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2018年5月13日 - 2018年5月19日

2018年5月17日 (木)

ちょっと注目が、ちゃんと注目に変わる…信州くらうどで、よしのや蔵の試飲販売。

 
 
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気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
 
5月4日、長野駅MIDORI2階、信州くらうどにて。
 
 
 
期待もしていたし、期待していなかったとも言えるし。
 
僕の中で、たいへん失礼ながら…
善光寺のすぐ隣に居を構える蔵元さん、
「よしのや」さんが醸す「雲山」、「西之門」について、
「日本酒居酒屋には置かれない銘柄」だと思っていたし、
「銘酒専門店」と言った酒屋にもなく、
どちらかと言うと、「お土産部門」の日本酒だと考えていました。
 
信州SAKEカントリーツーリズムで、
蔵に立ち寄った際にも、場所柄もあって併設レストランもあり、
観光客の方向けのご商売に感じました。
それはそれで、善光寺門前ですから、とても大切な役割なのですけれど。
 
観光や売り方の強力な…グイグイ来る強さで言うと、
北信では須坂の「渓流」が強く、
テレビCMで言えば、
須坂「渓流」、諏訪「真澄」、池田「大雪渓」を見掛けるくらいでしょうか。
 
「雲山」を醸す醸造施設は、10年以上前の酒造組合MAPであれば、
何蔵かあり、実力蔵…と言うよりも、
やはり、お土産物としての流通を主体としている蔵なんだろうな…と、
そんな印象でおりました。
 
だからこそ、昨年の冬くらいでしょうか。
時々使っている、愛知県の「酒泉洞 堀一」さんのページに、
「西之門」が入荷したと出て来た時には驚いたものです。
しかも、「真澄CORE」とほぼ時期を同じくして、
「CORE」と詳細は異なるかも知れませんが、
発想は近い搾り方をされていて、何か技術革新があったんだ!…と思いました。
 
 
5月4日は、善光寺花回廊に加えて、長野酒造組合長野支部主催の、
「善光寺地酒巡り」が催されるため出掛けておりましたが、
立ち寄った「信州くらうど」で、
「よしのや」さんが試飲販売をされていると知り、
「まさに好機!」との思いで、ブースの前に立ちました。
 
当日、担当されていた営業さんが、
ちゃんと対応できる、とても素敵な男性の…年上のオジサマで。
お酒の説明はして下さいますし、
「賞を取ったから、名前が奇抜だから」
…だから美味しいと思って下さい、買って下さい…感の全く無い売り方で、
とても好感を持ちました。
「このお酒のここが、僕は好きなんです」と言い、
1杯目に試飲したものを、どう思うのかを丁寧に聞き取り、
「だったら、こちらはいかがですか。このお酒の、ここが気に入って頂けると嬉しいなぁ」
…と言う、本筋の試飲販売方法。
 
純米吟醸、純米原酒、
純米大吟醸“五百万石”、純米大吟醸“山田錦”、
純米大吟醸“山田錦35%”と試飲させて頂きました。
 
長野県内で五百万石で大吟醸造りって、少し珍しいですよね。
中信ではあまり考えられませんが、
なるほど、長野市と言う土地柄から、
五百万石の多い新潟県への繫がりがあるから…とのこと。
 
純米吟醸は、高いバランス力で、素っ気無さと中程度の香のバランスが良く、
後半に掛けて甘味も出て来て、良い塩梅。
 
純米原酒は、熟れた香もあり、お燗にも出来そうな風合。
力強さがあるので、じっくり飲みたい方に向くか。
 
純米大吟醸・五百万石は、香高く味はしっかりと出していて、
味吟醸系の美味しさがあって、好み。
 
純米大吟醸・山田錦は、香の良さと共に酸が出て感じられ、
良いお酒だと思うけれど、好みとはちょっと違う…
…と思うと、流石、僕とは違う好みのYOKOさん。
YOKOさんのいちばんは、こちらだとか。
 
純米大吟醸・山田錦35%は、綺麗だし美味しいけれど、
味があって、乗っている方が好みゆえか、
そんなに響かず。でも、贈答としてはすごく良いと思います。
 
 
日常の中で飲むことが多い僕ら、かつ、
好みが、わりと違っているのですけれど、
ふたり揃って、値段は考えないとしても、
「純米吟醸が良い」と思いましたし、帰りに買って帰って来ました。
 
家でゆっくり飲みたいな、と。
 
「酒泉洞 堀一」さんでの取り扱いのほか、東京の「小山商店」さんで、
取り扱いが始まる…と言う事は、
少なくとも、酒質の向上…首都圏で売られるべきお酒となる様に、
現代のお酒らしい味わいである様に、
研鑽なさってこそ、達成となるものだと思います。
 
「杜氏は、いつも通り、熱心に心を込めて作るだけと言っていました」
 
…営業のオジサマはそう答えてくれました。
 
県内消費がほとんどだった蔵元さんが、県外に活路を見出す時、
色んなパターンがあるんだと思います。
その中で、自分がお土産中心の蔵元さんだと、
あまり知らずに思っていた蔵元さんは、躍進を遂げていて…
自分自身が味わってみても、楽しみにさせてくれて…。
 
「ちゃんと注目して行きたい」
 
そう思う銘柄となりました。
県外分、まだあまり数が無く、僕自身も入手出来ていませんが、
いつか入手してみたいと益々思っております。
好評なら、目にする機会も増えると思うんです。
 
さぁ、善光寺のすぐお隣、
「よしのや」さんの、「西之門、雲山」について、
申し上げて参りましたが、本日のところはちょうどお時間。
 
ご覧頂きまして、誠にありがとう存じました。
 
 

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2018年5月14日 (月)

合縁奇縁の春心薩摩芋、ばんざい家で、信州木祖・木曽路、加賀小松・春心。

 
 
 
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気楽なところで一生懸命…と言うことです。
 
5月12日、松本市駅前界隈、信州ばんざい家にて。
 
 
 
ご縁のある東京・大塚「地酒屋こだま」、たけさんのお店で、
「春心」なる銘柄を取り扱い始めて、
「へー」と思いながらラベルを拝見し、「…素心??」と思った事は、
たいへん失礼ながら、自分として、とても印象的でした。
 
また、たけさんの所からお取り寄せする際には含めてみたいな、なんて思う訳です。
 
字の練習をするべく、
出来るだけ1日1枚、日本酒のラベルを参考にして書いておりますが、
その前日、5月11日が、こちら。
 
 
Photo
 
 
順番は、リスト化した際に参考にする、
各県の酒造組合に掲載されている順番でしかなく、
恣意的なものがない…だからこそ、
前日に書いて、翌日に現品に出会うことが出来、
更には口に出来ると言うことは、ご縁があるものだなぁ…と感じずにはいられず。
 
ヒゲ文字と呼ばれたりなんかしますが、
「春」の字は、とても特徴的ですよね。真似をして書いてみましたが、
バランスは全然違っていて、練習せねば…と思わされます。
でも、毎朝の10分、15分で仕上げたにしては、
全体にまとまりがあって、気に入りの1枚となっていました。
 
嬉しくなって、若旦那やアベさんにスマホの写真を自慢する始末。
お忙しい時間帯だったのに、
お付き合い下さって、たいへんにありがたく。
 
 
 
僕はそんな訳で、石川・春心・本醸造無濾過生原酒を。
 
YOKOさんは、
信州木祖薮原・木曽路・特別純米“大寒仕込”しぼりたて無ろ過生原酒2017BYを選びました。
先達て、お呼ばれ家飲みで「木曽路・きもと仕込み純米大吟醸」が大好評だったし、
今日も、飲んでひとくち「やっぱり丸山さんのお酒は美味しいねー!」とニコニコする訳で…
YOKOさんの信頼を確かに勝ち取っている銘柄を選んでの1杯。
 
春心、
甘酸っぱい、マヨっぽい…とメモには書き出し。
少し木の様な香があって、味わいは甘み深い感じ。
地元地酒の雰囲気。
とても深く甘く酸く、ジューン…と言う音の感覚。
どのカテゴリに入れるか…と言うと濃醇タイプかなぁ、と思います。
甘味にダレ、後に残る雰囲気はなくて、
ジューン…と酸渋苦が後半にしっかりボディを形成していて、
軽やかタイプではないけれど、しっかりし過ぎもしていなくて、
適度なパワフルさを持っていて、
味わいの良い、また食卓の味わいを引き出すタイプのお酒かなぁ、と。
 
木曽路、
YOKOさんは、そんな訳で「美味しいー!」とひと言。
しぼりたて無ろ過生原酒のイメージだけで、
僕が予防線みたく「原酒だから、もしかして重いかも?」なんて伝えてしまったせいで、
「ううん、重くないよ」と言い、それがメモに残っています。
 
綺麗さ、アルコール感があります。
強く感じられるお酒の雰囲気だけれど、とにかく綺麗な、雑味ない酒質で、
酸がフレッシュに感じます。発泡感までは感じないけれど、
こう、若々しさもある様な。
けれど、甘味がちゃんとしていて、酸とアルコールから辛味も感じられて、
とてもバランスが良い仕上がり。
 
 
この両酒が、ばんざい家の酒の肴メニュウ、
「さつまいもサラダ」に、激しく情熱的に合うんです。すごく美味しかった。
蒸したさつまいも、クリームチーズ、アーモンド、たくあんの組み合わせ。
クリームチーズといぶりがっこの相性の良さは知られていますが、
さつまいもの太い味わい、アーモンドの芳しさ、香ばしさ、
クリームチーズの酸味、たくあんの塩気の組み合わせは、
日本酒が持つ旨味と非常に良い組み合わせでした。
 
お酒は、四季折々のものだと思いますけれど、
肴はきっとしばらくはオンメニュウしていると思います。
肴に合うお酒、春心や木曽路だけでなく、
まだまだあると思いますから、これは是非とも試すべき!
 
お酒も美味しいし、肴も美味しいし。
すごく良い夜が始まったなー…なんて、ふたりで喜んでいた飲みの一幕。
 

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