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2016年2月 3日 (水)

週末は落語三昧。(2016年1月30日~1月31日・四柱神社、ばらの湯、レザンホール)


朝から晩まで、毎日落語でも良いくらい。


落語界隈において、
1月と言う月は、新春の慶びに浸って、いたって大忙しの月であります。
明けて10日間は「初席」、続いて「二の席」と、
東京の定席と呼ばれている寄席、
「浅草」「鈴本」「新宿末広」「池袋」では、
いつにも増して代わる代わる噺家さんがとっかえひっかえ出番を持ち、
高座に上がっては下り上がっては下り。
ようやく20日を越えると、
待ち兼ねた地方に出向いて行く…と言う訳なんですね。

ここ数年、1月末の松本における落語、ずーっとダブルブッキングしていました。
僕とYOKOさんにとっては。

日頃お世話になっている四柱神社の落語会と、
1年に1回の塩尻レザンホールでの落語会が同日開催される事がとても多く、
どちらかを常に選択させられておりましたが、
今年は土曜日に「古今亭菊生の落語百夜・お年玉企画“新春初笑い・円丈祭り”」、
日曜日に「第14回れざん亭」と振り分けられ、そりゃあもちろん両方を楽しむ運びになります。

そんな2日間のお遊びを申し上げます。

【 2016年1月30日・中町 】

お昼ご飯は、緑町の「ヴェルデ」にてピザを食べ、
腹ごなしにお散歩を…と中町へ歩いて来ました。

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中町を散策。
観光と思しきお客さんが多いですね。
松本駅から伸びる通りも最近新しいお店が出来ていますが、
中町もまた。
報道のあった「松本ブルワリー」や「NAKAMACHI CAFE」も見る事が出来ました。

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ナワテ通りの端っこを目指して左折。
「一ツ橋」を渡ります。

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いつものナワテ通りの光景。

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ぐるりと1周する形で四柱神社に戻って来ました。
お参りを済ませて、会場へ。

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今回は新聞広告なども多く打たれており、会場はほぼ満席。
初めてお出でになる方も多かった様子で、
また次回3月の落語会に繋がると良いですよね~。
春の噺になると思われ、季節を感じる一席になると存じます。
3月26日の18時30分開演、場所はもちろん四柱神社にて。

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恒例のマイクスタンドアートは「初笑」でした。

開口一番・前座・三遊亭わん丈さん「寄合酒」

わん丈さん、今年の5月に二つ目に昇進が決まっているんだそうです。
これはたいへんめでたいですね!
記録には、初めて四柱神社で高座を伺ったのは、
2013年の1月「子ほめ」とありました。
その後、何度か四柱さまの落語会には登場して下さっていて、
都度、楽しませて頂いておりました。
あれからそんなに時間が経っていたのですね。

初回からとても明るく、良い雰囲気をお持ちの方で、
前座噺をこれまで伺って参りましたが、
今回は「寄合酒」、とても楽しく拝聴しました。
自分が言うのはおこがましいかも知れませんけれど、
成長を感じられる高座でした。会場も大盛り上がり。
笑い所をたっぷり作って頂いて、
「寄合酒」自体が想像を伴わないと、お笑いにならない噺ですから、
バッチリ会場の雰囲気を掴んでおいでで、
二つ目に昇進の後も、とても楽しみな存在、ご活躍されそうだと感じました。

「寄合酒」って乾物屋さん関連をゆったり演じて、
そのあとの調理パートがスピードアップ、ドタバタのうちに、
町内の若い衆の騒々しさ、賑やかさが良い噺だと思っています。
そんな好みに合うスピード感でありながら、
サゲが、色々とギッて来ていた乾物屋の犬が、
鯛を食らい、ダシ汁を飲み…し返すと言うもの。
初めて伺う形でした。これは、ちゃんと落ちていて、なお良いものでした。

古今亭菊生師匠「代書屋」

「でぇしょや」ですね。
権太楼師匠の音源にかなり近い筋書に感じました。
特に緩急、メリハリ…騒々しい男と冷製冷徹な代書屋さんだからこそ、
その摩擦がとてもおかしみに通じる噺ですよね。

三遊亭円丈師匠「夢一夜」

「待ってました!」とお声がけをすると、
ピクリと動かれた様に感じました。
届いた様に感じられ、たいへん嬉しい。
いやはや、待ちかねた高座でありました。そして、その期待通りの面白さ。

この「夢一夜」はDVDではあるのですが、音源での発売はない…ですかね。
直後に、もう1度聞きたいと感じて調べましたが、
売られていない様でした。
…いかがでしょうか。欲しい。欲しいです。

末期ガンがこんなに明るく感じられるものはないです。
深刻な物事を見事にお笑いに変える、変えてしまう…その強引さが、
円丈イズムではないかと感じます。面白かったし、カッコ良かった。
男としてカッコ良いとも思うし、円丈師匠もカッコ良かった。

初めて伺う噺でした。
心に、グッと来ましたね。
僕は円丈師匠なら「なんばん」もバカバカしくて好きだったりします。
でも、今は「どれが好きですか?」と聞かれたなら、「夢一夜」を推します。

仲入り、大抽選会を経て。

三遊亭円丈師匠「グリコ少年」

音源で聞いた事があったけれど、最後がよく分からなかった噺でした。
これは仕草でサゲるかたちではないけれど、
走り去るかたちではあるけれど、豆まきグリコまきのシーンもある訳ですから、
ナマで伺わないと、けして分からない噺ですね。
それを聞くことが出来て嬉しかったし、
更に、タイムリーな事に、
現在放映中の駄菓子を題材にした漫画のアニメ化「だがしかし」、
このグリコが紹介される週に、「グリコ少年」を聞く事が出来るとは!
まさに千載一遇!
今、まさにグリコキャラメルの「ひと粒300メートル」のキャッチコピーを、
聞く前から胸に思っていた時分に、円丈師匠からも伺えるとは。

その後、グリコキャラメルを食べたくて探していますが、
師匠の仰る通り、見つかりません。本当。

共感と懐かしさ、円丈節を楽しむ噺を伺ってお開き。
2時間30分、たっぷりの落語会でした。


その後。

温泉に行く事が適う時間ではなかったので、
初めて、松本の銭湯に行ってみることに。

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選んだのは「ばらの湯」でした。
行くなら、ここしかないって思いました。

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空にはヘリコプター。
国道153号線や塩尻峠が閉鎖されるなど、
雪の被害が大きかった週末でした。
扉温泉に行く道が2月3日現在も通行止めですね。
1日も早い復旧を祈ります。
扉温泉・桧の湯とかけす食堂に行きたい、食べたいであります。
冬の素晴らしいぬる湯に浸る時間、
そして、徒歩数秒の食堂。憩い、癒しの場なんです。
是非とも。

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「ばらの湯」、
玄関を入って迎えてくれるのは、レトロ感ある下駄箱。

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錠のデザインも味があって良いですよね。

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待合室。
奥に番台があります。
番台の背中には小さな小窓があり、
ドライヤー1回20円の両替なども行ってくれますね。
入浴料は1人400円。

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メイン浴槽の他に、日替わりの浴槽があります。
土曜日なので、今日はワイン風呂。

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表の看板にある「健康薬用風呂」がそれですよね。
「ドリーム風呂」は寝湯を差すのかなぁ。

銭湯「ばらの湯」、だいたい30年ぶりに訪れました。
だからこそ、ここに来たかったんです。
せっかく立ち寄るならば、「ばらの湯」が良いと思いました。
聖十字幼稚園に通っていた僕は、
その時に1回だけ「ばらの湯」に行った事がありました。
細かい所までは覚えていないけれど、
当時もワイン風呂だったんじゃないか…と思うんです。
ワイン風呂があるって、他に行く機会がないのに知っていたくらいですから。

お湯に入る前に体を洗い、とりあえずいちばん広い浴槽へ。
足をつけて「おっ、なかなか熱いな」と思い、
眼前の温度計は50℃を示しているけれど、
たぶん体感で43℃弱くらい……と思ってザブンと体を沈めた瞬間に、
当時の記憶がフラッシュバックしました。

「熱い!」って言って泣いた気がします。幼稚園児の自分。

自宅では熱いお湯に入っていませんでした。
お湯をぬるくして入っていたはずです。
そんな、有り難いことにぬるま湯育ちの自分に、
大人の社会の洗礼、ちゃんと熱いお湯でビックリして泣いた様な記憶が蘇りました。

そうそう、
だから僕は温泉や銭湯が苦手になって、
YOKOさんが温泉に行こうと言うまで、全くこの世界に興味を示さなかったんです。
落語にしても温泉にしても、バドミントンにしても、
今、趣味として楽しい事のほとんどについて、
「最初は嫌がる」と言う特性がある…なんてYOKOさんに言われています。
面白いです。
その頃の事を思い出す事も、
まだ懐かしい姿のままに「ばらの湯」があってくれることも。

【 2016年1月31日 】

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明けて翌日、塩尻「レザンホール」へ。

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今回の会場はいつもの「大ホール」でなくて、
「中ホール」になっていて、
その収容力3倍の差があり、
例年通りのチケット確保タイミングでは、後ろから2番目の列でした。
危ない危ない。
後ろの方…ではあるのですけれど、
結局、会場が広くないので、
だいたいいつも通りのポジショニングに落ち着いていました。

大ホール、工事中なんですね。納得。

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肖像権があるので、もちろん公演中の写真撮影はダメだけれど、
会が終了した後の、誰も写っていない写真なら問題ないですよね?
高座の風景。

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当日の根多帳は、こちら。

開口一番・前座・春風亭昇市さん「桃太郎」

8代目春風亭柳橋師匠「二番煎じ」

早速、翌日に6代目の「二番煎じ」の音源を伺いました。
季節の噺ですよね。こうした時期に持って来い。

宮田陽・昇師匠「漫才」、

漫才、落語よりお客さんを取り込む傾向が強い分…と申しましょうか、
生で見ると、より楽しいものだと、
年末新年のテレビ番組で何組も見て来た中で、
より強く思います。会場に合うネタを差し込んで来て、
それによって一同、しっかり盛り上がる。
楽しく伺いました。

春風亭昇太師匠「ストレスの海」

30分ちょっとの高座、
15分くらいが笑点噺でした。
こればかりは仕方がないですね~。
それでもおばさんに襲撃される噺であったり、
色んな根多をお持ちで、
メリハリある流れが、会場を爆笑に誘っていました。

「ストレスの海」、
タイトルは聞いたことがありましたが、
噺として伺うのは初めてでした。

これ、“結婚をしない男”と言うフリが恐ろしく効いて来ますね。
旦那の死因が「ストレスです」と言い切るあたり。
そもそも、旦那は家から出たいと思っていなかったのに、
連れ出して、ゴムボートを膨らませ…
まるで用意周到な計画殺人にすら聞こえて来てしまいます。
“諸先輩方を見ていると分かるんです。結婚なんてしない方が良い”

…ブラックユーモアの解釈で見る事が出来る噺だけれど、
いたってドタバタとした明るい噺と言う印象だからこそ、
話芸の粋とでも言いましょうか。
聞くことが出来、良かったです。

そんな2日間、落語をたっぷり伺った週末。
もっともっと落語漬けでも困りませんね。
嬉しいくらい。


2月は20日に柳家三之助師匠の落語会がありますね!

3月は菊生師匠も勿論のこと、駒ヶ根もひとつ寄せて頂く予定です。

さぁて、お楽しみをたっぷりと。

そんな日々でありたいと申します所、ちょうどお時間となってございます。

それでは。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

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