日本酒

2017年9月23日 (土)

宮城・綿屋・特別純米ひやおろし原酒“川口納豆”ラベル

 
 
 
気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
 
9月16日、松本市緑町界隈・厨十兵衛にて。
 
 
 
 
YOKOさんが、
「じゃあ、次のお酒は“おまかせ”でお願いします」と言う。
 
すると、
 
「そうだ、YOKOさん、ついに納豆を使った日本酒が発売されたんだよ」
 
…と、厨十兵衛の大将。
YOKOさん、流石に「それはないな」と判断できたらしく、
 
「またまた~。それじゃ騙されないですよー」
 
余裕の表情、対応。
 
僕は、そんな一幕を楽しく眺めながら、
 
「あれ、そう言えば、今週酒屋さんのツイートに赤いラベルで納豆って書かれたものがあったような…」
 
…と、記憶を手探りで洗い出しつつある、その時には、
もう、カウンターにお酒が乗っていて。
 
 
「えー!えー!えええ―ー――――ッ!?」
 
 
こう言う、YOKOさんのナチュラルな反応は素晴らしいな…と思います。
誕生日にサプライズを企むのは、
こう言うところを見たいからじゃねぇかな…って思います。
 
 
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日本酒居酒屋、そして街の社交場…わっと空気が華やぐと言うか。
こう言う自分達だけじゃあ出来ない楽しさや嬉しさがあると、
やっぱり、外飲み、お出掛け、出会いと言うものが、素晴らしいものだなぁー…って思うんです。
 
 
これ、謂れとしては、
宮城県栗原市一迫の納豆メーカー「川口納豆」さん栽培の酒造好適米「美山錦」を使って、
宮城県栗原市一迫の金の井酒造「綿屋」さんが醸した…と言う日本酒で、
これまで、色んな日本酒ラベルを見て来たし、
個性的なラベルにも出会って来たけれど、
納豆と言う禁忌とされるものを、めいっぱいラベルに表現する、
その素晴らしいアイディアに、感服致します。
だからこそ、YOKOさんがナイスリアクションしますしね。
 
川口納豆さんのホームページ
( http://www.kawaguchi-natto.co.jp/ )
 
…なんと言うか、納豆文化への愛情の深さを感じると言いますか。
今回の件で、ホームページを開くまで動かされましたが、
是非、いろんな種類、食べてみたいとすら思います。
 
さて、「酒 宗夜」ですから、
肝心の日本酒の味は…と言うと、「綿屋」さんは厨十兵衛でも、
比較的常連銘柄ですよね。料理への相性が特に好ましいタイプ。
 
甘味があるタイプで、塩味、ミネラル感が共に感じられ、
全体はサッパリとして軽いのだけれど、
味わいがしっかりと届けられます。
ミネラル感は、宮城県の県のお酒の雰囲気と感じていて、
やはり、海のものへの相性の良さ、
また塩むすびで感じる塩と米の相性の良さ、
その構図の様な味わい方を与えてくれる気がしていて、
シンプルだし、シンプルに感じさせてくれるけれど、
常にバックボーンには奥行きがある様な気がしています。
 
だので、お刺身にも美味しかったし、
牡蠣と長葱の春巻きにもバッチリ合って、とても美味しいものでした。
場を和やかにさせる、ニコニコにさせるお酒でした。
 

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2017年9月17日 (日)

厨十兵衛で、福島・辰泉、山口・東洋美人。

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気楽なところで一生懸命…と言うことですが。
 
8月19日、松本市緑町界隈・厨十兵衛にて。
 
 
 
金原亭馬生師匠をお迎えした落語会上がり、その2杯目。
昨日の飲みでもお会い出来たけれど、
konさんのお隣で、
夏の旅、青森で佞武多の写真を見せてもらったり、
(ねぷたとは、こう漢字で書くらしい。知らなかった)
活動量計の諸情報を教えてもらったり。
この日がきっかけで色々調べるに至るし、
昨日は昨日で、FitbitからApple Watchへの経緯を持つゆ~さんも、
カウンターで日本酒を傾けていたから、
色々と実際に使っている方々の使用感を比較しながら聞くことが出来て充実。
モニタ的に数日使った様なレビュウより、
実学だからこそ、ずーっと参考になります。
まず低価格でもあるので、EPSONのPulsence、買ってみようかな、と。
もっと上位が欲しかったら、そうしたら良いのだし。
 
 
さて、記事、内容はストックから。
 
福島・辰泉・特別純米“真夏の辛口(+10)”
 
甘味を感じる。良い旨辛さ。
シャンとした辛さがあるけれど、
お酒らしいしっかりした雰囲気が、とても美味しい。
元来、好みの銘柄「辰泉」、
その好ましい“らしさ”は、キッチリ。
 
甘く感じるもの、お米由来の重量感と共に、
辛さが走って良いんだろうなって思う。
 
「辰泉で一番辛いけど、それだけじゃない酒」とは、
裏ラベルより。
 
本当そう思う。
お酒としての美味しさがしっかり。
 
 
 
 
山口・東洋美人“ippo”・出羽燦々
 
山形の酒造好適米「出羽燦々」を80%使用して、
アルコール度数は16度。あとの情報はラベルからは得られないカタチ。
いわゆる、先入観で飲んで欲しくない…と言うスタイル。
 
米旨さ、甘旨さ。
この雰囲気は出羽燦々を醸す山形系とは異なる感じ。
西の酒にある酸、辛さが立っていて、
そりゃあそうなんだろうけれど、
出羽燦々への解釈が違っていて、
また異なる美味しさに出会うことが出来る。良い事ですねぇ。
 
 
 
…と言ったところで、また次回。
 

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2017年9月13日 (水)

信州上諏訪・本金・純米吟醸無濾過生“直汲み”

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気楽なところで、一生懸命…と言う事ですが。
 
6月25日、自宅での晩酌にて。
 
 
 
 
日々、色んなお楽しみがあって、
どの記事を書こうかなー…なんて選ぶことも、また楽しい。
けれど、ちょっとだけ切迫感もあって、
毎日更新の「小盛り」と違って、
お酒関連が隔日の都合で、結構ストックが貯まって来ています。
けれど、
毎日と言うと、たぶん枯渇するかも。
あと、書き切れないかも…とも思うので、むむむ…と言った感じ。
 
ストックの中から、
絶対書いておきたい!…と思うものを選ぶようになって来ていて、
先日の「純米吟醸活性にごり」の目覚しさも記憶に新しい中で、
この「直汲み」も素晴らしく美味しかったのです。
6月のお酒で、今ではもう手に入らないとは思うのだけれど、
「これは書いておきたい」1本。
今は今で、「本金・純米ひやおろし」が発売されたばかりなので、
ご興味をお持ちになったら、
そちらをお買い求めるが旬を得られる事と存じます。
 
当日のTwitterにメモとして書き込んだものは、以下。
 
「信州上諏訪・本金・純米吟醸無濾過生直汲みを!
 これは美味しいですね!
 華々しく直汲み感があり、それはソーダっぽいとされるスタイルではなく、
 タンクの中を覗き込む様な、お酒らしい雰囲気が、実に心地好い!
 酸とミネラル感の締め括りも秀逸。
 贅沢な時間を過ごせる味!大町の横川商店さんにて購入」
 
…とのこと。
 
世に言う直汲み酒の特色…
「風の森」っぽさだったり、ソーダ感だったり…
それはそれで大好物なのですが、
やっぱり「本金らしさ」と言うのか、好む味わいがあったなぁ…と覚えています。
 
例えるならば、
松本駅前「風林火山」のサーバー充填酒で、
もし本金の「太一」や「胡蝶」を扱ったなら、
こう言う系統の美味しさを表現する…で、伝わるかなぁ。
伝わってっ…!
 
前々から、杜氏である宮坂恒太郎さんにお会いした際に伝える事が多いのだけれど、
「太一を飲むとほっとする」と…
「やっぱ、際立った理由はないけど、なんか好きなんだ」と思うと。
 
「本金」が醸す日本酒の中で、
今回の直汲みや活性にごり、
また大町の呑み歩き、横川商店店頭で乾杯酒としても味わう事が出来ている、
純米大吟醸…それらのお酒は、
年々冴え渡る、技術の向上を感じさせてくれる中で、
「太一」や「胡蝶」も忘れてはいけない、
「本金らしさ」の一角にあると思っています。
 
2005年、2006年頃の自分の「太一」の評価は、
「うん、普通。長野っぽい」と最初は書き、
RAKO華乃井などのイベントを経て、だんだんと惹かれて行った様です。
 
それは、日本酒を飲み始めた頃、
「長野の酒なんて、飲む価値ないよ。美味しくない」とすら思っていた自分が、
生まれ故郷のお酒を「やっぱり美味しいな」と感じて行く過程に、
間違いなく「太一」また冬の「すっぴん太一」は存在していて、
お酒らしい味わいであり、
惹かれる“何か”を醸した日本酒である…と言う事なのかなぁ、と。
 
“お酒らしい”は、人それぞれで言葉と意味が変わりますよね。
僕の場合は、そうだなぁ…
子供の頃に感じた「大人の味」っぽいのかな…
子供の頃に、ひょんなことで口にするアルコールって、
チョコレートボンボンしかり、
あんまり美味しく感じないものです。
大人になって、お酒を口にして、
お肉を食べた旨さ、ラーメンのスープを飲んだ旨さとは違って、
噛み締めて、「苦味や渋味もあるけれど、何だかウマイ」と感じる、
だから「大人の味」と言う表現になるのだけれど…。
 
「五味が揃ったお酒」と言う評価が味覚にはあって、
甘、辛、酸、苦、渋と言う5項目。
流行のお酒は、甘と酸の主張が大きいですかね。
お酒らしいと感じるものには、
絶対に五味が欠かせないと思うのです。
言葉だけならばネガティブに感じる苦と渋も、
それがある事でしか出来ない美味しさの表現もあると思うんです。
 
すごく美味しく、僕に好ましく頂いた1本。
 

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2017年9月 9日 (土)

厨十兵衛で、富山・太刀山と福島・写楽。

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気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
 
 
8月19日、松本市緑町界隈・厨十兵衛にて。
 
 
 
 
「良い酒を飲む」とは、酒飲みの本望であります。
品質的な「良い酒」も、言葉としては正しいけれど、
そこにある言葉の真意は、
楽しんで、心地好く、酒を呑む…と言うことです。
 
この日の、僕らの最初の1杯は、そんなお酒。
飲みたいと思っていて、飲む事が出来て、
そんな境遇の喜びに打ち震えたりなんかして。
 
 
 
当日は四柱神社にて、
古今亭菊生の落語百夜「夏のスペシャル企画」が執り行われておりました。
落語会ですね。
大名跡のひとつ、当代の11代金原亭馬生師匠が来松されておりました。
根多帳としては、以下の通り。
 
 
菊生「お菊の皿」
馬生「干物箱」
仲入り
馬生菊生スペシャル対談
菊生「新寿限無」
馬生「品川心中 上・下」
 
 
特に「品川心中」は、“上”で切る事が一般的で、
“下”の存在と内容こそ知っておりましたが、
実際にナマで聞く事が出来る日が来るなんて…と思いました。
お腹いっぱい、大満足の落語会。
揚々とした心持ちになって、辰巳の庭を過ぎ、
「厨十兵衛」にやって来ていました。
 
最近お気に入り、「革命君」の齋藤さん肝入りの日本酒のひとつ、
「太刀山・純米生酒」は、少しアルコールっぽい雰囲気。
噛み締めた奥に甘味があり、
強く入って来て、だんだんとアルコール感と辛味がせり上がり、
お酒を飲む醍醐味に包まれる…
「日本酒を飲んでいるんだ」と言う、
お酒らしい特長を大きく持つ1本だと感じます。
 
今日は、とてもこう言うお酒を飲みたかった。
集中して落語を聞いて、心地好い疲れがある訳です。
小難しく考えずに、
(メモを取っている段階で、どうかな…とは思うけれど)
打ち上げとかこつけて、お酒をグッと引き寄せる感覚と言うものは、
何とも言えない、イイカタチであると感じました。
それに見合う性質のお酒。
たまりませんでした。
 
こう言うところで、YOKOさんと趣味が合うから、
晩酌をしても楽しく美味しく過ごす事が出来ると思うのだけれど、
YOKOさんは「福島・写楽・純米吟醸“夏吟うすにごり”」を。
YOKOさんが好む銘柄「写楽」、
すっきり辛くて、気持ち良く爽やかな雰囲気、
背景にほの甘さがあって、佳酒としてあります。
お気に入り銘柄を頼む、
その打ち上げ感、「お疲れさま」とお互いをねぎらう感。
 
良いお酒に話も弾んで、
落語から続いて、素晴らしい一夜を続けて行く訳でして。
 

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2017年9月 5日 (火)

新潟栃尾・山城屋・純米吟醸生原酒“山田錦”

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気楽なところで、一生懸命…と言うことでして。
 
6月3日、晩酌にて。
 
 
 
 
 
新潟栃尾・山城屋・純米吟醸生原酒“山田錦”、
武蔵境の「酒のなかがわ」さんより、お取り寄せ。
 
そう言えば、自分の会社に数年前にお見えになったお客さんが、
まさに長岡、まさに栃尾に住んでいらっしゃる方で、
「山城屋」の話で、すっごく盛り上がりました。
新潟の方、日本酒を飲むことへの抵抗感が少ない…って言うんですかね。
日本酒の話題に、すごく優しくお付き合い下さるので、嬉しくなっちゃいます。
 
 
裏ラベルを拝見すると、
 
「酒米の王様といわれる「山田錦」。
 地元長岡産の山田錦で全量仕込みました。
 お酒の味わいの要素が口の中で綺麗にまとまります。
 このお酒が一日の疲れを癒す存在でありますように。」
 
…とあります。
 
新潟酵母使用、16度の原酒とのこと。
 
上立香に感じるのは、オレンジやパイン系の陽気な印象。
飲んでも引き続きパイン系の良い香がします。
ハッキリした、明瞭な…呑み手が受ける印象が、どなたも陽気さを感じる様な、
フレッシュさも際立って、「あっ、これ美味しい!」と笑顔になるお酒…
…そんな風に感じました。芳しさ先行型だけれど、
膨らみもしっかりあって、後腐れもなく、すごく良い仕上がりだと感じます。
 
現代らしい趣向の美味しいお酒…と言う感覚。
山田錦らしさは、やっぱり非の打ち所を感じさせないバランス力…でしょうか。
 

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2017年8月30日 (水)

廣戸川・厨十兵衛の昼の日本酒会(2017年8月27日・厨十兵衛)

 
 
 
 
 
その後…の時間に、
 
ふっと、ボトルを手に取って、いつも使っている利き猪口に注ぎ、
 
グッと太い腕を持ち上げ、口に含む。
 
口角が上がる、ニヤッと小さく笑って、2度、うんうんと頷いた。
 
 
 
 
 
えー、
誘惑箇所の多い中でございます。
お暑い最中、いっぱいのお運び様で、誠にありがとう存じます。
本日は、
気楽なところがよろしいんじゃないか…てンですが、
一生懸命、申し上げることにしてございますので、
どうぞ、最後までよろしくお付き合いのほどを、願っておきます。
 
えー、
発端…と申しますものはナ、
そう言えば6年前にもなるのだなぁ…と思う訳でございますし、
何よりも、ご縁が結びっぱなしであった事に、喜びを感じるのでございます。
“10年ひと昔”なんと世に申しますので、
6年ぽっちは、光陰は矢のごとしの様なものでして、
昨日今日と同じだなんとは申しませんが、
えー、そんなに時間が経ったのかなぁ…とは思いますな。
 
 
…東日本の大地震があり。
松本の銘酒居酒屋の旦那衆は、復興支援を為したいと考え、イベントを催しました。
「城下町ほろ酔い散歩」と題しまして、4回ほど。
 
 
城下町ほろ酔い散歩2011・福島編(2011年10月2日・信州松本)
 
第2回・城下町ほろ酔い散歩・福島編(2012年4月8日・松本)
 
第3回・城下町ほろ酔い散歩(2012年10月14日・信州松本)
 
第4回・城下町ほろ酔い散歩 (2013年4月7日・信州松本)
 
 
第1回、2回、4回が福島県とのご縁の賜物となっておりまして、
今回の松崎酒造店の杜氏さんもご登場されておりますね。
(第3回は宮城県をテーマに据えた回でした)
 
そうですねぇ、第1回をご覧になって頂きますと、
信州中野・丸世酒造店の関晋司さんも、これから蔵に入るところだったんですね。
着実に腕を磨き、今や製造責任者となっており、「五九醸」で、
ご案内の通りですけれど、ご活躍されている訳で、
今回の主役、松崎さんもまた、この年から造りを始めておられますから…
ええ、そう考えてみるってぇと、この6年は色んな事があったんですね。
 
 
さて、今回の噺、日本酒会と申しますものは、
福島県岩瀬郡天栄村、松崎酒造店さんが醸します「廣戸川」、
こちらの杜氏さんが松本においでになり、
松本市は緑町、日本酒居酒屋「厨十兵衛」さんにて催された、お楽しみ…となってございます。
 
 
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お天道様が天辺に上る正午より、
 
信州松本と天栄村を繋ぐ酒縁、
 
そして、酒宴の幕が上がる…なんてことになっておりまして…。
 
 
 
 
 
日曜日の昼に営業している日本酒居酒屋「厨十兵衛」…って、
こんな書き方で良いのかしら。
ともあれ、「厨十兵衛」、夏頃から日曜日の昼に営業して、
日曜日の夜は営業しない…なんて形態になっています。
 
昼と言っても、いわゆるランチタイムだけ…とは違っていて、
詳細は、是非問い合わせてみて欲しいのですけれど、
夕刻あたりまで営業している様でして。
 
前回の「信州亀齢・つきよしの」の日本酒会、
「而今と写楽の山田錦を飲もう」の会、
僕らは出掛けていないけれど、
「善哉・笹の誉」の会と、最近催された日本酒のイベントは、
日曜日の昼に設定されている事が多いのであります。
 
通常営業での話題に、
“何故、今回の会の開催になったのか…”
…なんて、十兵衛の大将殿に聞いてみると面白いかも知れません。
本当に、本当に…色んな方々が関わっていて、
今回の会に成っている…ひとえに全て、人と人との繋がり、ご縁の賜物でした。
 
実際に、会の終盤に須坂の「新崎酒店」の旦那や、
僕らが会を終えて、四柱神社にお参りに行こうと歩いていると、
伊勢町の「アガレヤ」の旦那が歩いてお見えになったりとか。
本当に、人の紡ぐ糸があり、輪になっていて、和が生まれている…と思います。
 
 
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会を始める前に、松崎酒造店・松崎祐行杜氏から挨拶がありました。
 
いちばん最初、2011年、これから蔵に入ると言う時期、
松本に来て、お酒の会があり、色んな方々と出会って、
そして、こうしてまた再び松本に来る事が出来る、
“帰って来られる”ことを、幸せに思います。
精一杯、去年に作ったお酒です。
定番、限定、季節品とあるので、是非、楽しんで行って下さい…と。
 
「帰って来る」と言う言葉は、実に嬉しく感じました。
冒頭に、当時のブログへのリンクを貼り付けましたが、
何だか、すごく懐かしくも感じ、また新鮮にも感じます。まだまだ熱い記憶。
あれからしばらく経っていても、
心通う日本酒が取り持つご縁の1日が、まだ今も続いているんだと、
改めて、思う事が出来ました。
 
 
 
 
さて。
 
会は、この後に乾杯へと移って、全8種類のラインナップで進んで行くのですが、
今回のブログを書く際に、
「あれ、何故に銘柄って“ひろとがわ”なんだろうね?」と思ってしまい、
調べたので…是非、お付き合いを…さぁさ、寄り道をして行って下さいませ。
 
 
銘酒「廣戸川」に使われている仕込水は、「釈迦堂川伏流水」としてあります。軟水。
 
釈迦堂川は、上流にある龍生ダムに関わる河川で、阿武隈川に合流します。
Google検索すると、隣接する須賀川市が大量にヒットしますね。
8月下旬の釈迦堂花火大会が有名だそうで、まさに今時分。
 
実際、松崎酒造店の蔵元をGoogle Mapで見てみると、
蔵の近くに1本の川が流れていて、まさしくこれが「釈迦堂川」なのですが、
地元の通称として、「廣戸川」と呼ばれているそうです。
これが酒銘の由来とのこと。
 
実際に龍生ダムには「広戸川ダム」と書かれた碑もあるそうで、
関東森林管理局の平成29年7月13日付けの資料には、
「釈迦堂川地区(広戸川)水源地域整備工事」ともあるし、地元に根付いた名前の様です。
 
蔵元がある福島県岩瀬郡天栄村は、
昭和30年に牧本、湯本、大里村分立、広戸村から合併した村なのですが、
蔵元がある「下松本」(!!)、
この地域は、どちらかと言うと旧牧本村になるので、
広戸村から広戸川ではないのだろうなー…なんて言う推測です。
山間の村ですから、生活の基盤にもなる川の存在は大きく、
広く、「廣戸川」の恩恵を受けたお酒…と言う事ではないでしょうか。
 
また、「岩瀬郡」も藩名で検索すると、
陸奥白川藩、越後高田藩、常陸土浦藩に掛かる地域の名称の様です。
これも、いわくがあり、
その後、Twitterで字を書くに思い切り誤字るのですが、
古くは「石背郡(いわせごおり)」と呼ばれた地域だそうです。
 
須賀川市には石背国造神社(いわせくにつこじんじゃ)があり、
“くにつくり”と言う神社の名付けは、近代より古い時代を想像させます。
岩瀬村は2005年の平成の大合併で長沼町と共に須賀川市に合併されいて、
神社は長沼の地域ですね。
 
「先代旧事本紀」(せんだいくじほんぎ)に、
建彌依米命(たけみよりめのみこと」を国造に定めた事が始まりとあるそうで、
この先代旧事本紀が800年代の成立とすれば、そのあたり…かな、と。
 
読みが同じなので、きっと本質的には「石背(いわせ)」の土地なのですが、
現代では読み辛いので、「岩瀬」に改めたのではないでしょうか。
 
歴史はやっぱり深くて…調べれば調べるほどに繋がって行くので、
今日はこの辺で。
 
天栄村は須賀川市だけでなく、
鏡石、会津若松、郡山、白河、下郷、西郷、矢吹と隣接しています。
 
須賀川市の「いわせ悠久の里」と言う温泉施設には行ってみたいなぁ。
ナトリウム塩化物温泉で福祉系の役割があるタイプの様です。
長野県内にも似た設備の施設、ちらほらとありますが、
お値段もお安めで使いやすい印象がありますね。
 
 
 
 
それでは本題に入って行きます。
 
今回の日本酒会、ラインナップはこちら。
リストは登場順となっております。
 
 
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1. 廣戸川・大吟醸・原酒1回火入れ
2. 廣戸川・純米大吟醸
3. 廣戸川・特別純米
4. 廣戸川・純米吟醸
5. 廣戸川・純米吟醸・生酒
6. 廣戸川・純米・秋あがり・27BY
7. 廣戸川・純米・秋あがり・28BY
8. 廣戸川“石背”・純米
 
 
以上、8種類。
こうして比べて飲む機会は初めてです。
 
 
 
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こちら厨十兵衛の“手始め”。
今日は、ダシが利いた玉子豆富にじゅんさいでした。
じゅんさいも、良い…ツルツルした部分がしっかりしていて、
茎はしっかりと食感があるもの。YOKOさんの大好物のひとつ。
 
 
 
 
【 1. 廣戸川・大吟醸・原酒1回火入れ 】
 
 
非売品。
市販されている大吟醸は、2回火入れ、加水のもの。
精米歩合は40%、アルコール度数は17度とのこと。
 
「廣戸川で、唯一香のあるタイプです」…とのこと。
 
上立香のタイプとしては白桃っぽいけれど、華やかな香があって、
酸と甘味のバランスの良さを感じる。
すごく美味しい。
トロッとした質感、喉越し、米味、味幅のしっかりした、味のある吟醸感。
温度が室温に近付いてきても変化が少なく、
フィニッシュはいつの間にか過ぎている感覚で、
前半の良い印象が、臓腑に落ちて行った後も続いている様な。
 
一杯で説得力があるお酒…と思います。
相反することだけれど、
「ひと口で十分な満足感」もあれば、
「次を求めたくなる美味しさがある」とも思います。
 
 
 
 
【 2. 廣戸川・純米大吟醸 】
 
 
毎年7月に限定品として発売されるもの。
精米歩合は45%とのこと。
 
ぽってりとした、長閑で和やかな雰囲気。
後半は“スマート”と言う言葉を使うより“スムース”が良いのかなぁ、と言った風情。
ウイスキーだったら、オイリーなんて表現に近いのかなぁ。
こう、こってりした雰囲気も感じます。
旨味が乗って来ている、そんな塩梅で。
 
 
 
 
秋になり、10月の始めから29BYの造りが始まるそうです。
だいたい4月末くらいまでの醸造期間。
 
3番以降の「廣戸川」に使われているお米は、
福島県産の酒造好適米「夢の香」とのことです。。
「ゆめのかおり」と読むのだそうですが、
今までずーっと「ゆめのか」と読んでいました。
 
(余談ですが、富山県の酒造好適米「富の香」も、かおり読み)
 
蔵に入った、戻った当初は普通酒の造りが全醸造量の9割だったそうですが、
現在の比率は、特定名称酒の方が多く醸す様になったそうです。
火入れ工程は蛇管にて。
 
全国新酒鑑評会での連続金賞の栄誉と共に、
後援に農林水産、経済産業、外務省及び内閣府も含まれている、
2012年から開催の「SAKE COMPETITION」においても優秀な成績を獲得しています。
前者は順位付けが為されないけれど、
後者は順位が表示され、名立たる銘醸が並んでいる中の、
2014年はFreeStyle部門での大吟醸の1位、
2016年は純米部門で2位、
2017年、今年は純米部門で9位と言う結果でした。
 
現状の造りの規模は700石。
長野県に住んでいると、
もう少し少ない蔵元さんもいらっしゃるので、
「中くらいの規模?」なんて思ったりしてしまうのですが、
おそらく世間一般では、それでも小規模な造りになるのだと思います。
 
 
 
 
【 3. 廣戸川・特別純米 】
 
 
蔵に戻って来て、まず仕込みを始めた…礎となる1本。
ネームシップの様な存在ですよね。「特別純米酒」は。
 
上立香はそっけない。綺麗でシンプルな香。
飲んでみると、
「うん!」と自然と頷く、バランスの良さ。
奥からの、含み香が強い…とメモをした所で――…
 
 
「酒造りにおいて、意識しているものの中に、
 上立(の香)で、うまい酒ではなくて、
 口に含んでこそ、香り立つ様なお酒であること」
 
 
…―――と言うものがある、と伺います。
なるほど、まさに仰る通りの味わい。
 
福島県は、本来は甘味が特徴的な日本酒が多い県。
長野県も同様に、甘味に重きが置かれた部分があって、
馬刺し文化だったり、お蕎麦の文化だったり、似た特徴の地域。
山の生活が主体で、保存食が多く供される…
福島県としては海がある県だけれど、天栄村は山間の地域になり、
基盤としては、味が強い保存食などに対しても美味しく合わせられる、
しっかりとした日本酒が好まれる地域だけれど、
山を越えた那須の地域もあるため、
意識して、甘味を抑えて醸している…とのことです。
辛口だけれど、甘味も感じる。
低アミノ酸、低酸度のお酒である様に…と言う醸造理念。
 
鑑評会等においては、試飲の際に飲み込まないものだからいけないけれど、
やっぱり、日常、飲む時は勿論飲み込む訳で、
喉越し、喉の通り、綺麗に入って来る様なお酒が良いなぁ…と感じているそうです。
「廣戸川」は派手さのあるお酒ではない、とのこと。
 
 
―――ふむ。
 
そうして、実際に醸造の長として携わっている松崎さんのお話を伺ってみると、
有言実行と言うことなんだと思うのですけれど、
理想、追い求めているものと、「廣戸川」のお酒から受ける印象に重なる部分が多く、
理論と実行が正しく拮抗さを持っているんだなぁ、と感じます。
 
それってすごく大切なことですよね。
「こう言うお酒を醸したい」と思い、
「こう言うお酒になっています」と言う事が出来る。
 
それなりに多くの蔵元さん…いや、杜氏さん、醸造に関わる蔵人さんに、
ご縁があって会うことが出来ている中で、
皆さん、常に考え続けている…なんて感じます。
「ここをもっとこうしたい」とか、
「もっとこうしたら良い、気に入ってもらえる仕上がりになるんじゃないか」…とか。
挑戦を楽しんでいる方々も多いかなぁ。
 
「北安大国」の山崎杜氏はアスリートさんだから、いつも挑戦している感じがして、
でも、抜群の安定感のある美味しさと、「居谷里」の様な意欲作も出していて、すごいなー…って思うし、
 
「岩清水」の小古井杜氏は、情報収集なども良いも悪いも揃えた中で、
プログラマーさんかと思うくらい、自分の理論を整理して形作っている気がする。
その上で、高みを目指して、常に改良手段を考えているイメージ。
その上昇志向はいつも尊敬して見ています。
 
 
「廣戸川」は、1200kg仕込みを軸にして、麹歩合も合わせていて、
繰り返す中で、きっと鋭敏に醪の表情を見て、情報を得ることが出来るのではないか…
…なんて思いました。
初めてお会いした頃にも感じていたものだけれど、「誠実さ」…醪に対する付き合い方。
 
間違いなく人気のある蔵元さんであって、
福島県と言えば、「大七」「飛露喜」「写楽」と来て、「廣戸川」と十兵衛の大将が言うくらい、
そんなポジションにあるので、
これから増石だったり、従業員さんが増えたり、
たぶん、増えると組織を動かす役目になるから、現場が少し遠退かざるを得なくなったり…
色んな変化がきっと訪れるのだろうけれど、
理想のお酒と、それが実行され続けて行く誠実さの中で、
「廣戸川」のこれからが醸されて行くのだろうな―…と感じました。
 
 
…おっと、閑話休題と言ったところで。
 
自分は酒屋さんでも問屋さんでもないし、
ただの、「廣戸川」を美味しく飲みたいだけの飲兵衛でしかないので、
経営とか、メディア掲載だとか、どれだけ売れるか…なんて言うのは、
実はあんまり関係ないんですよね。
 
本当、望むのは、
アガレヤだったり厨十兵衛、ばんざい家などで、
たまには「廣戸川って、やっぱりうまいなぁ。まっちゃん、頑張ってんだなぁ」と思いたい…ってくらい。
それを、各店主殿にお伝えすると、「だろ!?まっちゃん、頑張ってんだよ!」って、
きっと言ってくれるんだろうな…って思うんです。
そのご縁こそが、今、ここに松崎杜氏が松本に帰って来てくれた理由なんだろうな…って。
 
 
 
余韻が長いと言うことなのか、純米大吟醸の方が長く楽しんでいる感覚。
自然消滅を待つようなカタチで伸びて行くような。
 
特別純米は、キレると言えばキレるのだけれど、
それは、ザクッと落とすのではなく、中盤の含みで盛り上がった香を、
少し湛えながら、名刀で豆富を切るような感覚で、ストンと落として行く印象。
 
 
 
 
【 4. 廣戸川・純米吟醸 】
 
 
特別純米と並ぶ、定番商品「純米吟醸」を。
 
「今後、米違いのお酒を醸して行きたくて、
   それは、このスペック、純米吟醸にて」…とのこと。
雄町や山田錦と言った、
西が本場の酒造好適米も使ってみたい…と仰っておりました。
 
封を開けてすぐは、少し乳酸っぽい香を拾うのだけれど、
あっと言う間になくなって行きます。
 
透明感、アッサリ、スマート。
よりクリアな質感を感じます。
特別純米と比べたなら、より辛口と呼ばれる部類に入るのかと。
YOKOさんも、後半の開き方を特長と感じたようで、
開いた後に、辛く感じる…と言っていましたから、
中盤からの盛り上がり、そしてキレへの流れを明確に感じた模様。
 
透明なプラスチック製の下敷きでなくて、
薄く乳白色の透明さを持つ下敷きをイメージしました。
前者は、厨十兵衛のラインナップだったら、どちらかと言えば山形の「ばくれん」とか。
ただ、スキッとした透明な辛口ではなく、そこに淡く色の付いた…と言う感覚。
 
純米吟醸、よりシンプルにお酒らしい味わいであるとも言えるのですが、
これが、酒菜が入る事で、ガラッと印象が変わります。
食を助けると言うか、八面六臂の活躍と言うか。
ただ、そのまま試飲しただけでは、真価が分かりにくい感じなのかも。
食と合わせた際の飛躍は目覚しい。
辛く、しっかり醸しておいでなのでしょう。
その強さこそが、酒菜に対して寄り添ってくれる感覚でした。
 
 
 
 
そう言えば、こんなお話もして頂きました。
 
「良いものを作ろうとすると、昔ながらに戻るのかも知れない」
 
新しい技術も確かに良いとは思うけれど、
脈々と伝えられている、昔の良い所も、自分なりに落とし込んで使って行く事が、
大切なような気がする…とのこと。
 
これ、実生活でもありますよね。
昔ながらのセオリーとされている事の中には、
現代においてもセオリーとして通用する、
人間の根底に関わる様な事がありますね。
「たまたま上手く行ったもの」と「定石に則って上手く行ったもの」では、
後々の再現性に大きな差が生まれて来てしまいます。
自分の生業なんて、まさにその通りで、
よくお客様に、目先の対策で合格しても、後々を考えて下さい…と、
進言することもありますね。
 
ちょうど、毎日1枚、百人一首に登場する歌を書いているのですが、
遥か平安時代の歌であっても、
恋や情景を眺める人の心持ちには大きな差がないものです。
 
先人が培った知恵もフル活用しての酒造り。
それは素敵だな、と思い、伺っておりました。
 
 
 
 
 
今回の厨十兵衛のお料理、主題の器はこちら。
 
 
Dscn7370
 
 
今回も色々、盛り沢山に散りばめられていました。
 
厨十兵衛のポテサラ、合鴨のロースト、タルタルカナッペ、
南蛮風の揚げものは、鱧だったっぽい?
蟹の身の天ぷら(抹茶塩)、茄子の揚げびたし、
新秋刀魚の塩焼き。
 
 
Dscn7371
 
 
お刺身も凄いんです。
ボタン海老、鮪大トロ、帆立、縞鯵、金目鯛、黒鯛、雲丹…
鯛の身が、ちょっと自信ないかも。
 
 
…Sずか氏と我が家のYOKO氏が、揃って大トロをお酒がない時に、
「お酒があると思って」と口に放り込んでいるのは、ちょっと面白かったなぁ。
 
あと、抹茶塩、よく出て来るものに比べて、抹茶量が多く使われている様で、
塩味もしっかりしているのだけれど、
それ以上に、めちゃくちゃ香高く、美味しいです。
普段、塩もツユもつけないで天ぷらを食すのですが、
この抹茶塩は、ウマイものだなぁ…と感じました。
 
 
 
 
【 5. 廣戸川・純米吟醸・生酒 】
 
 
12月から2月期、冬に発売される純米吟醸の生酒。
 
火入れ酒がラインナップの9割。
3℃の冷蔵庫で自家熟成されたもの…とのことです。
 
安定した品質…と言うものは、実に素晴らしいもので、
総じて、火入れ版と物凄く差がある…とは感じませんでした。
こう言う時だからこそ、より良く比較できましたが、
余韻に、生の方が少し重みがあるかも…と言った感じ。
嫌な重さではなく、こう…羽根布団をもう1枚重ねるような。
甘旨味が、ゆっくりと残る印象。
含み、旨味はとても綺麗な仕上がりだと感じます。
柔和さも、少し感じるところ。
 
メロン様の香に、米っぽいふっくら感が含み香にあって、
味わいは、火入れ同様にスッキリさが持続して心地好いものでした。
 
YOKOさんも「スッと入って来る」とのこと。
 
 
 
 
飲み進めて行くと、
 
特別純米の落ち着きが、すごく良くて、
純米吟醸の綺麗さが、すごく良くて。
 
生酒は温度が上がって来ると風合に変化があって、
酸が少し上って来て、また違った辛さを感じるかも。
 
 
 
 
【 6. 廣戸川・純米・秋あがり・27BY 】
 
 
二夏越しの「秋あがり」のお酒。
滑らかさがあり、甘酸の雰囲気が、口中で膨らむ。
純米らしさもあるのだけれど、
熟成を経たからなのか、純米吟醸に通じる様な、
あっさりとした雰囲気もある印象。
 
 
【 7. 廣戸川・純米・秋あがり・28BY 】
 
 
発売を控えた今年の秋あがり。
酸がしっかりしたタイプに感じる。
旨味の伸びがあり、
温度によって、表情を変えて来る印象。
 
「ひやおろし・秋あがり」の意義としては、
現代では、生酒の品質や保管性能の向上から、
この点では意味に変化があるかも知れませんが、
諸説ある中で、
新酒の荒々しさが、夏を過ぎて秋口に、
貯蔵を経る中で、良い塩梅となるからこその発売…とも伺った事があります。
 
空気に触れても変化が見込めますし、発売された後、
こうして街の日本酒居酒屋さんなどで出会って、
季節の食べ物と合わせて、是非、楽しんでみたいものです。
 
ちなみに、この純米酒に使われている「夢の香」は、
地元・天栄村の米作り名人さんが手掛けたものなんだそうです。
お米もきっと美味しい土地なんだろうなー…って思います。
観光協会のウェブサイトを見てみると、
特産物は、ヤーコンと長葱となっている様子ですけれど。
 
 
 
 
 
【 8. 廣戸川“石背”・純米 】
 
 
前述の通り、「いわせ」と読みます。
帰り道に出会う、アガレヤの旦那に「石背が美味しかったんですよー!」と話すと、
「あぁ、悠久の里だったお酒でしょう?」と聞いて、驚きました。
第1回のほろ酔い散歩の時に、飲んでこそいないのだけれど、
「悠久の里」と言う銘柄はあり、
松崎杜氏に伺うと、
平成の大合併によって「岩瀬」の名前がなくなってしまう事から、
せめて酒銘に名を残したいとの事で、「石背」が誕生したとのこと。
お酒、日本酒は品格ある文化そのものですから、
こうして名を残すと言う人類が脈々と受け継いで来た風習を担うに相応しいですね。
 
地域限定酒と言う扱いになる「石背」、これ、とても美味しかったです。
これまでの7本も、もちろんなのだけれど、
地域=地元と言うことで、きっと食文化が信州と似た…それが影響するのでしょう。
信州で育った僕の好みにも、ドンピシャに合って感じられました。
特別純米と純米吟醸の良い所を合わせ持つ様な印象すら。
綺麗さと味乗りとが、とてもちゃんと成っていて、
味わいのバランスがとても良く、飲む心地好さを感じます。
 
飯米「コシヒカリ」を使ったお酒…と言うことも驚きで、
酒造好適米と言う専門職のお米でなくても、上手に醸せばお酒は美味しい!
…と言う事を、五臓六腑に理解させてくれる感覚です。
 
 
 
 
ひと通り飲んでみて、僕は「石背」や「大吟醸」、「特別純米」をリピートしたかしら。
特に気に入っていました。
 
感じることは、
 
すべて、廣戸川に雑味がなく、キレがある…と言うよりもフィニッシュが綺麗。
切ると言う動作を意図した言葉ではなく、
自然な流れで喉の奥へと消えて行く…
透明感や雑味の無さは、最近の信州中野「岩清水」に感じることが多いけれど、
たぶん、それとはロジック、理論が異なる気がする。
酒屋万流とは言うけれど、良いお酒同士を比べると、
ひとつの「綺麗さ、雑味のなさ」においても、高水準を維持して差がある事を感じられて、
「すげーなー…」…って、ポカンと口を開けて、感嘆恍惚の心境。
 
 
実に、堪能しました!!
 
 
 
 
 
 
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〆には、ご飯物で「うな天どんぶり」を。
 
 
Dscn7382
 
 
この汁物も素晴らしく美味しかった。
銀鱈が入ったもので、塩味のシンプルさが際立って、
柚子のアクセントが非常に良く響く。
 
最初、鰤かと思いました。旬の鰤みたいな脂。
でも、この時期に鰤とは…?と思っていると、
先に大将に聞いて下さっていたY口さんご夫妻から、ヘルプがあって、
こうしてブログ化できていますが、
それを聞かなかったら自信満々に「鰤」って書いていましたとも。
 
 
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デザートにチーズケーキが出て来て、お開きとなります。
 
 
 
 
 
充実、そして満足!
 
また来年も造りの済んだ、そして次の造りに入る前の頃合に、
こうして松本においでになって頂けると、
美味しくて、楽しくて、幸せなんだけどなぁ…と、
その空間にいた、どなた様もお思いになられたことでしょう。
 
さて、長講一席、最後までお付き合い頂きまして、
誠にありがとう存じます。
 
「廣戸川」の魅力を、体験した全てを出来るだけ申し上げたつもり…
…ではございますが、もちろん、語り尽くせぬものでございます。
是非、松本の街のみならず、
どちらかにてお見かけの際は、
食と共に楽しんで頂けましたら幸いでございますし、
厨十兵衛だけでなく、風林火山やばんざい家、アガレヤ、
まだ他にも、美味しく日本酒を飲ませるお店がございますので、
お出掛けして頂きまして、お酒が取り持つ縁、そして美味しさ、
楽しんで頂けましたら幸いと存じます。
 
本日はここで、ちょうどお時間。
 
ご高覧頂きまして、誠にありがとうございました。
 
 
ありがとうございました。
 
 
ありがとうございました―――――…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回、少しは調べ物などしたりする中で、
「城下町ほろ酔い散歩」にも協力して下さった、
東京池袋・地酒屋こだま、たけさんのブログに、
僕らが初めて、松崎さんに出会った…その年の冬、
たけさんが蔵見学に赴いた内容が書かれていました。
 
「地酒屋こだま」のホームページの「廣戸川」紹介ページにリンクがありますので、是非。
今回の昼十兵衛に参加した方は、もう、本当に是非。
この場所で、廣戸川は動き出しているんだと、知って頂けたらな、と思います。
 

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2017年8月25日 (金)

信州諏訪・本金・純米吟醸活性にごり酒

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気楽なところで、一生懸命…と言うことですが。
 
 
8月22日、自宅で晩酌にて。
 
大町の横川商店さんで購入して来た日本酒。
前回は「雨上がりの空と」を買って来ていたり…
ご縁あるからこそ、でして、
塩嶺峠を越えたら、
わりと直ぐ蔵元さんへ辿り着ける距離にいながら、
逆方向の大町方面へ出掛けて行って購入することが多いです。
 
活性ですが、問題なく直ぐ開封できるものでした。
米の香、温めたミルク感のある匂い、弾ける気泡に乗って…なのか、
穏やかで、淡く優しい雰囲気を持った上立香。
 
 
飲んでみて、
思いつくままに書いたメモには、
 
まろやかさ、プチプチとした発泡感、酸の感じ方がすごく自然、
(このあたりで飲み込み終わり)
余韻はお米の砥ぎ汁感(誉め言葉として)
お米らしい香に溢れている。メロンやバナナの風合が少し。
 
 
「お米の砥ぎ汁」って美味しくないし、捨ててしまうものだけれど、
いやいや、悪い意味で言いたかったのではなくて、
何と言うか…おかゆをすりつぶしたもの、とか…そんなニュアンスで使いたかった。
でも、すりつぶしたものの様にもったり重いのではなくて、
ほら、砥ぎ汁って半透明くらいじゃないですか。
そのイメージが先行したんです。
お米のエキスがすっごく良く出ている、出ているけれど、スッと過ぎて行く、
飲み込み易さ、その爽快感、喉の先端から後半に掛けての流麗さ。
そう、言いたかった。伝えたいんです!
 
吟醸香…何かフルーツ系の香がたっぷり、と言うよりボディ、中盤には、
お米らしさ、ビールやワインにはない味わいの良さが、
お米の個性が、十分に輝いていて、
口の中で遊んでやる、空気を含んでみたりすると、
その中から、可憐さを損なわないままに、パイナップルやマンゴー様の、
南国系のフレーバーが現れます。この余韻での香味の変化は、なお好ましいものでした。
 
 
Twitterには、
 
「これ、すげーウマイです!僕と好みが同じなら、絶対必殺マストバイ!」
 
…と書きました。
興奮した僕に遠慮したのか、YOKOさんの感想は、
「確かに美味しいけれど…」
…僕ほど、興奮はしないと言った雰囲気でした。
福島「ロ万」などに近い甘味の印象を抱いたので、てっきりお好みかと思ったのですが。
 
確かに昔から、
「ロ万」だとしたらYOKOさんにヒットボトルが多く、
「本金」は僕にヒットボトルが多い傾向があります。
それもまた好みと言うものなのでしょう。
 
だからこそ、毎年の変化を、日々、開栓してからの楽しみを、
いつも新しく味わえる訳でして。

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2017年8月21日 (月)

信州上田・信州亀齢・純米吟醸ひとごこち「夏の吟醸」

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7月11日、晩酌にて。
 
先に催された松本市・厨十兵衛での日本酒会で、
当日こそ出品されてはいなかったけれど、
言の葉に乗って…
その頃合は出たばかりだった「夏の吟醸」にも興味を持ち、
取り扱いがある東京・革命君さんにてお取り寄せを致しました。
 
今時分となっては、9月9日の重陽の節句、
長野県酒造組合制定によって、
長野県では秋の酒「ひやおろし」解禁日も近付いて来ていますよねぇ。
「松本ぼんぼん」を過ぎると、信州はもう秋の気配を聞くとは申しますけれども、
本当に、時が過ぎる事とは、忙しないもので。
 
当日のTwitterでは、以下の様に記録を残しております。
 
 
これは夏の菜に合う酒ですね!香は水飴の様な雰囲気を持ってシンプル。
メリハリあり、前半に苦味少し、後半に辛味、キレ。
菜にみずみずしさがある季節に、水のマリアージュがありそうな。
分かる。これ、井出さん好みだわ。
 
 
…とのこと。
そう、会の当日で、厨十兵衛の大将がお誉めてらっしゃっていて。
アルコール度数14度、それにも裏打ちされるのか、
ギラギラと光が照りつける夏の頃合、
冷たい食べ物も多いところに、よくよく調律された爽やかさ。
佳酒、納得の仕上がりです。
淡麗と言うなら、そのカテゴリには入るでしょうけれど、
辛口とも甘口とも…ううん、中口の様な、いや、それも違うのかも。
辛味と甘味はそれぞれ持っていて、冴えている印象。
でも、小難しくなくシンプルに美味しいお酒。
 
「ああ、今日も蒸した蒸した。お疲れさま」と、
そんな時に憩いの時間を味合わせてくれるだろう、
優しい風合を持っている日本酒でした。
 

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2017年8月12日 (土)

信州木祖・十六代九郎右衛門・山廃特別純米“赤磐雄町”無濾過生原酒。

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6月29日、晩酌にて。
 
 
裏ラベルには、
 
「雄町×山廃、相性抜群、魅力さらにアップ!」とのこと。
 
 
大町には行く目的があって、目的が多くて。
購入した日は、横川商店さんでのお買い物を…
ちょうど酒ぬのや本金酒造の「本金・純米“雨あがりの空と”」を買い求めつつ、
何かないかな…と冷蔵庫を眺めて行くと、
呑ん子さんが、
「今ねー、面白いのは、これかなー」なんて教えてくれる。
 
「赤磐雄町」と言う酒造好適米は、すごく惹かれる。
惹かれると言うか、僕自身の日本酒黎明期に出会いがあって、
本を見ながら色々と選んでいく中で、
バイト先で知り合った富さん先輩と池袋デパ地下に通って、
ボトルと銘柄を覚えて行く中で、
「酒一筋」と言う銘柄には、どうしても惹かれる訳なんです。
こんなダイレクトな名前があるのかー!…と。
4合瓶1万円の「遥」なんかも買ってみたりしてね。
 
その「酒一筋」を醸す利守酒造が復活させて赤磐の地で育てている酒米が、
「雄町」の中でも特別に「赤磐雄町」と呼ばれているのです。
 
呑ん子さんがオススメしてくれることも気になったし、
湯川酒造店の湯川杜氏が、どんな風な味わいに醸すかも気になってお持ち帰り。
 
 
 
 
香、いつもの九郎衛門系統より、
こう…なまめかしく、鈍い感じがする…と思う。
“鈍い”とは、比較すると…で、けしてネガティブコメントではないので注意。
普段は、もっと直観的な香の華やかさが立つイメージ。
これは、柔らかさ、たおやかさ、
味の広がる中での、ゆっくりと広がって行く美味しさ、その良さ。
ふっくら…より、たおやか。
この印象は「酒一筋」の定番から中盤クラスに感じる…かも。
しばらく飲んでいないけれど、こうした個性的な厚味がある気がしている。
 
うーん!
確かに「面白い」お酒との出会いは、とっても嬉しい。
こう言うものを買い求めると、また買いに行きたくなりますよね。
 
酸もある…感じる先端に酸の高さがあって、
甘味しっかり。
あぁ、なるほど、飲むと甘酸っぱい感じかなー…と、
思って飲むと、甘酸っぱい系ではなくて、
甘濃い感じ、甘味があり、トロッとした舌触りが心地好い。
YOKOさんが「美味しい!」って言うのは、よく分かる。
好みの「ロ万」や「花陽浴」に近い雰囲気、共通点がある味わい。
かき氷の白蜜みたいな印象もあり、中盤に膨らんで、サバケが良い。
 
山廃としては…と考えて飲んでいなかったけど、
気にしないかな、と思うことが出来る。
「山廃だから美味しくないんでしょ」的な発想をお持ちの方なら、
ブラインドで出して見つけられまい。
(自分も当てる自信はない)

山廃だから試さない…なんて言うのは勿体ない。
やっぱり色々試してみて、出会って、味わって…それが楽しいじゃん?
そう思う事が出来る1本。
 

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2017年8月 8日 (火)

厨十兵衛で、富山・太刀山、新潟・山間を。

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4月30日、厨十兵衛にて。
 
 
松本ぼんぼんの日、8月5日に純米吟醸生の「太刀山」を飲み、
随分と前回と印象が違うなぁ…と思ったのだけれど、
なるほど、この頃は「純米生」だったんだね~。
そりゃあ印象が異なって然る…そして、
純米の骨太感と、純米吟醸の雄大な雰囲気と、
それぞれの美味しさを実感させられます。
 
 
 
 
富山・太刀山・純米生酒・極寒仕込み
 
 
初めて飲む銘柄となります。
たぶん、松本に登場したのも、
このボトルが初めて…なのではないでしょうか。
長野市だと、もっと北陸と近いので可能性がある様にも思うのですが。
 
その仕入れのストーリーを存じ上げているので、
是非とも「飲んでみたい!」と思っていました。
 
酒屋さんが「親父さん」と呼ぶ、
社長兼杜氏さんの味、雰囲気を感じられるお酒と期待して注文します。
 
 
飲んでひとくち、「差」と言うか。
思ったことは、
 
「宮城のミネラルと違うね!」でした。
 
メモのスタートはそこから。
塩、潮に合う雰囲気。
宮城県のお酒にそうした地域性を個人的に思っていて、
例えるならば、
「塩むすび」の甘味と塩感に似た雰囲気が、
宮城のお酒にはある様に思っています。
 
太平洋と日本海の、
また山と接する距離の差、それこそ風土の差によって、
ミネラル感はあるのだけれど、
太刀山、また印象が異なる!…それを感じて味わって行きます。
 
骨太なニュアンス。けれどゴツさはなく、
言うなら、マッチョな感じ。骨じゃなくて筋肉。
それは、味が強いのではなくて、
ボディを、飲みの中盤を支えてくれる力強さがある…そんな印象です。
 
酸い感じ、酸の立ちもあるけれど、
どうだろう、信州的な酸の立ち方ではなくて、
石川・菊姫蔵の様な、まとまりと落ち着きがある酸の味わい。
 
口の中で揉んでやると、実に旨くて、
お酒っぽいんだけれど、アクがない感じ。
酸による、また酒質による渋味が適度なのか、バランスが良いと言うのか、
そう、鰹節を肴にしても味わえるんじゃないかな…
そんなイメージも湧きました。
 
先達て試して、Twitterに書いておられた、
ゆ~さんやひろっちさんの感想もよく分かります。
 
こう言うお酒が、やっぱり面白いなぁー…って思います。
 
 
いつだか、声優さんランキングがテレビで放映されていて、
あまり内容は良くなかったそうだけれど、
大先輩の方々が、
「最近の若い声優さんは個性がなくなった!」と言っていて、
いやいや、そんなこともないですよ―…なんて思いながら、
確かに、「あっ、この声はあの声優さんだ!」と、
即座に分かる「声」は、少なくなったのかも…とも思います。
 
これにちょっとだけ近くて、
「面白いなぁ」と感じるお酒は、
その蔵の顔が出ているお酒だって思うんです。
蔵人さんに会ったことがあるならば、顔が浮かぶお酒。
 
「太刀山」の親父さんは、お会いしたことがないけれど、
でも、イメージは湧きます。
「太刀山」の顔をされているんだろうなー…って。
 
 
自分にとって興味深いお酒に、また厨十兵衛で出会いました。
 
 
 
 
 
 
新潟・山間・特別純米・中採り直詰め無濾過生原酒・H28BY9号
 
 
YOKOさんは「山間」を選びました。
裏ラベルを、こうしてブログを書くために見直すと、
精米歩合は60%だから、純米吟醸を名乗っても良いボトルなんですね。
 
YOKOさん、
「パーッと、最後にちょっと癖がある」とのこと。
 
香が前半に広がって、後半はじんわりと収束して行く様な雰囲気の模様。
甘味、ふくよかさが全体にあって、
時間の過ごし方が、ごくゆっくりとした印象のお酒。
埼玉・花陽浴、福島・ロ万にも、
こうした雰囲気のボトルがあったりしますね。
温かいお料理なんかには良いのかなー…なんて思ったりもします。
 
 
 

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