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2017年11月21日 (火)

信州中野・ 岩清水 “ GOWARINGO” 2017, あらばしり生

 
 
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えー、
誘惑箇所の多い中でございます。
いっぱいのお運び様で、誠にありがとう存じます。
気楽なところがよろしいんじゃないか…と言うことですが、
一生懸命…書いて参ります。
どうぞ、最後までお付き合いを願っておこう…と言うところですが…。
 
 
11月20日、自宅での晩酌にて。
 
 
 
えー、
 
四季醸造と言う…
「酒造りは寒造り、それが本場」なんて言い方をしますが、
その対義語が「四季醸造」と言う言葉ではないでしょうか。
酒造り、冬だけじゃないよ…と言うことなのですが。
 
でも、これってブランドイメージや企業戦略的な側面が強くて、
並行副発酵を行う日本酒の醸造において、
環境温度は、とても密接に関わっているものです。
 
健全な発酵においては、冬の寒さを好む…と言うこと、
寒くないと、日本酒の醸造は難しいということ…
「本場」なのではなく、「そうしないと仕上げられない」であって、
夏場に仕込んだ日本酒は美味しくないのか…と言った時に、
もし、
「冬場と同じ様な気候環境を用意できたら、醸せるのでは?」と、
ご一考頂けたなら、答えは見えて来るのではないかと思うのです。
 
昨今、海外での日本酒醸造のお話も伺いますが、
地域によっては、日本より温暖な気候の蔵もございましょう。
技術の躍進によって、
旧来不可能であった「冬以外での醸造」が、
不可能ではなくなって来ている…なんて事になっております。
 
 
 
 
さて、中野市にYOKOさんと共に出掛けて参りました。
 
昨年の冬にお出掛けした折は、
一大イノベーションの最中…と言ったところでした。
 
 
ブログ「酒 宗夜」、
「 暮れ~の元気なご挨拶♪を、めいっぱい詰め込んで。
  (2016年12月11日・子安温泉、三幸軒、井賀屋酒造場、松代荘) 」
 
 
 
 
もう、定番を通り越して、
“ならわし”となっているんじゃねぇか…と感じたりもするのですが、
先の11月19日も、全く同じルートで北信を楽しんで帰って来ていますね。
須坂長野東I.C.で高速道路を降りて、高山村の子安温泉へ、
三幸軒でご飯を食べて、井賀屋酒造店に立ち寄って、
長野I.C.に程近い松代荘で温泉にもう1軒、
湯上がり、そうして高速道路で松本まで戻って来ると言う…。
 
あれから、もう1年。
 
その間に蔵の改装は終了し、新たな滴は生まれいづるところ、
情報は、Facebookの公式アカウントなどでも知る事が出来ます。
 
 
 
 
10月25日に、この「GOWARINGO」は上槽され、
11月10日から、発売、蔵出しのアナウンスがあり、
もう、行きたくて行きたくて仕方がありませんでした。
買い求めに飛んで行きたい、更に飛躍したであろう味わいに出会いたい。
 
お出掛け出来る日程を算段して、出掛けて行き、
そうして買い求めて来たものが、こちら…と言う訳です。
 
 
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もちろん事前に、
井賀屋酒造場、蔵元さんにご連絡差し上げまして、
蔵の中、新しくなった部分を重点的に見学させて頂きました。
すごく理に叶った設え、整然とした風景。
見学をしていても、各ブロックがハッキリと分かれていて、
作業が混ざり合う事が無い…と言うか、
人の道も、蒸米などの道も、よく分かる現場だったのです。
 
「より良くする」
 
…と言う事は、
どんな仕事でも変わらないと思うのですが、
良い機材を買えば、
問答無用に良くなる…と言う事ではありませんね?
また、苦労すればするほど良いお酒になる訳でもありません。
 
必要なところ、
気を使うべきところは、徹底して心を勤め、
苦労が重なり過ぎない様に、効率化を進めることが出来るならば…
そうして、“より良い”お酒造りを実現できる様に、
工夫を惜しまなければこそ、望む結果に辿り着くと言うものでしょう。
 
今回のイノベーションを経て、
井賀屋酒造場の設備は更新され、
お酒にとって、より良い環境を、季節をほとんど問わずに用意できる…
味わってみても感じることが出来るくらい、
環境を揃えることの重要性を感じられる蔵見学でした。
 
小古井宗一杜氏の熱心さ、信念、意欲が伝わります。
 
訪ねて行って、本当に良かった…と思いました。
感謝、ひとしおであります。
 
 
さぁ、前置きが長くなりましたので、あえて写真をもう1度。
 
 
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情報を裏ラベルより。
 
岩清水 2017 槽搾り GOWARINGO あらばしり 生
アルコール度数:13度
製造年月:2017年10月(蔵出しは11月)
使用したお米は信州産のひとごこち90%、美山錦10%…とのこと。
 
「GOWARINGO」は「五割麹とリンゴ酸高生産清酒酵母」の意。
 
当日のメモから感想を起こして行きます。
 
あぁ、すごい。
メッチャ綺麗で、メッチャ爽やか。
印象としては「淡麗」と感じる。
入り口のスマートさ、心地好さ…飲んで始まったその数秒は、
「淡麗」と呼ばれるべき、何と言う清流のイメージ。
 
搾って間もないことも起因するのか、
炭酸感があって、それは酸が唇に触れる感覚と織り交ざって、
酸としても、炭酸としても、プチプチとした食感を与えてくれて、
その中から味わいの風が吹き抜ける様だ。
 
すごく…水の良さを感じる。爽やかな風合が飲み込んでも意識できる。
硬水仕込みの富山「幻の瀧」、奈良「風の森」など、
やっぱり、どこかミネラル感を覚えるのだけれど、
それとはどこか違っていて、水が良いには良いのだけれど、
透明度が高い…雑味、舌に障りのない、澄んだ美しい雰囲気。
そして、後から優しく旨味、旨さが伸びて来る。
 
酸の強さ、酸味はあまり強く感じられず、
軽いけれど、しっかりと中骨が立っていて、
しなやかなコシがあり、
グイグイと飲むことが出来る…飲みたくなる!
 
香は例えるなら、どう言おうか。
瞬間、僕の生きて来た記憶と絡み付いた答えは、
瑞々しい旬のリンゴ。
皮を落とした、皮を向きたて直ぐ、
時間が経って酸味が出て来ていない、
とても鮮度の良い、フジとか、慣れ親しんだリンゴ果肉の香。
ソーダの様な甘さと弾ける気泡の心地もあって、
甘い香に乗って…ライチにも似た部分がある様に思う。
 
けれど、どれも少しずつ遠いような気がして…
ワイン様でもない、健やかな美酒と言ったイメージが湧き、
爽やかな飲み口は、
日本のビールが求めて来たような爽快感すら与えてくれる気がする。
お風呂上りや暑い夏にだって似合いそう。
少し甘味が残るところなんて、夏の栄養にもなるだろうなぁ…
爽やかで、ほんのり甘くて、その甘味がたまらなく愛おしい味わいは、
そうした印象と共にある様な気がします。
 
葡萄の果実を思い浮かべなくもないけれど、
葡萄ほど、こってりした甘味ではないですね。くどくない。
実に適度な甘味なんです。
この優しい甘味は、
そう、麹が作る甘味を感じているんじゃないかなぁ。
だから、どこか夏の甘酒、そうしたイメージに繋がっているのかも。
五割麹だからこそ、ですね。特色。
一般的な日本酒で使われる割合、二割麹だと、
たぶん、この甘味の世界観に違いが出て来るんだろうな…
 
…二割麹の「NIWARINGO」も、
きっと仕込みが行われているから、楽しみになるじゃアないか。
 
食べ物と一緒になると、より一層華やかさが増すと思います。
特長がより開く、より広がる、より際立つ。
 
 
…と言ったところ。
 
すごく、すごく美味しいです。感動しました。
 
 
しかも、今回の発売は、
「あらばしり、中取り、せめ」で、
搾った段階それぞれでボトリングされています。
 
今日は、まだ「あらばしり」だけなのです。
もちろん、3本とも購入して来ています。
 
「結構、ハッキリと酒質が違って感じられますよ」
 
…と、杜氏さん、仰ってたっけ。
 
 
うわぁ、楽しみ!これは楽しみです!!
 
 
 
 
 
 
 
 
1本、飲んでみて、また1本、飲んでみたくなる。
 
 

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