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2016年3月20日 - 2016年3月26日

2016年3月25日 (金)

かっこいいファストフード。(2016年2月26日・支那そば太郎)


飾らないカッコ良さってありますよね。

「ども」

「いらっしゃい」

「チャーシュー麺、大盛り」

「はい」

しばらくの間。

「はい」

1杯のラーメンが目の前に置かれる。
後からサラダが出て来る。

「サラダです」

「いただきます」

麺やスープをすする音。
また、他の来客の音、別の注文が入る。

「いただきました、お代置いておきます」

店主、目で確認。

「ありがとうございました」

客、立ち去る。

無駄のない、まるで映画のワンシーンの様な空間。

その雰囲気を例えるなら、

「かっこいいファストフード」…の様だと思いました。


松本平の老舗のラーメン屋さん…と言うと、
どんなお店が思い浮かぶでしょうか。

松本だと「あさの」「しず本」「わかまつ」「ラーメン藤」、
「とりでん」「麺屋 直」「鹿児島ラーメン桜島」、
安曇野市なら「トリデン」や「いけまつ」とか、もっとありそうです。
どこのラインで「新しい」と「古い」を分けるかも人それぞれ。
「分福」もどっちかなぁ。もう、ずっと前からある気がします。

不思議な事に住む地域によって、如何に知られた老舗と言えども、
知らなかったり、食べた事がなかったりする…と思うんです。

安曇野みさと温泉・ファインビュー室山に行く、
また同地域なら、松本に住んでいた頃にお世話になっていた、
せきざわ歯科医院に行く、
そうした際に、目にしたことがあったし、
古びた外観にしては並びも出来ていたし、存在は知っていたけれど、
1度も行った事がなかった、聞いたことはあったけれど、
それだけで終わっていた…
「支那そば太郎」と言うお店、僕にとってはそんな位置付けでした。
興味はあるけれど、当てのない“いつか”に行きたい。
そんなところで。

ファインビュー室山の営業時間が冬期時間として30分早仕舞い、
21時30分までとなり、
迷いや罪悪感なく、目的のために、
金曜日に定時ダッシュが出来る様になった最近。
「ヌプチェ」に足を運ぶ中で、
19時30分閉店の「支那そば太郎」にも間に合う事が分かりました。

“分かった、気付いた”…これも何かの縁。

久し振りの初めてのお店で、
ドキドキしましたが、今思えば、それもとても楽しいものです。

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「支那そば太郎」へ。

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壁に掛かるメニュウ。
いたってシンプルな構成ですよね。
ライスや餃子などもなく、ただ麺あるのみ。
「支那そば」か「みそラーメン」か、
そして「チャーシュー」を増すのか増さないのか、
量は通常、大盛、特大か…それだけ。

1ランクサイズアップすると200円増しになる…
これは辰野町小野のみさき食堂と同じ設定ですね。

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L字のカウンターだけのお店です。

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僕は、チャーシューメンを大盛にて。
煮豚系のチャーシューのぶりっぶりに強い食感が、
何とも言えずにウマイですね。
ノーマル状態を頼むのも良いのでしょうけれど、
素直に「チャーシューメンってご馳走じゃん!」って言って喜びたい。
頼みたい心持ちになります。
豚と香味野菜でしょうか…
逆に「鶏ガラのみ」とは思えないスープの旨さと匂い。
後から香味油を付け足すタイプではなく、
スープ、タレとして完成されたものを合わせていて、
自分自身、自作ラーメンを作る際には、
色んな小細工をしてしまうのだけれど、
ごくシンプルに、でも最高に旨い1杯に仕上げてある様に感じます。

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ラーメンだけれど、ご飯ですね。
麺は硬いか、柔らかいか…と問われたなら、
「柔らかい」と答えたい加減ですが、
このスープには、歯応えがしっかりしたチャーシューには、
この硬さがベストであろうと感じます。
丼飯を掻き込む様な快感を、
麺を拾い上げ、頬張って行く、貪る快感は等しいものと感じました。
これは毎日食べても飽きないですよ。
よくそう言う形容詞で例えられるけれど、
本当に、おやじさんの顔を見に来るように、
特別、コメディアンの様に愛想が良いとか、
話好きとかないのでしょうけれど、
日常の中にあって、他に替えが無いラーメン。
そう思うんです。

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YOKOさんは「みそラーメン」を。
茹で野菜は、
茹で置きのものなので、スープの温度は、
やや低くなってしまいますね。
具のほとんどが基本の「支邦そば」に乗らないものばかり。
味噌は甘味が主体で、こちらも麺によく合うものでした。

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他の注文もあったので、
「サラダ」は、ラーメンより後に出て来ました。
お隣のお兄さんの場合は、
ラーメンより先に出て来たことになるから、
それぞれのタイミングで…と言った所でしょうか。
ラーメンのタレを少し感じる醤油味のドレッシングとキャベツの千切り。


ご馳走様でした!

かなり気に入りました。
閉店時間19時30分を前にしても、
ちらほらとお客さんが入り、途切れる事がありません。
この地域の“胃袋を支える”…本当その通りだと思います。

すぐ裏手にある「ヌプチェ」も、
僕もYOKOさんも好みのお店。
美味しいですし、益々迷ってしまいます。

ご案内の方には、
今更…なのかも知れませんが、僕らにとっては新しく知ったお店。
また食べに行ってみたいと思うお店でした。


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2016年3月23日 (水)

春嵐の河津桜に出会う。(2016年2月17日・河津桜反射炉沼津港旅行その1)


河津桜祭り開催中の静岡県賀茂郡河津町へ。

昨年感動した「河津桜」に再び出会うために。

信州松本の桜の開花予想は4月に入ってから。
今、福岡を皮切りに日本列島で開花宣言が北上していますよね。

信州に居る僕らとしては、
ひと足もふた足も早い冬に満開を迎える桜は、
春を待ちわびる寒い地域に生きるからこそ、憧れであります。
ええ、今年も楽しんで参りましたとも。

世に、暖冬だと言われておりますから、
昨年より少し早い時期に宿を取り、
開花の様子をウェブ上で毎日チェックして楽しみにして。
ちょうど「見頃」の宣言が為された日に……
これは上手く行き過ぎましたね、僕らは辿り着くことが出来ました。

さて、今回は旅程全てを5回に分けて申し上げます。
気楽なところがよろしいんじゃないか、と言うところ、
一生懸命に申し上げることにしております。
まずは、第1回。
2月17日の昼の食事と河津駅周辺の桜模様、
どうぞ短い時間ではございますが、
最後までお付き合いくださいませ。


ちなみに、昨年の模様。

「 河津町の夜桜…2月28日、満開の桜。」
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/228-d487.html )

「 河津町の桜…3月1日、満開の桜と大楠の力強さ、三嶋大社へ。」

( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/31-6fe2.html )


前回の反省点として、
土日はやはり相当に混むこと、
土日は想像以上に天城越えが過酷だと言う事を学びました。
途中の食事を入れたにしても、
まさかの移動に8時間45分は、たいへんなことでした。

今回は、平日に予定を入れたこと、
かつ早い時間帯での…例えば、
前回の目標時刻はチェックインに合わせて15時でしたが、
これもあまり賢い判断ではなかったはずで…
お昼ご飯を河津町で食べるつもりで、
目指せ、11時から12時ごろと言うお出掛け。

すると、予定通りにタイムロスなく到着する事が出来ました。
その時間にして4時間15分。
もちろん、ルートは三島市から天城越え、全く同じ道順です。

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町営の駐車場に車を停めます。
歩き出してすぐの写真。
咲く河津桜の色合いに胸踊らないではいられませんでした。

街に入ってすぐは、
駐車場を探すなどして…
この通りを直進、河津駅を過ぎ、
突き当たり、海、水平線によってT字交差点になっている地点で折り返して…
前回は夜に到着して、
翌朝、雨の中を三島へ移動した流れでしたから、
初めて見る河津町の繁華街、交通安全以外に目のやり場などなく、
「着いた」と言う感動もなかったものでした。

こうして地に足を着けてこそ、移動達成と言う安堵感が生まれ、
陽気に浮かれて花見もしようぞ、と心境にも至ります。

この日は駐車場のおじさんでも「こんなの初めてだよ!」と言うくらいに、
凄まじい春の嵐、強風の河津町でした。
河津桜の花期の長さは、花が一斉に咲くのではなく、
ひとつの木の中で、少しずつ時期が異なりながら咲く…と伺った事があり、
風で散る心配はありませんでしたが、
YOKOさんは、目に、コンタクトレンズに砂が入ると困っていました。

「YOKOさん、そんな事より桜だよ!咲いているよ!」

…と興奮気味に僕は声を掛けていた様に思います。

目で見るものなのに、目が痛いと言っているYOKOさんに、
随分と無理を言っていたのだと…今更ながらに思います。
そう、桜に興奮していたんです。ええ、違いありません。

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河津町の交番横の桜。
街中に桜が溢れている。
河津町に再びやって来たんだなぁ…と思います。

朝早く出て来たこともあり、
11時過ぎでしたが、早々にお昼ご飯を食べる事にしました。
「どこが良いか」…
リサーチして来てはあったのですけれど、
先ほど、駐車場を探す際に見つけたお店、
近くのお店にしようと考えました。


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じっと猫の子よろしく干物を見るYOKOさん。
随分と立派な金目鯛の干物。
いや、これから干物になろうかと言う金目鯛。
この軒先が決め手となり、
実は目星を付けてあったお店ではなかったのだけれど、
飛び込んでみることにしました。

実はこれが大正解で、
その数分後にはもう1組入って満席、並びの状態に。
平日のお昼前でしたが、
河津桜祭りならではの混みあい方…と言う所でしょうか。
タイミング良く、食事を摂ることが出来ました。

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伊豆の海を喰らう
海鮮料理・魚貝どんぶり
「吉丸」さんと言うお店。

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漁師さんのお店なのだそうです。
金目鯛と丼ものなど。
夜ならば、金目鯛の味噌焼きや西京焼きがあります。
そちらも食べてみたかったなぁ。

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僕は、「金目鯛の姿煮御膳」を。
“人気No.1まるまる一尾、食べ応え満点”とのこと、お値段2300円にて。

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金目鯛の魚らしい風味が、
まず甘く煮付けた匂いより先に口の中に飛び込んできました。
身も硬くなり過ぎず、柔らか。
味が強すぎないくらいの染み込み加減で、
煮付けの味わい、魚らしい風味を美味しく頂く事が出来ました。

ふのりのお吸い物も、内地信州ではお目にかからないもの。
お店でパッケージングして、
お土産として販売しているのは、流石観光地と言ったところですね。

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YOKOさんは、「金目鯛のひもの御膳」を。
“自家製・天城天然水使用・完全天日干し”とのこと、
こちらは2000円にて。

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煮付けに比べて時間が掛かる様で、
しばらくしてから登場しましたが、
焼き目を割いて身を取り出した時の香、立ち上がる湯気、熱さ、
たまらない美味しさがありました。
YOKOさんの嗅覚が呼び寄せたとしか思えないくらい…
煮付けは、その日の宿でも食べる事が出来たけれど、
金目鯛の干物、そして大きなサイズ、なかなかお目に掛かれない…
…とは後から、花見がてらのお散歩で知ること。

塩そのものがとても美味しく感じました。風味極上。
おまんまにも酒の肴にも良い。
海辺の地域を羨ましく思う瞬間でした。

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食事を終え、腹ごなしも兼ねてお散歩を。
南に進路を取って、改めて伊豆急行伊豆急行線「河津駅」へ。
頭上のホームから、続々とお客さんが降りている…
それを案内する声が降り注いで来ました。
「こうしちゃいられない。僕らも、もっと桜を見なくちゃ!」
…なんて思ってしまいます。
そう、桜は逃げないけれど、気ははやる…日本の春らしい心持ち!

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もう200m先も行けば海が見える場所。
こうした高い位置へ線路を用意することには理由がありそう。
高さに訴えかけるからこそ、
街を有効に使うことが出来るのでしょうし。
こうした組み上げられた人工物の雰囲気、嫌いじゃありません。

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河津駅、線路の下を通って右手に。通りの方へ。


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「河津桜」について書かれた碑。

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場所によって咲き具合はそれぞれでしたね。
この駅前の桜は、ようやく咲き始めた頃合。

屋台もいっぱい並んでいました。
金目鯛の干物も売られていて、
先ほどの美味しさがまだ頭の中にも口の中にもあるから、
「お土産に買って行こうかしら」と思うものの、
ついぞ先程よりも随分小さく見えてしまいました。
飲食店さんが「これぞ、我が店」として出してくれるもの、
軒の露店で、大量に販売されているもの…
…ちょっと違うのかなぁ、と思えてしまって手が伸びませんでした。

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線路沿いに歩いて突き当たりまで。
この先には河津川が流れています。

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右に曲がったところ。
河津川沿いもお花見の名所スポット。

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花が集まる所に人は集まりますね。
左手に土手、お散歩コースとして整備されています。

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河津桜と菜の花。
昨年も思った事ですけれど、
菜の花の黄色、緑もすごく綺麗に栄えますね!
春色を添えます。
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桜に寄って撮ってみました。


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もう少し歩いた所で、
風の強さに負けて、脇道に逸れます。

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「海抜6.2m」と言う表示は、
常に標高700mくらいに住んでいる僕らにとって、信じられない値ですね。
先の写真では光に紛れてしまっていたので、
カメラの設定を変えてもう1枚…と支度をしていると、
カメラに写る先行したYOKOさんの様子がおかしい。
何か、嬉しそうに喜んでいる声が風に乗って聞こえます。

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なるほど、
小さな商店の看板ワンコにメロメロにされていた模様。
とっても人懐っこい子で、いっぱい撫でさせてもらいました。
お店のおじさんは、
昨年の写真を見せてくれて、
「大きくなったでしょう!」と我が子を自慢するよう。
良いですね。
河津町、それなりに長閑な街だと思うんです。
それを表すような出来事。
街を上げて、僕ら観光に訪れる人々をもてなしてくれている…
そんな風に感じました。

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その道を真っ直ぐ進んで、「河津町立南小学校」の桜。

そうか、河津桜は花期が長いから、
この小学校を卒業する生徒さんは、
河津桜を眺めながら卒業までの数週間を過ごし、
そして、校門に咲き続ける桜を背にして、巣立って行くのですね。

…そう、信州生まれの自分にとっては、
夏休みの短さと同様に、
「サクラサク」のイメージ、全く無いです。ニュースの中の世界だけ。
どちらかと言うと入学式に桜ですね。

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更に先、
交差点を右折して元々車を停めた駐車場まで戻って来ました。

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目線の高さに河津桜があるので、
何枚も写真を撮ってみて、いちばん良い仕上がりになったものを。

2月17日、日本列島は冬。
河津桜は、一般に「桜」と呼ばれるソメイヨシノなどに比べて、
濃い色合いの花を付ける…様な気がします。

僕らは、
お宿のチェックインまでの時間があることから、
とりあえず宿に車を置かせてもらい、
町内唯一の日帰り入浴施設、
「踊り子温泉会館」で、ゆっくり過ごすことにしました。

さて、そのお話は次回に。

本日のところは、ちょうどお時間となってございます。

ご高覧、ありがとうございました。

ありがとうございました。

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2016年3月21日 (月)

月の兎の鯖+白湯の食べ比べ(2016年2月12日・月の兎影)


これって奥深いと思うんですよ。

素体は同じなのに、

こんなにも色を分ける。

ラーメン屋さん、そう専門店って凄いなぁ…と思う食べ比べ。


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金曜日恒例、麺曜日からの温泉コース。
この週は、南松本の「月の兎影」へ。

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2月3月の限定なので、
既報のままであれば、今月いっぱいの限定メニュウ
「トムヤムラーメン」
…これを目当てに出掛けて行った日でした。
辛い物が好きなYOKOさんは、目を輝かせていました。

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自分はいつも通りに「あさりつけ麺」にしようか…
…そう思って来店していたものの、
「トムヤムラーメン」は、
この「節と白湯の中華そば」がベースになっている…とのこと。
自分の場合は「あさりつけ麺」が9割くらい、
限定や中濃とんこつが残り1割くらい、
本当に「あさり」に魅了されているので、
ベースの「節と白湯」は実は食べたことがありません。
特に「節と白湯の中華そば」は、
お値段が同じで、
ノーマル版と「白湯多め」のバランスで食べる2種が存在します。
この「白湯多め」…鶏スープの割合を多くしたバージョン、
誉めているSNSを拝見した事があり、
「これは、食べてみたいな」と思いました。

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「節と白湯の中華そば・白湯多め」
満月…味付煮玉子の代わりに、玉葱のトッピングで。

実に満足度の高いスープでした。
コラーゲンがよく抽出された、
いわゆる「口のまわりがペタペタする」くらいの濃さ。
節スープで合わせている分、
重厚になり過ぎず、節の香が立ち上って、実に良い塩梅。
これは旨いです。
食堂の様な「中華そば」では勿論ないのだけれど、
「あさり」や「中濃とんこつ」のラインから言えば、
紛れもないスタンダードラインに感じました。
それでいて、鶏の押しの旨さに浸る。

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麺は「あさり」と一緒と思われる、
不規則なウェーブが掛かったもの。
この麺、すごく好みなんですよね。つけ麺もこの麺です。
よくスープを持ち上げてくれました。

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替え玉もお願いして、しっかり堪能。
替え玉、茹で上げ直ぐをスープの上から乗せて混ぜるのだけれど、
それでも麺の香が勝ちますね?
その一見アンバランスになった瞬間でも、
それはそれで、麺の味が一層生きて届くので、
そう、僕は「大盛り」より「替え玉」が好きなんです。
やっぱり旨い。

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YOKOさんは「トムヤムラーメン」を。
見た目、具材も全く違いますよね。
こちらも満月の代わりにメンマと言う注文にて。

辛味はそれほど強く感じません。
YOKOさんが9割近く注文するメニュウ、
「辛みそとんこつ(白)」の方が、辛く感じる印象でした。
辛味より印象的に感じたのは、酸味。
「トムヤムクン」をイメージしている訳ですから、
レモングラス系の風味と共に、酸味が割合に強く届いて、
それは鶏や節のベースをマスキングして、
非常に“それっぽい”仕上がりなのだけれど、
ちゃんとラーメンの味付けを持っていて、不思議な感覚。
でも美味しい。

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麺は「あさり」や「節と白湯の中華そば」と同じ。
より食べ比べるには適していました。
麺の味すらも違った印象です。
知っていても、これは体感するとなお面白い。

パクチーの清涼感ある香も手伝い、
おそらくは辛味も控えめなのって、
きっと「後を引かない」ってこと、
爽やかな印象で食べ終わることをデザインしているのかも知れませんね。
辛さと酸味が適度に強過ぎないからこそ、
パクチーやエビなどのシンプルな素材も活きている様に感じました。
辛過ぎると、
いくら清涼感のある素材を合わせても、
口の中の辛味が残って、印象も「辛い」で留まっちゃいますもんね。
実に興味深い。


食べ比べ…には違いないけれど、
見た目も味の印象も全く違う食べ比べ。
きっと何度も味の調整やバランスって見ていらっしゃるんだろうなぁ…
…と思うんです。
ベースが同じで、同じ様な味って、「そりゃそうだ」って思います。
それを「全く印象が違うね」と感じさせる造りの良さ。
堪能しました。


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