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2016年8月21日 - 2016年8月27日

2016年8月23日 (火)

僕は蕎麦を味わう雰囲気を忘れていたのかも知れない。(2016年7月3日・朝日そばふじもり)

 
 
 
 
 
 
 
誰かを連れて行きたい雰囲気の、雰囲気があるお店。
 
 
一言で例えるなら、僕はそう伝えたい。
 
 
 
 
 
 
えー、
気楽な所で一生懸命…と言う事ですが…
 
えー、
何と申し上げましょうか…
食事と言うものは、環境によっても味が変わる…なんて申しますよ。
それこそ、立ち食いそば屋で立ってすするか、座ってすするかで変わるくらい。
蕎麦は“三タテ”が基本ですから、
もう茹で上がったんなら、ピャッと…スッと、
直ぐお召し上がりにならなきゃいけませんよ。
だので、もうこの数年、雰囲気って気にした事が無かった。
これに気が付いたんですね~。
雰囲気や呼吸なんてものは、その場に行かないと分からないもので、
何と申し上げたら…なんてね、
この悩ましい空気感も伝わったら良いのですけれども。
 
洒落ていると言えば洒落ています。
けれど、日本人の脳裏に焼き付いているとされる、
ほらDNA的なナニガシに合致するであろう、
古民家の雰囲気を、ちゃんと生かしたお店でした。
こう言ったキチンとした設えの場所で蕎麦をたぐる…いや、召し上がることも、
たいへんに結構なものですな。
 
ゆったりとした時間が流れる朝日村。
日々、たいへんお世話になっております、
自家焙煎珈琲店「シュトラッセ」のすぐ近くですね。
 
蕎麦はもちろんのこと、副菜もたいへん魅力的なお店でした。
「朝日そば ふじもり」について語らせて頂く一席となります。
どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。
 
 
 
 
 
お店は知っていたけれど、
ずーっと行った事がなかったんです。
直前に、TwitterでKa2yannaさんが行って…
その写真を見て、急激に行きたくなったんです。
良いきっかけ、ありがとうございました。
 
 
 
 
 
朝日村、向かうルートにも寄るのだけれど、
日々のコーヒーをシュトラッセに買いに行くので、
何度と無く「ふじもり」さんへ続く道の前を、
交差点を通っているんです。カーナビなんかいらないですね。
お隣に居を構えているラーメン屋さん「まるなかや」さんには、
行った事があるのに。
その時は夜遅くで、
「隣にふじもりと言うお蕎麦屋さんがあるはずなのに」
…暗くて何も見えないな、なんて思っていました。
 
 
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この外観なら納得。古民家を改装した建物ですが、
改装と言えど、ベースとなる古民家を大分残したもので、
土間の入口も、たいへんに風情があります。
 
 
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迎え入れられて、まず出して頂いたお茶とお箸。
調度品も雰囲気に合う、使いやすいものが選ばれている様子。
 
お茶は蕎麦茶ではなく、豆類のお茶でしょうか。
ジンと沁み込んで来る、熱くて旨いもの。
 
 
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縁側にも座席が設けられていて、
縁の光の良い所で、お蕎麦を頂くことも出来る様です。
 
 
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突き出しに切干大根を炊いたもの、
そばつゆ、そば猪口のセット。
 
メニュウも分かりやすくて良いです。
字に味があり、イラスト表示も可愛らしいデザイン。
そして、内容をちゃんと伝えてくれます。
 
 
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色々と試してみたいと思い、「焼きみそ」を。
「特上の白みそ使用。麹の甘みの中に香ばしく炒ったそばの実が入っています」
…とのこと。
 
酒の肴にしかならない様な塩辛さはなく、
かと言って、ご飯には合うだろうと言う塩味の具合。
バーナーで炙った香ばしさはもちろん、
メニュウ紹介にもある「炒ったそばの実」が、カリッと口の中で砕けて、
すごく美味しい食感だと思いました。
例えるなら、ロッテの「クランキー」シリーズの、あの誉れ高い楽しい食感。
塩気の焼き味噌と言うより、甘味を引き出した美味しさでした。
 
 
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「酵素玄米ごはん」は、
お蕎麦とのセットで50円引きと言うお値段設定。
 
自分は「お蕎麦とご飯を同時に食べる」と言う感覚がなく、
ご飯を食べるくらいなら、その分だけ蕎麦を手繰る…と言う発想なのですが、
メニュウに惹かれて頼んでみると、
ご飯のおかずも数種添えられて出て来ました。これも美味しかった。
出来合いの…瓶詰めされて売っている様な「なめたけ」、
実は甘過ぎて食べられないんです。
何だか口が重く感じてしまって、美味しいと思えない。
こちらのなめたけ、醤油の味わいがしっかと生きたもので、
初めて、「なめたけ」と言う料理を美味しいと思いました。
 
白飯をおかずに白飯とか、炒飯をおかずに白飯は流石に出来ないけれど、
お好み焼きや焼きそばにご飯も問題に思わないけれど、
お蕎麦にご飯…
おかずとして食べた訳ではないけれど、
共に添えてあって、コース料理として…そんな雰囲気で頂きましたが、
一食の在り方として、とても美味しく、良い腹心地になりました。
アリです!
 
 
Dscn2904
 
 
「玄そば」を。
「カラ付きのままのそばの実を石臼で粗く挽き、十割で打っております」とのこと。
 
確か、大盛りにしていたと思います。
驚くほど細く切られたお蕎麦。
添えられる長葱も細く切られていて、その食感を邪魔しません。
この細さだからこそ、かなり小さめのそば猪口だと思っていたそれは、
ジャストサイズ。細やかなところまで気配りがなされている様です。
つゆは前面につゆのダシ全開!風味全開!…と言うものではなく、
蕎麦湯で割った時に、湯気の中に押し上げられて、
節系の匂いが上るくらい。
節の旨味などは縁の下を支える様な活躍をしていて、
そばの味わいに集中できる塩梅、バランスになっていました。
細身ではありますが、蕎麦にはしっかりとコシがあり、喉越しも確かなもの。
“食べで”があるとまでは言いませんが、
食べている心地好さ、すすり尽くす快感は確かに持ち合わせています。
この細さでこの食感、かつ十割…とは、御見逸れ致しました。
 
 
 
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食後に「そばよせ」を頂きました。
こうしたちょっとしたサービスが、嬉しいものです。
 
 
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かなり気分が良くなったので、
調子に乗って、そのまま「シュトラッセ」へ。
 
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YOKOさんはアイスコーヒー、
僕は、「ハイチ・ティピカ・コープカブ」をお願いしました。
比較的、中深煎りか、深煎りを選ぶことが多い自分にしては珍しい、
「浅煎り」を選択。
どこか、焼きみそやお蕎麦、お茶などで感じた香ばしさを、
もう1度、強い焙煎でないもので、
合わせて、雰囲気を殺がない様な心持ちになったかも知れませんね。
 
 
この日は食事の前に、白骨温泉郷にある、
「泡の湯源泉・泡の湯温泉旅館」まで行って来ていました。
時間的に混み合ってしまう時間に出掛けたのだけれど、
それでも白濁していない源泉投入量の多い内湯浴槽は、たまらない癒しでした。
 
泡の湯、ふじもり、シュトラッセのコース。
実に優雅な休日の過ごし方。
 
さて、今日のところはちょうどお時間となってございます。
次回、お目に掛かるまでの暇と相成りますところ、
また再び、こちらでお会いできれば幸いと存じます。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 
 
 

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