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2016年2月15日 (月)

酒、持って来い!ジャンジャン持って来い!…って言いたくなる縞あじの酒盗焼き(2016年2月4日・厨十兵衛)


日本酒を美味しく飲む幸せの味。

たまらん!

たまらん!

酒盗だけでもかなり美味しいのに、

更に、加えられた工夫によって、

たまらん!

たまらん!

僕の中で、今最高の美味として登録されました。


とっても珍しい平日飲み。
松本に住んでいる訳ではないから、
松本に飲みに出ることは、週末だけに許されているようなもの。
2月4日は、特別な用事があって出掛けていました。
定時17時30分を過ぎたところで会社から駆け出し家へ、
直近の電車に飛び乗って松本へ。

Pub.摩幌美を発端にスウェーデンとの繋がりが出来た…
…それが数年前。
スウェーデンのPub「Akkrut」のメンバーは、
誰かしらが毎年、松本に来ています。
日本を楽しみながら、そのルートの中に松本を組み込んでいてくれるんです。
スウェーデン語は話せないし、
英語だって満足に話せない僕とYOKOさんだけれど、
でも、会って話すことは、とても楽しいと思っています。
今回は、タイや日本を巡る旅をしているクリステルがやって来ました。
会いに行く前に、腹ごしらえ。
そうそう、その話の中で、
摩幌美の酋長が「馬刺しなら、すぐそこの高橋食堂が良いよ」とオススメし、
翌日、実際にクリステルは行った様子。
Facebookを見ていると、かなり気に入ったみたいで…
実は僕らが高橋食堂には未到達なんですよね。ええ。
栃木に赴いたS木さんもお気に入りの食堂でした。
益々、1度は行かなくちゃ。

さてさて、後日談を先にしてしまいましたが、
当日の夕ご飯は緑町・厨十兵衛にて。
「廣東」は木曜日なのでお休み。
このどちらかでご飯を…と思って悩んで決めかねながら、
歩いて来ていたので、選択肢はひとつ。

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先ず一杯。

僕は、信州松本・善哉“女鳥羽の泉”純米吟醸うすにごり生、
YOKOさんは、群馬・結人・純米吟醸無濾過生“新酒あらばしり”から。

「女鳥羽の泉」、美味しいです。喉越し良い。香も全体に高い。
甘味の支えがボリューム感を持たせてくれて良い感じです。
十兵衛の旦那リクエストによる蔵出し…だったと思います。
定番の濁り酒とも…似ているけれど、
ベースが純米吟醸にあるからか、より好ましいと感じました。

「結人」、これも甘味が美味しい。より明るいイメージ。
善哉より、幼い想像をする可愛らしさを思い描く甘さ。
「よよぎ」があった頃は、冬の定番のひとつでしたね。
「懐かしいなぁ」なんて言いながらYOKOさんは楽しんでいました。

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「手始め」には朧豆富。

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「手始め」で手を温めるYOKOさん。

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肴は、
「紅ズワイガニのかに味噌がけ」から。
久し振りに頼みましたけれど、やっぱりウマイです、これ。
かに味噌そのままだと舐める様に食べるのだと思うのですが、
蟹の身に掛けることもあって、
上手に伸ばしてあって、風味はそのまま、たっぷりつけて食べられる食べやすさと満足感。



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続いて、
僕は、福島・会州一・特別純米無濾過生原酒、
YOKOさんは、広島・寶剣・純米“超辛口”生酒を。

「会州一」は、「やっぱりウマイわー」と言う初感。
肩に力が入らない、心地好いバランス。
強過ぎずに、突出し過ぎるものがなく、和やかな雰囲気、調和。
それは「会州一」らしさ。
まとまりがあって、スッと消えて行く心地好さ。
だから選びたいと思うし、名前を覚えているんだと思います。

「宝剣」は、「会州一」と比べると、
どちらもとてもバランスが良いものだと感じますが、
なるほど、地域の差と言うか、
喉越し、余韻と食との相性、触れ合い方に、
地の食との出会いを考えた差を感じます。
透明感あり、中盤まではどこか甘味をも湛えているのですが、
そこからしっかりと締めて来ます。

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サーモンの焼きいくらおろし

これ、最近頼む頻度が上がって来ています。
いくらと大根おろしだけでも、絶好の肴になり得ますが、
更に、身の厚い立派なサーモンの切り身が、
ふっくら良い香で、美味しいんです。
程好くお腹にもたまって、お気に入りです。

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続いて、
僕は、福島・廣戸川・純米吟醸無濾過生原酒、
YOKOさんは、奈良・風の森・純米大吟醸“しぼり華・秋津穂”を。

「廣戸川」、造り手、杜氏のお顔を想像できてしまう…
そんな優しい雰囲気のお酒でした。これが「廣戸川」の魅力ですね。
派手さは無く、
分類するときっと地味と呼ばれてしまうかも知れないけれど、すごく好き。
お店で飲むと攻撃力のある他のお酒に負けてしまうかも知れないけれど、
好きな人はずーっと頼み続けるかも知れないし、
家で落ち着いて、腰を据えて飲むのだったら、これ以上ない穏やかさだと思うし。
やっぱりウマイなぁって思います。
いつか天栄村に蔵見学に行きたいなぁ。

「風の森」、たっぷりのミネラル感!
しっかりした輪郭、口に含むと旨味がめいっぱい主張して、
すごく美味しいと感じますね。
同時に鼻に抜ける香も高く、
香と味がどちらもよく伝わって練り上げられた様な美味しさと、
反して、フレッシュなハリとが共存していて、たまりません。



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「縞あじの酒盗焼き」

「見慣れないなー」と思ってお願いしたメニュウでした。
「酒盗」は好きですし。

届けられて、大根おろしとまぶした酒盗があり、
「あぁ、なるほど、酒盗の和え物を添えた縞あじの焼き物なんだ」と思っていました。
目の前に「酒盗」があったから、それで納得してしまったのだけれど、
いやいや、違うんです。
「酒盗」をベースにしたつけ汁に、縞あじを浸し、漬けて、
それを焼いているのです!

そう、今を思えば素っ頓狂な質問をしたものです。

「西京焼きとか、そうした漬けたお魚の味がする…」…と。

そうした身の締まりと漬け込まれ浸され染み込んだ味わい、
その風味の良さと、直接的な塩ではない、
酒盗を使ったタレによる半間接的な塩味の与え方が、深い旨味を作り出していて、絶品。
照り焼きの様な、蒲焼の様な、
ああ言う濃いタレより、もっともっと熟成された旨味がある様に感じました。
そして、添えられた大根おろし酒盗の生の風味は、また別の角度から、
味わいに彩りを与えてくれて、なお旨い。感動しました。
もちろん日本酒にも素晴らしい相性の良さ!
食べても食べても欲してしまう魅力的なひと皿でした。

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「合鴨の治部煮」

最近の定番になりつつあるメニュウ…こちらも。
温まります。

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そして、忘れてはいけない、〆のうどん投入!
治部煮のつゆで、うどんを煮込んでもらって、お腹の中の温かさは最高潮。
再び、外気寒気の中に出て行けよう…と言うもの。


四柱神社にお参りをして、僕らは摩幌美に向かいます。
クリステルは、Hop Frog Cafeに向かうも、
残念ながら海外研修中でお休み。
代わりにGaneshaに立ち寄って、先に辿り着いていました。
Hop Frog Cafeには、次の機会に行く…とのこと。
今回の旅で多くのBarやBeer Barに立ち寄っていました。
道中で「松本ブルワリー」の看板も見かけたとか。
楽しみが多く、また松本に立ち寄ってもらえる…
次の楽しみも、いっぱい見つけて行った様です。

酋長とクリステルと…
写真も撮らずに、お話をしながら摩幌美のカウンターにてひと時。

そうそう、
昨年の来日の際に、
Svensk Punshを数本、貰っていて、
この感想レポートを書き上げていないんですよね。
書いてはいるけれど、それを英語にしなくっちゃ意味がないのです。
春までには仕上げたいなぁ。
感謝の気持ちと共に。

平日の飲みともなれば、
翌日の仕事は、それなりに朝が辛かったりもするのだけれど、
心から楽しみ、満たされた思いで翌朝を迎えました。
眠いけれど、けど、良い心持ち。
素敵な一夜でした。


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