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2017年6月 6日 (火)

お店ごとに違う顔がある方がいいじゃん?(2017年2月11日・アガレヤ)

 
 
 
 
 
その日は、風林火山、廣東と梯子して渡り歩いていて。
 
 
 
 
 
えー、
気楽なところで一生懸命、と言うことですが…。
 
えー、
便利な時代になった…と、よく申しますねぇ。
いつを、その元としているかによって、
また重み…ってンですかね、意味合いが変わって来る様に存じます。
 
よくこちらの方では、
「便利な時代になった…、けれども」と置いて、
人情、親子の情、主従の情、そうしたものには、変わりがない――…と、
噺に入って行くことがあります。
 
信州信濃は松本において、
全国津々浦々、色んな銘柄の日本酒を飲みたいな~…なんて考えますと、
ありがたいことに数軒、お店を構えておいでで、
それぞれに、仕入れに個性がありますわ。
同じ銘柄を置くこともありましょう。
けれど、一連の食事の中で、
同じ銘柄でも肴も違えば、飲む順番も違って来るってぇと、
面白いように印象は変わるものなんだそうです。
ええ、事々に実感致します。
 
お店ごとに違う顔がある。
 
これが呑み助にはたいへん喜びでありまして。
蔵元を発つ際には、みーんな同じ顔、ボトルで世間に飛び出して来ているのにねぇ。
 
緑町・廣東で雪下白菜を楽しんで来たあと、
もう少しだけ日本酒を味わっていたいな…と、
私とYOKOさんが小路を通って、アガレヤの引き戸に手を掛けますてぇと、
幕が開くと相場が決まっておりまして…。
 
 
 
 
 
先行して、「酒 宗夜・小盛り」にて書いてある部分もあります。
それを引用しながら、一葉にまとめて参ります。
 
 
 
 
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飲みもし、食べもし。
 
空いていたらラッキーだ…と思いながら、アガレヤに。
中間の時間帯って、空いていたりいなかったり、
本当、時の運だと思います。
 
 
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グランドメニュウ+季節のものが書かれた短冊型のメニュウだけでなく、
日本酒用のメニュウがペラリと1枚あり、
これを拝借して選びます。
座る席によってはラベルを眺めて気になったものを進んでも良い。
 
 
以下、「小盛り」より。
 
新潟・加茂錦“荷札酒・月白”・純米大吟醸しぼりたて
 
新潟・月白は、純米大吟醸スペックで、
お値段もそれなりに抑えられていてすごいなー、と。
日本酒っぽい香…とは、どちらかと言うとネガティブなコメントだと思う。
それを感じないここ最近の造りに当てはまる風合。
甘味や充足感のある重さを省いて、
入って、中間の膨らみまでが印象的で、
キレると言うより、霧散して散って行く軽やかさ。
杯を重ねやすいタイプを目的にして、その目的通りに仕上がっている感じ。
なるほど、この「飲みやすさ」って、新しい波なのかも。
 
滋賀・笑四季“Sensation 4 Black”・特別純米生原酒
 
「笑四季」は、逆に前半から中盤は旨味でドーン!と来て、
後から香が立って生きて来る感じ。面白い。
同じ「お酒、日本酒」ってカテゴリでひとまとめにしてしまうなんて、
実に勿体無いくらい、個性ある2本。
 
 
 
 
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「イカの塩辛」
 
 
クリームチーズ付きで、イカの塩辛。
塩辛とクリームチーズ、相性良いですね。
そして、それらは肴にも良い。
クリームチーズがあると、
味わいに柔らかさを感じ、塩辛の塩気を、
だいぶ丸くしてくれる様に思います。
子供の頃に食べられなかった塩辛も、
こうして食べると、知るきっかけになるやも。
 
 
 
 
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福島・廣戸川・純米吟醸無濾過生原酒
 
「小盛り」より。
 
 
ちょうど「小林さんちのメイドラゴン」のカンナの台詞「マジやばくね」が、
夫婦でヒットしていた時期だったので、
Twitterでも「廣戸川、これ、マジやばくね」と呟いている。
廣戸川、すごく美味しかったですね。言葉を重ねても無意味に感じるくらい。
飲んでこそ、「美味しかったよね」と自信を持って誰かと話が出来るような。
 
 
信州千曲・聖山・特別純米“辛口”生詰
 
 
姨捨正宗を醸す「長野銘醸」蔵の「聖山」、
数年前から登場した新規シリーズで、年々話題に上りつつある銘柄ですよね。
シャープな洋ナシ、また瑞々しい梨の皮…そんなイメージ。
旨味は従来より押し付けないが、ゆったり伸びる雰囲気があって、
アルコール度数を感じさせない印象がありますが、
それそのままに全体に洗練されて来ている…と感じました。
 
 
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「信州山形村・長芋の炭火焼」
 
 
「小盛り」より。
 
YOKOさん、大好物メニュウ。
 
生でも食べられる事で有名な長芋。
その分、火の入れ方によっては、お芋らしくほこほことした食感になりません。
お味噌汁を毎朝作っている頃に、これが分からなくて、
シャクシャクの食感のままの長芋のお味噌汁を作った頃もありました。
(これはお米のとぎ汁で、ひと煮立ちさせてから使うと言う話を聞いて解決した)
 
長めに火を入れる事で食感が変性して行く様で、
額に冬でも汗を掻きながら、アガレヤの旦那が奥の炭場で、
付きっ切りで面倒を見て焼き上げ、届けられます。
 
 
 
 
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「小盛り」より。
 
 
福岡・山の寿・Crazy Lemonをロックで。
 
「山の寿」、佐賀県産のマイヤーレモンを使ったものなんだそうで、
「1本にレモン500個分超のビタミンCを配合」とはラベルより。
調べてみると、ロックも良いけれど1対1の炭酸割りも良いらしい。
酸っぱさ、レモンらしい芳しさもあるけれど、
甘味がしっかりしていて美味しいですね。酔いの中に、素敵な清涼剤。
 
 
神奈川・残草蓬莱・純米吟醸・槽場直詰無濾過生原酒“出羽燦々50”、
 
残草蓬莱は…
ええと、この日の最後に飲んだんでございまして。
美味しかったことは覚えていて、
タイプとしてはぽってりとした甘旨さで…と言うことくらいしか、
記憶の中に残っていない…ですね。ええ。
クレイジーレモンは、結構鮮明に覚えているのに。
 
 
 
 
「お店ごとにいろんな顔がある」…とは、ホントに思うもので、
「アガレヤ」だと、
日本酒だけでなく、和リキュールや焼酎も豊富に揃っているので、
普段は頼まない様な、Crazy Lemonの様な出会いもある訳です。
それらが目に入る事で、興味を抱き、そして口にする機会がある。
こうして出掛けない限り、なかなか得られないものです。
インターネット通販で酒屋さんを巡っても、
ページに大々的に和リキュールについて掲げられていても、
興味を持ってページを開いていたなら、
主目的を先に見ていってしまうもの。
 
こうして居酒屋さんに立ち寄ることで、口にするまで発展する、
新しい味わいに出会うことが出来る。
これは素晴らしい経験に他ならないと思うのです。
お店ごとの顔、お酒、フード、雰囲気、人情などなど…
本質的に言えば、画一的なチェーン店だって個性があって良いものなのに、
それが、し難い、そこから経験を得がたい世の中。
だからこそ、こうしたお店に足を運ぶ意義が多いにあると思うのです。
 
 
 
 
「小盛り」に先んじて書いてあると、
そりゃあコピペではあるものの、単発だった記事が、
ひとまとまりになって、
それはそれで、“その日の出来事”としてまとまって良いなぁ…とも思います。
単発の場合は出来るだけ、
同じジャンルを連続してアップしないように組んでいるので、
あまり「ひとつのお店」としての統一感、ないですもんね。
 
色んな人に出会えて、僕らを知っていてくれて。
 
すっかり飲み過ぎてしまい、
どうやら、その帰り道、
コンビニで「明日の朝ごはんにお粥を買っていこう」とYOKOさん。
これが翌朝に、非常に功を奏して、
相変わらず、カカア大明神さまの手の平の上で、
安心して遊んでいるっぽい自分であります。
 
さぁ、ここでちょうどお時間と言ったところでして。
長らくお付き合い頂きまして、誠にありがとう存じます。
また次回、お目に掛かりますまでの暇を頂戴致します。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
 

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