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2018年9月10日 (月)

秋田・天の戸“美稲(うましね)”、福島・写楽“播州愛山”を、厨十兵衛にて。

 
 
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本日もラベルを見るついでに、
好き好きに日本酒を楽しむ愛しいひと時について、
ほんのちょっとのお時間ですので、どうぞ見て行って下さいませ。
 
 
当日は、この夏と言うか秋と言うか…
残暑だなんて、とてもじゃないけれど言えないくらい、
本暑が続いている時分で、
秋の風物詩「秋刀魚」について言うことも、どうかなぁ…と思うのですが、
常々、四季時期の初物は寿命を延ばすとは、
お古い時代より伝わることでございまして…。
 
初鰹に躍る時代では無くなってしまっておりますが、
初秋刀魚には、現代を生きる皆々様も、心を躍らせている様子。
特に、昨今の不漁から今年は豊漁との報せもあり、
なお、賑々しいものかと存じますが…。
 
 
秋田・天の戸“美稲(うましね)”・特別純米酒
 
大将が忙しいとは知りつつも、どうしても温めてもらって、
秋刀魚の中身と1杯、やり合いたくて。
大将は自分のそんな意図を汲んで下さって、
合間を見てお燗をつけて下さいました。感謝です。
温度は、40度にて。
 
生クリームの質感を感じる様な、柔らかなお燗酒。
ふわっと、天の戸美稲のコク味が広がる。
じゅわっと穏やかながら、口の中に酸の…
ほんのかすかな渋味が立って、シャンとさせる芯があり、
柔らかく穏やかなだけでない、
かすかな渋味、酸味で筋が通った雰囲気になります。
このまま寝てしまいたくなる様な、穏やかで温かい笑顔の燗酒観。
 
秋刀魚の中身、内臓を合わせるとたまらなく旨い。
元々臭さはありません。鮮度の良い秋刀魚が入って来ているみたい。
ただ、強烈に濃く、苦く、ねっとり舌にまとわり付いて、
味への耐性がないと、内臓の強さに食べる事を諦めてしまいそうになるのかも。
ここに天の戸美稲が、一気に雪崩れ込んで旨さで包んで行く。
時折、跳ねる様に苦味が戻るのだけれど、それがアクセントに感じられるくらい…
炊き立てのおまんまで焼き魚を摘み食べているような、
抜群の相性の良さを感じます。マリアージュとかペアリングとか…
そうしたものではないのかも。
イカの塩辛とか酒盗とか…そうしたものに近くて、
味が強いものをすくい取って、舐める様に口の中に入れて、
ビリッと苦さや塩気が走るのだけれど、
お燗酒の温もりで安心する、程良くまろやかに旨味が伸びる…
「うまいなぁ」としみじみする。
 
夏だろうと冬だろうと、あまり物事を面倒に考えず、
…自分の様にややこしく考えがちな性質なものですから、
こうして「うまい!」に酔える瞬間は、本当美徳。
 


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福島・写楽・純米吟醸“播州愛山”1回火入れ
 
YOKOさんは、お気に入りの銘柄のひとつ、「写楽」を選びました。
「愛山」米を使っているとあって、たぶん限定品でしょうか。
 
メモを見ると、
 
メロン、パンパンに弾けるパワー、酸味、鮮烈、
高いアルコール感、明るい、ハイアルコールに寄る渋さ…
 
…とあります。
実際にはアルコール度数は16度で、
ハイアルコールな日本酒ではありませんが、
どうやら、そう言う風に感じた様子。
 
香高さ、収束する、締める早さから、
ハイアルコールっぽさを想像したのかしら…
得てして、20度くらいの原酒って、逆にトロミを感じて、
甘い場合も多いのに。
持っている鋭さに、アルコール感の出たお酒の雰囲気を、
感じ取ったのかも知れません。
鋭さはあるけれど、香とスマートさでお酒が成っていたイメージ。
 
 
 

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