« もやしそばとクリスマスチキン(2015年12月25日・緑町廣東) | トップページ | 極太麺でちょもラーメンを食べる。(2015年12月18日・ヌプチェ) »

2016年1月 6日 (水)

小諸・須坂の旅 ~其の二~ 中棚荘と大塚酒造「浅間嶽」(2015年11月28日)


小諸、須坂の旅を申し上げます一席、
続きまして、お宿である中棚荘に到着したところから始めて行きます。

Dscn01471

中棚温泉・中棚荘にやって来ました。
普通、ホテルや旅館と言うものは、到着するとまず"フロント”へ立ち寄りますよね。
宿帳に書いたり、説明を聞いたり。
そうするものだと思って動いていましたが、
「まずは、お疲れでしょうから、どうぞ」とラウンジに案内されます。
そちらでお茶を頂きながら、座った状態で宿帳に記入、また夕食の時間、
明日の朝食の時間などを担当の方から伺いました。
素敵な対応ですよね。
「あぁ、なるほど、行き届いているんだなぁ」と初手から思う事が出来るものでした。

Dscn01491

玄関の対面、お客さんが出入りする時間には看板ヤギさんがおります。
この子の他にも3匹のヤギが飼われていて、
宿泊した部屋から見える眼下の景色には、それぞれのヤギさん達、
また沢山の鴨、鶏を見ることが出来ました。
鴨たちの動きがなかなか可愛かったのを覚えています。

Dscn01501

そして、荷物を置いて本当に早々にお出掛け。

たまにYOKOさんと話すのですが、
“動きを止めると死んでしまう”と言う噂のマグロの様に、
体調が悪くない限り、僕とYOKOさんは動き続ける性分の様です。

中棚荘直近の坂道。
つい数十分前に車で下ってきた道を、歩いて登って行きます。
下りながら、「…もしかしてこれを登るのだろうか」と考えもしていました。
そう、もちろん登るのです。

Dscn01511

途中、巨大な建造物がありました。
近くに東京電力小諸発電所があるので関連施設でしょうか。
こうした見慣れないものを見ると言うこと、旅行に来て、お散歩するということ。
僕らはこうして歩くことが好きな理由は、ここにあります。

Dscn01521

更に登って行きます。

Dscn01531


「古城」の交差点まで戻って来ました。
この突き当たりの向こう側は、小諸駅になります。

Dscn01541

小諸駅の高架橋。
これが駅の入口と懐古園を直結していました。
電車でお見えになった方は、ここをまず通ることになるんですね。

Dscn01551

今日は目的地があるので、駅の向こう側を目指します。
高架橋の内部。

Dscn01561


高架橋を降りたところ。この右手に小諸駅の入口があります。

Dscn01571


小諸駅。
直前に見た旅番組で、清水アキラ親子が訪れていました。
当然だけれど、同じ景色。
「テレビで見た場所か~」なんて思ってしまいます。それはそれで嬉しいものです。

Dscn01581

小諸駅の周辺は少しレトロな趣。
僕らがやって来た反対側には特に何もなかったので、
こちらがお遊び場所、またバスなどの発着なども行われて賑やかな区域になる様です。

駅前にあった「純喫茶マモー」なる喫茶店。
すごく気になりました。お散歩の後、旅館の食事がなければ足を留めたいくらい。
浮かぶのは、「ルパンVS複製人間」であり、また内村光良さんですよね。
窓、また扉が開いていて中をチラッと拝見しましたけれど、
調度品も、ひと昔前の雰囲気。良いなぁ。

Dscn01591

「古城の町の居酒屋・安航流」…これも良い。良いです。雰囲気ありますね。
「あんこーる」ですよね。

こうした少し懐かしい雰囲気のある居酒屋さん、スナックが並びます。

Dscn01601

「大手」の交差点。
ここを左に。

Dscn01611

次いで「本町」の交差点。

Dscn01621

小諸市唯一の酒蔵「浅間嶽」の大きな額が掲げられています。
今はラーメン専門店「麺賊夢我夢中」さんの建物。

懐かしいです。
信州SAKEカントリーツーリズムで、この場所を訪れた頃にもありました。

旅第7回信州SAKEカントリーツーリズム・前半(2010年9月3日)
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/7sake201093-ba3.html )

そう、小諸市に宿を取る…
中棚荘と駅の距離、駅と「浅間嶽」を醸す大塚酒造さんとの距離、
「歩いて歩けない事はない」…そんな距離でした。
当時は車で、ひとつの蔵から次の蔵へと足早く移動していて、
景色の記憶は、写真の様に瞬間だけしか残っていないけれど、
こうして同じ場所に立つと思い出しますね。

Dscn01631

「浅間嶽」の看板。
先の交差点を右に入って行きます。

Dscn01641

…なんだか道がすっかり変わってしまっていて、
すごいなーって綺麗になったなぁーっ…と、思いながら、
道沿い、右手方向に蔵が出て来るはず…と歩きます。前進あるのみ。

…もっと細い道だった気がするけれど。

Dscn01651

進んで行くと…。

Dscn01661

酒屋さんらしいオブジェがありますが。

Dscn01671

目的地「大塚酒造」さんはこの道ではなくて、
もう1本奥に入った場所にあると言う案内表示。

そうだ。

そうでした。

その昔も間違えたんでした。
そうですよ、道の印象が違う訳です。道が違うんですから。

Dscn01681

そんな訳で、
2010年当時とは逆方向にはなりますが、正に蔵前の道に入りました。
左手に蔵の建物が見えます。
その昔は、この写真の奥からやって来た…と言う訳です。

Dscn01691

小諸市・大塚酒造に到着しました。

今日は特にアポイントメントを取った訳ではなく、
旅のお土産も兼ねて、お酒を買い求めよう…と思ってやって来ました。

昨今、懇意にさせて頂いている酒販店「革命君」さんでも、
「浅間嶽」の取り扱いが始まり、
また近年の流れでは信州の日本酒を日頃から大応援してくれている
四ツ谷の「日がさ雨がさ」の店長さんも、「浅間嶽」を注目しておいででした。
数年前から現在の専務さんが造りに参加される様になり、
酒質の向上が見とめられ、話題になる中で、
「長野酒メッセ」において試飲をさせて頂いた際にも、好ましいお味でしたから、
まさにそのお酒と、僕自身の思い出にあるお酒とを買い求めにやって来たのです。

Dscn01711

門をくぐった蔵内。
数年前と同じ光景ですが、
湯気が見えるのは酒造期に入りつつ…と言う所でしょうか。

Dscn01721


銘酒「浅間嶽」や自家蒸留焼酎など大塚酒造さんのラインナップ。

そんな訳で、予約をして赴いた訳ではなかったのですが、
ご親切に、社長さん、専務さんにお話を聞くことが出来ました。
お忙しい中、たいへんに有り難い事でした。

購入したお酒はこちら。

Dscn02901

「浅間嶽・純米吟醸」

5年前には無かったボトルデザインです。
特に気に入っているお酒。
程好い柔らかさが特長だと思います。
和やかで穏やか、優しくふんわり。
そして、それがしつこくなく、心地好くほどけて行きます。

これ、イベントなどでは比較的冷温から室温くらいで頂いていると思うのですが、
購入後にお燗酒にして楽しみましたら、
気が付いたら床でうたた寝していました。飲む快感。
温度は上燗(45℃)前後が好ましく感じました。

Dscn03851

「浅間嶽・本醸造」

社長さんに、お燗酒に向く日本酒を伺いますと、
こちらの本醸造をオススメして頂きました。

これも良いです。食事に合うお燗酒。
蔵の特長となるのでしょうか。
しつこさがない、キレる…よりもっと力の抜ける、
程好い余韻が、良いですね。
飛び切り燗くらいまで引っ張って行って、
燗冷ましを楽しむ飲み方が気に入って飲んでいます。

Dscn02861

「無臭にんにく酒・健身」

これを「買いたい」と強く思っていました。
面白いお酒なんです。これ。
それそのままで、にんにくスープみたいな旨味たっぷり酒。

出会いは数年前の長野酒メッセin長野でした。
社長さんのお酒のオススメ方法がとっても良かった。
見覚えのないラベルを見ては、どの蔵元さんでも試飲させて貰っている中で、
その前年も見ていた「献寿」ではなく「健身」とあり、
シリーズもの?色があるので古酒かしら…と伺ってみると、
そう、にんにくのリキュールとのこと。
驚きましたし、匂いがあったり、味が強かったら、試飲しない方が良いかも…
寸時、そう考えてしまいました。
けれど、社長さんは言います。
毎晩、寝る前に飲んで風邪を引かない、元気になるって思う、
自分達が美味しく飲みたくて、使いたくて、作っているんだよ…と。
心惹かれました。

どのお蔵さんと言う訳ではないですけれど、
例えば「信州でも珍しい雄町米を使っているから美味しい」
「ここでしか飲めない」「女性杜氏が醸すから美味しい」など…
お酒の味わいや香味など、お酒本来の特長を推薦してくれるのではなく、
お酒が持つ背景、ブランドだったり、
そうしたお酒の美味しさとは本来関係がないものを前に出し、
“付加価値があるから旨い”と言うオススメ方法、自分は苦手なんです。

日本酒としての香味など、日本酒らしい特長をお勧めするのではなく、
付加価値で日本酒を勧めると言うのは、
セールストークとして、安易にも感じてしまいます。

浅間嶽の社長さんは、自分の経験から話をして下さいました。
試飲してみて、
強烈なニンニクフレーバーに驚きました。
でも、甘味もある。不思議な感覚なんです。
旨味も感じました。舌先が旨い。
そして鼻先にニンニクフレーバーが広がって、忘れない味。
「うまい!これうまい!ガバガバ飲んじゃうよ!」…とか、
そう言う味わいじゃなくて、
毎日、ちょっとずつ。
元気の源として、
それこそリキュールの起源である「エリクシール」の様なもの、
そう考えて飲むと良いのかもって、素直に思いました。

だから、本醸造を買う際にも、
「私は極端で、うんと熱くして飲むか、冷やすかなの…」
…そうか、それなら色々試して飲んでみたいな。そのお酒。
そういう風に考えました。
お買い物や選ぶこと、とても楽しくさせてくれます。

帰宅後、YOKOさんに「健身」を飲んでみてもらいましたけれど、
その匂いに驚いていました。結構なニンニクらしさがあるんです。
それが良い。
YOKOさん自体はちょっと苦手みたい。
僕もその当時は驚きが優先して「旨い!」とは思わなかったけれど、
今、小さなお猪口にグイッとやると元気になる心持ちで頂いています。

何だか旨い。

不思議なお酒です。
先日、仲間内の忘年会に持参しましたが、
抵抗なく飲むことが出来る方、そして面白いと言って下さる方、
また、匂いでやっぱり苦手だと仰る方。様々。
それで良いんですよね。お酒って。
色んな方が好きだったり、嫌いだったりするから、
酒屋萬流であることに意義がある訳ですね。

こんなに小難しく考える事はないのだろうけれど、
長野酒メッセでの喧騒の中、浅間嶽の社長さんの笑顔は、ずっと覚えています。
お酒と言う文化の面白さを思い出させてくれるお酒です。

一升瓶2本、4合瓶1本を、
あらかじめ用意して来たリュックサックに詰め、背負い、来た道を戻ります。
テンション上がりましたね!背中にズシリと来る重みが誇らしいくらい。

Dscn01731

再び「大手」の交差点へ。

Dscn01751

せっかくなので、もう少し街を見てみたいと思い、
少し進んで左折。
「二鈴想」とか…先程の「安航流」に続いて、もう!
雰囲気ありますよね、レトロさが息づいている心持ち。

Dscn01761

行きとは…純喫茶マモーのあった道とは異なる、駅から伸びる道。
背中に駅舎があるカタチ。
大塚酒造で伺う中に、「小諸は坂の道ですから」と言う一節がありました。
なるほど、坂がずっと奥へ続いて行きます。
今日僕らが小諸駅前まで歩いて来た道も、また坂でしたし、納得。
浅間山の麓に広がり、形成された街だからこその特長でしょうか。

Dscn01771

駅前の掲示板には、
「小諸は渥美清さんの心のふるさとです」とあります。

地図を眺めた時にも「渥美清こもろ寅さん会館」なる記述を見て、
ここでもこの掲示を見て…
帰宅後に調べてみますと、
シリーズ第40作「寅次郎サラダ記念日」、小諸が舞台なんだそうですね。

そして記念館が1995年にオープンし、
2012年に館長さんのご逝去に伴い、現在まで休館中…なのだそうです。
ただ、この情報を調べる際に、2015年6月のニュースで、
来春(2016年)に再開の見通しアリ…と言う記事も見つけました。

Dscn01791

来た道を戻って行きます。
三の門の横にある「懐古園」の額は、正面の額とは異なりますよね?
少し辺りが暗くなって来た頃合で、先を急ぎましたが、
また見事な書も拝見する為、桜や紅葉の時期にも訪れてみたいですね。

Dscn01801

酒瓶を駐車場に収めて、
併設の「はりこし亭」の脇から「中棚荘」に戻ります。
大塚酒造さんでのお話の時間も含めて、往復で70分ほど。
ちょうど良いお散歩コースでした。

あぁ、楽しかった!


旅館に宿泊する際に楽しみなことは多いですけれど、
ひとつ、
夕食のお時間は、中でも特別な心持ちですね。
宿泊、温泉は平成館にて。
夕食、また朝食は島崎藤村も逗留した
「藤村の間」を擁する大正館に支度が為されておりました。

中棚荘・十一月懐石料理

…として。

Dscn01831

案内された際にテーブルに既に用意されていたもの。
設えの良さを感じますね。洒落ています。

Img_0862

食前酒
藤村の「にごり酒」を。

島崎藤村の「千曲川旅情の歌」、
この終盤の一節、
「にごりざけ にごれるのみて 草枕しばしなぐさむ」に由来するお酒です。
実際にその当時に藤村が飲んだお酒も、
この濁り酒と同じ醸造先…つい先程、足を運んで来た
大塚酒造の「浅間嶽」であったと言われているそうです。
「中棚荘・はりこし亭」のホームページを確認すると、
特別に蔵元さんにお願いした特別誂えなのだとか。

ちなみに、佐久の「千曲錦」蔵にも、
「藤村のにごり酒」と言う酒銘の純米酒がありますが、
中棚荘で飲んだお酒とは異なるお酒になります。念のため。

Dscn01851

先付け
栗絹衣和え
貝柱酒煎り、揚げ長芋
白湿地油煎り、干し柿
木の芽…とのこと。

Dscn01861

東御市にも近いので、オラホビールのゴールデンエール、
これがオリジナルラベルで用意されていました。
大塚酒造まで歩き、その後にひとっ風呂浴びてからの食事でしたから、
たまらなく美味しかったです。
ゴールデンエールらしいホップの苦味、柑橘類を連想される香、
少しハードテイストな飲み心地で、
だからこそ鮮烈な爽快感。

Dscn01871

お造り
しなの雪鱒、鮪、大葉、針大根、山葵…とのこと。

Dscn01881

鍋物
鶏肉はりはり鍋
水菜、白ネギ、榎茸、舞茸、柚子胡椒、

鍋の素材、鶏肉は炙ってあり、そのひと手間も素敵でした。

Dscn01901

日本酒は勿論「浅間嶽」を!
酒器は「浅間嶽」のロゴが入ったもので、
蔵元さんに足を運んだ自分としては、とても嬉しいです。
宿泊されて初めて小諸の地の酒「浅間嶽」に出会う旅人さんでも、
こうして酒器と共に楽しめば、酒銘を自然と覚えてしまいますよね。

Dscn01911

飲み比べセットでは、
大吟醸、純米酒、本醸造のセットで、なんと400円。
小さなお猪口で、量も少ないのですけれど、
この飲み比べの内容とお値段は、とてもとても嬉しく感じました。
旅をして地の味に触れる事が出来る、
触れやすい値段設定は、おもてなし価格に感じます。

大吟醸も1合で800円でした。
これもかなりのお値打ち品。
中棚荘はワイン用葡萄の栽培など洋酒のイメージがありました。
メニュウには勿論ワインもあるのですが、
地元小諸の日本酒「浅間嶽」推しが心から嬉しいと思いました。
他にも本醸造には「熱燗、ぬる燗、常温」と温度指定が出来たり、
オンザロックをお勧めの飲み方として「浅間嶽・原酒生酒」としてあったり。
当日は売り切れていましたが、
にんにく酒「健身」もラインナップされていました。

日本酒メニュウは他にも藤村にちなんで「夜明け前」もありました。

宿の女将さんがそれぞれのテーブルに挨拶にお見えになり、
先達て歩いて大塚酒造に行って来た事を話すと、
大塚酒造の社長さんとは、
「タカちゃんヨウちゃんの間柄なんです」とのこと。
タカちゃん…は、大塚酒造の社長さんのお名前と符合するので、
ヨウちゃんは存じ上げないけれど、女将さんのお名前かな?
…とても嬉しそうにしておいででした。
穿った見方をすればリップサービスなのかも知れませんけれど、
でも、
日本酒のラインナップを見て、
「浅間嶽」の取り扱い方を見て、きっとこれは本心なんだと思うんです。
地域の名旅館と日本酒の蔵元さんの良い関係を垣間見ました。

Dscn01921

焼物
サーモン柚庵焼き
焼き林檎、とろろ芋、チャービル…とのこと。

焼き林檎、信州に住む僕らであっても、
こうして登場するのは嬉しいものですね。
地域の美味を、より深く知るきっかけになります。

Dscn01961


Dscn01971

せっかく中棚荘に宿泊している訳ですし、
中棚メルローと中棚シャルドネを。

Dscn01951

蒸物
馬鈴薯、人参、薩摩芋、椎茸、
ブロッコリー、
鮟肝、ハーブ、ドレッシング…とのこと。

あん肝がソースにもなり、
それそのものを食べても優しく炊いてある感覚。
美味しかったですね。

Dscn01981

揚物
秋刀魚、牛蒡、海老芋、蓮根、三度豆、ゆかり塩…とのこと。

Dscn02001

食事
釜炊きご飯、今日は浅利ご飯とのこと。

“本日は”と仰っていたので、日々変わると思われます。
食事が始まると同時に炊き始める炊き立ての炊き込みご飯。

Dscn02011

香の物
二種盛り

Dscn02021

汁物
白菜、若芽、葱

赤味噌!
何となく信州は田舎味噌、信州味噌と言う固定観念があった自分。
新鮮な心持ちの仕上げでした。

Dscn02041

水物
季節のデザート

Dscn02031

辰野町・小野酒造店「夜明け前」の大吟醸もお願いしました。

食事はここまで。
流石は大正館と銘打ってある建物。
調度品がそれぞれ時代あるもので、何枚か写真に収めて来ました。

Dscn02051

ちゃんと稼働している温度計。
「只今の温度」の字体に味があります。
けれど、左から読むものですから、そんなには古くないですよね。

Dscn02061

掲げられていた額。
YOKOさんお好みの図案、雀であったので注目しました。

Dscn02071

「花賓雲客」と書いてある…と思われる額。
「中棚鉱泉」とあります。

Dscn02081

濁り酒の際に触れた「千曲川旅情のうた」、直筆。

Dscn02091

この戸を開けて中に入りはしなかったのですけれど、
味がある玄関先が残されていました。

Dscn02101

戻って来て平成館。
暖炉があり、自由に薪をくべられる様になっていました。
防火手袋なども完備。
このアトラクション、良いですね。温まりますしね。

Dscn02151

食後に…と、温泉コーヒーをお願いしました。

Dscn02161

ひとつひとつサイフォンで淹れて頂ける様で、
その待ち時間に、また調度品を楽しませて頂きました。
「夜明け前」の初稿でしょうか。

Dscn02211

…この「初恋の湯」殺人事件、中棚荘が舞台なんだそうです。

ビックリ。
こんな穏やかな温泉宿で事件が起きているとは。

Dscn02191

温泉コーヒー。
それなりに遅い時間になっていたのですけれど、
快く対応して頂いて有り難い限り。

Dscn02221

部屋に戻る途中に、古い看板。

Dscn02291

「遊子澹忘帰」
(ゆうしたんとして、かえるをわする)

虎井暁鐘の書。

Dscn02231

信州小諸の方言。
松本とも、かなり異なりますね。

Dscn02241

温泉の入口に掲げられているもの。
「小諸鉱泉」と書いてあります。

Dscn02261

“「破戒」映画脚本の成るをききて”

こちらも島崎藤村の書ですね。

Dscn02271


温泉卓球も出来ます。
他に遊ぶ方がいなかったみたいで、貸し切り状態。

Dscn02321

中棚荘の温泉は階段を上って行きます。
その道中には飲泉所が用意されており、蛇口をひねると源泉が出て来ます。
少し炭酸泉の雰囲気があり、また卵系の硫黄の香、塩の雰囲気も。

以下、当日のTwitterより。

中棚温泉・中棚荘に昨日は泊まりました。
日帰り入浴でも狙っていた温泉。
内湯は初恋りんご風呂。
浴槽内は硫黄の香、薄く感じますが、
オブジェ内のお湯は素晴らしい泡付きとハッキリした硫黄の香。
地下600mからの自噴、素晴らしい泉質を持っていると感じました。
ここは必ずやまた入りに来たいです。

中棚荘の浴室は、脱衣所との部屋としての仕切りがありません。
その広さも魅力のひとつですね。
女性の露天風呂は、2槽ある内の片方が、
ぬる湯…源泉に近い状態だったらそうです。
男性側は、両方とも同じくらいの温度でしたね。
途中の長めの階段に、飲泉場もあり、しっかり温泉を楽しめます!

…とのこと。

非常に良い温泉でした。

充実した夜。

そして1日。

長講一席、お付き合い下さいまして、
誠にありがとう存じます。
ちょうどお時間となっております。
続き、翌日はまた次回に。


ありがとうございました、ありがとうございました。


|

« もやしそばとクリスマスチキン(2015年12月25日・緑町廣東) | トップページ | 極太麺でちょもラーメンを食べる。(2015年12月18日・ヌプチェ) »

」カテゴリの記事

日本酒」カテゴリの記事

温泉」カテゴリの記事

コメント

私もこの宿に行った事がありますが、「千曲川旅情のうた」の書は直筆ではなく複写だと聞きましたよ。

投稿: | 2016年11月23日 (水) 21時52分

おお、そうなのですね。
直筆で書いたものの、複写…と言うかたちでしょうか。
確かに、直筆原本ですと貴重な文化財ですものねっ。

投稿: SOJA | 2016年11月24日 (木) 17時54分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512041/63014062

この記事へのトラックバック一覧です: 小諸・須坂の旅 ~其の二~ 中棚荘と大塚酒造「浅間嶽」(2015年11月28日):

« もやしそばとクリスマスチキン(2015年12月25日・緑町廣東) | トップページ | 極太麺でちょもラーメンを食べる。(2015年12月18日・ヌプチェ) »