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2013年4月 4日 (木)

第3回・城下町ほろ酔い散歩(2012年10月14日・信州松本)



えー、誘惑箇所の多い中でございます。
いっぱいのお運び様、誠にありがたい訳で…
気楽な所がよろしいんじゃないか…てンですが、
一生懸命、申し上げる事にしております。
どうぞ、最後までお付き合い下さいませ。

2013年の4月7日も、いよいよ押し迫って参りましてな。
この日に何があるのか…と申しますと、
第4回がある訳なのでございますよ、ええ。
「城下町ほろ酔い散歩」…の第4回です。
第3回から半年程が経ちました。
新玉の年を迎え、冬を越し、いよいよ以て春到来、
「頑張ろう、福島」、福島の土地から、日本酒の雄がやって参ります。
醸造、酒造りの冬を経て春を告げる蔵元の声を聞く、
この第4回が、そう、いよいよ4月7日に開催されます。
ええ、とても楽しみにしておりますし、ワクワクとしますな。
桜の咲くのを楽しみにする風物詩、日本人の心、
「桜」の開花と良い勝負をしますよ。
とっても楽しみにしている…

…の、

だけれども。

第3回の様子をブログ「酒 宗夜」、書かないままに、
ここまで来てございます。
この冒頭部分を書いておりますのは、3月30日の事でございます。
4月7日までに更新できるのか、書き切る事が出来るのか…
もう、自分に対する賭けでございますよ。ええ。
4月7日までに書き上げたい一心、
そのつもりで書いておりますんで、
7日を過ぎたら、もうこの文章は使えない訳でございますよ。

しかしながら、第3回もとても楽しかった。
良い宴でした。
第1回で福島の蔵元にお会いし…
これは「ようこそ、松本へ」ですな。
そして、第2回で再び福島、「おかえりなさい、松本へ」ですよ。
飛んで第4回もまた1年振りに「おかえりなさい、松本へ」となります。
そんな中での第3回は、宮城県の蔵元さんをお迎え致しました。
そして、長野県の蔵元さんとコラボレーション企画となり、
宮城県の蔵元さん5蔵、
長野県の蔵元さん5蔵の登場と相成ってございます。

YOKOさんは言います。

長野県のお酒には長野県のお酒らしさ、
宮城県のお酒には宮城県のお酒らしさがある。

個性は蔵元さん、それぞれで異なります。
味わいから香から…
また蔵元さんの中でも、こうしたい、こう飲んで欲しい、
様々な提案がございましてな。
それぞれ異なるのだけれども、
信州長野、奥州宮城…このまとまりで近しい意識がある。
地の味、地の味覚に合う、
僕らにとって、日常を感じる信州の酒と、
飲む度に魚を思い浮かべる、
干した魚、生魚、何杯でも合わせて行く事が出来る…
そんな思いを抱かせる宮城の酒と。
こうして比べたからこそ、気付く事が出来る…
楽しみ、と言うものに、
もっと厚み、幾層にも深みが増す…と言うものですよ。

さぁて、やるぞ!
書いて行きます!

最後までしっかりとお付き合いを願っておこうと言う訳でございます。

おあとがよろしいようで。

 


【  第3回・城下町ほろ酔い散歩  】
【  2012年10月14日  】

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これまでの第1回、第2回であれば、
まず北に進路を取るところ。今回は、気分を変えて東へ。

【  ほろ酔い1件目・ばんざい家  】
【  宮城・大沼酒造店・乾坤一  】
【  長野・湯川酒造店・木曽路・十六代九郎右衛門  】

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「ばんざい家」のお店の前で、バンザイのYOKOさん。
どちらかと言うと、僕自身が高まる楽しみさを堪え切れずに、
ポーズをお願いしたカタチ。

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定刻直前、蔵元さん方、ばんざい家女将、K山さんはミーティング中。

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今回の飲み歩きセット。
手提げ袋は相変わらず…です。
相変わらずと言えば、伝わるはずの相変わらず。
ここまで次回へのハードルを引き上げてしまうと、
次回、つまり第4回はどうなるのか、楽しみになってしまいますね。

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開会、乾杯に先駆けて、
宮城県からお越し下さった、
柴田郡村田町・大沼酒造店の大沼社長、
木祖薮原・湯川酒造店からはお馴染み、丸山さんから一言。

大沼社長からは震災にまつわるお話も伺いました。

宮城県では1軒以外は問題無く…9割の蔵元は、
これから始まる冬、造りに入る事が出来るそう。
けれど、沿岸部の蒲鉾工場などは、
(笹かまぼこが名産の土地でもあるので)
工場の建設場所が、なかなか決まらず、
時間が経てば経つ程に辛い状況が深まるのに、
完全な復興までは、5ー10年程は掛かってしまう見込み。

…まだ「復興」の足掛かり、
1段目の階段に足が入った程度…
実際にこの当時はその映像を見る事はありませんでしたが、
季節が巡って、再び3月11日が近付き、
「被災地の今」を至る所、テレビ番組で拝見しますと、
生活を感じるまでには、遠い道のりを一歩一歩…
出来れば駆け足で上りたいくらいだけれど、
「復興」がまだ始まったばかり、そう感じています。

大沼酒造店は、山側の蔵元であった為、
傾いた蔵を、何とかグッと立て直して、
今期も変わらずに醸し、今日に至るとのこと。
「ササニシキ」を用いたお酒で、宮城らしさ、
宮城の酒らしさを特に感じて欲しい…との事でした。

【  宮城・乾坤一・純米吟醸原酒”雄町”  】
【  長野・十六代九郎右衛門・純米吟醸”特別誂え・34号”  】

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僕らの1杯目はこちら!

「乾坤一」は、
静か、青山と言ったイメージを浮かべます。
綺麗で、程好く硬さがあり、コシがあり、透き通って感じる。
雄町らしさも感じながら、きっと熟成もして行くだろう雰囲気。
ややドライな感覚もあります。
YOKOさんは、香を特に強く感じないけれど、
味わいには強さがある…とのコメント、
後に、お酒が空気に触れる事で開いて来ると、
まろやかさも感じられ、強さが程好いバランスになった…とのこと。

「十六代九郎右衛門」、
YOKOさんは、お米っぽさのある膨らみと、
反面、サラッとした余韻、後口の良さを感じています。
自分は旨味が乗った雰囲気、
甘酸っぱさもあって、
躍る様な感覚、白ブドウ様の張りを感じました。

【  ほろ酔い散歩恒例!当店特製1000円プレート  】

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レフトサイド。

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たっぷりの恒例1000円酒肴プレート、ライトサイド。
ひとつの画角では収まり切らないボリュームです。
「ばんざい家」の内容は、

出汁巻き玉子(桜えびと根三ツ葉)、
豚スペアリブの炙り(特製味噌漬)、
生マグロ中おちの山掛け、
生さんまの絹巻き(黄味酢掛け)、
かぶ鶏そぼろ、
豆富チーズクラッカー…と言う組み合わせ。
やっぱり、ちょっとずつ色々…と言うのは嬉しい訳です。

「乾坤一」は、
マグロ、醤油によく膨らみを持たせてくれて、
グーッと盛り上がって美味しい。
秋刀魚も、黄味酢のほんの少しの甘めの酸味がたまらなく美味しく、
茗荷もパリッと決まっていて良い。
かぶ鶏そぼろは、ダシの雰囲気が強くも、
全体にアッサリした感覚は前菜らしくあり、
豆富クラッカーは、
塩味のクラッカーにクリームチーズの組み合わせで、
口直しの様な位置付け。
スペアリブの炙りは、
深く染み込んだ味噌の味がとても美味しく、
この後に頂いた”ササニシキ”の「乾坤一」と、相性良く頂きました。
スペアリブの味は濃く、
その肉の旨味、焼いた味噌の香ばしさ、甘やかさが魅力。
「乾坤一」と合わせると、「乾坤一」が、
口の中に辛味の様なものを生み出して、
キレ良く心地好く食べさせてくれる感じ。

続いて、蔵元さんにお話を伺いながら、このお酒を。

【  宮城・乾坤一・特別純米”ササニシキ”  】
【  宮城・乾坤一・純米”冬華”ササニシキ  】

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”仙台のサラリーマンのダラダラ酒が目標”

…とのことで。
舌に酒が溜まって来ると、舌は疲れて来るもの。
これを疲れないように、が肝要なのだそうです。
サラリーマンさんが、例えば2時間の飲みの間、
たっぷり飲んで、たっぷり楽しんで欲しい、
そうした酒質でありたい。

そんなお話を伺いながら頂いた特別純米、
自分はとても気に入りました。
味覚グラフがあるならば、全方位五点満点の五角形!
旨味もあり、とにかくバランスが良い。
突出して何かが強過ぎる弱過ぎる事が無く、
本当に常にニュートラルに落ち着く振り子の様な、
自然な戻り方をするお酒だと思いました。

「冬華」は、軽さ、綺麗さ、元気さ…まずこれを感じます。
YOKOさんは、そのトロッとした感触が気に入ったそうです。
口に含んでからの香が良く、
単独でもずっと楽しんで行く事が出来そう。
しばらく飲み進めて行くと、
特別純米の香も、また好みに変化して来たとのことで、
食卓の時期によって、
様々な楽しみを見せてくれました。

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蔵元さん、大沼社長の男の背中。

「ササニシキ」は酒造好適米ではないけれど、
食べてとっても美味しい自慢のお米だからこそ、
美味しいお酒が造れない訳がない。
そうして醸された「ササニシキ」の日本酒、
YOKOさん共々、堪能しました。

また「乾坤一」と言う銘柄は、言葉は、
よく伺う「乾坤一擲」の語源に当たるのだそうです。
実は「乾坤一は乾坤一擲から取った名前なのですか?」と伺った折に、
その酒銘の由来も教えて頂く事が出来ました。

易者の世界の言葉に、
「乾」「坤」と言う考え方があり、
この両者が揃って、「世界」そのもの。
両者は相反するもので、揃って一対。
陰陽道で謳う所の「陰」「陽」に当たる言葉で、
「乾」「坤」で「一」…ひとまとまり。
江戸時代は「不二正宗」で醸造していたそうですが、
初代宮城県知事の松平正直氏が、
「乾坤一」と名付けてくれたそうです。

とても丁寧に解説して頂きました。
ありがとうございました!

YOKOさん曰く。

「  乾坤一って美味しいお酒なんだね!  」

初めての出会い、YOKOさんに、
この言葉を言わせたなら、
紛れもない「勝ち」なんだと思います。
素晴らしい!

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大満足!
根を下ろしそうな所で、続いてのお店へ。
第1回、第2回とは順路が異なり、
これまでと逆順でほろ酔い散歩をして行く事になります。

【  ほろ酔い2件目・風林火山  】
【  宮城・山和酒造店・山和  】
【  長野・伴野酒造・澤の花  】

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続いて訪れたのは「風林火山」!

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随分前から掛かっていたのだそうですが、
今日のイベント、信州勢の「澤の花」のブリキの看板がありました。

【  宮城・山和・純米吟醸”美山錦”  】
【  長野・澤の花・純米大吟醸”雄町”  】

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まず、この2種類から!
席に着くと、
「澤の花」を醸す伴野さんが来てくださって、
色んなお話を伺います。

「澤の花」は、飲んでキラリ光る感覚、
艶やかさと膨らみが特長に思え、とても美味しいと思いました。
YOKOさんは「柔らかい感じ」とのこと。
昨今、「澤の花」はふくよかな印象があり、
ふくよかなだけれど、少しの甘みを置いて、スッとキレて行く…
とても心地好い力加減を体得して来ていると感じます。
造りに入る時期の伴野さん、
今年の展望を伺い、毎年の事だけれど、
24BY、楽しみにさせて頂きました。

「山和・純米吟醸」、
僕は滑らかで柔和、優しい日本酒だと思いました。
後半に向けて、ミント様の爽やかさがあり、ドライな印象へ。
YOKOさんは、食中酒っぽいイメージで、
サラッとした印象と言います。
食事を楽しむ事が出来るお酒だと思う!…とのこと。
共に、近い印象を特に余韻に感じていました。

【  本日限定ほろよいスペシャルプレート  】

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「風林火山」の1000円プレートはこちら。

牛肉の大衆酒場煮、
なすのつくねはさみ揚げ、さんま生姜煮、
塩戻りカツオ刺、キノコご飯、
鴨ネギ、秋の炊き合わせ…
「風林火山」の季節の楽しみを盛り込んだ感じ。

どれもご飯のおかずにもなる、酒肴にもなる、
親しみ深い味付けで、一品一品がちゃんと旨い。

【  宮城・山和・特別純米”蔵の華”  】
【  宮城・山和・純米吟醸”ひやおろし”  】

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「山和」、造りの準備をしている時期でした。
伺いますと、
「山和」のコンセプトは、お料理を問わない、
どんなお料理にも自信を以って寄り添える日本酒…とのこと。
地元銘柄に「わしが國」と言う銘柄も。
これはその後、年末年始の頃合い、
新酒として登場しているのを松本で飲みました。

「特別純米”蔵の華”」は、先の純米吟醸より、
ずっとさっぱりとした感覚で、
静かなイメージ、甘味がすーっと通り抜ける美味しさ。

「純米吟醸”ひやおろし”」は、
柔らかで、まったり、ゆっくり落ち着く味。
甘味がこちらにも感じられ、ふんわりとして、とても美味しい。
「山和」は、この…優しく透き通り、ふっとした瞬間に、
甘味の存在を感じる様な感覚が特長に感じますね。
YOKOさんも、「ゆっくりとした感じ、
ふーっとした感じ」…とのコメント。
心地好い穏やかさが美味しさと繋がってる様です。

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次のお店を目指して、北上。

【  ほろ酔い3軒目・NOMDOS  】
【  宮城・平孝酒造・日高見  】
【  長野・田中酒造店・水尾  】

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続いては、「NOMDOS」へ!

【  宮城・日高見・超辛純米  】
【  長野・水尾・特別純米”ひやおろし”金紋錦  】

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「日高見」、パリッとシャンと、強さが立って、
飲み応えも中盤にあり、スーッと伸びて、
最後に梨の香の余韻、ストンと置いて終わる。
YOKOさんは、香の彩は少ないのだけれど、
水を飲んでいる様なサラッとした特長のあるお酒…とのこと。

「水尾」は、しっかり味が乗っている…秋上がりの様子。
味わいには色味も感じ、
ズバッと強くて、その背に味を乗せて、美味しい。
こうした旨味と美しさの共存は、
自分が知っている「水尾」のイメージから、
またひとつ新たな一面と言う感じ。
良いですね。

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お酒の注文を受ける前のご両人、両蔵元さん。
ゆっくり談笑しておられるのが、何とも微笑ましいです。
同じ業界、長野県の状況、宮城県の状況…
そうした情報交換もあるでしょう。

この頃、比較的店内が空いていたからこそ、
こうした姿を拝見出来た様に思います。
注文が入ると、「はい」と返事、
ふたり揃って、仲良くおいで下さる光景は、
何だか贅沢なものに映りました。

【  NOMDOS特製おつまみプレート  】

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NOMDOSの特製プレートはこちら。

サンマのコンフィー具たっぷりのトマトソースで、
野沢菜と若鶏のラビオリ、パセリの香り、
ジャーマンポテトと白馬豚のリヨー、
グリーンサラダ 自家製ビネグレ…季節のものも多く見受けられます。

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白馬豚、豚の味がとてもはっきり感じられ、
くどさがなく、焼き加減がとても心地好い。
YOKOさんも、カリッとした食感を気に入った様です。

ラビオリ、まずは粉を扱ったものとして、
粉の味が届いて美味しい!…と思いました。
ペペロンチーノに使われる香味、
ピリっと辛味、にんにくの旨味。
YOKOさんは、最後に残るパセリの香が良いとのこと。
これに「水尾」がよく合いました。
その幅の広さは、とても素晴らしい。
ラビオリの旨味に対して、
「水尾」のシャンと立ち上がる雰囲気が、
双方際立って、美味しい。
ジャーマンポテトのぽっくりした食感も良い。

秋刀魚はしっかり苦味があるもので、
この苦味が日本酒にとても相性が良く、
日本酒で味がとっても大きく膨らみます。
掛けられたソースは、
じっくり強く絡み合っていないからこそ、
ちゃんと苦味が引き立たされていて、良いんですね。
苦味があるからこそ、
秋刀魚の個性をとても強く美味しく感じられる。

【  宮城・日高見・純米”短棹渡船”  】
【  宮城・日高見・純米”山田穂”  】

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「短棹渡船」は、雫の様なイメージ。
マルッとつるんとしていて、
キュートな甘酸が中盤にあり、ザッパリとキレる感じ。
洗練された雰囲気。

「山田穂」、YOKOさんは、
まったりまろやかな印象を抱いた様です。

香があり、シュッとしていて華やかなイメージ。
香の上りが良い中で、実となる味わいは強くあり、
香の高さとバランスを合わせて来る感覚。

以前自分が拝見した「短棹渡船」「山田穂」は、
「天竺」と言うシリーズで華やかさに特徴があるものでしたが、
今回の2種類は、米の味を出して醸したもので、
新しい「日高見」の提案になるのだそうです。

NOMDOSを後にして、次なるお店へ。

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屋根が取り払われて久しい六九商店街。
子供の頃は「バンタム」に入り浸ったものでした。
「屋根があってこそ」…と思ってしまいます。
大人になってからは、時たま「島勇」に足を運んだりしていますね。

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「城下町ほろ酔い散歩」は日曜日開催と言う事もあってか、
四柱神社では、結婚式が執り行われていました。

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飲み日恒例のお参りをして、さて、もうすぐ到着。

【  ほろ酔い4軒目・厨十兵衛  】
【  宮城・萩野酒造・日輪田  】
【  長野・佐久の花酒造・佐久乃花  】

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続いては「厨十兵衛」へ。

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早速、蔵元さんに日本酒を注いで頂きます。

【  宮城・日輪田・純米”山田錦”  】
【  長野・佐久乃花・純米吟醸無濾過生”ひとごこち”  】

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「日輪田」、YOKOさん曰く、
「これまでの宮城のお酒と比べて、しっかりした味がある」
…とのこと。

なるほど、試してみますと、
甘味があり、含みあり、全体に強くパワフルな印象で、
酸も強めに感じられる…と思います。

しかしながら飲み進めて行ったYOKOさんは、
「日輪田」にも宮城県のお酒の印象として、
共通したものがあり、食中酒らしさ、
より深く…
宮城県の日本酒の文化は、
食と共に食を生かす文化なのだと感じたそうです。

「佐久乃花」は、とても僕好みの味わいでした。
たいへん素晴らしい味乗り。
旨く、強く、完熟の雰囲気がたまりませんでした。
グッと飲み込ませる味応え。
YOKOさんは、甘味を感じ、
またこの信州らしいパワーを持った日本酒と、
パワーはあれど宮城県らしさを持つ「日輪田」を飲み比べて感心していました。

【  千円おつまみプレート  】

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厨十兵衛の1000円プレートはこちら。

煮魚、鯛の唐墨まぶし、
カニマヨ、鮭塩焼きにいくらおろし、
鶏団子と野菜の炊いたもの。

お店ごとに、こうして個性が光るからこそ、
日本酒だけでなく、「食べ歩き」要素もあって、なお楽しく思います。

素材の味を活かしたものと、
料理人の粋なもの、
煮魚や炊いたものは、ダシの風合が本当にたまらなく旨い!
冬季の”手始め”、「おぼろお豆富」も、
ダシがとても美味しい厨十兵衛ですが、
遺憾なくその美味しさを堪能する事が出来ました。

【  宮城・日輪田・純米吟醸”雄町”  】
【  宮城・日輪田・純米吟醸”蔵の華”  】

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「純米吟醸”雄町”」は、
おかずになる酒…と感じました。
前半はやや硬さがあり、シャープさを寸時感じます。
立つ酸の味わいが、どこかほの辛い様な印象で、
歯がゆさがあり、食が欲しい、食が進む…そんな印象。
歯がゆさは「あぁ、何かと美味しく合わせたいぞ」と、
そう思わせる感覚です。

「純米吟醸”蔵の華”」は、柔和な香。
ソフトクリーム、それもバニラの様な…
そんなほわっとした香、また味わいの雰囲気で、
軽やかとも異なる、羽衣の様な印象もあります。
ポッと香が立って、透き通る味わい。
YOKOさんはお米の香を特に感じたそうです。

Cimg8550

ベビーシューが美味しい「マサムラ」の脇、
ナワテ横丁へ抜ける小路を伝います。

Cimg8553

縄手通りに出て、「和来・島勇」でお買い物。
看板ワンコに挨拶をしながら、手拭いを買い求めました。
四季時期の色んな洒落た柄があって、時たま足を運ぶと楽しいんです。

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次の…5軒目、最後のお店へ向かうべく、千歳橋を渡ります。
見えるのは東側の山々、美ヶ原方面。

【  ほろ酔い5軒目・アガレヤ  】
【  宮城・千田酒造・栗駒山  】
【  長野・菱友醸造・御湖鶴  】

Cimg8555

「アガレヤ」に到着しました。

【  宮城・栗駒山・”無加圧中取り”  】
【  長野・御湖鶴・純米大吟醸”2008”  】

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「栗駒山」はバランサブルな1杯と言う印象。
甘、辛、苦、酸、渋の順で感じます。
自分はこれまでの宮城の酒の中で、
いちばん強く押し味のある雰囲気と感じます。

【  おつまみプレート  】

Cimg8560

まず、別皿となる豚汁が届けられます。
YOKOさん、特にお気に召した模様。

Cimg8561

「アガレヤ」のおつまみプレートは、
ムネ肉のカルパッチョ、つぶ貝の刺身、
コンブクリームチーズ、エビのから揚げ、
もも肉の塩焼き、とん汁(別皿)の組み合わせ。

「アガレヤ」らしいメニュウ、
炭火の香が良い鶏もも肉や、ムネ肉のカルパッチョ、
鶏料理は流石の美味しさ。
コンブクリームチーズは、
先達て東高円寺の「天★」で食べた「がっこチーズ」に近いものがあります。
塩昆布の風味も合いますね!

【  宮城・栗駒山・特別純米  】
【  宮城・栗駒山・純米吟醸”蔵の華”  】

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「特別純米」は蔵元さん曰く、
「酸がしっかりしたものなので、何かと一緒に試して下さい」…とのこと。

なるほど、旨味がしっかりしている芯が強い日本酒と感じます。
”確かな手応え”と言うキャッチコピーを付けたくなる味わい。
YOKOさんは突出する雰囲気が無く、整ったイメージを抱いた様です。

「純米吟醸”蔵の華”」は蔵元さん曰く、
「スーッとした香が特徴」とのこと。
軽めの雰囲気があり、渋味が余韻として伸びて、
料理にとって、ちょうど良いアクセントとなっている様に感じます。
YOKOさんは、
どちらのお酒も料理に合わせると、とても美味しく頂ける…とのこと。

「栗駒山」は、震災の影響は、あまり無かったそうです。
何故ならば、元々、蔵に補強工事が為されていたのだそうで。
それ以前の地震による影響で、
補強せざるを得なかったのだけれど、
それが蔵を守ったと仰っておりました。

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達成感満点!全店制覇です!
薄暗くなりつつある伊勢町。
昼から夕暮れまでに掛けて、
めいっぱいのお遊びでありました。

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たいへん良い心持ちで、〆の松本駅ゼロ番線、
駅そばで、「特上葉わさびそば」と「特上きのこそば卵入り」を。

こうして、
僕とYOKOさんは1日を締め括った訳でございます。

さぁて、これを書く事で、
4月7日、傾向と対策と申しますか、
「あれが良かった」「これが美味しかった」…から、
「今度はどんなお酒、料理に出会えるのか」…期待に直ります。
気持ちが高まりますな。
何度も申し上げますが、
もう目の当たりに出来る日付です。
週末です。1週間より少ない日付で迎えます。

当日、参加される皆々様、
此の度も心から大いに楽しもうではありませんか!

それでは本日この所はここまで。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

信州に福島の息吹を感じる日曜日、

もう直ぐです!


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コメント

こんばんわ maikoです
先週の「城下町ほろ酔い散歩2013春~福島~」お楽しみ頂いたようで、2013のブログ楽しみにしています。今回は10蔵30種類を楽しむことが出来たようで、今手元にあるイベントのチラシを見ながら書いています。さて、13日は、「信州松本2013 おらが酒呑み歩き」の開催ということで、娘と二人で参加予定です。イベント会場のどこかでお会いできるでしょうか。楽しみにしています。

投稿: maiko | 2013年4月 9日 (火) 22時05分

こんにちは、maikoさん!
2013年春も、しっかり楽しんで参りました。
今回はあまり遅れない様に更新しようと思っておりますので、
是非、見て頂けたら嬉しいです!

「おらが酒呑み歩き」、僕らも参加となっております!
ただ、イベントの後に落語があったりするもので、
程好く、今度こそほろ酔いで過ごしたいと言うところ。
市内をお散歩したりして、うろうろと過ごそうと思っています。
きっとお会いする事になると思いますので、
どうぞよろしくお願い致します!

投稿: SOJA | 2013年4月10日 (水) 17時11分

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