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2016年7月 3日 (日)

僕らは小動物で良い。(2016年5月21日・イナリ食堂)


いわゆる、ドカ盛り、大盛りのお店だって知ったのは、

実際にカツ丼を見てから、です。

何と言うか、「気前が良いね!」と言った風情。


気楽なところで一生懸命…と言うことです。

地域毎に老舗、有名店と言うものは必ずあって、
トレンドとは別に、「行ってみたいお店」で、ある訳です。
例えば、既に目的を達したところだと、
戸倉上山田温泉の「大黒食堂」や、
飯田の「新京亭」、
青木村の「桃太郎」、
中野市の「丸長」、
松本だったら「しず本」「みやま」「支那そば太郎」あたり…
まだ行った事がない、これからいつかは行きたい所では、
松本の「わかまつ」、
須坂の「ホームラン亭」、
ちょっと毛色が違うけど、
上田の「ニュータンタンメン本舗」とか…。

「昔からあって、昔から行ってみたいけど、行く事が出来ていないお店」

…と言うカテゴリが個人的に存在しています。
流行の…例えば信州の情報誌「komachi」のラーメン特集にも登場する様な、
新しいお店も行ってみたい、注目店も多いのですが、
それらとは一線を駕す、ラーメン屋さん、中華料理屋さん、食堂。

飯山市に行く度、栄村に行く途中に、野沢温泉に行く途中に…
事ある毎に土手にある幹線道路から、
一段低いところに、そのお店があるんです。
けれど、到達できていない、行きたくて仕方がないお店、
それが「イナリ食堂」でした。
煮干が効いたラーメンが有名なんだって思っていました。

それは合ってはいるのだけれど。

…と置いたところで、噺の幕開きとなります。
どうぞ最後までお付き合い下さいませ。

特にシャッターを狙った…
あぁ、開店のタイミングを狙った訳ではないのだけれど、
宿を出て、井賀屋酒造場、中野醤油と巡って、
飯山市に辿り着いた所で、
だいたい11時30分ちょっと前でした。

Dscn2534


お店の前まで行ってみるも、既に駐車場はいっぱい。
流石の人気店と言った混み具合。
路上駐車はしたくないので、近隣の駐車場を探す事にします。

Dscn2533


お店の引き戸には、
「今日は11時45分からの開店」と張り出されていました。

店先を通り過ぎ、ぐるりと周回する中で、
飯山赤十字病院の駐車場が使えそうだな…と思いました。
ゲートをくぐり、その際に駐車券を取るスタイルならば、
また、土曜日と言う事で駐車場の利用もほとんど見られない状況ならば、
差し支えないと判断しました。
イナリ食堂に近い場所に車を停めて、歩いて…
5分も掛かっていないですね。
到着する頃には、タイミング良く45分で、オープンと同時にお店に入り、
席に座る事が出来ました。
この開店時間、日によって前後しそうですね。
用意が出来れば11時30分からでしょうし、
出来なければ表示され、少し遅れる事もアリかと。

車の中でのんびり待っていたオジサマ方も、
「俺の方が早く待っていたんだ!」と整理券がある訳でもないのに、
後方からグイグイ、ズンズンとお店の中に雪崩れ込んで行きます。
当時は「そんなに急いでどうするんだろう」と思っていましたが、
なるほど、限定数のある名物メニュウがあるのだと、
あとから知りました。
(…とは言え、ちゃんと並んでいて欲しいものですが)

Dscn2524


メニュウの一部。
時代が付いた見た目。

Dscn2525


“つきだし”があるのですね。
つきだしと、そして注文した餃子のタレが、まず届けられました。

Dscn2528


「餃子」
焼き餃子、注文前は「600円って結構なお値段かも」と思っていました。
だいたい500円以下が多く、
ほら、幸楽苑なんかは200円、餃子の王将は220円と…
比べちゃいけないんだろうけれど、「高いかも」と思いました。
しかしながら、届けられて納得。
値段に見合う迫力ある餃子でした。
握り拳大くらいはありますし、中身もパンッパンに詰まっています。
これなら納得のお値段だと思いますし、
そもそもサイドメニュウ的に頼んでしまったけれど、
主食級のボリュームがありますね。

Dscn2530


待ちに待ったイナリ食堂の「中華そば」を。
YOKOさんとそれぞれ別のメニュウにしようかとも考えましたが、
やはり、ここに来た目的、それは即ち「中華そば」を食べるために!…なので、
同じものにしました。僕らにとっては、ごくごく稀なケース。

スープが並々と、器いっぱいに盛り付けられています。

Dscn2532

麺量も、たっぷりめでした。
チャーシューは大判のもの。程好い味付け。柔らかさ、弾力。
煮干がスープの主体にはなっていますが、
苦味やガツンと強く効いた…と言う程ではなく、
「やや煮干強い、旨いスープ」と言った印象です。豚骨が主体でしょうか。
昨今の煮干系ラーメンが、
あえてやり過ぎ感を出すくらいの時代ですので、
厚ぼったい、旨味強いスープの中で、
煮干の存在感がきちんとあり、スープの旨味を上回らないくらい、
印象が全て「煮干味ラーメン」にならないくらいのバランスで、
美味しく仕立ててあると感じました。
柔らかめの麺は、こうした食堂系のラーメンにはよく合いますね。
いつもは硬さが欲しいと思う所なのですが、
不思議と、食堂系のラーメンでは、
あまり硬さの好みを気にしない場合が多いです。

…と、ラーメンはとっても美味しく頂いたのですが…。

後から入って来た男性がカツ丼を頼み、
そして、しばらくすると「カツ売り切れ」と言う貼紙が、
店先に張り出されていました。

ちょうどその頃でしょうか。
先行してお店に入っていたオジサマ方のテーブルにカツ丼が届けられていたのは。
伊那、駒ヶ根のソースカツ丼も、
結構な山脈を形成していますが、
イナリ食堂の幾つか限定数のあるカツ丼は、
そのカツの量が…ええと、例えるなら、
丼のご飯の上にマクドナルドのビックマックを2個直列に置いたみたいな…
…そんな感じです。ぶ厚いカツが水平に並べられる事無く、
上方へと重ねられて山となっているではありませんか。

別皿に肉を置いてガツガツと皆さん食べておられました。圧巻。
チャーハンの大盛りが座敷へ運ばれて行きましたが、
これも信じられないくらい立派な半球型をしていて…。

「あれ、このお店、ラーメンだけじゃない?」

大盛りも有名なお店なんだと、そこまで来てようやく知った次第。
なるほど、だからこそ男性が多いんだなぁ…、そんな風にも感じます。
かなりの腹ペコボーイズでも満たされてしまう、地元に愛されるお店。
それが飯山市の老舗有名店「イナリ食堂」なのですね。

でも、元来カツはあんなには食べられないし、
炒飯も、好物だけれど、そんなには食べられないし…
…ええと、ええと、
ラーメンは美味しかったけれど、
「僕らは小動物で良いなぁ」と率直に思った次第。
「ラーメン+餃子0.5人前」…YOKOさんと餃子は半分にしたと考えて、
かなりの量を感じていました。お腹いっぱい。

でも、ちょっとだけ憧れちゃうからいけませんよね。
そう、「お腹いっぱい」と言うのは、幸せな事ですから。

さて、「イナリ食堂」で初めて食べた噺、
今日はここまでとなっております。
本当はこの後にバナナボートを買いに行きたかったのだけれど、
既にお腹いっぱいであって、
「お腹が空くまで、食べ物の事は考えたくないかも」と言った感アリ…でして。
(そして、少しお酒が胃に残っていた事もあって)

次にお目に掛かりますまで、
箸休め、食休めの時間を頂戴致します。
本日はご高覧下さいまして、誠にありがとうございました。

ありがとうございました。

ありがとうございました。


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