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2016年11月6日 - 2016年11月12日

2016年11月 9日 (水)

秋冬はきのこに喜びたい。(2016年10月9日・かけす食堂)

 
 
 
 
いたって、いつも、あなたのとなりに。
 
 
 
 
 
 
えー、気楽なところで一生懸命と言う事ですが…。
 
まぁ、口を酸っぱくして言う様に、
耳にタコが出来るまで、何度もご案内の事とは存じますが、
「信州信濃の新そばよりも、あたしゃあなたのそばが良い」と、
有名な都都逸に、信州名物を謳ってイロの噺も、ね、
らしく混ぜて、いよっ名文句!…ってンで、こう現代にも残っている訳ですな。
 
そばも勿論名物なのですけれど、
そばは、お噂のうちですと山形であり出雲であり、
様々な土地の郷土食として伺います。
最近、より信州人が他県の方より多く食している、
それが日常になっているんじゃねぇか…
…と言うものが、きのこであります。キノコ。
 
本当日常的にキノコをよく食べますよ。
煮て良し焼いて良し。刺身は…食わねぇ、ですけれど。
気が付けばいつもそこにキノコ。
振り向けばキノコであります。
 
栽培、養殖のキノコがほとんどで、
それでもウマイですし、県外にしてみりゃ安いと思います。
ふんだんに入れて、汁も旨くなりますしね。
養殖だって、何ひとつ悪い事はありません。
技術が近代、高まっているからこそ、
大量生産であってもキチンと美味しい。有り難いことです。
 
だからこそ…とでも言いますか、
養殖が利かない、天然もののキノコは珍重されますな。
有名なもので松茸は、
取り組んで似たものは出来ているのだけれど、
どうしても養殖できない…てンで、時期になると高値で商いとなります。
「雑きのこ」と呼ばれてしまいますが、
秋口に出る天然キノコは別格の美味しさで、
正直、私なんかは松茸よりも心ときめくものです。はい。
 
秋はきのこ、冬は鍋、お腹が「ぐぅ」と鳴りますれば、
噺の幕開きと相場が決まっておりまして…。
 
 
 
 
「男なら、決まった寿司屋を持て」でしたっけ。
信州人なら、
「きのこ料理店を持て」とは、過言でしょうか。どうでしょう。
美味しい天然きのこ料理を出してくれるお店、
知っていると良いと思うのですけれど。
 
天然きのこ、処理がとてもたいへんです。
虫や木屑、土との戦いで、
かつ、水洗いもほとんどしない方が風味が良いと言うんですから、
とてもじゃありませんが、やり切れない。
 
その手間を全て果たした挙句、
プロフェッショナルだからこそ、最大限に旨味を生かした料理にしてくれる。
そうしたお店、知っていると良いと思うんです。
冒頭の「男なら…」は、
「男子、敷居をまたげば七人の敵あり」と同じところで、
いつ要所が訪れるか分からない人生に、
要人を案内できる余裕と縁を持っておけ、って事なんじゃないですかね。
だったら、私は自分とYOKOさんが、
いつ如何なる時でも旬の時期が短い天然きのこシーズン、
これを存分に謳歌できるお食事処を、寿司屋以上に大切にしたい。
…そんな風に思います。
 
 
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さて、扉温泉・桧の湯のお隣「かけす食堂」にやって来ました。
 
秋が近付くにつれて露天風呂が益々長湯に向いて参りまして。
じっくり、気の済むまで扉温泉の名湯に浸っていたい僕らにしてみると、
より良い季節になって参りました。
 
充実の温泉タイムを経て、お腹を空かせてかけす食堂へ。
 
 
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天然きのこ類はしばらく前からメニュウにありましたが、
いよいよ旬の時期と言う事で、
更に充実のラインナップとなっていました。
 
期待した松茸ご飯は売り切れていたけれど、
山のきのこ鍋定食がオンメニュウ。これは是非に頼みたい。
 
 
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「地元入山辺産原木舞茸天ぷら」もお願いしました。
その1週間前に、自宅で買ったまでは良かったものの、
舞茸の中にある砂利を処理し切れず、
せっかく買い求めて、丹精こめたスープを流すと言う、
たいへん悲しい事件が起きていたからこそ、
こうして、料理屋さんの有り難さを感じます。
 
食感、香共に、いつものものより厚く、ボリュームあり。
これがウマイんです。
 
 
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YOKOさんは大好物中の大好物。
「天然きのこうどん」を。
 
ほぼ通年、かけす食堂では食べる事が出来ますが、
やはりこの時期は格別です。
味噌味に油揚げの風味が溶けたスープは、
本当、「何とも言えない」美味しさです。
温泉で温まってはいるのですけれど、
胃、臓腑の中までは温まりません。
これを食べるからこそ、全身の…その上、心の療治にもなります。
私は比較的浮気性で、
いろんな料理を代わる代わるお願いしているのだけれど、
そんな自分でもYOKOさんからひと口もらうと、
「あぁ、やっぱりこれはウマイわ」と思うものです。
 
 
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自分はそんな訳で、「山のきのこ鍋定食」を。
 
鍋焼き!鍋焼きで出て来るとは。
 
 
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静止画では分かりませんが、
グツグツ、グツグツと煮立っていて、
ダシときのこの香が、ふわんと漂って来ます。
天然きのこだけでなく、
豚肉、油揚げ、団子、うどん、人参、白菜…などなど。
天然きのこうどんの味噌味に対して、
こちらは、甘味のある醤油。
きのこも想像以上の量が鍋の中に敷き詰められていて、
とても満足感、高かったです。
熱いはウマイ、ですね。
ほとばしるダシの強力な旨さ。
伝える努力は惜しみます。
たぶん、けして伝わらない。
食べた方なら「あぁ、なるほど」とお思いになるでしょう。
やっぱり、きのこ料理は上手なお店じゃなくちゃいけないし、
それを知っている事は幸せの第一歩であります。
 
 
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カラス茸と言うきのこを炒めたものだとか。
こうした珍しいきのこに出会う事も出来ました。
かけす食堂の方ご自身で山の中に入っている部分もあるので、
こうした市場で見かけないキノコにも出会うことが出来ます。
 
 
 
時期のもの初物七十五日、
初物を食すと七十五日寿命が延びる…なんて申します。
 
盛りの時期のメニュウでありまして、
今現在はどうでしょうか。
 
相変わらず、
天然きのこうどん(味噌味)、
天然きのこそば(醤油味)が主軸にあるはず。
これが、まさに王道ですし。
…でも味噌味だとスタミナうどんも好きなんですよね。
ニンニクと味噌の味がたまらん。
 
ともあれ。
 
書いていて、たまらなく空腹を思し召しました。私。
本日はここまでとしまして、
皆々様、お食事の時間と致しましょう。
それでは、次回お目に掛かりますまでの暇を頂戴しまして…。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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2016年11月 7日 (月)

クラフトビールフェスティバル in 松本, 2016~その2。(2016年9月25日・松本城)

 
 
 
 
 
おかわり。
 
 
僕らは選んだ。
 
 
 
 
 
 
気楽なところで一生懸命と言うところですが…。
 
前回に引き続きまして、ビール呑みのお噂でお付き合いを願っておきます。
 
 
前回前日の模様はこちら。
 
クラフトビールフェスティバル in 松本, 2016~その1。(2016年9月24日・松本城)
 
 
再び松本城を眺めながら楽しんで飲みたい、味わいたい。
その理想を正しく叶えに向かった日、おかわりをしに行く…てンで。
 
元々、日々の家事で予定があった日を、
湧き上がる楽しみへの欲望に赴くまま、
叶える為に最大の努力をしよう…と言う。
もうね、こう言った努力は惜しみませんな。お酒呑みと言うものは。
 
いつもより朝起きする気合が入って、カラスカァと鳴きますてぇと、
噺の幕開きとなっておりますが…。
 
 
 
 
 
「休日は必ずや温泉に行きたい」とは、
我が家のYOKOさんが常々申しております事でございます。
予定が詰まった本日においても、その意思は堅い。
焦点になりますのは、
早朝から営業している日帰り入浴、温泉施設ですね。
 
近隣ですと岡谷、諏訪、茅野周辺に多いように思います。
早朝の温泉は湯の街の象徴のようなもので。
下諏訪、上諏訪ですと、
開いている所は多いけれど、地元の方も多い印象があり、
僕らはよくよく行きますのは、
湯川温泉・河童の湯だったんですけれど、
最近、こちらも良いな…と思っておりまして。
 
 
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蓼科の鋼管鉱業蓼科温泉「石遊の湯」にやって来ました。
天候が悪かった9月、この青空をずっと見たかった!
これからひとっ風呂浴びて、ビールを飲みに行こうと言うには、
なんて「希望の朝」なんだと、
あの体操的メロディが頭の中に鳴り響きながら、喜びます。
 
 
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湯上り後、ウッドデッキでYOKOさんを待っていた際の写真。
山間、木立を駆け抜ける風は涼しく、
お湯に入っていても、その風で火照りを冷ます様なカタチ。
これは気持ちが良いです。
お湯は緑と灰色に青白く濁る雰囲気で、
鉄の匂いが主体なのですが、わずかにゆで卵の様な硫黄系の香もあって、
とても良い泉質を持っています。
夏、男性側の小さめ露天風呂に現れていた蜜蜂もほとんどいなくなり、
青空を眺める心地好さは絶品です。
 
 
 
 
慌しく、家事を色々と全て済ませて。
 
 
 
 
「よし!飲むぞ!」と言う心持ちではあるのですが、
それ以上に、こうしてここに立っている事が嬉しい。
 
 
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松本城の入口へ。
前日に受付は済ませてありますから、
持参した今年のビアグラスを用意してブースへ。
 
 
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昼下がりの時間帯、賑わいつつ、また少し落ち着きつつ。
伊勢角屋さんはこの時間帯で既に、
人気のため売り切れ店じまいとなっておりました。
 
 
Dscn3822
 
僕は、ゲストビールのコーナーから、
ドイツ・プランク醸造所の「ピルザール」、ジャーマンピルスナーを。
 
 
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YOKOさんには自宅に取り寄せた事もある、
茨城・常陸野ネストビールの「だいだいエール」を選びました。
 
 
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そして、乾杯はやっぱり松本城と共に!
 
いただきます!!
 
 
ピルザールは、素直に美味しいと言える印象を持ちました。
水の甘さ、透き通る雰囲気、
舌触りにはとろけるような甘味を、障りなく残して行く。
だいだいエールは、噛むと苦味と果実香がして、
比べると、とても厚味があり重厚にすら感じます。
甘味のコクで飲んでいる様な印象。
ピルザールと比べると重く感じるけれど、
その重みこそが美味しさとも感じます。
 
 
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今回、フードブースの中で気になっていたのは、
この松本名物「うす焼き」をテーマにお店を開かれた「まめまめ」さんのブース。
自分は松本出身、松本育ちなので、とても馴染みがある…
お袋のみならず、祖母も一緒に食べていた思い出がありますが、
YOKOさんは、やっぱり知らないみたいで。
僕は懐かしさもあって、YOKOさんは初のうす焼きタイムを目指して。
 
 
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メニュウボード。
粉物…とは言え、いろんな具があるのに、
ワンカット180円とは、「お安い!」と思いました。
手に持っているものが、買い求めたもの。
もう、ほとんど売り切れになっていました。
 
…デザートっぽいものもあり、
ネギとお味噌のうす焼きが基本だった我が家のものとは、
やはり専門店の差別化がされている感じ。
生地の厚さも違いますね。
薄くて香ばしくて、ネギとお味噌の甘味が引き立ったものが、
我が家の味でしたから、
今度、YOKOさんに作ってあげたいなぁ。
 
 
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1杯目をあっさり飲み干してしまったので、
うす焼きと共に飲もうと思って、
YOKOさんは東京・FAR YEASTの「TOKYO BLONDE」を。
 
 
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僕は、1度は飲みたいと思っていた同FAR YEASTの「馨和・ROUGE」を。
「香」の旧字「馨」に「和」と書いて「カグア」と読みます。
 
 
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うす焼きは「じゃがいも、玉ねぎ、ソーセージ、ブラックペッパー」、
「とうもろこし、チーズ」の2種類。
 
粉っぽさ、粉の味、粉がミシッと詰まった、
ベーキングパウダーなんて裸足で逃げ出す食感は、まさにうす焼き。
勿論、家の味ではないのだけれど、
でも、やっぱりどこか懐かしい粉感は美味しいです。
それぞれの具も、ビールと共に美味しいですし、良い塩梅。
 
お堀の横のスタンド・テーブルにて頂きました。
 
東京ブロンドは、みかんの様な柑橘さにホップの苦味のバランス良く入るもの。
馨和ルージュは、
白胡椒、シトラス、赤ブドウ、ウイスキー樽に入れた様な複雑さを感じ、
非常に美味しいと思いました。
山椒のフレーバーが元からのキャラクターとしてあるのですが、
それ以上の香の折り重なり合いが良く、
ハイアルコールを楽しんで、ちびりちびりと飲むことが出来ますね。
 
イメージとしては、
ロシュフォール10あたりの、もっと華々しい感覚かなぁ。
そうは言っても8よりも濃厚さはちゃんとあって。
 
 
Dscn3831
 
 
ある写真が欲しくて、もちろん味わいたいとも思って。
うん、ある写真のシチュエーションで美味しくビールを飲みたいな、と思ったんです。
 
松本ブルワリーのブースで、
左、スマートウィートと右、トラディショナルビターを用意します。
 
 
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晴れ!松本城、そして松本ブルワリーのビール!
 
 
雨でもビールは美味しいけれど、
曇りでも美味しいから晴れやかな気持ちになるけれど、
“けれど”が付かない晴天こそ、やっぱり最高ですね。うん。
 
 
Dscn3833
 
 
この頃、林さんから松本山雅の試合結果が伝えられ、
勝利との事で、ワッと会場が盛り上がりました。
 
 
 
 
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続いて、東御市・オラホビールのブースへ。
 
 
Dscn3835
 
 
K山の旦那のダブル注ぎが、めっちゃカッコイイ。
 
様々なイベントへ出展されているオラホビール。
こうしたスピードもきっと求められたりもするのでしょうけれど、
何よりもまずカッコイイ。
 
 
Dscn3838
 
 
続いて、S木の旦那の塩嶺麦酒のブースにも顔を出します。
最後の1杯、どれにしようかなー…と悩んでいたのですが、
塩尻産コシヒカリのお話を聞く事が出来たりした、
「塩嶺麦酒・シュバルツ」で。
 
 
そんなオラホ、塩嶺の両ビールを楽しみながら、
終盤はイベントブース近くで、のんびりと過ごしていました。
 
 
Dscn3839
 
 
最初は小さかった輪が、音楽に合わせて…
日本人らしい気質で言う所の恥ずかしさもあって、
 
 
―― 同じ“何とやら”なら踊らにゃソンソンと言う文化なのに ――
 
 
手を引かれる様に加わる方々も、だんだんと楽しくなって行く感じで。
 
 
 
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大きな輪になってイエーイ♪
良いですね、この賑やかさ。
 
 
 
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ふとお散歩に出てみると、
ブースの裏には、たくさんの空き樽が。
皆でこんなに飲んでいたんですね。
実に素晴らしいことです。
 
 
 
 
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クロージングセレモニーが始まりました。
僕らが、この瞬間に立ち会うのは初めて。
イベントを形作ったボランティアさんや店主の皆さんに、
感謝の拍手を送ります。
もちろん、来場されているブルワリーさんも。
 
 
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岩下の新生姜カラーのお召し物が眩しいS木の旦那。
 
 
Dscn3852
 
 
続いて、K山の旦那。
 
おふたりとも大活躍だったのではないでしょうか。
今回、僕らが飲んだビールは以上で、
KOKAGEビール、よなよなビール、
南信州ビールまでは手が伸びなかった事が、少し悔やまれます。
新潟のスワンレイクビールは、
よくHop Frog Cafeでお見かけし、美味しい事は折り紙つきで知っているので、
今回はあえて外したカタチ。
また、Hop Frog Cafeなど見かけたら飲んでみたいと思います。
 
 
Dscn3854
 
 
セレモニーも後半、少しずつ夕暮れの迫る頃合。
 
毎年恒例となっている集合写真に、僕もYOKOさんも混ぜて頂きました。
イベントのあと、Facebookなどのページに掲載された写真を見ますと、
小さいながら、僕らもいますし、
存じ上げている方の笑顔もあって、素敵ですね。
こうした思い出が残ると言いますのも。
松本城、高い石垣があるからこその写真…とも言えます。
信州の風土にも恵まれているのでしょうけれど、
人のご縁だったり、場所があると言う事も、また縁のうち。
 
「今日来て良かったね」と言い合えるクラフトビアフェスであり、
また1日であり。
 
 
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昨日と違って、
今日はそのまま巣穴を目指しますが、
四柱様には感謝と日々のお祈りに詣でまして。
 
 
 
 
 
久し振りの更新と相成りました「酒 宗夜」、
最近、何かとブログを誉めて頂く事が多く、
飛び上がるくらい嬉しいです。本当に有り難い。
日々の流れに沿って、更新もそぞろではあったりも致します。
 
気楽なところがお楽しみとして、
お茶請けのお漬け物のような、
日本酒の和らぎ水のようなカタチでよろしいんじゃないかと存じますが、
一生懸命、書いて書いて、何かお心にポッと残るものがあればと、
頑張って参りますので、
どうぞ、またご贔屓のほど、頂戴出来ますと幸いでございます。
 
今日はこのあたりでちょうどお時間。
どうぞ、お忘れ物なぞございませぬよう…
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
 

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