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2015年3月1日 - 2015年3月7日

2015年3月 7日 (土)

オススメされると弱いのです……ふじ蔵。


これと、これを、見比べると、

まさに、

特別なスープを〜♪


河津桜のお話から遡って、2月8日のお話。

「オススメ」って、きっとありますよね。
飲食店さんの、その日その日のオススメ。
「良いものが入ったから、食べて欲しい、笑顔になって欲しい」
…と言うものもあるだろうし、
「この食材は、今日のうちに使い切りたいから…」
…と言うのも、またアリだと思います。

だから、メニュウに書いてある「オススメ」って、
そんなには、心躍らないのだけれど、
信頼している、それなりに僕らの好みを知っていてくれて、
美味しさをいつも与えてくれる料理人さんの、
「今日、良いよ!食べて行ってよ!」と言うのは、
「ふじ蔵」の親父さんの声と言うものは、
非常に、心躍るものであります。

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「ふじ蔵」の「あん肝」を。

この日、どうやら「鮟鱇」そのものも入荷していた様で、
「鮟鱇鍋」もメニュウにありました。
それなりに高額。
「食べてみたいけれど、どうしようかな…」と言う所に、
「今日は鍋を食べて行ってよ!」と言う、オススメの声。
背中を押されて頼んでみますと…。

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たっぷりの鮟鱇の切り身。
骨付きで、ダシも良く出るし、しゃぶる様に食べる醍醐味があります。

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何より魅力的なのは、鮟鱇の肝を溶かしたスープ。
「あん肝」は仕事がしてあるとは言え、
この量が、このお値段で、「あん肝」がこのお値段で…
するってぇと、このお鍋の値段は、とってもお得だと感じます。
たいへん味わいも良し。

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「たこのから揚げ」

「ふじ蔵」が始まった頃からあったと思うのですけれど、
頼み始めたのは、実は最近のこと。ハマります。
柔らかさが基調の弾力が、とても美味。

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スポット参戦していた日本酒、福井県の「黒龍」をお願いします。

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「イカの塩辛」、既製品とは別物ですね。
既製品は既製品の塩辛の味、
ご飯に一片乗せるだけでも、一膳飯を食べ切る事が出来る塩分。

料理屋さんの塩辛は、比べてイカの中身の風合が強く、
塩気が適度、比べて言うなら薄く、酒肴にピッタリ。
柚子の香が立ちます。

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お値段もお安く、たっぷりの量。
大振りの鯵の刺身、姿造り。
「ふじ蔵」に行く様になって知ったのは、
こと、魚に関しては、
大きければ大きいほど美味しい法則性があると言うこと。
これ、次回訪れた際にも注文しています。お気に入り。

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いつもの野菜サラダも。

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女将さんの地元の味、瀋陽の味、麻婆豆腐。
日本の中華料理屋さんの味ではありませんね。
それが、最大の魅力です。
強い辛味が、辛い物が苦手な人には食べられないくらいではあります。
けれど、食べられる人にとっては、極上の旨味。
沢山の香辛料の組み合わせが織り成すもの。
「ふじ蔵」のひとつの名物です。

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特に大型だった鰤の頭。兜焼き。
掘っても掘っても出て来る身の旨さ。
人がハイエナになる瞬間。

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これも女将さんお手製、皮から作る本場の水餃子。
これも絶品。

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〆にお味噌汁。
実はこれも「ふじ蔵」ではかなり重要に思う名物。
お刺身などに用いた魚の骨も使ってダシを取るもの。
毎度毎度、必ず頼みます。無くてはならないもの。
メニュウにはないもので、
けれど、夜も提供可能な定食メニュウに添えられるもので、
いつも用意がある様です。
単品でもお願い出来て、有り難い。

…と、そんなお腹いっぱいの夜。


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2015年3月 5日 (木)

河津町の桜…3月1日、満開の桜と大楠の力強さ、三嶋大社へ。


桜の都、河津町。

天候と相談しながらではあったものの、朝の散歩は格別でした。

雲行きが芳しくなくなり、
宿に戻る事を優先させるか、もうひとつ、名所を見るかと悩みました。

傘は持っているのだもの、
木が好きな自分なのだからとYOKOさんが背中を押してくれて、
そうして見た大楠の迫力、神々しさと言うものは、
見て、目の前に立つことが出来て、立つ自分の境遇にすら感動するものでした。
樹齢1000年の息吹。
時代を見守り続けた古木の姿は、濃く脳裏に刻まれています。


たぶん、3月1日の僕の第一声は、

「 YOKOさん、雨、降っていないよ! 」

…であり、

YOKOさんの第一声は、

「 6時から雨になるんだって 」

…と言う、眠い目をこすりながらのものだったのではないかと思います。

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お茶請け、前日は食べる間がありませんでした。
「朝茶は七難隠す」と言いますから、
縁起を担ぎつつ、朝飯前に栄養補給を。
桜のお饅頭には、「港月堂」とありました。
お宿のすぐ裏手にあるお菓子屋さんみたいですね。

七難、旅先ですから、無事に帰ることが出来ますように…
願い事は、これ以上にありませんね。

6時を過ぎてもまだ空から雨は零れ落ちておらず、
傘を1本携えて、朝ごはんの時間まで…とお散歩に出掛けました。
8時の朝ご飯の時間に対して、6時40分頃に出発。

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豊泉橋からの景色。
北側を臨みます。左手が豊泉の足湯の位置。
昨晩、夜桜見物の際にはライトアップもありましたが、
見えていたものは全てではない…
分かってはいたけれど、こうして眺める事で実感します。
綺麗です。

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やっぱり海が見たいから、昨晩と同じ道を行きます。
距離も、掛かる時間も、もう覚えました。
この選択、間違っていなかったと思います。
同じ景色のはずだからこそ、朝の光、光源の偉大さを感じ、
咲き誇る桜の彩が、心に映えます。

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菜の花も咲いていました。
これも鮮やか。

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桜に近づいて撮ってみました。
写真下側に見えているのは、YOKOさんの指です。
ポーズを取ってもらって撮影していたのですが、
次第に、僕自身が桜に近づいて撮りたくなってしまい、
不思議と、指だけが残る結果に。

一面桜色の写真。
これを目の当たりにすることは、感動体験に他なりません。

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昨晩と同様に、並木の終着点「浜橋」までやって来ました。
歩いて来た道を振り返る様にして撮影した写真です。

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そして、今度は180度の反対側。

「 やっぱり、海、あったんだね 」

昨晩も同じ光景を目にしているはずなのです。
海の広さが夜の闇に融けて、まるで壁の様に何も見えませんでした。
けれど、朝になるとこうして開けていたのだと思う。
自然をとても身近に、そして計り知れない雄大さを感じます。
海とは、もっと磯臭いものかと思っていたのですが、
所変われば、吹く風もまた、それに乗る匂いも変わって来るのですね。

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少し今井浜方面へ行ってみると、海岸へ降りて行く事が出来そうでした。
そんな高台から、水平線を…絶えず寄せては返す白波を眺めます。
信州生まれ、信州育ちの自分には、旅情を感じないではいられない景色。
こんな景色は、指折り数えられる回数しか見ていません。

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桜霞。
光のバランスが良かったのでしょう。
全体に桜色が染み込んだ様な写真を撮る事が出来ました。

帰路、浜橋から戻ろうとすると、
ポツッと雨が降って来た様に感じました。

「半分、しっかり楽しんだし、ここからは雨でも仕方ないね」

「十分だね」

…僕らは、そう話をしたくらいなのですが、
もうしばらく雲は雨を蓄えて待っていてくれました。

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河津中学校の先、来宮神社へ。

7時30分頃、そろそろ戻らないと行けない…
僕はそう感じていましたが、
YOKOさんの一言がきっかけで、「大楠」を見に行く事にしました。

この写真の右手、写っていませんが、
空き地があり、茂みがあり、
虎柄の猫さんが、こちらに振り向きもせず、
ただ背を向けて、じっ…としていました。
「にゃー!」と声を掛けても、何も反応がありませんでした。

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ひとつめの鳥居をくぐり、更に奥へ。

社殿にてお詣りをし、その左手奥へ。

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迫力、それは生命力。

樹齢1000年を超える楠木。
外周14メートル、高さ24メートルの古い巨木。

「来宮神社」とパンフレットにはありましたが、
立札には、杉桙別命神社(すぎほこわけのみことじんじゃ)とあります。
何でも古く「延喜式」にも記されている格式ある神社であるそうです。

凄かったです。その佇まいが素晴らしい。
ただ、そこに立つだけで、感動して、涙が出て来ました。
今、こうしてブログを書いていても、目頭が熱くなります。
スピリチュアルな何某…そう言うのは僕は分かりませんが、
パワースポットとか、そう言ったものは分かりませんが、
ただ、ただそこに在る事への感謝、
YOKOさんと一緒に訪れる事が出来た事への喜び、
自然の偉大さに、心惹かれます。

ひとしきりの邂逅の後、
宿に戻るべく、

―― よく歩いたので、お腹が空きまして ――

ふたつめの鳥居をくぐろうか…と言う所で、
雨が降って来ました。段々強くなり、本降りの雨模様。
楠木を見るまで、離れるまで、
雨が堪えてくれたことも、嬉しく感じられるものでした。
見ると、毎朝なのかな…御老女さんが、おひとり、
うやうやしくお詣りをし、また鳥居越しに挨拶をされ、
フードをかぶりお帰りになるところ、
また、先程見掛けた猫さんが、雨を嫌がって、逃げて行く所でした。

昨日の今日、つい先日だから…と言う事もあるのでしょうけれど、
強く感動した後だからか、鮮明にその光景を覚えています。
信仰と言うよりも、日々への感謝を感じました。

何でも、熱海市にも来宮神社があるんだそうです。
全国44社の来宮神社の総社で、
総社にある大楠は天然記念物指定を受けた樹齢2000年の古木とのこと。
こちらも是非、見に行きたいですね。

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傘を差して、残りの道を歩きます。

河津町、自然の力が強い。そう思いました。
昨晩、暗いと感じた海の景色も、
余分な電灯がないから…なのだと気付きます。
田舎であると思います。
田舎だからこそ自然が近く、そして美しいのだと思います。
山も川も海もある。

旅程策定の中で、
熱海や伊東、下田と言う近隣に泊まって、
電車で河津町まで来よう…そう思う所もありました。
お宿のお値段は、年末年始級の値上がりぶり。
離れれば離れる程に、通常と思しき値段になって行く様に見えました。
けれど、夜桜、朝桜と堪能できる、
「河津町で宿泊」がベストなんだと、心から感じました。
のんびり…僕らは朝ご飯の時間を気にしながら歩きはしたけれど、
悠々自適に、桜を存分に楽しむ事が出来る時間は、
とても贅沢で充実したものでした。



僕らは帰途へ。
そう言えばお宿の温泉なのですが…。

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人生初めてのお部屋付露天風呂。
直前の予約でしたから、空いていたのは、
お値段も張るこのお部屋だけで…しかしながら、
是非とも泊まりたい、行きたい!の一念。大奮発した結果。

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一家にひとつは欲しい「魔法の蛇口」です。
これを捻ると峰温泉を源泉にした混合泉が出て来ます。
すごく嬉しい。
ナトリウム塩化物泉(PH7.7)で、するりとした触り心地ですね。
新鮮さから、泡付きも見られるのは、魔法の蛇口故ですね。

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行きにも通りましたが、
下からの景色がやはり見応えがあります。
河津七滝ループ橋を通り、再び天城超え。
午前中だから、雨が降っているから?
対向車の車列には渋滞は見えず、順調に流れている様でした。
きっと、土曜日の午後は週末を利用して宿泊先を目指す車、
近隣から日帰りの花見を目指す車、
様々な事情が重なり、大渋滞を引き起こしているのではないかと、
昨日が嘘の様に、
あっと言う間に天城湯ヶ島、修善寺、三島へと戻って来てしまいました。

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三嶋大社にも寄りました。
こちらにも古木が見えます。
「三島市」にある「三嶋大社」と言う…「島」の字が異なるのですね。

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鳥居を過ぎ…

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更に境内へ。大きな神社です。

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本殿。
結婚式の最中でした。
なるほど、大安吉日ですもんね。

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三嶋大社の金木犀。
季節を合わせて、是非その時期に訪れたいと思いました。

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河津町から寄贈されたと言う河津桜。
境内から少し離れた場所、駐車場に咲いていました。
旅の最後まで、桜を見ることが出来て嬉しい。

YOKOさんが…ちょっと所用を催さなければ、これには出会いませんでした。
運が、ご縁がありますね。
ちょうど三嶋大社の駐車場がいっぱいで、その先のファミレスの駐車場、
元より、そうしたお客さんも見込んでか、
駐車場だけの利用が出来るもので、そちらに停めたため、
帰り道もまっすぐ鳥居をくぐっていたのならば、
三嶋大社に咲く河津桜には出会わない可能性の方が高かったのです。

その後の帰り道は高速道路を使いますから、とても順調でした。

…が。

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富士五湖道路から雪。
標高の高い地点だけかと思ったら…思い込もうとしましたら、
諏訪近辺から、更にとんでもなく降って来まして。
目の前の作業車による渋滞が発生。
しかしながら、そうして雪を弾いて頂ないと危ない訳で。
前日に続き、

「 また渋滞か 」

…と思いはするのですけれど、ノロノロ運転と言ったところ。
進んではいます。
天城越えの渋滞で、僕らはかなりの耐性を培われたのか…
あまり苛立たず、平和に塩尻を目指すことが出来ました。

でも、本当に不思議な心持ちでした。

おかしい、昼間はあんなに桜を見たのに、
こんなに、これでもかって雪を見ることに、
ショリショリと雪の上を滑る音がする、
道路脇にも全く雪がなかった静岡県賀茂郡河津町。
そこから出て来て、一面の灰色の空、見通しの聞かない里の景色、
この苦労に巡り合うとは、自然の力の強大さを、まざまざと実感致しました。

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無事に帰って来て、広丘駅前「ふじ蔵」で一献。
本当、あってくれて助かります。

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アッサリとした肴を主体にして楽しんで、お味噌汁で〆です。
今日は稚貝のお味噌汁でした。最高に旨い。
ただ、ダシを取るのではなく、
お刺身などに使う魚の骨も加わっている「ふじ蔵」の絶品お味噌汁。
ほぼ毎朝お味噌汁を作っている自分にして、
自分なりに美味しく作っている自負を持ち合わせていますが、
流石はプロの味、これは特に圧倒的に敵わないですね。


さて、そんな週末を過ごして参りました。
これから各地で桜が咲き始める季節へ、桜前線が上って来る訳です。
もう1度、郷里信州で桜を見ることが出来る、
これも、またとても楽しみなものです。
心浮く春の訪れ、その象徴たる桜、
一足早く楽しんで参りました、そのお話を申し上げました。

ちょうどお時間となってございます。
読んで頂きまして、誠にありがとうございました。

ありがとうございました。

ありがとうございました。


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2015年3月 3日 (火)

河津町の夜桜…2月28日、満開の桜。


この渋滞の嫌な思いを越えるくらい、

桜が綺麗じゃないと、いけないよね、困るよね。

天城越えの真っ只中、そんな話をしていました。

確かに、心から感動する濃い色合いの桜の姿。

原木、大楠の姿は、生きる喜びを感じる力強さでした。


きっかけのきっかけ…と言うものは、
発端と言うべきものは、実は1年ほど前だったのだと、
静岡県河津町に行く事が決まってみて、初めて思います。

テレビ朝日で放映されていた
「奇跡の地球物語」なる番組を、偶然に見ていました。
冬に咲く桜と言う内容は、とても心惹かれるものでした。
更に、情熱をひたむきに掛けた村田治重氏の心にも感動しました。

信州の桜の季節と言いますものは、4月の半ばです。
信州で育った僕には、「2月に桜」と言う印象がなく、
また気候も温暖さを感じられる季節ではありません。
まだまだ、寒さに耐える季節。2月は間違いなく冬。

ただ、静岡で育っているYOKOさんからは、よく聞きます。
静岡は温暖だと。卒業式に桜はつきものだと言うし、
3月はもう春を感じられるものなんだと。

「河津桜」とは、
オオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種と推定されている桜です。
1月の下旬から2月にかけて開花し、1カ月間の花期と言う。
開花時期も、咲き続けている花期も、既知の桜とは一線を駕すものです。
ひとつの奇跡。
奇跡を裏付ける努力と情熱が、「桜の町」を造ったのだと、
テレビ番組で知る事になります。

「 あぁ、行ってみたいなぁ 」とは思う。

思うけれど、“いつか”…
いつか分からない、いつかとその頃には考えていました。

2月24日頃、見頃を迎えた河津桜のニュースがあったよ…と、
「どこか、遠出をしたいね」なんて話の最中に、
YOKOさんの口から…そう、YOKOさん自身も、
「河津桜を見に行こう」と言う意気込みで発した言葉では無かったはずです。

カチリ、心が動く音がすると言う…

いや、躍る音と言った方が正しいでしょうか。

「桜を見る」と言う、それはとても楽しく、嬉しいものに違いない、
素敵な休日を過ごす事が出来ると言う確信に変わります。

そうして、急遽様々な情報を集めて、2月28日が当日。

僕らは、一路「河津桜の河津町へ花見」に出掛けて行くのでした。

テレビ朝日「奇跡の地球物語」の番組ホームページには、
当時の番組のバックナンバーとして、内容が残されています。
とても参考になる記事だと思います。

( http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/backnumber/20140316/index.html )

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富士山。
大月ジャンクションを越えて、須走ICを目指す道中。
ここまでは、とても順調でした。
好天にも恵まれていて、例え河津町直前で渋滞があっても、
青空と桜を楽しむ事が出来ると考えていました。
目標は宿泊先のチェックイン時間に合わせて、15時。
順調に行けば、14時30分には辿り着く事が出来るかも…
そんな風に、その頃は、実に安易に考えていたものです。
かの有名な「富士急ハイランド」、大月ジャンクションの先にあるのですね。
実は、それも知らなかった。

須走ICから一般道を通って、御殿場ICへ向かいます。

「KIRIN・御殿場ディスティラリー」の前も通ります。
1度は立ち寄りたいと思っていた場所。
「ここにあったのかぁ」と思わないではいられません。
他、御殿場には日本最大規模のアウトレットモールもある訳で、
これで、どれだけの時間と高速道路代金が必要なのかも知る事になりました。
行動範囲の地図が更に広がります。

色々調べてみた所、
時期によっては…また三連休など、
この国道138号線は渋滞を引き起こすそうで、
途中の水土野交差点を曲がって裾野ICを目指した方が早い場合もあるのだそうです。
車の量は少なくありませんでしたが、
あっと言う間に御殿場ICまで到着できました。

沼津ICにて高速道路を降り、三島市内を経由して、伊豆半島を目指します。
三島市内も結構な混み具合でしたが、
(次の機会には、伊豆縦貫道を使おうと思います)
その先、伊豆中央道に入る所からの渋滞は、想像を絶するものでした。
どこまでも続く渋滞、どこで区切りが付くのだろう、
もしかして、河津町まで45kmほどあるのに、ずっとずっと渋滞なのかしら…?

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途中に見えた河津桜と思しき木々。
ヤケになって「もう、これで帰ろうか」と思いたくなりますが、
冗談言っちゃいけねぇ…のです。

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修善寺道路も利用して、天城越え。
一般道に連なる県外車、観光バスの長蛇の列。
青信号であっても詰まってしまって、
5分以上、何もかも動かない状態になる場面もありました。

写真は天城湯ヶ島温泉街にあった「玉利屋商店」さん。
特産の山葵を扱うお店の様です。
建物の色合いに時代を感じられるもの。

松本市の六九商店街にも似た風情を感じる商店があります。
玉利屋商店さんの向こうには木曽屋と言う、
これも時代を感じるラーメン屋さんがあったり…
この界隈、長野、茅野と言う地名があるんです。
カーナビを見る時間はたっぷり。
この周辺にて17時を迎えた僕ら。
町内の17時の時報が、
石川さゆり「天城越え」のメロディであったのには、
渋滞真っ只中、イライラしていた中でも、癒されました。

そうそう、
「ベアードブリュワリーガーデン修善寺」の看板も拝見しました。
こちらも“いつか”行ってみたいと思っていた場所。
「河津桜」だけでなく、また熱海や伊東の温泉も気になっていますし、
伊豆半島、楽しむ事が出来るスポット、いっぱいですね。

朝9時15分頃に家を出て、夕刻18時に河津町の宿泊先に辿り着きました。
昼休憩もありましたが、長い長い道中でした。
ここまでの渋滞の可能性を知っていれば、もっと早く家を出るなど、
計画を調整しましたね。
是非、観光案内サイトには、そう言った混雑状況も記しておいて頂きたい。

予定より3時間ほど遅れての到着。
途中で、宿泊先に遅れる旨を電話して伝えましたが、
“「浄蓮の滝」までが渋滞が起こりやすい”
…越えたなら、道が空くはずですから、もうちょっと頑張って下さい…
そう教えて頂きました。
これが、精神的には随分効き目があるお薬で、ひとつの目標になりました。
その先にある道の駅「天城越え」周辺では車が動きつつあり、
動いたことそのものが、たいへん嬉しく、
また「いつ何時、止まってしまうかも知れない」と思うと恐ろしく、
「とにかく、先へ先へ、前へ前へ!」と、ひた走りました。

移動において、最も困ったことが、やっぱりトイレ関係でしょうか。
渋滞の正しい認識があった上で、車列に飛び込んでいれば良かったのですが、
3時間遅れになる程の渋滞は、想定範囲外。
我慢の上に我慢を重ね、忍耐の文字を何度も何度も…消えては書き直し。
何とか耐え抜きましたが、
いやはや、次回は本当にもっとしっかりした計画を練るべきだと感じました。

宿は「河津・花小町」なるお宿に泊まりました。
18時までに辿り着くことが出来れば、何もかも御の字…と言う所、
17時55分頃の到着、その達成感も嬉しかったですね。
峰大橋を渡って市街地へ入って行く、その中でも見え始める桜並木は、
心の疲れを一気に、その花びらの赤く美しい色で染め上げて行く様でした。

夜桜を見るには少し早い逢ヶ魔刻、
お散歩前に、まずは一献。

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金目鯛の煮付けが圧巻。
他にも追加料金で、豪勢なメニュウを加える事も出来た様ですが、
もう、これだけで十分にご馳走でしょう!
日本酒は「久保田」が揃っていたのですが、
やはり地のものに、地の日本酒を合わせたいです。

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浜松市の花の舞酒造「花の舞」吟醸、

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伊豆市・万大醸造「伊豆の国」を、お願いしました。

「花の舞」は吟醸らしいスマートな雰囲気。
「伊豆の国」は熟成感のあるもので、程好い落ち着きを持っていました。
お刺身も美味しく、これと「花の舞」、
金目鯛と「伊豆の国」と言う取り合わせを基調に、お夕飯を楽しみます。

天気予報が仰るには、明日は雨。
出来れば、本当ならば、昼間の桜は今日のうちに見たかった。
けれど、渋滞に阻まれ、それもう仕方が無い事です。
楽しむ事が出来る時間は短いのだから、
精一杯、楽しまなくちゃ!!

そう思った僕とYOKOさんは、早速、町へ出掛けて行きます。
「始祖となる原木をまずは見たい!」
そう思い、宿を出て東へ。

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河津町役場バス停前。
目の前に広がる桜に驚かなくてはいられません。
品種がそうだ、そう言う地域だ…
そう言った理屈は、本当にどうでも良いと思える…
見て華やぐ心、目の中に入って来る情報の幸せなこと、この上ない。

町としては大きな町ではないと思いますが、
本当に多くの方々が歩いていました。
駐車場も車でいっぱい。

ちょうど、写真の奥に停まっているバスでもビックリ。
「諏訪観光」と書いてあり、ナンバープレートも「諏訪」…
「えっ、僕らと一緒に長野から来たの!?」
…と思って、見上げてみると「山形村」と書いてありました。
ご近所さんじゃありませんか。
中に入って行って、挨拶しようかって…思ったくらい。
音に聞く桜の名所。
信州まで響いていますとも。

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この開花期間中、「河津桜まつり」が催されておりますが、
名木はライトアップされているそうです。

「役場の桜」

…と名付けられた桜の前で、写真を。

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更に東へ行き、T字の行き止まりを右手へ、南下して直ぐに、
「河津桜原木」があります。
飯田家所有、樹齢60年あまり。

写真は、道沿い通り過ぎる車のライトから明かりを貰って撮影したもの。

本当に、本当に美しいと感じました。

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河津川沿いに出ようと細い道に入って行くと、
この地区の共同浴場を見つけました。
勿論、一般の利用はお断り。これこそ温泉街の風景と感じます。
上諏訪、下諏訪にも多く点在していますもんね。
「あぁ、これはお宿に戻ってからが楽しみだ!」と思います。

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川沿いにお花見用のコースが出来ていて、
人も多く、また犬のお散歩も多い様でした。

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街灯によって照らされている桜。

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普段見ている桜よりも紅色が濃く、
また河津桜の特長である花期の長さの理由である、
咲いている花と蕾が共存している姿。
ひとつひとつも大きく咲き、また枝にも多くの花群があり、
1本の木として、本当に大輪、咲き誇る姿。

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荒倉橋の周辺。
この一帯が、いちばんの盛りでしたでしょうか。
僕らは豊泉橋以北は翌日も含めて歩いていませんから、
豊泉橋以南では、ライトアップも多く、
桜に囲まれた並木道の覆いかぶさる様な美しさが象徴的に感じました。

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夜の闇の中に浮かぶ桜雲。
見飽きる事のない時間でした。

僕らが豊泉橋以北に行かなかったのは、
「海を見たいな」…って思ったからでした。
信州には縁遠い海の姿を、桜と共に見たい、
潮の香を感じてみたいと考えたからでした。

伊豆急行線「河津駅」の線路下を通り、浜橋まで歩きました。
地図では、すぐそこに海があるはずなのだけれど、
真っ暗で道も何も見えない。道も続いていない。

「あれ、海が見えると思ったのだけれど」

僕らが見ていた地図は桜まつりのパンフレットだから、
海の事は書いていないのかも…と思い、
まだ、海まで距離があるのかも知れない、匂いもしないし。
そんな風に考えて、来た道を折り返しました。

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1時間ほど歩きました。宿の玄関の桜です。
急遽決まった今回の旅程、どのお宿も本当に満室ばかりで、
キャンセルでもあったのか、
偶然に、このお宿の1室だけが空いていたのです。
でも、このお宿で良かったと思いました。
お宿の桜が、いちばん手に取り易く、何枚も記念の写真を撮影する事が出来、
自分の車の天井にカメラを置いて、
セルフタイマーを使って、YOKOさんとふたりの写真を撮影しました。
僕らの写真のほとんどは、YOKOさんの背中の写真が多いです。
そうした写真を撮影できたことも、何よりも嬉しいものでした。

信州から出て来て移動時間は8時間45分。
疲れていたと思うのだけれど、疲れを感じなくさせる桜花の煌びやかさ。

明日は、6時から雨だと言います。
今日だけの楽しみかも知れないけれど、
それでも、とても満足できるものでした。

少しだけ冷えた体を温泉で温めて…今日はここまで。


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