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2016年6月5日 - 2016年6月11日

2016年6月10日 (金)

豚に合う、花椒でもなく、白胡椒でもないアイツはコリアンダーシード。(2016年6月3日・ヌプチェ)


花椒の香でもなく、

白胡椒の香でもないけれど、

それと同じくらい華やかで芳しい。


気楽なところで一生懸命…と言うことで。

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麺戦記なども経て久し振りになってしまった「ヌプチェ」、
当初は「ちょもラーメンか干し鶏だなぁ」と考えて向かったものの、
ガラリ、戸を引いて入ってみると「新メニュウ」の告知。

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更に昨年、いろんなブログで拝見し、
非常に興味を持ちつつも食べ逃してしまった、夏メニュウの張り紙も。

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「さばレモン」!
食べたブロガーさんの評価も非常に良い感じで…
扉を開けて座席に着いて10秒後には、
眼前に佇む分かれ道の立て札が、
「ちょも or 干し鶏」から「豚 or さば」に変わっていました。


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悩んだ末の注文を済ませ、
先に頼んだ焼き餃子をあっと言う間に食べ尽くし待ちます。
「餃子の店」の様な皮の美味しい印象が記憶に残るタイプの餃子も好きだけれど、
いや、それこそが餃子のあるべき形だと思っていたのだけれど、
「ヌプチェ」で食べてみて、
そして皮が薄く中身がギッシリしたタイプも美味しいものだと思い直す事が出来ています。
これ、ホントうまいンです。欠かせない。


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「豚バラしょうゆラーメン+メンマ」

メンマ増しにしたところ、
おそらく特色の豚バラ肉、チャーシューを全て多い尽くすビジュアルになった模様。
メンマの下に薄切りの豚バラ肉が何枚も入っていました。
スープは甘旨い感じ。
醤油らしい甘味もありますが、
スープがとても豊潤で、ニンニクフレーバーが対照的なベクトル軸に存在し、
甘く、旨く、ニンニクで辛くはないけれど、刺激的な部分もあり、
とてもバランス良く仕立てられていて、

「あっ、あまうまっ……よし!よし!今日の自分のチョイスは正解だった!!よっしゃ!」

…と言うのは、レンゲでスープをすくった最初の心境。
ショウガもスープの中で、ささやかな清涼剤となっていて、
本体の雰囲気を、その強さから崩したりせずに、ショウガと醤油の良い関係を、
しっかりと保ってくれて、改めて醤油が旨いと思わせてくれて、
実に良いです。

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麺は透明感ある、やや強い食感の麺。
口の中で、細身ながら“ゴワッ”とした暴れ方をします。
旨味の強いスープに強い麺の組み合わせ方。
麺を楽しくすすっていると、歯が小さな粒を噛みしだく瞬間があります。
ラーメンの写真、中央部に見える灰色の粒。
これが「コリアンダーシード」で、
時折、不意を狙われて噛み砕く感じ。
すると花椒ほど痺れず、白胡椒ほど苦味と辛さを感じない、
けれど非常にスパイスフルで鮮烈な香が鼻腔を駆け抜けて行きます。
これが何とも気持ち良い。
あとから伺うと「豚と合うんですよね~」と店主殿。
この僕には新しい食材「コリアンダーシード」、とても感動しました。
面白い食材、珍しい食材ですが、とても効果的に1杯を食べさせてくれると思いました。
こんなに美味しくは出来ないけれど、
自作ラーメンで試してみたい、
もっと豚とコリアンダーの可能性を研究してみたい!…と思いました。

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そして、替え玉をお願いしました。
これを1玉食べても、
「まだ行ける、まだ食べたい」と思える求心力がありました。

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YOKOさんはお気に入りの「海老塩ラーメン+メンマ」で。
到着前は「つけ麺気分」だったそうですが、
少し肌寒い気候に感じたんだそうで、こちらを。
やはり、海老の香はたまらんですね!
満足げに食べ干していました。


次回は必ずや「さばレモン」と誓ってお店を後にしました。
いやはや、是非共今夏は食べますぞ!

その後、
安曇野みさと温泉・ファインビュー室山に向かいますと、
しばらく訪れなかったうちに、休憩所に変化がありまして。
ドリンクディスペンサーが1台変更、
多様なディスペンサーから高級コーヒーディスペンサーに変わっていました。
100円で買える炭酸飲料が湯上りに重宝していたので、
ちょっと残念。

さてさて、
今週はなかなかどうして、仕事から帰る時間が遅く、
余裕があれば日本酒、ウイスキー、
そして、
ちょっとした機会があって焼酎を飲み始めたら、それも実に美味しいと気付き、
銘柄だけでいけませんが、
取り寄せた八幡、鷲尾、長雲一番橋、青鹿毛を飲み比べるなどして、
ブログの更新がのんびりになっておりました。

では、次回まで暇を頂戴致します。
再びお目に留まれば幸いで…
ありがとうございました。

ありがとうございました。

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2016年6月 7日 (火)

古城はけして古くない。(2016年3月21日・古城荘)


「古城」と言えば?

…「そば」かなぁ。
スーパーで売っているつゆ付きの生蕎麦。
子供の頃から、とってもお世話になっております。

「古城(こじょう)」は「ふるじろ」とも読むことが出来る訳で、

「あぁ、ボロいのか」と安易に思ってしまった自分を、

とても後悔しております。


気楽なところで一生懸命…と言う事で。
渋温泉、角間温泉を経て、三幸軒。
そして、帰りがけにもう1軒、温泉に立ち寄ってみようじゃないか…
…そう僕らは考えたりする訳です。

「古城荘」は、
高山村から松本方面へ戻る際にも看板を見掛けることもあり、
名前は知っていました。そう、ここを曲がれば到着するんだ…と言う事も。
何だか時代が付いたイメージがあること、
小布施温泉、子安温泉や七味温泉などの超個性派のお湯に近い地域にあって、
無色透明、突出した特色を感じにくい源泉は、
正直に申しまして、どこか食指動かず…と言った所でした。
それでも、コレクター心とでも申しましょうか、
「行ってみよう」と動いてみたからこそ、噺の幕が上がる訳で…。



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ちょっとだけ坂を登った先、
小高い山端に「須坂温泉・古城荘」はあります。
ちょうど法事のバスが玄関先のロータリーを発つところでした。
宿泊、宴会が出来る場所…と言うと、
地域としては重要な施設、と思います。

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「大浴場へ」

入ってみて、
そして知るのですが温泉が階下、階上にそれぞれありました。
フロントの方に聞くと、
「初めてでしたら、断然地下の大浴場ですね」との事なので、
“右の階段を下りきって”みます。
なかなか「下り切る」と言う表現も珍しいですよね。

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階下にある「音羽の湯」、増設されたあと、
新しい施設と言う雰囲気の浴室でした。
「古城」感は勿論なく、
「あぁ、勘違いしていたぞ」と心から思います。
熱めの湯がしっかり満たされている大きめ広めの浴槽で、
場所によって、
福祉的な観点からか、半身浴槽の様になっています。

更に小さい浴槽ですが露天風呂スペースも完備しており、
こちらはお湯が放流式となっている様で、
野外と言う事もあって、ぬるめ。
常にお湯の流れを体に感じる事が出来て、すごく良い。
立ち上がると市民プールが見えてしまう…
…と言う事は、市民プールからも顔くらいは見える様な眺望ですが、
いや、この露天風呂があるとないとでは大違い!
あって嬉しい!と感じました。

ただドライヤーの設備は宿泊施設がある…
つまり、
部屋ごとに備え付けのものを使うことを考えているのか、
数が少ないので、
ドライヤーを使う場合は、
持ち込んだ方が良いのかな、と思いました。
まぁ、常に持っていますが。

この階下の大浴場はフロントから近い場所にありますが、
階上の中浴場はやや遠い場所にあります。

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内湯「観音の湯」、露天風呂「五岳の湯」は、
階上に出て、林立する部屋の間を通り、
南館に到達。

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更にいくつか部屋の前を通って辿り着きます。
こちらがどちらかと言えば増築前…と言った感じかと。

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こちらが階上の浴室への入口。
脱衣所にある貴重品入れも、かなり時代の付いたものでした。

浴室の一部の壁面は改装を経ていて新しい雰囲気もありますが、
時代を感じる浴槽であり、造りであり。
女性は露天風呂に出るまで徒歩1歩ほどだそうですが、
男性側はその向こう側にあるので、
内湯から出て数歩歩くことになりますが、
その雰囲気は白骨温泉の泡の湯温泉旅館、
こちらも男性側の大露天風呂に出る時の様な感覚。
露天風呂までの「通路を歩く」…と言うアトラクションスタイル。
その先には階下の近代的な温泉設備とは一線を駕す、
木造りの露天風呂があり、風情があります。
露天風呂には泡付きがあり、心地好く入る事が出来ました。

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ロビーにある「古城荘」の額。
「音羽の湯」の廊下にも、
須坂の時代を感じる調度品が展示されているなど、
確かに時代もあるものの、
新しい部分、修繕改装も経ていて、
きっと市民に愛されている場所なんだろうと感じます。
人気に後押しされ、
並み居る強豪温泉が近隣にあっても、
ちゃんと生きている、伸びている温泉施設、と感じました。


さて、
本日は、ちょうどお時間となっております。
また次回、お目にかかれば幸い…と言う事で。
ありがとうございました。

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2016年6月 5日 (日)

湯巡りのち、いつものルートをキノコと共に。(2016年3月21日・三幸軒、善光寺屋酒店)


最近、事ある毎に思うこと。

信州のキノコは美味しいです。日々そう思います。
けれど、北信のキノコは更に美味しいんだと言う持論。
実体験から、ええ、そう思うんです。

気楽なところで、一生懸命と言う事ですが…。
続きの噺にて、ご機嫌を伺って参ります。
「Snow Monkey Beer Live」から「渋温泉・九湯巡り」と来て、
「角間温泉・大湯」をも経て、中野市に入りますと、
今日の噺の幕開きと相場が決まっておりまして…。



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3月の月替わりランチメニュウに惹かれて、
お馴染み、信州中野「三幸軒」さんにやって来ました。

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欠かせない「三幸軒サラダ」からスタートです。
ここにもキノコが入っております。
素揚げしたキノコの風味が本当に良くて!
YOKOさん共々、とてもお気に入りのサラダ。
こちらは今回の主題の限定メニュウとは違って、
レギュラーメニュウなんです。
メンマの歯応えも実に良い。

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YOKOさんは「豆腐ラーメン」を選びました。
「結局、米龍は食べられなかったね~」と、少し残念そう。
僕らのスタンダードは、そんな訳で「三幸軒の豆腐ラーメン」になっています。
北信のあんかけ文化の中から生まれたであろう逸品。
YOKOさんは、
名物の「五目焼き」と「豆腐ラーメン」が、特にお気に入りみたいです。

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僕はお目当ての3月の限定メニュウを!
平日に供されるものですが、
あらかじめ、
北信遠征の日取りが決まって後、早い段階で予約させて頂いて、
休日にありついています。とても有り難いことです。
平日に中野市に訪れることは、なかなか難しいので…。

「中野産きのこたっぷり油林鶏・ラーメンセット」を!

「食酒楽会」にもゲスト出演された「竹内きのこ園」さんのキノコを用いた油林鶏!

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本体であるはずの油林鶏が見えないくらいキノコたっぷり。
種類も多いです!
ヒラタケ、エノキダケ、ハクレイタケ!
どれも非常に香高く食感も良いもの。
家で食べるそれ以上に美味しいキノコであり、
料理人、プロが調理するからこその歯触りの実現であり。
上から掛けられているタレも、甘みは深く、
辛味はピリッと感じる速度が急峻なタイプで、
甘味に相対する敵役として、良い味わいを醸し出しています。

油林鶏、僕にとっては非常に思い出深いメニュウ。
けれど、常々限定メニュウに惹かれてしまって、
なかなか再食できていないメニュウでもありました。

中野市に遊びに来る様になって間もない頃、
岩清水の小古井杜氏に「三幸軒」に連れて来てもらって、
「これが僕の定番なんです」と言うことで、
「五目焼きそばと焼き餃子」を頼み、
そして、上野さんに、
「何かおすすめのおかずを、もう1品お願い」と注文しました。
そうして出て来たものが「油林鶏」だったんです。
美味しかったなぁ。

そして、今日も!
ご飯がいくらでも入って行きそうな一皿でした。
甘辛さの塩梅、
キノコの食感と揚げた衣の食感、
ソースでしんなりしながらもエスニックさもある酸味が付いた衣、
そして鶏肉の程好い弾力の食感と…それぞれの特長が生きていました。

そうそう。
とても香が良いソースだったので、
「あぁ、少量パクチーも入っているのかなー」と思うほどでした。
食後に、「パセリ」だけ使っていると聞いて、とても驚きました。
それほどに芳しい。
酸味、酢や葱の塩梅との組み合わせが、まさに妙味だったと思います。

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続いて、善光寺屋酒店さんへ。
中野土びなのお祭り時期で、
とてもお忙しそうにされていましたが、
ご縁がやはりあるのか、
嬉しいことに、善光寺屋の旦那に巡り合う事が出来、
お話を伺う事が出来ました。

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気になったお酒があったので、購入しました。
大信州酒造の純米吟醸“槽場詰め”を。

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27BYの造りのもの、
1年、低温の冷蔵庫で熟成された26BYの造りのもの。

飲み比べた日のTwitterより、以下。

まず27BY、熟成前のお酒から。

「今晩は信州松本・大信州の飲み比べ。
 大信州特有の香に白い花をイメージする香、
 ほの甘く、優しく盛り上がって、
 最後はキレ過ぎないくらいに程好くサバケて行く。
 美味しいですね!程好い綺麗な印象が続きます。可憐!」

続いて、26BY。低温の冷蔵庫で熟成されたもの。
「続いて、1年前の造り!香は程好く熟成した形。
 練ったキャラメルみたいな香、琥珀の輝くイメージ。
 膨らませると爽やかな林檎。ボリュームある旨さ。
 善光寺屋さんの言う通りの美味しさだ!
 この大信州、良いね!美味しい!
 ゴールデンパインみたいな香も。これ、すごく好きだなぁ」

…とのこと。

これであと「井賀屋酒造場」に遊びに行けば、
「食酒楽会」のお三方揃い踏みなのだけれど、
造りの季節は、どうしてもお邪魔したくないので…
一滴入魂、本当に懸命に醸しておいでの小古井宗一杜氏。
「造りの冬は行かない」ことと自分に決めています。
上野さん、善光寺屋の旦那に聞いても近況は分かるので、
応援する気持ちを込めて、祈り、いつも中野市を後にしているのです。

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善光寺屋さんの店っ先に猫。
時折こちらを振り返り、気にしない様で気にしている様。


さて、この後、5月に「食酒楽会」があり、
そちらにも遊びに行っておりまして。
このブログを裏で書きながら、
こうして脇に日々の美味しさの記事を挟んでおりまして。
本日は、ちょうどお時間となっております。
また次回、お目にかかれば幸い…と言う事で。
ありがとうございました。

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