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2016年3月 1日 (火)

地酒屋こだま・五周年記念感謝祭(2015年7月26日・浜松町)


当日、会がお開きになった後…
楽しんだ浜松町から、
山手線で新宿を目指すその時に、Twitterに投稿した呟き。

嬉しい!…それが答えだ!
大塚・地酒屋こだまさんの試飲会に参加して、
ただひとつの答えを、解を得たと言うなら、
「嬉しい」…それが答えだ。
答えなんです。
日本酒を楽しむ喜び、生まれる縁の尊さを感じました!
ありがとう!たけさん!


2015年6月1日で5周年を迎えた東京は大塚、
「地酒屋こだま」さんの5周年記念祭に遊びに行って来ました。

帰って来てから写真整理をして、
特に気に入ったのは、この2枚でした。
連続写真みたいに見てもらえると嬉しいです。

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宴もたけなわ、お開きの時間になり、
主催・地酒屋こだまのたけさんのスピーチ。
僕はしっかり酔っ払っていて、
ほとんど何を聞いたのか覚えていないのだけれど、
こう…呼び掛ける様にオーディエンスに向かって話す…

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喝采!

この一体感!
皆が皆、喜びを共有していた、
その瞬間を撮り収める事が出来た…ンじゃないかなーって思う訳で。


このイベントは、
コンセプトが「とにかく楽しもう!」と言う…
判定&判断を主軸に置く「利き酒会、試飲会」とは異なるものでした。

写真は撮り収めているけれど、
ただ飲んで、ただ出会う人と話をして。
僕らも、楽しむ事に集中して、あっと言う間の3時間を過ごしました。
試飲会だとお酒の記憶が9割くらいを占めるもので…
…それがコンセプトなんだし、それで良いものですが、
今回は、ご縁ある方々との出会い、交流が5割、
日本酒と各協力店さんのフードを楽しんだ時間が5割…
そんな印象を持っています。

チーム松本の面々、
厨十兵衛、風林火山、アガレヤ、F澤さんご夫妻、
信州の蔵元さんも存じ上げている方が多く、
こうして東京でお会いする…その嬉しさもありました。
飲み手として、KuniさんやA澤さんも。
信州、また松本に縁があるたけさんだからこそ、
僕らもこうして遊びに出掛けよう…そう考える訳で。

ここ数年、
東京の試飲会に参加しない様になったから、
むぁさしさんやほろ酔いさんと何年かぶりにお会い出来たのも、
とても嬉しく感じました。
遊んでもらった時間がある訳で、その懐かしさと嬉しさと。

山梨の純米狂さんにも久し振りにお会いしました。
Facebookで、山梨の夜の楽しみ様を拝見していて、
時たま東京で、
そのご活躍を見る事が楽しみでもあるけれど、
やっぱり直にお会いすると、
良い飲み手、明るい酒なんです。良いなぁ…って思う訳で。

帰って来てからYOKOさんと話したのは…
それも、
1日有給休暇を取って休んだ更に翌日の28日頃のこと、
ふと思い出すように、僕らの意見が一致していたから、
とても興味深く感じました。

「なんだろう、あっと言う間過ぎて、実感ないよね」

夢中に楽しんで、
その後、2日くらいは余韻に浸っていて、
そこで、ふっ…と楽しさを思い返して、寂しさに気付く。

きっと、すごく楽しい時間と言うものは、
楽しむ事が出来たお祭りと言うものは、
夏の盛んな暑さを、
涼しくなった秋口に懐かしむ様なものと似ていて、
思い返す思い出の強い分だけ、過ぎた寂しさを振り返り、
実感の木を心が育てて行くものなのかなぁ…って思う。
だから、あれから半年以上、経った今でも、
楽しい記憶が生い茂っていて、幸せな気分です。

さて、本編。

どうぞ、最後までお付き合い下さいませ。





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事前に地酒屋こだまさんのブログに掲載された、
会場までの順路に従って、
案内の写真で見た特徴的な建物に辿り着きます。
コンビニの前で、
四谷「日がさ雨がさ」の宮澤さんにもお会いし、
その元気なお姿、嬉しくご挨拶致しまして。
会場前にもローソンがあり、
このショッピングモールにもローソンがあり、
何だか「都会だなー」と感じるところ。
ここで、ブログ「92の扉」のkuniさんともお会いします。

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会場は浜松町駅最寄りのシーバンスホール。

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開宴直後の風景。
この写真と冒頭の「喝采」の写真と比べてもらうと、
どれだけ会場が、日本酒を巡る縁で盛り上がったか、
伝わると思います。
偶然、ほとんど同じアングルで撮影していたのね、自分。
それもささやかにビックリ。

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まず向かったのは、やっぱり「チーム松本」の面々に会いに。
こうしてお出掛け先で、郷里の代表として会うのは、
とても嬉しいものです。誇らしい。
信州松本の日本酒を牽引してくれている方々です。
皆が居てくれるから、僕もYOKOさんも、
毎週末に日本酒を楽しみにお出掛けして、
街を楽しむ日々に興じられると言うものです。

写真は会の中程で、記念に写真を取っておきたくて、
再びブースに戻った際のもの。
自然な風景を撮影したいなー…と思って、少し遠くから撮影したけれど、
「アガレヤ」の旦那に見つかっている様子。

「チーム松本」が担当していた銘柄は、

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信州塩尻「笑亀」蔵、

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信州中川村「今錦」蔵の2蔵。

どちらの蔵元さんも特長ある酸が魅力ですよね。
今思うと、変化があった蔵元さんなのだなぁ…と思います。
「笑亀」蔵は社長の丸山さんが県議に当選され、
蔵は森川杜氏が守る様に、醸す様になりましたし、
「今錦」蔵は体制の変化がありました。

けれど、どちらの蔵も良い風が吹いている様に、地元にいて感じています。

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続いて、福島「会州一」蔵、

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福島「豊国」蔵のブースへ。

「会州一」は松本でも取扱い店があるので、
お馴染みの美味しさ。
「会州一」の純米吟醸系、いつ飲んでも好きですね。
口に合う、好みに合う…
それ以上にハイクオリティを、どうしても感じてしまう。
このイベントから半年以上経過した2016年、
つい先日も「厨十兵衛」にて、左のボトル、
特別純米の新酒を頂きましたが、美味しかった!
程好い透明感こそ、
僕が「会州一」を好む理由なんだなぁ…と思う事が出来る味わいでした。

「豊国」は久し振りに味わいましたが、
温かみある強さが、やっぱり美味しかったですね!

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開会の挨拶…と言う、かたっ苦しいものはなく。
「楽しんで行こうぜ!」と言う雰囲気を確認。

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信州中野「勢正宗」蔵、信州上田「登水」蔵のブースへ。

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「勢正宗」は地元で飲むことが出来る、地元で飲んでいるボトルでした。
信州の居酒屋さんで見ることが出来るはず。
日本酒居酒屋さんだと真ん中の「もち米熱掛四段」の純米酒が、
季節によって火入れだったり、生酒だったり登場すると思いますし、
「しぼりたて生原酒」は、本当に地元・中野市での日常酒のひとつですよね。
市内に4軒も酒蔵がある中野市。
ちゃんとそれぞれに個性があって、地の食の中で生きています。
特に「勢正宗」さんは、
今年…2015年冬から2016年初めの造りから、
会場にもいらしていた晋司さんが製造責任者となり、
「直汲み」などのニューアイテムも登場しています。
意欲的に…また、「直汲み」は購入しましたけれど、
勢さんらしく、また新しさもある感じで、美味しかったです!

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「登水」は全て生酒。
それぞれ純米スペックで、
「美山錦」「山田錦」「ひとごこち」の酒米の違いを飲み比べ。
綺麗なまま熟成して行く印象があるお酒です。
質実剛健でありながら、優しさと柔らかさを持つイメージ。

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ブースで一緒に供されていたコーヒー味の酒の肴。
面白いです。
チョコレートやコーヒー味は、
よくウイスキーなどの熟成された蒸留酒と合わせる印象があります。
コーヒーの香ばしい甘い香と、
ウイスキー樽などの焼かれた木の香が似ていて合致するからだと思うのですけれど、
これ、
お菓子っぽいけれど肴だと思えたし、とても不思議な感覚で、
きっとウイスキーよりも、日本酒に合わせたくてお作りになられたのだろうし、
それが叶っているなぁ…って思ったのを覚えています。
楽しむ可能性は無限大だなぁ…と。

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埼玉「鏡山」蔵、YOKOさんお気に入りの蔵元さん。

ふくよかさと甘味の伸びの良さ、ボリューム感のある印象。
あまり普段の飲みの中に出会わなかったからか、
YOKOさんは再会を喜んでいましたね~。
そうそう、つい最近の週末恒例の飲みでも、
メニュウの中に見つけるや、注文していましたね。

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ちょうどブースには蔵元さんが立ち寄っていた時間帯で、
フードとしてオススメしていたイチジクとバターを貰いました。
これ、すっごくカロリーを気にしちゃう組み合わせ。
塩気もちゃんと感じて、甘くてしょっぱくて、オイリーで、
食べたら何かの増量を感じなくもないけれど、
美味しくて食べちゃう…そんな感覚でした。
そんな口の中に、日本酒の酸は合う組み合わせだったし、
中でも、きもとの「鏡山」は相性が良いと感じました。

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福岡「山の壽」蔵、
なかなか信州ではお目にかかる事が出来ない…
けれど、新進気鋭、注目蔵で、
松本だと「アガレヤ」さんで飲んだ事がありますね。
そんなお酒の3種類を飲み比べ出来る!…と喜んでいたと思います。
キリッとした筋道を感じる雰囲気。
香にしてもキレにしても、常にシャンとした勢いを感じました。

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信州木祖村「十六代九郎右衛門」蔵

お目にかかれない…と言う部分では、
この「十六代九郎右衛門」も少し珍しかったかも知れません。
お酒自体は松本でも定番だし、日本酒居酒屋だけでなく、
色んな所でお見掛けします。(そして、旨いのです)
「山廃純米生」とは珍しいと感じました。
昨今の…良い例えではないのだけれど、
YOKOさんが苦手とする雰囲気の山廃ではなく、
新機軸系の味わいで、「美味しく飲めるね~」とは当時のYOKOさん談。
味がよく乗っていて美味しかった記憶があります。
「愛山」米を用いた真ん中のボトルは、香が高く洗練されたイメージ。
果実系の香も感じた様に思います。

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信州大町「北安大国」蔵。

たまたま…人の流れが良かったのか、
ご縁があったと言うのか、
山崎杜氏に会場では何度となくお会いしました。
有り難いことにお顔を覚えて頂いていて、
また四柱神社の落語会でもお会いしていて、機会があり、
包み隠さずお伝えしましたが、
「すっごく美味しかった」です。

「居谷里」の山廃純米吟醸直汲みは、その後購入したり、
「風林火山」で飲んだりもしていますが、
「北安大国」らしい甘美な世界を更に広げた様な…
柔らかくも勢いがあるたいへん美味しいボトル。
そして、中央の熟成された「純米生原酒」が、
当日いちばん記憶に濃く残る美味しさを持つお酒でした。
こなれていて、熟成の頃合が自分の好みにすごく合っていたみたいで、
その時間帯には試していなかった山崎杜氏に、
「あれは!本当に飲むべきですよ!今の状態、本当に良いですよ!」と絡んだくらい。

あまり「北安大国」で熟成されたお酒はお見受けしません。
平時の状態でも十二分に美味しく、甘口のお酒を主体とするラインナップで、
そうですね、知る限りでは五割麹のお酒が熟成版で発売された事がありました。

甘く力強い世界が、熟成を経て、深く味わいを広げ、
北安大国“らしさ”を、より際立たせてくれた様に感じました。

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福島「山の井」蔵

この時、僕は知らなかったのだけれど、
「金紋会津」の蔵元さんなのですね。
耳馴染み無い蔵元さんなので、飲んでみたくてブースの前に立ちました。
軽く、透明感を湛える酒質で、
特に、よく好みが正反対を向く事が多い僕とYOKOさんが、
揃っていちばん右の夏酒っぽいお酒を気に入ったことを覚えています。
元々、その数年前に「金紋会津」の大吟醸を他のイベントで試していて、
好みのバランスに心から喜び、早速、取り寄せたくらい。
その蔵元さんの新たなブランドが「山の井」なのだそうです。
今後も注目して見て行きたいですね。

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兵庫「太陽」蔵、鳥取「此君」蔵

「太陽」は前にお店に買い求めに行きましたね。
また久し振りに飲みたいなぁ。この時もこの蔵にしかない味だと思いました。
( そして2月現在、たけさんに注文メールを送信。たれくちが近々我が家にやって来ます♪→更新日が3月に。無事、届いております! )

「此君」は、そうそれこそ「アガレヤ」の旦那がお店に入れてくれているイメージ。
たまにしか行かなくて申し訳ないけれど、
行くと置いてある様な…そんな気がしています。お気に入りなのかも。
それぞれ飲み比べ出来て良かったですね!

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福島「奈良萬」蔵

ブースの前に立った際に、
同じラベルが並んでいて、「何故だろう」と思ったのを覚えています。
左のボトルが「ottimo」さんの自家熟成品で、
それをこうしてイベントに出して下さる…と言うのは、
飲食店さんと蔵元さんと地酒屋こだまさん、
その御三方の信頼関係を感じるものでした。

味わいは…ええと、特別すぎて、そのお話を聞いた際に感動してしまって、
美味しかったことは覚えているのですけれど、言葉に書き切れないです。
熟成によるネガティブな印象は全く抱かずに、
いつもの「中垂れ」の雰囲気もありながら、
味わいはまだまだ乗って行きそうな気配があり、素晴らしいものでした。

「オッティモ」さんは、
SNSのアイコンでおひげの可愛らしいイラストを拝見しておりましたが、
よく似ているのですね。
まさにそのままの御仁が目の前にいて、面白さを感じました。
熱心に話してくださって、とても嬉しかったことを覚えています。

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信州松本「笹の譽」蔵

笹井杜氏を会場でお見かけした際には、
タオルを首に巻いておいでで、
芸能人に似ているならば、サッカーの香川である笹井杜氏が、
よりスポーツ選手の様に見えましたね。
楽しそうにされていたのを、とても良く覚えています。

いつも信州で飲むことが多い銘柄です。
他県の蔵元さんの中で飲み比べると、また良い所を見つけられますね。
生まれ故郷松本から、この盛大なお祭りに参加している…
…チーム松本と同様に、故郷の誉れでした。

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信州上諏訪「本金」蔵

恒太朗杜氏、ちとせさんにも久し振りに会えた…とは言え、
長野酒メッセでは必ずお会いしているし、
その後、2015年の大町北アルプス三蔵呑み歩きでもお会いしましたね。

長野酒メッセでは、僕自身が色々回ろうとし過ぎて、
常に焦っている状態なので、なかなかお話できないのだけれど、
たけさんのイベントでは、
メモも取らず、試飲より「時間があるだけ楽しもう」と言う雰囲気だったから…
試飲会と言うより「パーティ」だったから、
ゆっくり恒太朗杜氏とお話することが出来ました。

相変わらず僕は青字の「純米」が好みで、
ちょうど今がいちばん良いバランスじゃないかなぁ…とは杜氏より。
ここも相変わらずだけれど、YOKOさんは金字の「純米吟醸」や、
当日はなかったけれど、
大町で有り難いことに飲む事が出来ている「大吟醸」が好み。
この僕らの好みの関係が変わらない事も、毎年の期待通りの味わいで醸して下さっている…
…そんな風に思ったりもします。
今が新酒の時期だからこそ、なおさらです。

2016年2月に発売された「純米うすにごり」、購入しました。
これ、すごく美味しかったですね。
あっと言う間に4合瓶が終わってしまいました。
お酒自体の仕上がりが良い上に、
滓を入れる絶妙な量のバランスが、特に口に合いましたね。

当日のTwitterでは、以下の2件の感想を書いていました。

「今晩は大町・横川商店で買って来た、信州諏訪・本金・純米無濾過生原酒うすにごり、まずは上澄みから!パイン系の香が立ち、ほの甘く、これが膨らんで後、ピリッとキレる。ふた口目にはシャープさをより感じ、とても良いですね!オールラウンダー感!」

「続いて、おりを絡めて飲む。…驚いた!おりを絡めると甘味が増すのかなー…なんて思ったのだけれど、よりしっかりして、いつもの好みな本金・純米の力強さ。けれど、新鮮な雰囲気が爽やかさと、一層のキレを与えてくれて、非常に良いですね!美味しい!」

…とのこと。

愛知「鷹の夢」蔵

灰色の地にショッキング・ピンクの「ゼロ」が目立つラベルと、
モダンな日本っぽい白地に日の丸、毛筆でない文様に似たラベルと…
特長的なデザインが目を引きました。

コンセプトゼロは、バランスが良い、物静かな優等生タイプの雰囲気。
「鷹の夢」の白いラベルは、飲んだ際に味噌を思い浮かべました。
高い香、旨過ぎる旨味、そう言う強い特長はなく、
程好い印象を持たせながら、手に取ったその刀は稀代の業物…
味噌やたぶん愛知の食文化の濃い世界を貫く様な、
そうした…世の淡麗辛口風ではない、辛口様の美味しさがあると思いました。
YOKOさんがよく「お米の味がするって言うでしょう?」と自分によく言う…
そう、例えば「福島・奈良萬・純米中垂れ」の様な炊いたお米の香ではなく、
おにぎりが少し冷えた様な…
噛むとお米の甘味を感じるような…それでいて芯にしっかりたものを持っているイメージ。

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福島「廣戸川」蔵

流石の人気の「廣戸川」…僕らが訪れたタイミングで、
お酒は1種類だけになってしまっていました。
残念。
残念ではあるのだけれど、
でも「廣戸川」は、松本のどの…
「厨十兵衛」「風林火山(ばんざい家)」「アガレヤ」の、
どのお店でも飲む事が出来るので、そんなに思いつめたりはしないのです。

それより、
「アガレヤ」の旦那が「まっちゃん」こと松崎杜氏とお話しているのを発見。
一緒にお話を伺う事が出来ました。
相変わらず、お優しい笑顔の素敵な好青年さんでした。
その雰囲気が「廣戸川」の味わいに、よく出ていますよね。

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愛媛「初雪盃」・「宮の舞」蔵
福島「大和屋善内(峰の雪)」蔵

「初雪盃」は地酒屋こだまさんに買い物に出掛けた際に、
試飲させてもらって気に入って買って帰った(送ってもらった)品ですね。

「Yamatoyazennai」と言う英語ラベルを以前に拝見した様に思うけれど、
似た雰囲気で、漢字表記。
「峰の雪」の黒ラベルも松本で飲んでいたりしますね。
特に「峰の雪」は記憶に「美味しい」と言う記憶があります。

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福島「辰泉」蔵
奈良「篠峯」蔵

たぶん…「厨十兵衛」のラインナップの中で、
福島酒カテゴリで見る限り、
僕が常々頼んでいる銘柄のひとつ…だと思います。
「辰泉」と「会津娘」は、比較的多いんじゃないかなぁ。
好みの味わいだと思っています。

「篠峯」も、何を飲んでも気に入っちゃう引力の様な…
ちゃんとした造りの蔵元さんと言う印象があります。
銘柄として、何回か味わってみて自分の中に、
これはYOKOさんも同じだそうですが、
「篠峯」なら安心だねー…と思って飲んでいます。
手にすっぽり収まる様な程好い重みづけ、
重過ぎず、軽すぎず、香もちゃんとするけれど、派手すぎず。
特長がない様に文字で書くと見えるかも知れませんが、
本当、上手に飲ませてくれる印象なんです。

よく担当して下さっていた飲食店さんを存じ上げていなくていけませんが、
確か、このブースでは「あ、僕ら常連客です」なんて言われた様な心持ちです。
お店の方…と言う人慣れした雰囲気でなかった様に覚えています。
(すみません、お店の方だったらごめんなさいっ。すごく自然な雰囲気だったんです)
そして、元来僕もYOKOさんも「辰泉」と「篠峯」は好みで、
喜んで飲んでいたところ、その声や顔を見て、
すごく嬉しそうに、我が事の様に喜んで下さっていて、
「あぁ、この方々も日本酒が大好きなんだなぁ」と思ったことを、覚えています。

そう、そう言うお勧めのされ方が好きなんです。
好みは人それぞれ、気に入るポイントもそれぞれですから、
「このお酒のここが、私は好きなんです!」って、
情熱的に言われた方が、
「そうか、僕はそのお酒にどう感じるのか興味が湧くぞ。試してみたいぞ」
…と、対抗心ではないのですけれど、
どんな風に心を動かしてくれるお酒なのかと、購買意欲に繋がります。

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常温で置いてあった「辰泉」と「篠峯」…これも美味しかったですね!
お酒の良さが、より出易い温度帯をちゃんと理解して下さっていて、
楽しむ事が出来ました。
どちらも、飲み口は柔らかく入り易いけれど、
ちゃんと芯のある酒質に感じる銘柄です。美味しく頂きました。

そうそう、各ブースとは別にお燗酒ブースもありましたよね~。
純米狂・takezoさんと、A澤さんのおかみさんに熱烈なオススメを受けていたのですけれど、
混み合っていてあまり近づけなかったですね。
素敵なお燗番さんがお見えになっていて、最高の状態だったと伺っています。

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神奈川「相模灘」蔵
佐賀「東鶴」蔵

「相模灘」、しばらく拝見していませんでした。
東京の試飲会でよく出会っていたものだったけれど、行かなくなり、
信州松本の飲みの中でも、巡り合わないでいましたね。
当日は、とっても好みだった「特別本醸造」のボトルがお目見えで!
フラッグシップシリーズの「純米吟醸」も良いのですけれど、
色々と試した中で、「特別本醸造」のバランスが好みでした。
再び出会えて嬉しかったですね。

「東鶴」は、確か最初の年と仰っている頃に多摩独酌会でお会いしています。
2本だけブースに並んでいて、
他の蔵元さんは何本も並べている中だったので…
…またスーツ姿の若い蔵元さんの緊張が伝わって来る中で試飲した日、覚えていますね。
あれから2年、3年…そんなに経っていないのかな、
年々良くなっていると伺っていましたが、本当にその通りで。
5周年記念のおりがらみ生、特に好みに感じました。
プクッと繊細にまとまる香の印象があります。

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福島「会津中将」蔵

1年を通じて、特にYOKOさんが好きだからよく触れている…
四季時期に飲んでいる印象があります。
けれど、
この中では「永寶屋」がある種のスタンダードに見えてしまいますね。
「にごり酒」と生のまま引っ張った「特別本醸造」は珍しい…なんて感じてしまいます。
「会津中将」シリーズ、「永寶屋」と味わいが違っていて、
かつ地元でもきっと楽しまれているランクのオールラウンダーさ、感じます。

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山形「白露垂珠」蔵

久し振りに出会った「白露垂珠」、
相変わらず様々なお米を用いて醸してらっしゃるのですね。
原料米の特性、それぞれの個性を楽しむ事が出来る、この魅力。
やや、じゅんと染みる渋味を感じたものの、
その味わいこそが、
一緒に供されていたブルーチーズの肴にちょうど良く、合っていました。

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福島「会津錦」蔵

信州松本で、福島県の復興イベントを催していた、
まさに会場入りしているチーム松本の面々。
そのイベントに参加していた僕らは、
そこで「会津錦」蔵のこの3本と出会っています。

「さすけね」、
「こでらんに」、
「すっぺったこっぺった」…当時のイベントで味わった記憶は、
今もとても強く印象的に覚えています。
「会津錦」は、この3本がフラッグシップですよね。
名前も覚えやすく印象的。
味わいも、シンプルに「美味しいお酒」と言う印象です。
お酒らしくあり、お酒くさくはない。

派手な…一瞬の飲みに光るお酒と言うよりも、
実直に、けれど確かに華やかさと気品は忘れる事無く、
そう、精神的な気品を感じるお酒だと思っています。
それが、高飛車でなく居心地の良い存在で。

参考に、当時の記憶へのリンク先を置いておきます。

( 城下町ほろ酔い散歩2011・福島編(2011年10月2日・信州松本) )
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/20112011102-9a9.html )

( 第2回・城下町ほろ酔い散歩・福島編(2012年4月8日・松本) )
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/2201248-d904.html )

( 第3回・城下町ほろ酔い散歩(2012年10月14日・信州松本) )
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/320121014-348b.html )
( 第3回は宮城県の回 )

( 第4回・城下町ほろ酔い散歩 (2013年4月7日・信州松本) )
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/4-201347-779a.html )

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山形「若乃井」蔵

特徴のある帯の様なラベル。
初めて拝見する…と言う事は、初めて飲みもする「若乃井」蔵。
取り扱いもその直前、2015年5月からと言う銘柄。

会の終盤で、申し訳ないけれど、焦っていて今にあまり覚えていません。
また、たけさんの所からお取り寄せしようか…と言うところ。

確かラベルは重みがある色合いだったけれど、
香高いタイプではなく、穏やかで、適度な軽さとまろやかさの調律、
悪い意味でなく、良い印象を受けた意味での「そっけなさ」があった様に思います。
熟成の風を感じても、「おっ、熟成してやがる」と思うと、
かえって張りのある返しが生み出されて来た様な…おぼろげですけれども。
また、飲んでみなくちゃ…ですね。

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福島「天明」蔵

もうそろそろ、閉会の時間帯…「天明」も最後の1本となっていました。
これを試させて頂いた所で、“お開き”コール。


本当に時間があっと言う間でした。

本金・宮坂恒太朗杜氏の項でも触れましたが、
「パーティ」だったからこそ、
色んな方とお話も出来たし、詳細に記録をした訳ではないから、
うろ覚えで不確かなことも多いけれど、
でも、楽しい記憶だけに満たされている…そんな印象です。
しばらく試飲会に参加していませんでしたから、
そう言う風に…試飲点数を集めるのではなくて、
YOKOさんのおかげもあって、
“楽しむ”考え方にシフトしたのかも知れませんね。

それでも、飲むのに精一杯で、
食べ物にあまり手が伸びなかった事が、勿体無かったなぁ…とは思っています。
ちょいちょいと食べてはいるのだけれど、
僕は試飲に夢中で、YOKOさんが食べていて、それをちょっと貰って…
…そんなルーチンでしたから、写真に残っていない。
「サケとスミビとロシュタン」さんの鶏のキンカン漬けが美味しくて何個か行きました。
他にもいろいろあったのだろうけれども。
でも、そう、本当に…とても楽しく過ごしていました。

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登壇するたけさん。

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おっ、最初にお会いして、
その後は、全く会わなかったkuniさんも閉会の挨拶を眺める、
ベストポジションに居られました。

確かに人は多かったけれど、
多過ぎて身動きを取る事が出来ない程ではなかったし、
人の動きは常に流れていたのに、
1度しか会えなかった人、何度も会えた人がいて…
いや、酔っ払って僕(とYOKOさんが)が覚えていないだけかも知れませんが。
そう、ずーっと同じ場所で楽しんでいたはずなのに…と考えると不思議。
きっと、僕らだけじゃない、
みんながみんな、夢中に過ごした時間だったんでしょう。

お写真、もちろんお顔にはぼかしを掛けましたけれど、
とっても良い表情です。満足そうで。

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記念のスピーチ。
写真はほんの一瞬を切り取る道具です。
まるで、熱唱している様な瞬間の写真。

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冒頭の写真です。
地酒屋こだま、たけさんの声。

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この写真の中、自分自身と元来縁があって、
存じ上げている方だけでも、
左から、粂川さん、北安醸造の山崎杜氏、A沢さんの旦那さん、
ほろ酔いさん、純米狂さん達、
天明の若旦那、廣戸川の旦那、
F澤さん、厨十兵衛の旦那、風林火山の旦那、アガレヤの旦那(の手)…
写真の上で見るだけでも、それだけのご縁があるって凄い。凄いことですよ。

「袖振り合うも多生の縁」なんて、古い時代の方はウマイ事を言っております。
袖の振り合いも何かの縁ならば、
たけさんを中心にここに集まり、そして楽しんだ…
お酒を醸す蔵元さん、蔵元さんのお酒を売る販売店さん、
お酒の良さを引き出す料理と時間を提供する飲食店さん、
全てのサービスを享受する僕ら飲み手の方々、
お酒を酌み交わした、同じ楽しみを共有したのですから、
袖とは比になりませんね。
もっともっと、より良い楽しさに、嬉しさに繋がって行くことだと感じました。
五周年記念、
そのお祝いは、未来へ進んで行くその途中なのだと…
ずっと続いて行って欲しい縁だと、そう感じられるものでした。


半年以上経って…年も改まって、今。

こうして写真を見ながらブログを書いていると、懐かしいとさえ思う時分。

何より、笑顔ですね。笑顔。
ワイワイガヤガヤとやって…
ああ、それが何より良いイベントでした。

その後の「地酒屋こだま」さんのブログの更新で、
「毎年は無理…」で、
「次は十周年かなー…」なんて(笑)カッコワライで書いてありました。
それで良いと思うんです。
その時は、みんなどんな顔かなーって。
良い顔してますよね!きっと。

その思い浮かべた想像を、実現できますように。

笑顔が続いて行きます様に。

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