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2018年9月30日 - 2018年10月6日

2018年10月 4日 (木)

近江滋賀・寿々兜・純米吟醸を。

 
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ほぼ毎日…知識のため、字の練習のため、
それ以上に、やっぱりどこか日本酒に触れていたい事もあり、
蔵元さんのボトルを参考にして字を書き続けて、
9月28日で、1年になります。
以前も書いていましたし、その時もそれなりに長く続きましたが、
書道教室に通う事にもしたので、
今回は、もう少し長く続いて行きそうでして。
 
近江滋賀に入って、
有名な滋賀県の日本酒読本の著者である
家鴨あひるさんとTwitterでやり取りもあり、
幾本か滋賀酒をお取り寄せしました。
 
日頃、東京「革命君」さんとのご縁によって、
「初桜」や「浅茅生」、
松本の日本酒居酒屋「厨十兵衛」とのご縁によって、
笑四季、神開や萩の露、七本鎗、浪乃音など、
出会う中で、
家鴨さんの「滋賀酒ツイ」などによって新たに知ることも多く、
滋賀酒の中で、ワインも醸し、
香高いお酒を醸す「道灌」の太田酒造を主体に買い求め、
新進気鋭の「唯々」などを買う中で、
富山・太刀山蔵の様な、
土地の風土に根差した、
都心で見かけても遜色ないお洒落銘柄ではなく、
田舎だからこそ出会い、そして美味しいお酒も、
何かないかな…と思う中で「寿々兜」を選びました。
 
「太刀」のイメージがあったので「兜」だったのかも知れません。
「美寿々」と重なる字面だったからかも知れません。
けれど、初めて飲む銘柄には、とても昂揚感を伴って出会いました。
 
 
当日のメモは以下の通り。
 
アルコールっぽく甘旨く、少し酸っぱい。
この感じ、昔…出会った頃の「七本鎗」にあったなぁ。
少し後半にギュッとしたノイズ感。酸のふくらみと締め付け。
これはきっと味のある食べものを支える役目。
 
酸度は1.8ほどあり、しっかり旨味が強調される雰囲気。
土地の酒を感じさせます。
穏やかで強く。滋賀酒に元来持ち合わせているイメージに近い。
それは、香系ではなく、旨・渋・酸の組み合わせ。
食べものに真っ向からぶつかっていって楽しませるファイタースタイル。
 
少し熟成酒に似た匂いも感じたので、
(↑老ねではない)
お燗酒にしてみると、
飛び切り燗にしてみて、ようやく上がるイメージでした。
酸の風味が強く、
人肌燗では、大きな変化は感じられませんでした。
1度、飛び切りくらいまで上げてあげると、
上るアルコール感の中から、甘旨味と酸の立ちに変化が見られて、
味わい深く感じられました。
 
YOKOさんは、昔の日本酒っぽいイメージのお酒…とのこと。
そう、まさにそんな地の日本酒だと思います。それが良いんじゃないかァ。(広瀬康一風に)
 
 
Photo

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2018年10月 2日 (火)

鳥取・梅津の生もと・純米生もと原酒“笊・山田錦H29/60”

 
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ちょいちょいとTwitterのタイムラインで見かけることもあり、
気になっていた銘柄でした。「富玲」で「フレイ」であり、
蔵元さん公式に「フレー!フレー!」で応援の酒…なのだとか。
ピタッとハマッたキャッチフレーズ、良いじゃありませんか。
 
東京・武蔵境の「酒のなかがわ」さんより、お取り寄せ。
 
 
結構な量の滓が…瓶底から10cmくらいはあって、
噴き出すのかとビクビクしながら開栓。
全く噴くことはありませんでした。
中川さんだったら、先に必ず教えてくれるはずだし、
「きっと大丈夫!」って思いながらではありましたけれど。
 
購入時、「オススメの飲み方」として教えて頂いたのは、
「1:1のトニックウォーター割り」と言うもの。
フレッシュミントを加えても、なお良し。氷は忘れずに…と言うもの。
これこれ、これですよ。
 
鳥取・山陰東郷蔵が「炭酸割専用」日本酒を販売されていたり、
数年前から「炭酸と日本酒」は注目されていて、
そんな中から見聞きした「梅津の生もと」、
折を見て、1度は飲んでみたいと常々思っておりました。
そこに今至った…と言う。
 
中川さんからはお燗酒の際には、自ら加水調整して、
気温や料理の内容で楽しんでやってみて下さいな…なんてコメントも頂戴しました。
 
「なんだろ、そのプラモデルみたいなお酒…」
 
そう思ったものです。
自分で作って行く、味を楽しんで、形作って行く…
自由に楽しむことが出来る、面白そうなお酒。
蓋を開けて、ランナーを覗いただけじゃ完成は見えて来ない。
実際に楽しむことで知って行くと言う日本酒との出会い、
高鳴るものを感じずにはいられませんでした。
 
 
まずは、そのまま。
冷蔵庫で保管してある状態から、開栓すぐ。
 
乳酸、ヨーグルト臭、乳清みたいな上立香。
 
飲んでみると、
辛い!苦い!サッパリした苦味。
米系の甘い香なのに、すごくビリッと渋さ苦さがやって来る。
ナイアガラ系の白ブドウに近い香がギュン!と速く通り過ぎて行く。
渋さや苦さに後残りはないのだけれど、
ごく強烈なお酒だなぁ…と思う。
YOKOさんに、ひとくち試してもらうも、ひとくちで器は返って来た。
 
この頃、アルコール度数21%と言う数字に気付いていませんでした。
度数の強さも、味わいに強く影響していると思われます。
アルコール度数が21度もある日本酒って、なかなか少ないですよねぇ。
その場合は四段などを打って、
甘くトロッとさせてバランスを整える場合が多いと思うのですが、
雑味なく、ストレートに剛の雰囲気で切り込んで来るイメージ。
 
 
トニックウォーター割り。
とりあえず、目分量で1:1にて。
 
「うわ、ウッマーッい!!」
 
ビックルみたいな印象を抱きます。
炭酸割りビックルのとても爽快感がある感じ。すごく美味しい。
乳酸、爽やかさ、割ったからなのか、とても甘く感じます。
原酒そのままで感じた辛さや苦さは片鱗も見せず、
「これはお酒の成分がこうだから、こうで…」なんて考えることが、
とてもバカバカしく感じます。「ごくっ、うまい!」が全て。
ジャスティス。ジャスティース!
 
 
 
…その後、寝落ち。
 
これを飲む日は、100%、寝落ちしてしまっています。
それもそのはずです。
そのはずだったんです。
21度を1:1で割っても10度はあるんです。
でも、飲み口が良過ぎて、ほぼビールと同じか…もっと言えば、
体感としては3%くらいのカクテルの様に感じて飲んでいます。
それくらい口当たりが良いし、喉越し爽快だし、何より美味しいし…。
 
フレッシュミントも、よく合いますね。
無くてもあっても、とっても美味しい。
 
 
 
水で加水を試しながら、お燗酒。
温度を上げながら、良い所を探して行きます。
全体に苦味を感じてしまう部分が多く、
温度が高くなると、
苦味以上に、米の香が強く出て来て、
ギリッとパワーを感じながらまろやかさもあって、
不思議な存在感。
あまり加水を試さなかったのだけれど、
15度前後でなく、もっとアルコール度数を試しても良かったのかも。
それにしても、トニックウォーター割りがたまらなく好きです。
美味礼賛。
 
 
この「梅津の生もと」には、そうした雰囲気は感じないけれど、
昔々、多く試飲をする中で、
時たま、「大根おろしみたいなお酒」とイメージする日本酒があります。
 
これに答えが出たかも…と思いました。
 
モロミ中の糖分を食い尽くした状態、
高アルコール度数になっていたら、
甘辛のバランスがなくなってしまって、
苦味が先行して「大根おろしみたい」と感じていたんだろうな…と、
今更ながらに分かりました。(分かった気になっています)
アルコール度数は加水で調整すれば良いんだし、
糖類添加と行かなくても、
四段を打つタイミングによっては、そのバランスの振り幅もあるんだろうな、と。
 
それにしても、実に興味深い、面白い…話題通りの日本酒だと思いました。
初めて出会う味であり、寝落ちしてしまって、
帰宅後にやりたい事もままならないのに、
罪悪感を抱くのに、
ひと口飲むと、全てを忘れて「あ、おいしー♪」と言う日々。
サッパリした飲み口と言えど、
傍らに和らぎ水を持ち、しっかり安全措置を講じているつもりでも、
寝落ちが、ほぼ確定された美味しさが、たまりません。
 
話題のお酒、興味があったお酒、しっかり堪能しております。
 
 

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