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2016年7月28日 (木)

慌しく通り過ぎるには惜しかったアガレヤ。(2016年6月18日・アガレヤ)


結論として、

「また行きたいな」と、また思った…と言う事で。


気楽なところで一生懸命…と言うことですが。

その日、落語から緑町「廣東」へ流れて、
それはそれは楽しみ、
出来たら、10時10分頃の終電車1本前に松本駅に着きたいな…
…とは思ってはみたものの、
「間に合わないな」と言う千歳橋の上から、
時計博物館の大時計を見上げておりました。

あと1時間くらい、駅で待つにも面白みがない。
ふと思い出す言葉がある。

「覗いてくれて、電話くれて、全然良いんだよ」

通りすがった道端から店の中を伺うと、
よく混んでいる印象があるので、
なかなか行けないね、なんて話をした時に、
そんな返しがあった。これを思い出しました。
何だか嬉しくってねぇ。
皆々様もそう思うか分からないけれど、
僕らは、混み合ったお店だと、何だか立ち寄る事が申し訳ない…
…そんな風に思う事がありますよ。
一応、戸を開けてみるとか、
そう、電話をして空席を確認してみるとか…
何だか手を煩わせてしまって申し訳ないって考える性分なんですな。
脇に無理に入って、居座ろうとか、
そうした思いにならない。
忙しそうならば、また今度…と勝手に考えて避けてしまっている…
…そんなカタチでして。

「どうしよう、寄ってみようか」

本当に30分ちょっと使いたいだけなのだけれど、
その言葉が思い出され、
フランクさ…と言うか、そうして鼻の頭を見せるだけでも、
それでも気楽に寄る事が出来そうだ、
普段僕らがあまりやらない、それは我侭かもと思う振る舞いを、
温かく迎えてくれるんじゃないかと、
扉を開け、カウンターがいっぱいだったけれど、
空いていたテーブル席に案内してもらって、
心底、「嬉しいなぁ」と思った―――――…
短い噺にはなりますが、
しばらくの間、お付き合いを願っておきます。


そんな訳で、
四柱神社での「古今亭菊生の落語百夜」、
緑町「廣東」での中華料理とビールを楽しんで後のお話。

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日本酒を飲んでいなかった今晩、やはり日本酒も飲みたい。
そんな願いもあって、「アガレヤ」さんの戸をくぐりました。
お店毎に日本酒のラインナップはそれぞれ異なっていて、
選ぶ店主さんの個性が出て来る訳ですね。

僕は
岐阜・三千櫻・純米“雄町”、
YOKOさんは、
長野・川中島幻舞・純米吟醸無濾過生原酒を選びました。

お互いに名前の覚えが良いボトルです。
僕がお願いした「三千櫻」は、
東京大塚の「地酒屋こだま」さんにて購入した記憶が新しい蔵元さん。
以前から存じ上げていましたが、
あまり馴染みがなく、取り寄せたほどでした。
再びお目にかかる事が出来て嬉しいと選び、
YOKOさんは、
「川中島幻舞」を日本酒を飲み始めた当初から気に入っていて、
思い入れの強い日本酒銘柄です。

「三千櫻」に感じた甘味は非常に好ましいものでした。
似た雰囲気のお酒で、余韻が苦味で締めるもの、あると思います。
この優しく淡く広がる、しつこさのない甘味は、美味しいと思いました。
先達て、たけさんの所で購入したものにも表現させれていた世界。
「三千櫻」、また飲んでみたいと思わせてくれました。

写真に収めていなかったけれど、
手始めにはダシに浸してある「枝豆」が出て来ていました。
わりとしっかり食べて来たあと、
どちらかと言えば日本酒Bar的な利用方法で僕らは座っているのだけれど、
その冷製の枝豆がすこぶる美味しかったこと、覚えていますね。
僕もYOKOさんも枝豆は大好物。あっと言う間に食べ尽くしていました。
(だからこそ、写真がないのですが)

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「信州産根曲がり竹の炭火焼」

…季節の味を是非食べてみたくて。

「食べられるところは自己責任で」と言うアガレヤの旦那。
それが何とも「正しいわぁ」と感じたものです。
実際に、根曲がり竹の食べられる部分って、
剥いてみないと分からないし、
先に剥いてもらっちゃうと、ちょっと寂しいですよね。
枝豆もそうですけれど、
食べやすくイージーモードになっていては、風情がない。

熱さに喜びながら戦いながら、皮を剥いでありつきました。
筍系の蒸し焼いた香の良いこと!たまりませんでした。

…で、時折欲張りすぎて、噛み切れない場所に当たったりだとか。
それもまた良いものです。

時間的に、もう1杯、1杯を夫婦ふたりで分けて飲んで終わりかな…
…飲んでみたいお酒はあるけれど、終電車には敵わない。

そう思って、ここ最近の注目株、
そんな銘柄である「残草蓬莱」をお願いすることにしました。
すると、アガレヤの旦那が、

「此君とか飲まないの?」と聞いて来ます。

そりゃあ飲みたいのだけれど、けれど、時間が…と話すと、

「よっしゃ、じゃあ半分ずつ出すよ!」と機転の良い所を表してもらって、こんなカタチに。

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鳥取・此君・純米吟醸無濾過生原酒“赤ラベル”、
神奈川・残草蓬莱・純米吟醸原酒1度火入れ“QUEEEN(クイィーン)”

これ、本当に嬉しかったですね。
どちらもとても飲みたい、飲んでみたいと思っていたので。

「此君」は強さがありました。強く雄々しい立ち振る舞い。
今日は料理を共にしていないのだけれど、
するならば、ついさっき食べて来た「青菜炒め」なんかにも、
楽しい組み合わせになりそうな気がするもの。
ただ単に「辛口」と言ってしまうと勿体無い。
掘り下げてみると、旨味を感じられるそんなイメージ。

「残草蓬莱(ざるそうほうらい)」は、
裏ラベルに「アルコール分12%、注目度:122%」と書いてあるほど。
でも、納得の香味でした。これは非常に興味深い。
洋ナシの香を感じ、そしてバナナシェイクの様な味わい。
フルーティを、もし「果実っぽい」と例えるならば、
より果実に近いニュアンスが含まれていて、香味の彩りに喜べるものかと。

「残草蓬莱」は元々メニュウになかったのだけれど、
カウンターのカーブに入っているものを、
ちょうどカウンター正面で飲んでいた「92の扉」のkuniさんが頼んで、
「おっ、あるなら飲みたいぞ!!!」とハントしたもの…でした。

ちょうどこの当時、kuniさんは足を怪我されていて、
かなり腫れていたので、心配をしていたこともあり、
まだ不自由はあるのだけれど、元気そうに飲んでおられもし、
安堵感もありましたね。お会い出来て良かった。

慌しく通り過ぎるには惜しかったアガレヤ。

終電車があるからと、これを理由に辞したものですが、
もう1杯、また先々へと。
ゆっくりと飲んでいられる時間を作りたいな、と思いました。

さて、今宵はちょうどお時間となってございます。
私共も良い心持ちで巣穴に戻って丸くなって寝ている頃合。
本日はここまでとさせて頂き、
またお目に掛かるまでの暇を頂戴致します。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

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