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2013年6月26日 (水)

第69回・多摩独酌会・後半(2013年4月21日・聖蹟桜ヶ丘)

   


えー、気楽な所で一生懸命…と言う事です。

さて、それでは後半戦。
ブラインドの試飲を終えた所で、37蔵ある蔵元ブースを周遊します。
結局、全ての蔵元さんを回る事は出来ませんでしたが、
それでも、蔵元さんにご紹介頂きながらの試飲は、実に貴重な機会。
現代醸造界、注目の秋田・NEXT 5の面々であったり、
全国で飲まれるまで成長した日本酒蔵、そのラインナップの呑み比べ…
試飲会の楽しさたるや。

さて、後半のリストを並べて参りますが、
今回もまた、私の主観と言う、どうしようもないくらい不確かなものでございます。
どの日本酒もたいへんに美味しかった。
優劣を点数で表してはおりますが、けして「劣」なんて事はありません。
隣のYOKOさんとの評価が異なる事も、よくございましたしね。
熱心に、情熱賭して醸している日本酒の音を…声を聞く、
それが試飲であって、
聞こえた声、ご自身が感じた声が全て正しい感想でございますンで、
美味しく楽しく…その記録としての、
ただのリスト、一覧でしかございません。
あしからず…と、願っておきますが…。


「春一面の諸国から銘酒蔵37蔵が勢揃い」
~ 彩りさまざま、春酒の飲み比べ ~
2013年04月21日・聖蹟桜ヶ丘・アウラホール
      
      

【 蔵元ブース 】

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41:3.8↓
長野:佐久乃花“辛吟”・吟醸・無濾過生
旨味、ハリ、渋味

42:3.7
長野:佐久乃花・純米吟醸・無濾過生原酒(長野C酵母)
少しだけ硬さ、もう少し熟れて来ると好み

43:3.8↑
長野:佐久乃花・純米吟醸・無濾過生原酒(長野D酵母)
硬さあり、良い水感、透明感、キレイで透き通る

44:3.8↑
長野:佐久乃花・純米吟醸・生原酒“夏の直汲み”
ソーダ感あり、香の軽さも一層引き立てる、硬さが良い感じ

45:4.0
長野:佐久乃花・純米大吟醸・1度火入れ
美味しい。品があり、まとまっている

高橋さんがお洒落なメガネをかけておりました。
分割する事が出来るメガネ。
いや、それはともかくとして。
純米吟醸系の美味しさが光ります。
銘酒居酒屋だったり、家庭でもですが、
ちょっと美味しい日常の定番酒に使える、使いたい…
そんな確かな美味しさを感じました。

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46:3.7
長野:豊香(神渡)・純米・生
軽さあり、のどかなライトバランスで続く

47:3.8
長野:豊香(神渡)・純米吟醸
旨い、甘、軽い、のどかさと華やかさ

48:3.7
長野:豊香(神渡)・特別純米・1度火入れ
ふくみ甘い、その後キュッと締める、落ち着かせる

49:3.8
長野:豊香(神渡)・純米大吟醸・生“たかね錦”
良い甘旨さがある。綺麗な中盤、最後に少し渋味

数年前から「豊香」を見て来て思うのは、
ふくらみを重点的に押して、
強さを全面に出していた頃もありましたが、
その良さの中に、更に洗練と申しますか、
こう、綺麗になり過ぎない、程好い含んだ時の美味しさが、
どうでしょう、近年感じている気が致します。
11月3日の松本での試飲会でのほんのり熟成加減、
今回の新酒に近い状態、それぞれに季節としての良さがありますね。

そして、自分がBlackberryを使うきっかけになった林さん。
助かっております。

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50:3.7
山口:貴・純米・1度火入れ
旨味酸味、奥に辛さもあって、五味のあるスタンダード酒

51:4.0
山口:貴・純米吟醸・1度火入れ“山田錦”
うまい!これこれ!しっかりしていて美味しいんだぁ~。

52:4.0
山口:貴・純米吟醸・1度火入れ“雄町”
旨味しっかり、可憐さも持ち合わせて魅力的

53:3.8
山口:貴・純米大吟醸
硬さがあり、やや甘味、キレイさと可憐さの中盤で、クリームっぽい甘味が伸びる

いつも…ブラインド試飲が不思議と点数が低いのだけれど、
ごりさんの前で飲むからとか、そうじゃなくて、
厨十兵衛とか、松本で飲むときもそうだけれど、
やっぱり、すごく美味しいンですよ。
洗練、集約…そうした感覚。
お米らしさと言うより、そこから醸造によって昇華される…
素晴らしい味、楽しみへの進化。
常に楽しみにしている蔵元さん、そしてお酒です。

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54:3.8↑
秋田:一白水成・純米吟醸・袋吊り“美山錦”
噛み締める甘味、甘味が良い方向に伸びてくれる

55:3.7
秋田:一白水成・純米吟醸・生“酒未来”
酸味、キュッキュッとしたイメージ、甘味はふっくら

56:3.8
秋田:一白水成・純米大吟醸・1度火入れ“山田錦”
品良い。バッと眼前に広がる感じ、キレイさもある

最近、松本だとNOMDOSが定期的にいろんな種類を扱ってくれるので、
いつでも呑むことが出来る様になって嬉しい一白水成。
口にする時は流麗なのだけれど、呑むとボンッと広がりますよね。

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57:3.6
秋田:新政“亜麻猫スパーク”・特別純米・生
軽くて甘酸っぱい感じ

58:3.9
秋田:ヤマユ(新政)・純米吟醸・生“三郷錦”(緑)
果実感、エネルギッシュなイメージ、美味しい

59:3.7
秋田:ヤマユ(新政)・純米吟醸・生“改良信交”(桃)
酸が綺麗。白ワインっぽいイメージ、スーッと駆ける

60:3.9
秋田:ヤマユ(新政)・純米吟醸・生“美山錦”(青)
酸も感じるけれど、それだけでないお酒自身のハリ、旨味、バランスあり。美味しい

61:3.8
秋田:ヤマユ(新政)・純米吟醸・生“酒こまち”(白)
クリアで甘酸っぱい感覚。

僕よりもYOKOさんのヘビーリピート率が高く、
「よよぎ」でも「No.6」を、よく目にする様になりました。
ヤマユの呑み比べは嬉しいですね。興味が湧きます。
また、蔵元さんの対応も素敵でした。
並み居るお客さんが、口々に「これは何の酒米を使っているのでしょう?」の質問…
同じ質問が数分のうちに何度も繰り返されているのに、
全く嫌な顔もせず、熱心に答えておられるのを拝見します。
素敵な方だ…と思いましたし、その方が醸されている、
色んな味わいの興味も満たしてくれる、素晴らしい日本酒である喜びを感じました。
実はまだ1本も買った事がないので、
YOKOさんもきっと喜んでくれるし、買ってみたい…とも思います。
…ラベルも剥がしたいですしね。

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62:3.9
福島:奈良萬・純米大吟醸・中垂れ生
やっぱり大好きな酒。綺麗さとまろみの旨さが好き

63:3.8
福島:奈良萬・純米吟醸・中垂れ生
ハリがあってパワーが伝わる感じ

64:4.0
福島:奈良萬・純米・中垂れ生
この旨味!厚ぼったさが旨いンだよね

今回のテーマは…
萬太郎さんは試飲会には必ずテーマ性を持って参加されますが、
一目瞭然ですよね、「中垂れ」の飲み比べをさせて頂きました。
こうして飲み比べる機会は試飲会にこそありますが、
純米、純米吟醸、純米大吟醸、それぞれに似た雰囲気を持ちながら、
ちゃんと異なる深み、味の醍醐味を持っていて、美味しいです。
ここ最近、酒屋さんの頒布会の中に入っている事が多く、
3種類ともラベルは持っている、
一升瓶があっと言う間になくなってしまう日本酒ですね。

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65:3.7
岐阜:射美・特別純米・袋吊無濾過生原酒“8号”
えのきだけの香、旨味、濃さからの粉っぽさすら感じる雰囲気

66:3.7
岐阜:射美・本醸造・袋吊無濾過原酒生貯蔵
とろ甘味、美味しい。しっかり甘味に振っているからこその心地好さ、安心旨甘

蔵元さんにDVDを頂きました。
(そして、1枚多く頂いた分を厨十兵衛にも届けました♪)
何でもローカル・テレビ局さんと一緒に作ったもので、
賞も頂いた事がある内容なのだそうです。

拝見しますと…なんと言うか、生々しい…と申しますか。
本当に懸命に頑張ってらっしゃる姿に感銘を受けます。
生々しい…だからこそ、生きている「射美」の証であると感じます。
美化されていない。それが良いと思うんです。魅力です。

「蔵を大きくしたい」と言う最後の一言は、
その言葉以上の意味を感じさせてくれました。
そして、今年の美味しさから…努力をして行くまなざし、決意…
“大きくなるだろう”と感じました。

松本では「慶樹」と言う四ツ谷・鈴傳さんブランドのボトルをよく拝見します。
「射美」もそうですが、
旨味甘味強さまろやかさ…これを主体にされている部分は、
僕が好きなタイプのひとつ。
今後も味わって行きたいと存じます。

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67:3.6
石川:閃(竹葉)・特別純米・生原酒“石川門”
甘味、酸強め、強い甘味がのどかな引きを持たせる

68:3.6
石川:閃(竹葉)・純米吟醸・生原酒
古酒っぽい?甘く甘くぽこっとした感じ

69:3.7
石川:閃(竹葉)・特別純米23BY
酸がしっかりしていて、よくこなれた感覚、酸の旨味が丸くなって良い感じ

70:3.6
石川:竹葉・能登の梅酒
酸味強く、バッと広がって、余韻は短め

去年の8月から蔵に入って新しく立ち上げたブランドが、
この「閃」なのだそうです。“せん”とお呼びすれば良いそうで。
雰囲気は石川県の酸と旨味が濃く、熟成する度に濃くまとまって行く酒質にあり、
まだ若い雰囲気ではありますが、
だからこそ、今後の成長を楽しみに思います。
「石川門」なる酒米は開発された新しいお米、
最近は、各県で、より独自色の強い、郷土の土から、郷土の水を用いて育まれた、
より郷土の個性を現す酒米が増えていますよね。
やはり、熟成。
これが楽しみです。

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71:3.7
大分:ちえびじん・特別純米・生“八反錦”
硬さ、ポップな甘さ少し、バランスあり

72:3.8
大分:ちえびじん・特別純米・生“山田錦”
とろ甘く、しっかりしていて、甘味の中盤、後半へパワー、強さ、酸的な辛味

写真より試飲ボトルが少ないのは、現在進行形で家にあるボトルは、
あえて試飲しなかったから。つまり、日々楽しんでおりますとも。
全体に甘味を感じて、酸の立ち上げもしっかり来ます。
まだ少し試行錯誤をしているのかなぁ…と言う心持ちも幾許かは致します。
こちらも若い蔵元さん、これからグングン伸びて行きそうです。

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73:3.6↑
福島:天明・純米・生“亀の尾”
辛味先行、まろみが余韻にあり

74:3.8
福島:天明・純米吟醸・生“会津産山田錦”
うん、良いふくみ味。甘味と旨味がちゃんと出て来る

75:3.7
福島:天明・純米大吟醸“赤磐雄町”せめ
軽さ、旨味

76:3.8
福島:天明・純米大吟醸・無濾過生原酒
軽さ、香上る、でも甘旨さは忘れない

直前、「城下町ほろ酔い散歩」にも参加してくださった「天明」蔵、
当日はお父様でしたが、今回は息子さんにお会いしました。
息子さんは2012年春に参加して頂いておりますね。
「会津産山田錦」はすごく興味があるものと感じました。
酒米の王様とも呼ばれ、やっぱり良いお酒に仕上がると存じます。
県内でも、ここ数年で県産米での山田錦を多少は伺った記憶もありますが、
まだまだ…と言うところ。
気候的に似た所もある会津地方で栽培に成功されているならば、
長野県でも…と期待する部分もありました。
(県内なら、美山錦、ひとごこちの更に先の新しい酒米でも良いと思うのですが)

様々な酒米を使いこなし、それぞれに“らしさ”と申しますか、
常にどこか軽さ、飲みやすさのある、
そんな風合が美味しいと思います。

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77:3.7
青森:陸奥八仙・純米吟醸・直汲み生“えんぶり”
強く、カチッとしっかりと強く、華やかで強い

78:3.8
青森:陸奥八仙・特別純米・直汲み生
パワーバランスがやっぱり美味しい。YOKOさん大好物

79:3.8↑
青森:陸奥八仙・吟醸・1度火入れ
軽さ、程好いバランス、綺麗でスッキリ落とす

80:3.9
青森:陸奥八仙・純米吟醸・1度火入れ
この旨味と米を想像させる太さが好み

81:3.8↑
青森:陸奥八仙・特別純米・2年熟成“漁火”
良い味乗り。良い酸い感じがあって美味しい

「相変わらず」…良い酒を醸すなぁ…と思わないではいられません。
技術力と言うのか、どれを飲んでもしっかりした美味しさがあり、
華やかさ、品の良さをまとっていて、
本当に…そう、「しっかりしている」と感じます。

今回は多摩独酌会のブラインド・テイスティングで第1位を獲得。
おめでとうございます!

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82:3.9
群馬:結人(桂川)・特別純米・無濾過1度火入れ“901・五百万石”
美味しい!この米味、柔らかさ好みだ!

83:3.7
群馬:結人(桂川)・純米吟醸“五百万石”
↑と比べると、少し渋味を拾う。お燗酒向き?

84:3.7
群馬:結人(桂川)・純米吟醸・生“中取り”
旨味、辛味、元気があって旨い

85:3.9
群馬:結人(桂川)・純米吟醸・生“直汲本生”
爽やかな感じ、甘味はしっかりあって、そのバランスが妙味

86:4.0
群馬:結人(桂川)・純米吟醸・生“新酒あらばしり”
いつもの安心の美味しさ、米感

「結人」も「相変わらず」ですね。
「コンチクショウ、やりゃあがったなぁ!」…って美味しさです。
美味しい。知っているけど、やっぱり美味しい。

顔は…何度もお会いしていますから、
きっと憶えてもらっているんだと思うのですけれど、
私、実はよくいらっしゃるお2人が兄弟だって言うのは、
初めて知りました。

いつか蔵にも遊びに行ってみたいです。
前橋かぁ。3時間くらい。前橋から粕川まで電車で40分くらい。
うん、無理じゃない!
あと、群馬県って、懐かしい自動販売機が多い土地なんですよね。
興味あります。

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87:4.0
佐賀:鍋島・純米吟醸“愛山”
ふわっとした甘味があり、しっかりとした美味しさ、上手な含みのバランス

88:4.1
佐賀:鍋島・純米吟醸・生“風ラベル”
甘味、フレッシュさ、上位でのバランス

89:4.0
佐賀:鍋島・純米吟醸“雄町”
濃い旨味

90:3.8
佐賀:鍋島・特別本醸造にごり
サッパリした雰囲気

抜群の美味しさである「風ラベル」のほか…と言うのは、
なかなか飲む機会がないのだけれど、
こうして飲んでみますと、美味しいですね。再認識。
次から次へと人が集まったブースでもあったので、
大忙しの蔵元さんと言った感じでした。
流石です。

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91:3.7
埼玉:花陽浴・純米吟醸・直汲み生“美山錦”
旨味甘味、奥にスッキリ感

92:3.8↑
埼玉:花陽浴・純米大吟醸・直汲み生“美山錦”
↑に更に華やかさ、心地好い美しさ

93:3.6
埼玉:花陽浴・純米吟醸・直汲み雫生“山田錦”
ちょっと酸、甘味あり。好みは美山錦の甘味だなぁ。でも、これが熟成したら美味しそう

94:3.7
埼玉:花陽浴・純米大吟醸・直汲み生“雄町”
甘味が感じやすい感じ、綺麗でスムース

今回、僕とYOKOさんのブラインド・テイスティングで、
お互いに「好み」とマーキングしていた「花陽浴」、
全て直汲み、かつ生酒で酒米の差を楽しませてくれるラインナップでした。
年々、伸びて来ていると思うんですね。
美味しくなって来ている。
それが「花陽浴」らしい、パリッとした放たれた様な…
開放感のある、伸びのある香は、より感じられる様に、
そして味わいもスマートな雰囲気が増して来ていて…
これからもYOKOさんと共に、飲んで行きたいと思いました。

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95:3.7
埼玉:鏡山・純米・無濾過生原酒
ぷっくりとした旨味、そのカーブ、奥にカプ系メロン香

96:3.6
埼玉:鏡山・純米吟醸・おりがらみ
甘く濃い。べっこう飴の雰囲気。奥行きあり

97:3.8
埼玉:鏡山・純米・おりがらみ
好み。これくらいの軽さがあった方が好きかも

98:3.8
埼玉:鏡山・純米・1度火入れ“さけ武蔵”
酸を感じる。甘味と酸味、それぞれが適度に感じる方が好みかも

「花陽浴」と同時期に知り、共に埼玉酒のニューフェイスとして、
とっても頑張っておられる…と思う鏡山。
ちょうどブースに立ち寄った際に、
別のお客さんに「辛口ちょうだいよ」と言われ、
蔵元さんも少し困っておいででしたが…まずは飲んでみて欲しかった。
この旨味、厚味、ゲンコツを想像させるパワーのあるお酒!
一生懸命に酸の雰囲気や感じ方から、
純米無濾過生原酒の1本を選んで提供していましたが、
特に何も言わず、次のブースへ行ってしまいました。
何だか、この美味しさを前に勿体無いなぁ…って。
いや、ともかく。
「花陽浴」とは異なった路線に走りつつあり、極めて行きそうで、
今後も注目度は変わらず、です!

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99:3.9
秋田:ゆきの美人・純米・1度火入れ
うん!この酸の感じ、バランスの甘味、美味しい!和やかでまろやかで。

100:3.9
秋田:ゆきの美人・純米吟醸”特撰”
美味しい!良いバランス。味が飲むたび上って行く感じがする

101:4.0
秋田:ゆきの美人・純米大吟醸
さらりとした雰囲気とちゃんとした甘味と。すごく惹かれる、良い味わい。飲み続けていたい

102:3.6
秋田:ゆきの美人・純米吟醸・生“雄町”
ジュワッとしてバシッとした感じ。最後の甘味が他に比べて密やか

今回、特に美味しさを再確認した蔵元です。
買いたい。
家で飲みたい。
それを、とても強く感じました。
我が家の燗酒定番酒は長野県美寿々酒造「美寿々」の本醸造火入れですが、
これに近い雰囲気を感じた「ゆきの美人・純米」、たまらなく好きです。
このお酒が持つ落ち着きは、肩肘を張らない、絹の様な美しさを持つもの。
日常を彩る、とても良いお酒だと感じました。
絹、湯上りたまご肌…そんなイメージ、しっとりした雰囲気。
美味しいです。

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103:3.6
秋田:春霞・純米・1度火入れ
ぽっとして、バターやクリームのイメージ、滑らかオイリー。

104:3.7
秋田:春霞・純米吟醸・1度火入れ
フレッシュさあり、良い心地、ハリあり

105:3.8
秋田:春霞・純米大吟醸・1度火入れ
ナイアガラ葡萄のイメージ、葡萄の酸を想像させる

106:3.5
秋田:栗林(春霞)・特別純米・無濾過生
旨さあり、生酒っぽい味の全体

様々な表情を見せてくれました。
感想を見ても、全く違う印象を得ている事が分かります。
どことなく火入れ酒の方が印象が良いです。

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107:3.8
秋田:山本(白瀑)・純米吟醸・1度火入れ“酒こまち”
バランスの良い、調った味わい

108:3.8
秋田:山本(白瀑)・純米吟醸“うきうき”
しっかりしていて旨い。度数の低さは全く感じない。酒の身体が出来ている感じ

109:3.7
秋田:山本(白瀑)・山廃純米吟醸“セクシー山本”
良いメロンっぽさがある。香の良さ、味わい伸び。YOKOさんも美味しいと感じる山廃。

110:3.8
秋田:白瀑・純米・1度火入れ“ど辛”
程好い甘味と辛味

それぞれのお酒にテーマを持たせている…そんな印象でしょうか。
特に山廃のお酒は、山廃で仕込み、山廃が苦手な人にも、
山廃と言う醸造も素晴らしいんだ、美味しいんだ…と知って欲しい…
これがコンセプトにあったんだそうです。
実際に自分の評価は☆3.7で、山廃の醍醐味の様な強さや熟成へ向けたゴツさなどを感じず、
とってもまとまっていて、だからこそのこの点数でしたが、
普段、そうした強い印象を与えるお酒に対して、苦手な印象もあるYOKOさんは、
「素直に美味しいと思う」と言っていたのを憶えています。
山廃として知っている香はする、味もするけれど、
どことなくまとまっている…
上手な味のバランスを「山本」は仕上げて来ているのだと感じました。

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111:4.0
山形:くどき上手・純米大吟醸・1度火入れ“愛山”
軽くてキュートな雰囲気。美味しい

112:3.9
山形:スーパーくどき上手・純米大吟醸・1度火入れ“改良信交”
美味しい。砂糖系の甘味、心地好い香

113:4.1
山形:くどき上手・純米大吟醸・1度火入れ“山田錦・亀印”
甘味、フレッシュ、香高い。パワーでグイグイ押す。香と甘味に満たされる

114:3.8
山形:くどき上手 Jr.・純米大吟醸・1度火入れ“山田錦”
良い旨味に乗っている。ポップな甘味

これも「NOMDOS」でお見受けするボトル。
常に軽やかで品が良いお酒だと感じています。
こうして数種類、飲みくらべてみても、やっぱりの良さであります。
美味しいです。
女性的な雰囲気を持つ酒質と感じます。
香の高さや、全体のエレガントさ。


このあたりの時間帯に、
「十四代を探せ」の結果発表や
ブラインド・テイスティング順位発表などがあり、
以降は次から次へと試飲して行ったので、
コメント薄めです。


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115:3.6
東京:屋守(金婚)・純米・中取り生
良い旨味、甘味、元気さ

116:3.7
東京:屋守(金婚)・純米吟醸・無調整生“八反錦”
軽さとハリあり。これも元気な勢いがある酒

117:3.6
東京:屋守(金婚)・純米吟醸・無調整生“雄町”
冷えていてあまり感じないかも。渋さを拾うが…

カラッとしていて元気なお酒が「屋守」だと思っています。
そうした気分の時に飲みたいお酒。
やっぱりその雰囲気が、どのボトルにもありました。




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118:3.7
長野:瀧澤(喜久盛)・純米
良い甘味。黒耀水にある淡白ながら球体を想像させる旨味

119:3.8
長野:鼎(喜久盛)・純米吟醸・生
うん、納得の旨さ。バランスの良さ

120:3.8
長野:鼎(喜久盛)・純米吟醸・生“スパークデンジャー”
滓の甘味がちゃんと活きている感じ

「鼎」は「よよぎ」の大将が比較的、何度も仕入れているボトル。
「スパークデンジャー」は会の終盤でしたから、
すっかり炭酸は抜けている状態でしたが、
通常の「鼎」とは大いに異なるボトルに感じました。
元来、ふっくらした雰囲気と思いますが、
これに滓が絡む事で、滑らかさと流れの良さから、
ふっくら感より、飲みやすさを感じ、
これにもし炭酸感が加わるなら…と想像すると、
なかなか、注目すべき美味しさがある様に思いました。

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121:3.5
群馬:流輝(とうせん)・特別純米・生
甘い感じ

122:3.6
群馬:流輝(とうせん)・純米吟醸・舟搾り生“山田錦”
甘味、コク、もうちょっと盛り上がると好き

123:3.7
群馬:流輝(とうせん)・純米吟醸・舟搾り生“亀の尾”
白葡萄系の美味しさ

124:3.6
群馬:流輝(とうせん)・純米吟醸・舟搾り“ももいろ”
酸味、キュンとした感じ

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125:3.7
山形:冽(東光)・純米吟醸・特別限定酒
クリア、スマートで良い硬質感、ひたむきな感じ

126:3.8
山形:冽(東光)・純米吟醸・無濾過生原酒
↑の雰囲気がありながら、良いハリがあって美味しい

127:3.8
山形:冽(東光)・純米吟醸・発泡にごり
甘味が少し感じられる。軽やかなにごり

128:3.9
山形:冽(東光)・純米・特別限定酒
美味しい。しっかりとした旨さがある

実は「冽」と言うお酒、松本でも見かけてはいるのですが、
あまり飲んだことが…もしかすると、
全くないか、1度きりかも知れません。
何故飲まないんだ…と言うと、生酒、生原酒に囲まれた中で、
こう、厚味がないんだと一時期感じていて、
それから頼まなくなったのか…
どうでしょう、カウンター越しの見聞でそう思い込んだのか。

よくYOKOさんが気になる名前らしく「どう?」と聞くのですが、
あまりオススメして来ませんでした。
だからこそ、幾つか種類を飲んでみようとブースの前に立ちましたが、
何と申しますか、
先入観で決め付けていて、
確かにスマートで、ちょっと硬い感じがして、
“旨味溢れる!”…と言う雰囲気はありませんが、
率直な言葉を交し合う青年のイメージを抱きます。
長野県内の日本酒ではあまり感じない、
山形県だからこその味わいと言うものもあるのでしょう。
良い日本酒だと感じ入りました。
どんなものでも「飲まないまま」判断するのはよくありませんし、
こと日本酒、1年1年造りは全く異なる訳で。
常に興味を、楽しさを持って日本酒には接して行くべきだと、
改めて感じました。


電車での日帰り旅。
今回は初めて、「八王子乗り換え」を実施してみました。
普段は新宿まで行って、聖蹟桜ヶ丘まで戻るカタチ。
JR系八王子と京王系八王子間の乗り換え、
地上移動に少し戸惑いましたが、馴れたなら大丈夫そうです。。

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八王子駅にて、小休止。
行きの電車「あずさ8号」はほんの少しの遅れただけで塩尻駅を出発しましたが、
先行したあずさは随分と遅れたんだそうです。
朝から季節外れの雪景色。
無事にこうして目的のイベントをやり切ったと言う達成感は、
「やった!」よりも「ありがたい」と言う感謝の気持ちが大きいものでした。

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松本まで帰って来て、一献。
「多摩独酌会」の帰りには、昔から…
YOKOさんと一緒になる前から、「厨十兵衛」に遊びに寄る事が多いです。

千葉・稲花“1787・長寿”厳選槽場汲み・無濾過生原酒
岐阜・慶樹・特別純米・無濾過生原酒。

試飲はあくまで試飲で、
「吐き」を使ったりもし、
こうして、腰を据えて、しっかりと味わって飲む…
この旨さが何よりだと感じます。

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いっぱいのお刺身が乗った海鮮サラダ。
酒の肴としてお刺身が食べたいところ、
日帰り旅でお野菜にあまり出会えなかったので、
野菜も食べたいところ、それぞれの欲望を満たしてくれるメニュウは、
とてもありがたいです。

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エンガワはポン酢で。
鼻に抜ける甘い香がたまりません。

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YOKOさんの絶対的定番酒肴、
「たたき胡瓜のゴマ油和え」もお願いしました。

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奈良・風の森・純米無濾過無加水生“秋津穂”
千葉・福祝“厳選槽場汲み”・播州山田錦50・無濾過生原酒

〆の1杯をそれぞれ頂いて、今日はお開き。

Dscn1333

松本駅前の気温は2℃。そりゃあ寒いはずで。
けれど、熱い日本酒の宴でございました。
次は秋にあるはず!
楽しみに迎えたいと存じます。

前半・後半と2席に分けて申し上げて参りました。
長講一席、お付き合いくださいまして誠にありがとうございました。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

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コメント

1度は行きたいなと思っているんですが、なかな行けません(泣)

ヤマユ。個人的にすごく気になるお酒です。

投稿: ueno | 2013年7月 3日 (水) 16時34分

読んで頂き、ありがとうございます♪
ここ数年の傾向は4月と10月の第3日曜日に開催ですね~。
ただ、昨今チケットも取り辛くなっている、人気のイベントになって来ています。
ただ、充実感はとっても高いので是非是非!

ヤマユ、コンセプトの中に、原酒で低アルコールであるイメージもあり、
4合瓶を一晩で飲み切れる様な…
そんなコンセプトだそうです。
重過ぎず、かと言って軽すぎず、
心地好く飲み続けられる…
特に女性人気が高いお酒に感じています。

投稿: SOJA | 2013年7月 3日 (水) 21時47分

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