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2016年7月3日 - 2016年7月9日

2016年7月 9日 (土)

打ち上げは居心地の良い場所で。(2016年4月9日・厨十兵衛)


たぶん、

今はこの楽しさと心地好さに夢中なんだと思う。


えー、気楽なところで一生懸命…と言うところですが…。

4月9日と言う日の流れをさらいますてぇと、
沓掛温泉・小倉乃湯、日本酒のイベント「おらが酒呑み歩き」、
松本ブルワリーの「Traditional Bitter」お披露目、
松本城で花見…と盛り沢山でございました。

これについては、皆様ご案内の通りで、
7月5日に更新致しました拙ブログにて一席、
ご機嫌を伺っている次第でございます。

後日談…と申しますには、まだ早く。
当日その後に、小さな打ち上げと称して、僕とYOKOさんが辿り着いたは、
「厨十兵衛」、松本の日本酒居酒屋でございます。

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ガラリ、
引き戸をくぐれば、話の幕開きと相場が決まってございまして…。


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歩きながら、いちイベントの中で飲むお酒と、
こうして腰を落ち着けて、据え付けようとして飲むお酒には、
同じ銘柄、同じボトルであったとしても、
風合風情に差があり、味にも違いを生むように感じます。

YOKOさんは、好みの銘柄の花見酒を。

福島・花見ロ万・純米吟醸低アルコール1回火入れ…を選びました。

僕は、僕もですね。好みであり気に入っている銘柄です。
岐阜・房島屋“兎心BLACK”純米吟醸無濾過生原酒…を選びました。

美味しさも相まって、ホッとするひととき。

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酒の肴に、まずは「平目の酒盗和え」から。
たまらない旨味と塩気。


今日、こんな事があったね…とか、
他愛もなくYOKOさんと晩酌気分で楽しんでいると、
先程もイベント会場でお会いしたおふたりがやって来ました。
おふたりもまた打ち上げとして。
1日、参加された労を互いにねぎらおうとして、
厨十兵衛にやって来たのでした。
L字カウンターの交差点で、ご相伴に預かるかたち。

お二方とも、お会いしてから長く、
またかたや、不思議とたまーにこうして酒場であったりする方であり、
かたや、こうして一緒に飲む事は初めてだけれど、
お酒と共にご縁がある方であり…
ごく稀な顔ぶれの夜なのだけれど、
でも、よく知った顔でもあって、
何だか、そう、繰り返しますが、不思議な感覚でした。

YOKOさんとの晩酌はいつものことで、
こうして街場に出て来て、誰かに会う、また十兵衛の大将殿に会う…
気付けば「凡蔵」から若い方々がたくさん出て来ている、
向かいの緑の焼き鳥屋さんからは、歓声が聞こえる…
そうした日常の中で、ちょっとだけ日常にない景色、空気、音を感じる。
この楽しみを、僕らはとても大切なものと考えていたりするんです。

こうして、そのおふたりと会えたことが…
実際、時間は異なるだろうけれど、
夜に厨十兵衛に遊びに行く話は伺っていましたから、
ちょっとした待ち合わせみたいで…
そうそう、6月にもひろっちさんと居合わせた際、
前日に「明日は~…」なんて話があって、
これも、ちょっとした待ち合わせ…と言う感じ、
それはそれでワクワクとするものでした。
気軽に、それぞれが自由に動いていると言う人生の流れの中で、
こうしてお酒を楽しみながら、
交錯する一瞬の…人生全体から見ればほんのわずかだけれど、
数時間の楽しみを共に興じると言うこと、
すごく尊いものだと感じています。

その日は、話をしていましたね。いろんなこと。
お酒のメモも取らずに、写真だけ押さえておいて。
気楽な所で、一生懸命に楽しんでおりましたとも。

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山口・原田・特別純米・無濾過生原酒
福島・辰泉・特別純米“上澄み詰め超辛口生酒+10”

次杯に、YOKOさんは名前の覚えが良い「原田」を、
自分も…そうですね、
だいたいいつも十兵衛の日本酒リストにあり、
どれを飲もうか迷った時に、僕は「辰泉」を選ぶことが多いです。
間違いのない、必ず美味しい信頼感を預けてある銘柄です。

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「ささみと胡瓜のオリーブオイル和え」

…珍しく写真がピンボケでした。
でも取った時は話に夢中だったこと、覚えていますね。
サッと撮って、輪の中にすぐ戻って行ったんです。

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福島・笹正宗・特別純米生
福島・会津中将・特別純米無濾過生原酒あらばしり

ここは十兵衛の大将に「おまかせ」で選んでもらったもの…
…だと思うのだけれど、どうだったかな。
並び順として、
YOKOさんに「笹正宗」で、僕に「会津中将」だと思います。
普段、「会津中将」を愛飲しているYOKOさんではなく、
僕に向けて…と言うのは、少し熟成したボトルだったのではないかと。
どうだったっけ。

こうして、ほとんど「美味しくて楽しかった」以外に記憶がないです。
メモが何かしらあると思い出している、そんな感じですね。
メモを取る時間をも惜しんで楽しんだ夜でした。

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「馬肉とすんきのピリ辛正油和え」

厨十兵衛で使う馬肉、結構美味しいもので気に入っています。
馬肉のユッケも美味しいですよね。甘味のある醤油がよく合っていて。
そんな醤油の美味しさもあるのですけれど、
すんき漬けの酸味が最初はそんなに感じない…
風味が少しあるかな、と言う所ですが、
噛んで行くうちに、酸味が上って来て、
その酸っぱさが、何とも言えません。
サラダの様な…オイルと酸味とを組み合わせるタイプではない、
後味を締め括る、乳酸の酸っぱさが美味しい一皿。

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滋賀・三連星・純米吟醸“限定 番外編Ⅱ美山錦”

帰らねば…の時間まで、もう少し時間があったので、
こちらもお任せでお願いして1杯を。


また会いましょう、また飲みましょう。

そうした同じ時間を楽しむ事ができる関係は、至極尊い。

でも、

話した内容なんざ、ほとんど覚えていないんです。

重要な商談をした訳でもあるまいし、それが良いんじゃァないか、と思うんです。

心地好い時間を懐かしみながら、

今日のところはちょうどお時間となっております。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

…休肝日に書く内容じゃないな。

今すぐ、街に飛び出したくなる。

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2016年7月 7日 (木)

六方ビリーとIDEAビリーはビリーが少し違う。(2016年7月1日・凌駕IDEA)


YOKOさんは赤の沼地に足を踏み入れた!

ビリッとした!

YOKOさんは高揚した!

ステータス:テンションが10上がった!


気楽なところで一生懸命という事で…。

えー、
この件については、ずーっとずーっと心に引っ掛かっていた、
気になっていた事でございましてね。

YOKOさんは辛いものが大好物であります。
メニュウに辛いものがあれば、まず、それを食べようかと考えるはずです。
流石に、凌駕IDEAの「スーパーレッド」は、
噂されるその攻撃力ゆえに、食べ控えるようにしてもらっておりますが、
それを「挑戦したい」とは常々言いますし、
そう、「辛党」と言う方々に組する訳ですね。
私自身は、鍛えられて少し強くなりましたが、
そこまではそこまでは…と言ったところ。

「凌駕」グループの姉妹店である、
「麺とび六方」で食べた「辛みそビリー」と、
インターネットのブロガーさんのページで見た
「凌駕IDEA」の「辛みそビリー」に差を感じた事が、
事の起こり、発端でございます。
同じ商品名だけれど、同じグループのお店とは言っても、
店舗ごとに内容が違うのではないか。
これを確かめたいと、いつしか考えるようになっていました。

YOKOさんの好物を、自分が掘り下げると言う、
少し変わった取り組みではございますが、
どうぞ、最後までお付き合い下さいませ。


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先達て、「麺とび六方」での「辛みそビリー」は、
ブログとして書いてありますね。
よって、もう一対の「凌駕IDEA」にやって来ました。

広丘方面から川沿いの道をやって来た場合に、
新村方面に抜ける裏道として、
「月見橋」を基点に西に行きますが、
今日は東に進路を取り、程無くすると到着と相成りました。

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お待ちかね。
「凌駕IDEA」の「辛みそビリー+パクチー+メンマ」にて。
パクチーは最高に合うトッピングだと思いますから、あれば必ず。
メンマトッピングは、タイムサービスによって、
トッピングを無料追加できるとの事で、乗せて貰いました。

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こちらが「麺とび六方」の「辛みそビリー+パクチー」です。
ヤサイの量も異なりますが、
六方ビリーには、ハッキリと黒い油が見て取れます。
この風味の差は大きく、
花椒の香と辛味の強さ、鮮烈さは「麺とび六方」の方が強いです。
辛味も痺れも「六方」に強さがあります。
ベースのスープも異なるのか、
豚肉、豚の脂などでで炊き出した二郎系スープの
ジャンクながらに旨味あるスープに対しての辛味は、
厚味を感じる攻撃性がありますが、
IDEAビリーは、
もっと辛味がストレートにシャープに入って来る印象です。
脂分も少なく感じますね。

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IDEAビリーの麺は平打ちのちぢれ麺。
かなりしっかりとスープを連れて入って来るので、
珍しいことに、
YOKOさんがひとくち目で、「もふっ」と軽くむせていました。

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六方ビリーの麺は、六方の「ラーメン」と同じもの。
太く角断面の強い麺。
いつも「六方」ではカタメにして食べさせて貰っていますが、
このゴワッとした噛み応え、そして食べ応えがたまらないものです。
ブログなどで調べた際には、
「麺が違うかな…?」くらいの印象でしたが、
食べ比べてみると、もう少し多くの差があり、
なかなかに楽しい食べ比べとなりました。
「麺とび六方」のビリーは、
僕にとっては「あ、今はひとくち食べられるけれど、一杯全ては難しいかも」
…そんな印象ですが、
「凌駕IDEA」のビリーは、まだ辛味に耐えて食べられそうだ…と思いました。
自分のスレッシュホールドの上と下にそれぞれ存在しているみたいです。
辛味は当然に辛味成分、香辛料の量に影響されますが、
環境的な…緩和具材の有無、スープの油や脂の量によっても、
また反して甘味や旨味を加えているかでも、感じ方が異なると思いますので、
そうした差がある様にも思いました。

チェーン展開的に同じものを別のお店で作る…
これも正しいご商売かと思いますが、
それぞれのお店で、似ているけれど異なった美味しさ…
これも食べ手としては楽しいと感じます。
「餃子の王将」も基本はありながらの各店舗の独自性があると伺いますし、
信州麺友会が主体として提唱した、
「王様中華そば」や「信州味噌ラーメン」は、各店舗の差を比べて楽しいもの、
また美味しさを感じられるものと思います。
こうした「辛みそビリー」の差は、とても好意を持って食べさせて頂きました。

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自分は自分で、
「にぼ二郎」をお願いしました。

大盛りも無料との事で大盛りにしてもらい、
ヤサイ、アブラ、ニンニク増し、
そしてタイムサービスでメンマトッピングと言う豪華使用。

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「にぼ二郎」を上から撮影しました。

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にぼ二郎の麺、これも六方のそれとは異なっていますね。
比較的正方形に近い四角い断面の六方と違い、
長方形に近い四角い断面で、噛んでみると、
加水率に差がある様に感じました。

よく博多系の豚骨ラーメンの細麺は加水率が低いと言います。
あのしなやかに硬さのある麺、
それこそが加水率による麺の食感の差、その象徴。
六方の麺は硬さが気持ち良いもの。
凌駕の麺は、もう少しプルッとした食感がありました。

カラメにして…
味をもっと濃くしても良かった…
食べ慣れている好みの六方の二郎系スタイルからは、
少し上品な印象も受けました。
煮干粉も、時折感じる程度で、
こちらも増量できたら、嬉しいかも…そんな風にも思いました。

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思わず「ギョーザ」も頼んでしまって、おなか一杯。


興味を持っていた事柄を、ちゃんと理解できて満足。
食べても美味しかったけれど、
知的好奇心も満たされました。

久し振りに「凌駕IDEA」を訪れましたが、
タイムサービスの嬉しさもありますし、
「強烈煮干そば」や「にぼガッツ」などのメニュウにも惹かれます。
「にごらせ和風麺・つけ麺」も、
ずーっと食べていないなぁ…と思うと興味が湧いて来ました。
サイドメニュウの「ガーリックポークごはん」も気になりますし、
YOKOさんにとっては、
「辛子団子」がメニュウにちゃんとあるので、
これで辛さの限界に挑戦してもらっても良いですね。
そうそう、付き合い始めの頃に、
YOKOさんを連れて来て、
「辛子団子」をふたりで3つくらい頼んでいたりもしましたっけ。
懐かしいですね。
あの頃から、メニュウも増え、いろんな変更点もある事でしょう。
新しく楽しむ事が出来そう、そんな風に感じています。

さて、本日の所はちょうどお時間となっております。
次回、お目に掛かりますまで、しばらく暇を頂戴致します。
本日はご高覧、ありがとうございました。

ありがとうございました。

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2016年7月 5日 (火)

ほろ酔いでお散歩、桜を見よう。(2016年4月9日・信州松本市街地)





何事も“過ぎる”ことはよろしくありませんで、

程の良い所が何にしてもよろしかろう。


相変わらず、
気楽なところで一生懸命と言うことで…。

えー…
伊豆半島の河津桜は花期が長いものですから、
「見頃」とイベントを重ねる事は、存外難しくないのかも知れません。
そう思いますよ。
花の命は短いにしても、少しばかり長い。
私共のよく知るところの桜、これは短い。
その短さこそ、珍重させる由縁と偉い先生方が仰っておりました。
1年のうちに、ほんの少しだけ垣間見る光景に、
お酒呑みのお噂が重なれば、
春の陽気にも誘われて、私共も巣穴の中から顔を出します。
出せば、話の幕開きとなっておりまして…。


ここ何年か松本市の春の呑み歩きイベント、
「おらが酒呑み歩き」には参加しておりませんでした。
まぁ、かいつまんで申し上げる事でもないのでしょうけれど、
いかんせん「呑み過ぎてしまうイベント」であり、
春の信州松本の日本酒の仕上がりを知る、
試すことが目的ではないんじゃねぇかな…と思いまして。
「酒に飲まれちゃいけねぇよ」とは、
耳にタコが出来るほど伺いますけれど、
やれ救急車の音が鳴れば、誰か倒れたかと心配し、
気付けば、
座り込んだり、縁石を枕に寝ている旦那衆も居たりして…。

その日、僕とYOKOさんは、
「松本ブルワリー」のクラフトビールのお披露目の報を伺い、
街に繰り出してみる事にしました。
せっかくだから「おらが酒呑み歩き」も、
久し振りに見て回ろう、
桜の時期も見事に重なったし、さぞ面白かろうと考えました。
ただ、「松本ブルワリー」のビールについては通し営業であるし、
「おらが酒呑み歩き」の初っ端から飲み始めなくても良いだろう、
時間が出来たのならば、
ひとっ風呂浴びてから出掛けようじゃねぇか…と考えました。

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“ひとっ風呂”で青木村までひとっ飛びしている辺り、
何か違えている様にも感じられますが、ともあれ。
沓掛温泉・小倉乃湯で、こざっぱりと綺麗になって、松本に出掛けます。

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ちょくちょく小倉乃湯周辺では、
猫がのんびりやっているのを見掛けますが、
今日はお食事中でした。

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流石にお食事中に触られる事は嫌がりそうなので、
写真を前から後ろから…
よほど集中されているのか、全く気付かれず…
いや、気付いているかも知れませんが、
脇目も振らず、当然カメラ目線にはならず。

昔、実家で一緒に暮らしていたムサシさんは犬ですけれど、
やっぱり食べている時に触られること、嫌がってましたからね。
触ろうとは思いませんでしたね。

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「おらが酒呑み歩き」、宴もたけなわ…と言う場面でしょうか。
僕らは15時過ぎに到着しました。
イベントとしては13時スタートですね。
会場のひとつ、「花時計公園」に着きましたが、
煙草の臭いが強く、もう会としては終盤の人の流れに見えました。
皆さん、かなり過ごしておいでで…この雰囲気は少し苦手でした。

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あるブースに立ち寄った後、
どうしても気になっていた
塩尻・笑亀酒造さんのブースにだけ顔を出して、
1杯注いで頂き、場を離れる事にしました。
杜氏である森川さんが参加されておられ、
今年の造り、その成果を試させて頂く事が出来ました。

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もうひとつの会場、四柱神社のお隣、
鶴林堂跡地にある「松本城大手門枡形跡広場」へ向かいます。

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千歳橋の上から。
この女鳥羽川に並ぶ桜並木も、景色の観光名所のひとつ。

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自分達が「おらが酒呑み歩き」に参加していた頃は、
大手門駐車場が会場でしたが、現在はこちらになっているのですね。
様々な催し物が他にも開かれている様で、とても良い場所であると感じます。

それにしても、こちらは花時計公園とは随分と雰囲気が違っていました。
“日本酒を楽しもう”と言う空気感。
「これなら…」とテントに近付きます。

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信州松本島内にあります「笹井酒造」が醸す「笹の譽」ブースへ。
杜氏である笹井さんはお馴染みのお顔でしたが、
もうひと方、お馴染みのお顔に出会い、随分と驚いたものです。

上諏訪のお手伝いをされている姿は、
何度か写真で拝見していますが、松本では初めて。
お会いするならば大町だと思うし、
また、こうしてお酒を注いで頂くと言う経験は…
お顔を知って後、結構な時間が経っていますが、初めてに近いですよね。
不思議な、少しだけ気恥ずかしい心地になりながら、
笹井さんのお酒を注いで頂きました。
そうそう、たぶん初めては大町でビールですね。ビール。
YOKOさんがビール好きである事を知っていてくれていて、
「飲む?」なーんて声を掛けて頂いたんでした。
酒縁のある方であります。

「笹の譽」、それぞれを試します。
全体にイメージとして秘すれば花…と言った感じ、
派手に押して来るものではなく、
可憐に光を湛えて咲くともイメージは違い、
静かにじっと咲いている、その香がゆっくり伝って来る…
そんな風情を思い描きました。

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久し振りに、
塩尻洗馬・美寿々酒造の熊谷杜氏にもお会い出来ました。
「純米吟醸」は売り切れてしまったそうで、流石の人気。
特別純米酒の「みすず」、
水のポーションを感じる柔らかさと酸の締まり、
透明感もあり、前年度より好みの仕上がりでした。

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このラベル、このボトル。
家酒の大定番として常備しておきたいお酒。
「美寿々・本醸造火入れ」、
このお酒、冷やでも良いですが、
お燗酒がとにかく柔らかく優しくて好みなんです。
冷たい牛乳をイメージしてもらって、
それを温めて感じる変化に近い燗上がり、
あのまろやかな美味しさが、美寿々・本醸造にはありまして。

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信州松本市街地にある善哉酒造「善哉・女鳥羽の泉」や、
人の賑わいが多すぎて、大人気過ぎて、
写真を撮り収められなかったけれど、
「大信州酒造」さんのブースで、お酒を試させて頂きました。
大信州さんは皆美味しいと知っていて、
そうして群がり、次から次へ…と言うカタチでしたね。
芯のある、コシのある、メリハリのあるシャンとした雰囲気。
飲み進めていく中で、冴える感覚のあるお酒だったのではないでしょうか。

ここで松本の街でお会いする素敵な飲み手である、
通称“ローリー”ツネさんご夫妻にお会いしました。
ご夫妻でお会いするのは、
奥様にお会いすること、初めてでありました。
春の陽気の中で、
松本の街をより楽しんで頂けたなら素敵なのだけれど。


民芸品、土産物の「松田屋」の跡地で、
「松本城・三の丸倶楽部」が主催する
「夜桜BAR」と言う催しものが開かれておりました。
こちらで「松本ブルワリー」のビールを飲むことが出来ると言う事で、
人が集まりましたね、まさに注目の的。
かく言う僕らのお目当てでもあります。

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その数日が公に初披露となる事もあり、
また新聞記事にて、連日起業についても書かれていた時期でもありました。
誂えられたブルワリーカーの前に、
皆々様、列を成してはいたのですが、
多くスタッフさん方が配置され、ほとんど何の混乱も無かった様に存じます。

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ズンズンと列は流れて行きました。
それほど待たずに、タップの前へ。

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今日の用意は「Traditional Bitter」のみ…とのこと。
しかしながら、
ウィート、ペールエールのラベルも見えていて、
今後、そちらのリリースもあるんだ…とは思いますね。
ワクワクしました。

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そんな訳で「松本ブルワリー・Traditional Bitter」を。
本当に、あっと言う間に飲み干してしまいました。
今日は1杯だけだけれど、
「ここから始まる」、またすぐに次の機会が来る…
そんな風に感じたものです。語り草になる1日。
“今日、ここに来る事が出来て良かった”…心から、そう思いました。

そうそう、
「おらが酒呑み歩き」の枡形広場、
この三の丸倶楽部で、
愛知県からお見えになっているmaikoさんご夫妻にもお会いしました。
大信州酒造のイベントでお知り合いになった方々と、
その後も流れて言った様子。酒縁を紡いでおられましたね~。


酔い覚まし…と言うほど酔ってはいなかったけれど、
ほのかに酔ったかな…と言う程度。
松本城の桜を見て回ろう、と言う事になります。
美味しく楽しみ、心地好い中で、目にも心地好い景色を味わおうと言う趣向で。

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松本城公園南側から。

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南端の通路を歩いて行きます。

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いつ見ても素敵な松本城。
南側からお堀を挟んでの雄姿。

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お堀沿いを歩いて、今度は西側から。

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トイレ休憩を経て、北西に移動します。
松本城の厠事情としては、
この北西にあるトイレがいちばん混み難い…
そう感じています。
人通りが多い南側は小さく混み合うイメージ。
少し歩いて、北西のトイレならば、
比較的空いているし、収容人数も多いので、
尾篭な話で申し訳ありませんが、オススメです。

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松本城、北側の歩道へ。

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桜の向こうに見える松本城を覗き込むYOKOさんを、
更に後ろから撮影する自分。そんな構図。

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今度は松本城を主眼に置いて撮影。
風が吹き、YOKOさんが下を向いたところ。

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北側、松本神社付近にて、お堀に花筏が出来ていました。
垂れ下がる桜の枝と相まって実に風情があります。

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花筏を眺めるYOKOさん。

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お堀に沿って歩きます。
この道は光が入り易く、
歩いていて、とても気持ちが良い場所だと思います。
歩道としても、幅を広く取ってあり、使いやすいです。

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城内に戻る橋の上は、名勝であります。
行き過ぎ、振り返っての1枚。

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お城の東側まで歩いて来ました。
市役所がある面ですね。

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お城を眺めるには、ちょっと遠いでしょうか。
西日の中にシルエットとしての松本城。
これもまた綺麗だと思います。

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南西側。
夜桜の時間帯だと、ここも素敵ですよね。
もう少し花が多い時期なら、もうちょっと見栄えがしたでしょうか。

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いつものお参りに四柱神社までやって来て、
境内の桜を眺めます。

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こんなところで、僕らのお花見は終了。
ちょうど18時くらい。

酔い加減も、ほとんど無くなっていました。
軽い運動も済ませて、さて、次の予定へ…と言った所です。
この日、目当てにしていたお店がちょうど開く時間となっております。

おあとがよろしいようで…。



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2016年7月 3日 (日)

僕らは小動物で良い。(2016年5月21日・イナリ食堂)


いわゆる、ドカ盛り、大盛りのお店だって知ったのは、

実際にカツ丼を見てから、です。

何と言うか、「気前が良いね!」と言った風情。


気楽なところで一生懸命…と言うことです。

地域毎に老舗、有名店と言うものは必ずあって、
トレンドとは別に、「行ってみたいお店」で、ある訳です。
例えば、既に目的を達したところだと、
戸倉上山田温泉の「大黒食堂」や、
飯田の「新京亭」、
青木村の「桃太郎」、
中野市の「丸長」、
松本だったら「しず本」「みやま」「支那そば太郎」あたり…
まだ行った事がない、これからいつかは行きたい所では、
松本の「わかまつ」、
須坂の「ホームラン亭」、
ちょっと毛色が違うけど、
上田の「ニュータンタンメン本舗」とか…。

「昔からあって、昔から行ってみたいけど、行く事が出来ていないお店」

…と言うカテゴリが個人的に存在しています。
流行の…例えば信州の情報誌「komachi」のラーメン特集にも登場する様な、
新しいお店も行ってみたい、注目店も多いのですが、
それらとは一線を駕す、ラーメン屋さん、中華料理屋さん、食堂。

飯山市に行く度、栄村に行く途中に、野沢温泉に行く途中に…
事ある毎に土手にある幹線道路から、
一段低いところに、そのお店があるんです。
けれど、到達できていない、行きたくて仕方がないお店、
それが「イナリ食堂」でした。
煮干が効いたラーメンが有名なんだって思っていました。

それは合ってはいるのだけれど。

…と置いたところで、噺の幕開きとなります。
どうぞ最後までお付き合い下さいませ。

特にシャッターを狙った…
あぁ、開店のタイミングを狙った訳ではないのだけれど、
宿を出て、井賀屋酒造場、中野醤油と巡って、
飯山市に辿り着いた所で、
だいたい11時30分ちょっと前でした。

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お店の前まで行ってみるも、既に駐車場はいっぱい。
流石の人気店と言った混み具合。
路上駐車はしたくないので、近隣の駐車場を探す事にします。

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お店の引き戸には、
「今日は11時45分からの開店」と張り出されていました。

店先を通り過ぎ、ぐるりと周回する中で、
飯山赤十字病院の駐車場が使えそうだな…と思いました。
ゲートをくぐり、その際に駐車券を取るスタイルならば、
また、土曜日と言う事で駐車場の利用もほとんど見られない状況ならば、
差し支えないと判断しました。
イナリ食堂に近い場所に車を停めて、歩いて…
5分も掛かっていないですね。
到着する頃には、タイミング良く45分で、オープンと同時にお店に入り、
席に座る事が出来ました。
この開店時間、日によって前後しそうですね。
用意が出来れば11時30分からでしょうし、
出来なければ表示され、少し遅れる事もアリかと。

車の中でのんびり待っていたオジサマ方も、
「俺の方が早く待っていたんだ!」と整理券がある訳でもないのに、
後方からグイグイ、ズンズンとお店の中に雪崩れ込んで行きます。
当時は「そんなに急いでどうするんだろう」と思っていましたが、
なるほど、限定数のある名物メニュウがあるのだと、
あとから知りました。
(…とは言え、ちゃんと並んでいて欲しいものですが)

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メニュウの一部。
時代が付いた見た目。

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“つきだし”があるのですね。
つきだしと、そして注文した餃子のタレが、まず届けられました。

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「餃子」
焼き餃子、注文前は「600円って結構なお値段かも」と思っていました。
だいたい500円以下が多く、
ほら、幸楽苑なんかは200円、餃子の王将は220円と…
比べちゃいけないんだろうけれど、「高いかも」と思いました。
しかしながら、届けられて納得。
値段に見合う迫力ある餃子でした。
握り拳大くらいはありますし、中身もパンッパンに詰まっています。
これなら納得のお値段だと思いますし、
そもそもサイドメニュウ的に頼んでしまったけれど、
主食級のボリュームがありますね。

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待ちに待ったイナリ食堂の「中華そば」を。
YOKOさんとそれぞれ別のメニュウにしようかとも考えましたが、
やはり、ここに来た目的、それは即ち「中華そば」を食べるために!…なので、
同じものにしました。僕らにとっては、ごくごく稀なケース。

スープが並々と、器いっぱいに盛り付けられています。

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麺量も、たっぷりめでした。
チャーシューは大判のもの。程好い味付け。柔らかさ、弾力。
煮干がスープの主体にはなっていますが、
苦味やガツンと強く効いた…と言う程ではなく、
「やや煮干強い、旨いスープ」と言った印象です。豚骨が主体でしょうか。
昨今の煮干系ラーメンが、
あえてやり過ぎ感を出すくらいの時代ですので、
厚ぼったい、旨味強いスープの中で、
煮干の存在感がきちんとあり、スープの旨味を上回らないくらい、
印象が全て「煮干味ラーメン」にならないくらいのバランスで、
美味しく仕立ててあると感じました。
柔らかめの麺は、こうした食堂系のラーメンにはよく合いますね。
いつもは硬さが欲しいと思う所なのですが、
不思議と、食堂系のラーメンでは、
あまり硬さの好みを気にしない場合が多いです。

…と、ラーメンはとっても美味しく頂いたのですが…。

後から入って来た男性がカツ丼を頼み、
そして、しばらくすると「カツ売り切れ」と言う貼紙が、
店先に張り出されていました。

ちょうどその頃でしょうか。
先行してお店に入っていたオジサマ方のテーブルにカツ丼が届けられていたのは。
伊那、駒ヶ根のソースカツ丼も、
結構な山脈を形成していますが、
イナリ食堂の幾つか限定数のあるカツ丼は、
そのカツの量が…ええと、例えるなら、
丼のご飯の上にマクドナルドのビックマックを2個直列に置いたみたいな…
…そんな感じです。ぶ厚いカツが水平に並べられる事無く、
上方へと重ねられて山となっているではありませんか。

別皿に肉を置いてガツガツと皆さん食べておられました。圧巻。
チャーハンの大盛りが座敷へ運ばれて行きましたが、
これも信じられないくらい立派な半球型をしていて…。

「あれ、このお店、ラーメンだけじゃない?」

大盛りも有名なお店なんだと、そこまで来てようやく知った次第。
なるほど、だからこそ男性が多いんだなぁ…、そんな風にも感じます。
かなりの腹ペコボーイズでも満たされてしまう、地元に愛されるお店。
それが飯山市の老舗有名店「イナリ食堂」なのですね。

でも、元来カツはあんなには食べられないし、
炒飯も、好物だけれど、そんなには食べられないし…
…ええと、ええと、
ラーメンは美味しかったけれど、
「僕らは小動物で良いなぁ」と率直に思った次第。
「ラーメン+餃子0.5人前」…YOKOさんと餃子は半分にしたと考えて、
かなりの量を感じていました。お腹いっぱい。

でも、ちょっとだけ憧れちゃうからいけませんよね。
そう、「お腹いっぱい」と言うのは、幸せな事ですから。

さて、「イナリ食堂」で初めて食べた噺、
今日はここまでとなっております。
本当はこの後にバナナボートを買いに行きたかったのだけれど、
既にお腹いっぱいであって、
「お腹が空くまで、食べ物の事は考えたくないかも」と言った感アリ…でして。
(そして、少しお酒が胃に残っていた事もあって)

次にお目に掛かりますまで、
箸休め、食休めの時間を頂戴致します。
本日はご高覧下さいまして、誠にありがとうございました。

ありがとうございました。

ありがとうございました。


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