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2017年4月25日 (火)

僕らの大鹿村騒動記(問題は起きていない)(2017年4月23日・大鹿村)

 
 
 
 
そう、使ってみたいフレーズ。
 
 
 
 
 
えー、気楽なところで一生懸命…と言うことですが…。
 
まぁ、まぁ、よくある会話で…。
 
「YOKOさんや、プランを練ったから聞いておくれ」
 
「はい、なんでしょう」
 
「日々の買い物をし、明日の夕食のメインは仕込み済み、
 久し振りに自由に動くことが出来る訳です」
 
「はい、そうですね」
 
「昼酒コース、朝に温泉、昼に松ブル、カエルで、夕ご飯を家に作りに戻るルート」
 
「温泉コース、温泉に2箇所以上入る事が出来る、
 白馬、戸倉上山田、高山などに、とりあえず行くルート」
 
「温泉コースが良いですね」
 
「温泉コースが良いですか」
 
「温泉で、ゆっくりが良いですね」
 
「アタクシ、ゆっくり昼酒が良いのですけれども」
 
「温泉が、良いんです」
 
…鶴の一声、とでも申しましょうか。
「男の馬鹿と女の利口が、つっかう」なんて、
古い噺では申しますけれども、
我が家において、不思議とこの先人の知恵が働かず、
YOKOさんのこの意見が、上手く回ることが多々あります。
多々あるんです。
 
昼酒の行動予定を考えていた所から、
温泉巡りの目的地や時間などの算段をしなければならない。
さぁ、どうしようか。
 
…そう言えば、今朝だか、昨朝だったか、
テレビで大鹿村の歌舞伎の話題が出ていたなぁ。
5月3日に、かの有名な村を上げての歌舞伎が演じられるのだそうで、
伝統を受け継ぐとか、云々。
 
大鹿村と言えば、県内屈指の強塩泉の地域。
ここに出掛けてみることも、良いかも知れない。
既知のところで“ゆっくり”ではなく、
初めてのところで、どうなるか分からないけれども、
楽しむ事が出来るんじゃねぇのか…と。
 
「YOKOさんや」
 
「はい、なんでしょう」
 
「大鹿村コースを考えたんだけれど」
 
「はい、そうなると思っておりました」
 
 
…カカア大明神様の手のひらで、旦那は転がされている訳でして。
 
そんなふたりが、
巣穴から飛び出して参りますと、噺の幕開きとなっておりますが…。
 
 
 
 
ネットで大鹿村の温泉について調べてみると、
鹿塩温泉・鹿湯温泉、鹿塩温泉・湯元 山塩館、小渋温泉・赤石荘が出て来ました。
他にもある様ですが、比較的情報量が多かった感じで。
 
それぞれ、「営業していない日がある」と言うニュアンス、コメントがあるもので、
元々、遠方の温泉に出掛ける際には、
必ず営業確認をしてから出掛けていますから、
所作としては変わらないけれど、ちょっと緊張しながら電話を掛けました。
 
今回のどちらも営業していたし、「たまたまなのかな?」とも思いますが、
湯船で出会った男性は、前回は「本日は営業していない」とのことで、
「ようやく来る事が出来ました」と話しておりましたし、
桜の時期、ゴールデンウィーク前…人出の多い時期だからこそ、なのかも知れません。
 
それにしても、
道の駅、農産物直売所などには、
日帰り入浴の張り紙などがあって、歓迎ムードがありますから、
その情報が、どの年代なのか、時期なのか、平日か、土日なのか…
条件を揃えてみると、ハッキリするかも知れませんし、
大鹿村の温泉は、源泉温度が低いので加温が必須。
お泊りの方がお見えにならない日には、ボイラーを休めている故…かも。
そんな想像をしたりしています。
とりあえず、電話確認、これが良さそう。
 
 
 
 
 
Dscn6412
 
 
信州塩尻の巣穴から出て、おおよそ1時間30分ちょっと。
高速道路は松川I.C.を降り、松川町の中心街を経て、山道へ。
…とは言え、2台の行き来が出来るくらいの広い道、
小渋湖周辺の景観の美しさを楽しみながらのドライブでした。
 
(松川町の商店街のポケストップ乱舞には驚きました)
 
きっと「全国2番目にまずいラーメン屋」的な発想で、
「長野県で2番目に山奥」と謳っておいでですけれど、
歌舞伎もあり、また温泉もある…人の流れが、ルートの形成に貢献して、
山奥、田舎ではあるけれど、辿り着くことは難しくない…
…そんな風に感じました。
 
「湯元 山塩館」に到着です。
 
10時30分過ぎから、12時までの入館で13時までと言う営業形態。
 
 
Dscn6414
 
 
鹿塩の湯1号源泉・湯元 山塩館、
 
源泉槽があり、薄黄緑で黄、黒の湯の華らしきが浮かびます。微濁。
1畳分の小さな源泉槽ですが、体験できると出来ないとでは、感動が違います。
 
強烈な塩分濃度のため、
主体で入浴する浴槽は、濃度調整されたもので、無色透明。
けれど、どちらも非常に濃い塩分を感じます。
唇に付着したそれでも、塩の旨味がある。
重曹泉とも、少し異なるヌル付き具合で、重い肌触りに感じます。
塩の味は、武石村の温泉の方が塩辛いかなぁ…と感じます。
 
 
Dscn6413
 
 
古い温泉分析書。
古湯ではありますよね。
一説に、鹿が傷を癒していた場所だとも、
弘法大師さまの神通力とも伝わっている様です。
 
 
 
Img_4591
 
 
懐かしの自販機好きにはたまらない、
ごく古い、タオルの自販機。
「AUTO MACHINE」と謳いながら、ハンドルを回させる辺り、
時代がたっぷり付いているもの。
 
長閑な山間の宿と言う雰囲気でした。
のんびりする為に、宿泊することも良いかも!…なんて思います。
お値段も、程々の様ですし。
 
 
 
 
続いて、大鹿村役場前まで戻って、進路を別に取ります。
今度は、それなりに細い山道も含んだ道程。
せっかく大鹿村まで来ているのだから、
異なる源泉も楽しみたい!…と、進みます。
 
 
Dscn6418
 
 
小渋温泉・赤石荘の駐車場に着きました。
 
 
Dscn6420
 
 
この階下へ降りていく雰囲気は、
上田の「千古温泉」に、どこか似ています。
旅館っぽく、山荘っぽく。
 
 
Dscn6421
 
 
店頭の張り紙。
思い立ってやって来ましたが、日帰り入浴が休業の時期もあるのですね。
なるほど、「営業していない」と言うコメントなども見かけましたが、
そうした時期の問い合わせや、来訪者であったかも知れない訳ですね。
 
 
Dscn6422_2
 
 
一旦、外に出て、こちらが浴場の模様。
脱衣所、露天風呂のみ。カランは3つ。
簡素な造りですが、この土地故、だからこその良い源泉…
…そんな風に思わせます。
 
 
 
Dscn6429
 
 
この角度からは見えませんが、
湯船に浸かると、もっともっと奥まで遠くまでの景色を眺める事が出来ます。
好天も手伝って、絶景!…と感じました。
温泉に、景色はあまり求めず、どちらかと言うと泉質派である僕らですが、
この景色は、是非!…とオススメできるものでした。
 
大河原三正坊源泉・小渋温泉 赤石荘のお湯は、
鹿塩温泉と比べると炭酸水素系が加わっているからか、とろヌル感がありますね。
循環度合いも異なるのでしょうけれど、
体感温度も鹿塩の方が、ややぬるめ。赤石荘の方がやや熱め。
山間からの風が涼しく心地好いので、
季節を選ぶと、より好みに出会えるかも知れません。
夜もきっと星が綺麗なんだろうなぁ…なんて思います。
 
 
 
 
温泉に入る!…これを第1の目的に出掛けたので、
お昼ご飯を食べ損ねる直前の時間になっていました。
鹿塩温泉入口下の直売所併設のお豆腐屋さんは、
ギリギリで「準備中」の札になり。
 
 
大鹿村特産物センター秋葉路で、
おばちゃん達が、ワタワタと愛らしく、
一層懸命作ってらっしゃるお昼ご飯になりました。
コンビニも見かけなかったので、助かりました。
 
Dscn6431
 
 
僕は大鹿村ジビエカレー(鹿肉)を。
 
 
Dscn6433
 
 
YOKOさんは、大鹿塩ラーメンを。
やっぱり塩が違うのか、結構美味しかったんです。
スープ、とても魅力的でした。
 
 
Dscn6432
 
 
五平餅も。ボリュームあり。
中信では日常に五平餅ってあまりないのですが、
南信では、日常にあるんだそうで。
そうした雰囲気がありました。
こう、観光地的に食べるものより、ずっと美味しい。
 
 
 
 
「秋葉路」からも見える桜の名所「大西公園」、
ちょうど桜が見頃と言う事で、これもまたこの旅の中での目的地でした。
 
 
Dscn6440
 
 
 
大西公園、すごく風光明媚な場所でした。
良い。とても良いです。気持ち良い。
整備されていて、広くて。
あまり写真を撮らないYOKOさんも、
「これは綺麗だから、撮らないとね!」と言った風。
 
 
Dscn6437
 
 
ただ、ベースは「大西山崩壊礫保存園」として、形成されている様です。
昭和36年の集中豪雨で、山が大規模に崩落し、
その当時の瓦礫をそのまま保存してあるところを見ることが出来ます。
 
 
Dscn6438
 
 
とりあえず、ポーズ。
岩肌が切り立った様に見える…きっと、この部分が、
ごっそり落ちたのだろう、と想像すると自然の大きさを痛感します。
 
 
Dscn6442
 
 
ともあれ、いっぱいの桜に包まれて、これにて目標達成と言ったところ。
巣穴を目指します。
 
 
Img_4598
 
 
当日の夕ご飯、特選素材として、これらを使いました。
山塩館で売られている「山塩」と、
秋葉路で購入した「大鹿村一味唐辛子」を使って、
「ホタコキュウ(十兵衛風)」を作りました。
 
そう、「ホタテとタコと叩きキュウリのごま油和え」…
塩の差がハッキリと感じられるくらい、美味しく仕上がりましたね。
一味唐辛子も、よくある造りですと、種ごと粉砕して、
一味唐辛子として扱うところを、種は全て取り出して作っているので、
「美味しいと評判です」との張り紙に惹かれて。
600円は結構なお値段ではありますが、
その価値を感じるくらい、鋭く辛く、どこか旨味が出て味に締まりが出る…
…そんな風に感じました。なるほど、美味しいです。
 
 
 
 
初めての場所…と言うこともあってか、
疲れがどっと出て、その晩は早めに、そしてぐっすりと、
巣穴にて、まぁるくなって眠るのでして。
 
なあんにも、騒動なんて起きていないけれど
「騒動記」って言葉を何となく使ってみたくて。
僕らが、ワァワァと騒いだ1日の噺、ここまでとさせて頂きたく存じ上げます。
ご高覧、誠にありがとう存じました。
また次回、お目に掛かりますまでの暇を頂戴致します。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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