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2016年7月31日 - 2016年8月6日

2016年8月 5日 (金)

季節の分岐点は、食材の交差点。(2016年6月19日・扉温泉桧の湯とかけす食堂)

食堂っていろいろあるから、楽しいんだよね。
気楽なところで一生懸命…と言う事ですな。
日本には四季があり、
梅雨入り、梅雨明けだって、何かと分岐点を作っては、
区切りを設けようとしてはおりますが、
梅雨明け宣言後だって雨は降りますよね。台風でなくとも。
四季がある、これはご案内の通りですが、
パッと春から夏に、夏から秋に取って変わるものではなく、
ゆっくりと日を掛けて、
行ったり来たりを繰り返しながら、
そう、四季は移ろい行くものでございますよね。
ですから、
梅雨明け宣言なんてぇものは、実際の季節にはそぐわない。
これはもっともな話なのでございます。
空模様風模様、気候が行ったり来たりとするものですから、
お召し上がりものも、
春夏、温冷が入り乱れまして、それもまた風物詩でございます。
「食堂」には四季時期の旨味が取り揃いますからナ、
だいたい、いつ行っても美味しいものです。
それが特に信頼致します「かけす食堂」なら、なおさらのこと。
夏の盛りの今時分からは少し戻ってしまいますが、
今日は6月も中ごろ、まだまだ涼しさの残る季節の噺となります。
どうぞ最後までお付き合い下さいませ。
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相変わらず…のところで、
バドミントン後、扉温泉・桧の湯にやって来ました。
この日の「桧の湯」は、とても空いていました。
露天風呂は貸切になる時間帯もあり、山間の名湯「扉温泉」をじっくりと楽しみまして、
さぁ、お待ちかねのお昼ご飯。
ゆっくり過ごす湯船の中、
「今日は何を食べようかな」と言う問答は済んでおります。
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先客さんがおられまして、
珍しく小上がりに僕らは座りました。
椅子に座るより少し目線が低いこの光景は、
見慣れた「かけす食堂」の店内でも、珍しく感じます。
この日はそんな目線が変わった日だったからか、
偶然なのか、掲示されたメニュウが目を引きました。
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店頭のホワイトボードに書いてあった「冷やし中華」の文字。
6月頃のお話ですので、本当に出始めた頃合。
実はあまり外食としては冷やし中華を食べないのだけれど、
風呂上りには、妙に惹かれるものがありました。
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春から続く山菜、最後の大物「わらび」…
実はアク抜きに怯えて、自分で調理したことがありません。
それ以上に、甘く炊かれた状態のそれがあまり得意ではなく、
お恥ずかしい話ですが、
わらびとこごみの区別があまり付いていませんでした。
ようやくここに来て、こうして食べてしっかりと認識したくらいです。
駅そばの「山菜そば」に浮いているわらびも、
「何かの茎」程度にしか考えていませんでした。
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そんな訳で、「わらびのおひたし」を。
これ、すこぶる美味しかったです。お持ち帰りも買い求めました。
食感も確かに残り、
ミントなどのハーブ類の様な鮮烈な香りはないものの、
非常にさわやかな食べ心地でした。苦味がある訳でもないし、
瑞々しいと言う言葉も…シャキシャキ?も少し違いますね。
総じて言うなら、そのどれにも当てはまらない個性が「わらび」なのだろう、
そう思います。
醤油の旨味も美味しく拾うことが出来て、上手にアク抜きされていると感じました。
お茶請けにも良く、お漬物の様に食卓にも、きっと肴としても良い。
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YOKOさんは大好物の「天然きのこうどん」を。
お風呂上りに熱いものも乙なもの。
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僕は対照的に、「冷やし中華」を。
円形に盛られた具が、そりゃあたっぷりありまして、これを表面とするならば、
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こちらが裏面。
麺の量と同じくらい具が山盛りになっていて、満足感高かったです。
秋冬のきのこうどん、春の山菜、夏の冷やし中華…
それぞれの旨味を食堂は叶えてくれます。
特に、温泉地にある食堂ですから、
四季を肌で感じられる土地に合わせてある「かけす食堂」ですから、
こうして楽しみが多い訳で。
実際に夏、7月8月になりトマトが収穫されるようになった昨今ですと、
「トマトたっぷり」の冷やし中華に変わっていたりします。
ほら、いつでも面白いでしょう。
また当時、挑戦していた「鯖の味噌煮」のコツなんかも、
心安く教えてくださいますので、伺ったりしていました。
ニンニクを入れてみるなど。こうしたコミニュケーションも食堂文化の素晴らしいところ。
そんな週末の過ごし方をお話致しました所で、
今日はちょうどお時間となってございます。
次回、お目見えまでの暇を頂戴致します。
ありがとうございました。
ありがとうございました。

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2016年8月 3日 (水)

三幸軒の油そばを目当てに、栄村にもついでに行ってみる。(2016年6月19日・三幸軒)


こう言う分け方ですよね?

中野市は、
長野市、須坂市、小布施町、高山村などに近いグループで、

栄村は、
飯山市や野沢温泉村、木島平村、戸狩に近いグループ。

僕ら、ちゃんと知ったよ。


えー、
気楽なところで一生懸命と言うことですが…。

「知らない」と言う事は無邪気であり、罪であるなぁ…とも思い、
「知っていても勘違いしている」ことも、
「知らない」に同義で、場合によって性質が悪い、そんな風に感じる出来事でした。

「 何が? 」

ですよね?で、ございますよねぇ。
今回の場合は「距離感」でございます。距離感。また土地勘。
もはや、信州中野市はアタシ共に取ってみれば「近い」です。
高速道路で1時間ちょっと。
そりゃあ、有料道路ですんで、おあしが掛かりますが、
それでも時間には代えられませんし、目的がある訳で、
行きたいんで、行くんです。

飯山までも、そんなに遠くないと思っておりました。
足して15分くらいと思い込んでいました。
「道の駅 花の駅千曲川」や、その裏っ手のコープには、
みゆきポークや福味鶏、きのこなどが売られていて、
非常に魅力的で、行く価値があり、行きますよ。

その先、いいやま湯滝温泉へも更に30分も掛からないですよね。

その先…ここまでも、実は計算間違いと言うか、
認識違いがあって、随分甘く見ていたのですけれど、
更に先、栄村の道の駅までが非常に遠かった。
「秋山郷」に出掛けた際には、
更にその先に1時間くらいの道のりがあったからこそ、
どこかぼやけてしまっていて、
「行った事がないから行ってみよう!」と思った、
「北野天満温泉」、実は「百合居温泉」と大差がない距離だと思っていましたよ。

お昼ご飯は美味しく、信頼の中野市・三幸軒で食べたものですが、
その先の温泉は、もう冒険のような心持ちでした。

「どこまで行くんだろう」

知らないからこそ、それは冒険になり、楽しむ事が出来ると言う、
そんな側面もあるんじゃねぇか…とも思いましたよ。
これをもし、どなかたに騙って、栄村まで行かせたならば、本当に罪ですな。
てめぇで思い、てめぇでしっかと締め括る。
巣穴に戻る時間だけ、ちょーっと遅くなってしまいましたが、
長い長い1日、
いやはや、それはそれで、YOKOさんと楽しく過ごした1日でもありました。

さて、
そんな日常でありながら冒険だった北信濃への道行、
一席を申し上げます。
どうぞ、最後までお付き合い下さいませ。


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6月19日、
呑気に僕らは「間山温泉・ぽんぽこの湯」に立ち寄っていました。
今思えば、もっと先を急いでも良かったのでしょうけれど、
「せっかく中野に来たのだし、どこか温泉でも行こう」と。

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一本木公園では「なかのバラまつり」が催されていた時分のお話。
なんと、ぽんぽこの湯では「バラ風呂」と言うイベント風呂が用意されていました。
偶然、この日に居合わせてたのも何かのご縁と喜びます。

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他の方にご迷惑にならない様に…
どなたもいらっしゃらないタイミングを狙って撮影しました。
露天風呂にはバラの花が浮いていて、何とも美しい。
てっきり、バラの花びらを浮かべただけ…なのかなぁ…
…そんな風に想像していましたが、
大きなバラの花そのものが浮かんでいて、とても驚いたことを覚えています。
あまりの麗しい光景と、それに似つかわしくないスネ毛混じりの我が足と。
何だか照れくさい。
でも、それでも、たいへん素敵な経験をする事が出来ました。

YOKOさんの、
「薔薇だけに、湯船の中で、バラけていた」とは語り草。

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本日の主目的、中野市「三幸軒」へ。
あらかじめ予約をしてお願いしているメニュウを楽しみに。

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まずはいつもの「三幸軒サラダ」から。
絶対定番の位置付けです。
何度も言いますが、素揚げきのこのウマイこと!

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6月の限定メニュウ「辛味噌まぜそばセット」を注文しました。

“白味噌ベースのマイルドな味わいに程好い辛味があります”とのこと。
辛口にも出来るとありましたから、
僕はノーマルで、YOKOさんは辛口でお願いしました。

辛味噌まぜそば、炒飯、スープ、お漬け物のセット。

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ラーメン専門店系のジャンクな「まぜそば」ではなく、
中華料理屋さんの、
ジャンクではないけれど、ちゃんと油の旨味、
タレの、肉味噌の旨さを味わう事が出来る仕上がりを感じました。

具の野菜はたっぷり。
それは、タレの味わいや濃さに対して、ちょうど良い量でした。
具にもなり、箸休めになり、良い塩梅。

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麺はおそらく「三幸軒」さんのスタンダードなものだと思うのですが、
こうしてスープオフで食べると、
その香に、よく気付く事が出来ると感じました。
甘味のある香、まだ温かさを感じるフライドオニオンの香ばしさの中で、
麺としての匂いが立っていて美味しい。

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フライドガーリックもよく合いましたね!
多彩な食感と味わいが混ぜられて次々に感じられます。
野菜の甘みと水分感、キャベツももやしもそれぞれのシャキシャキ感、
メンマのゴリッとした歯ざわり、
その隙間に入り込んで来る肉味噌の品の良い味わい。
白味噌と言うのは、敬愛する中野醤油の「淡色味噌」です。
あのバカウマの。
自分も料理に使ってウマイと思って喜んでいたけれど、
流石、地元の…また特吟味噌焼きそばを始め、
使って来た経験値と技術の差、三幸軒さんだからこその旨味がありました。

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炒飯はいつもの美味しい味。
でも、まぜそばなので、これも試してみたくなりました。

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「追い飯」を「炒飯」で!
これがまた旨い!
不思議とYOKOさんがお願いしていた辛い…
オイル系の辛味を増した「辛味噌まぜそば」に加えるより、
ノーマル版の方が味噌の雰囲気も立つからか、
非常に相性が良かったです。
白飯も間違いなく美味しいだろうけれど、
今日は「炒飯追い飯」で正解!…と喜びながら食べ尽くしました。

いつもいつも旨いです!
ごちそうさまでした!

そして僕らは、
「北野温泉・北野天満温泉 学問の湯」を目指しました。

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写真としては、あっと言う間に「学問の湯」の前なのだけれど、
途中、栄村の道の駅に立ち寄り、キノコや野菜類なども購入。
何だかんだと、だいぶ時間を掛けて到着しました。
道の駅を過ぎ、津南町へ続く道を脇へ330度くらいのターン。
細い道へ入り、更に奥へ奥へと進んで行った先にありました。

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エントランスから奥へ長く続く廊下。
別の方向になりますが休憩室もあり、
こちらに続く廊下も、ちょっと長めでした。面白い構造です。

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中条温泉・トマトの湯などでも見た温泉表示と同じ書式。

全体的な構造としては、紹介写真などを見て、
斑尾高原温泉に近い構造を想像して訪れていました。
カランと浴槽の距離が近く、コンパクトに細い全体。
薄緑色のお湯でした。
塩気を感じるもので、
湯上りの温まり方、熱の保持力はかなりのものがあります。
泡つきもある露天風呂からは谷を挟んで向こうの民家が見えます。
女性側もあまり風景は変わらない様で、
反対側から小さくても見えてしまう様な気がしますね。
その分、開けていて気持ち良くはありますが。
特に秋山郷まで行きますと混浴露天風呂、仕切りのない露天風呂の多い土地柄。
「なるほど」の地域性、構造に感じます。

たまたま、隣の女性側では地元の…
あの騒ぎっぷりは中学生くらいでしょうか。
女の子数人がバシャバシャと大騒ぎをしていました。
YOKOさんはちょっとたいへんだったみたいだけれど、
“箸が転んでも”のお年頃、ほほ笑ましくも聞こえて来るものでした。
地元の楽しみどころとして手軽に訪れる事は難しいものかも知れませんが、
親しまれている事が分かります。

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湯上りに、看板の前でもう1枚。

思いのほか遠く、気軽に立ち寄る事が出来るかと言うと、
施設はバッチリ良いものですが、
松本界隈からでは、なかなか難しい距離にあります。
けれど、信州の色んな温泉に入ってみたいと思う僕らにとって、
「行ってみて良かったなぁ」と思うものでした。
立ち寄るまでの見慣れない景色も、
冒険的に心を楽しませてくれるものでした。

またしっかり時間を作って遊びに行きたいですね。

さて、そんなところで今日はここまで。
帰りの高速道路は休憩を入れながら、安全運転の心を大切に。
また次の旅のお話まで、暇を頂戴致します。
ありがとうございました。

ありがとうございました。

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