
味が強いものをすくい取って、舐める様に口の中に入れて、
ビリッと苦さや塩気が走るのだけれど、
お燗酒の温もりで安心する、程良くまろやかに旨味が伸びる…
「うまいなぁ」としみじみする。
 
夏だろうと冬だろうと、あまり物事を面倒に考えず、
…自分の様にややこしく考えがちな性質なものですから、
こうして「うまい!」に酔える瞬間は、本当美徳。
 


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福島・写楽・純米吟醸“播州愛山”1回火入れ
 
YOKOさんは、お気に入りの銘柄のひとつ、「写楽」を選びました。
「愛山」米を使っているとあって、たぶん限定品でしょうか。
 
メモを見ると、
 
メロン、パンパンに弾けるパワー、酸味、鮮烈、
高いアルコール感、明るい、ハイアルコールに寄る渋さ…
 
…とあります。
実際にはアルコール度数は16度で、
ハイアルコールな日本酒ではありませんが、
どうやら、そう言う風に感じた様子。
 
香高さ、収束する、締める早さから、
ハイアルコールっぽさを想像したのかしら…
得てして、20度くらいの原酒って、逆にトロミを感じて、
甘い場合も多いのに。
持っている鋭さに、アルコール感の出たお酒の雰囲気を、
感じ取ったのかも知れません。
鋭さはあるけれど、香とスマートさでお酒が成っていたイメージ。
 
 
 

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2018年9月 5日 (水)

アガレヤで、井の頭、豊賀、鳳凰美田を飲みながら待つ。

 
 
お酒側のお話。
 
気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
 
8月13日、松本市伊勢町界隈、アガレヤにて。
 
 
さて、「酒 宗夜・小盛り」にて、
事の顛末…とでも申しましょうか、一緒に更新を仕掛けておりまして。
「アガレヤ」に僕が居たと言う理由をお喋りしてございます。
こちらは、合わせて楽しんだ日本酒について、申し上げようと言う趣向でして…。
「酒 宗夜」はお酒のブログとして、今を営んでおりますので、
どうぞ、最後まで、短い時間ではありますが、お付き合いを願っておきますが…。
 
 
 
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信州伊那・井の頭・純米無濾過生原酒
 
信州秘密の頒布会2018のお酒。
長野県産「美山錦」を用い、K701酵母にて。
アルコール度数は17度。
 
…これ、すごく美味しかったです。
「井の頭」の新たな一面を見た感覚で居ります。
詳細な…
直汲みだったり、中取りだったり、
もしかすると搾りも少し違うのかも…麹も、
白麹が使われているのかも、酵母もブレンドがあるのかも…。
色んな想像をしてしまうくらい、
美味しくてインパクトがある、洗練感もある、お酒でした。感動しました。
 
当時のメモ、そのまま起こして行きますが…。
 
若いリンゴ、爽やか、少し乳酸。
17度。17度!?
15度以下に感じる、リンゴのフレッシュな若さが、美味しさが、
すごく良い!美味しい!
K701と言う…セメダイン系に振られない、
爽やかで素直な香って、あまり出会った事がない。
洋梨寄りになってジューシーさ、瑞々しさが出た7号酵母仕様のお酒は、
どこかで飲んだと思うけれど、またそれとも異なる、
キレのある美味しさが、何とも良いんだ。これは珍しい。
アルコール感、香と舌先の刺激は7号酵母と聞いて、ちょっと納得できるところ。
!? これ生酒なの!?
火入れじゃないの? こんなにライトでスッキリしていて、火入れじゃないの?
 
…普段も、あんまりスペックを見ながら飲まないし、
スペックってあんまりアテになりませんから…
飲んでみて「このくらいかなぁ」と思って、そんなに大差なくて、
「まぁ、そうだよねー」なんてのん気に飲んでいるのですけれど、
ここまで、印象で考えたスペックと乖離したお酒は興味深くて驚きました。
でも、何より美味しかった記憶がいちばん濃いです。
大のお気に入りでした。
 
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信州小布施・豊賀・純米中取り無ろ過生原酒
 
合流したYOKOさんが注文したもの。
 
甘コク、辛味もあり。
28BYだから、しっかりした旨味、キリッと締めるところに加えて、
全体にふくらみがあって円熟感すら。
 
合流した楽しさで、ワイワイ話しながら飲んでいたので、
メモがだいぶ疎かになっており…。
 
 
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栃木・鳳凰美田“WINE CELL”・純米吟醸“兵庫県産山田錦”
 
ふたりでもう1杯飲もう…と言うことで。
ワイン酵母を使って醸した「鳳凰美田」をば。
 
甘旨い、ミント、奥から洋梨メロン。
熟れつつ、後半にドライさ、やや苦さ。
鳳凰美田らしく、身は薄いけれど、芳しさは素晴らしい。
 
…ワイン酵母だったんだと、
今、ここで書いていて初めて知りました。
多彩な香の世界、鳳凰美田蔵なので、
ワイン酵母由来の香味も、「いつも通り」感を思ってしまい。
 
 
…と、以上、3種類を頂戴致しました。
 
それぞれのブログ、ご覧になって頂けたなら、たいへん嬉しい事でして。
 
いつも、誠にありがとう存じます。

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2018年8月29日 (水)

福島・会州一、山形・くどき上手“亀の井”を、厨十兵衛にて。

 
 
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本日もラベルを見るついでに、
銘醸の“いつもとちょっと違う1本”について、
ほんのちょっとのお時間ですので、どうぞ見て行って下さいませ。
 
 
厨十兵衛の大将と、
久し振りに…でも、本当に何度目になるか…
長く共に、こうして厨十兵衛のカウンターでお会いしている、
ご夫妻のお話の発展系で、僕は「会州一」を久し振りに味わうに至り。
 
福島・会州一・吟醸“夢の香”、
協会9号系、14度。
 
どちらかと言うと「会州一」の造りは、
クラシカルな、伝統的な、実直に美味しいと言うイメージで、
流行に乗る造りではないなぁ…と思っています。
そこに、夏酒として14度として、
アルコール度数の低いタイプの吟醸酒は、とても興味深いものでした。
 
当時のメモは、こちら。
 
あ、ウマイ。バランス良い。
甘くも辛くもなく、バランス良い。
しっかり。
渋さもあって、苦さも美味しい。
 
…これ、当日の3杯目でして、酔いも進みつつ…ですから、
とても端的なメモになってしまっておりますが。
 
五味の揃う味。
かつ、アルコール度数が少し低い分、
染み込みやすい…と言うか、手に取りやすいと言うか。
雰囲気は軽いのだけれど、硬くなく、自然体で胸を開いているイメージ。
夏酒の位置づけ、そうしたラベルだと思いますが、
この暑い夏に、食欲がない時であっても、
心地好く、晩酌を華やいで楽しませてくれそうな佳酒であると感じました。
 
厨十兵衛、全国の様々な銘柄が並びます。
本当、どれも1本1本、輝いているなー…なんて思わせるものです。
 
 
山形・くどき上手・吟醸“亀の井”金亀ラベル
 
YOKOさんは、大将に「おまかせ」でお願いして、選んでもらったボトル。
「くどき上手」の地元銘柄「亀の井」ラベル。
字体が面白いですよねぇ。「亀」の旧字体が裏表逆になっています。
いわゆる「裏ラベル」ではない…「の井」が表の書き方ですし。
…毎朝、ラベルを模して字の練習をしているから、つい気になってしまうのですが。
 
メモは以下の通り。
 
香!トロピカルメロン。少し冷蔵庫っぽい。
ツルンツルン、プルンプルン。
香が軽くて、甘いメロン。
 
YOKOさんは「甘い!」とのこと。
 
「会州一」と同じ「吟醸」規格の1本。
「くどき上手」の現在のラインナップ、テイストからすると、
なるほど、地元銘柄も同様の雰囲気であるなぁ…と言ったところ。
「会州一」とは軽さの表現、飲みやすさの表現が全く違うのだけれど、
でも、華やかさと軽さで美味しさをギュッと引き寄せている感覚。
 
 
日本酒との出会いを、このカウンターでいつも楽しみにしているだなー…なんて思う訳でして。
 

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2018年8月23日 (木)

常山(じょうざん)・純米大吟醸“福井県産五百万石・超辛”

 
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本日もラベルを見るついでに、
新旧問わず、辛口がお好きな方にこそ、読んで頂きたく。
ほんのちょっとのお時間ですので、見て行って下さいませ。
 
5月3日、自宅での晩酌にて。
愛知県名古屋市・酒泉洞堀一さんから、お取り寄せ。
福井県福井市・常山酒造(とこやましゅぞう)。
 
 
 
前回の「西條鶴」と同様に、
この「常山」も純米大吟醸で、お値段3350円は、
「純米大吟醸」の一升瓶の価格としては、とってもお値打ち品。
 
「超辛」と銘打ってありますが、
どちらかと言うと、近代の辛口路線に当てはまる雰囲気でした。
 
指標としては、日本酒度が指し示す比重の値、
糖分のプラスマイナスをして、甘い、辛いと付けているのですが、
実際には、日本酒度は甘口でも酸度が高い故に辛口酒と呼ばれたり、
またその逆もあって、
ひとくちに「辛口」と言っても、ひとくちでは言い表せない…と言うところです。
 
え?
 
「辛口と言えば、その店で、いちばん良い酒が出て来るんじゃないの?」
 
…ですって?
それは、随分とお古い…神話の様な呪文でありまして…。
 
私にとっての辛口、YOKOさんにとっての辛口は異なります。
味覚、嗜好が異なりますから、もちろん、そりゃそうです。そうなんです。
ひとことで「辛口」と言えば、
だので、糖分の少ないお酒を指すだけですから、
美味しいか、似合わないか…そう言った万人十色の合う合わないは、
飲んでみて、そうして判断する外、ないものです。
 
辛口だから選ぶ、甘口だから選ぶ…と言うよりも、
各々で味覚が異なるのですから、
まずは1杯、試して頂きまして後々、
ふくよか柔らか和やかタイプだったか、
シャンとしてキリッとして締まりのあるタイプだったか、
それくらい大雑把に、
お心に留めてらっしゃる方が良いのかしら…などと思っております。
 
 
 
さて、相変わらずメモの記録を書き起こして行きます。
 
上立香は、グリーンアップル、ペアー、パインキャンディ。
うーん!とても綺麗!クリーンさが光る!
 
香はとても甘く感じる。お酒はごくサッパリとしたもの。
 
なるほど、確かに辛く感じる。ピリピリとした雰囲気がある。
シュッとした線形のイメージ。
癖無く、すごく早く、
香の印象を確かに残して、サッと引いていく。
ただ、ボディには骨太感もあって、妙味。
辛口として感じやすいけれど、
味の芯は甘味こそ少ないが、
コシの強さ、太さを持ち合わせている様に思います。
 
とても良いお酒だと思いました。
出来るだけ1日1枚、日本酒の蔵元さんのラベルを参考に、
字の練習をさせてもらっていますが、
福井県は全て書き終わったので、「常山」の1枚を。
 
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見ていると、そんなに感じない、
「デザインだな」と思うんですけれど、
右の「常山」の字は、本当に難しいです。
プロの書家さんの為せる技です。
確か、もう1字体お持ちの様に記憶しております。
 
…と、そんなところで、今日はここまで。
 
ありがとうございました。

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2018年8月20日 (月)

広島・西條鶴・純米大吟醸“Renaissance・日々精進酒醸”生酒

 
 
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本日もラベルを見るついでに、
ネットショッピングの醍醐味にも、どこか近いだろうお得酒について、
ほんのちょっとのお時間ですので、見て行って下さいませ。
 
5月3日、自宅での晩酌にて。
愛知県名古屋市・酒泉洞堀一さんから、お取り寄せ。
広島県東広島市西条本町・西條鶴醸造。
 
 
「純米大吟醸で、このお値段だったら…!」
 
…と、惹かれて買ってしまうことが、よくあります。
そんなお酒を2本、続けて書いて行きたいと存じます。
 
お酒のディスカウント店もありますけれど、
そちらで手に入るお酒と言うものは、
ここで取り扱うものよりも、もうちょっと大量生産品なのかも知れません。
 
ディナーでのお客さん呼び込みのため、
ランチタイムはお値段を気軽なものにして、
お店を知ってもらって、夜に繋げる…なんと言う。
そう言う手法に近いんじゃねーのかなー…なんて思っております。
「純米大吟醸」でありながら、2890円は、とてもリーズナブル。
買う側としても、
本当は店頭に出向いて、お店の方からお話を聞いて買い求めたいけれど、
日常、近くに全国の津々浦々、全て置いてある酒屋さんはございません。
インターネット上ならば、
その一個体としてみたら、全国のお酒に手が届く…てンで、
お話を聞けない分は、お店からのコメントだったり、お値段、スペック、
そうしたものに目が行くものです。
 
だので、ランチとディナーの関係のように、
「西條鶴」を知るための1本、買い求めて楽しんでみました。
(そして、美味しかったし、覚えた)
 
 
例によって、
口開け当日のメモを書き起こします。
 
 
甘み!洋梨ジュース、面白い。
スイート、甘い。
 
そして、奥にムーンと伸びて、伸びてから酸、辛味が走る。
フィニッシュには、押す様にグッと締める感じ。
 
無駄な複雑さ、酸の煩雑さがなく、
太めで、イガイガとした障りがなく、
でもクリーン過ぎず、すごく扱いやすい味。
飲んでいて、何にでも美味しく合わせられるし、
合わせた上で、「西條鶴」の印象も消えて行かない。
適酸叶。
酸の適度さがあるからではないか…バランスの良いお酒。
 
感じる甘味には、麹や甘酒の自然な甘さを感じます。
つまり、それはお米の力を感じるタイプ。
 
…とのこと。
 
とても美味しいお酒として頂きました。
もし、居酒屋さんなどで「西條鶴」がラインナップされていれば、
「あ、この前の1本、美味しかったし」と思って、
注文をしたくなる味わいでした。
流石、お酒の都西条の銘酒ですね。
 
 

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2018年8月10日 (金)

福島・山の井、信州木祖村薮原・十六代九郎右衛門を。

 
 
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7月21日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。
 
 
僕は、厨十兵衛の大将お任せで…
 
山の井“あやめ50”・純米大吟醸“夢の香”を。
 
わわ、美味しい。すごく美味しい。
綺麗で、クリーンさが秀でている。
鮮やかでフレッシュ、とてもフレッシュな雰囲気。
これ、メチャクチャ好きだ。好み。
明るいお酒。パッと咲く様な…すごく美味しい。
 
YOKOさんは、「あ、なんかちょっとダメだ」とのこと。
 
「ウソでしょう!?」
 
…と、咄嗟に言ってしまったのだけれど、
うんうん、そう言う事はある。
だからこそ、色んなお酒との出会いが楽しいものだもの。
僕らは特に好みが明確に違う…
似ている訳でなくて、ほぼ逆に位置しているっぽいので、
味わいへの出会い方に、新鮮さがあって楽しい訳です。
 
僕は、この「山の井」はすごく合うし、
YOKOさんには、ちょーっとだけ苦手な要素があった…それだけ。
 
跳ねるような…小犬のワルツで、
ただ、アフロ犬が踊っているイメージですかね…
そこまで行くと、YOKOさんには華やか過ぎる…と思うのかも。
僕は大好物の1本。
アルコール度数15度の軽さも、より自分に合って感じられました。
 
 
YOKOさんはリストから選んで。
 
十六代九郎右衛門・特別純米“ひとごこち”夏生酒
 
2017年度醸造、仕込52号で、
 
「しぼりたてをそのまま直詰め!甘酸が気持ちいい」
 
…と裏ラベルに記載あり。
 
旨味がたっぷりあって、
ジューシーで、甘酸っぱさがあるボトルだと思って、
僕は頭に思い浮かべながら飲んでしまったのだけれど、
 
(瓶の首にある蚊取り線香ラベルのボトルは)
 
そうした甘酸っぱさは強く感じずに、
とても品のあるバランスだと思いました。美味しい。
奥に、渋味が少しだけ…
酸がある故の、飲み口をとても心地好くさせる酸と渋の雰囲気。
旨味はある、確かにあるけれど、
酸の雰囲気と相まって、とてもキュッとしまった、
締め括ってくれる酒質。
 
これはYOKOさんも、とても好みらしく。
「やっぱり、九郎右衛門は良い!」
…といつもの台詞。太鼓判。
 
 
また次の1杯へ続きます。
 

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2018年8月 5日 (日)

滋賀・七本鎗、滋賀・笑四季を厨十兵衛で。

 
 
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本日もラベルを見るついでに、
滋賀酒を書き上げた素晴らしい心持ちを受け止めてくれたお酒たちについて、
ほんのちょっとのお時間ですので、見て行って下さいませ。
 
 
ほぼ毎日、日本酒のラベルを参考にして字を書いております。
日本酒が好きであること…これが発端であり、一因。
 
日本酒のラベルを題材にすることで、
ラベルを得る為に情報を集める…それは日本酒銘柄の勉強にも、
また蔵元さんのある地域の勉強にもなって、
自分自身の厚みを増やすものであり、
実に有益な…一石二鳥三鳥と言わんばかりの趣味となっております。
 
滋賀県編は、
6月10日から書き始めて、7月28日に書き上がり。
 
(書き切る…とは言わない。
 落語同様、縁起は出来るだけ担いで行きたい。
 切る、落ちる、下りるではなく、開ける、上がる、上る)
 
今回の記事は7月29日の厨十兵衛なので、実にタイムリーです。
席に座る、「今日はどれにしようかなー」とメニュウを見渡す…
「七本鎗」がある…もう、お誂え向き!!
たいへん喜んで注文を致しました。
 
 
滋賀・七本鎗・純米無濾過生原酒“滋賀県産山田錦”・きょうかい9号酵母
 
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「七本鎗」のイメージだと、
玉栄、吟吹雪、渡船6号…その中で、
純米で9号酵母、山田錦の組み合わせは、ちょっと珍しいように思います。
興味津々!
 
メモは以下の通り。
 
甘い。甘く、ゆるり、ぬるり、奥に酸を感じる。
甘味が強く感じる。少し熟れつつ、香は穏やか。米の雰囲気。
 
僕がすごく好きなお酒は、得てしてYOKOさんの苦手である場合もあるけれど、
 
YOKOさん「美味しい!いつもと違うね!」
 
えっ、そうかな。
ちゃんと僕も好きな味だよ。
 
YOKOさん「うん、でも、私も美味しいと思う味だね」
 
…とのこと。甘さはあるけれど、
それはくどさなどには通じておらず、
甘味スタイル、その美味しさのある日本酒…と言うところ。
生だからこそ、少し夏になって熟れて来ている…
そんな気がして、お酒のボリュームが増して美味しさも、
ふっくらふくよかに、良くなっている様に感じます。
 
ゆっくり甘くて、甘さによって感じる辛さがあって。
美味しい。
 
 
 
滋賀・笑四季“笑四季劇場 パンプローヌの夏”・純米吟醸“滋賀県産吟吹雪”・月下美人の花酵母
 
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「笑四季」の古いラベルを参考にした自書。
様々な特色あるラベル、ボトルを送り出す「笑四季」さん、
今回は「パンプローヌの夏」…と言う事で、
「フランスのプロヴァンスの夏」をイメージした夏酒と言う位置付けだそうです。
 
メモは以下の通り。
 
まったり柔らか。お酒の粒子がビロードのたおやかさを作る。
柔らかく、均一、とにかく太い!
飲んで行く時間軸が、飲み口初手から、ふわわ――っ…と広がって、
上下に揺れることなく、太いままに広がったまま、
時間を、味わいを経過させて、いつか霧散して行く感じ。
とても面白い演出を感じるお酒。
メロンっぽい香を感じます。
優しいゆったり酒。温度の変化も、すごく良い方に働くだろうイメージ。
ゆっくり飲んで、温度が変わっても、いつも美味しそうだなぁ、と。
このお酒が、薮田か佐瀬式か、袋か…
どんな搾り方をされた日本酒か知らないのだけれど、
「羽毛布団でモロミを取って絞ったお酒」と言われたら、
そんなふんわり感かしら…なんてところであります。
 
 
厨十兵衛では、度々滋賀県のお酒を飲むことが出来るので、たいへんありがたいです。
 
今回、滋賀のお酒について書いて行く、
書いてはTwitterに投稿したりする中で、
滋賀県の日本酒を世界に広げる活躍をされている「家鴨あひる」さんと、
ご縁、繋がりが出来たことが凄く嬉しかったです。
 
自分たちが信州SAKEカントリーツーリズムで、
長野県の全蔵元を回り、本にはなっていませんけれど、
旅行記を書く、更にその前に、
滋賀県の蔵元さんを回り、本にしていらっしゃった方で、
10年以上前からお名前を存じている…
その方と、正に滋賀の酒を通じてやり取りが出来たことが、
すごく嬉しかったんです。
 
思えば、そうして自書して行く中で、
Instagramなども含め、
蔵元さんから声を掛けて頂いたり、
ハッシュタグのおかげで、日本酒ファンの方に声を掛けて頂く事もあり、
最初は、お題がないと字の練習が続かない。
字の練習を続ける為に、テーマとして日本酒蔵を書き始めた…
それがきっかけですが、
この道中、色んなご縁があって、感謝してもし足りない思いがあります。
 
今は滋賀県から愛知県に移り、書き進めていますが、
また出会いがあると嬉しい…そう思いながら、
朝の時間、だいたい30分も掛かっていない感じでしょうか。
この字を練習して行くことを、続けて行きたいなー…って、
心から思っています。
一生懸命、書いて行きますので、
どちら様も、是非、ご覧になって頂けたら…
そして「おっ、こんな日本酒もあるのか。飲んでみようかな」
…そう思って頂けたら、格別の喜びとなります。
 
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
 
…と、日本酒のブログのついでに、宣伝みたいなものを挟みましたがっ。
 
今日はここまで。
 

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2018年8月 2日 (木)

信州辰野・夜明け前・純米にごり酒

 
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本日もラベルを見るついでに、
ほんのちょっとのお時間ですので、見て行って下さいな。
 
 
7月18日、自宅での晩酌にて。
 
塩尻市、リカーハウスながはらにて。
ツキコシを買い求める際に、「おやっ」と思って、手に取った1本。
 
 
「夜明け前のにごり」は、すごく好きなんです。
自分のお酒呑みの人生において、重要な位置づけにあります。
いや、そんな重みを付けることはないんです。
問答無用に、毎年ウマイ酒です。大好物。
普通酒か本醸造…、詳細なスペックは理解していなくていけませんが、
白い地で、透明瓶。小野宿のラベルが描かれたボトルで、
冬から春、新酒の季節には、赤い判文字で「なまざけ」と入ったりするもの。
そう、「夜明け前のにごり」、あのお酒はよく知っているのだけれど、
「純米」であったっけな、と。
 
同時期の真澄や笹の誉と一緒にTwitterには載せましたが、
単体で呟いていないので、メモが記録として残るのみ。
 
甘いアルコール系の香、若いメロン、
カラッとしていて、香こそ甘いけど、とてもドライな飲み口。
 
でも、そんな雰囲気と共に、麹の甘酒、甘さはあると思う。
中~後半が、とてもスッキリとさせ、ドライな飲み口を作る。
繰り返して、反面、甘い香が負い掛けて来て、不思議な印象を持ちます。
代わる代わる。飽きの来ない繰り返し。
 
辛味はアルコール度数の強さによるものを感じて、
キンキンとした硬さ、硬質感ある辛さで、
雑味を感じない、クリーンな雰囲気も手伝って、
クリスタルの様な印象を持っています。
芯がある…と言うよりも、
若々しい兵隊さん、規律ある真面目な青年のイメージ。
YOKOさんは「甘酒みたいだね」とのこと。
 
 
気付いたら寝ていました。
量としてもそんなに過ごした記憶は持ち合わせていないのに。
いつものにごりも、たいてい危険なお酒だなぁ…と思っておりますが、
こちらも変わらず、美味しくて床とお近づきになり易い、
飲み進め易さを含んでいる様です。
 

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2018年7月28日 (土)

信州松本・笹の誉“夏の酒”・純米吟醸直汲み“ひとごこち”

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本日もラベルを見るついでに、
地元の、信州松本生まれの日本酒です。
ほんのちょっとのお時間ですので、見て行って下さいませ。
 
こう…本当にいろんなご縁があって、
大切なご縁であって、
久し振りに、感謝の心持ちもあって…
安曇野ハーフマラソンで、ゴール直前のハイタッチの心地良さもあって、
色紙を書いて、届けに出掛けて行った、
蔵の売店にて、何か家飲み酒に1本、買い求めたい…
…として、お迎えしたお酒。
 
その年その年で、お酒の味わいは異なるものですが、
以前にも「夏のお酒」には感銘を受けて、
「酒落語」なるを1本、したためたくらいですので、
購入してみました。
 
7月16日の自宅での晩酌にて。
 
笹井酒造、蔵の売店にて購入。
 
 
当日のTwitterに記録した事柄は2件。
 
今晩は信州松本・笹の誉・純米吟醸"夏の酒" を!
甘味がしっかりあり、酸渋苦の要素を大きくマスキング。
とても落ち着いた旨さがあります。
本領は塩や夏の野菜と共に合わせた時。
口中からのメロン系の戻り香に驚きました。
内在する要素が食によって引き出される様です!
 
ふむー。温度が上がって来ても、
少し酸が前に出て来るけれど、絶妙に良い。
酸も渋、苦も存在はしているけれど、
上手に、ちゃんと利いて美味しさを形作っているってことが、とても良い。
 
…とのこと。
 
お行儀が悪いのですが、食べながら飲みながら、
箸を持っていない手でスマホを操作しているのですが、
書きながら、旬のキュウリの浅漬けを放り込んで…
合わせて…「あ!これも行ける!!」って喜びながら、
最初のツイートを書いていたこと、鮮明に覚えております。
 
 
当日のメモは、こちら。
 
甘い。優しい入り。グーンと白糖感が伸びる。
次いで、辛味が上って来る。
これは「甘辛い」に準じる様な、甘味由来の辛さ。
ネガティブな要素、渋味や苦味は拾わない。
 
ただ、きっと苦味や渋味は五味として、ちゃんと存在していて、
甘味のラインを超えて来ないから、美味しく頂戴出来ている気がする。
 
YOKOさんの感想も「甘い。お砂糖っぽい」とのことで、
ネガティブなものがあると、
先に言葉に出て来易い感想体系を持つYOKOさんでも、
「苦い、渋い」が出て来ない辺り、その酒質、バランスは、
夫婦、共通に良いものと感じているっぽい。
 
酸が強過ぎずに、しかししっかりと存在感を示している。
塩気が入ると、すごくキュートな芳香を生み出す。
塩が入ってから、メロンの香。香味が良くなる。注目点。
 
…とのこと。
 
更に、封切してから2日から3日目が、
より酒質に均一感を感じられ、
キラッと光るものを持ち、美味しいと思いました。

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