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2017年1月28日 (土)

僕ら、この席も好きです。(2017年1月14日・洋酒店醇)

 
 
 
 
カウンターも良いけれど。
 
 
 
 
えー、気楽な所で一生懸命と言うことですが…。
 
 
いろーんな景気の良い掛け声と言うものがありますわ。
落語の世界は「する、切れる」と言う言葉は縁起が悪いってンで使わずにナ、
「当たる、開く、上がる」、そうした良い言葉で言い換える。
「するめ」はイカンので、「あたりめ」、
「会を閉じる、終わる」と言わずに「お開き」と言い、
これは現代、世の中にも浸透しておりますわ。ええ。
「スリッパ」なんかは「当たりッパ」と…
まぁ、これは言わない方が良いんじゃねぇかな、と思いますがね。
 
同様に縁起を担いだ風俗を語る手前、
いろんな掛け声がありますな。
テレビコマーシャルなんかもない時代ですから、
商売の売り声だって決まりがあったし、
要所要所で威勢を付ける…、
何だか…、
やっぱり日本人なんですかなぁ…
こう、血が騒ぐような言葉がある…と思います。ええ。
祭囃子、郷里の祭りの掛け声なんてぇものは、
皆々様に思し召しがあることではないでしょうか。
 
落語を聞くようになって、
まだ界隈には残っていて、
現代としては、
きっと亡失してしまった掛け声に、
 
「おあがりになるよー」
 
…と言うものがあります。
 
多くは遊びの本場「吉原」、遊郭での場面。
1階で女の子を選んで、2階に上がって行くと言うシステムで、
景気を付けるため、威勢良く「おあがりンなるよー」と声を掛けます。
落語で、廓噺(くるわばなし)が扱われますと、
きっとお耳に達するものと存じます。
 
これが良いもの…と私自身、思ってしまいます。
心地が良い。
劇中の男性陣もそりゃあ意気揚々と上がって行くのですから、
景気を付けて口演されますし、耳ざわりが良いです。
「おあがりンなるよー」…と上がったその先には、
「これからモテちゃおう、一夜大いに遊んでやろう」と言う、
アグレッシブなポジティブさに溢れた言葉だと考えるんですね~。
ええ。
 
そんな訳で、この瞬間に…
 
 
 
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「おあがりになるよー」と、
 
 
心地好いほろ酔い気分のはしご酒2段目、
 
呑気に考えていたと言うことで。
 
そんなお酒呑みのお噂で、本日はご機嫌を伺って参ります。
どうぞ、最後までお付き合い下さいませ。
 
 
 
 
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「信州ばんざい家」を出て、四柱神社でのお参りを経て、こちらへ。
「洋酒店 醇」にやって来ました。
“そりゃそうだ”…と言うことなのですけれど、
外は凍て付くほど寒く、中は暖かい。
移動しないと、美味しさと暖かさにありつけないんですから、
まぁ、頑張って出掛けてみる訳でして。
 
 
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カウンターにお客様がふた組おられたので、
こちらの席へ案内して頂きました。
結構久し振りで…
以前に、Kenchieさんと3人で遊びに来た際に座って以来でしょうか。
 
「おあがりになるよー」
 
…と、もう心内で頼みたいメニュウは2杯目まで決まっていましたからね。
そう、揚々たる思いで靴を脱いで1段、上がるかたち。
 
 
 
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僕は、前回、終電の時間の到来もあって辿り着かなかった
「山椒トニック」をお願いしました。
 
非常に爽やかな山椒の香が酔いは覚まさないけれど、“目が覚める様な”感覚。
“スパイス感が強い”ではなく、
辛味があると言う意味で「ホットな、スパイシーな」と言う言葉を思い浮かべます。
海外の薬草リキュールの複雑な、かつ特長的な香より、
身近にあるものであるからか、何と言うか、“分かりやすい”と感じる美味しさです。
甘味の含まれ方も異なるので、トニックウォーターで割って、
なお爽やかな演出で、開幕だけでなく中盤においても気持ち良いのではないでしょうか。
 
…逆に、ここにイエーガーマイスターやチナールなどの
濃厚な風味の薬草リキュールを合わせたらどうなるんだろう。
色んな可能性を秘めた鮮烈さを持っている様に感じました。
 
 
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YOKOさんはお馴染み、イチローズモルトの「MWR」を。
「ほっと一息つく」と言う気分になる事が出来るウイスキーと例えます。
そして、大好物である豪華なお通しを前に、嬉しそう。
 
確かに色んな種類が少しずつあって良いんですよね。
ポリポリ。
 
 
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山椒トニックを飲み干した僕は、
当日のTweetで書かれていたウイスキーをお願いしてみる事にしました。
キリンシーグラムの「ORCHID(オーキッド)」と
銘打たれた、時代の付いたブレンデッドウイスキー。
 
…ポケモンの博士の名前かな、と一瞬思ってしまったりもしながら、
たぶん、全々関係ないと思いますけれど。
 
とにかく。
 
洋酒店醇の旦那のツイートを拝見すると、
シェリー樽熟成の情報もあるそうですが、
何より現品原材料部に「モルト、グレーン、シェリー」と書いてあります。
 
ブレンデッドウイスキーですから、
「モルト、グレーン」は分かりますが、この部分に「シェリー」とは、如何なることか。
シングルモルトウイスキーにおいても、
シェリー樽熟成されたウイスキーで、原材料に「シェリー」と言う記載はされないと思います。
酒税法を追わないといけないけれど、
ウイスキーもビール純粋令の様な意味合いで、
モルト、グレーン以外を混ぜると「混成酒」の様なカテゴリになる…のかな、どうでしょう。
元来、モルト、グレーン以外を混ぜる文化は少ないので、
法律上は何も規定がないのかも知れません。憶測ですけれど。
 
興味は湧きますが、難しいところを追いかけ続けることも野暮ってモンで、
香、味…「うん、美味しいは正義」と思いました。
 
明るい印象を抱く香にバランスの良い味わいの強さ。
香の良さは、シェリー系のウイスキーにある芳しい部分と、
しっかりと重みのあるウイスキーに感じる香の織り重なりも感じられ、
美味しいブレンデッドである、と感じました。
経緯を想像しながら考えて飲んでも良いし、
気楽に頂いても、うん、とても良いと思います。
 
 
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YOKOさんは話題の中から、「アイリッシュコーヒー」をお願いしました。
ベースにはアイリッシュウイスキー「JAMESON」が使われていますが、
工夫のある「JAMESON」でした。
 
すごく美味しいアイリッシュコーヒーで、
コーヒーの香、味のまとまりが、とても良いです。
香もすごく良い。ミルクと喧嘩する事無く、
かと言ってミルクの厚味の中に馴染んで消えることなく、
とても良くコーヒーの香が届いて、たまりません。
 
深志神社の近くにある「FIFTY-ONE COFFEE(51コーヒー)」さんとの、
コラボレーションメニュウである様子。
市販の某か分からない、また焙煎後の時間も経過した珈琲豆でなく、
自家焙煎され、管理された、
ちゃんとした珈琲豆だからこその美味しさなのかも知れません。
YOKOさんが飲んでいたものだけれど、僕自身もかなり気に入りました。
カクテルは基本レシピこそあれど、
甘味も濃淡、調整が出来るものですし、
より自分に合う美味しさを求めても良いものだと思います。
こうした歴史あるレシピでも、こんなに新鮮な驚きがあるものだ…
…と嬉しくなりました。
 
 
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YOKOさんの「ほっと一息」が「MWR」ならば、
僕の場合は、シングルモルトウイスキー「LAGAVULIN(ラガブーリン)」のオフィシャルボトルが、
それに当たります。
ピートの匂いはそれぞれの蒸留所で特長的に異なりもし、
その強さは仕込みの量で異なりもし…
強いピート香も好きなのだけれど、
こう、落ち着いて「今日も楽しかった」と思って飲む場合、
僕の好みは、このぐらい。ラガブーリンがちょうど良いです。
 
 
 
 
 
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松本駅前は、更に気温が下がってマイナス6度。
中島酒店さん前の道を歩くと、
若いお兄さん方がワイワイとやっておられて、
その中のおひとり、まぁ、上半身がお裸な訳です。ええ。
まぁ、こう言った光景は見ない訳ではない。
 
 
「毛細血管が、いっぱい詰まってるトコ、脇ーッ!!」
 
 
「わはは、おいおいー!」
 
 
…と、ご友人さんからツッコミらしきが入る声が聞こえますが、
「ドリルすんのかいせんのかい」では、
静かに聞き返し、繰り返し、
「毛細血管がいっぱい詰まってるとこ脇…と言う部分がちょっと聞き取り難い」
…で返さねばなりません。
志の高い若者が、
「ドリル?ドリル?ドリルせんのかい、すんのかい、オォイ!」まで、
いじってもらえるのでしょうか。
電車の時間もあるので最後まで応援できなかった事が残念。
 
 
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電車を待つ束の間にも、
「ポケモンGO」、ポケモンの卵を孵化させるべく、
歩数を伸ばそうと余念のないYOKOさんを激写したりなんかして。
 
氷点下の実に寒い夜でしたが、
無事に良い心持ちのまま、巣穴に戻って来る、
そんな所で、2回に渡って申し上げましたはしご酒の一席、
ちょうどお開きの時間となっております。
ご高覧頂きまして、どうも、ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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