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2018年12月

2018年12月31日 (月)

信州木祖村・十六代九郎右衛門“愛山”、岡山・大正の鶴“RISING 60”(深酒、12月21日の3杯目)

 
 
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信州木祖村・十六代九郎右衛門“愛山”・純米吟醸無ろ過生原酒
 
 
「 何故? 」と聞かれたなら「美味しいから!」とYOKOさんは言う。
 
「YOKOさん、その九郎右衛門は買ったし、この前も風林火山で飲んだよ?」
 
「良いの。九郎右衛門を見つけたら飲むことにしているの!」
 
…と言うのだ。
湯川酒造店の大ファンとなっている様子。
美味しさへの信頼こそ、“おかわり”の…
「見かけたら飲もう」と言う行動の証である。
 
「うん。美味しい。
 この杜氏さんのお酒らしさが好きで、
 飲みたくて飲むんだ」
 
…とのこと。
確かに湯川慎一杜氏の雰囲気溢れるお酒。
 
自分のメモには以下の通り。
 
甘味と熟成した香、でも爽やかさもある。
香の通りが良く、キュンとする酸味は、
単独で飲んでこそ感じられるけれど、
食べ物と合わせると、特徴的には感じずに、
屋台骨となって、美味しさを形作るみたい。
 
それだけYOKOさんがお気に入りならば、
デリシアで売られる、
「木曽路・しぼりたて」の火入れ酒も買ってみようかな。
その信頼に応えて、食卓を楽しんでもらいたいもの。
(追記:12月30日に買って来ました♪)
 
岡山・大正の鶴“RISING 60”・特別純米
 
「冷酒」温度帯:
とろっとした雰囲気あり、甘く濃い。
酸が感じられ、少しだけ熟成香が感じられる。
ただ、冷酒として熟成としてまとまっていて、
お燗酒にするまでもなく飲むことが出来る。
「ひや」…常温帯がベストなのかしら。
酸味の強さから想像するに。
 
「お燗酒」46度前後:
甘さ、ふくらみがとても素直に出て来ていて、良い。
程好い渋味、甘味が際立っていて、飲ませる。美味しい。
YOKOさんにとっては、
甘さを感じはするものの、
不得手な渋さや苦味を拾うことがなく、美味しいお燗酒と思う…とのこと。
 
「燗上がり」と言う言葉は、
どこか「化ける」印象があって、
ガラッと美味しさのベクトルが変わった時に例えるのかも…
…と言う言葉に思えているので、
「燗上がり」と言うより、
冷酒、ひや、お燗酒と、それぞれの温度に美味しさを提供できる1本。
そんな風に思います。
お燗をして、ふくよかさが出て来ますが、
それは冷酒時にも存在した美味しさでした。
 
 
 
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ご祝儀(お金)とかお祝いボトルとか…
そうしたナマモノ的なお祝いのお品は、
何だか、気を使わせてしまいそうで…でも、
ご縁あるオーナーさん方のことなので、
何かお祝いをしたくて…
自書した短冊ならば、当たり障りなかろうと書いて行き、
ありがたいことに飾って頂いて…
ちょうどお祝いの日本酒、湯川酒造店さんのお隣と言う、
何だか、それもご縁に感じて嬉しいなぁ…と言う写真。
 
いや、ご商売されている方や扱われる日本酒の蔵元さんこそ、
それはボトルで良いと思うんです。熨斗紙を添えておめでたく。
 
自分みたいな、しがない飲み手だったら、
あまりご亭主さん方に気を使わせない方が良いのかしら…と。
 
ちなみに、
日本酒専門かつおかみさんは語学堪能と言うこともあり、
外国からのお客様も意識すると人づてに伺ったこともあり、
またご亭主さんの色のイメージも合致して、
「江戸紫」のカラーリングと、
いつものように切り絵で空けた空間に色を塗るスタイルで、
鶴、亀、一富士二鷹三茄子を配置してみました。
 
 
 

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2018年12月28日 (金)

滋賀・鈴正宗“YELLOW”、奈良・風の森“ALPHA DRY”(厨十兵衛、12月15日の2杯目)

 
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東京の日本酒専門の「革命君」さんが、「鈴正宗」を取り扱うと読む。
 
「鈴正宗」について、僕が知る順番は、
滋賀の日本酒の全蔵元ラベルを参考にして書いている中で。
 
Photo
 
ラベルはいつもホームページや酒類総合研究所の資料などを、
ネット検索して入手していて、
そのホームページがファンキーでクラブシーン的な、
それっぽいデザインに驚きはした。
 
 
( →自分が見た当時よりリニューアルされて、
   カッコ良くなっているじゃないか!)
 
首にタトゥのある蔵元さん、
若い方で「へぇ、珍しいなぁ」と素直に思った。
 
「 どんなお酒か、いつかは飲んでみたいけれど 」
 
追って、滋賀酒を何本かお取り寄せした時には、
道灌、寿々兜、不老泉、唯々などを買い求めた。
「鈴正宗」は買わなかった。
 
そんな流れの中で、出会う時が来た。

「革命君」さんが取り扱うと言う事は、意味がある。
店主殿のお眼鏡に適ったと言うことである。
そして「革命君」から得た情報は、
「鈴正宗」矢尾酒造に対して、興味が湧くものでした。
本気で酒屋を営んでいる店主殿が見て、
「彼は本気だ」と思わせる意気込みがあるのだと思った。
 
「いつか、松本でも厨十兵衛で飲むことが出来るだろう」
 
…そう思っていたし、次回、革命君の注文時には自分も頼んでみよう。
どちらが先になるかなぁ…と思っていたところで、
初めての出会いは、厨十兵衛が先立った…と言う夜なのです。
 
滋賀・鈴正宗・純米大吟醸“YELLOW”原酒火入れ
 
以下、裏ラベルより。
 
甘い香りと甘い味わい
 
カプロン酸エチルを中心とした甘い香り、
滋賀県産玉栄を使用したお酒はバランスの良い、
まったりとした甘い味わいに仕上がりました。
香り高くワイングラスなどで、ラベルの印象も踏まえ、
ラグジュアリーなひと時をお楽しみください。
 
…とのこと。
 
当日のメモには以下、
 
パイン、明るい、玉栄で今まで出会ったことが無いニュアンス。
少しだけ、粉っぽさがある。ドライさ。
 
…としています。
 
YOKOさんは、「好みの系統でないかも」としながらも、
「フレッシュさがある。透明感があって、クールなイメージ」と言う。
 
YOKOさん、甘旨い系統を好む傾向があって、
渋味や酸味が、やや苦手で敏感。
その点は、ネガティブさを抱いていない様子を感じます。
ダメならダメとハッキリ言ってくれるので、
むしろ、「良い酒」として認めているのかしら…と思いました。
 
滋賀県のお酒って、例えば10年くらい前よりも、
ずっと華やかさに肝要になって来ている…そんな風に思います。
「玉栄」と言う滋賀県得意のお米の個性も、
滋賀県の日本酒の特徴と同期してしまっていて、
「味の出るタイプ」…と考えてしまっていたけれど、
そう、酒屋萬流…「玉栄」で香を出した…
そして、香の華やかさを楽しむタイプのお酒は、珍しいと感じます。
YOKOさんが言う通り、クールなイメージも内在する、
キレと言うより、引きの早さ、そこにくどさのない、
後残りを汚さない透明感を感じます。
 
1本、試してみて、「鈴正宗」に触れてみて、
俄然、興味が出て来ました。美味しいと思います。
他のお酒、ラインナップはどうだろうって考えます。
 
結果、僕は「革命君」から「純米大吟醸PINK」を取り寄せすることに。
また飲んだら、ブログ化したいと思います。
 
 
奈良・風の森“ALPHA DRY”・純米酒無濾過無加水生酒
使っている酒米は「秋津穂」にて。
 
YOKOさん曰く、
「確かにドライだけど、風の森の酸が高くなったバージョン?」
 
…とのこと。
 
僕のメモは以下の通り。
 
「風の森」と言うより、どこか「篠峯」みたいなイメージ。
ドライと感じるか…と言うと、
どうだろう。甘い香もあって、
ドライっぽさはあるけれど、ドライと思って飲んでいないかも。
試験醸造とのことなので、今後の動向は気になる。
 
…とのこと。
 
「風の森」とは甘口、スイートか…と言うと、
それはそれで疑問を抱いてしまいます。
確かに、旨味やミネラル感の良い銘柄ではありますが。
甘味がありながら、発泡感があったり、
旨味の中の透明感があったり…そうして「風の森」を思うと、
風の森の特徴が無い=なるほど、挑戦のボトル…と感じられます。
いっそ「刈穂」みたいに振り切った日本酒度のものも飲んでみたいなー…
…なんて思ったりもしなくもなかったり。
 
 

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2018年12月25日 (火)

福島・自然郷、秋田・新政“No.6 X-mas type”2016BY(深酒、12月21日の1杯 目から2杯目)

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(サムネイル表示用貼り付け)
 
 
2018年12月10日に新規開店。
 
四柱神社の西側、ナワテ通りと辰巳の御庭を繋ぐ小路、
ナワテ通りからだと、
「弁天」と「Coo」&「コマツ」の間を通って、
「いかるがの里」の向かいで、「彗星倶楽部」のお隣かしら。
 
「日本酒専門店・深酒」と言います。
 
界隈、このブロック…
古くから「厨十兵衛」があり、「樽吉」があり、
「炎影」もある状況で、
更に先日、「THE SAKE PUB SHINSHU MATSUMOTO」が新装開店し、
そしてこの「深酒」もめでたくご開店…となると、
「松本ブルワリー」や「麦香ブルーイング」で、
ビールの街としても歩き出している松本において、
「日本酒も活発に動いている!」なんて言えちゃう地域になるのではないか、
日本酒を飲みたければ、上土、緑町へどうぞ!
…なんて、それぞれ発展して行けば、町内が賑わったりするのかしら。
 
オーナーさんは、以前からとてもお世話になっている方でして。
 
「城下町ほろ酔い散歩2011・福島編(2011年10月2日・信州松本)」

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このイベントの主催者さんのひとつ、
日本酒とフレンチの融合を目指した「NOMDOS」の酒番頭さん。
その当時から、日本酒のセレクトの上手さは知られていて、
満を持して、こうして一軒の主となった…と言う事なんです。
 
訪れてみて、ラインナップを見てみて…
他のお店とは明らかに銘柄のチョイスが異なるし、
あぁ、やはりオーナーさん好みの用意が為されていて、
「深酒」と言う屋号は、
辞書で調べてみれば「お酒を過ごすこと」でしかないけれど、
やはり、オーナーズチョイスの良い店だと、
知る人は開店前から知っているし、
これから知って行く方は多く、増えて行くのだと思うし。
 
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日本酒専門ではありますが、ビールもあります。
「タップマルシェ」システムが入っていて、
当日は、
伊勢角屋麦酒…はペールエールだっけ?
それと、常陸野ネストラガーからスタートしました。
 
当日は小雨の諏訪湖周辺を13kmほど走っていて、
1杯目は、日本酒よりもビール気分だったので、合致。
250mlと350mlとあり、
グラスは「うすはり」のタンブラーなので、
とても快い飲み心地です。器も良いと一層美味しい。
 
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「お通し」…お通し!?
とても豪華に感じるお吸い物。味も上々。
これだけで一品料理だと思う。
 
で、いよいよ本題。日本酒へ。
 
魅力的な日本酒ラインナップの中から、
迷いに迷って、こちらをお願いしました。
 
 
 
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福島・自然郷“BIO”・特別純米荒走り(無濾過無化水)
秋田・新政“No.6 X-mas type”2016BYにて。
 
新政はブレイクした初期の頃から、
オーナーさんご自身が追い掛け続けていた銘柄。
2016年のボトルを自家熟成していたクリスマスの特別な1本。
 
「自然郷」は「楽器正宗」を醸す蔵元さんなのですね。
「BIO - バイオ」は高温糖化山廃もとを独自応用した製法なのだとか。
現在、3年目になる銘柄で、
TwitterのTLでも、最近拝見する機会が増え、
また自分自身でも気になって、
「地酒屋こだま」さんから「純米吟醸SEVEN」を取り寄せて飲んだばかり。
その味わいもすこぶる良かったことから、
是非とも「自然郷」を飲んでみたいな…と思いましたし、
話題の良い日本酒を揃えている感も、ひしひしと感じます。
 
「自然郷」、メモには以下の通り。
 
バランス良く、甘酸っぱさがあるが、とても軽やか。
白ワインっぽい系統。
一時期のセック系統の雰囲気ではなくて、
昨今の甘く、果実味ある系統。
バナナやメロンのエステル香が華やかさもあり、上品でもあり。
 
(オーナーさんからコメントを頂いて)
「アクエリアス」と言う表現、
ミネラルと甘味、スポーツドリンクっぽさ、
そうした言い表し方、とてもよく分かります。
少しのシトラス、グレープフルーツっぽさもあって。
 
…とのこと。
「SEVEN」にも通じているけれど、
アクエリアス感は、本当に「言い得て妙」だと思います。
 
ネオ山廃文明が「奈良・大倉」、
県内なら「居谷里(北安大国)」などに感じられていて、
 
( 石川・菊姫、天狗舞、
  香川・悦凱陣、大阪・秋鹿などの山廃とは異なる世界観 )
 
そうした日本酒の到来から数年、
こうしたフレッシュさ、芳しさ、上品さ…
山廃で例えられる力強さより、たおやかさのある…
更に技術の革新が続いているのだと、心から感じる美味しさです。
 
酸とミネラル、芳しさと甘味のバランスが、
とても心地好い状態で仕上げてあります。これは美味しい。
 
「新政」は、
YOKOさんに「甘酸っぱいね」と、
笑顔と共に第一印象を口にさせ、たいへんグッジョブな美味しさ。
 
キュンとした酸味としっかりした甘味の持ち味が、
熟成によって、とても濃密に美味しく感じさせてくれました。
メモには以下の通り。
 
キュンと甘酸っぱさ、キレイさは健在。
とても濃く甘く、酸がしっかり残っていて、
とても美味しく感じる。濃さこそ美味しさ。
保存状態が相当に良いらしくて、熟成香などは全くない。
ただ、綺麗に旨さが増して落ち着いた…そんな印象。
 
…とのこと。
 
 
その晩、まだまだ日本酒を楽しんで行きますが、
今日の更新では、ここまで。
 
現状、不定休と言う設定のご様子なので、
お問い合わせなどしてお出かけ下さいませー。
 
 
んー…店主さんをとりあえず「オーナーさん」と表記したけれど、
自分の中での呼び名が、定まりませんねぇ。
「大将」とすると十兵衛、喜笑堂の大将勢をイメージするし…。
 
ま、おいおい。また行って、いつか呼び名も降って来るさ。

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2018年12月22日 (土)

福島・ロ万 Revolution、福島・ロ万 ZEROMAN(厨十兵衛、12月15日の1杯目)

 
 
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当日出掛けてみると、
なんとメニュウに「ロ万」が5種類も入っているではありませんか!
 
福島・花泉酒造「ロ万」は、特にYOKOさんが好む銘柄であり、
僕にとっては、日頃お世話になっている
「革命君」限定の日本酒もラインナップされていたなら、
是非とも注文をしたいところ。
 
 
福島・ロ万“Revolution”革命君限定・純米吟醸生原酒
 
熟れて濃密、旨い。
 
ジワッと酸が出て来て丸く、すごく和やかに柔らかく。
酸の強さと甘味のバランスがとても良い。
 
…とメモ。
 
YOKOさんは、「甘い、濃ゆい」とのこと。
 
 
口当たりの柔らかさは特筆に値しますね。
辛さ、爽快さなどを求めるものではなく、
「ロ万」の世界観、地、風土、人を感じる温かさ、
まろやかに、膨らみも大きく…
しかし、もたつくこと、くどく感じるところはなく、
酸が適度に挟み込まれて来るのか、
とても良い塩梅であります。
ゆっくり付き合いたい日本酒…そう言うイメージ。
温度変化にも強いことが伺え、
一升瓶を卓上に載せて、輪になって代わる代わる汲み、飲む。
 
車座になる文化は、現代の日本には残っていないけれど、
難しいことは考えずに、楽しく飲みたいなー…と思わせるパワー。
 
 
 
福島・ロ万“ZEROMAN”・純米吟醸生
 
YOKOさんは、屈託なく「美味しい」と答える。
 
甘くて、少し渋くて、苦さで抜けて行く後味。
甘味もあって、良い水を想像させる。白ブドウっぽさ。
 
…とメモ。
 
こちらは新酒。
渋さこと新酒らしさに通じているかも知れないけれど、
新酒らしい爽やかさもありながら、
新酒らしい、新酒だから良いよね…と言う渋さなどは、
ほとんど感じられずに、
ゼロ、生まれたてからちゃんと美味しいと感じる雰囲気。
 
上立香もありますが、どちらかと言うと含み香に芳しさ。
 
Revolutionとは異なり、
飲みの前半に景気付けとして飲みたいかしら。
爽やかさとロ万の甘味、ふくよかさがそれぞれ感じられます。
 
 

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2018年12月19日 (水)

静岡・国香“傳一郎・“手造り生”純米吟醸”

 
 
 
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11月15日・自宅での晩酌にて。
 
静岡県浜松市・かたやま酒店さんから、お取り寄せ。
 
 
当日のメモ。
 
うわぁ、鮮烈に爽やかに水!
 
アルコールでなくて水!美味しい!
クリーンで爽やか、残りなくキレあり。
優しく早く、とても良い。
 
コシがあって、中心がほんのり甘い。
膨らますと、メロンやバナナが入ってきて、
余韻に少し甘味が残って、すっごい良い。綺麗美味しい。
 
これこそ淡麗辛口。これが正解じゃないかなぁ。
少しジンと辛さが残るところあって、それがいいんだ。
 
…と記録しています。
 
YOKOさんは、
「日本酒っぽさがある。単独で飲むタイプではないかも」…とのこと。
「肴への相性は、とても良い」としています。
 
ふむ。
YOKOさんの「単独」とは、
本当に華やかな、逆に肴に合わないタイプの日本酒を指しているみたい。
逆説的に言えば、
「肴と組み合わせる事で、食と共にあって真価」と言う事なのかも。
 
すごく驚きました。
静岡酒の雄「国香」、
イベント以外では初めてちゃんと向き合って飲みます。
 
裏ラベルを見ると、
 
「 感性があるから感激がある 」
 
…と書いてあり、そんな感性に訴え掛けて来る、
自然でクリア、お酒らしさも透明感も水の様な麗らかさも、
それぞれを持ち合わせている印象でした。
生酒として夏を越しているのに、
とても状態も良いもので、素晴らしいの一言。
静岡の日本酒を書いてきて良かったし、
興味を持って、注文して良かった。本当に。
 
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更に裏ラベルの情報には驚かされました。
 
日本酒度:+8.0
 
…とあります。
日本酒度の表示から得る印象は、
やはり飲んでみないと分かりませんね。
美しい流れは、きっと+8.0の数値から出ていると思います。
それ以外、
数字に見えないところ…
例えば、清流は透明度だけでも清流とみなせますが、
周囲の景色も含めて、1枚の絵になるのだと思うんです。
+8.0に表されないお酒の成分、
それらが支えている、この美味しさ…
とても上手な造りを感じるものでした。
 
他のスペックとしては、
静岡吟醸HD-1酵母、
山田錦を用いて、精米歩合は麹米が50%、掛米が60%。
瓶貯蔵で保存。
 
静岡県袋井市の「国香酒造」の河村傳兵衛先生より賜った、
「傳一郎」の名をを冠する「国香」でした。

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2018年12月17日 (月)

厨十兵衛で、3杯目に青森・田酒、福島・峰の雪、縁付き4杯目で夢心を。

 
 
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11月17日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。
 
 
 
3杯目は厨十兵衛の大将おまかせにて。
それぞれ選んでもらいました。
 
 
青森・田酒・特別純米酒
 
こちらは僕に選んでもらったもの。
 
何でも、「田酒」蔵、全てのお酒で生詰仕様になったそうで。
火入れや、そのタイミングでお酒が変わる事は存じておりましたが、
いやあ、これまでの雰囲気とガラッと変わった…
これはお蔵さんに言わせれば、きっと「変わったの」のではなく、
「今までも、良いお酒を醸していたが流通に乗ることで、
 幾らか風味を損なう部分があり、
 生詰&要冷蔵仕様になって、より本来の田酒らしさ、
 感じてもらいたいお酒の美味しさをお届け出来る様になりました」
…なんてところではないでしょうか。
 
なるほど、フレッシュ感と桃様の可憐な雰囲気を持ちます。
軽やかさ、渋さ、辛さがちょうど良い塩梅で存在していて、合っている。
共存している。
余韻も、甘スッキリで美味しい。
大定番の特別純米酒ですが、違うお酒…と言うくらいの差。
とても良くなっていると感じます。
 
 
福島・峰の雪・ひやおろし純米
 
こちらはYOKOさんに選んでもらったもの。
 
当のYOKOさんは「白ワインっぽい。辛め」…とのこと。
 
とても不思議な雰囲気を持つお酒でした。
イメージはリキュールを水割りにした感覚。
それこそ「峰の雪」っぽく、ミード(蜂蜜酒)の様な印象すらも。
この辺りの雰囲気をYOKOさんは「白ワインっぽい」と言っているのかな、と。
立ち香よりも含み香が多く、
キューンとアルコールっぽさが先行して感じられ、
中盤から、お米感、柔らかい旨さと白蜜系の雰囲気が広がって、
柔らかさ、和やかさのままに消えて行き、
最後に、ちょっとだけ蜂蜜を舐めたあとに、少し口の奥で甘辛味を感じる…
…それに近い辛さを感じさせてキレになる感じ。
 
なかなか特有の雰囲気を持っていました。
 
当日は、ひろっちさんが飲んでらっしゃっていて、
後からカッツーがやって来て…。
 
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福島・夢心・純米無ろ過生原酒“中垂れ”
 
カッツーが注文していて、
もうボトルが空きそうだったので、
この機会を逃してなるものか…と最後に1杯、お願いしました。
 
ただ、しっかり酔っ払っていたので、
メモには殴り書きの様に「バナナ、メロン、甘い、旨い、濃いいいいい」とのこと。
 
…でも、「奈良萬」、夢心酒造のその表現は分かる気がします。
 
 
当日は、松本山雅のJ2最終戦でした。
試合結果などを見る頃は、諏訪湖周辺にいました。
走って温泉に入って帰って松本に出掛ける準備をしよう…
…と言うところ。
1点でも入れられてしまったら…と言う恐怖。
にわかファンですけれど、
やっぱりJ1には昇格して欲しかったですし。
そして、TLもすごく賑わって、他の試合の結果も兼ね合わせて、
大逆転的にJ2優勝と言う結果を聞いた時は、とても嬉しく感じたものです。
 
ともすれば、厨十兵衛前の山雅ファンのお店として有名なこちら。
 
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この看板も祝福を。
 
やっぱり気分が高揚していましたね。
お馴染みさんともお会いできて、より楽しかった。
「良い夜だなぁ。楽しいし美味しいし」…そんな感じで。
街全体も、どこか浮き足立つ様な…
それこそ盆暮正月がいっぺんにやって来たような空気感。
 
良き酒、良き人、良き夜。良き良き。

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2018年12月11日 (火)

エイトピークスブルーイング、リリースパーティ! at HYTTER !!

 
 
おめでとう!そして、これからもよろしく!!
 
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(レセプション、乾杯の様子)
 
えー…誘惑箇所の多い中でございます。
いっぱいのお運び様で、誠にありがとう存じます。
気楽なところがよろしいんじゃないか…てンですが、
一生懸命、書いて行くこととしてございますンで、
どうぞ最後まで、ごゆっくりとお付き合いの程をお願い致します。
 
2018年12月8日、茅野市蓼科高原界隈、HYTTER LODGE&CABINSにて。
 
 
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Information
 
8 Peaks BREWING
 
HYTTER LODGE&CABINS
 
富士見町・よはく酒店
 
関わる皆さんの連絡先を先に。
 
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えー…
ブームと申しますものは、どんなものにもございますね。
流行…って言います。
今はなんですか、「アマニとエゴマ」ですか?
どっかのフォークソンググループか昭和歌謡か…そんな響きですけれど、
テレビで放映した途端に売り切れだ…ってんで、
ブームの際はワッと盛り上がり、過ぎればワッと盛り下がり。
なんだかんだと、色んなブームが時代と共に群雄割拠、繰り広げられている…
そんな世間ではございますが。
日本酒や焼酎、ビール、ワインやウイスキーなど、
それぞれブームがありますよ。
 
日本酒は第一次、二次と経て、第三次とまでは行きませんが、
昨今、日本酒専門のお店がずいぶんと増えましたね。
飲み放題、原価販売なんて言う飲食店さえある。
 
焼酎はスリーエム…ってンだそうですよ。
どっかの接着剤の大手を連想したあなたは、それをお使いなんでございましょう。
森伊蔵、村尾、魔王の頭文字を取って、そう呼ぶんだそうですが。
プレミア販売は今も続いておりますね。
ただ、一時期の大騒ぎはなくなったんじゃねぇかなぁ…と言うところ。
 
ウイスキーはNHKドラマ「マッサン」の頃合、
またハイボールの流行と海外での評価の高まりを経て、
数年前のブームは記憶に新しいんじゃねぇかなぁ…
そうして、よく売り出すことで逆に原酒が無くなった、
熟成して売り出したいのに間に合わない…そんな時代ですよ。
 
でもね、日本酒蔵だったり新興の会社さんだったりが、
新たな蒸留所を各所に建築されてね。
話題の中心にウイスキーは…流行の中心には、きっと今はいないけれども、
文化の興りが日本で始まった…
そうスコットランドのアイラ島の様に、島の中に何軒もの蒸留所が出来上がる…
そんな情勢になっております。
これは、もう1度ブームが起こるかも知れない。
 
ビールも……さぁ、今回の主題でございますけれども。
 
酒税法の改正に端を発し、「地ビール」ブームが興りました。
これが1994年頃からの数年のこと。
各地に醸造所ができて、ブームになって、勢いが去ってしまう。
 
「地ビール」と言う言葉は、
悲しいかな、乱立の世の中が良くなかったですね。
懸命に醸して今も続くブルワリーもあるけれども、
一過性で、ご商売を始めた所の味わいはそんなに良くなかった…
誰しもが「地ビールってこんなものか、高いだけではないか」と思ってしまった。
「文化」になることなく、寂しく廃れてしまった…
それが第一次の地ビールブームだと考えております。
 
ただ、これがその時代から続くブルワリーの研鑽、発展と、
ブルワリーの小規模化、
また、ブルーパブ(Brew-Pub)と呼ばれる、
ブルワリーが飲食店を持ち、醸造直販するスタイルが浸透し始め、
全体にビールの世界の勢いが巻き戻る、
 
-- 美味しいは、やはり絶対正義で --
 
各地に再びビールの醸造所が建造され始める…
それは、先人達の失敗を目の当たりにしているからこそ、
より良いものが、より良くビールを楽しむための環境を整備して、
再び、火がつく…ビールのブームが起きる、
それが現代の情勢ではないか…と、そう思うんですなぁ。
 
信州松本平界隈、中南信の話題でございますと、
「松本ブルワリー」の開業、
市内にブルーパブである「BACCA BREWING(麦香ブルーイング)」の開業があり、
元々続いていた「穂高ビール」も安曇野産ホップをご使用になったり、
南箕輪には「In a daze Brewing」が12月のはじめにオープンしましたね。
更には先日の新聞記事には大町でも新しい醸造施設が出来るんだそうですよ。
「北アルプスブルワリー」と呼ぶのだそうで、大きなニュースですな。
これは勢いを、盛り上がりを感じますよねぇ。
 
さて、そこで本日の主役でございます。
 
茅野市北山に「エイトピークスブルーイング」が出来上がりまして。
醸造も開始して、ビールも仕上がって、
「ビールが出来上がりましたよ」の会を催す…ってンですね。
リリースパーティと言う。
これに参加して参りました…そんな一席でございます。
 
 
ブームを一過性のもので終わらせないために。
これ…皆さんそりゃあお考えになるのですけれど、
なかなか難しいものではあるのでしょう。
ブームが去ったものがいっぱいある訳ですから。
 
「地酒」と言う言葉は「地の酒」ですね。
「地元の酒、地域の酒」と言う意味ですわ。
ブームの際にもてはやされた言葉だから、
すこーしだけネガティブな印象も…「地ビール」と一緒でね、
くっつけられてしまった言葉です。
 
今回、エイトピークスブルーイングのリリースパーティに参加して思った事は、
諏訪、茅野の地域に根差したビールを、
エイトピークス代表、斎藤由馬さんは考えておいでなんだ、
そして、それに賛同する仲間たちが、
 
「俺たちの街を、斎藤さんのビールで盛り上げるぞ!!」
 
…そうして醸造され、集まったイベントなんだ…と思ったこと。
 
エイトピークス社の、ただそれだけの力ではない、
「自力」でなく、地力。地域の力。
これが結集されたイベントであったと、強く感じております。
 
そう言う意味では、正真正銘信州産、八ヶ岳山麓産ですものね。
「地酒」と言う言葉も見直して良いのかも知れないな…
日本酒好きとして長年、
こうしてブログを書いて長年…「地酒」と言う言葉は、あまり使っていません。
ブームの残滓として、良くない言葉だと思っているくらいですから。
でも…でもね、
こんなにも地域の仲間が盛り上げてくれる、
地域の力の酒、八ヶ岳の、蓼科の地で醸造された酒、
誰もが応援したくなる熱い心、
それがエイトピークスブルーイングの始まりにあったこと、
こうして知って頂きたく、画面の前に座っている訳でございます。
 
長い時間は取らせません。
冒頭、こんな長いマクラを我慢できた皆さんなら、
残りの文章をお読み頂くくらいは、
ホント、もうちょっとの辛抱でございます。
どうか、応援したいエイトピークスブルーイングについて、
知って頂くお時間を賜りたく。
 
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このロゴマーク。
「8Peaks(エイトピークス)」…これを見つけましたなら、
噺の幕が開くことになっておりまして…。
 
 
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宿泊した「HYTTER(ヒュッター)」さんの4階の部屋から見た蓼科湖。
まず、心奪われます。
雲の動きも早い。雲の変化を目の当たりにして、
標高1200mに位置する自然の大きさに圧倒されます。
 
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蓼科湖畔は1周1.2kmちょっとでしょうか。
この写真はHYTTERを出て直ぐの景色。
 
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先の写真の奥からHYTTERを振り返っての景色。
右端の奥にHYTTERの建物が見えます。
 
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蓼科湖畔の美しさ。日が沈む空と木立。穏やかな水面。
 
Img_1604
 
せっかくイベントが催されるのだから、
これもご縁、宿泊もしようと考えて、
諸々用意して訪れた、リリースパーティ会場「HYTTER」の玄関先。
 
温泉好きの見地から、
近隣の小斉の湯、横谷温泉、蓼科パークホテル夕映の湯、石遊の湯、
もみの湯もそう遠くはないですね。
道中ならば、
塩壷の湯、河童の湯、縄文の湯、尖石の湯…とにかく温泉の多い土地柄で、
まだ他にもいっぱい温泉施設があります。
 
ただ、盛っている場所か…と言うとそうではない。
バブル前後で開発が止まってしまった様なロケーションもあり、
これだけ温泉がある土地なのに、
僕らとしても、久し振りに足を運びました。
 
だからこそ、「HYTTER」があると思いますし、
「HYTTER」から始まる、このイベントは素晴らしいとも感じます。
 
「HYTTER」は、
旅館をリノベーションして、2018年7月21日にオープンしたばかり。
名称の由来はノルウェー語のHytte(ヒュッテ、山小屋)の複数形です。
 
「HYTTER」について調べてみると、
地域町おこし会社「帰ってきた蓼科 株式会社」の事業第1弾としてある様子。
(DMCと言うらしい。ディスティネーション・マネージメント・カンパニー)
同、蓼科湖畔の焼肉屋さん「蓼科牛Ittou」も一環。
 
つまり、蓼科をもっと元気に盛り上げて行く…
その頂を目指す基点としての「HYTTER」とも言えるのではないか、と考えます。
 
だからこそ「エイトピークス」に協力して下さったと思いますし、
「共に頑張ろう!やってやろう!」と言う気概も感じますし、
エイトピークスの斉藤さんから、
「HYTTERの社長さんには、とても良くしてもらって!」と伺っていて、
実際に、食事の時間、HYTTERの社長さんと少しお話させて頂いたのですが、
HYTTERは、色んなアクティビティを持っています。
キャビンでキャンプが出来る、
マウンテンバイク、ノルディックウォーキング、青空ヨガ、
更に、蓼科10kmランニングガイド付きなんてことも…
正直、「今時の宿泊業はここまでやるんだ」と思いました。
 
「いろんなアクティビティがあってすごいですね!」
 
…と僕が言うと、
 
「いえっ、好きなことをオススメしているだけなので」
 
「好きこそものの上手なれ」…なんて言ったりもしますし、
そうした「好き」を集めて商売にできる、
お店の“売り”に出来るって、とても良い事ではないかなぁ、と思いました。
 
確かに、ディナータイム、隣り合ったご夫妻にオススメされている女性スタッフさん、
ボトルワインを、溌剌と紹介されておりました。
ランニングマップもあって、拝見すると、TAROさんと言うスタッフさんが、
明らかに実際に走ってコースを決めている感があって、スゴイ。
 
新しく、この地で醸造をスタートするエイトピークス社にとって、
この新事業で蓼科を盛り上げて行くHYTTERでのイベント開催は、
どうでしょう、ここまで読んで頂いても、
「良い組み合わせだなぁ」って思いませんか?
 
 
イベントは初醸造、初リリースの2種類のビールを飲むことが出来る、
飲んで祝おう!と言うもの。
HYTTERに宿泊する僕らは、HYTTERのディナーコースと共に、
エイトピークス社のビールを味わうことが出来るので、最高でした!
お料理はイベント用に8種類のフードが用意されるとあったので、
イベントにのみ参加の方も、HYTTERの料理を味わうことは出来たはずっ。
 
僕らは「ディナーがあるんだ!」と、そちらを主軸においており、
実は、イベント用の限定メニュウを食べていないので…
むしろ、気になっていたりもしています。
 
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スタートは、瓶売りにて、
エイトピークス社のビールは世に出て行きます。
「CF信州」…クラウドファンディング信州において、
生ビールでの販売を見据えた企画が上がっていましたので、
ゆくゆくは、樽生販売もあるとは思いますが、
まずは瓶にて、それぞれの食卓、また飲食店さんの冷蔵庫に巣立って行きます。
 
「Yai Yai Pale Ale」
 
エイトピークス社からのコメントは以下:
 
「モルトの甘さと香ばしさをホップの香りで調和させた一品です。
 モルトの優しいコクが料理をさらに引き立てます。
 赤身の肉料理やトマト料理などに合わせて」
 
諏訪地方の方言の「やいやい」から名を取った…とありますが、
流石、お隣。塩尻でも言いますね。
 
「やいやい、こりゃあえれぇ降りになったな」
 
…とか。しょっちゅう聞いている気がします。
 
甘くふくよか、くどさなく、優しく、爽やかさもあります。
甘さと爽やかさのコントラストが良く、
キレが良いタイプではなくて、静かにそっと美味しさが尾を引いて行くスタイル。
ホップを強くしたペールエールもインパクトがあって美味しいですけれど、
食卓、日常に楽しむのならば、こうした風合が良いですね。
YOKOさんは2本のうちなら、こちらを特に好むと申しております。
 
「Meta Wheat Ale」
 
エイトピークス社からのコメントは以下:
 
「小麦麦芽を約50%使用してフルーティな香りと爽やかなキレを表現しました。
 小麦麦芽由来の軽快な味わいと香りが料理をさらに引き立てます。
 鶏料理やチーズなどに合わせて。」
 
(ビールは基本、大麦麦芽でのみ醸造されます)
 
「めた」は英語にも通じるものがありますが、
もちろん、こちらも諏訪地方の方言から名付けられています。
文章には「すごく」とか「どんどん」と言う意味だとあるのですけれど、
どうだろう、松本生まれの自分では、
使いはするけれど、ちょっとニュアンス違うかも知れません。
「めためたに疲れるなぁ」とか、そう言う使い方。
 
自分がウィート系で苦手とする、燻製液、ハムやベーコンの匂いがあると、
どうしても苦手なので、ひと口目はちょっと不安ながら口にしましたが、
 
「ゴクッ」
 
「あっ、これウマー!」
 
…杞憂でした。良かった良かった。
安心して飲むことが出来るウィートが増えました。
(秩父麦酒とか麦香とかも)
 
ペールエールと比べると、ライトバランスに仕上がっています。
お出掛けになっていた、ゆ~さんが「瓶の方が良いかも」…
…と樽生版と比べて、ポツッと呟いておりましたが、
なるほど、泡の落ち着きなどスマートさが瓶の方が調っているのかも。
甘味はきっとあるのですが、
炭酸感との相性が良く、甘さを重みとして感じず、
鋭利な、シャープさを持たないのだけれど、
程好い重量感、軽めのバランスをキープしていて、
デイリー飲みに、特に適する様に思います。
 
よく出掛けて行く松本市・廣東が、
埼玉・秩父麦酒について、
「食前にウィート、食中にペールエール」と分けていましたが、
その発想にも合致するかも知れません。
軽い食事も含めて前半にウィート、
後半、重めになる…ビールもしっかりしたものが欲しくなるなら、
ペールエールなのかしら。
 
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当日は瓶売りと、イベント限定として樽生の販売がありました。
僕らの先ず一杯は、実はこちら。
歓喜の1杯!
 
 
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「HYTTER」のディナーコース、様々なメニュウがありましたが、
ここではちょっとだけ紹介です。
写真は、とてもお洒落なジャーサラダ。
 
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メイン料理。こちらについては「酒 宗夜・小盛り」、
毎日更新中のブログにて書いております。
 
「 HYTTERで、スモークポークステーキ。 」
 
是非とも、ご覧になって下さいませっ。
 
 
イベント当日はバーカウンターと言うよりも、
ビール提供カウンターとなって、
人が入っては出てを繰り返すハーバーな場所になっていましたが、
HYTTERのバーカウンター、
綺麗に磨かれたグラスの輝く、また少し珍しいボトルもいくつか、
ジンも複数種お持ちでいて、興味を惹かれました。
 
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ドイツの「MONKEY 47」のSloe Gin…
クランベリーフレーバーをキーにしたジン。
 
イギリス発祥のスロージンは、
ジンを使わずに、スローベリーと蒸留酒、浸漬法のリキュールを差します。
これは蒸留酒にジンを用いたタイプのもの。
 
こうしたちょっと珍しいものも取り揃えておいででした。
ビールも、「クラフトビールあります」とあって、
「あぁ、場所柄、志賀高原とか諏訪浪漫とかオラホだろうな」と思ったものの、
何と、リストは全て海外品。
入れ替わりがそれぞれあるとは思いますが、
スウェーデン・ストックホルムの
「Omnipollo」が5種、
イリノイ州シカゴ「Revolution Brewing」が2種、
Avery Brewing、Knee Deep Brewingなど。
 
もしかすると、AQベボリューションからかも知れませんね。仕入先。
栃木・宇都宮に縁あって、
「BLUE MAGIC」に出掛けた時に聞いた輸入業者さん。
本社が宇都宮にあるんですよね。
 
自分達は見なかったけれど、ワインも色々あるそうですし。
お酒への理解と言うか、
色んな酒類を楽しめ…あ、日本酒と焼酎はないかも。
しかしながら、日本酒好きの自分をして、
日本酒がなくても、めいっぱい楽しめたのだから、
それは素晴らしいラインナップがゆえ。うん。
 
 
そう、更に色んなご縁もありました。
 
北杜市のホップ農家さんもお見えになっておりました。
 
 
ホップ農家小林さん。
ホップ専業農家さんなんです。これ、スゴイこと。
ページを拝見しますと、
「カイコガネ」と言うホップ品種が日本品種登録第1号なのですね。
山梨とホップもご縁がある様子。
 
栽培するホップの丸々と大きく育った姿、
なかなかに刺激的です。
ホップの絵でも、誇張表現でも、
実はここまでしっかり実ったホップって無いのではないでしょうか。
色んなお話、聞いてみたかったけれど、
当日は自分たちの楽しみを優先してしまい…
北杜市、信州からはごく近い場所です。
出掛けて行ってみたいと存じます。
 
あと、ポイントポイントで、
小淵沢の久保酒店さんともお会いするんですよね。
ホップ農家・小林さんのビールが置いてある…と聞いた様な、さて。
後半でお会いして、
酔っ払った僕でしたが、しっかり分かってもらって良かった。
第1回の酒TRAPぶりにお会いするので、3-4年ぶりでも、
すぐ分かってもらえるんだから嬉しい。
昔々、シャルマン、青煌、タッチダウンと
日帰りで周遊するツアーを企画され、
とってもお世話になったご縁があります。
 
更に、先程もチラッと書きましたが、
お隣でお食事されていたご夫妻にも驚きが…
諏訪からお見えになっていたT田さん、
自分と同じ誕生日なんです。これには驚きました。
当日、12月8日が誕生日の女性がいらして、
「おめでとー!」と盛り上がった中で、
「あー、ちょっと前に誕生日だったなー」と思っていたんです。
すぐお隣、今日初めてお会いする旦那が、
まさか、同じ誕生日なんて偶然がありますかっ。
すごく嬉しかったです。
勇気を出して、Facebook申請して良かった。
 
何でも、斉藤さんとお酒呑みの場でお会いして、
惚れこんで、今回も馳せ参じたのだとか。
とても素敵なご夫婦でした。
美術館の方へも、今度出掛けますね。
翌日は、諏訪湖16㎞ラン後、
疲れてしまい、家に戻ってしまったので。(ほぼ私信)
 
お酒の縁とは面白く、
そうそう、斉藤さんのご友人のお兄さんもいらっしゃいました。
高校時代のご友人で、飲食関連に進んだ方は少なかったのだとか。
ひょんなことで再開し、
こうして、蓼科まで出掛けて来る…素敵なフレンドシップではありませんか。
 
本当、たったひと晩、されどひと晩。
色んな景色を見て来ました。眺めの良い景色。
 
 
 
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翌朝、HYTTERの朝ご飯の光景。
 
このあと、僕らは諏訪湖16㎞のランニングに出掛けて行きます。
走っている間も思い出されるのは、この光景。
 
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この乾杯の瞬間の晴れがましさは忘れられない。
大きな期待と喜びが未来に向かって広がっていたと思います。
 
 
 
えー…なんだか書きたいことが多過ぎて、
感動することが多過ぎて、
いつの間にかに、ねぇ?何が“短い時間”だって言う…
随分とお時間を頂戴してしまいました。
楽しく、幸せな心地だったもので、
ついついと過ごしてしましました。
結果的に長講一席、終いまでお付き合い頂きまして、
本当に、本当にありがとうございました。
 
もう、とりあえず話すことはないかな、と。
もうー…如何に、エイトピークス社、
HYTTER、蓼科…それぞれ注目のスポットだと言う事は、
ご理解を頂けたと存じますし、
ご理解を頂けない様でしたら、ページの冒頭から、
是非、もう1度、お読み直しを願っておこうじゃありませんか。
 
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今回、イベント時に渡せたら良いなぁ…と、
僕とYOKOさんで、飲む買う以外の支援応援だと、
こう言うことしか出来ないので、
せめて、心を込めて色紙を書きました。
心の中には願いがあります。
ご多幸、ご発展…
書いている時は、
エイトピークス社のおふたりの事を思い浮かべておりましたが、
今となっては、
携わる、もっと多くの皆さんが、
八ヶ岳山麓に新しく誕生したブルワリー、
エイトピークス社のビールを楽しんで、
地域が、より盛り上がって行きます様にと、
心から祈っております。
 
それでは本日はここまで。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
 
 

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2018年12月 7日 (金)

アガレヤで、松本ブルワリー・グレープエールと塩尻のワインについて考察を。

 
 
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11月3日、松本市伊勢町界隈、アガレヤにて。
 
 
その頃、グレープエールのボトルが発売された頃合です。
先行して、信毎MG前では樽にて提供がありました。
良いマーケティング戦略ですよね。
樽で知り、
 
「あっ、あの美味しかったもののボトルが出たんだ!それは欲しいな!」
 
…と、もちろん思う。
どんな商材にとっても言えることですが、
「知ってもらわないと買ってもらえない」…そりゃあそうなんですけれど。
 
その日は伊勢町通りから、1本入ったところ、
「アガレヤ」で飲む…と決めていて、
直近の「米田屋」さんのSNSでもグレープエールのボトル入荷が報じられていて、
「おっし!買おう!」と思って出掛けてはみたのですが、
これから飲むのに、
持ち運び中に冷やしておけないし、
移動しちゃうと、どこかのお店に置いて来てしまいそうだし…
…逡巡し、「おし!今日は止めておこう!別日で!」として「アガレヤ」に移動。
メニュウを眺めてみて、
「あっ、グレープエール、早速あるじゃん!!」
 
冒頭の写真までの由来、こんな感じ。
これが11月3日のことで、
つい先日、12月1日に松本駅前「風林火山」に出掛けて行っても、
冷蔵庫に同じ緑色のボトルが入っていました。
 
樽生の提供だとサーバーやタップ設備が必要になりますが、
瓶であれば、冷蔵庫に隙間があれば、バッチリ。
「松本に来たら、松本に関連する思い出が欲しい」とは、
日常的に松本にいる僕らだって、
愛着ある故郷の名を冠したものに触れたいし、
観光でお見えのお客様方なら、なおさらでしょう。
こうして、「松本で、松本のビールを飲んだよ」と認識されて、
「松本のビール、美味しかったよ」と覚えてもらって、
だんだんと広がって行くと良いなぁ…なんて思うんです。
 
グレープエール、ボトルは樽生とは香の雰囲気…
もっとも、先達ての提供はナイアガラランドル経由だったので、
そりゃあ異なるのですけれど、
ナイアガラ葡萄の風味が爽やかに入り、やや炭酸も強く入って、
サッパリさ、爽快さを主とした味わいでした。
昔々はビールからビールの香以外がしなかったので、
こうして、ほのかな葡萄の香を楽しむ…と言う事は、
馴染みがなかっただんて、勿体無いし、嘘みたいです。
香味を楽しむ1本なので、
定番のペールエールなどと飲み比べても、より楽しむ事が出来そうですよ。
 
こうして、既にそうなっているかも知れないけれど、
松本ブルワリーのビールは、「松本名物」のひとつになって行くのかしら…
…と、とても誇らしく思う中で。
 
 
 
ちょっと、隣接する塩尻市については書き残しておきたい事があります。
 
 
 
新聞記事で、
「塩尻ワインを市が県外でPR!地元も、もっと飲もう!」と言う内容を見掛け、
それに対する自分のツイートが、17件のリツイート、39件の「いいね」を頂戴しました。
しがないアカウントの自分にとっては、多いです。
「嬉しかった」と言うより、「このモヤッとした思い、僕だけじゃないんだ」と思います。
 
当該ツイートは、こちら。
 
この塩尻ワインの記事、なんだかな…。
塩尻市民としてワインを飲まなくなったのは、
ワイナリーフェスに行けなくなってからかな。
県外からの誘致ばかり。
僕らはフェス後に興味が上がって何本か買っていたもの。
ただ「飲みましょう!」じゃ買う気にも飲む気にもならないよ。
義務じゃないんだもん。
 
…と言うもの。
ワイナリーフェスに出掛けることが出来た頃は…
チケット争奪戦が激化する前は、
ワイナリーフェスに出掛けて行き、その後に気に入った何本か購入していました。
折々、目に入ると買う場合もありました。
 
ワイナリーフェスに参加できなくなって、
ワインを買わなくなりました。買うとしたら…
今年は出掛けていないけれど、
大町・横川商店さんで、SAPPOROのグランポレールシリーズを買いました。
これは酒屋さんの熱意を感じて興味を持ちました。
 
地元のフェス、お祭りなのに、地元の自分が興味がない塩尻ワイン。
 
…そう思っています。
記者の方もそれを感じて、「飲みましょう!」と書いているのでしょう。
 
「飲みましょう!」で、
山梨県の様にワインが根付いた土地を追い掛けられるか…と言うと、
それはナイ訳ですね。そんな簡単ではない。
生活に嗜好品を根付かせることは、とてもとても難しいのです。
 
地元の生活の中に「塩尻ワイン」を感じないから、興味を保てない。
新聞記事では県外のことばかり。
塩尻駅前で飲み放題しましたよー…単発で…で、
生活に何か反映されるのでしょうか。
新興のワイナリーは、どうしても高額になりがちで、非日常的。
 
塩尻の全ての居酒屋さんが、
松本ブルワリーのビールみたいに置いて下さったら、
知る機会が増えて、もっと興味が湧くんじゃないでしょうか。
どうでしょう180mlワインで、味わい各種のご用意、
塩尻駅前界隈、出来たら松本駅界隈にも、旅館などにも、
塩尻峠の先の岡谷や19号先の木曽にも、
手軽に飲むことが出来るワインが広がったら、
文化として醸成されて行くのではないでしょうか。
 
 
その後に悶々と考えて、以下のツイートを残しております。
 
 
あ、でも良い気付きにはなったぞ。
「愛着」とは何か、だ。
愛着があるから人は興味を持続するんじゃなかろうか。
蔵開放なども多く地域の方々が訪れる、
それは愛着と言う思い出、語り草になる。
 
(現に、塩尻・笑亀酒造の蔵開放イベントは回数を重ね、
 よく目にします。継続されていて、とっても良いことです。
 明日からの8日、9日は新酒の販売を行うイベントがあります。)
 
愛着と義務感と言う言葉に着目する。
愛着が湧く事はとても素晴らしいことだ。
しかし、そこに義務感が生まれて来ると良くないのだと思う。
「市民が自発的にワインが好きになってワインを盛り上げて行け!」ではダメなんだ。
自発的に市民がワインに愛着を持ち、
義務感でない、楽しみを感じないと…。
 
愛着と義務感については、
たぶんお店屋さんとのお付き合いにも、
きっと言えるんだろうなー…って思う。
「行きたい」なら良いけれど「行かなくちゃ」は苦しい。
(塩尻市民なら塩尻ワイン飲まなきゃダメでしょ!の理屈になっちゃう)
 
旅や名物って、地元の方々が愛して止まないから名物であって、
それを客人として体験しに行くことが旅なのだと思う。
 
塩尻ワインの件、
問題点は「塩尻ワインは有名だよっ!」と言う言葉だけ独り歩きしていて、
地元で広まっていないこと。
市は名物としているけれど、市民の日常に浸透していないこと。
 
塩尻の「ぶどう」は名物だと思うなぁ。
塩尻駅のホームにも葡萄が育てられているし、
季節にはもらったりなんかして、やっぱり美味しくて。
愛着あります。
名物たるは、それくらい日常を伴っていないといけないんだなぁ…って自分の中で、深く納得。
 
名物って言うものは嬉しくて、
客人に「良いですね、こう言う名物があって」と誉めてもらうことで、
より一層、愛着が湧くもの。
すると、より良く客人へ名物を市民がアピールする様になり、
更に客人への地域のもてなしが増す…これこそが相乗効果なのだと思う。
 
…ここまで。
 
 
サントリーワインインターナショナル塩尻ワイナリー
イヅツワイン
五一わいん
信濃ワイン
アルプスワイン
サンサンワイナリー
城戸ワイナリー
JA塩尻ワイナリー
塩尻志学館高校・KIKYOワイン
 
…ここまで、塩尻ワイナリーフェスタ参加ワイナリー。
 
塩尻市宗賀「VOTANO WINE」、
塩尻市北小野「いにしえの里葡萄酒」、
塩尻市宗賀「Belly Beads Winery」山西醸造所、新興のワイナリー。
 
メルシャンの建屋も再整備されたニュースがありましたね。
 
近隣では、
山形村には大池ワイナリー、
松本市にも山辺ワイナリー、
旧四賀村、大和葡萄酒・四賀ワイナリー、
安曇野市には安曇野ワイナリー、スイス村ワイナリー…
おっと安曇野まで行くと「日本アルプスワインバレー」区域に入るでしょうか。
(調べてみると、上記が日本アルプスワインバレーとされている)
 
「桔梗ヶ原ワインバレー」としては塩尻一円ですかね。
他、千曲川ワインバレー、天竜川ワインバレーとしての県の構想があります。
ワイン特区などの整備も含めて、
ビールも新規参入のメーカーさんが増えておりますが、
ワインも準備段階だったり、葡萄だけは育てて委託醸造だったり。
確かにワイナリーは増えて、盛り上がっている様に聞こえます。
ニュースもあります。でも、根付いている実感がない。
 
現段階で、松本平の日常にワインは根付いているでしょうか。
塩尻は特に推していますよね。
近隣のワイナリーを、どこまで知っていらしたでしょうか。
どこまで飲んでいらっしゃるでしょうか。
自分はワイナリーフェスで飲んだもの以外、
VOTANOはイベントで1度口にしただけ…ほとんど飲んだ事がありません。
 
青森のお子様方は、日常に複数のリンゴがあるので、
見た目で、何種類か判別できるんだそうです。
 
新興されるワイナリーさんが登場しても、
在庫を抱えているだけでは、やはり苦しい。
知られて行かない、日常に融け込んで行けない。
 
県外へのアピールを懸命に行う前に、
県内、地元をちゃんと「ワインの街」として誇る事が出来る状態で、
是非ともお願いしたいものです。
 
届け、塩尻市の内部の方へー!!
 
 
 
…と、松本ブルワリーの話から塩尻の話になってしまいましたが、
本日は、ここまで。
 
 
 
松本ブルワリーは、
バッチリ市民にも市政にも自然に溶け込んでいる様に見えます。
 
 
こう言う風に塩尻ワインが楽しまれて広がって行って欲しくありませんか?
 
 

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2018年12月 5日 (水)

厨十兵衛で、2杯目に広島・宝剣、福島・会津中将“試”を。

 
 
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11月17日、松本市緑町界隈、厨十兵衛にて。
 
 
広島・宝剣・純米酒“超辛口”
 
今、毎朝の日本酒ラベルを参考に字を書く…について、
広島県を歩んでいるので、広島のお酒はとても目に付く。
「宝剣」は、よく厨十兵衛に入っているので、
このボトルも何度となく飲んでいるけれど、
やはり「広島酒を飲みたいな」と思う気持ちが大きくて。
 
当日のメモによると、
 
澄んでいて、キッと辛くて、エッジ、輪郭が良い。
静岡の淡麗辛口と比べると、酸に差があって、
クリアさとミネラルに違いがあると思う。より強い。
 
…とのこと。ミネラル分、旨みの強さ…
それがきっと地域の食文化に根ざしている部分ではないかと思います。
お好み焼きや瀬戸内の海鮮など、
静岡とはまた違って、よりエネルギッシュな食材が多いのかも。
 
まだ「宝剣」は書いていないので、
自書したものは載せることが出来ませんが、
同じ「宝」の文字を使う「天宝一」は既に書いていて、
「寶」とか「寳」とか、
「劒」とか「劔」とか、旧字体を学ぶ事は出来ています。
「劔」は、どちらかと言うと石川・菊姫で拝見した事の方が多いかも知れません。
米焼酎の「加州劔」にて。
 
 
福島・会津中将・純米大吟醸“試 -kokoromi- ”
 
何でも、品種登録まで実施されていない試験栽培米にて試作、
…故に「こころみ」と名づけられたボトル。
現在は「仮称福島50号」と呼ばれているそうです。
29BYの醸造であって、今期30BYでは製造予定がない…と言うボトル。
 
メモには、
 
うん、甘味あり、華やか、ふわっと!
大将の言う、もうちょっと酸度があると良いね…は分かる。
したら完璧、締まった味になるイメージ。
でも、これもかなり美味しい。こう言う感じも嫌いじゃない。
 
…とのこと。
 
大将曰く、もうちょっとだけ酸があったら良いよね…だそうです。
華やかさ、香り高さにとても秀でていて、
それはごく自然に、優しく柔和に透き通って感じさせてくれます。
YOKOさんも、ご機嫌の表情でした。
「会津中将」や「ゆり」「永寶屋」シリーズとも、
全く違う性格をしている感覚で、新たな一面を新たなお米と共に…
…なんて風体にも感じられます。
 
利き酒として…と言うか、
ふわっとしているからこそ、優しい時間を過ごすフィニッシュですが、
キレ良く、締めくくる…と言う点では、
きっと酸度がもう少しあると、良いのかなぁ…と言う感じで。
 
試作のお米なので、なかなか難しさもあったろうとは思いますが、
流石は「会津中将」、たいへん美味しく頂ました。
 

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2018年12月 2日 (日)

静岡・初亀・普通酒“急冷美酒”を。

 
 
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11月21日から、我が家のYOKOさんとの晩酌にて。
 
 
静岡酒を6本ほどお取り寄せしました。
静岡県浜松市の「かたやま酒店」から。
 
「普通酒」となっておりますが、
「山田錦中米(等外米) 麹65% 掛68%精米」とあります。
特定名称の要件を確かに満たしていない。
だけれど、やはり「普通酒だから」と切ってはいけない。
一升瓶2000円以下の販売価格で、
いちばん美味しいんじゃないか…って軽々しく言いたくなるくらい、
僕は気に入りました。本当に美味しかった。
 
自宅でのメモは、以下の通り。
冷酒、冷やした状態で始めました。
 
クリーム、カッパ巻、セメダイン感少し、米を蒸した雰囲気。
炊き立てのご飯の匂い。
 
ムアッとした質感で、やや太く、でもくどくなく、
ストンと終わって、
少し経ってから酸と旨味が返って来る。
 
想像するに、常温でも温めても良さそう。
ネガな癖はなく、でも適度に太く、
やや苦味があって、渋味は少ない。とても上手な造り、仕上がり。
 
…とのこと。
 
YOKOさんは「日本酒っぽい。お燗とかでも良いのかも」…でした。
 
これだけでも十分満足していたのだけれど、
お燗酒を試してみて驚きました。
45℃以上がオススメでしょうか。下手に上げすぎない限り、
それ以上の温度帯は安定して同じ味になり、
そこから燗冷ましになっても45度以上で上がった良さをキープします。
 
クリーム&メロンの香が立って燗上がりし、
まろやかさ、甘旨さが、より際立って、とても良い。とても美味しい。
熟成酒や山廃系のお燗酒が近年増えていて、
そのこってりした雰囲気の上がりを、それはそれで気にっていたけれど、
こうして普通酒として、
酸の世界観を膨らませるのではなくて、
杯の進む、日本酒を温めた美味しさを体現しているお酒…
そう感じさせるし、たまらなく感動したし。
 
Img_1272
 
王冠に「ありがとう」の文字。
 
「こちらこそ、ありがとうです!!」
 
…と、ご返答差し上げたい。
 
本当に良い…とても素敵な時間を一升瓶と共に過ごしました。
 
 
 
今回頼むことになったきっかけ、
ほぼ毎日、自書している「初亀」は、
ラベルを参考にして、こんな感じに。
 
_1
 
そして、こう言う象形文字的な「亀」を用いたラベルもあるんです。
 
_2
 
静岡の銘醸として有名ですけれど、
ラベルに触れることで、
また実際に飲んでみることで、より理解が深まりました。
 

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