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2019年1月 7日 (月)

上州群馬・土田“菩提もと×山廃もと”・純米吟醸(平成29酒造年度醸造)

 
 
蔵元さんのアクティブさも、とても注目。
 
Img_1892
 
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
 
1月3日から、自宅での晩酌にて。
 
 
間違いなく話題のお酒を、ようやく我が手に。
東京・革命君さんよりお取り寄せしました。
移転作業も落ち着いて暖簾も掛かり、
前秘密基地より、“秘密基地”感がなくなって、
立派な店構えとなった様に見えますね。
 
「土田」、地元銘柄としては「誉国光」ですね。
ここ最近、SNSで見かける様になった…
つまり巷の噂になっている、話題に取り上げられている…
そうして知ったお酒で、興味を持つと同時に、
「革命君」さんでも取り扱いがあり、
松本の日本酒居酒屋「厨十兵衛」にも入荷していて、
大将も気に入っている…となったら、
もう、取り寄せて飲まない訳には行かないと言うか、
この気持ち抑え切れない…と言うか。
 
蔵元さんも、「岩下の新生姜」の社長さん級に、
とても有効にSNSを使っておいでで、熱心に情報に携わっておられます。
すごく良いこと…だと思っています。
 
信州だと「おぶせくりちゃん」の活躍も記憶に新しいですし、
「エゴサーチ」と言う言葉こそ悪いのですが、
マーケティングにお金を掛けねば、ビックデータが…の時代において、
SNSで生の、本当気取らない声を受け取ることが出来る…
僕ら飲み手としても、蔵元さんにWEB上で出会う事が出来る…
Win-Winの関係…だなんて流行り言葉では言う、
これに十二分に該当するんじゃないかなー…なんて思うんです。
 
こうしてしっかりブログ化してから、
出来たら蔵元さんには目にして欲しかったけれど、
飲んだ当日に、面白く感じたので、これだけメモしたんです。
夫婦の何気ない会話で…。
 
------------------
 
僕「菩提もとって、もっと違うイメージっ。この土田ってお酒美味しいよねっ
。それでね…」
 
…とYOKOさんにお酒の美味しさについて語る自分。
 
YOKOさん「えっ?ドラえもん?」
 
…菩提もととドラえもん…、
ボダいもん?
 
-------------------
 
言い間違い、聞き間違い。これを拾って頂いたりなんかして。
それはそれでも、やっぱり嬉しかったです。うん。
 
きっと、このブログも目に留めて貰えるだろう…なんて思うと、
ええ、書くことを楽しむブログと言えども、気合が入ります。
ありがたさも得ながら、キーボードを叩いております。
どうぞ、最後までお付き合いのほどを願っておきますが…。
 
 
 
ラベルには、この様に添えられています。
 
「室町時代の製法“菩提もと”に、
 山廃もとを掛け合わせて造る独自製法。
 酵母無添加、その他の添加物もなし。
 醸造年ごとに味わいが変わる為、
 成分等は非公開としております。
 自然の酵母と乳酸菌が作り出す
 深い味わいを舌で感じて下さい。
 お燗も大変お勧めです」……とのこと。
 
日本酒、清酒醸造技術の発展、進歩目覚しい昨今。
その起源に位置している醸造法とされる「菩提もと」…
奈良県では、現在でも一部のお酒を…
それは技術の継承目的もあるのか醸造しています。
 
日本酒好きとしては気にならない訳がなく、
「菩提もと」の日本酒を購入して試していますが、
“史上最も日本酒が美味しい時代”とさえ言われる当代において、
その味に慣れ親しんでしまっている自分には、
熟成酒のそれとも異なる…また味醂とも似ている様で違う感覚で、
「こう言うお酒もあるのかな、あったのかな…」と思うくらい。
1本を買って、その後にリピートすることはありませんでした。
 
そんな古式造りと山廃の仕込みを掛け合わせて醸造すると言う事は、
なるほど、独自製法だと思いますし、
Twitterでライブに伝わる蔵元さんの呟きでも、
研究された健全な醸造法とは別ベクトルの仕込みなので、
心配されながら、ドキドキとしながら醸造されている様子をお見受けします。
 
だからこそ、「土田の味」と考えられる、
美味しさと個性を兼ね合わせた1本になるのかしら…そう思うんです。
 
 
まずはいつも通り、当日のメモを書き起こします。
 
「ひや」にて。
ほぼ室温…少し低めかな、と言うくらいの温度で。
 
旨酸、まろやか、ふとーい、ふとーい。
ものすごく太くて、恵方巻みたいな印象を。
メロン感が少し、アルコール的フレーバーが瞬間。
やわらか、まろやか、アルコール感はしっかり存在。
「群馬泉」もそうだけれど、
こう言う「ひや」で美味しいお酒が、群馬は得意なのかなぁ。
焼きまんじゅうとか、味噌醤油を焼く食文化にも合いそう。
 
ふっくらしているけれど、とてもまとまりがある。
苦味、渋味もあるけれど、ひそやかに感じられるもので、
甘味と共に、生きて伝わって来る。
 
素直に「良いお酒だなぁ」と思いました。
菩提もと、山廃もとの癖がなく、
そうしたネーミングにより「癖が強いお酒かしら」と言う、
ネガティブな発想には合いません。
旨いものは旨い。
頭で飲む、菩提もとだから避ける…と言う発想は勿体無い。
 
YOKOさんは「食事と合いそうだよね」と。
 
後半は、蜂蜜酒を想像させる凝縮された甘味を感じます。
 
…まずメモは、ここまで。
 
当日は信州味噌の汁物を扱っていましたが、
柑橘類の芳香を感じさせるような戻り香がありました。
「土田」のアルコール感が口中調理的に、
また新たな顔を見せてくれた印象。
いやはや、食卓にありがたいお酒だと思います。
 
太さもありますし、けれどくどさはなく、
雑味のような、ネガティブな印象を抱きません。
バランスの良いお酒…そう感じます。
落ち着く、気取らない雰囲気があります。
急峻さがない…と言うか。
それでももたつくことがなく、自然な力具合。
なるほど、「革命君」の齋藤さんに問い合わせた際に、
「土田さんのお酒は、土田さんの味がする」
…そうして個性のあり方を誉めていると感じましたが、
良いバランス感の蔵元さんに感じ取ります。
 
ラベルにお燗酒も良いとありましたから、
温度を上げながら、好みのポイントを探してみました。
 
30度
 
ツンとして乳酸の香。
でも味はすでに上がり始めている印象。
美味しく感じられつつある。
甘さは上がりつつあるけれど、酸がまだもうちょっと上げたい。
 
35度
 
少し苦味を感じる。ツンとした匂いは増す。
飲み口にアルコールっぽさ、アルコール的な辛さ。
 
40度
 
ツンとした匂いがなくなった。
まろみのみ。美味しい。
酸とかそう言う理屈が馬鹿馬鹿しくなる。
素直に旨い。良い味、まろみ、後半に適度な辛さ。
 
45度
 
あ、来た!
ふわっと広がって、香がものすごく良く感じる。
 
50度
 
ボディが強くなったかも。
アルコール感、洋酒の様な印象もある。
 
55度
 
甘味、ツンとしてアルコール感。サラッとした飲み口に。
 
60度
 
他の温度の方が向くイメージ。
「土田」の味と言う良さは、あまり感じ取れない。
普通のお燗酒っぽいと言うか…。
 
 
…と言うところ。
 
60度過ぎに到達してからの燗冷ましは、
あんまり得意でないかも知れません。
45度付近に戻った時も、
上げて行った時と同じ好みにはなりませんでした。
 
 
2018年の飲み納め、
松本・厨十兵衛での飲みの中でも、
「はつしぼり山廃生」を飲んでいますし、
これもおいおい、ブログ化できたら…なんて思っております。
 
「土田」、
この1本も、そろそろ空きそうになっていて…
美味しく、ご馳走様です…と言ったところ。
 
本日は、ちょうどここでお開きとなっております。
また次の出番まで、お暇を頂戴致します。
 
それでは、それまで。
 
ありがとうございました。
 

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