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2016年8月 9日 (火)

8月・月の満ち欠けラーメン(2016年8月5日・月の兎影)

打ち出された個性を楽しむ!
えー、
気楽なところで一生懸命…と言う事ですが。
「お好みのラーメンは」と言われて、
「醤油、味噌、塩」から選ぶような…
「ラーメン」と「中華そば」とは同じものと例えるような…
そう言う時代もあったんだね…と、
何かの歌詞の様に思うような、そんな心持ちが致します。
料理は元来、とても自由なものだと思わされているんです。
決まったレシピなどない無限なる素晴らしい世界!
オーソドックスな、定番なラーメンが良いものならば、
その対極の“そうではない”美味しさも、また表裏一体、良いものでしょう。
定番でないからこそ、その味わいに楽しみも見い出せる。
創意工夫を感じ、今ここでこそ!と言う味わいに喜ぶ。
…色んなお店が群雄割拠する世知辛い世の中ですよ。
「美味しい」と言う絶対正義の旗印だけではやっていけない。
「食べる事への興味」
「興味と言う好奇心を満たす料理」
「美味しい」に加えて、こうした需要があるから、
専門店の味、求めて求めてしまう味…と感じた次第。
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休肝日は麺曜日、
お馴染み金曜日にアタシ達が出掛けました場所は、
南松本駅すぐの「らーめん月の兎影」でした。
お腹を空かせた僕らが辿り着きますれば、
噺の幕開きと相場が決まっておりまして…。
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そんな訳で、
「8月・月の満ち欠けラーメン」のメニュウ。
先月の限定である
「柚子と生ハムの冷やし塩ラーメン」が続投されています。
これは6月の限定だった「トムヤムつけ麺」が、
7月も継続された流れと同様で、
結果、月替わりの限定ラーメンを2カ月楽しむ事が出来る事になっています。
誘惑箇所の多い世の中で、
毎日毎週の様に通えたなら良いのでしょうけれど、
そこはなかなかどうして。
期間が長いことは、食べるチャンスが増えると言うこと。
とても助かります。
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「柚子と生ハムの冷やし塩ラーメン」(満月なし)、
これはYOKOさんが注文したもの。
出掛けには「久し振りだから“辛みそ(白)”かな」と言っていたものの、
涼やかな見た目、塩の気分に従って、
こちらを選んだそうです。
写真より、もっと華やかな見た目が素敵です。
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麺は「あさり」系に使われる角断面のちぢれ麺。
しっかり締められていて弾力を感じます。
茹で時間が違うのか、つけ麺としてではなく、
スープに浮かぶと違うのか、
どこか食べ慣れているあさりつけ麺の麺とは、
似ているけれど違った印象でした。
器の底まで透き通って見えるスープは、
柚子の香と甘味が最初から最後まで感じられるもの。
大町の「横川商店」で買った事がある、
柚子の砂糖漬けを彷彿とさせるものでした。
苦味の湧き立つ柚子の個性を巧みに操り、
柚子らしさを感じながら、味には苦味を覚えず、
甘味が優先して舌先に乗って来る感覚です。
冷やし中華などのぶっかけ系のタレよりスープの塩分は薄く、
けれど、飲んでみても十分な旨さがあり、
麺の食感も手伝って清涼感が駆け抜けます。
柚子の香のグラマラスさがボリューム、豊かさに通じていて、
そのベクトルの違う食感が合わさっての妙味。
このスープならば、
いつもの厚切りのチャーシューでは、
脂と言い、重さと言い、なるほど合わないし、
生ハムだからこそ、塩気の層を増すこと、
ツルンと通りの良い全体の食感を、
柚子由来のスピード感を邪魔しないと思いました。
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「あさり風味のスパイシーポテト白湯ラーメン」
こちらは僕が注文したもの。
満月(味付け煮玉子)の代わりに、玉葱のトッピングをお願いしました。
「あさりと白湯スープをブレンドし、
 そこにブラックペッパーを効かせたじゃがいもを合わせました。
 少し味噌風味のするちょっと不思議なシーフード塩味噌白湯ラーメンです。
 ぜひお試しください!」とのこと。
具はチャーシュー、あさり、ポテト、ベビーホタテ。
ベビーホタテ、少し塩の強さがあるもので、柔らかい食感。
結構、自分で調理すると火が入り過ぎて硬くなってしまうイメージがあるので、
この美味しさは嬉しい。
まろやかなスープの中で、この塩気の主張はアクセントになって良いです。
元々、替え玉をするつもりでいたので、
ポテトを崩さないで1玉、
替え玉をした後、ポテトを混ぜ合わせて1玉の麺を頂きました。
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麺は「中濃とんこつ」と同じと思われる麺。
硬めが特に全体に張りがある印象になって、好みです。
通常時では歯触りに柔らかな押し返す弾力、
硬めの茹で上がりですと、プツッと切れる食感で。
スープ、味噌を感じるか…と聞かれると、
動物系スープのまろやかさの中にあり、分からず、
塩を感じるかと考えても、味噌でも、もちろん醤油でもなく、
塩の強さ、辛さも感じず、
本当に旨味ある白湯スープに味わいを付した味…
そんな印象を抱きました。
mixiで長く拝見させている方のレポートを見て、
「よく分からない味だけれど、よく分からないけれど旨い」と言う言葉が、
頭の中で呼び起こされて来ました。
何味かを特定しながら食べる、それが何とも勿体無い。
“よく分からないけれど、うまいラーメン”、これで説明は十分と思うくらい。
あさりのスープも、
お味噌汁などでしじみと混合させた時に感じる雰囲気に近いです。
単体だと主張するあさりの風味は、
混ぜる事によって、縁の下の力持ちの様な支える美味しさに変わる…
…そんな風に思っています。
白湯の動物の旨さの中に、脂のある重さ、滑らかさとは異なる、
スムーズで芳しい匂いが、きっとあさりの主張なのかなぁ。
ポテトは、結構な胡椒の辛味を感じます。
これは昔、白板の頃やその後の流れの中で、
鶏白湯に胡椒を入れても美味しいと教えてもらった、
それにとても近い組み合わせの美味しさを感じました。
引き立つ辛さもまた良いのですけれど、
それにポテトで旨味を持たせたような。
先日、家で豚しゃぶを作った際に残り汁に、
長葱とじゃがいもを入れてスープにして飲んだのだけれど、
ポテトから生まれるとろみ、美味しいですよね。
「これ」と例える事が難しく、
ただ、この1杯を知りたければ、食べに行く事が明らかな最良策。
そう思う事が出来る素敵な美味しさでした。
ご馳走様でした!
その後は、安曇野みさと温泉・ファインビュー室山へ。
「ポケモンGO」としては、
入浴前にはケーシイの巣になっていて、
入浴後では、ポッポばかりで…
お風呂に入る前に取りまくれば良かったな…とも思ったり。
お湯としては、
この日はかなり熱く感じました。
イベントの多い時期だからか、備えておられるのか、
ずっと空いていて、お湯の移動がない分、普段の温度設定だと熱く感じてしまう…
…ではないか、と言う状況でした。
さて、明日は「松本ぼんぼん」だと言う前日の8月5日。
美味しく食べて、温泉でこざっぱりとして、英気充填十二分。
ともなりますれば、
本日の所は、ちょうどお時間となっております。
続いて、翌日「松本ぼんぼん」の日にポケモンを探しながら、
飲み歩いた噺の出番となっておりますので、
お目当てお楽しみに…とさせて頂きたく存じます。
さぁ、おあとがよろしいようで。

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