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2016年12月10日 (土)

「おつかれ」と言うと「タピオカ」と聞こえるファニーナイト。(2016年10月8日・アガレヤ)

 
 
 
 
良い夜風、良い出会い、良い酒、良い恵み。信州松本、最高デス。
 
 
 
 
えー、気楽なところで一生懸命と言うことですが…。
 
本日も相変わらずお酒呑みのお噂でご機嫌を伺って参ります。
先達て申し上げました、こちら…。
 
 
小倉の猫と箕面の猿で桃をカエルで。(2016年10月8日・沓掛温泉、Hop Frog Cafe)
 
 
こちらの続きのはしご酒、もう一段、申し上げます。
望み通り飲みたかったビールを楽しみ、意気揚々と、
いつもの気楽なふたりが戸を叩きますのは、「アガレヤ」さんで…。
 
 
 
 
 
冒頭、
「良い夜風、良い出会い、良い酒、良い恵み。信州松本、最高デス。」と言うのは、
分かる方だけ分かって頂けたら…に、なりますが、
「この素晴らしい世界に祝福を」と言うラノベがありまして…
まぁ、小説ですね。このアニメ化されたものが滅法良作でありまして。
体力魔力の限界で1日1発の爆裂魔法を使って倒れ込む、
その一言に近いテンションで、書き込みました。ええ。
 
そしてお題の「タピオカ」なんですけれど、
本当にそう聞こえたんですから、仕方がありませんよねぇ。
すごく酒を飲んだ、飲み過ごした…と言う程でも無いのですけれど、
無理なく程好く、たいへん良い心持ちで1日を遊び、
そして、巣穴に無事に戻って来る事が出来て、
一粒たりともタピオカが出て来る事がなかった1日ではあったのに、
不思議と最後のひと笑いがタピオカで、
寝落ち寸前、気合を入れて馬鹿を記録しておこうと言う…
そんなTwitterへの投稿でした。
自分は床に大の字で寝っ転がっていたことを覚えています。
 
この頃に、まぁ、今もですけれど、悩み事は尽きないもので。
その憂さを…浮世の憂さが浮かばれた夜でもありました。
 
 
 
 
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今宵の日本酒1杯目には、こちらを選びました。
僕は、信州中野・志賀泉“一滴二滴”本醸造、
YOKOさんは、信州信濃町・松尾・純米ひやおろし…にて。
 
縁付いて選んだ…そんな2本でした。
9月には信州SOULで中野市に出掛けていて、もちろん志賀泉さんのお酒も頂いていて。
更には、黒姫高原に出掛けているので、
銘酒「松尾」を醸す高橋助作酒造店は、すぐ近く…
遊びに行くことで、出歩くことで、
より多くの思い出が出来、土地に愛着が湧き…
思い思い選んだ日本酒でしたが、北信の恵みの2本を抜き出していました。
 
「松尾」は、相変わらず全体に綺麗な造り。
その綺麗さ、たおやかさが最後まで伸びて行き、程好い。
「一滴二滴」は、比べるとグッと来る押し味に秀でています。
最初の一杯と言うよりも、今時分の様な中間の頃合に、実に美味しい雰囲気。
 
 
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「アガレヤ」さんのお通し。
胃が温まります。
何気に、温かいものを入れた方が胃の活動を助けてくれる様な気がして…。
結構、居酒屋さんって冷たいメニュウも多いですから、
こうしたお通し、良いなぁ…と思うんですよ。
「食べない日ほど、翌日に残りやすい」…なんて思うくらいで。
 
 
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栃尾の油揚げ・はさみ焼き
 
ハーフサイズで。
これ、酒の肴にはちょうど良いンです。
前回食べて気に入ったのでリピートで。
焼いた油揚げが…アガレヤさんは炭火ですから、
よりカリッと香ばしくて、ンマイ…ご案内の通りですが、
山形の郷土料理の「ダシ」が加わることで、
塩気と野菜の香味が加わると、また一味、
食感もアクセントになって、オツなんです。
 
 
 
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山芋の炭火焼き
 
いつ頼んでも…ってそんなに回数重ねていないからいけませんが、
いつ頼んでもYOKOさんが、「やっぱりこれがイチバンだな」と呟くメニュウ。
駅前の「風林火山」に出掛けて行っても、
必ず「山千(山芋の千切り)」を頼むくらいですから、
大好物が更にひと手間加えられて出て来て、まぁ、気に入る訳です。
 
青海苔と荒切り山葵が実に良い薬味。山芋の風味と、よく合います。
 
 
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味醂干し
 
比較的、山芋は酒の肴になる前に食べ切っちゃうから…
あんまり肴らしからぬ、と言う我が家の状況。
鶏料理が名代のお店だけれど、
メニュウに魚があったのでお願いしてみることに。
 
日本酒と…
甘味のある、また塩気もある、脂もある…
この焼き物の要素を、正しく満たしたこれが、合わない訳がない。
 
 
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酔い加減と相談しながら、ふたりで1杯…と言うか、
僕自身がどうしても頼みたかった1杯をお願いしました。
 
千葉・甲子正宗・純米吟醸“KINOENE APPLE 秋のらいすわいん”を。
 
発売は昨年度から…でしょうか。もう少し前でしたっけ?
もし、今初めてのリリースなら、ピコ太郎氏の「PPAP」に合わせた名前や販促が打たれそうですね。
「Malic acid Junmaiginjyo」とラベルにあります。
(Malic acid = リンゴ酸)
 
リンゴ酸高生産性酵母「きょうかい77号酵母」を用いたお酒です。
リンゴ酸はワインに特に多く含まれるもの。
特長的で多量の酸の風合は、他の協会酵母で醸されたものとは一線を駕します。
以前に飲んだことはあったのですけれど、
信州中野・岩清水蔵の「ごわりんご、にわりんご」に出会っている自分としては、
小古井杜氏からリンゴ酸に関わる夢、希望や味わいなどを伺っており、
先んじて飲んでいた頃よりも、ずっとこの酵母で醸される日本酒に興味を持っていました。
 
岩清水と甲子正宗を比べてみて…記憶と照らし合わせてみて、
お酒に対するコンセプトが大きく異なる、そんな風にまず感じます。
 
甲子正宗は、データとしてもアルコール度数も14度と軽く、
「ごわりんご」は麹歩合が5割と言う事ですから甘酸のバランスが異なります。
「にわりんご」に対しては、
甲子正宗さんが通常程度の麹歩合で醸していれば、
ほぼ同等と言えるので、比較になりますが、
白ワインテイストに振っている甲子正宗と、
ごわりんごがあるからこそ、麹歩合の飲み比べとして、
しっかりとした力強さを背景に持たせたい「にわりんご」と…、
そんな個性の差が見受けられるでしょうか。
 
個人的な感覚ですが、
この「きょうかい77号酵母」による日本酒、その酸と香と言うものは、
熟成によって変化して来るもの…と思っています。
明確に飲み口、酸の雰囲気が変わると思うんです。
 
甲子正宗、酸は強く酸っぱさを感じますが、
秋になって酒全体にまろやかさが出始めていて、
前半、後半に酸の強さが主体となりますが、
中盤には、まろやかさが顔を出していました。
 
 
 
 
 
落語言葉って事もないけれど、
この後に出て来る「若い衆」は「わかいし」と読んで下さい。
単に「Young generation」と言う意味ではなくて、
お店の旦那、番頭以外は、「若い衆」と言うカタチかと。
「お店のお兄さん」と言う意味で「若い衆」と使います。
 
 
 
 
 
「アガレヤ」の旦那は、
お店が混んでいる時間となると、
お料理を作るのは旦那ひとりだから、
基本的には炭火の前にいなくちゃいけないし、かなり忙しい。
そうなって来ると、
目の前の若いお兄さんに聞いたりなんだりするのだけれど、
最近、行き先がわりと固定化されて来ていた僕らであって、
久し振りに、「相対する」心持ちになりました。
 
こう、一生懸命に話題を探って話しかけて来てくれる…
僕らも若い衆さんに聞く…受け答えをするのだけれど、
そりゃあ、顔は存じていても、
話す機会がほとんど初めてだったら、まごつきますよねぇ。
 
…お互いにちょっと緊張したりなんかして。
 
そうした酒場の空気、雰囲気が何だかとても新鮮で、今となってはすごく良い思い出。
 
そこにブログ「92の扉」のkuniさんがお見えになって、
その若い衆さんとkuniさんは何度も会って話をしている雰囲気で、
「おっ、ホッとしたぞ」なんて表情を伺ってみたりして。
 
…繋がって行く、そんな風に思ったものです。
 
もちろん、これは酔っ払いの僕の主観だから、戯言でしかないし、
本当はどうかなんて分からないし。
ただ、人と人とが会い、真剣勝負ほど命は張らないけれど、
二度とない時間を共有して過ごそうとするから、
楽しもうと言う心意気がぶつかる訳で…。
そうそう、アガレヤの旦那が忙しい最中に汗だくで、
「どうも、いらっしゃい!」って来てくれた事も嬉しかったなぁ。
 
街の酒場は交わる場所。
楽しさだけじゃなくて、どこかでは怒ったり悲しんだりもあるんだろう。
 
落語が好きで、
その中で言う「三道楽」が有名な「飲む、打つ、買う」であって、
どれかひとつでも凝ってしまうと身を滅ぼす…とはお馴染みの台詞。
「打つ」は違うけれど「酒を飲む、女を買う」は密接に絡んでいて、
「女を買う」と言う吉原を代表する遊郭での遊び、
この「遊び」と言う言葉の粋な使い方、雰囲気、重みを感じています。
 
アガレヤの旦那と若い衆さん、
僕らと、隣の客人kuniさんと…
もう、それなりにお酒が入っていたし時間も短かったし、
あんまり覚えていないのだけれど、
「楽しい」と言う思いがあって、真剣に遊んで来たって言える心持ちであって。
 
【遊ぶ】って良いなぁ。
 
だからこそ、
 
 
 
良い夜風、良い出会い、良い酒、良い恵み。信州松本、最高デス。
 
 
 
…――――であって、
「おつかれ」と言うと「タピオカ」と聞こえるファニーナイト。
 
 
 
オチにも何にもならない間抜けな事でも面白いと思う訳で。
 
 
 
 
 
 
さて、取りとめもなく語ってしまうといつまでも語ってしまいますので、
この辺りでお開きと致しましょう。
頃合ちょうど、良い時間となっております。
 
酒呑みがパァパァ語るだけでしたけれど、
最後までお付き合い下さいまして、ええ、どうもお疲れ様でした。
どうぞ、一献傾けて頂きたく存じ上げまして、それでは。
 
 
ありがとうございました。
 
ありがとうございました。
 

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