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2016年12月 1日 (木)

文化の日に安曇野を走る。(2016年11月3日・穂高、安曇野、大王わさび農場)

 
 
 
今の安曇野。
 
これこそ、文化。
 
 
 
 
 
えー、気楽なところで一生懸命と言うところですが…。
 
日の本一の晴天日と誉高い11月3日。旗日で文化の日でありますねぇ。
ご案内の通りでございます。
当日、日々練習しております文字について、
こんな風にしたためておりました。
 
 
Img_2629
 
 
「文化」と言う言葉を思い、何となく「文明開化」と言う言葉に繋がり、
そう言えば、都都逸の様に他の文句もあったな…とグーグル先生にお伺いを立てたところで…。
 
半髪頭をたたいてみれば、因循姑息な音がする。
総髪頭をたたいてみれば、王政復古の音がする。
ざんぎり頭を叩いてみれば、文明開化の音がする…
 
これは明治政府のちょんまげ廃止のスローガンだったそうで。
けれども、「文明開化」と言う言葉には浪漫を感じますよね。
それこそ、こう…イメージ優先ではあるのですが、
まぁ、ハイカラな言葉ですよ。江戸時代から近代に時代が変わる、
その象徴的な言葉ですからナ。
江戸時代の鎖国体制からの「開化」ですから…。
 
地元郷里と言えど、まだまだ知らないことはいっぱいあります。
信州松本に育まれて早幾年。
実はこれまで「大王わさび農場」に遊びに行った事がありませんでした。
社会科見学でもない。本当にナイ。
安曇野をどなたかに語る上で外せない名勝名所のお噂はかねがねでありまして。
 
少なくとも自分には大王わさび農場“開化”となりまして、えー、まぁ、めでたい訳でございます。。
本日の申し上げます体験と言うものは、
ワサビだけにピリリと目が覚める様な絡み(辛味)となりまして…
えー、ちょっと苦しいですかね、どうでしょう。
 
 
さて、いつもの気楽なふたりが1日の予定を決めまして、
まずは温泉、出掛けて参りますと噺の方は幕が上がると言う事になっております…。
 
 
 
 
 
本命は、目的は、改装されてリニューアルオープンを果たした、
穂高温泉郷の「しゃくなげ荘」改め「しゃくなげの湯」に行ってみようか…と言うことでした。
見所多い土地だから、
アートヒルズに行ったり、もうすぐ冬期休暇になってしまうけれど、
様々な喫茶店巡りも楽しかったり…
「しゃくなげの湯」以降はどうして過ごそうか、久し振りだと余計に迷ってしまうかたちで。
ローカルなテレビ番組で、
レンタルサイクル…貸し自転車に乗って、穂高を楽しむ姿をいつか見ていて、
「やってみたいね」と話していたそれを、
「天気も良いし、今日実現させようよ」…と決まって出掛けて行きました。
 
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穂高温泉郷・しゃくなげの湯。
今となっては従来あった…今もありますが、
「vif穂高」に隣接する施設となりました。
とりあえず、道路沿いの駐車場に停めたけれど、
見上げたその場所、たぶん露天風呂っぽい。
 
 
Dscn4400
 
道路側は裏側に当たる様で、
奥に回って、正面玄関。こちらにも駐車場があります。
 
 
Dscn4401
 
施設内に入って下足箱。
お洒落。
 
 
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突き当りを右に。
広い空間に出ます。
 
 
 
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温泉の日帰り入浴チケットの券売機、番台兼インフォメーションカウンター、
ショップ、食堂…などが、高い天井、広い空間の中にオールインワン。
 
 
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休憩用の椅子と食事処テーブルも同じ空間にあります。
この奥に食堂がある訳ですが、
昼時分には良い匂いが幾許か漂い、そそります。
ナイス作戦。
匂いがいちばん宣伝効果、ありますよね。きっと。
 
入浴料は、
安曇野市内にお住まいの方の利用が500円、
市外の方は700円と結構な差額がありますね。
長野県外ならともかく、長野県内では珍しいお値段設定だと存じます。
他には戸倉上山田温泉の「かめ乃湯」くらいでしょうか…どうだろう。
(かめ乃湯は市内250円、市外350円)
 
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ホールからは、また少し奥まった所にある浴室への入口。
貸切温泉もある様で、「暖らんの湯」と書かれた暖簾が左手奥に見えます。
 
設備が少し異なるけれど、
おおよそ同じ「石の湯」「木の湯」と名付けられた浴室があり、
差としては以下――…
 
石の湯:炭酸泉、塩サウナ
木の湯:シルク湯、遠赤外線サウナ
 
…と、これが日替わりなんだそうです。
シルク湯もかなりの炭酸感があるので、「どちらかだけが良い」なんて事はないと思います。
 
 
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湯上り、外の景色を眺めながらTwitterにメモ…と言う名のつぶやきを。
 
源泉名としては、
「有明厚生源泉及び国民宿舎有明荘源泉の混合泉」、
施設名は「安曇野しゃくなげの湯」が正式なところでしょうか。
 
木の湯側の湯温、内湯大浴槽は43℃、シルク湯は42℃、
ジェットバスは41℃弱、露天風呂の熱湯槽は44℃、ぬる湯槽は41℃くらいの設定。
それぞれ温度計が備えられていました。
 
露天風呂の造りは、どこか栄村の百合居温泉を彷彿とさせるもの。コンクリートっぽい硬質感。
シルク湯、大芝高原温泉・大芝の湯にあるミルキーバスとも異なる印象です。
ミルキーバスは37℃前後の湯温なので、そちらは大きな差ですが、
お湯の中で気泡を作り出している雰囲気のミルキーバスに比べて、
お湯の噴出孔から気泡が出ていましたので、
同じ白濁の浴槽でも気泡生成過程が違うのかも。
 
ジェットバスのハンドマッサージ部、
最初は気付きませんでしたが、是非、これは見つけて頂いて体験して欲しいと思います。
寝そべった際に、丁度手の平が収まるポケットがあり、
下からジェットが噴出、手が持ち上がるのですが、
ポケット状になっているので、ポケット天井に手の甲が当たり、
それ以上動きませんから、
水流に手の平を持ち上げられる様なカタチとなって、良い塩梅です。
冷たいヘッドレスト付きのジャグジーで、
熱さを感じるまでの時間がゆっくり訪れますから、
比較的、長くほぐしてもらう事が出来ました。
 
 
 
 
普通、運動をしてから温泉に行くと思うのですけれど、
そこは私共でございますので…。
 
Dscn4407
 
 
穂高駅前にやって来ました。
駅のロータリーには、
「しなの庵」のスタッフさんがお見えになっていて、
車の駐車場を案内してもらいつつ、しなの庵さんまで、
2名様、ご案内…と言うかたち。
 
 
Dscn4408
 
 
車種…と言いますか、車両タイプが選べるそうなのですが、
定番のママチャリを借りました。
 
お代金は後払いなんだそうです。
何となく、「何時間使います」と言う宣言の後、借りるイメージでした。
例えば、信州スカイパークなんて、そんなシステムですよね。
帰りの時間を区切ってしまうと焦る所も生まれると思うのですが、
そうして後払いにして頂けると便利に使える様に感じました。
いくら郷里とは言え、遊びは遊び。
“時間を気にしながら”…と言う遊びは、
追い立てられる様な心持ちで、あんまりよろしくありませんね。
 
Dscn4409
 
ごく緩やかな坂道になっている穂高神社前、
穂高駅前から続く道を降りて行きます。
そうそう「しなの庵」さんで、
大王わさび農場への地図も頂戴致しまして、至れり尽くせり。
その模範ルートにもあった通り、
行きは最短ルートで大王わさび農場へ、
帰りは同じルートを通らず、穂高川沿いを走るルートで楽しんでみたいと思います。
 
 
Dscn4410
 
 
久し振りの自転車。
最後に乗ったのは…いつだろう。
あぁ、YOKOさんと一緒になる直前くらい、ですかね。
 
新鮮さすら感じられる乗り心地。
風を切って、目的地へ向かいます。
 
 
Dscn4411
 
 
途中、通り掛かったお寺にて、大きな下駄を見付けました。
そう言えば、その番組でも立ち寄っていたっけ。
 
 
Dscn4413
 
 
「吉祥山東光寺」さんの「吉祥仁王様の下駄」と呼ばれているものだそうで、
下駄を履いて、お願い事を唱えると叶うんだとか。
「わ」ナンバーの若い方がドヤドヤと後からお越しになったので、
場を譲って、僕らは目的地への道へと戻ります。
 
 
Dscn4414
 
新興住宅街の様な場所を越えて、広い場所へ。
田んぼに囲まれた道。
季節が合えば、
ここはとても綺麗な景色に出会えるのではないでしょうか。
金色の稲穂に包まれる…そんな光景を想像できます。
 
 
この角を東へ…左に曲がります。
 
 
Dscn4416
 
 
この先に、大王わさび農場があります。あともうひと踏ん張り。
 
 
 
 
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大王わさび農場に到着し、正面右手にある駐輪場に自転車を停めます。
同じ「しなの庵」さんに自転車を借りている方が何名か先にお見えになっている様子が、
自転車にマーキングされたサインで分かりました。
 
 
何度となく手前の道は通っていますが、
人生で初めて「大王わさび農場」に足を運びました。
名物の「わさびソフト」も食べたことがありません。
むしろ、静岡生まれのYOKOさんの方が訪れた事があるくらいで。
 
 
 
Dscn4418
 
 
園内を見て回る前に、まずは腹ごしらえを。
道中、どこで食べようかと迷っているうちに、こちらに到着してしまいました。
何となく「小柴屋」に行ってみたいなー…なんて思っていたのですが、
そのお店は豊科でしたね。うっかりしていました。
 
併設のレストランに立ち寄ります。
 
 
Dscn4420
 
 
YOKOさんが選んだ「得々セット」は、
本わさび丼とわさびそばのセット。
 
 
Dscn4421
 
 
食べ方の説明書付きです。
 
基本的にレストランと言っても、フードコートの様な仕組みで、
食券を買い求め、番号で呼ばれるので料理を取りに行き、
食後は、自分で下げ膳をするセルフ方式。
メニュウもかなり絞っている様なので、
混んでいても回転は相当に良い様に見えました。
 
 
Dscn4425
 
 
新蕎麦などに見られる「緑がかった」色より、
もっと蛍光色的な緑色の強い「わさびそば」を使った、温かいお蕎麦。
なるほど、強くはありませんが、わさび風味が漂います。
 
本わさび丼は、どうなんでしょう…
山葵が好き過ぎて、
自分にとっては「足りない。山葵が足りない」と言う印象でしたが、
YOKOさんは「からいー!」と素敵な反応をされていました。
そうですね。お寿司で好きなメニュウは、
山葵入りのかっぱ巻、鉄火巻、山葵巻です。自分と言うものは。
YOKOさんが「ぎゃー!」と言うくらい山葵乗せますので、
自分を基準に考えてはいけない気もします。
 
そんな訳で、YOKOさんをして、わさびの香を食べやすいくらいで、
ちゃんと味わう事が出来た様です。
 
 
Dscn4423
 
 
自分は「わさびのちらし寿司」を選びました。
 
添えられた山葵を溶いて入れて…
「うん、ちょっと山葵が利いたかな」と言う感覚。
お値段増額で良いので、わさびオプションを是非お願いしたいです。ええ。
 
 
Dscn4422
 
 
信州サーモンと錦糸玉子の彩りが良く、
葉わさびが乗っていることがポイントですね。
 
 
Dscn4430
 
 
絵や写真、観光パンフレットでは何度も見る事が出来る、
大王わさび農場の農場たる景色。
 
初めて、この場に立ってみて、
「とても美しい」と思わないではいられませんでした。
わさび田の畝の緩やかなカーブ、整列した山葵の葉、
流れる輝く様に透き通った水…自然の恵みを目の当たりにします。
 
同時並行でやっぱりポケモンGOをちゃっかり起動しながら、
お土産物ショップに併設されたテイクアウトブースに移動します。
 
わさびソフトも、ここに来たら食べなくちゃ!
 
…と、完全に観光客気分。
 
 
Dscn4431
 
 
しかしながら、先んじてこちらに目移り。
 
 
Dscn4432
 
 
わさびコロッケバーガー、早速購入してみます。
ピタパンサンドなのですが、想像以上にボリュームがありました。
サイズは大きめ。360円なのですが、お得感ありますね。
 
コロッケは甘味のあるおじゃが部分の味わいが主体的。
けれど、自由に好きなだけ掛けられるソース…
カツソースと共に、オリジナルわさびソースが用意されていて、
特にマヨネーズ容器に入ったわさびソースは、
わさびの香が比較的芳しく感じられて、めいっぱい掛けちゃう…
そんな食べ方がオススメです。
 
 
Dscn4439
 
 
憧れていた…
信州にいて、県外の方と話す際も、
「わさびソフト、食べたことがありますか?」なんて、
会話のきっかけに利用したりなんかしているのに、
実は自分が食べたことがない、見栄を張っていた…と言う情けなさ。
 
今日から僕も「食べたことがある人」に仲間入りです!!
 
YOKOさんは「わさびの風味がするね」と言って食べていましたが、
ううーん…僕にはあまり。
ほんのり感じられるかも…と言ったくらいで。
色も手伝って、ミントと抹茶をほのわずかに混ぜたような雰囲気…でしょうか。
 
諏訪のイナゴソフトはイナゴがダイレクトに乗っておりますが、
だったら、粉わさびや生わさびがトッピングされていても、
もっと魅力的になるかも知れませんね。
 
 
さて、ひとしきり食べたので、お散歩の時間に。
 
 
Dscn4442
 
 
かの黒澤明監督の作品「夢」、
その最終章「水車のある村」の舞台になった水車。
この景色が多くメディアへの露出に使用されていますよね。
ようやく見る事が出来ました。
基本的に、大王わさび農場、入園料はかからない、無料ですから、
本当に何度も足を運ぶ事は出来たはずなのだれど。
 
実際に綺麗な景色に出会うと、
もっと早く見に来ていても良かったな、と思いました。
 
そして今は猫さんが園内をお散歩していると聞いていたのですけれど、
今日はタイミングが合わなかったみたいで、見る事が出来ませんでした。
 
 
Dscn4443
 
 
先程見たわさび田の対岸、反対側から眺めた景色。
正面奥の建物が先程、お昼ご飯を食べたレストランですね。
 
 
Dscn4444
 
奥の大王窟や大王様の見張り台を経て、
また入口付近まで戻って来ました。
 
「大王わさび農場百年記念館」
 
資料館になっていますが、
信州にならんで高名な伊豆、天城の山葵とは、
山葵の…イモの、種類、品種が異なるなど、
身近だからこそ知っている様で、
知らない山葵の知識が、色々と、とても興味深く拝見できました。
他にどなたもいらっしゃらなかったけれど…
でも、せっかく大王わさび農場にお見えになったなら、
立ち寄ることを、強くオススメ致します。
 
 
Dscn4445
 
 
さてさて、食べたいもの、見たいもの…目的を達したので、再び自転車にまたがりまして。
 
 
Dscn4446
 
手前の交差点を右に折れ、長い坂道の手前を左に。
「早春賦の碑」がある場所までやって来ました。
 
「早春賦」は、「早春に賦す」と言う言葉を表し、
「賦す」とは原義としては「漢詩をうたうこと、作ること」を意味するそうです。
「早春の詩をうたう」と言う意味なのですね。
 
1913年に発表された作詞・吉丸一昌、作曲・中田章作の唱歌で、
安曇野、また大町の早春の情景をうたったもの…とされているのだとか。
 
 
Dscn4447
 
 
ソーラー式のオルゴールがあり、ボタンを押すと「早春賦」のメロディを奏でます。
早春と違って、冬も目前、秋の日だけれど、
気持ちの良い空であって、風であって。
 
 
そのまま穂高川に沿って穂高駅方面へ戻って行き、
食事の時間も含めて全体を通して、2時間くらいの行程でした。
 
 
Img_2640
 
 
自転車を「しなの庵」さんに返却して、
同穂高駅前の喫茶店「ひつじ屋」さんでお茶の時間、ひとやすみ。
「しなの庵」の皆さんは、最後まで明るくテンション高めで、威勢が良いですね。
こうして穂高の観光の窓口となっていること、とても意義があることだと、
身を以って感じました。
同様に、ひつじ屋さんで休んでいると西からお見えになった方が、
観光の相談をされていたりもし、またこちらもそうした観光の窓口、
旅人さんが、より一層旅を楽しむためのお手伝いをされているご様子でした。
 
チャイとカフェラテで、ほっとする時間。
ふっと、打ち上げの様なものだから、
「あぁ、ビールが良いなぁ…」とは思うものの。
車で移動して来ていますし、夕ご飯時分まで我慢。
 
 
 
さてさて、そんなこんなで、1日の冒険を終えまして、
僕らが巣穴に戻って行きますところで、ちょうどお時間となってございます。
最後までお付き合い頂きまして、誠にありがとう存じました。
それでは、また次回。
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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