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2018年10月 2日 (火)

鳥取・梅津の生もと・純米生もと原酒“笊・山田錦H29/60”

 
Img_0549
 
ちょいちょいとTwitterのタイムラインで見かけることもあり、
気になっていた銘柄でした。「富玲」で「フレイ」であり、
蔵元さん公式に「フレー!フレー!」で応援の酒…なのだとか。
ピタッとハマッたキャッチフレーズ、良いじゃありませんか。
 
東京・武蔵境の「酒のなかがわ」さんより、お取り寄せ。
 
 
結構な量の滓が…瓶底から10cmくらいはあって、
噴き出すのかとビクビクしながら開栓。
全く噴くことはありませんでした。
中川さんだったら、先に必ず教えてくれるはずだし、
「きっと大丈夫!」って思いながらではありましたけれど。
 
購入時、「オススメの飲み方」として教えて頂いたのは、
「1:1のトニックウォーター割り」と言うもの。
フレッシュミントを加えても、なお良し。氷は忘れずに…と言うもの。
これこれ、これですよ。
 
鳥取・山陰東郷蔵が「炭酸割専用」日本酒を販売されていたり、
数年前から「炭酸と日本酒」は注目されていて、
そんな中から見聞きした「梅津の生もと」、
折を見て、1度は飲んでみたいと常々思っておりました。
そこに今至った…と言う。
 
中川さんからはお燗酒の際には、自ら加水調整して、
気温や料理の内容で楽しんでやってみて下さいな…なんてコメントも頂戴しました。
 
「なんだろ、そのプラモデルみたいなお酒…」
 
そう思ったものです。
自分で作って行く、味を楽しんで、形作って行く…
自由に楽しむことが出来る、面白そうなお酒。
蓋を開けて、ランナーを覗いただけじゃ完成は見えて来ない。
実際に楽しむことで知って行くと言う日本酒との出会い、
高鳴るものを感じずにはいられませんでした。
 
 
まずは、そのまま。
冷蔵庫で保管してある状態から、開栓すぐ。
 
乳酸、ヨーグルト臭、乳清みたいな上立香。
 
飲んでみると、
辛い!苦い!サッパリした苦味。
米系の甘い香なのに、すごくビリッと渋さ苦さがやって来る。
ナイアガラ系の白ブドウに近い香がギュン!と速く通り過ぎて行く。
渋さや苦さに後残りはないのだけれど、
ごく強烈なお酒だなぁ…と思う。
YOKOさんに、ひとくち試してもらうも、ひとくちで器は返って来た。
 
この頃、アルコール度数21%と言う数字に気付いていませんでした。
度数の強さも、味わいに強く影響していると思われます。
アルコール度数が21度もある日本酒って、なかなか少ないですよねぇ。
その場合は四段などを打って、
甘くトロッとさせてバランスを整える場合が多いと思うのですが、
雑味なく、ストレートに剛の雰囲気で切り込んで来るイメージ。
 
 
トニックウォーター割り。
とりあえず、目分量で1:1にて。
 
「うわ、ウッマーッい!!」
 
ビックルみたいな印象を抱きます。
炭酸割りビックルのとても爽快感がある感じ。すごく美味しい。
乳酸、爽やかさ、割ったからなのか、とても甘く感じます。
原酒そのままで感じた辛さや苦さは片鱗も見せず、
「これはお酒の成分がこうだから、こうで…」なんて考えることが、
とてもバカバカしく感じます。「ごくっ、うまい!」が全て。
ジャスティス。ジャスティース!
 
 
 
…その後、寝落ち。
 
これを飲む日は、100%、寝落ちしてしまっています。
それもそのはずです。
そのはずだったんです。
21度を1:1で割っても10度はあるんです。
でも、飲み口が良過ぎて、ほぼビールと同じか…もっと言えば、
体感としては3%くらいのカクテルの様に感じて飲んでいます。
それくらい口当たりが良いし、喉越し爽快だし、何より美味しいし…。
 
フレッシュミントも、よく合いますね。
無くてもあっても、とっても美味しい。
 
 
 
水で加水を試しながら、お燗酒。
温度を上げながら、良い所を探して行きます。
全体に苦味を感じてしまう部分が多く、
温度が高くなると、
苦味以上に、米の香が強く出て来て、
ギリッとパワーを感じながらまろやかさもあって、
不思議な存在感。
あまり加水を試さなかったのだけれど、
15度前後でなく、もっとアルコール度数を試しても良かったのかも。
それにしても、トニックウォーター割りがたまらなく好きです。
美味礼賛。
 
 
この「梅津の生もと」には、そうした雰囲気は感じないけれど、
昔々、多く試飲をする中で、
時たま、「大根おろしみたいなお酒」とイメージする日本酒があります。
 
これに答えが出たかも…と思いました。
 
モロミ中の糖分を食い尽くした状態、
高アルコール度数になっていたら、
甘辛のバランスがなくなってしまって、
苦味が先行して「大根おろしみたい」と感じていたんだろうな…と、
今更ながらに分かりました。(分かった気になっています)
アルコール度数は加水で調整すれば良いんだし、
糖類添加と行かなくても、
四段を打つタイミングによっては、そのバランスの振り幅もあるんだろうな、と。
 
それにしても、実に興味深い、面白い…話題通りの日本酒だと思いました。
初めて出会う味であり、寝落ちしてしまって、
帰宅後にやりたい事もままならないのに、
罪悪感を抱くのに、
ひと口飲むと、全てを忘れて「あ、おいしー♪」と言う日々。
サッパリした飲み口と言えど、
傍らに和らぎ水を持ち、しっかり安全措置を講じているつもりでも、
寝落ちが、ほぼ確定された美味しさが、たまりません。
 
話題のお酒、興味があったお酒、しっかり堪能しております。
 
 

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