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2016年12月31日 (土)

年の瀬、戸倉上山田温泉街紀行。(2016年12月28日・大黒食堂、戸倉上山田温泉で3湯)

 
 
 
美味しくて、嬉しくて、打ち震える。
 
 
 
 
えー、誘惑箇所の多い中でございます。
暮れ押し迫って参りましたところ、
こうしていっぱいのお運び様で、誠にありがとう存じます。
気楽なところがよろしいんじゃないか…そう思うのですが、
一生懸命、書いて行くこととしてございます。
よろしく…、
えぇ、どうぞ、お付き合いくださいませ。
 
えー、
暮れには暮れの景色、と言うものがありますよねぇ。
盆暮正月は日本文化の風物詩が、多い様でございます。
暮れの晦日の取り締まりだてンで、大晦日が待ち構える…
そちらに向けて師走の半ばからすす払いだ、大掃除だ…
慌ただしく除夜の鐘まで駆けて、
新玉の春を迎えますてぇと、またそれはそれで忙しい。
けれど、暮れの忙しさに比べると、
頂きを登って行くようなもので、
ええ、元旦元日、これを頂上と置きましてな、
ゆっくりと下って行く、
明けてしばらくすると、のんびりとした春を迎えていることを実感する…
そんなところが季節の景色、と言ったところでございましょう。
 
「喧騒」もまた師走の名物と存じます。
慌ただしいけれど、苛立ちの少ない「喧騒」だと存じます。
祭りのそれに近く、
勇壮なものであっても、祝い事、神事の中にありますからナ。
 
温泉施設の中には、いくつか種類がございまして、
括っちまうと、湯に入って出るだけに差なんざございませんけれども、
ホテルや旅館の施設を間借りして入る日帰り入浴と、
元々、日帰り入浴専門で建てられた温泉施設と、
「共同浴場、公衆浴場」と呼ばれる、
地域の皆さんの為の、毎日入る為の温泉施設と…
こんな分け方があるんじゃねぇかと存じ上げます。ええ。
お値段からしたら順に、松竹梅に格付けされるのですが、
お湯は、温泉はそれぞれですからナ。
こと、泉質は共同浴場の方が良い場合が多いですわ。
ホテルなどの大規模施設は必然的に浴槽が大きくなる、
するってぇと投入するお湯の量が増えるだけでなく、
まぁ、小難しい話になりますが、
保健衛生の観点からも循環設備が要り用になったり致します。
共同浴場なら、
浴槽も小さいから、源泉そのままだったりする訳でしてね。
 
千曲市の戸倉上山田温泉郷、
こちらは市内に共同浴場がたっぷりとございます。
温泉文化が地域に根付いていて、
それこそ風呂桶ひとつで手拭いを肩に引っ掛けて、
ぞろっぺぇ着物で出掛けている旦那衆がおります。
現代であっても、です。
 
温泉に満たされた風呂の中から、
年の瀬の会話をする沢山並んだ男の尻を見ながら、
ワイワイガヤガヤと…
いつもよりも慌ただしい、そう「喧騒」を眺めていると、
「あぁ、暮れて行くなぁ」と実感する訳です。
 
今年はやんごとなき事由がございまして、
大晦日の温泉へのお出掛けが難しいとなる…
「あぁ、今年の風物詩は体験できねぇんだなぁ」と、
ホントに肩を落としていたのですが、
「せめて、28日ならば出掛けられる」
「出掛けよう」と、
我が家のYOKOさんと話がまとまりましてナ、
巣穴から勇んで出掛けて行こうとなりますと、
噺の幕開きとなってございまして…。
 
 
 
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28日、冬の休みに入って、まずはウォーキングから。
今年の暮れ、正月は予報でも好天に恵まれている様で、
晴れやかな心地で、歩きながらポケモン散策。
 
 
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放射状の雲が珍しくて、撮影したりなんかして。
 
 
 
 
1時間程度の有酸素運動後、
高速道路、
姨捨サービスエリアのSmart I.C.を利用して、戸倉上山田温泉へ。
 
 
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お目当てとなった「大黒食堂」の駐車場はすでにいっぱいだったので、
観光センター前の駐車場を利用しました。
すると、観光センター自体は年末年始の休暇になっているのですけれど、
地元の福引を開催していて、とても華やかな空気。
カランカラン!と大当たりが出たのか、
どよめき、拍手に包まれる会場を見たりなんかして。
落語「御慶」や「富久」にも登場しますが、
「千両富、富くじ」、現代で言う宝くじも、暮れの風景ですね。
 
 
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歩いて5分くらい。
「瑞祥」の脇道を通って、「大黒食堂」へ。
戸倉上山田温泉には、それなりの頻度で通っているけれど、
お昼ご飯については、
なかなかタイミングが合わなくて、訪れるのは久し振り。
 
 
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きっともうすぐお役目を全うされる店内の達磨様。
運良く、2席だけ空いていて、相席は勿論のこと、
店頭で待つ覚悟もしていましたから、
店内で待つことが出来て、ラッキー…なんて思っていました。
 
 
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YOKOさんのワンタン麺セレクションの、
五本の指に必ず入って来る大黒食堂の「ワンタン麺」、
並々と器いっぱいに張られたスープは、
鶏ベースで、優しく胃袋に沁み込んで来るものです。
麺とスープの一体感、鶏の香が湯気と共に立ち込める…
何と言えない至福の一杯。
 
「31日来れなかったけれど、早い28日だから、これを食べる事が出来る…」
 
「31日より良いかも!」
 
今まで気づいていなかったですけれど、
ワンタンはてるてる坊主型なんですね。包み方。
お馴染み様で…松本市緑町の「廣東」のワンタン麺も、
同様の包み方で、スープの拾いぶりなど異なって、美味しいと思っています。
真似して家で食べ比べてみたので、
ええ、間違いないンじゃないかと。オススメ。
 
 
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僕は「ニンタレカツライス」を。
すごく久し振りに食べました。
大好物なんですが、どうしてもラーメンを食べたくて、
チャーシューメンを食べたくて、頼むに至っていませんでした。
けれど、
前回来訪時に「小ラーメン」なるメニュウ上にない注文方法が、
実はあるんだと確信して、
「ニンタレカツライスと小さいラーメンって出来ます?」と言う注文方法で、
「はい!出来ますよー!」とのご返答。
 
メニュウには「かつ丼と小さいラーメン」と言うセットメニュウだけ、
張り出されているんですよね。
他のメニュウにも転用可能な様子で、ラーメンもご飯も!…と言う気分、
満たしてくれます。
 
そんな訳で、
久し振りに食べる「ニンタレカツライス」、痺れるほど美味しかった。
醤油ベースの「ニンタレ」が最高に旨い。カツに合います。
元々、フライにソースではなく醤油を掛けることも好きでして…
醤油は、ソースよりもドライに感じますよね。辛口っぽく。
ニンタレ、更に辛く塩強めで仕立ててあって、
ニラ、小葱?が刻まれていて香も鮮烈で、カツに非常に合うんです。
ご飯の量も丼いっぱいにありますが、
唸りを上げて箸が進み、そして白米があっと言う間に消えて行きます。
 
やっぱりこれ、大好物です。
普段、天麩羅もフライも好んで食べたりしないのですけれど、
これだけは別、別格。大のご馳走です。
 
 
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こちら件の「小ラーメン」です。
なんと、ちゃんとチャーシューが2枚も乗ります。
通常サイズのラーメンと遜色ない…
…本当、ちょっとだけ小さいサイズ、と言う感じで、
すごく満足感高いです。
 
暮れに大黒食堂、これ本当に良いですね!
何より、まず最高に美味しいし!
帰省したお兄さんを連れた地元の方も居たりなんかして、
それもまた暮れの風景でした。
 
 
 
 
さて、それでは温泉へ。
魅力的な土地、戸倉上山田。
この温泉の良さが何よりも僕らを引き寄せてくれています。
 
 
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まずは改装を経て後、初めてとなる、
「新戸倉温泉郷・万葉超音波温泉」へ。
いちばん大きな変更点は露天風呂が新設されたこと、ですよね。
橋の上からでも、その存在が確認できます。
写真で見ると、「そんなに大きくないのかなぁ」と言う雰囲気だったのですが、
露天風呂、かなりの広さを持っています。
そちらに内湯よりも緑色の濃い温泉が投入されていました。
ビジネスホテルの大浴場よりも、場所によっては広いんじゃないか…と言うくらい。
内湯の浴槽3段は、以前と変わらず。
子供風呂が少し形状が変わったかなぁ、と言ったところ、
これまでの万葉超音波ファンも、これからの万葉超音波ファンも、
どなたも気に入る様な改装になっている、と感じました。
 
お湯も相変わらず。ちょっと熱め。
黒と白の湯の華が浮かび、薄緑色、火薬系の匂いがあります。
 
特徴的なパイプ組の固定シャワーも味があって好きだったのですが、
カランも一部を除いて新しくなっていました。
初めて見るタイプで、
旧来の温冷合わせた蛇口式の見た目ではあるのですが、
お湯はお湯で捻り、水は水で捻り、
温度を調整して使う…ここまでは旧タイプと同じ使い方、
この状態をキープしたまま、出湯を止める事が出来ると言う優れもの。
片方に捻るとシャワー、もう一方は蛇口。
真ん中にすると温度設定を維持したまま、停止…なんです。
隣合った男性は、それが分からずに都度温度調整をしていましたが、
これ、アナウンスあると更に良いかも、ですね。
 
 
 
 
戸倉上山田温泉郷に来ているのに、
1湯だけ入って帰るなんて勿体無い!…と言うことで。
もちろん、はしごを掛けて行きます。
 
 
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歩いたって超至近距離である、
新戸倉温泉郷・観世温泉2号泉、3号泉・戸倉観世温泉へ。
 
 
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年末年始の張り紙が出されていました。
勿論、暮れも明けても営業されています。
 
日によって差がありますが、
ここ最近ではいちばん緑が濃い主浴槽に出会いました。
少しぬるく感じたのは、万葉超音波でしっかり温まったからでしょうか。
 
浅い、足場のある方でなく、湯の出口からお湯に入ると、
いちばん深いが故に、更に濃い緑に見え、
身を沈めて行く、潜る様な…浸るまでの瞬間の景色が、結構好きなんです。
柔らかい硫黄の香、重く柔らかく体にのし掛かって来るような感触の温泉。
 
 
 
 
そして、三湯目。
 
 
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戸倉上山田温泉・公衆浴場かめ乃湯へ。
 
 
この日の男湯の露天風呂は、ぬるめで実に好みの塩梅でした。
客層に大学生や若い男性の旅行者さんが多い様に感じます。
藪から棒で地元のおいさんに話しかけられていましたが、
なかなか気骨のある子たちで、
「他に良い所ないですか?」なんて聞き、
坂城町の「びんぐし湯さん館」を紹介されていました。
ナイスチョイス。
6人か7人くらいの旅だったみたいで、
休憩所のしっかりした場所が欲しかった様子。
なるほど、「びんぐし湯さん館」ならバッチリですね。
ご飯も食べられますし。
 
 
これ以上ないくらいに戸倉上山田温泉郷を堪能しました。
気分はもう大晦日で、
明日から新年だ…と言うくらい晴れやかな心持ち。
31日じゃなくちゃ、喧騒を味わえない、季節の風物詩に出会えない…
…そんな風に考えていましたが、
いやはや、けしてそんな事はありませんでしたね。
もう休みの期間に入ったなら、もう暮れのムードと言うヤツなんでしょう。
 
さぁ、本日こそは暮れの大一番、
大晦日でございます。
本年もブログ「酒 宗夜」をご贔屓賜りまして、
誠にありがとう存じました。
皆皆様に置かれましては、
来年も変わらぬご愛顧を頂戴致したく、
また、ご健勝、ご発展を心から祈ってございます。
 
ええ、元気にいて頂きませんと、ブログも見て頂けませんからな。
 
それでは、そろそろ頃合、
ちょうど良いお時間となっております。
2016年の高座は、お開きとさせて頂きたく存じ上げます。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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