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2011年8月25日 (木)

それ行け!大長野酒祭!(2011年8月20日・四ツ谷)


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えー、
誘惑箇所の多い中、
こうしてご覧頂きますこと、誠にありがとうございます。
気楽なところで、一生懸命書いて行きますので、
どうぞ、よろしくお付き合いの程を願っておきます。

「祭」と申しますと「日本の華」でございます。
たいへんに粋なものでございます。
古来より、現代であっても神事、
神様仏様への催しものに違いはありませんが、
どうでしょうか、
江戸文化、町民文化が花開きました以降は、
例えば「花見」もまた「祭」に感じられます。
飲めや歌えや踊れや騒げや、
わっそぉわっそぉわっそぉわっそぉ、
まぁあぁぁぁつりだ―――――っ…てんで、
日本人に受け継がれるDNA、遺伝子なるものの功徳によって、
胸も躍れば、血も騒ぐものでございましょう。

今回、一席の設えは、
8月20日、四ツ谷で開かれたお祭りでございます。
YOKOさんと共に上京し、参加して参りました。
「大長野酒祭」と題しまして、
日本酒の興隆に日々尽力しております、
「日がさ雨がさ」、「酒徒庵」、
「オール・ザット・ジャズ」の三軒様が音頭取り、
呑み手の我らがぐい呑み片手に長野万歳、信州万歳。
旨い日本酒、地の酒ならば、飲まにゃソンソン、
遊ばにゃソンソン…っと、陽気に繰り出しまして、
ひいふうみい四ツ谷の街を、
ごぉろく長野の地酒を楽しむ、
やっつ、やっぱり酒の縁、
ここのつ心の通い酒、
とおでとうとうおめでとう~っと、拍手喝采、出来上がりぃ♪

さぁて、口上まとまりましたら、では本編。
おあとがよろしい様で。


さて、ご高覧賜ります皆々様におかれましては、
「長野酒メッセ」と呼ばれる、
長野酒の祭典をご存知でしょうか。

本年これからと致しましては10月13日に、
長野駅前、メトロポリタン長野にて開催がございます。
長野県の日本酒醸造場がこぞって、一堂に介します。
80余の蔵元が集まり、それはそれは盛大な会になりますな。

この東京版が例年ですと5月あたりに開催されます。
今年は未曾有の震災の余波にて、
順延となり、7月6日の開催となりました。
実の所、1度は中止となった、
長野酒をより多く、より良く知って頂く為のイベント、
有志、心ある方々のおかげで、
無事、開催にこぎつけた一幕は、記憶に新しい所でございます。

このビッグイベントの「四ツ谷版」と、私としては考えております。

「大長野酒祭り」とは。

実際に主催の3店舗さまのお気持ちたるを知っている訳ではないのですが、
上京して行く私の心持ちは、そんな様相でございました。
これは行きたい。
大きな祭だ。
長野酒が、めいっぱい人に愛される様を見に行きたい、
参加して、目の当たりに空気を感じたい。

「 酒が人を愛し、人が酒を愛する 」

この空間を日頃提供しているであろう、
「日がさ雨がさ」「酒徒庵」「オール・ザット・ジャズ」の3店舗。
この3店舗の主催ならば、
それはきっと心から楽しい祭になるはずさ!
確信を持って、僕とYOKOさんは上京したものでした。

新宿で昼食を取り、
兼ねてよりの友人である珍味んさんに連れられて四ツ谷入り。
唯一、店舗位置が経験上で分かっていなかった、
「オール・ザット・ジャズ」の所在を、
珍味んさんに案内して頂きまして、さぁさぁ15時も、もう目前。
「四谷三丁目」の交差点で、
スタート地点、予約先の店舗が異なる珍味んさんとは、
一旦、分かれる事になります。

【 旬酒場・日がさ雨がさ 】

僕らのスタートはチケットを予約した「日がさ雨がさ」から。
1階フロアには、
「飯山・水尾」「松本・大信州」のブースが設けられておりました。
共に銘醸。でも、とりあえずは…と7階に上ります。

開始時間15時ちょっと前に到着。
まずは…と、
「日がさ雨がさ」店長の宮澤さんにご挨拶したり、
松本駅前「風林火山」から送られた、
長野の美味しい野菜などを写真に収めておりました。

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蔵元さんも、いよいよ始まるイベントに向けて、
自慢の日本酒を用意。

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来場している蔵元さんは厳選3種類の日本酒を。
来場叶わなかった蔵元さんも、
日本酒だけは1本ずつ用意があり、
「日がさ雨がさ」に関して言えば、
全てカウンター奥の冷蔵庫での出番待ち。

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6月上京時、ここ「日がさ雨がさ」にて美味しく頂いた、
中川村の「今錦」から頂きます。
先日は蔵元を囲む会の後だった…
とても良いタイミングで僕らは訪れた様で、
大吟醸から本醸造から味わい事が出来、
「今錦」の美味しさをフルレンジで味わう事が出来ましたが、
今回は特別純米、純米吟醸の無濾過生原酒、
また「おたまじゃくし」ラベルの特別純米・無濾過生原酒“荒走り”のご用意。
それぞれ適熟と清らかさが印象に残っています。
程好く柔らかく透明で、飲みやすい。
年々、お噂に上る事が多くなって来た「今錦」、
この会を以って知るに至る、覚えて帰りたくなる方も、
多かったのではないでしょうか。

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長野市篠ノ井の信濃光。
「積善」シリーズでの登場でした。
つるばらの純米吟醸生、純米ひやおろし、
ひまわりの花酵母の純米酒のラインナップ。
茨城県の花酵母蔵の大師匠「来福」蔵での修行によって、
長野県内では唯一、花酵母で日本酒を醸す蔵元です。

ほとんどの出会いが長野酒メッセ上で、
そうなって来ると、
「吟麗花」だったり、他のラインナップがあって、
こうして「積善」が複数並ぶのは初めて拝見する印象でした。
早速飲み比べを楽しませて頂きましたとも!
発売日より先行して出展されていた「ひやおろし」は、
様々な温度帯で楽しめる味わいの良さを感じました。
オレンジのラベルがまぶしい「ひまわりの花酵母」は、
特長的な味の強さがあります。
花酵母のエッセンスと、
おそらくは信濃光の美味しさとが混ざって、
何とも良い具合なんです。
これも温度を変えて飲んでみたかったなぁ。
蔵元さんのブログを拝見すると、
定番酒として着実に票を獲得しつつあるそうで。

ところで。

夢中になって試飲していて、
YOKOさんに声を掛けてもらってようやく思い出したのですが、
信州SAKEカントリーツーリズム制覇のご褒美、
「大吟醸18本」の中に、
「信濃光」蔵の大吟醸もあったんです。ありがたいことに。
ただ、その後、蔵元さんホームページで調べると、
僕らが頂戴した1.8リットル…一升瓶サイズは販売されておらず、
720ml…4合瓶のみで。
お聞きしてみると、やはり制覇記念用に、
わざわざ一升瓶に大吟醸を詰めて下さったんだとか!
なんとありがたい。

こうして蔵元さんにお会いできると楽しいですね。
いろんなお話をする事が出来ます。
お酒のことも、お酒のこと以外でも!

良いんです!
この酒のここが旨いとか、
この酒のナニガシを言葉で料理しなくても良いんです!
楽しく美味しいことが何より!

もちろん、お酒のプロさん方ですから、
お酒のお話をしたい場合はして良いですし、
「今は飲みたい気分だぜ!」だったら、それで良いんですし、
蔵元さんが醸している環境、
自然を聞いてみたいぜ!…だったら、それでも良いんです!

美味しく楽しく、
和やかにあたたかく日本酒を楽しむ事が出来るなら、
深く“こうしちゃいけない”とか、
作法をルールを考えなくて良いんです!
もちろん、一般常識は必要ですけれども。

楽しもう!…と思うその心に、
きっと日本酒はもっともっと美味しく応えてくれます!

閑話休題。

ぐい呑みにお酒を頂き、テーブルに戻って来ました。
「日がさ雨がさ」は着席式。
「酒徒庵」「オール・ザット・ジャズ」は立食式となっておりました。

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仕込み水も各蔵のものがたっぷりと用意され、
十二分に和らぎを得る事が出来ます。
実際、僕とYOKOさんで一升瓶を空けそうになる勢い。
お陰様で、翌日に残ることなく、
素敵な目覚めを迎えることが出来ました。

酒肴は信州を意識した食材が多かったです。
郷土食「塩丸いか」…保存食として烏賊を塩漬けにしたもの、
これを塩抜きして使います。

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とうもろこし、トマトやキュウリも、
「風林火山」さんが手配した長野生まれ長野育ちの野菜。
日本酒が育まれた景色と同じ土地で作られている野菜なんです。
旨さ、ひとしおだったのではないでしょうか?

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どうですか、このトマト!
こう言うのが旨いんだ―――…と、写真を撮り、
ひとつ摘んで食して思う。
「うん、普段と変わらないぞ」と。
そりゃそうなんです。
僕らは信州に住んでいるから慣れ親しんだ美味しさ。
普段、生産物直売所で購入しているそれも、
長野生まれ長野育ちなんですよね。
こりゃあ、僕らは長野と言う幸せな土地に住んでいて嬉しいや!
…そう思いました。
長野から、故郷を出てこそ、
故郷の良さを知るなんて申しますが、
こう言う事なんだなぁ!…と。

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他にも信州野菜を使った料理がたっぷり!
写真にはありませんが、
見た目がサツマイモのジャガイモもありました!
(そう言う品種なんだそうです。
 一見の価値ある美味しさでした)

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千曲市「オバステ正宗」は、この3種類。
特別純米“棚田”、
純米辛口、純米超辛口…全量純米蔵なんです。
故に…なのでしょうか、
年々、米の旨さ、米を髣髴とさせる、
「あぁ、米の命が仕込まれている」と思える雰囲気に、
なって来ているような気がしています。
特に、今回用意された料理には、
好相性の日本酒だったのではないでしょうか!

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伊那市高遠の「仙醸」は、
来場されていた丸山杜氏渾身のシリーズ、
「こんな夜に・・」から3種類でした。
左から「山女」、「山椒魚」、「鹿」のラインナップ。
良い香でしたね~!
「はっ」とします。
「あっ、美味しそう」と口付ける前から感じる様な。
洗練を感じる味わいです。

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ボトルでお呼び出し願ったのは、
「篠ノ井・本老の松・純米“純”」と、
「松本・笹の譽・純米吟醸無濾過生原酒・袋吊るし直汲み生」、

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池田町の「福源・北アルプス・純米」を頂きました。

特に「笹の譽」は22BY…、
2010年冬から2011年春までにかけての造りの成果は素晴らしく、
蔵出荷ではこの通称「ピンクラベル」は、
完売御礼なのだそうです。

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鶏肉を使ったものも登場し、
人も増え始めて、益々の賑わい――…と言う所で、
僕とYOKOさんはビル7階「日がさ雨がさ」ブースを出て来ました。
ゆっくりしようと思えば、
ずっとゆっくり出来てしまいそうで、
けれど、あと2軒にも必ず行きたい訳で、
「先を急いでみようじゃないか」
「戻って来る事が出来たなら、戻って来ようじゃないか」
…と言う段取り。

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ビル1階では飯山市「水尾」を味わいました。
「日がさ雨がさ」のアイディア、
リクエストから生まれたと田中隆太さんが話す「水尾・紅」は、
秋、旬の酒「ひやおろし」を先行して出品したものでしたが、
非常に美味しく感じました。
旨さがある中に、芯が立つ力があり、
喉の奥へ運ばれて行く時には、まろやかで。
とても美味しかったです。

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1階では松本市「大信州」もブースを構えていました。
ちょうど今書いている「信州SAKEカントリーツーリズム」記、
第11回で「大信州」の部分を書いたばかり。
“秋の純吟”純米吟醸・山田錦、
仕込みシリーズ“仕込み四十五号”純米大吟醸中汲み、
純米吟醸“純吟微発泡生”の3種類。
どれも趣向の異なる提案で、
秋味、食との取り合わせも楽しみな「秋の純吟」、
熟れもあり、厚み、香の深さが出て来ている「仕込み四十五号」、
旨さと高く爽やかな香、飲みやすさ、喉越しに秀でる「純吟微発泡」、
それぞれ「大信州」の美味しさをよく伝えて下さっていたと思います。

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この和やかな空間が何とも言えず良かった。
嬉しくなって、その瞬間を写真に収めようと奥に走り1枚。
笑顔の空間に、感謝です。


さて!
では、次に行こうか――…とYOKOさんと街に飛び出すと、
なんと言うか、
一般の方々が普通に居られる訳で、
同じ様な清く正しい酔っ払いさんがあまり目に入ってこない。
(これは後に、時間が早かったからだと知る)

松本と四ツ谷の街の規模の大きさ、格差を実感。
諏訪の呑み歩き、
大町の呑み歩き、
松本の呑み歩きを経て、
移動時は、多く同じ様な酔っ払いさんを見掛け、
親近感がとめどなく湧くものですが、
こう、“それ以外”の方の多いこと。
「都会だ!!」と感じながら、
楽しさに身を任せて、ぐい呑みを持って1枚。

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この写真を今回のタイトルに使わせて頂いております。

「日がさ雨がさ」から四谷三丁目の交差点、
信号を渡った先にある、
「酒徒庵」「オール・ザット・ジャズ」に向かうべく歩く。
すると、先程分かれた珍味んさんを見掛けます。
ちょうど、ひと呼吸置いていた所だそうで。
偶然と相成りまして、「酒徒庵」に向かいます。

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旧店舗時代に1度、遊びに行った事があるけれど、
新しい場所に移ってからは、これが初めてになります。
階下へ…降りて行くその間には、
「賑わい」なるものが全く感じられませんが…。

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大盛況!
長野酒で皆々様が盛り上がっている!
この日、3店舗ともで、この光景を拝見し、
とても嬉しい思いでした。
長野酒、なんて素晴らしいんだ!…って。

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珍味んさんが「是非♪」と連れて行ってくれたのは、
長野市川中島町「川中島幻舞」でした。
手前の純米吟醸・無濾過生原酒の旨いこと、旨いこと。
香高く輝く様に美味しく、
華やかさがキラキラして、味の重なりが実に旨い。
初めて拝見する「白い幻舞」は特別純米。
蔵の周辺にて栽培されたお米を使っているそうです。
中央は特別純米・無濾過生原酒、定番の美味しさの1本ですね!
来場していたのは、
杜氏である千野麻里子さんでした。
「全て試飲したいんですが…」と伝えると、
必ず、その日のラインナップに合わせて、
どの順で飲んで頂きたいか、提案して下さいます。
精魂込めて醸したお酒を、より良く味合わせてもらえます。

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幻舞ブースに立った時の背面、
振り返ると長野酒の一団。
「酒徒庵」はこうして来場蔵以外の長野酒を置いて下さっていました。
流石…と申しますか、
選ばれているボトルが珠玉の逸品揃い!
佐久市臼田「佐久乃花」は「純米吟醸・手詰直汲」、
信濃町「松尾」は「一茶の里」、
大桑村「木曽のかけはし」は「木曽の杣酒(そまざけ)」、

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中野市・「岩清水」は、
天下御免の大好物酒「純米“五割麹”おりがらみ生」、
塩尻市・美寿々は「純米吟醸・無濾過生原酒」、
小布施ワイナリーの日本酒もあります。

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「酒徒庵」のフードメニュウは…と言うと。

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信州郷土料理、おやきや山賊焼などなど。

ふっと背後を見てみると、
この祭の立役者さんおふたりの背中。

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今日の日、みんなの笑顔の立役者さん方ですな。
このおふたりのみならず、
蔵元様も各所を飛び回っておいでであった様に思います。
その交流が良いですね!
蔵元さん方にも楽しさの表情が見え、
より一層、良い会になっていったのだと感じます。

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ではではっと、
そのまま小布施の「米川・豊賀」ブースへ。
四ツ谷「鈴傳」ボトル、
「特別純米・厳選直汲み生原酒」が、とにかくすこぶる旨い!
お持ち頂いていた3本の中では抜群でした。

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続いては、
上田市塩尻・沓掛酒造は「福無量」を醸す蔵。
好評のシリーズ「互(ご)」を3種でした。
当初は市内4軒の酒屋さんの取り扱い、
プライベート・ブランドの扱いでしたが、
長野市や東京での扱いも始まり、
益々の広がりを感じられるお話、伺いました!
しかも、
訪れていた蔵人さんは、
どうやら僕とYOKOさんが、
旅第4回・信州SAKEカントリーツーリズムで、
沓掛酒造を訪れた際、お会いした方であった様子。
当時、髪を伸ばしておられ…
今回は短くされ、印象が異なっていたのですが、
なるほど、面影が…ご当人様に面影も何も無いのですが、
ここでこうしてお会い出来るとは、たいへんに嬉しいもので。
YOKOさんが上田紬のシュシュを購入した事も覚えてもらっていて、
本当にお会い出来て良かった!

定番としての「互」と、
「先発」、「隠し球」の3種類。
「隠し球」は熟成を経ているもので、
本当に“隠し球”的、スペシャル品。
それぞれ美味しく頂きました!
「互」は登場以後、
名前が記憶に常に新しく、
見かける度にお願いする日本酒です。
こうしてお会いできた事で、
益々、飲んで行きたいなぁ…と思う事が出来ました!

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続いて、小布施の松葉屋本店「北信流」へ!
以前、松本駅前「風林火山」さんが主催して、
蔵見学ツアーを組んだ際、
「大信州酒造」と、
この「松葉屋本店」さんがルートに組まれていました。
自分は参加しませんでしたが、
当時、そのブログを拝見した時に、
「何故、北信流?」と思いました。
たいへん失礼なお話なのですが。
そう、その当時の僕は「北信流」を何も知らなかったんです。

実際に「風林火山」N村さんに会い、
また記事を読むなどして、
「なるほど!」並々ならぬ情熱蔵なのだと理解しました。
今回、こうしてお話する機会を得て、
その生酒の味わいを舌で感じながら、
素晴らしさを、じっくり体感しました。
用意されたのは、
純米・生酒、
純米大吟醸・生酒、そしてにごり酒。
熟成された純米大吟醸の旨さは格別で、
また純米の生、これから熟れて行く事を期待できる旨さ。
今の段階でも、バッチリ旨いのに、
感じる未来には、
「あぁ、もっとこの蔵を飲んでみたいぞ!」と思いました。

そして、
旅第8回信州SAKEカントリーツーリズムで、
蔵にお伺いした際に、
販売店のレジカウンターに立ち、
ふっと横に見た「甑(こしき)」然たるものは、
実際に使われる甑であるとお話をお聞きする事が出来ました。
造りの時期、冬場に訪れると、
間近で蒸気によって蒸される米を見ることが…
その酒蔵の朝の匂いを感じる事が出来るかも知れません。
本当、益々興味が湧いて来ます。
また小布施に足を運びたくなりました!

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続いては上田市・和田龍酒造は「登水(とすい)」を!
相変わらず丁寧な蔵元さまでした。
「純米吟醸・美山錦」は火入れ酒と生酒の差、
その飲み比べをご提供で、
もう1種類はお米の違いと「山田錦」を使った、
「登水」のスタンダードとの飲み比べ。
「登水」を知るには最適のラインナップでのご用意でした。

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大町市は薄井商店「白馬錦」は、
松浦 宏行杜氏が参加されておりました。
純米吟醸・無濾過生原酒「雪中埋蔵」、
とても良い熟成でした。
旨味があり、どこか珠を想像させる雰囲気。
人気が頷ける仕上がりを感じさせてくれました。
Twitterで拝見する限り、
この雪中埋蔵酒、
あっと言う間に蔵在庫完売であった様に覚えております。

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山ノ内町・玉村本店「縁喜」は、
ブログ「ゆるブル」を書いておられる専務さんがご登場。
初めてお会いしました!
ブログの写真も卓越、すごくカッコイイものばかりで、
是非1度、どこかでお会いしてみたい!…
…そう思っておりましたが、まさかそれが今日だとは!
どれも美味しい…のは、
4月に渋温泉に行った際に飲んだもの、
そして、蔵に赴いた際に試飲させて頂いたもの、
既知故に、「ああ、そう、美味しいんだよ~!」との実感。
写っておりませんが、
ブースのいちばん左手にあった、
4年熟成の日本酒が、すこぶる美酒でありました。
「北信流」とは、また違った熟成の在り方。
張り詰める様でいて柔らかさ、ささやかさを持ち、
素晴らしいバランス、達成感すら芽生える美味しさ。
流石でした。


さて、これで「酒徒庵」をひとまわりした…
…と言うところで、
珍味んさんに誘われて、ちょいと休憩へ。

オススメのお店があるのだそうで、
「四ツ谷三丁目」駅から丸ノ内線に乗り、
「新宿三丁目」へ。
伊勢丹内を歩いて、ミスタードーナツの裏へ。
「Abbot's Choice」と言うお店に連れて行ってもらいました。

今年2月の上京時には、
西日暮里のうどん屋さん「ぶっかけや」に連れて行ってもらい、
すこぶる旨い讃岐うどんを食べさせてもらいました。
今回は―――…と言うと、

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ビール!
スコットランド・ブリュードッグの
「パンクIPA」の樽生がありました!
これは嬉しい!

そう言えば、2010年の11月3日、
「松本・城下町酒楽まつり」の時にも、
(今年も同日開催するそうです♪)
途中休憩と称してビールを飲みに行ったなぁ…と、
思い出さないではいられませんでした。
YOKOさんは「ベルヴュー・クリーク」、
珍味んさんは「ポーラナー」のオーダー。
店員さんの注ぎ方や物腰も、実に落ち着いていて、
かつ暗くなり過ぎない、
良い砕け方をしていて、雰囲気の良いカウンターでした。

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フィッシュ&チップスも旨い!
かなり良い魚を使った“フィッシュ”で、
なるほど、これを食べに来ると言う言葉も納得できます!

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そして、驚くほどのボトルも幾つか。
ウィスキーも相当量置いてあり、
良いです。眼福。
一時期、一生懸命揃えたキングスバリーの、
このラベルシリーズも1本だけありました。
「GLEN DULLAN」、
たまらなくなってお願いさせて頂きましたが、
やはり香の良い、味わい深い1杯でした。

良いリフレッシュ・タイム!
ここで、僕らは珍味んさんと分かれます。
感謝ひとしお!
ありがとうございました!!


華麗に酔い酔いとなり、
四谷三丁目に戻った僕らは、
「オール・ザット・ジャズ」に辿り着きます。
明るいうちに、1度来ておいて良かった!
夜、酔いの状態では、辿り着けなかったやも知れません。

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ビルの中に入り、2階へ。

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階段を上ると見えて来たお店。
終了時間20時前、19時を過ぎた頃に訪れましたが、
いやはや、俄然賑わっておられる!

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下諏訪は菱友醸造「御湖鶴」、
今年からの新機軸、
純米活性にごり酒「ミコツル・あわあわ」を…
…注いでくれた方は、
なんだろう、
茅野市の寒天寄席の際に、
岡谷「高天」のお兄さんと一緒に、
諏訪一円、9蔵のお酒を並べていた方の様な…
…ううむ、酔っ払いの記憶、気のせいかも知れませんが。
1本呑み切りサイズのボトルが、
縁日っぽく洗面器の中に浮いていました。

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塩尻市は笑亀酒造「笑亀」、
丸山社長兼杜氏さんは既に出来上がっており、
元気いっぱい酔いいっぱい!
この段階では僕もしっかり酔っ払っていて、
たぶん「嘉根満」を頂いたんだとは思うんですが、
「あぁ、この熟れ感うまい!」と思ったのは憶えているんですが、
基本的には酔いの彼方で。

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木祖村薮原、
湯川酒造店「木曽路・十五代九郎右衛門」、
社長にご就任された尚子さんにも久し振りにお会いしました。
わいわいと祝福の声も聞こえる中で、
何か1杯頂いた記憶がうっすらと…。
10月の長野酒メッセで、
しっかり試させて頂きたいと思います。

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大町市・北安醸造「北安大国」は、
てっきり営業・I村さんがいらっしゃっていると思ったのですが、
社長さんのご登場でした。
そう思うと、
木曽路、笑亀、北安大国と社長さんが並んでいたんですね。
最後だっ…と思うと多少、気を持ち直したのか、
えー…
…ひやおろしは飲んだと思うけれど、
他はどうしたっけ…。
確か、今年の「ひやおろし」を頂き、
「おととしが今のところいちばん好きで、
 今年のものは去年よりも好きかなぁ」なんて考えた様な。
お話に夢中になり、あんまり試飲していないかも知れません…。
今年は9月10日に開催!
「第4回・北アルプス三蔵呑み歩き」で、
( http://www9.plala.or.jp/nomiaruki/ )
「北安大国」ばかりか、
同・大町の「白馬錦」、「金蘭黒部」の、
ほとんどのラインナップを試す事が出来るはず!
只今、日程調整中で行く事が叶うか分かりませんが…
いやさ、行けたならばその時にこそ、
ガッツリ試飲して来たいと思います!

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中野の丸世酒造店「勢正宗」、
上諏訪の酒ぬのや本金酒造「本金」と、
好みの蔵元さんの味わいも堪能して、満腹!

これで全3軒のイベント会場制覇!
よぉし、「大長野酒祭」、めでたく終了ーッ!
…と行きたい所ですが、
忘れちゃあいけない!
ここでまたひとつの出会いがありました!

山梨の酒呑みの雄、
純米狂さんチームにお会いする事が出来ました!
(ブログ「純米狂 酔ゐどれ日記「酒もってこい(*'с'*)ノ☆バンバン!」」)
( http://junmaikyo.exblog.jp/ )

松本にも時折、出向いて頂いているばかりか、
その活発さ、様々な場所で美味しく楽しく酒を飲む!
よく伝わるブログとなっていて、度々拝見させて頂いている方々。
「ナワテ通り松本地酒会」で、
Tシャツを拝見し…ましたが、
声を掛けそびれていて、
今回、「オール・ザット・ジャズ」にて、
同じ様に目印のTシャツを拝見した時には、
「今度こそ!」と思う訳です。
「おお、このTシャツは間違いない!」と思うのですが、
どなたが「純米狂」さんか分からず…
「確かブログで拝見したぞ」と、
リーゼントの方に声を掛けますが、
そりゃそうです。
「よくブログで見ている」とは、
「純米狂さんが写真を撮っている」と言う事で、
むしろ、「あまり写っていない」方こそが、
「純米狂」さんなんですね。
そんなこんなで短い時間でしたがお会いでき、嬉しかった!


酔いも限界に達していたので、
僕とYOKOさんは、フィナーレを見る事無く、
15時から始まった酒旅リレーを19時30分頃にゴールする事にしました。

こうして書いていると、
いろんな出会いがあったなぁ!…と思います。
やっぱり日本酒、お酒が持つ力って素晴らしい!

「日がさ雨がさ」、

「酒徒庵」、

「オール・ザット・ジャズ」、

そのスタッフの皆様、

長野からはるばるやって来た蔵元様、

僕らと会ってくれた皆々様、本当に感謝です!

なんて楽しい1日!

翌日はゆったり過ごし、
松本に戻った後、
四柱さまにお参りを済ませての夕ご飯は、
松本駅前「風林火山」にて。

再び、長野酒を頂きながら、
土曜日日曜日の週末の記憶を肴に、
楽しさを味わいにして、一献。

8月20日、東京は四ツ谷・大長野酒祭ご報告の一席でした。

ありがとうございました。
ありがとうございました。

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コメント

先日の「それ行け!大長野酒」イベントお疲れ様でした。
様々な長野酒!!しかも全く知らない銘柄などにも出会え
とても充実して楽しいイベントでした。
それにしてもこのイベントでお会い出来るとは思いませんでしたね。
しかしこれもまた酒縁の力というものでしょうか!!
ちょっとした時間でしたが自分もお会い出来た事がとても嬉しく思います。
またいつか松本の方面へも出没いたしますので
偶然にでもお会い出来たら・・・と思います。

PS
リーゼント男は影武者です(笑)!!

投稿: 純米狂@takezo | 2011年8月28日 (日) 15時16分

リーゼントの影武者です(爆)
信州のお酒のレベルの高さをあらためて実感しました。。
takezo氏共々日本酒の消費拡大に貢献していきますのでお互い旨い酒を呑みませう!!

投稿: ぐるま~ぐっさん | 2011年8月28日 (日) 20時36分

・ takezoさん

コメント、ありがとうございます!
そして、この長い記事をお読み頂きまして感謝です!

長野県の広さ故、
中信地区に住む自分でさえ、
北信、東信、南信のお酒って、
何だかんだで呑んだ事が無いばかり…なんですね。
長野酒メッセでいろいろ試させて頂いていますが、
やっぱり居酒屋さんか自宅か、
めいっぱい酔っ払って飲まないと…とも思います。
当日はしっかり酔っ払って、
いろんな長野酒を楽しむ事ができました♪

今回のご縁、自分もたいへん嬉しく思います!
またよろしくお願いします!

投稿: SOJA | 2011年8月28日 (日) 20時49分

・ ぐるま~ぐっさん

コメントありがとうございます!
ブログ、展開されておられるのですね!
既に視覚的にもバッチリ覚えさえて頂きました♪
ちょうど、「日がさ雨がさ」さんのブログで、
「当日の様子を伝えるブログ」の中に、
貴サイト様を拝見し、
「これは確実にあの中に居た方のどなたか」と思っておりましたが、
確信を持ちました♪

良いですネ!
同じ日本酒好きチーム内で、
こうしてブログを書き合える!
憧れる思いもあります!
是非是非、美味しく日本酒を飲んで行きましょう!
よろしくお願い致します!

投稿: SOJA | 2011年8月28日 (日) 20時53分

はじめまして。サラと申します。そうですか。
珍味ん師が途中でいなくなったのはそういう
ことでしたか^^。

とても酔い会でしたね。美味しく楽しく♪
すれ違う人がみな笑顔というのがよかったですね。

投稿: サラ | 2011年10月25日 (火) 17時05分

・ サラさん

はじめまして!
絵柄、イラストを、
珍味んさんのmixi日記で拝見した事があります!
先達て、個展を催された際に、珍味んさんが赴き、その日記にて拝見させて頂いておりました!
素敵なイラスト、文字で記憶に残っておりましたが、
わざわざ、コメントまで頂戴し、
誠にありがとうございます!
ブログも良い酒に恵まれておられる様子、
より良い酒呑み記とお見受けいたします。

東京ですと、なかなか呑み歩き系のイベントはない…
大きな会場などもありますし、
往来の激しさもあって、お聞き慣れしない印象があります。
かえって、長野県では街を歩くようなイベントが近年多くなっており、
そこでは、こうしたすれ違う方の笑顔、拝見しておりました。
空の下の酒呑みも良いものですが、
何より、道行く同じ酒呑みの笑顔が、
一献のツマミになりますイベントですよね!
自分も長野から馳せ参じ、素敵な思いのある会にたいへん楽しく過ごした日でした!

投稿: SOJA | 2011年10月26日 (水) 10時39分

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