« 2015年5月3日 - 2015年5月9日 | トップページ | 2015年5月17日 - 2015年5月23日 »

2015年5月10日 - 2015年5月16日

2015年5月13日 (水)

信越麺戦記 Part7・新御当地の章~後半戦~ その2!(2015年5月6日・ジャスコ南松本店)


今年も楽しんで、美味しく食べました!

ゴールデンウィークの恒例となっております麺週間、3回目の更新です。

また来年も、是非是非!

どうぞ、よろしくお願い致しますっ!


えー、さて。

人の流れと言うものは、想像し難いもので…。

ゴールデンウィークの公休日、最後の1日である、
5月6日は、
心配性である自分からするってぇと、
「めちゃくちゃ混むのではないか」と思いました。

遠出をする日ではない、むしろ遠出をした後だから、
近場の、地元のイベントに行こうって考えそうだ…
そう、「麺戦記に行こう」、これですよ。

さにあらず。
(そして、それはYOKOさんの予想通りに)

当日は松本山雅の試合もあり、
お昼ご飯として食べに行きましたから、
試合の開催時間と重なっていた事が良かったのか、
心配したほど、1軒を食べるのに30分くらい掛かると考えた自分の不安は、
全く以って大ハズレで、
実にスムーズな回転で、食べたかった3杯を味わう事が出来ました。


Dscn84011


大阪・らーめんstyle JUNK STORY
濃厚たまり醤油仕立ての煮干鶏白湯+スペシャルセット

Dscn84021


レアチャーシューが気になって、増量をお願いしました。

Dscn84031


濃い。
鶏白湯のらしさ、舌にまとわりつくスープの旨さ。
煮干も多く入っているのでしょうけれど、
鶏の旨味の中に、よく混ざり込んでいて、突出感はなく、
食べ易く、けれど充実したスープだと感じました。
まろやかだけど、ひとくち「あっ、これは美味しいヤツだ!」と喜ぶ事が出来るような。

Dscn84041


レアチャーシュー、本当に美味しかったですね。
豚らしい香よりも、低温調理肉特有の弾力ある柔らかさと、
肉の甘味、脂が口の中で融けて行く感覚…
基本トッピングの2枚は、早々に火が入りつつあり、
追加分の4枚は徐々に、ピンク色から熱が入って白くなって行きました。
スープから引き上げますと、
スープに浸っていた部分だけ白い。また食感も違って、
スープの味に浸された分、また異なる美味しさで楽しい。

ラーメンもすごく美味しかったし、トッピングも素敵でした。

Dscn84051


岡山・小豆島ラーメン HISHIO
醤そば

Dscn84061


YOKOさんとふたりで思った事は、
熟成もろみのオリーブ煮があってこそ、僕らは大好きかなぁ…と言う感覚。
ラーメン上部に鎮座ましましていて、これを溶かすことで大いに味が変わりました。
先行してインパクトある1杯を食べた為なのか、
この穏やかな世界が、何とも言えず、穏やか過ぎて感じてしまったひとくち目。

熟成もろみのオリーブ煮、必須ですね。
味わいがグッと広がるし、後口が締まる。
ダシと言うより、スープ…と言う印象の1杯でした。
そのままで、スープだけで呑む事が出来そうな、
料理であるような…
穏やかさと、もったりした舌触り、
野菜類のポタージュの様な印象もあります。
口の中での密度が高い、そんな風に感じました。

Dscn84081


麺は比較的、低加水のもの。
これはスープによく合っていました。
穏やかな雰囲気に、やや淡白な麺の香、お互いの強さが良い塩梅。

Dscn84091


新潟・男前☆祥気
長岡/甘エビ生姜チャーシュー

「男前☆飛雄馬総本店」と「麺の風 祥気」のコラボ店とのこと。

Dscn84111


前者2杯は、良い意味で「凝った」味わいと置くならば、
この1杯は、実にシンプルで、それでいて美味しいものだと感じました。
ほうれん草が乗る1杯、生姜の香が華やかに開いて、心地好いです。
生姜と海老って相性が良いのですね。
生姜、塩の雰囲気と次いで感じている中で、
香が立つ存在がもうひとつ、それが海老のダシ感である事に、
すぐに気付きませんでした。よく混ざり合っていて、縁の下の力持ちと言う感覚。

Dscn84121


麺をすすっても、麺の香と生姜の香が先端に届いて、美味しく、
そう、最後の方に海老の旨味が残る、その美味しさもまた良いです。


そんなわけで、前半に4杯、後半に6杯、渾身の1杯、食べる事が出来ました!

ごちそうさまでしたー!

Img_01401


番外。

連休だったので、家ではこんなものを作って食べていました。
無化調、自家製麺にて。
ただ、二郎っぽい見た目とは裏腹にスープをアッサリし過ぎましたね~。
もっともっと豚肉でスープを取らないと、
背脂もじゃんじゃん入れないと、ああした旨さにはならないですネ。
麺も、もっと美味しく作りたいなぁー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年5月11日 (月)

蟻の話、桧と廣東(2015年5月9日)


色々と詰まらなくて、詰まっていて。
曰く、自分の生まれ年は八方塞の年らしい。
悔しいけれど、当たっている。

そんな時に、少しだけ心が軽くなったお話。


ゴールデンウィークが明けて、5月7日と5月8日の仕事では、
とても消耗しました。
そうした方、多かったのではないでしょうか。
自分が今、担当している業務のお客様は、
5月4日にはメールが届いていたから、
そう言う意味では、
“ゴールデンウィークをそれらしく楽しんだ方は”と言う所かも。

あまり体力も時間も無かったし、
また、YOKOさんはお腹の調子がイマイチ…と言い、
「湯は薬事」と言わんばかりに「硫黄のある温泉が良い」と言い、
そうなって来ると、
松本平に済む僕らにとって、扉温泉「桧の湯」はとても有り難い存在。
「アルカリ性単純泉」と言う泉質だけれど、
カラン…蛇口から出るお湯も、正真正銘の温泉で、口に含むと少し苦い。
少し塩気を感じ、
硫黄の香、まろみもあるから、ゆで卵を茹でた時の様な雰囲気。
「硫黄泉」を名乗るに足る成分規定に満たないのだろうけれど、
でも、ちゃんと硫黄分を感じます。

実際に、実感として…「桧の湯」は胃腸の調子には役に立つと思います。
今回も、調子がとても良くなりました。
それが、ただ温泉だから温浴効果だから…そうなのかも知れないし、
60分はお湯と触れ合える温度だから、それだけゆっくり温まる事も良いんだろうし。

YOKOさんはいつも通り、湯船の上で船を漕ぎながら、
時に半身浴もしながら、温まっていたそうです。

僕は僕で、少しいつもと違う「桧の湯」でした。
それを今日は書いて行こう…と言う訳でして。

どうと言うこともない話だろうけれど、
ごく実直に、大切なものを自分自身で実感した。
知ってはいたけれど、改めて自覚すると、
とてもグッと来ることが、新鮮でもありました。

偶然、人がいない時間帯だったみたいで、
大きい方の露天風呂、その湯口下に滑り込む事が出来ました。
最初は、少し遠い所に入って、時間まで寝てしまおうと考えていました。

「桧の湯」は源泉掛け流しで、循環する、またお湯を攪拌する設備がありません。
大きい露天風呂だと顕著に自然らしさが出るのです。
つまり、湯口付近は熱めで、掛け流される端はぬるめ。
それを知り、
気分によって、場所を変えて入っていたなら、あなたは「桧の湯通」です。
…なんて。

「…ラッキー」

…と思って湯口に入ったまでは良かったけれど、
そんな訳で、比較的熱い場所であるので、

「寝られないかも。寝ちゃったらのぼせちゃうかも」

…そう考えます。
常連ズ御用達の素敵なポジションです。なかなか座れない。
寝る事が出来る場所に行こうか、このまま入っていようか。

「せっかくだし」

…眠る事を諦めて、湯口での優越感に浸る事にしました。

春になり、桧の湯の露天風呂に配置された石の上を、
蟻が元気に走り回る季節になりました。
めまぐるしく動く蟻たち。

寝られないなら、見ていようかなー…と思い、何気なく見ていると、
大きい蟻、小さい蟻、やけに焦っている蟻、逆に緩慢な蟻。
壁を垂直に見事に登って行く蟻、餌を見つけて、大慌てで奥へ走って行く蟻…
…人間だって同じだと思いますけれど、
全く同じ蟻っていないんだなー…と思います。蟻観察もなかなか楽しい。

そんな中、桧の湯の露天風呂の湯口で事件が起きました。

湯口付近には、白い湯の花がこびりついています。
温泉成分が付着して、固まったもの。
やっぱり、蟻たちにはこれが人気である様です。
ミネラルとか、蟻が実際に何を食べているか知らないけれど、
でも、何かしら役に立つのでしょう。
色んな蟻が、水辺…ただ水辺ではありません、
湯口と言う急流付近の採掘場へ、何匹も来ては発ち、来ては発ち。

そんな中、目の前にいた大きめの蟻が、突然奥に向かって駆け出しました。
その先には、やや体格に劣る蟻。
突進。慌てふためいて見えなくなる蟻。

そう、同じ狩場に居た別の蟻を急流へ突き落としたんです。

これには驚きました。
最後の1つの餌を争っている訳ではないのに、
まだ資源はたっぷりあるのに、きっと縄張り意識なるものなのでしょう。
迷い無く突き落とし…
突き落とされた方は、体格的にも持ちこたえる事が出来ませんから、
下層に落ちてしまいます。

すぐに急流、主な温泉出口と言う訳ではなく、
人間にしてはチョロチョロと、脇にささやかな流れがあり、
落とされた蟻は為す術なく、その人目には穏やかな、
蟻にはけして優しくない流れに押され、崖に追いやられてしまいます。

蟻のかかと程の流れではありますが、
パニックに陥っていることもあるのでしょう、
とにかく流れに逆らおうと必死でした。
僕から見て、右に流れながらも進めば、きっと無事に岸へ辿り着けるはず。
けれど、彼は一直線に流れて来る方向に向かって立ち向かいます。

流れ落ちる垂直の断崖、
遥か下、浴槽へ落ちそうになる所を、寸での所でこらえ登ります。
けれど、流れは続く。
また落ちかけ、登り…見るからに疲れ果てて行きます。

「どちらかの岸へ!」

強く願いました。
蟻は高層ビルから落ちても、重力がかかる体重が少ないから、
無傷である…とは聞きます。
けれど、この温泉はダメです。
湯船に落ちては間違いなく生きていられません。
多く水を浴びてしまっては、弱ってしまう。
助かっても巣まで戻る事さえ危ぶまれます。

流れの弱い瞬間を狙ったのか…何とか岸に上がりました。
僕から見て右側の、陸地に繋がる岸ではなく、
左側、より急流である主の瀑布との間にある、中洲へ。

中州なんです。
全方位、水に覆われています。

「 ああああああ! 」

そんな声が聞こえて来る様でした。
八方塞、
グルグルと中州を駆け回ります。
「どこにも行く所が無い!」と分かっていても、でも走るしかない。
そうした焦りを感じました。
何とかしなければ行けない、けれど、水が取り囲んでいる。
先程落ちかけた流れの上を、もう1度上手に進むことが出来れば…
けれど、また落ちそうになって、今度は本当にダメになってしまうかも知れない。
死んでしまうかも知れない。

「 あぁ、きっと同じなんだな 」

「 YOKOさんのところへ帰りたいんだな 」

そう思いました。
何故、ここでYOKOさんが出て来たのか、その時は分かりませんでした。
ただ、漠然と「帰りたいんだよな」と思っていました。

手拭いを差し出すと、彼はすぐに飛び乗って来ました。

そして、陸地へ。

露天風呂の石伝いの奥、丘の方へ足早に去って行きました。
元気そうでした。
良かった。

助かって良かったと思うと同時に、
とっさに、何故「YOKOさん」と思ったんだろう。
不思議に思いました。

八方塞で、瀕死の状態で。

生きたいとは思うでしょう。でも、それ以上に家に帰りたい、
家で待ってくれている人に会いたい、
会わせてあげたい。もし、自分だったら、間違いなく、
YOKOさんに会いに戻るために、一か八かでも賭けに出る。
水の上へ再び戻ろうと考えてしまう。
それほどに、戻りたい、もう1度会いたいって思う…
“生きたい”以上に、“会いたい”が勝って感じられました。
蟻の心が届いていたのかも…
いや、蟻に自分を重ね合わせて、熱中していたからでしょう。

「 最後の晩餐に何が食べたい 」

「 処刑の前に、ひとつだけ願いを聞こう 」

…ドラマや映画が盛んになって、重みが消えた言葉。
この真を目の当たりにした心持ちでした。

事故や事件も、いつ起こるか分からないもの。

もし、そう言う瞬間がふいに訪れて、
ふいに訪れるから、
とっさに心が応えるから、
それは、とても真に迫っているんだと思う事が出来た。

自分にとって要であるのは、YOKOさんなんだなー…と、しみじみ思う。

戻るべき場所であり、戻りたいと心から願う場所であり。

きっと、あの蟻も「助かった」って伝えに走ったんじゃないかなぁ。
芸をこなした犬の様に、「誉めて誉めて!生きて帰ったんだよ!」って伝えに。
でも、それを当の蟻のおかみさんは知る由もないのだけれど、
でも、「おかえり」って迎え入れてくれるに違いないと思う訳だ。
何が大切か、何のために頑張っているのか。
改めて、自覚すると、また少し心が軽くなった気がしたのです。

…そんな蟻を1時間ほど眺めていたお話。

そう言えば、蟻さんと蟻さんは本当にゴッツンコするんですね。
他に、そんな貴重なシーンも見ることが出来ました。


お昼ご飯は、緑町・廣東へ。

Img_01493


いつもはYOKOさんの定番なのだけれど、
今日は僕が「酢辣湯麺」をお願いしました。
YOKOさん、
いつか寒い日に女将さん級の辛酸っぱさでお願いした日があり、
ひとくち分けてもらった、その美味しさが忘れられなくて。

確かに辛いし酸っぱいのだけれど、
ただ辛い、ただ酸っぱい、ただ強烈さがある…と言う訳ではなくて、
インパクトはあるけれど、バランスもある。
辛さが飛び抜けている訳でも、酸味が強過ぎる事も無くて、
それぞれが強く、それこそが美味しい。
具もいっぱい入っていて、やっぱり旨い。

お風呂上りで汗腺も開いていますから、
サウナに1時間も入ったんじゃないか…と言うくらい、汗が滝の様に流れ落ちます。
その気持ち良さも、また美味しさであります。
夢中で平らげました。

Dscn78421


YOKOさんは「カレー焼きそば」を。
そうそう、そろそろそれを食べたいと思っていたんです。
こちらもそれなりに辛味があるカレー。スパイシー。
何とも言えずに旨いんですよ。必ず2度、3度と食べたくなる味。
思い出す味です。
焼き締められている麺は、よくある蒸し麺などの焼きそばと違って、
香ばしく、歯応えも強いです。
カレーにはご飯…ご飯も美味しいけれど、この焼いた麺も、美味しい。
ライスを頼めば、どちらの美味しさも堪能できると言う贅沢ぶり。
合わせる飯、麺が異なるだけで、こんなに味わい方が違うのか…と驚きます。
パンだと、ここまで差を感じたりはしないですもんね。

満足、満足。

僕は、次こそは「カレー焼きそば」だと思ったし、
きっとYOKOさんも次はいつもの「酢辣湯麺」しようと思ったことでしょう。

そして、そのまま三代澤酒店さんにも寄ります。

Img_01501

冷蔵庫内に、このボトルを発見。

某F沢さんがFacebookでベタ誉めしていたお酒…
曰く「衝撃的に旨い」と言う。
大町・北安醸造さんが醸す「居谷里」の山廃純米吟醸の直汲み版。
どちらかと言うと、首都圏に出荷されたと思っていたので、
発見は、たいへんに嬉しく。
我が家の冷蔵庫で、出番を待っている所です。

さて、徒然と。

最後まで、読んで頂き、誠にありがとうございました。

とにかく、とにかく、前を向いて進んで行きたいですね。

頑張ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年5月3日 - 2015年5月9日 | トップページ | 2015年5月17日 - 2015年5月23日 »