福井・一乃谷“暁”、静岡・磯自慢
5月26日、厨十兵衛にて。
本日もラベルを見るついでに、
ほんのちょっとのお時間ですので、見て行って下さいな。
・
福井・一乃谷・大吟醸“暁”
山田錦、日本酒度+4、酸度1.3、アミノ酸度0.8
アルコール度15-16度
メニュウには“暁”とだけあり、
「はて、存じ上げない銘柄だなぁ」と思いました。
頼んでみて驚く訳ですが、
(あと、離れた場所ではあったけれど、
同じカウンター上のゆ~さんが直前に飲んで、投稿した画像を見て気付くのですが)
福井「一乃谷」蔵のお酒。
それを飲んだことはないものの、字を書いて存じておりました。
3月14日だったので2ヶ月ほど前にはなるものの、
これ、この通りに…こうして出会う事が出来たことは、
とても嬉しいことです。
先達ての福井「春心」蔵も、すごく嬉しかった。
字の練習として書いているものだけれど、
こうして街で出会う事は、本当…意図しても狙っても出来ない、
偶然であって奇跡であって。
お酒は、やや古酒っぽい雰囲気を感じます。
同様に、ポップな香、10号、M310号系の雰囲気を感じます。
面白く…新旧と言う書き方は語弊があるけれど、
2種類のお酒の時間軸が共存している様な味わい。
味のある吟醸と言う印象を受けます。
熟成した印象の香とフレッシュな雰囲気とがある…
ズレを感じさせずに調和していて、味乗り、
これが肴とも相性良く頂ける…
出会えた事も嬉しいものでしたが、味わいも上々。
・
静岡・磯自慢・しぼりたて本醸造生貯蔵
データとしては、
山形産キヨ錦、日本酒度+4~+5、酸度1.2、
使用酵母New-5静岡酵母…あたり。YOKOさんチョイス。
ミネラル、旨ミルク塩味…とは第一印象より。
香は奥まっていて、密やか。
すごく上手なお酒だと感じます。美味しさがシンプル。
YOKOさんが言う通りに、
すごく料理を引き立ててくれて、
銀鱈の塩焼き、脂のあるものでも、引き立たせる。
YOKOさんが「料理の持っている甘さを引き出す」と褒めていました。
…純米吟醸以上のお高いお酒が、
良いもの…の世界観がない訳ではないけれど、
本醸造酒と言う、日常酒に近いカテゴリの中にも、
色眼鏡を掛けたまま味合わなければ、
本当に良いお酒はいっぱいあるのだなぁ…なんて思います。
すごく良い状態でした。
流石の銘醸。
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