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2012年5月13日 - 2012年5月19日

2012年5月19日 (土)

3周年は4年目!アニバーサリーディナー!(2012年4月29日・洋食厨房Spice)

 


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えー、誘惑箇所の多い中、
取り分けて、いっぱいのお運び様、
誠にありがたい訳で…
気楽なところで、一生懸命書いて行く事にしております。
どうぞお付き合いくださいませ。

えー、
噺の中に「三年目」と言う題の付されたものがございます。
私、大好きな噺なんですな。

内容は…と申しますと、
怪談まで行かない怪談噺…お馴染みの噺でありまして、
ある旦那様と奥様がいらっしゃいまして、
奥様が永の患い、床が上がらない。
いよいよ…と言う頃合に、旦那を呼びまして、
「私が死んだあとに、後添えをお貰いになり、
    私同様に可愛がるかと思うと、悔しくて死に切れない」
…と言う。
旦那は元気付ける様に、
「後添えなんてもらわない、もし親戚筋から何度も勧められ、
    万が一にも嫁が来る事になったなら、
    お前が祝言の日に化けて出れば良い。
    そうすれば、新しい嫁も”あんな家は嫌だ”と、
    誰も寄り付かなくなるから」
…それなら、と奥様は安心されたのか、お眠りになりますな。

法事を済ませ、しばらく経ちますと、
やはり縁談が持ち上がります。
旦那はしばらく断って居たのですが、
縁者の推しに断り切れなくなりまして、
後添えをお貰いになる、祝言の日となります。
「さぁて、あいつが化けて出て来るぞ」
…と、楽しみに待っておりましても一向に出てこない。
あの世とは十万億土の向こうにあると言うから、
すぐには出て来れないのか…
化けて出るのも初めての事だろうし…と、
翌日には出るだろう…
けれど出ない。一週間、毎日待っても出ない。
出ない、出ない…。
なんてんで、しばらくすると、
今度は新しい奥さんのお腹が大きくなる、
十月十日で赤ん坊が生まれて来る、
「あぁ、約束と言うのは生きてこそか…」と、
そんな風に思っていて「三年目」の晩。
どうも寝付きが悪く、寒気がする。
眠れないと思っている、丑三つ時、
どこから聞こえるか臙脂の鐘、陰にこもって、
「ボォォォン」と鳴った…
なまあたたかい風が吹いて来ると思い見た所に、
髪をおどろに振り乱した前妻の幽霊が立っている。

「あなた、うらめしいじゃありませんか。
    可愛らしい奥様をお貰いになって、
    立派な赤さんまでこさえて。うらめしいじゃありませんか」

「恨めしいと言ったって、今更化けて出て来るなんて困るじゃないか。
    何故、もっと早く出て来なかったんだ」

「だって、しょうがなかったんだもの…」

「しょうがない?何がしょうがなかったんだ?」

「だって、あなた、死んだアタシの髪をおろしたでしょう?」

「そうだとも。親戚みんなで一剃りずつ入れて、坊さんにして送り出した」

「だって、あなたしょうがないじゃないですか。
    頭を丸めた姿で、
    あなたの前に現れたら、きっと嫌われてしまうと思ったんですもの」

…と言う噺が「三年目」であります。
奥様が亡くなってしまう噺なので、
その部分は、どうしても耳を塞ぎたくなる噺です。
自分にとっての奥様、
YOKOさんとは、まだまだずっと一緒に、
元気に暮らして生きたいものです。

この噺に登場する奥様の
女性らしい発想、仕草、3年間出て来る事が叶わなかった理由。
実に乙女心と申しますか、
ロマンティックですらあると思うんですな。
だから好きな噺として認識してございます。
自分はそんなですから…
「三年目」と言う言葉には、落語で反応してしまいますが、
どうでしょう、
読んで下さっている皆々様ですと、
余程、落語の世界にご通可どころか、
のめり込んで居られる方でなければ、
そうですね、「三年目」と言う言葉には、
「三年目の浮気」…なんてな流行歌もございまして、
そちらの方が思い出されるのではないか、と存じます。

他に年数の入る言葉、区切りは、
結婚50年で金婚式、結婚25年で銀婚式ですか。
ずっと先のお話でございます。
耳にはすれども、あまり目の当たりにはしませんな。
伺いますと、結婚15年までは1年毎に紙婚式、革婚式、
各々、決まっているのだそうです。
15年からは5年毎に、
珊瑚だったりルビーだったり、
サファイアだったり、ダイヤモンドだったり。

1年ほど前に、お馴染みのテーブル席で、
YOKOさんと差し向かいの中での食事、
「三年目になるなー」と思い、
音に聞く「三年目」なるものが、
どの様な1年になるのか…と、考えておりました。
毎日、楽しく過ごして来たんじゃないかと思っております。

「四年目になるのかー」…と、
ひとつ繰り上がった数字、
同じ様な事を思いながら、
洋食厨房の一角で、YOKOさんとの食事を楽しんで参りました。
そのお話、申し上げるお支度、調った様でございます。
おあとがよろしいようで。



【  2012年4月29日  】
【  洋食厨房Spice ディナータイム  】

実際に、結婚記念日と言うものは、
4月26日なのですが、
ド平日であって、特別に何もせず…
しないばかりか、
朝ご飯を食べていて「あっ!今日か!」と言い出す始末。
「これが三年目かっ」…と言いながら、
無事に三年目を終えて、四年目へと、歩き出していました。
予約の関係もあって、
予約先が楽しみだからこそ、
どうにも今年は4月29日に思いが傾いていました。

先達て食べに行った際に、
「  今年は駅から歩いて来ます!
     呑むつもりですので、そんなコースで!  」
…と申し上げました。
これまで「野菜のみのコース」だったり、
「メインは2品ともお魚で!」なんて我儘を言わせてもらっており、
甘えて今回も、
”お酒を美味しく頂けるコース”をお願いしておりました。
毎回、本当に嬉しい内容で迎えて頂けるので、
期待が大きくなる訳で、
ええ、4月26日が疎かになったのも、致し方ないのでございます。


随分、陽気が初夏に向かっていた4月29日。
松本駅から僕とYOKOさんは神田に向かって歩き始めます。
その前に「あ、そう言えば」と、
リニューアルしたアリオに初めて入り、
地下にあったバスのチケットセンターが、
今までは階段だった所に出現しているのに驚いたり、
LoftでYOKOさんが切望するアイテムを購入したり。
UFOキャッチャーで、
YOKOさんが大切に育てている「なめこ」のぬいぐるみを手に入れて、
僕は僕で、
TOWER RECORDの落語コーナーを漁り、
休日気分を謳歌していました。

ひとしきり楽しんだ後、井上の脇を通り、
薄川方面へ向かう途中で、相澤病院前の道へ移動。
自動車の通りの激しい場所を避けて進みます。
以前は筑摩神社を通って行ったのですが、
今回は南天診療所方面、住宅街を抜けて洋食厨房へ歩きました。
これまででいちばん車の危険がなく、
長閑に景色を眺めて歩きました。
途中、お庭に放し飼いにされたワンコが、
僕らにビックリして、
停めてあった車に頭突きをして面食らっていたり、
神田・洋食厨房Spiceに到着する頃、
だいたい1時間のウォーキングの後は、
すっかり良い汗を掻いた爽快な心持ちでした。

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早速、お願いしたのは、
座る前から決めていたこちら!

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KIRIN・ハートランド生のタンブラーから。

喉の潤いがたまらなく嬉しい。
「この1杯のために歩いて来た!」…んじゃないかってくらいの爽快感。
YOKOさんは「昨日も嬉しかったけれど、今日も嬉しい」…
ビールの似合う季節になって来たね、と言います。
前日は、恒例土曜日呑みに出掛け、
松本城のまわりを歩き、
喉が乾いたので、スタンディングバー「8オンス」で、
プレミアムモルツの生、タンブラーだけを飲んでお店を出ると言う…
僕らなりに粋な飲み方をして来たばかり。
今日も、先一杯が美味しくて幸せな心地から始まりました。

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手書きのウェルカム・メッセージが嬉しいです。
当初、イラストは”そう印刷され書かれた紙”だと思っていました。
ある時、YOKOさんが「あれ!もしかして、これって描いたもの?」…と気付いて、
僕もようやく理解をしたくらい、自然でまとまって感じました。

ここ最近、TVーCMで見て、思い付きで購入した、
「Wii」のゲームソフト「JUST DANCE Wii」で遊んでいます。
正に体を動かして踊るゲーム…
…と言うか、身体の動かし方の楽譜の様な感覚で、
家の中でも汗を掻き、息を切らし、
ふたりで得点を競いながら遊んでいます。
おかげか、身体が目覚めている感覚があり、
これまででいちばん、洋食厨房までの徒歩経路が楽に感じました。
YOKOさんが言うには、
春のあたたかな気候も、きっと手伝っている…
冬、クリスマスディナーの時分は寒かったから、
たいへんさが違う…なんて話をしました。

【  前菜  】
【  鮮魚のカルパッチョ  】

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洋食厨房、ディナー、ランチタイムでのお馴染み、
「鮮魚のカルパッチョ」から、本日のコースが始まります。
全部で9種類と自家製ピクルスが添えられた贅沢なプレートです。

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右端上、金時鯛は、
爽やかに優しい食感と胸がすく香。
さりげない強さ、鯛の香がちゃんとするからこその美味しさ!
YOKOさんは鯛らしい食感が良いとのこと。

右端中、鰹スモーク・醤油漬けは、
白髪ネギが効果的に使われていて、
肉みたいに強い食感、ミチッキチッとした身の締まり、
締まって噛ませてくれる中で、とても旨い!
酒の肴としては、このプレートの中で1番好みかも知れません。
スモーク香もしっかりあってグッド。

右端下・マンボウは、
久し振りに食べます…食べますと言っても、
知る限り食べられるのは、この洋食厨房だけなので、
”久し振り”は、”前回、洋食厨房で食べたぶり”となります。

YOKOさんも、その独特の食感を味わいます。
動物、海洋生物の雰囲気っぽくなくて…
肉と言うより、どこか湯葉を束ねて固めた…そんな食感。
馬肉の「ふたえご」部に近い様な…
そこに太めの繊維質を加えた様で、けれど、そこは動物性の脂でない訳で。
取り止めもなく「あー、不思議な感じ」と、
脳裏に海を泳ぐマンボウの顔もチラホラと浮かびながら頂きます。
美味しいには違いない。
たいへん機嫌の良くなったYOKOさんが、
2つめを箸でつまむ際には「いただきマンボウ」と呟くほど。
楽しい食卓。

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エビの右上、イサキは、
「ん!うまい!」
…と食べて直ぐ伝わる良い香!美味しいお魚の香が届きます。
オリーブ&バジルのソースも加わって、
こう旨味が増すと言うか、
魚脂が更に強調されて、良い香として届けられていると思います。
YOKOさん、「んー♪トロッとしてる〜!」とお喜び。
こう直感的に「旨い!」と言いたくなる時の「ん!」を、
夫婦揃って感じていました。

中央、ガサエビも、旨い!
味噌がたまらないのは言わずもがな!
味噌もまた全てを含めて、この甘味…海老甘の美味しさが好きです!
海老の美味しさを代表して訴えかけて来る甘味!
YOKOさん、「美味しい♪良い食感!」と、
その身のプリッとした所を食べながら喜んでいました。

エビの右下、コウイカは、実に舌触りの良い!
そして、そっとした甘みが後半に向けて余韻まで楽しむ事が出来ます。
甘みは底を支える感じで、
やっぱ前面には醤油ソースの美味しさを感じられて美味しい。

エビの左上は、お馴染みの自家製ピクルス。
キューッとする強い酸っぱさ。
「おほぉー」と言うYOKOさんの顔を毎回眺めていますが、
きっと似たような顔を僕もしているのでしょう。

エビの左下、真鯛は、
塩が軽くあしらってあって、
醤油ソースも手伝い、身をかなり美味しく…
身も美味しいのだけれど、更に美味しくさせてくれます。

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左上、ホタルイカ・野菜スープ炊きは、
ふっくら炊いてあって、スパイシーさがあります。
胡椒の感じ、胡椒の粒を噛む感じもあるけれど、
また別のスパイス感があって、スープの味なのでしょうか…
ホタルイカの味噌、旬味詰まった味とは異なる、
けれど確かに奥に控えている”スパイシーさ”が美味しいです。
これもまた、酒肴としてすこぶる良い。
しっかりした酸の酒…
「奈良・風の森」や「奈良・篠峯」などを思い浮かべます。

YOKOさんは、添えられた”うど皮”も美味しいとご満悦。
なるほど、とても鮮烈!
以前は、
同じ形状、同じ色合いで牛蒡、
これを甘じょっぱく仕立てあるものもあったけれど、
素材の差、うど特有のあの爽やかさが加えられ、
セロリに近い香高さを誇ります。
ほろ苦さと軽い甘じょっぱさが、美味しい。
添えられたものまで、しっかり手が加えられていて嬉しいです。

左下、ツバスは、
これまでのどれとも違う食感、味わいで、
一皿の上に色んな味わいを…全てをお魚と言う共通点がある中での、
味わいの差を、楽しんで比べられる嬉しさ。
ツバスは、シマアジよりも肉っぽく、味が濃い感覚です。
脂が程好く、美味しい。


続いてスープ…
これをお持ちになったシェフより、
洋食厨房のスタッフであるI井さんのご出産の報告をお聞きします。
産後の日立ちも良く何より。
この場を用いて、お慶びを申し上げます!
おめでとうございます!

…ところで、
お名前「葵」の字が入っておりますでしょうか?

【  スープ  】
【  南瓜とベーコン、昆布のポタージュ  】

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洋食厨房、特製ポタージュスープ。
まず一口め、南瓜の甘味が美味しいと感じます。
ベーコンは遠くの方に、
洋食厨房ポタージュ味の向こうに、
ベーコンが持つスモーク香を基調として、確かに感じられますな。

そんな風に思っていると、
YOKOさんは、南瓜よりもベーコン味を強く感じるんだそうです。
日本酒の好みもほぼ真逆、味覚の感じ方はそれぞれ、
だからこそ、こうして話す意義がある、
意外性も感じながら、話し、受け応えながら、
和気藹々と食べる食卓の楽しさ。

思うに、
甘味が強い食材ばかりだからこそ、
その分、スパイスを利かせて、利いた感じがします。
しっかりインパクトがあるスパイスの選択が美味しさに繋がっていて、
的確に練られた構成だと感じます。

YOKOさんは、
”南瓜だけだと、もっと甘くて食事に合わないイメージ。
こうして美味しく、食べ易いってすごいなーっ”…と、
食後、すっかり器を空にして述懐す。

ところで…

今日はお酒を楽しむコース…とお願いしている中で、
そろそろメイン系料理のお時間、
出て来る料理には、どんなお酒の合わせ方をしたら良いのだろう…と、
伺ってみると、
”お酒は基本に忠実に合わせてみてください”…とのこと。
つまりは、
メインディッシュ”魚”には白ワイン、
”肉”には赤ワインで良いとのこと、了解しまして、こちら。

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グラスワイン白を。
渋味が少なく、飲みやすい軽やかな印象の白ワイン。

【  メインディッシュ1  】
【  真鯵のポアレ、ホウボウのポシェ  】

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2種の魚料理と共に、
ディナーメニュウ「おんやさい」、
更にコゴミ、うどと言う旬味の天麩羅が添えられています。

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「おお!?」

…と真鯵のポワレを食べて、思う。感嘆する。

鯵らしい鯵の香は、とても強く美味しい匂いである中で、
野菜のスープで蒸したみたいな、
フランベとは…意味が異なるけれど、
野菜のスープで香付けをしたみたいな、
潤い、ふんわりした食感が特長的。
脂がほどよく落ちているのか、
いや、加温によって抜けようとした鯵の身を、
キチッとまとめて、味わいを保たせ、食べさせてくれる感覚。
こりゃあ面白い!
皮はパリッと、そしてサクサクとしていて、身は半生!
だからこそ、魚味も強く感じられるのでしょうか。
皮こそ魚の匂いが最も濃く感じられる部位ですし。
皮身の香ばしさを最大限に引き出していて、
でも、熱によって蒸された感じもそんなになくって、
すごくバランスが良い逸品に仕上がっていると思いました。旨い!

後々、シェフさんに聞くと、
本当に火加減、火の入れ方には気を使った…のだそうです。
その技術、これがとても良い方向に出ているのだ…と感じました。
落語「目黒のさんま」に登場するお殿様、
有名な一言、
「やはり、さんまは目黒に限る」のサゲに通じる、
脂をすっかり抜かれて腕物になったさんまは、
よく”蒸して”脂を抜いたと話す師匠がおりますが、
こうして仕上げたなら、それはそれでお殿様も、
「日本橋もやりおる!」なんて仰ったかも知れませんね。

うーん、2切れあるのが、また心憎い。
食べ進めるたびにすごく旨い。
1切れ食べて、もう1度繰り返す幸せ。

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ホウボウのポシェ、
「ポシェ」なる料理法は、
あたためたスープにホウボウを入れて、
すぐに火を止めて、緩やかに加温する手法なのだそうです。

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YOKOさんがまず身を裏返して、
「色白!」と喜ぶ。
見た目には蒸してあるかなー…と言う感じだけれど、
一掃の潤い感は、やはり、そうした手段ゆえなのでしょう。

YOKOさんは、
「サッパリした味わいが良い」と言います。
なるほど、サッパリ…確かに。
あっさりさ、白身魚の…共に、
今日は見た目では白身同士であるんだけれども、
大きな味わいの差があり、食べ比べられる。
味の…こう、鯵に比べて、
確かに淡白な所はあるんだけれど、
この潤い、瑞々しさ、
締まった感じとふんわりした感じが共存していて、
最終段にフランボワーズ・ソースが可憐に響いて、
何とも言えない妙味になっていると思う。

加えて忘れられないのは、
「おんやさい」たちが心から美味しいこと。
知っていたけれど、でも改めて思う。
ひとつひとつの野菜が旨い。
ベストな塩加減であって、
野菜の甘味を心から感じる事が出来ます。
野菜って本来はどんなものにも甘味があるもの。
よくよく引き出された、
洋食厨房の「おんやさい」らしくて、
魚も嬉しいけれど、野菜をいっぱい食べられる一皿が本当に嬉しい。

ちょっとした待ち時間に、
この3年間を振り返ったりする。

何と言うか、
心の同窓会とでも例えたら良い感覚。

【  メインディッシュ2  】
【  鹿のステーキ、仔牛のタン、鶏レバーと心臓のパスタ  】

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続いてのメインディッシュは肉料理。

ジビエ・鹿のステーキ、
仔牛のタン、鶏レバーと心臓のパスタと言う取り合わせ。
どれから食べようか、悩みます。
好奇心を刺激する一皿。
まずは「仔牛のタン」から頂いてみる事にしました。
何でも日本国内では基本的に生産されない食材であるのだそうです。
なるほど、初耳も道理。

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あ、美味しい!
タンらしさもあるけれど、タン味もあるけれど、
よっぽど柔らかく感じる!
ブリッとした食感で、
もし普通のタンにおいて、
これ程に厚みを持っていれば、
きっとコリッとすら感じられる食感であるはず…だと思う。
弾力があるのに、クセっぽい脂がなく、
ギュッギュッとしていて気持ち良い味わい。
もっともっと…タンと言う食材自体が、
脂とクセを楽しむものだからこそ、
焼き肉、焼く食材として魅了していると思う。
それがこんなに品良くなるのかって思うと凄い。
肉味そのものを知る感覚。
タン・シチュウなどの煮込みには向かない、
煮込まずとも柔らかさと美味しさを持つものだと感じます。

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続いて、鹿のステーキ、こちらも良い柔らかさ、
まず食感を楽しみつつ、そして旨味が届く。
脂のアッサリした感覚が美味しく、
マスタードもよく合って、
香り良くキノコの匂いも移っていて美味しい。

以前、某所で食べた時には、
”獣臭い”とまでは思っていないけれど、
特有のクセがあった事を記憶しています。
こう…そのクセこそが”獣臭い”と言うのか、
コンビーフみたいな味がどこかにありました。
けれど、
今日の鹿には良い香すら感じられます。
馬肉に近い脂のイメージ。
脂ギッシュでない、キツくない、自然な味わい。
肉々しくなく、脂を食べるものでもない。
味を味として食べ、ワインも軽い雰囲気だからこそ、
ちょうど良い塩梅となる。
本当によく処理をしている…と言うか。
柔らかさと肉の香の特徴が感じられる。
やっぱり素材あっての味わいだって思っているけれど、
食べてこそ実学、気付きます。

僕はこうして一品一品、
メモを取りながら楽しんで居たのだけれど、
その間に、YOKOさんは、どんどんと食べ進めたらしく、
「もう、どれも美味しい〜!」…と大喜び。

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自分もYOKOさんに追い付くべく3品め。
「うはー」…と言う感嘆から始まるメモ。
鶏レバー、濃厚な肉の味、肝の味。
美味しい。美味しいけれど、
こりゃあ酒呑みにはたまらない味の…こう濃さと言うか、
いや塩でも呑めるって言う塩気がある訳ではなくて、
しょっぱいから酒呑み向き〜…ではなくて、
レバーの旨味がたっぷり!
非常に濃厚で旨味に溢れていて、
食べてみて、
「あぁ、これは合わせないと!ワインと一緒に楽しまないと!」
…と神経細胞が訴える、奮い立つ感じ。
レバーそのものを焼肉などで食べる時よりも、
更に凝縮されている感じがする。
さりげなく添えられたモヤシも良い食感を与えてくれている。
味にコクあり、ちゃんとレバー味だから、
ダメな人はダメだと思うけれど、
好きな人には、
これ程に愛せるものってない!?
「あーあーあー!!」
…と声を特大にして叫びたい衝動。

「どうです?」…と聞きに来たシェフ曰く、
「鶏レバーって、パスタに合うんですよね」
「鶏レバーのパスタ、冷めても美味しいんですよ」
…で、確信する。

今日のコースは、ゆっくり食べる様に…
本当にありがたい事に、
お酒と共に、ゆっくり楽しみたいとお願いした通りに、
用意してくれているんだ!…と思います。
なんて嬉しいこと。

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肉料理のメインディッシュに合わせた赤ワイン。
もう肉味一入の鶏レバーのパスタに驚くほど合う!
洋食厨房で使っているワインは、
渋すぎず、香が明るいもので、
肉より肉々しいレバーの匂いと対比して合う様子。
例えるならば、
肉に果実のソースを合わせる感覚。
興奮する組み合わせでした。
そして、ガツガツっと食べる訳ではなく、
ちょっとずつちょっとずつ、
ワインを楽しみ、料理を楽しみ。
「今、すごく楽しんでいる」
…YOKOさんも僕も実感しながら食べる。

ディナータイムに訪れる事も久し振りで、
ディナーメニュウにだけ存在する「おんやさい」、
これを食べるのも久し振り。
訪れたなら必ず注文するメニュウ。
魚、肉のメインディッシュにそれぞれたっぷり添えられて、
野菜の味わいを、ごく素直に、
引き出された甘味を最大限に楽しむ事が出来る。
今回は、魚料理に青い、緑の野菜を揃え、
肉料理に根菜、土の色合いの強い野菜を揃え、
料理に合わせた”おんやさい”の細やかな演出がありました。

肉料理のお皿を飾ったおんやさい、
定番のキャベツも相変わらずの美味しさ。
チーズの香が何とも人好きのする感じ。
鹿ステーキに添えられているかきのき茸も、
本当に香良く仕上げてある…香が良く出ていて、
かつシャキッとした食感が美味しい。
産地直売所にも少しずつ出始めた夏野菜、
そんな昨今、久し振りに食べるズッキーニが、また美味しい。
おんやさい上のトマトは、そのスープがたまりません。
酸っぱくなく、ごく甘みを感じられて美味しい。


美味しく残らず食べ尽くし、
残すところは、”お食事”メニュウ…と言うところ。
なるほど、今日のコンセプトらしく気遣ってもらっているんだな…と思います。
ナイフもフォークも用意されていたけれど、
結局、1度足りとも使いませんでした。
落ち着いて、本当に我が家みたいに、
ゆっくりして…
お酒と共に料理を少しずつ取って、食べては飲み…
すごく楽しんで記念日を過ごす事が出来ていました。

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”お食事”の前に、いつものサラダ。
少し酸味が強い仕上げは、シェフ寄りの雰囲気。
キリッと利いていて美味しいんです。
サラダ、シェフかI井さんか…合わせる方で、
塩と酸のバランスが少しだけ異なる…と言うのは、
僕とYOKOさんの専らの噂で、
新人さんが今後、どちら寄りになるのか…
…と、こっそり楽しみに食べていたりします。

素材が豊富に用意されていて、
沢山の香、食感で、いつも美味しく頂いています。
ドレッシングではなくて、
あくまで塩と酢…香の良い酢を合わせただけだからこそ、
たっぷり美味しく、野菜の存在感を損なわずに食べられる、
大好きなサラダです。

【  お食事  】
【  ハタハタの酢〆と鯛の昆布〆、フランボワーズごはん  】

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ハタハタの酢〆、鯛の昆布〆、
赤鯛の卵のスモーク、カワハギと肝が横にあって、
葉わさびが隣に。
ご飯は、フランボワーズを和えてあるご飯で、
こうしてメモを取っている中で、
YOKOさんから「柏餅みたい」との声。
葉わさびの緑と薄い桃色のご飯の取り合わせ、
香の高さから「柏餅」との事で、なるほど、食べてみると頷ける雰囲気。

まず、葉わさびがとても上品で、
付け合わせの妙、バランスが良い一皿と感じます。
もちもちっとしたご飯が美味しくて、
酢〆の魚の塩気…
どこにも醤油とか、
そうした付け足した味は見えない。
見えないけれど、ご飯が美味しく食べられる。
魚の甘味とご飯の甘味を合わせて食べる。
感覚として、不思議な…洗練された味の完成度!

ーー  例えるなら、対極には麻婆豆腐とか  ーー

葉わさびの柔和な感じも昇華され、
本当に全ての素材の”食べ方”を繋いでくれている感覚。
よく、添えられたものに「リセット」なんて言葉を使う事がある。
「このラッキョで口の中をサッパリ、リセットして…」
…なんて使い方。
この葉わさびの美味しさは、リセットにあらず。
食べる度に美味しさが高まります。
幸福感が段階的に上がって行く…
絶妙な味加減は、ご飯と酢〆、葉わさびとのマリアージュが、
幾重にも重なって、食べる度に好みの甘やかさに出会い、
美味しいと感じられるものでした。

赤鯛の卵スモークは、ねっとりとした食感。
そして、鰹節みたいな強い香味を持つ。
これが、お皿の上で、いちばんしょっぱい。味が強い。
他の品が良い春味を表現している中で、最高のアクセント。

カワハギの肝をYOKOさんは大絶賛!
すごく濃厚なミルク、密度…これは良い肝である気もするってなもんで。
トロトロ、ツルッと口の中に入って来て、
舌触りのプルンとした一瞬の後の喉越しすらも極上。
このお皿の上にあるからこそ、なお余計に、
ここに醤油をもしも掛けたなら、品がないな…って思う。
もちろん、醤油とカワハギの肝は合う。
美味しいけれど、春味、ほんわりしたお皿の上に、
強烈とも言える醤油の深いコク、旨味は、勿体無い。
この素材を最小限の味付けで、
最高に美味しく食べさせてくれる洋食厨房たる嬉しさったらないね!

…それにつけても、葉わさびがすごく上品である。
つまみながら、そんな風に思う。
この春、初めて花わさび、葉わさびの仕込みに挑戦しました。
目標は市内のあるお店のもので、
辛味を極限まで引き出した銘品だと思っています。
自分が何度も仕込んだ結果は、
多少の辛味が出るものの、水っぽかったりもし、
なかなか上手に行かないのだけれど…
今、食べている葉わさびの絶妙さは、目標としていた仕込みとは、
別の次元の究極体に思えて来る。
水っぽさはなく、辛味はちゃんとあり、
普通の…山葵と呼ばれる山葵を、
ごく丁寧に鮫皮で擦りおろし、
そうして出て来たものの様な…
高級な山葵本体よりも、なお本体を想像させて美味しい。
YOKOさんも気付いたみたいで、
「これまでに食べた事がない上品さ」…と言う。

後々、造り方をどうしても聞きたくて伺うと、
塩を入れていないこと、
温度、熱の在り方などを知る。
季節のものなので、今年は最早出来ないが、
来年は目指して美味しく仕上げたい!…と思うものでした。
なんたる美味。


さてさて、
”これであとはデザートだなー”…と和んでいる僕ら。

これまでのお付き合い…洋食厨房のコースの中で、
この流れは決まっていて、
「デザートだな」と言うのは、
あえて確認しなくても、YOKOさんと僕との共通認識。
お酒も美味しく頂いて、ごく満たされた心持ちでした。

が。

【  〆の  】

「〆の…」

…と言って現れたシェフ。
手にはパスタ用の円形皿。
お皿の中身は、僕らが座っていて、
運んで来たシェフが立っているので、分からない。

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「シメのッ…!?」

器の中を見て驚いたのなんの。
嬉しかったのなんの!

見ての通りの〆の一杯と来た!

「 うはー! 」

…と思わずの感嘆の声が、あたり構わず出る美味しいスープ!
ダシ感が、なんて旨いんだろう!
塩ラーメン…と言えば、その一極には違いないけれど、
これはたまらない魅力に溢れた…
そうだな、行列の有名店にしばらく並んで、
この美味しさでないと報われない感じ。
魚の骨も感じられるスープ。
この美味しさなら並んででも食べたい!
具の椎茸も、味を出し尽くしているのだろう。
そんな味わい。優しさをたっぷり含んでいる。
カニカマが…ある種特徴的な具材で目立つけれど、
これがまた、スープを吸っていてたまらない旨さ。
鶏チャーシューは炙りが加わっていて、
香ばしさもあり、美味しい!

玉子は半分ずつ。
何だか、この…半分ずつが妙に嬉しく感じます。
もう半分は、YOKOさんのお皿の上にある訳で。

落語の噺の中にも夫婦ものが演じられる際に、
こうした言い回しがありますよ。

「夫婦ってぇのは、何もかも半分だ。
ひとつのものは半分に、
半分のものは四半分、
四半分のものは、四半半分…
無いものは分けられないが」

記念日ディナーだからこそ、そんな風に器を覗き込みました。
玉子の白身には、
例えて、薬草リキュール「イエーガーマイスター」然とした香があります。
黄身の美味しさは、自分でも調理した事があるからこそ、
低音調理的にしっかり黄身の旨味を引き出した最高の具合。
食べ進むと、生姜の味も遠くに響いて感じられる、
その香が全体を更に上の領域に持って行ってくれる…
絶品の”〆”でした。



「ぷはぁ」と器の中を飲み干して、大満足で。
”この後こそはデザートだろう”…と、
YOKOさんに、
「今日、何が美味しかった?」
そう聞くと、出て来た”三大美味”は、
煮玉子、葉わさび、カワハギの肝…とのこと。
しかしながら、
おんやさいも美味しかったし、仔牛のタンも!
…とキリが無く出て来ます。
美味しいディナーコースでありました。

もし、僕がそうして振り返り、
三大美味を挙げるならば…そうだな、
葉わさび、鶏レバー、フランボワーズご飯…かな。
他にもいっぱいありますよ!

…うん、キリがない。
”果てしがないのでめでたいな”…は、
落語「寿限無」より。
楽しい、美味しいが果てしがなくて、本当に幸せ。



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いつものコーヒーを頂きながらデザートへ。


【  デザート  】
【  イチゴのシャーベット、自家製パンプディング  】
【  カンパリのゼリー、パイナップルとキウイのカクテル  】

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デザートの盛り合わせは、僕の大好物が多くてたまりません。
イチゴとパンプディング、どちらも好み。
普段のランチコースでも登場しますが、
出て来ると「やった!」と思います。
苺の甘酸っぱさ…甘味、酸味、ミルクのまろみ。
パンプディングは理想の食感、
普通のプリンにないツルンと一瞬で終わってしまう感覚でなく、
ちゃんと食べて、口の中を満たしてくれるからこそ、大好物。

【  感謝  】

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この幸せな気持ちにしてくれるデザート・プレートに心からの感謝を。

南瓜のカスタードと生クリームが入った、
プレーン、コーヒー味の生地のロールケーキ。

ご馳走様です。
お腹の底から、心から。



最後にシェフが出て来てくれて、種明かしタイム。
色んな驚きがあるから、
この時間もまた、楽しみな時間の過ごし方に違いない訳で。

葉わさびの話…、
普通のワサビも砂糖をちょっと入れるんだそうで。
塩は入れない…と言う事から、
もしかすると僕の葉わさびは、水気が多いので、
塩が多過ぎて水が出過ぎているのかも…と気づいたり、
煮玉子、香は八角由来の可能性。なるほど。

シェフが曰くーーー…
やはりコンセプトの中に、
”つまむもの”…は当然にあったそうです。
食べ易さ、つまみ易さは、よくよく感じられました。

ありがたいことに、野菜は元から多めにしてくれていて、
魚には緑の野菜を、
肉には根菜、味の濃い野菜を合わせてあったとのこと。
それぞれに火が入り過ぎない様にしただけ、
素材だけ、素材の良さを出しただけ…
…それが実に難しく、洋食厨房の旨さなのだと胸に響きます。

アニバーサリー・プレートには、
”4月26日”、結婚記念日の日付もあり、
また今日、4月29日の日付も書いてある。
この心遣いも嬉しい。


「進化するよね 」

YOKOさんが言う。

結婚した年に…暮らし始めた頃に、
僕らは洋食厨房に初めて訪れている。
あの頃から、進化しているって思う。
脱皮とか改革とか、そうした”全て新しい”意味ではなく、
進化は温故知新、
大好きな洋食厨房が、もっと好きになる。
コースを通して感じられる、
徹頭徹尾、至る先までも思いのある手仕事感。

「僕らも進化していきたいな」

そう思う。

こうした素敵な心持ちを、もっともっと続けて行く努力。

そしてまた、ここに帰って来たいな…と思う。


このまま駅前に戻ることも、
また良いとは思ったけれど、
お酒も入っていて、最高の気分で、
呼び寄せたタクシーに「駅前を目指して」…とは伝えなかった。

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縄手通りのいつもの東端に停めてもらう。
少し歩いて、四柱神社にてお参りを。

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そして付き合うか、付き合わないか…
その頃の思い出に出会うお店で、あの日に飲んだボトルを。
終電間際、時間はあんまりない。
けれど、1杯だけ、どうしても思い出と共に飲みたかった。

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何となく、
こう…

…思い出したりしながら、1杯のウイスキーを楽しむ。

いつもとちょっとだけ違う、
特別な、気持ちの入った1杯。
一昨年、「宮城峡」には「モルトの会」で行く事が出来た。
今年は、もしかすると「余市」へ行くかも知れず、
そう思って、並べてもらった両ボトルを眺めていると、
また楽しみが増える気がする。

もっとゆっくりしたい気持ちを、
ここ1年以上、頑張って終電に間に合わせて来た、
飲みの着地点、シンデレラコールを守るべく、辞する。
間に合わなかったら、また戻って来るか?…なんて話もしながら、
少し早足で歩く。
誰よりも笑顔で、機嫌が良く、浮かれて、
松本の街を歩いていたに違いない。

普段の飲みだと、
終着点は「摩幌美」であり、
酋長に会って、終電へ送り出してもらう。
今日の様に”酋長に会わない飲みの日は、珍しいね”…と話す。
けれど、ゴールデンウィークで営業しているかも知れないし、
たまに街の様子を眺めているから、会えるかもね…
…でも終電に乗り遅れちゃうから、寄れないね…
そんな話もする。

偶然にも、「摩幌美」前に酋長が立っているのを見掛けて、
”あぁ、この1年も楽しくなりそうだ”…と思った。
「珍しい飲みの日」にはならなかったが、会えて嬉しい。
こうして縁のある松本の街を楽しんで行く事が出来そうだ…と、
YOKOさんとふたりで、もっともっと楽しもう!
…と思った。


今回、YOKOさんと事前に話したことは、

「  3周年は4年目だよね?  」

どうにも初めて迎えるものだから、
言い回しが難しい…と考えていた。

「3周年と3年目と4年目ってどれが同じなのか」と考える。

んー…どうにも、こう、
お互いに明快な解にならない。

話していて、どこかで「まぁ、いいか」と互いにオチが着く。
年数をあまり気にしていない感じ。
”何年目になるまで頑張ろう”…とか、
有限だけど、
そんなに早い有限到達を求めていない訳で、
お互いに健康で元気で、長く一緒にいたいな…と言う事を、
いちばん大切に思うからこそ、
「何年目か?」と言う問いの”どうでも良さ”に思考ループは、
答えを出す前に飽きてしまう。

じゃあ、
何故「3周年記念ディナー」をお願いしたんだ…と聞かれたなら、
ごくシンプルな答えで、

「  洋食厨房Spiceで美味しいものを食べる口実  」

…に他ならないんじゃないかなぁ。
幸せな気持ちになれるから、なりたいな、
洋食厨房で祝いたいな、食べたいな…と、
僕は思っている訳で、
たぶんYOKOさんもそう思っている訳で。
違ったりする事もある、
でも、一緒に暮らして同じ日々を共有して、
違う事も理解するから、同化して行くのかなぁ。
それを夫婦と呼ぶんじゃないのかなぁー…と、
取り留めもなく思ってしまいますが、
さて、何より、
今年ものんびりと楽しんで行きたいと申しますところでございます。
洋食厨房での一席、ちょうどお時間となりました。

この様な私共でございますが、
どうぞ相も変わらず、
格別のご贔屓の程、よろしくお願い致します。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

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