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2011年12月 3日 (土)

旅第12回・信州SAKEカントリーツーリズム(2010年11月14日・善光寺、松代)

 

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えー、
誘惑箇所の多い中、
いっぱいのお運び様でございます。
前回、第11回に続きィ、その翌日のお話を、
気楽なところで、一生懸命、書いて行きますので、
どうぞ、お付き合いくださいませ。

「人間至る所に青山あり」…

人はぁ、どこでお亡くなりになったとしても、
「青山」…骨(こつ)を埋める場所はある。
故に故郷を出ても大丈夫、大いに活躍すべきである、
活躍すべき場所もある…そんな言葉であるとぉ、伺っております。

人が生きて来たと言う事は、
そこに時代があったと言うこと、歴史が残されて来たと言うこと…
触れたい歴史もあれば、
触れたくない、目を背けたいものもある。
けれど、いつだって、
そこには人の“思い”てぇものがあるんだと…
…こう、思う訳ですな。
故に、繋がって行きます。
思いが思いに繋がって行く…そうして脈々と生きて来ている。
楽しい事もあった、辛い事もあった、
でも、出来るならば、泰平のぉ…
ごく穏やかに平和に生きていたいと願うものでございます。
「善光寺」さんに願う心と、
今となって「松代大本営」跡で願う心は同じでした。
平和である事の尊さを知る…
あの頃の「松代大本営」が動いていた頃の願いと同じでしょうか。
言葉は同じでも、
きっとどこか違うのかなぁ、
生きることに怯えながら必死でいた頃、
あの重く苦しい坑内で、
何をお考えになって祈っておられたのか…
…考えますれば、考えますほどに、
今の尊さを知る。

旅第12回は、そんな旅でした。

いやいや、さぁさぁさぁさぁ、
マジになり過ぎましても、
肩が張っちまっていけませんや。
「いよっ!」なんて言って、
陽気に尻ィまくって書いて行きましょう!

長野市周辺を巡り、
小布施、長野と酒の旅を致しました旅第11回…
この翌日、
長野市、松代の街を巡る、
歴史にも触れた旅第12回、
信州SAKEカントリーツーリズム!

一席、お支度が整いました。
おあとがよろしい様で。



【 2010年11月14日 】

楽しいひと時を過ごし、翌朝。
僕とYOKOさんは、
それなりに朝早い時間、善光寺さんへ向かっていました。

駅前から歩く事になるので、
お噂の「菰樽」を拝見しようと、寄り道。

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なるほど、壮観。
「信州長屋酒場」なるものが出来たんだそうで。
こちらで県内の日本酒やワインを多種、頂けるのだそうです。
ただ、しっかりとした菰樽のイメージを持って、
こうして道草をしたのがいけなかった。
夜、ライティングの用もあるのでしょう、
菰樽はプリントされたものでした。
こう…見劣りすると言うか。
前日に、ちゃんとしたものを拝見してしまったので…
…酒場ですもの、
夜にこそ見映えがすると思います!
酒場の朝の風景は、裏の顔ですよね。
写真だけ撮影して、善光寺までの緩やかな坂道を登って行きます。

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街の景色を眺めながら、ゆっくりとお散歩気分。
広く空間が作られていて、
心地好い街歩きと、
山門に近づけば近づくほどに、
例えば、酒まんじゅうだったり、
お蕎麦屋さんだったりを拝見できて、お腹が空きます。

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真っ直ぐな道の突き当たり…
いや、善光寺から道が伸びている…と言った方が、
正しいでしょうか。
車道としてはT字となった交差点。
ここより善光寺に入って行きます。

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先の写真、くぐった先の風景。
仁王門が目に入って来ます。

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仁王門。ここから善光寺仲見世通り。
屋台、土産物屋が軒を連ねまして、
行き交う人に声を掛けます。
一層、賑やかになります。

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重要文化財・善光寺「三門」へ。

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小学校の頃にも1度だけ来た事があります。
迫力…は大きさから感じるもの。
それ以上に時代の付いた、
人々が「あぁ、すごいなぁ。カッコイイなぁ」と思って見上げてきた、
その風格を感じます。

三門のその先に本堂が見え隠れし、
近付くに連れて、大きくなって行く…
この高揚感、大好きです。

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善光寺・本堂。
落語「お血脈(おけちみゃく)」の舞台ですね。
…そうか、この頃は落語をほとんど聞いた事が無かった時期。
この後ほどから、急速に惹かれて行ったんですネ。

現在では、屋根に恐れ多くも石川五右衛門が乗り、
大見得を切っていそうだなぁ…
…と妄想してしまいます。
噺の中では、
「お血脈の印」を“お仕事”するべく善光寺参りをする訳ですから、
そんな目立つ所作はしないんでしょうけれど。

ちなみに、
「御印文頂戴」の参詣は1月7日から1月15日まで。
極楽浄土が約束される印を額に押し当ててもらえるそうです。

さて、僕とYOKOさんはお参りをし、
本懐、蔵巡りの旅に戻ります。

清酒「雲山・西之門」を醸す「よしのや」は、
この善光寺のすぐ隣にあります。
善光寺に入って行く…
仁王門より手前、信号機、
「善光寺」交差点を西に向かいます、「西之門町」地区。
もちろん、参道の反対側は「東之門町」となります。
(正確に言うと、西之門の対岸は横町、岩石町と言いますが)

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歩いて先、すぐに見えて来る「西之門」の幕。
同じ字体のラベル、日本酒がありますね。

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趣のある看板が掲げられています。

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暖簾をくぐると、こんな空間。
奥へ伸びる道。
何とも洒落ております。

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その先に蔵元「よしのや」の販売店がありました。
もちろん、先んじた建屋を通らずに、
道路を通って来ても、
こちらには辿り着く事が出来ます。

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ふっと右側…奥に目をやると、
併設されている「レストランさくら」、
その中庭にて、結婚式の準備のご様子。
そう言えば、それらしい白いネクタイのおじ様方、
ドレスを召した子供さんを見掛けると思いました。
なるほど、広いお庭、
秋として色付く木々も麗しい。
夏は酒とビアガーデンも催されるそうです。
また、施設内には、
酒造工場見学コースも用意されているそうで。

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ショップ内に入りますと、
ズラッと「雲山」「西之門」が並びます。
試飲を勧めるオバサマ方も実に熱心。

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大きな販売所…と思うのは、
どこに目をやっても、
いっぱいの日本酒が用意されているところ。
「雲山」ファンの方がいらしたら、
それこそ感極まることでしょう。

…それにしても、
長野市の銘柄であるからか、
自分が住む中信地区では、
ほぼ見掛けない心持ちです。
長野県…信州の広大さを、
こう言った所からも実感しますね。

【 雲山・純米原酒 】

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青く描かれた山と、
「雲山」の文字との取り合わせにより、
純米原酒を選びました。

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道路沿いに訪れると、
おそらくこちらが正規の入り口。
ちょうど、礼服を来たお父さんが中庭を眺めている所でした。

そう言えば、
この「よしのや」さんに営業確認の電話を掛けた際、
(基本的に年中無休ですが、その上でも必ず確認していました)
念には念を入れ、
石橋はフォークリフトで突撃しても大丈夫である事を確認する性格、
「購入場所は、善光寺横のショップで良いですか?」
…そう聞いてみますと、
「はい、善光寺さんのお隣です」
にこやかな声で応答して頂きました。

なるほど「善光寺さん」…
松本のシンボル「松本城」では、
いくら市民から愛されているとは言っても、
「松本城さん」とは言いません。
「善光寺さん」なる呼び方は、
地域に根付いた言い方なのだなぁ…と思いました。

駅前から善光寺をひと回り。
歩き疲れつつあったので、ひと呼吸。

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善光寺門前の通り沿いにあるホテル。
その地下部分にある「Tearoom 藤屋」に寄る事にしました。

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通るたびに、
目線より下にある入口が気になっていました。
善光寺詣りの途中、
目に留まった方も多いのではないかなぁ…と思います。
近年、数回通り、その都度「行ってみたい」と思っていました。

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ちょうど窓の下端高さが道路の高さ。
差し込む光が心地好い空間です。
上階のホテル内部とも繋がっていて、
着付けの先生が「たいへんなのよねっ」なんて言いながら、
一時の安らぎを得ている姿も、
またホテル併設のカフェらしい光景なのかも知れません。

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コーヒーを頂きながら、YOKOさんとゆっくり。

そう言えば、
この日を「良かった」と思う事が出来るのは、
何にせよ、着の身着のままで、ゆっくり巡ったからこそ。
後半は、色んな思いに駆られる事になるのだけれど、
それはそれとして。

よく「摩幌美」の酋長が言っている事だけれど、
「温泉は二泊三日で行かなくちゃ」…
…移動日では休めない、
しっかり休息する1日がなくちゃいけないって、
その言葉を、つくづく感じます。
詰め込みすぎて疲れてしまうのも、旅。
ゆっくり元気を吸い込むのも、また旅。
どちらかと言うと、
予定を考えながら動いた前日、旅第11回。
その代わりのゆっくりした1日、旅第12回。

さて、松代に旅立ちます。

「どこを見に行こう」と予定のない、

「街散策」の、旅の続き。


長野市内からですと、30分くらい…でしょうか。
程無く松代に到着します。
街並みの違いを感じながら、まずは目的地へ。

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「海津桜」や「象山正宗」などの日本酒を販売する、
「宮坂酒造店」の店頭にやって来ました。
もちろん、信州SAKEカントリーツーリズム、
蔵巡りが主目的ですから!

共に、松代にゆかりのある酒銘ですよね。
海津城の「海津桜」で、
佐久間象山先生から「象山正宗」と。
海津城は、その後に「待城」→「松城」→「松代城」と、
名称の転変があったそうです。

そんな情報は、
「信州松代観光情報ホームページ」…
( http://www.matsushiro-year.jp/ )より。
街歩き、散策を楽しむ際に、とっても参考になりました。

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並ぶお酒…の中に、
「千曲錦」の銘柄がチラホラと見えます。

【 海津桜 】

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ともあれ、購入したのは「海津桜」の1本。
こう…
瓶のカタチなんかから言えば、
無骨な感じが好みの「象山正宗」も良かったのですが、
ラベルの彩り、
秋色の装丁にこちらを選びました。

たった2蔵ではありますが、
これにて、本日の蔵巡りは終了!…になります。
北信エリアは、あと1蔵。
「川中島幻舞」を醸す「酒千蔵野」は、
距離にして、行くことが叶う場所でしたが、
この週末は、蔵元さんの営業日として、
どうしても都合が付かず、
次回以降に目指す運びとなっていました。


さて、
そんな訳で主目的も無事に果たしてお散歩へ。

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松代の観光地図には駐車場の場所もしっかり書いてあり、
その中から、空いている所を見付け、停めます。
降りてすぐに見える踏切。
長野電鉄屋代線「松代駅」から伸びる単線の線路。
松代城址が、すぐそこ…と言う場所。
“城址”ゆえの広い空間が見えて来ました。

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太鼓門。
さぞ当時は立派な城が構えられていたのだろう…と、
想像できる立派な門です。
派手過ぎず、落ち着いていて綺麗です。
きっと、YOKOさんが見つめる先、
写真の左側に城が聳え立っていた事でしょう。

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秋から冬に掛けての姿を見せる中庭。

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石垣の先には信州の山々。
今は何もない、公園としての存在が、
いつかの栄華を寂しげながらに感じさせてくれます。

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城址ゆえにある高台にも登りました。
現在では“一望できる”…と言う程も無く、
民家の中に、この公園が残っている…
そんな感覚を得ます。
人が生きてきた流転、
時代の流れを感じ始めていました。
歴史の面影が背に張り付き始めていました。


松代城址をぐるり一周して…
順路…と書いてあった訳ではないけれど、
気付くと太鼓門まで戻って来ていました。

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ちょうど電車が走る瞬間に立ち会いました。
この距離!
ごく近い場所を走る電車…
…子供の頃に、よく見た気がするけれど、
大人になってから、
こうして迫力を感じて見ると言うのも、なんだか素敵です。

一旦、駐車場の位置にまで戻って来た所で、
「さぁて、どうしようか」と地図を眺めます。

気になったポイントが幾つか。
距離は…あんまり分からないのだけれど、
松代城を歩いた感覚と地図の大きさから、
「あれ、これってほとんど回れるんじゃない?」
…と言う結論に辿り着きます。
「じゃあ、出来るだけ回ってみよう!」と言う事で出発。

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矢澤家表門…だけれど、
生垣の赤い葉の美しさに見とれ、
表門を画の中に収めることなく撮影。
「歴史の街だ!」なんて言いながら通り過ぎます。

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旧松代藩鐘楼。
何となく僕が見たかったもの。
“煙と何とかは高いものが好き”と言うので、
そんな感じかも知れません。
カッコイイ。

「長国寺」に行ってみよう…と言う話になって、
その途中。

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「祝(ほおり)神社」が見えてきたかなぁ…と言う頃合で、
なんだか賑やかな風景が見えます。

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「祝(ほおり)神社」、
ちょうど縁日であったらしく、
とっても賑やか。
そしてお社のお賽銭箱の前には、魔法使い。
たまさかテレビで拝見する、
「魔法使いアキット」さんが手品をご披露されていました。

僕だったら、
松本の勢伊多賀神社のお祭が思い出深いけれど、
そうした子供の頃に感じる、
神社のお祭って、すごく嬉しい記憶があります。
そんな光景に、ふと出会えたんだなぁ…と、
秋空の下、感慨深く思ったりもしました。

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祝神社からすぐ、裏手に行った先にある「長国寺」へ。
真田家の菩提寺として名が知られているそうです。

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この境内の美しさ…空気間。
長国寺本堂には「真田六文銭」が見えます。

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「魚濫観音」様を信仰する芳谷山・梅翁陰の入口。

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奥に進みますと山門、そして本堂があります。
長国寺と同じくして曹洞宗。

回ってみて気付くのですが、
お寺、多いです。
建築様相もまた時代なのか、宗派なのか…
異なるものもあり、重なるものもあり。
ちょっと歩けばお寺にあたる…
街全体がお寺の博物館の様で、
ここにも、そこにも、もうちょっと行くと…
…なんて、YOKOさんと次々に歩きました。

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南下して蓬乗寺。
こちらも本堂の上に真田六文銭。

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佐久間象山先生の菩提寺なのだそうです。


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何となく南に向かって歩いて行くと、
やたら駐車場がいっぱい…
それも2台単位だったり、細かく点在する地図を見付けます。
立て札もあって、
何でも、この「旧前島家住宅」へ案内してくれる様子。

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少し街道から、
寺院郡からも外れた場所にあったのですが、
せっかくなのだから見てみよう!
…と入ってみます。

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なるほど、綺麗に設えてありました。
中で、家長さんでしょうか、
庭を眺めながら、うっとりされていました。
見学は自由とあるのですが、
結構な距離を歩いていて、
体が出来上がりつつあり、
「まだ歩こう!」気分だったので、
更に次の場所へ。

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寒松山・大林寺へ。

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木立並び、奥に深く縦に長いお寺でした。
どこか戸隠の杉並木を髣髴とさせる雰囲気もありますね。

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続いては「皓月山・大英寺」へ。
石碑の篆書体風の文字に惹かれます。
次から次に回っていたため、
奥まで入らなかったのですが、
なんと、県宝に指定されている天井絵があるのですね。

更に西に進路を取って、
これまで見て来た歴史の街とは異なる趣の、
松代文化ホールの前を通り過ぎます。

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「旧横田家住宅」は重要文化財指定を受けていました。
ただ、入場料が掛かるんだそうで。
お散歩を楽しみたい気分。
建物内に入ってまで見学をしたいか―…と言うと、
僕もYOKOさんもそうではなかったので、通り過ぎます。

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更に西へ。
象山記念館前にやって来ました。

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ご案内の通り、
「中に入ってまで」と思うので、通り過ぎます。

更にその先…
山寺常山邸にまでやって来て、
「さて、どうしようか」と言うタイミングが訪れました。
それこそ、
僕とYOKOさんは、初めて見る街に、
おのぼりさん気分で、揚々としていて、
「のんびり歩くことが出来て、楽しいねぇ」
…なんて会話をしていました。

さて、どうする?

この先に、
「象山地下壕」があるそうです…と。
YOKOさんは、
「せっかく松代に来たんだし、行ってみよう!」と言う。
僕は…僕で、
歩き疲れたのもあるし、いや、本音は今思ってもきっと、
「なんだか怖いなぁ」だったと思います。
情けない事だけれど、その戦時中の空気に触れるのは、
避けて通りたいと考えていました。
例えるならば、良くない報せの後に、
病院に行く面持ちの様な…
けして、楽しくはないだろう、明るくなる事もないだろう、
…そう思っていたんだと思います。
目を逸らそうとしていて、
けれど、地下壕を肌で感じる事で思うこと、
思いを確かにする事がありました。

暗闇で泣きそうになって、耐えていた時代の上に、
今があるんだって思うと、
頑張んなくちゃって思います。
超えていく、自分で自分の時代を築いて行ける今なのだから、
頑張ってもどうにもならない混乱の時代ではないのだから、
へこたれない、一生懸命生きるんだ…と。

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象山壕地下入口。
無料で入る事が出来ますが、ヘルメットを着用との事です。
ニッカ・ウィスキー「宮城峡蒸留所」に足を運んだ際にも、
YOKOさんはヘルメットが似合うのですが、
ここでも、その雄姿を見せて頂きました。

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奥へ奥へ。
総延長5900メートルのうち、500mが公開されているんだそうです。
歩いてみて、もっともっと長く感じました。
入り口こそ細い通路だけれど、
松代大本営地下壕イ地区、
政府機関分室や日本放送協会などを置く予定であった地下壕は、
かなり広く感じました。
…僕とYOKOさんがふたりで歩いて行くだけならば。
ここに何人の方が入る予定だったのでしょう。
1年を通して15℃前後だと言う地下壕内、
砂埃が歩く度に立ち、埃っぽい空気でした。
湿度もあるんだと思います。空気が重い。息苦しい。
「やはり」と思える感覚でした。
楽しくはない、面白くもない、洞窟探検なんて雰囲気である訳ない。
肩に、ズッ…と、のしかかる時代の重み。
この場所で生きなくてはならない辛さ。
いちばん奥まで進み、その先も続く闇の深さに、
僕とYOKOさんは特に何も口にする事はなかったけれど、
ただ、じっと奥を見て、思い、思い、
外の世界へ、地下壕から出て来ました。


奥まで500メートルだと言うのですから、
全部で1キロメートルを歩いた事になります。
お昼ごはんを食べ損ねていた僕ら。
YOKOさんの「おなか空いたねー」なんて一言は、
とても和むものでした。
ありがたい。

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その名も「象山亭」と言うお蕎麦屋さん。

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新そばの時期、美味しく頂きました。

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象山地下壕入口に続く道沿いにあります。
お腹に蕎麦を入れることで、ひとごこち。
現実らしさ、満たされて行く感覚。
そして、程好い疲れがじっくりと染み入って来ます。


「 そろそろ僕らの家に帰ろっか 」

…と言う事で、
帰り道にある史跡だけ見て帰ることにしました。

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そんな訳で、
象山神社鳥居前、佐久間象山先生像。

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象山神社、鳥居。
木の色合い、深さ、すごく良いと思いました。
見惚れるほど。

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象山神社の本殿は写真に収めていなかったですね。
お参りはしたのですが。
それは全て、この御神木の美しさに理由があります。

イロハカエデ(たかおかもみじ)、
樹齢は280年とのこと。

何と言う色合いでしょうか。
燃える様で、生きる命そのものを身にまとわせ、
秋空の中に佇んでいる。

今回の旅、題目として使わせて頂きました。
旅第9回の「妻籠のギンモクセイ」もそうなのですが、
人に見られて来た名木は、
きっとその自身が持つ良さを知っているんだと思うんです。
美しさに堂々たる自信を感じました。
輝く様な木々の命を見た思い。

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もっと眺めていたかったのですが、
日も傾き始めた時間。
象山神社の脇道を通って、駐車場を目指して北上します。

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松代藩文武学校前。
こちらも入場料が必要である様子。

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真田公園を通って…

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旧真田邸。
こちらも入場料が必要とのこと。
「じゃあ、ここまでだねー」…と駐車場に戻る事にします。

街にこれだけ歴史を感じる雰囲気があるのに、
それに加えて、
屋内に入ってまで資料を見たい!…と思える日ではありませんでした。
その分、よく歩き、よく自然の空気を吸い込んだ日でした。
秋の日、行楽日和。
全てではないけれど、
松代の観光コースをベースとして、
街を周遊して楽しむ事が出来ました。

その日のご飯は、すごく美味しかった事を覚えています。

うん、良い1日…
いや、旅第11回の土曜日、旅第12回の日曜日、
この2日間、週末をめいっぱい楽しみました!

以上!
長野市、善光寺と松代を楽しんだ旅第12回を申し上げました。
信州と言う大舞台を楽しみ過ぎて、
主題を忘れてしまいそうですが、
信州SAKEカントリーツーリズム!
今回は2蔵を巡りましたので、
スタンプ全76個制覇までは、あと16蔵となります!

次回、
旅第13回信州SAKEカントリーツーリズムに続きます!

次回は「佐久・佐久穂・東御」編!

日本酒だけでなく、
東御市ワイン特区にも行って来ました!

では、お時間となりまして。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

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