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2018年5月17日 (木)

ちょっと注目が、ちゃんと注目に変わる…信州くらうどで、よしのや蔵の試飲販売。

 
 
Img_7741
 
気楽なところで、一生懸命…と言うことです。
 
5月4日、長野駅MIDORI2階、信州くらうどにて。
 
 
 
期待もしていたし、期待していなかったとも言えるし。
 
僕の中で、たいへん失礼ながら…
善光寺のすぐ隣に居を構える蔵元さん、
「よしのや」さんが醸す「雲山」、「西之門」について、
「日本酒居酒屋には置かれない銘柄」だと思っていたし、
「銘酒専門店」と言った酒屋にもなく、
どちらかと言うと、「お土産部門」の日本酒だと考えていました。
 
信州SAKEカントリーツーリズムで、
蔵に立ち寄った際にも、場所柄もあって併設レストランもあり、
観光客の方向けのご商売に感じました。
それはそれで、善光寺門前ですから、とても大切な役割なのですけれど。
 
観光や売り方の強力な…グイグイ来る強さで言うと、
北信では須坂の「渓流」が強く、
テレビCMで言えば、
須坂「渓流」、諏訪「真澄」、池田「大雪渓」を見掛けるくらいでしょうか。
 
「雲山」を醸す醸造施設は、10年以上前の酒造組合MAPであれば、
何蔵かあり、実力蔵…と言うよりも、
やはり、お土産物としての流通を主体としている蔵なんだろうな…と、
そんな印象でおりました。
 
だからこそ、昨年の冬くらいでしょうか。
時々使っている、愛知県の「酒泉洞 堀一」さんのページに、
「西之門」が入荷したと出て来た時には驚いたものです。
しかも、「真澄CORE」とほぼ時期を同じくして、
「CORE」と詳細は異なるかも知れませんが、
発想は近い搾り方をされていて、何か技術革新があったんだ!…と思いました。
 
 
5月4日は、善光寺花回廊に加えて、長野酒造組合長野支部主催の、
「善光寺地酒巡り」が催されるため出掛けておりましたが、
立ち寄った「信州くらうど」で、
「よしのや」さんが試飲販売をされていると知り、
「まさに好機!」との思いで、ブースの前に立ちました。
 
当日、担当されていた営業さんが、
ちゃんと対応できる、とても素敵な男性の…年上のオジサマで。
お酒の説明はして下さいますし、
「賞を取ったから、名前が奇抜だから」
…だから美味しいと思って下さい、買って下さい…感の全く無い売り方で、
とても好感を持ちました。
「このお酒のここが、僕は好きなんです」と言い、
1杯目に試飲したものを、どう思うのかを丁寧に聞き取り、
「だったら、こちらはいかがですか。このお酒の、ここが気に入って頂けると嬉しいなぁ」
…と言う、本筋の試飲販売方法。
 
純米吟醸、純米原酒、
純米大吟醸“五百万石”、純米大吟醸“山田錦”、
純米大吟醸“山田錦35%”と試飲させて頂きました。
 
長野県内で五百万石で大吟醸造りって、少し珍しいですよね。
中信ではあまり考えられませんが、
なるほど、長野市と言う土地柄から、
五百万石の多い新潟県への繫がりがあるから…とのこと。
 
純米吟醸は、高いバランス力で、素っ気無さと中程度の香のバランスが良く、
後半に掛けて甘味も出て来て、良い塩梅。
 
純米原酒は、熟れた香もあり、お燗にも出来そうな風合。
力強さがあるので、じっくり飲みたい方に向くか。
 
純米大吟醸・五百万石は、香高く味はしっかりと出していて、
味吟醸系の美味しさがあって、好み。
 
純米大吟醸・山田錦は、香の良さと共に酸が出て感じられ、
良いお酒だと思うけれど、好みとはちょっと違う…
…と思うと、流石、僕とは違う好みのYOKOさん。
YOKOさんのいちばんは、こちらだとか。
 
純米大吟醸・山田錦35%は、綺麗だし美味しいけれど、
味があって、乗っている方が好みゆえか、
そんなに響かず。でも、贈答としてはすごく良いと思います。
 
 
日常の中で飲むことが多い僕ら、かつ、
好みが、わりと違っているのですけれど、
ふたり揃って、値段は考えないとしても、
「純米吟醸が良い」と思いましたし、帰りに買って帰って来ました。
 
家でゆっくり飲みたいな、と。
 
「酒泉洞 堀一」さんでの取り扱いのほか、東京の「小山商店」さんで、
取り扱いが始まる…と言う事は、
少なくとも、酒質の向上…首都圏で売られるべきお酒となる様に、
現代のお酒らしい味わいである様に、
研鑽なさってこそ、達成となるものだと思います。
 
「杜氏は、いつも通り、熱心に心を込めて作るだけと言っていました」
 
…営業のオジサマはそう答えてくれました。
 
県内消費がほとんどだった蔵元さんが、県外に活路を見出す時、
色んなパターンがあるんだと思います。
その中で、自分がお土産中心の蔵元さんだと、
あまり知らずに思っていた蔵元さんは、躍進を遂げていて…
自分自身が味わってみても、楽しみにさせてくれて…。
 
「ちゃんと注目して行きたい」
 
そう思う銘柄となりました。
県外分、まだあまり数が無く、僕自身も入手出来ていませんが、
いつか入手してみたいと益々思っております。
好評なら、目にする機会も増えると思うんです。
 
さぁ、善光寺のすぐお隣、
「よしのや」さんの、「西之門、雲山」について、
申し上げて参りましたが、本日のところはちょうどお時間。
 
ご覧頂きまして、誠にありがとう存じました。
 
 

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