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2016年8月11日 (木)

飲酒日和、松本ぼんぼん。(2016年8月6日・塩嶺麦酒、松本ブルワリー、厨十兵衛)



見物客ではなく、
踊り手でもなく、呑み手として。




えー、
誘惑箇所の多い中でございます。
いっぱいのお運び様で、誠にありがとう存じます。
代わり合いまして、
お次は、アタシでご機嫌を伺って参りますが…。

夏祭りの時期になって参りましたね~。
いよいよ以って夏らしく、
春とはまた趣の違った浮き立つ様な心持ちに、
そう否応なしに持ち上げられますな。
「熱中症」なんて言葉も、ひとむかし前までは、
「何かに熱中する」と言う意味だったんじゃねぇかなー…って思ったり致しますよ。
少なくともアタシがジャリの頃はそうでしたねぇ。
松本で夏と言えば「松本ぼんぼん」と相場が決まってございます。
これを過ぎれば、お盆を前に「もう夏も終わりか…」だなんて申します。
これがけっしておかしい事ではなく、
祭りの後の寂しさが、信州人、こと松本の人々に、そう思わせるのです。
暑さは続きますけれど、
それはそれ、これはこれ…と言ったカタチでね。
さて、アタクシ共はまぁ踊りはしませんね。
踊った頃もありますし、今も踊ればそりゃあ楽しかろうと思うんです。
けれど、違った楽しみを知ってしまった。
喧騒と静寂を一遍に味わう。お酒と共に頂く…これがたまらない。
いつものカウンターではありますが、
遠くに祭囃子が聞こえて来る風情は、
元々美味しいものですからナ、お酒の味は変えませんけれど、
陽気な気分をしみじみと深く深く沁み込ませてくれると思います。
こうした祭りの楽しみ方があるんだと、
そんな一席を申し上げようと、頑張ってみたいと存じます。
気楽な所がよろしいんじゃないかと言う所ですが、
一生懸命に書いて行く事としておりますので、
どうぞ最後まで、よろしくお付き合いの程を願っておきます。
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午前中は、
いつものバドミントンで汗だくに、そしてヘトヘトになりまして。
夏の体育館を高校生時分で最後にせずに、
こうしてまた再び味わうと言うのも乙なもの…と、
芯から思う事が出来たら最高なのですけれど。
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家に帰って後、急ぎ支度を済ませて、
僕とYOKOさんは松本駅前までやって来ました。
時間にしてだいたい14時前後。
1日のうちで、最も気温が上がるとされている時間帯へ飛び込んで行きます。
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駅前の気温表示は37度。
かなりの暑さでした。
去年までの自分ならば、
しばらく歩くだけでもダメになってしまうだろうけれど、
ここ2週間の12時から20分間のポケモン散歩に鍛えられた結果、
何とかなったので、実に素晴らしいこと、その実感。
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YOKOさんが少し俯いているのは、ポケモン収穫中だからです。
もちろん、立ち止まって端に避けて。
まだ松本ぼんぼん、1回目の踊り始めや交通規制には早い時間帯ですが、
露店を用意する兄さん方の威勢の良い声、
少しずつ用意は進んでいる様で、夏のビッグイベントを確かに感じます。
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本町通りを進みます。
熱中症になってはならないとコンビニで水を買い求めました。
人の背丈ほどのパレットに乗って積み上げられた焼きそばを目撃。
きっとこれがほとんど無くなるんだ…と思うと、流石の人手を思いますね。
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お馴染み、四柱神社へ。
日差しを遮る境内の木々、その陰が癒しをもたらしてくれました。
更に、ポケストップも多い場所なので、日陰の中で回収、回収。
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「辰巳の御庭」へ。
信州塩尻農業公園「チロルの森」で醸造される
「塩嶺麦酒」の販売があると事前に情報を得ていて、やって来ました。
この場所…と言うのもご縁を感じずにはいられませんし、
たぶん、こうして注いでもらうのは初めて…かな、
1月1日にもあったけれど、あれはあれであれなので…
冷蔵車で冷やしてあったビール樽を下ろしてもらいます。
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用意のあったビールは2種類。
1杯300円は破格でした。
これ、呑まねば損レベル。
いやむしろ、儲けは出るのだろうかと思えるくらいのサービスお値段。
…呑み手として、そんなお金の事は気にせず頂きます。
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まずは「塩嶺麦酒・レッドエール」から。
歩き回った事もあるのでしょうけれど、
飲めば飲むほどに感じられるホップの香が、とても爽やか。
味わいもドライに仕上げてあるのだそうで、
後半の抜けの良さ、余韻の鋭さを、ホップの爽快感が更に押し上げてくれる感じ。
とても美味しかったですね。
四柱神社の木陰も癒しでしたが、
こうして直接的に体に栄養を与えられる美味しい癒しはたまりません。
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「塩嶺麦酒」をとりあえずの1杯で収め、今度はこちらへ。
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「松本ブルワリー」は15時でタップルームを閉めて、
お隣の空き地にトレイラーを運び込んでの特設会場、
ビアガーデンを設営されておいででした。
このペースでビールを飲み続けると、夜までもたないと思って、
一旦通り過ぎて、中町、ナワテ通りをポケモン散歩。
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再び四柱神社まで戻って、カエル大明神様付近。
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ぐるりと回って来た所で、
「松本ブルワリー」での「キャッスルスタウト」と「ピュアブロンドエール」を。
7月16日に僕らは「キャッスルスタウト」を初めて飲んでいて、
是非、その日のブログはいつか書きたい…とは思っているのだけれど、
松本城の黒から名前を取った「キャッスルスタウト」、
好みの香ばしさがあるスタウトで、軽やかさと重厚な香の共演が為されています。
それが非常に魅力的。
「ピュアブロンドエール」も、とても心地好いバランスで、
こうして夏の景色と共に、たいへん美味しく頂きました。
松ブルの方が、打ち水をしていると、
若いお兄さん方が、「すみません、濡れちゃって良いんでアタマにください!」と、
水をはしゃぎながら掛けてもらっていました。
この気候なら直ぐに乾きますよねぇ。
そうした陽気さも祭りの前を感じさせる光景でした。
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で、
その帰りに再び「塩嶺麦酒」に立ち寄って、「ヴァイツェン」を。
夏のビールの楽しみ方として、
ホップ&味による爽快さは先の「レッドエール」として、
酸味でも夏味を感じますよね。そんな心地の「ヴァイツェン」でした。
どちらも透明感がある仕上がりで、美味しく頂きました。
この頃合で、16時あたり。
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今日は、いつもよりも早くお店を開くとのことで、
僕らは、ここまでやって来ておりました。
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日本酒居酒屋「厨十兵衛」に到着です。
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ここにこうして座っていれば安泰。
飲んでいる内に、松本ぼんぼんの唄が聞こえて来る事でしょう。
先一杯に、
僕は、滋賀・七本鎗・純米吟醸“吟吹雪”、
YOKOさんは、福島・写楽・純米吟醸“愛山”をお願いしました。
それぞれお互いに、メニュウにあればお願いする事が多い銘柄です。
「七本鎗」は旨味が乗って来ている…と言う雰囲気。
静かな香の入りが、口の中、喉の奥を過ぎて行くと、
味わいの広さと共に、ゆるやかに大きく広がって来ます。
「写楽」は、逆に派手さがありますね。
明るく清楚感を保ったままに、彩の多い香味。
甘味をふんわりと湛えているのに、酸の締めくくり、その潔さは洗練。
自分はあまり「愛山」米と相性が良くない…なんて、
そう感じることが多いのですけれど、
この「写楽」はピカイチの美味しさを感じました。
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涼やかな手始め。じゅんさいが美味しい。
僕らが訪れた時間帯、先客につねさんがお見えになっていました。
ウッチーさんの手腕による短めの髪型が夏っぽく、爽やかさんでしたね。
しばらくすると、
これから娘さんが踊る連に合流するんだと、
M本さんご夫妻が顔を出されていたり。
いろんな人の笑顔に出会える祭りの風情を……
そう、良かった記憶のある内に感じられていて。
後半、気がついたら家の扇風機の前で、
まったりしていた感じでしたからね。
何となくは覚えているのですけれど…。
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次杯に、
広島・富久長・辛口夏吟醸プラスⅩ
岐阜・慶樹・吟醸・滓“槽場無濾過生原酒”
「富久長」、良い素直さがあります。マット加工された雰囲気。
味わいに起伏がなく、とてもサッパリと味わう事が出来、
「夏吟醸」として、飲みやすさに特化させた良さを感じさせてくれました。
「慶樹」は、非常に美味しかったですね。滓の入った密度の濃さを舌の上に感じます。
とても芳しく、パイナップル系の香がボリュームたっぷりに感じられます。
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酒の肴にYOKOさんからリクエストがあり、「さしみ五点盛」を。
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三の杯に、
僕は、宮城・阿部勘・純米吟醸夏酒“金魚”、
YOKOさんは、広島・宝剣・純米吟醸“酒未来”…を選びました。
気付かなかったですけれど、
この阿部勘のラベル裏、金魚の絵があったのですね。
島根・王禄“渓”の様に。そうしたギミック、大好きですネ。
この頃合には、ブログ「92の扉」のkuniさんがお見えになっていて、
「阿部勘」のお話でも盛り上がりました。
肴に合う夏仕様のボトリング、これも…富久長とは個性の異なる、
けれどスマートさ、素直さを感じられる美味しさが光っていました。
少しだけ塩を振った様な、優しい旨味が奥底に支えていて、美味しい。
比べてしまうと「寳剣」は重みがあるけれど、
重みの中に充実した旨味があり、キレは良く、こう言うお酒も肴に良いです。
性質が異なるけれど、それぞれ実に美味しい。
kuniさんやつねさんと話をしていると、
あまり松本ぼんぼんの音を感じないのだけれど、
おしゃべりの幕間に、ふっと遠くに松本ぼんぼんの唄が聞こえて来て、
それは子供の頃から、ずーっと慣れ親しんで来たメロディ…
こう、今を「良かった」と思う事が出来ます。
人生の喜びを感じる時間です。
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「ほたて胡瓜」
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「ゆで豚の野沢菜和え」
…など、肴を追加して行きます。
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四杯目に、
僕は、佐賀・鍋島・純米吟醸“風ラベル”
YOKOさんは「大将お任せ」で選んでもらって、三重・而今・純米吟醸“八反錦火入れ”を。
「鍋島」、他の方が頼んだそのボトルが、
カラーバリエーションラベルではなく、この「風ラベル」だったので、
他を頼むつもりだったものを、こちらに変えてお願いしました。
かなり…そう、しっかりと酔い酔いで、美味しかった記憶なら確かにあるのですけれど、
詳細は、あの日に置いて来ましたね…。
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「クリームチーズとチャンジャ」
…〆のお料理と言う訳ではないけれど、
これをお願いする頃合と言う事は、お開きもそろそろ…と言った感じ。
20時30分頃、松本ぼんぼん最後の踊りの休憩時間中に、
「厨十兵衛」を後にしました。
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途中に通る四柱様の境内、こんな感じでした。賑わっていました。
「ポケモンGO」が話題になっていた頃、
東京の公園で、こんな感じの写真を見た事がありますね。
YOKOさんの手をしっかり掴んで、人の波を駆け抜けました。
夕立に襲われても仕方がない時節。
今年もいつか降るか…と思いながらも最後まで天候は保ちましたね。
飲酒日和、祭囃子の中を、僕らも駆け抜けて、
心から楽しい一夜となりました。

さて、本日の所はちょうどお時間となっております。
次回、お目見え致しますまでの暇を頂戴致します。
ご高覧の程、誠にありがとうございました。
ありがとうございました。

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