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2011年11月27日 - 2011年12月3日

2011年12月 3日 (土)

旅第12回・信州SAKEカントリーツーリズム(2010年11月14日・善光寺、松代)

 

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えー、
誘惑箇所の多い中、
いっぱいのお運び様でございます。
前回、第11回に続きィ、その翌日のお話を、
気楽なところで、一生懸命、書いて行きますので、
どうぞ、お付き合いくださいませ。

「人間至る所に青山あり」…

人はぁ、どこでお亡くなりになったとしても、
「青山」…骨(こつ)を埋める場所はある。
故に故郷を出ても大丈夫、大いに活躍すべきである、
活躍すべき場所もある…そんな言葉であるとぉ、伺っております。

人が生きて来たと言う事は、
そこに時代があったと言うこと、歴史が残されて来たと言うこと…
触れたい歴史もあれば、
触れたくない、目を背けたいものもある。
けれど、いつだって、
そこには人の“思い”てぇものがあるんだと…
…こう、思う訳ですな。
故に、繋がって行きます。
思いが思いに繋がって行く…そうして脈々と生きて来ている。
楽しい事もあった、辛い事もあった、
でも、出来るならば、泰平のぉ…
ごく穏やかに平和に生きていたいと願うものでございます。
「善光寺」さんに願う心と、
今となって「松代大本営」跡で願う心は同じでした。
平和である事の尊さを知る…
あの頃の「松代大本営」が動いていた頃の願いと同じでしょうか。
言葉は同じでも、
きっとどこか違うのかなぁ、
生きることに怯えながら必死でいた頃、
あの重く苦しい坑内で、
何をお考えになって祈っておられたのか…
…考えますれば、考えますほどに、
今の尊さを知る。

旅第12回は、そんな旅でした。

いやいや、さぁさぁさぁさぁ、
マジになり過ぎましても、
肩が張っちまっていけませんや。
「いよっ!」なんて言って、
陽気に尻ィまくって書いて行きましょう!

長野市周辺を巡り、
小布施、長野と酒の旅を致しました旅第11回…
この翌日、
長野市、松代の街を巡る、
歴史にも触れた旅第12回、
信州SAKEカントリーツーリズム!

一席、お支度が整いました。
おあとがよろしい様で。



【 2010年11月14日 】

楽しいひと時を過ごし、翌朝。
僕とYOKOさんは、
それなりに朝早い時間、善光寺さんへ向かっていました。

駅前から歩く事になるので、
お噂の「菰樽」を拝見しようと、寄り道。

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なるほど、壮観。
「信州長屋酒場」なるものが出来たんだそうで。
こちらで県内の日本酒やワインを多種、頂けるのだそうです。
ただ、しっかりとした菰樽のイメージを持って、
こうして道草をしたのがいけなかった。
夜、ライティングの用もあるのでしょう、
菰樽はプリントされたものでした。
こう…見劣りすると言うか。
前日に、ちゃんとしたものを拝見してしまったので…
…酒場ですもの、
夜にこそ見映えがすると思います!
酒場の朝の風景は、裏の顔ですよね。
写真だけ撮影して、善光寺までの緩やかな坂道を登って行きます。

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街の景色を眺めながら、ゆっくりとお散歩気分。
広く空間が作られていて、
心地好い街歩きと、
山門に近づけば近づくほどに、
例えば、酒まんじゅうだったり、
お蕎麦屋さんだったりを拝見できて、お腹が空きます。

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真っ直ぐな道の突き当たり…
いや、善光寺から道が伸びている…と言った方が、
正しいでしょうか。
車道としてはT字となった交差点。
ここより善光寺に入って行きます。

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先の写真、くぐった先の風景。
仁王門が目に入って来ます。

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仁王門。ここから善光寺仲見世通り。
屋台、土産物屋が軒を連ねまして、
行き交う人に声を掛けます。
一層、賑やかになります。

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重要文化財・善光寺「三門」へ。

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小学校の頃にも1度だけ来た事があります。
迫力…は大きさから感じるもの。
それ以上に時代の付いた、
人々が「あぁ、すごいなぁ。カッコイイなぁ」と思って見上げてきた、
その風格を感じます。

三門のその先に本堂が見え隠れし、
近付くに連れて、大きくなって行く…
この高揚感、大好きです。

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善光寺・本堂。
落語「お血脈(おけちみゃく)」の舞台ですね。
…そうか、この頃は落語をほとんど聞いた事が無かった時期。
この後ほどから、急速に惹かれて行ったんですネ。

現在では、屋根に恐れ多くも石川五右衛門が乗り、
大見得を切っていそうだなぁ…
…と妄想してしまいます。
噺の中では、
「お血脈の印」を“お仕事”するべく善光寺参りをする訳ですから、
そんな目立つ所作はしないんでしょうけれど。

ちなみに、
「御印文頂戴」の参詣は1月7日から1月15日まで。
極楽浄土が約束される印を額に押し当ててもらえるそうです。

さて、僕とYOKOさんはお参りをし、
本懐、蔵巡りの旅に戻ります。

清酒「雲山・西之門」を醸す「よしのや」は、
この善光寺のすぐ隣にあります。
善光寺に入って行く…
仁王門より手前、信号機、
「善光寺」交差点を西に向かいます、「西之門町」地区。
もちろん、参道の反対側は「東之門町」となります。
(正確に言うと、西之門の対岸は横町、岩石町と言いますが)

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歩いて先、すぐに見えて来る「西之門」の幕。
同じ字体のラベル、日本酒がありますね。

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趣のある看板が掲げられています。

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暖簾をくぐると、こんな空間。
奥へ伸びる道。
何とも洒落ております。

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その先に蔵元「よしのや」の販売店がありました。
もちろん、先んじた建屋を通らずに、
道路を通って来ても、
こちらには辿り着く事が出来ます。

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ふっと右側…奥に目をやると、
併設されている「レストランさくら」、
その中庭にて、結婚式の準備のご様子。
そう言えば、それらしい白いネクタイのおじ様方、
ドレスを召した子供さんを見掛けると思いました。
なるほど、広いお庭、
秋として色付く木々も麗しい。
夏は酒とビアガーデンも催されるそうです。
また、施設内には、
酒造工場見学コースも用意されているそうで。

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ショップ内に入りますと、
ズラッと「雲山」「西之門」が並びます。
試飲を勧めるオバサマ方も実に熱心。

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大きな販売所…と思うのは、
どこに目をやっても、
いっぱいの日本酒が用意されているところ。
「雲山」ファンの方がいらしたら、
それこそ感極まることでしょう。

…それにしても、
長野市の銘柄であるからか、
自分が住む中信地区では、
ほぼ見掛けない心持ちです。
長野県…信州の広大さを、
こう言った所からも実感しますね。

【 雲山・純米原酒 】

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青く描かれた山と、
「雲山」の文字との取り合わせにより、
純米原酒を選びました。

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道路沿いに訪れると、
おそらくこちらが正規の入り口。
ちょうど、礼服を来たお父さんが中庭を眺めている所でした。

そう言えば、
この「よしのや」さんに営業確認の電話を掛けた際、
(基本的に年中無休ですが、その上でも必ず確認していました)
念には念を入れ、
石橋はフォークリフトで突撃しても大丈夫である事を確認する性格、
「購入場所は、善光寺横のショップで良いですか?」
…そう聞いてみますと、
「はい、善光寺さんのお隣です」
にこやかな声で応答して頂きました。

なるほど「善光寺さん」…
松本のシンボル「松本城」では、
いくら市民から愛されているとは言っても、
「松本城さん」とは言いません。
「善光寺さん」なる呼び方は、
地域に根付いた言い方なのだなぁ…と思いました。

駅前から善光寺をひと回り。
歩き疲れつつあったので、ひと呼吸。

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善光寺門前の通り沿いにあるホテル。
その地下部分にある「Tearoom 藤屋」に寄る事にしました。

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通るたびに、
目線より下にある入口が気になっていました。
善光寺詣りの途中、
目に留まった方も多いのではないかなぁ…と思います。
近年、数回通り、その都度「行ってみたい」と思っていました。

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ちょうど窓の下端高さが道路の高さ。
差し込む光が心地好い空間です。
上階のホテル内部とも繋がっていて、
着付けの先生が「たいへんなのよねっ」なんて言いながら、
一時の安らぎを得ている姿も、
またホテル併設のカフェらしい光景なのかも知れません。

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コーヒーを頂きながら、YOKOさんとゆっくり。

そう言えば、
この日を「良かった」と思う事が出来るのは、
何にせよ、着の身着のままで、ゆっくり巡ったからこそ。
後半は、色んな思いに駆られる事になるのだけれど、
それはそれとして。

よく「摩幌美」の酋長が言っている事だけれど、
「温泉は二泊三日で行かなくちゃ」…
…移動日では休めない、
しっかり休息する1日がなくちゃいけないって、
その言葉を、つくづく感じます。
詰め込みすぎて疲れてしまうのも、旅。
ゆっくり元気を吸い込むのも、また旅。
どちらかと言うと、
予定を考えながら動いた前日、旅第11回。
その代わりのゆっくりした1日、旅第12回。

さて、松代に旅立ちます。

「どこを見に行こう」と予定のない、

「街散策」の、旅の続き。


長野市内からですと、30分くらい…でしょうか。
程無く松代に到着します。
街並みの違いを感じながら、まずは目的地へ。

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「海津桜」や「象山正宗」などの日本酒を販売する、
「宮坂酒造店」の店頭にやって来ました。
もちろん、信州SAKEカントリーツーリズム、
蔵巡りが主目的ですから!

共に、松代にゆかりのある酒銘ですよね。
海津城の「海津桜」で、
佐久間象山先生から「象山正宗」と。
海津城は、その後に「待城」→「松城」→「松代城」と、
名称の転変があったそうです。

そんな情報は、
「信州松代観光情報ホームページ」…
( http://www.matsushiro-year.jp/ )より。
街歩き、散策を楽しむ際に、とっても参考になりました。

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並ぶお酒…の中に、
「千曲錦」の銘柄がチラホラと見えます。

【 海津桜 】

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ともあれ、購入したのは「海津桜」の1本。
こう…
瓶のカタチなんかから言えば、
無骨な感じが好みの「象山正宗」も良かったのですが、
ラベルの彩り、
秋色の装丁にこちらを選びました。

たった2蔵ではありますが、
これにて、本日の蔵巡りは終了!…になります。
北信エリアは、あと1蔵。
「川中島幻舞」を醸す「酒千蔵野」は、
距離にして、行くことが叶う場所でしたが、
この週末は、蔵元さんの営業日として、
どうしても都合が付かず、
次回以降に目指す運びとなっていました。


さて、
そんな訳で主目的も無事に果たしてお散歩へ。

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松代の観光地図には駐車場の場所もしっかり書いてあり、
その中から、空いている所を見付け、停めます。
降りてすぐに見える踏切。
長野電鉄屋代線「松代駅」から伸びる単線の線路。
松代城址が、すぐそこ…と言う場所。
“城址”ゆえの広い空間が見えて来ました。

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太鼓門。
さぞ当時は立派な城が構えられていたのだろう…と、
想像できる立派な門です。
派手過ぎず、落ち着いていて綺麗です。
きっと、YOKOさんが見つめる先、
写真の左側に城が聳え立っていた事でしょう。

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秋から冬に掛けての姿を見せる中庭。

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石垣の先には信州の山々。
今は何もない、公園としての存在が、
いつかの栄華を寂しげながらに感じさせてくれます。

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城址ゆえにある高台にも登りました。
現在では“一望できる”…と言う程も無く、
民家の中に、この公園が残っている…
そんな感覚を得ます。
人が生きてきた流転、
時代の流れを感じ始めていました。
歴史の面影が背に張り付き始めていました。


松代城址をぐるり一周して…
順路…と書いてあった訳ではないけれど、
気付くと太鼓門まで戻って来ていました。

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ちょうど電車が走る瞬間に立ち会いました。
この距離!
ごく近い場所を走る電車…
…子供の頃に、よく見た気がするけれど、
大人になってから、
こうして迫力を感じて見ると言うのも、なんだか素敵です。

一旦、駐車場の位置にまで戻って来た所で、
「さぁて、どうしようか」と地図を眺めます。

気になったポイントが幾つか。
距離は…あんまり分からないのだけれど、
松代城を歩いた感覚と地図の大きさから、
「あれ、これってほとんど回れるんじゃない?」
…と言う結論に辿り着きます。
「じゃあ、出来るだけ回ってみよう!」と言う事で出発。

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矢澤家表門…だけれど、
生垣の赤い葉の美しさに見とれ、
表門を画の中に収めることなく撮影。
「歴史の街だ!」なんて言いながら通り過ぎます。

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旧松代藩鐘楼。
何となく僕が見たかったもの。
“煙と何とかは高いものが好き”と言うので、
そんな感じかも知れません。
カッコイイ。

「長国寺」に行ってみよう…と言う話になって、
その途中。

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「祝(ほおり)神社」が見えてきたかなぁ…と言う頃合で、
なんだか賑やかな風景が見えます。

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「祝(ほおり)神社」、
ちょうど縁日であったらしく、
とっても賑やか。
そしてお社のお賽銭箱の前には、魔法使い。
たまさかテレビで拝見する、
「魔法使いアキット」さんが手品をご披露されていました。

僕だったら、
松本の勢伊多賀神社のお祭が思い出深いけれど、
そうした子供の頃に感じる、
神社のお祭って、すごく嬉しい記憶があります。
そんな光景に、ふと出会えたんだなぁ…と、
秋空の下、感慨深く思ったりもしました。

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祝神社からすぐ、裏手に行った先にある「長国寺」へ。
真田家の菩提寺として名が知られているそうです。

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この境内の美しさ…空気間。
長国寺本堂には「真田六文銭」が見えます。

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「魚濫観音」様を信仰する芳谷山・梅翁陰の入口。

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奥に進みますと山門、そして本堂があります。
長国寺と同じくして曹洞宗。

回ってみて気付くのですが、
お寺、多いです。
建築様相もまた時代なのか、宗派なのか…
異なるものもあり、重なるものもあり。
ちょっと歩けばお寺にあたる…
街全体がお寺の博物館の様で、
ここにも、そこにも、もうちょっと行くと…
…なんて、YOKOさんと次々に歩きました。

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南下して蓬乗寺。
こちらも本堂の上に真田六文銭。

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佐久間象山先生の菩提寺なのだそうです。


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何となく南に向かって歩いて行くと、
やたら駐車場がいっぱい…
それも2台単位だったり、細かく点在する地図を見付けます。
立て札もあって、
何でも、この「旧前島家住宅」へ案内してくれる様子。

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少し街道から、
寺院郡からも外れた場所にあったのですが、
せっかくなのだから見てみよう!
…と入ってみます。

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なるほど、綺麗に設えてありました。
中で、家長さんでしょうか、
庭を眺めながら、うっとりされていました。
見学は自由とあるのですが、
結構な距離を歩いていて、
体が出来上がりつつあり、
「まだ歩こう!」気分だったので、
更に次の場所へ。

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寒松山・大林寺へ。

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木立並び、奥に深く縦に長いお寺でした。
どこか戸隠の杉並木を髣髴とさせる雰囲気もありますね。

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続いては「皓月山・大英寺」へ。
石碑の篆書体風の文字に惹かれます。
次から次に回っていたため、
奥まで入らなかったのですが、
なんと、県宝に指定されている天井絵があるのですね。

更に西に進路を取って、
これまで見て来た歴史の街とは異なる趣の、
松代文化ホールの前を通り過ぎます。

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「旧横田家住宅」は重要文化財指定を受けていました。
ただ、入場料が掛かるんだそうで。
お散歩を楽しみたい気分。
建物内に入ってまで見学をしたいか―…と言うと、
僕もYOKOさんもそうではなかったので、通り過ぎます。

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更に西へ。
象山記念館前にやって来ました。

Cimg2665   

ご案内の通り、
「中に入ってまで」と思うので、通り過ぎます。

更にその先…
山寺常山邸にまでやって来て、
「さて、どうしようか」と言うタイミングが訪れました。
それこそ、
僕とYOKOさんは、初めて見る街に、
おのぼりさん気分で、揚々としていて、
「のんびり歩くことが出来て、楽しいねぇ」
…なんて会話をしていました。

さて、どうする?

この先に、
「象山地下壕」があるそうです…と。
YOKOさんは、
「せっかく松代に来たんだし、行ってみよう!」と言う。
僕は…僕で、
歩き疲れたのもあるし、いや、本音は今思ってもきっと、
「なんだか怖いなぁ」だったと思います。
情けない事だけれど、その戦時中の空気に触れるのは、
避けて通りたいと考えていました。
例えるならば、良くない報せの後に、
病院に行く面持ちの様な…
けして、楽しくはないだろう、明るくなる事もないだろう、
…そう思っていたんだと思います。
目を逸らそうとしていて、
けれど、地下壕を肌で感じる事で思うこと、
思いを確かにする事がありました。

暗闇で泣きそうになって、耐えていた時代の上に、
今があるんだって思うと、
頑張んなくちゃって思います。
超えていく、自分で自分の時代を築いて行ける今なのだから、
頑張ってもどうにもならない混乱の時代ではないのだから、
へこたれない、一生懸命生きるんだ…と。

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象山壕地下入口。
無料で入る事が出来ますが、ヘルメットを着用との事です。
ニッカ・ウィスキー「宮城峡蒸留所」に足を運んだ際にも、
YOKOさんはヘルメットが似合うのですが、
ここでも、その雄姿を見せて頂きました。

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奥へ奥へ。
総延長5900メートルのうち、500mが公開されているんだそうです。
歩いてみて、もっともっと長く感じました。
入り口こそ細い通路だけれど、
松代大本営地下壕イ地区、
政府機関分室や日本放送協会などを置く予定であった地下壕は、
かなり広く感じました。
…僕とYOKOさんがふたりで歩いて行くだけならば。
ここに何人の方が入る予定だったのでしょう。
1年を通して15℃前後だと言う地下壕内、
砂埃が歩く度に立ち、埃っぽい空気でした。
湿度もあるんだと思います。空気が重い。息苦しい。
「やはり」と思える感覚でした。
楽しくはない、面白くもない、洞窟探検なんて雰囲気である訳ない。
肩に、ズッ…と、のしかかる時代の重み。
この場所で生きなくてはならない辛さ。
いちばん奥まで進み、その先も続く闇の深さに、
僕とYOKOさんは特に何も口にする事はなかったけれど、
ただ、じっと奥を見て、思い、思い、
外の世界へ、地下壕から出て来ました。


奥まで500メートルだと言うのですから、
全部で1キロメートルを歩いた事になります。
お昼ごはんを食べ損ねていた僕ら。
YOKOさんの「おなか空いたねー」なんて一言は、
とても和むものでした。
ありがたい。

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その名も「象山亭」と言うお蕎麦屋さん。

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新そばの時期、美味しく頂きました。

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象山地下壕入口に続く道沿いにあります。
お腹に蕎麦を入れることで、ひとごこち。
現実らしさ、満たされて行く感覚。
そして、程好い疲れがじっくりと染み入って来ます。


「 そろそろ僕らの家に帰ろっか 」

…と言う事で、
帰り道にある史跡だけ見て帰ることにしました。

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そんな訳で、
象山神社鳥居前、佐久間象山先生像。

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象山神社、鳥居。
木の色合い、深さ、すごく良いと思いました。
見惚れるほど。

Cimg2676

象山神社の本殿は写真に収めていなかったですね。
お参りはしたのですが。
それは全て、この御神木の美しさに理由があります。

イロハカエデ(たかおかもみじ)、
樹齢は280年とのこと。

何と言う色合いでしょうか。
燃える様で、生きる命そのものを身にまとわせ、
秋空の中に佇んでいる。

今回の旅、題目として使わせて頂きました。
旅第9回の「妻籠のギンモクセイ」もそうなのですが、
人に見られて来た名木は、
きっとその自身が持つ良さを知っているんだと思うんです。
美しさに堂々たる自信を感じました。
輝く様な木々の命を見た思い。

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もっと眺めていたかったのですが、
日も傾き始めた時間。
象山神社の脇道を通って、駐車場を目指して北上します。

Cimg2678

松代藩文武学校前。
こちらも入場料が必要である様子。

Cimg2679

真田公園を通って…

Cimg2680

旧真田邸。
こちらも入場料が必要とのこと。
「じゃあ、ここまでだねー」…と駐車場に戻る事にします。

街にこれだけ歴史を感じる雰囲気があるのに、
それに加えて、
屋内に入ってまで資料を見たい!…と思える日ではありませんでした。
その分、よく歩き、よく自然の空気を吸い込んだ日でした。
秋の日、行楽日和。
全てではないけれど、
松代の観光コースをベースとして、
街を周遊して楽しむ事が出来ました。

その日のご飯は、すごく美味しかった事を覚えています。

うん、良い1日…
いや、旅第11回の土曜日、旅第12回の日曜日、
この2日間、週末をめいっぱい楽しみました!

以上!
長野市、善光寺と松代を楽しんだ旅第12回を申し上げました。
信州と言う大舞台を楽しみ過ぎて、
主題を忘れてしまいそうですが、
信州SAKEカントリーツーリズム!
今回は2蔵を巡りましたので、
スタンプ全76個制覇までは、あと16蔵となります!

次回、
旅第13回信州SAKEカントリーツーリズムに続きます!

次回は「佐久・佐久穂・東御」編!

日本酒だけでなく、
東御市ワイン特区にも行って来ました!

では、お時間となりまして。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

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2011年11月29日 (火)

今日の一筆・修行中!(撰)-2011年9月下席


えー、誘惑箇所の多い中、
いっぱいのお運び様でございます。
気楽な所で、一生懸命書いて行きますので、
どうぞお付き合いくださいませ。

あっと言う間に、11月ィ入っちまって、もはや仕舞いになりそうですが、
9月の下席でございます。
10月の末あたりから、季節の変わり目ェてんで、
流行に乗っちまいまして、
しばらく床に伏せっておりました。
ええ、今年の秋てぇものは、随分と暖かいですね~。
だからこそ、ね、体が変にもなるってぇもんですよ。
寒いと思う日が少しばかりあったかと思うと、
もう、その後は暖かい。
異常気象だなんて申します。
タイの洪水もまた恐ろしく感じますし、
ねぇ、9月の終わりには台風で、
東京だって、あの3月の日の様な光景、
またしてもテレビで拝見する日が来るとは思いませんでした。

さて、そんな最中ではありますが、
これまでお付き合い頂きました、今日の一筆・修行中、
各県の蔵元名、御酒銘を書いて行こう!のシリーズ、
長野、山梨と来て「埼玉県」、
この9月下席にて、ひと揃いとなります。
お楽しみ頂けたならば幸い、
10月から始まります次の県にご期待願いますところで、
世間様とは相も変わらず、隔たりがある、
あるからこそのお楽しみ、趣味の世界と言うものですな。
いざ、前へ前へと進まん!…と言った次第。
さぁ、お支度が調いましてございます。
おあとがよろしいようで。

【 立川談慶師匠のつぶやきから 】

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2011年9月21日

台風が猛威を振るった日、
Twitterでフォローさせて頂いております、
立川談慶師匠のつぶやきが、
とってもポジティブで素敵だったので、
書かせて頂きました。
これをガチャガチャっとなっている当日にお書きになる、
それが大切なんだと思うんですね。
今ならば、こう平穏になっている今ならば、
そう思う、思うことが出来る余裕もありますが、
当日は、こう嵐が窓を打つ音も、また聞こえてございます。
この中でこそ、明日を希望を持って見る、
これが大切なんだなぁ…と感じた次第。
お言葉、勝手ながら拝借致しました。

【 埼玉・来陽 】

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2011年9月22日

調べてみますと、埼玉イチ個性のある蔵元…
もとい、個性ある日本酒をお出しになっている蔵、
そんな風に感じられました。
サイトによっては、
その中心人物である社長様がお亡くなりになり、
次回入荷は未定とあるものもありますが、
どの情報が最新で正しいか…までは突き止められませんでした。
何せ、「野武士」なんて酒銘もある通りで、
熟成、生酒などのお酒を主体とされ、
強烈でトロミがある原酒…なんて紹介文を拝見しました。
1度、飲んでみたいとは思いますが…。

今回はラベルを幾つか複合して背景を誂えました。
銀ラベルにあった上と下に松の紋様、
また別のラベルにあった紫の花を中心に据え、
半割りに致しまして、
もう半分には「陽」のイメージを置きました。

【 埼玉・越生梅林 】

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2011年9月23日

9月期、月いちばんの気に入りは、
この「越生梅林」を選びたいと思います。
バランスは元より、
背景のグラデーションも上手に入り、
YOKOさんからもお墨付きを頂きました。

…実は続く「寒梅」さんのラベルを見ながら、
そう勘違いを致しまして、
「寒梅」さんのラベルを参考に上下に梅を配置してしまいました。
怪我の功名と言ったところではありますが。
いざ、「寒梅」蔵を書く際に、
「あっ、この構図はこちらか!!」と驚くのですが。

【 埼玉・寒梅 】

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2011年9月24日

そんな訳で寒梅酒造の1枚。
「これを書こう」のリスト中に、
「梅」モチーフが2件あることに気付きませんでした。
「寒」と言う文字の篆書体は、なかなかに珍しいですね。
ちょうど写真中央にあるものがそうなのですが…。
こうした字を知ることもまた、
自分がこうして書いている意義。
赤ペンと青ペンにて背景を添えて書きました。

【 9月25日・僕とYOKOの献立 】

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2011年9月25日

ごく久し振りになってしまいましたが、
中町の「トキシラズ」さんへ遊びに行って来ました。
いやぁ、野菜の旨いこと旨いこと。
YOKOさん曰く「こんなに野菜が美味しいなんて幸せ」とのこと。
日本酒も馴染みある良いものを頂く事が出来ました。

今回のお気に入りは、
中央上部、「時シラズ」と時計をあしらって書いたもの。
なんだか良いバランスに仕上がったと感じております。

【 埼玉・九重桜 】

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2011年9月26日

「九重」の意味は、
幾重にも重なる長い時を表すのだとは思いますが、
あえて、
九つに枝を分けて桜の風景を描かせて頂きました。
「九重」と「桜」の字に、
間と言うか、雰囲気の差を感じてしまいます。
こう「桜」を書こうと気を入れてしまって気負って、
ややしくじりと言うところ。
もっと全体像をイメージしながら書きたいと思います。

【 埼玉・神亀 】

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2011年9月27日

埼玉県の酒造を巡るシリーズ、完結。
最後の1枚は「神亀」蔵にしました。
おそらくは自分が初めて飲んだ、
そして、初めて購入した埼玉県の蔵元さんだと思いますし、
何より全国でも早いうちからの全量純米蔵宣言。
名のある蔵元様だと存じております。

ただ「亀」の字の1画目2画目が、
何ともツッパリ的リーゼントに見えていけません。
比較的得意だと思っていた「亀」の字、
慢心ゆえのほころびと感じます。
うーん、まだまだ!

…とは言え、一連の埼玉シリーズが以上となり、
いよいよ10月期と共に次なる県を…
…どうしようかと、
繋がる群馬、もしくは神奈川を考えておりましたが、
10月2日のイベントを経て、
ある県へと移って行くことになります。

【 9月23日の行楽(小布施→黒姫) 】

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2011年9月28日

信州SAKEカントリーツーリズム・番外と言って良い行楽日。
旅第8回にて周遊した、
小布施、信濃町ルートへ、再び行って参りました。
「小布施蔵カレー」の「響(ゆら)」にてランチ。
信濃町へ向かい、
昨年も楽しんだコスモス園のリフトから見える、
野尻湖の景色を存分に楽しみました。
すごく心地が良い天上世界の風景。
心が洗われる様で、実に清々しい心持ちになりました。
また、更に足を伸ばして、「黒姫童話館」にも行きました。
特集されていた飛び出す仕掛け絵本に、
みんなして夢中になって…と、楽しい時間。
良い1日を記録した1枚。

【 9月25日・洋酒店醇にて 】

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2011年9月29日

先達て書きました「トキシラズ」後に向かったのは、
この「洋酒店 醇」でした。
WhiskyにGIN、スコットランドのALEなどなど。
実に楽しむことが出来る展開ではないですか。
こうしていろんな酒類を楽しむことが出来る、
まさに「洋酒店」たる風情であるからこそ、
足を運びたいと思う訳ですね。
少しだけ店主殿の作成するポップに似せて…
イメージを乗せて「今日の一筆」を修行させて頂きました。


以上9枚となります。

こう、良かったなぁ―…と思いましたのは、
蔵元名を書いているからこその喜び、
これが10月末にございましてね。

関東信越国税局酒類鑑評会の発表があり、
吟醸の部、純米の部、
こう、蔵元名が列挙されている訳です。
もちろん、見るのは長野県からです。
興味があります。
自分のひいきの蔵元さんが受賞していれば、
すごく嬉しいものです。
そんな中、埼玉県のブロックにおいて、
お見かけした事がある酒銘が多数。
そりゃそうなんです。
こうして1蔵1蔵書いて来た訳ですから。
それまでは…
例えば去年なんかは、
知っている蔵しか知らない状態…
それに比べれば、全部見たことがある訳で。
なんだか嬉しいなぁ、もっと頑張って行きたいなぁ…
…そんな風に感じたものでした。

さて、では次回は10月に入りまして上席。
ちょうどお時間となりました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。

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