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2011年4月13日 (水)

ナワテ通り松本地酒会“春”~がんばろう~(2011年4月9日・ナワテ通り)

ナワテ通り松本地酒会レポート編!

ここで都都逸(どどいつ)をひとつ。

♪~春謳歌(桜花)

♪~咲くが早いか、

♪~飲むのが先か 、

♪~ナワテ通りに、

♪~ 笑顔咲く~

…てなぁ、粋なモンでございましょ?

_450

【 ナワテ通り松本地酒会・2011年・春 】
     ~ がんばろう ~ 

4月9日は、
元々は3年目の「おらが酒呑み歩き」が行われるはずでした。
自粛ブームに乗って、
松本のこのイベントは中止になりました。

うん。
映像を通して被災地を見る度に、
今の自分の、ある程度の平和が、
安心するような申し訳ないような気持ちになります。
安堵する自分に嫌悪感を持ち、
申し訳ないと思う気持ちが萎縮させ。

思うに、
けれど、ここで止まっていては何も生まれないし、
進んでは行かないんじゃないか。

「おらが酒呑み歩き」はやったら良いんじゃないかなぁ。
じゃあ、収益を義援金に充てるとか、
各ブースに「義援金箱」を設ければ、
何かの足しになるはずだと思う。

ただ黙って座って自粛して…
そうせざるを得ない訳でもないのに、
それが必要に迫られている訳でもないのに、
そうしなくても良い人が粛々として立ち止まっているよりは、
祈りを胸に楽しんで、
笑顔を繋げて、輪を造り、
被災地への力になる事が出来たら良いんじゃないかなぁ。

そんな折、Twitter上で、ナワテ通りにて動きがあった。
時間はなかったはずだけれど、見事に4月9日まで駆け抜けた。
僕は基本的にタイムラインを眺めていただけだったけれど、
この動きは、街を動かし、人を笑顔にさせた。

振り返ると、みんな楽しそうだった。
楽しみにしていた様だし、心から“嬉しい”が溢れていた。
やって良かったんだって思ったし、
やれば良かったんだと思ったし、
動く事は間違いなく力になるんだって分かった。

被災地に直接飛んで手伝うことは出来ないし、
ソフトバンクさんみたいに100億円の寄付も出来ないけれど、
僕らが浮かべた笑顔と同じ笑顔が、
いつか同じ日本の大地、東北の地に戻ります様に。
そのお手伝いが出来たんじゃないかって、
例え、自己満足だって言われようとも思っている。

今回の「ナワテ通り松本地酒会」のサブタイトル、

「 がんばろう! 」

…は、誰に当てられた言葉だろう。

東北の皆さんであり、
僕らでもあり、日本全体に向けて…だと思っている。

「頑張っている人に頑張ろうなんて言えない」と、
ある人は言うけれど、
他に良い言葉が無いんだから、
字面、言葉の表面だけ見て、
何も言わないよりは、声を出して言って行きたい。
心から祈るほどの思いを込めて。

「 がんばろう 」って。

そんな思いで迎えた4月9日を振り返るブログ。



「あぁ、雨かなぁ」と障子から入る弱い光を見て、起きた。
雨音もそう言えば聞こえている。

Twitterアカウント「shixba」さんが、こうつぶやく。
「 多少なら、春雨に濡れながらってのも良さそうですが…。」
…なるほど。それも良いかも知れない。
花粉が辛い僕には良いのかもな、と思う。

「ukofuwa」さんは、
特急「しなのの窓から、目力とハンドパワーと鼻息で吹き飛ばしてやる~」と、
頼もしいことをつぶやいてくれた。

「92_t」さん…ブログ「92の扉」のkuniさんは、
「 「曇り男」のウチも頑張ってます(謎) 」と、
その能力を使って雨を留めていてくれた様で、

「nonko0133」さん…大町・横川商店の呑ん子さんは、
「私は晴れ女、この雨やんで!
 さぁ頑張って「ナワテ通り松本地酒会2011春~がんばろう~」盛り上げるぞ」とつぶやいてくれていた。

みんな雨が降って、
僕らが俯いてしまわない様に、
地面を見つめるばかりにならない様に、盛り上げてくれていた。

開催時間の14時からさかのぼる事、3時間前。
午前11時頃、ナワテ通りに僕とYOKOさんは到着しました。

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小雨の千歳橋上から。
遠く見える幸橋下の土手の桜が、咲いていました。
「あぁ、もっといっそ晴れれば良いのに」と願わないではいられません。

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しっとりと湿ったナワテ通りの石畳。
ここで「みたから」さんに届け物をして、
僕とYOKOさんは、一旦ナワテ通りを離れます。

松本生まれのクセに…と我ながら思ったものだけれど、
僕はこのお店を知ったのは最近のこと。
YOKOさんから話を聞いても、
サッパリ皆目見当がつかないでいたお店に、
お昼ご飯、腹ごしらえに向かいました。

【 AL CAFFE ZUCCA 】

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そんな自分が「老舗」とのたまうと違和感がありますが。
松本市内でも長く続く名店、との事です。
子供の時分、住んでいた場所柄、
六九、ナワテ周辺は遊びに行く事が多かったけれど、
駅より南側はほとんど遊びに来たことがありませんでした。
高校の時分となって、
今はなき、駅前のゲームセンター、
サンシャインやイプシロン、
レディ・ビートルあたりにはいたのだけれど、
遊びこそすれ、パスタと言う頭は無かった様で。
…弟は高校時代「アリス」に行っていたとも聞いたけれどね。

【 ナスとアンチョビのトマトソース 】

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YOKOさんがお願いしたのは、トマトソースの一皿。
トマトのフレッシュな香が何とも爽やかで美味しく、
好物のナスを美味しそうに食べるYOKOさんが印象的でした。

【 ホタルイカとなばなのスパゲッティ 】

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僕がお願いしたのは壁に張られていたメニュウから。
「牡蠣とほうれん草のスパゲティ」にも、
心から惹かれたけれど、春と旬を感じさせる、
「ホタルイカ」と「なばな」に惹かれて、こちらを選びました。

ぷっくり膨らんだホタルイカの旨いこと!
パスタの中には刻まれたホタルイカも混ぜてあり、
焼いたイカの香にしては、何とも品のある良い味わいでした。
そこを菜花の青い香がシャンと締める。
美味しいものだと感じます。
量もたっぷり。満足感、高いです。

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ランチセットとして、
サラダとパン、食後にはコーヒーが付きました。
サラダにかけられたドレッシング、
マスタードをベースにシンプルに仕上げたものと思いますが、
これも旨い。
ささやかな酸味と辛子の香が鼻の奥に小さく開く。

なるほど、「また来たい」と思わせてくれる良いお店でした。

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いよいよ以って13時30分ごろ。
僕らがナワテ通りに戻って来る頃、雨は上がっておりました。
日が差して、春めいて。
まるで天気が祝福してくれているようだ!…と、
誰しもが思ったものではないでしょうか。

準備に駆け回るオレンジ色のTシャツ…
「みたから」の海野さんとすれ違いながら、
僕らは据え付けられた看板を見ます。

今回のイベントは、
ナワテ通りの店舗8店が参加し、
その店頭に蔵元さんを呼んで…
コラボレーションして、
日本酒を提供する…なんて流れになっています。

千歳橋からいちばん近い「信州ふるさと便」には、
「酔園」が入る訳ですが、こんな感じの看板。

【 酔園 × 信州ふるさと便 】

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3月以前の過日、
「みたから」さんのカウンターで、
“松本平のお酒を紹介したいから”…なんて話を頂き、
「紹介文を書く」と言うお約束がありました。
それに見合う紹介文付きのA4サイズの資料を1部。
これには「信州SAKEカントリーツーリズム」で巡った写真を添えました。

昨年12月頃から、
Twitter上で出来るだけ毎日、
自分自身の向上の為に「今日の一筆・修行中」と称して、
字を書いているのだけれど、
この派生版として、
今回は半紙に蔵元さん名と店舗名を書く事になりました。
非常に光栄なお話。
小学校の頃、授業でちょっとだけかじった程度、
それ以来、お習字なんてした事がなくて、
墨汁から筆から紙から、ハナから用意して取り組んだ約1週間。
最終的に1店舗1蔵につき4枚程度を書き上げて、
海野さんに手渡し、好きなものを選んでもらい、
「みたから」の山店さんが造ったボードに貼り付けられて、
今、こうして案内板として飾られている。
すごく嬉しいものです。

気が付けば80枚入りの下書き用の半紙が1包、
50枚入りの清書用の半紙が2包なくなり、
墨汁が1本もう直ぐなくなりそう。
1日2時間ずつ練習して辿り着いたので、
本当に嬉しく思いました。
使ってもらって感謝です。

【 月光&深志鶴 × みたから 】

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「月光」、「深志鶴」は「みたから」さんの前にて。

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「笑亀」の丸山さん、
「笹の譽」の笹井さん、
「みたから」の海野さんが着々と準備中。

【 笑亀 × たい焼きふるさと 】

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「笑亀」はたい焼きの「ふるさと」前に。

【 大信州 × 微酔い処ちくま 】

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「大信州」は「ちくま」に。
文字が小さいと言う事で、
その後、「ちくま」のご主人さんが、
大きく目立つ文字で「大信州」と書かれていました。

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たいへん見事な文字。
これぐらい堂々と書くことが出来る様になりたいものです。

【 笹の譽 × けんすけ 】

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「けんすけ」には「笹の譽」が立ちます。
先日の蔵見学が記憶に新しい「笹の譽」…
その中で得た杜氏さんの写真を、
このA4版の紹介文に用いました。
ある意味、9セット造った中でも特別版。

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「けんすけ」から見える彼岸桜。
ヒカリ食堂の前にあり、
うどんの勝利、チーズケーキのオークラ、
Bar WaterLoo、凡蔵のある広場の桜。
4月12日、再び所用で訪れると、
それはたいそう美しく咲いていました。
4月9日はまだ咲き掛け。
日の進みを感じさせられます。

【 アルプス正宗 × 橋倉 】

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「アルプス正宗」は「橋倉」に入りました。

【 岩波 × 酒処いわな 】

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「いわな」には「岩波」…
このチョイスは、もしかして「いわな」繋がりなのでしょうか。

【 善哉 × 縄手通り 】

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「善哉」は「カフェレスト・縄手通り」に入りました。

こうして全部の貼り紙を写真に収めます。
使ってもらえる。
それがとてもとても嬉しい。
YOKOさんにも半紙で足の踏み場が無い家の本線、
迷惑を掛けましたが、
見てもらって「良かったね」と誉めてもらいました。
何より報われるもの…と言う心持ち。

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全て回って、少し時間があったから、
幸橋の上から往来を眺めていました。
ここから見る土手の桜が好きなんです。
いつも恒例の土曜日呑みの際には、
お参りをしている四柱様のナワテ通りで、
これからイベントが開かれる…
…これもまた縁に感じられました。

14時。
松本酒造組合理事長、
亀田屋酒造店の竹本祐子さんから開会の挨拶がありました。

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この時、
「みたから」前には行列が出来ていました。

「こんなにもこのイベントを楽しみにしている人がいる!」

「松本の日本酒好き、お祭好きがこんなにもいる!」

そう実感できる瞬間。
とてもワクワクして開始を待っていたものです。

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上土の「磯村」と「笹の譽」の甘酒コラボレーション、
「甘酒かん」は先着130人の特権。
関係各所ブログ等で絶賛されていた甘味、
僕らも並ぶ事によって、手に入れることが出来ました。

先んじてブログ「呑ん子の放浪記」で、
「甘酒のスイーツ」の美味しさは知る事が出来ていましたが、
こうして触れてみる事で、
なるほど、その美味しさを舌で脳髄で知るに至ります。
( 呑ん子さんの甘酒スイーツは、
  呑ん子さんの所、横川商店自家製甘酒を使ったもの )
( http://blog.livedoor.jp/nonko0127/archives/55452084.html )

確かに素晴らしい相性の良さ!
砂糖の甘さも嫌いじゃないけれど、
甘酒、麹由来の甘味と言うのは、
非常に濃い甘さでありながら、
ベッタリ舌に重くのしかからない、
芯から甘味に酔い、浸れるものでした。

落語を聞いていても「品が良い」と言う言葉は、
よく誉め言葉に使われますが、
まさにそれを地で行く良いお味でした。

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まず僕らが向かったのは、
「笹の譽」のある「けんすけ」前。
ちょうど「甘酒かん」の写真を撮った場所の背中側。

2月の蔵見学ではたいへんお世話になった笹井杜氏。
見学時にはもろみであった大吟醸、
こうしてボトルに詰まってお会いする事が出来ました。

僕もYOKOさんも、
是非、大吟醸は購入したいと思う美味しさ。
きれいで甘やか、風を誘う良いお酒でした。
甘味の少ない梅酒は、
特にYOKOさんの記憶に残った様子。
甘い梅酒も美味しいのだけれど、
笹の譽の梅酒、
その味バランスが、食中にも適するだろうとのことで、
これも我が家では発売後に購入しようと話しています。

基本ラインナップに近い4本、
紺色、桃色、水色、茶色のラベルの笹の譽。
どれも美味しく仕上がっておりました。
ある時分には80歳のご婦人が、
「笹の譽はずっと好きなんだ」と、
旦那様が迎えに来るまで、楽しそうに話されていました。
今回はどれも郷里に愛される日本酒が揃っています。
そうした一旦、感じられる光景でした。

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あっと言う間に売り切れてしまった、
「けんすけ」特製のスパイシーつくね串。
名前の通りのスパイシーぶり、
香の良い香辛料の匂いは、テンションが上がります。
香でも美味しく、
鶏の美味しさとよく合って、酒のアテにも良い。
“お酒も飲める洋食屋さん”ですから、
こうしたお料理を楽しむ事が出来るなら、
俄然、伺ってみたくなりました!

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「岩波」さんは、
「地酒」ラベルの本醸造、
「鏡花水月」シリーズの純米吟醸と大吟醸をお持ちでした。
後半、
当初用意したお酒が売り切れると、
普通酒などを追加でご用意され、
それも頂く事が出来ました。

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「鏡花水月」は共に芯の通った雰囲気。
綺麗でシャンとした造りであり、
「岩波」シリーズは甘味があり、
この松本平の地酒らしい雰囲気があって、
常温で飲むと、何とも言えず落ち着く風合でした。

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「酔園」さんは、
定番の純米吟醸「幻の酒」ブルーボトル、
特別純米、普通酒「蔵原酒」と言う黄色いラベル3種類を、
お持ちになっていました。

僕は写真の「蔵原酒」が、
なかなかの気に入りとなります。
コクのあるミルク様の雰囲気は、
やや冷たいか、そこいらの温度に良く、
19%の度数の強さを甘味がカバーしているものでした。
緩く燗にしても楽しいやも知れません。

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「大信州」さんは、流石の混み合い方でした。
仕込み45号の一滴で唸らせる芳しさ、
喉の通りの良さは、流石としか言い様がなく、
対して、特別純米は、実のある美味しさ。
本当に食を活かす雰囲気に感じました。
YOKOさんは大信州の梅酒を欠かさず試します。
今年も美味しく頂いていた様子。

用意されたボトルは、
本当に瞬く間に売り切れましたが、
すぐに島立の本社に連絡を取り、追加を用意されていました。
そしてまた人だかりに。
人気の高さが伺えました。

5月29日、長野市のメルパルクで、
「大信州新酒目聞き会」が催される様です。
この美味しさ、
そして更に様々なラインナップを楽しめるはず。
僕とYOKOさんも参加を考えております。

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「アルプス正宗」は大吟醸や、
いつもの味わい深い酒「粂次郎」、
現在放映中の、
NHK連続ドラマ「おひさま」のラベルを付したお酒などを
お持ちになっていました。

会場の「橋倉」さんのお店では、
福島のフルーツトマトが大好評!
皮が厚く、その厚さがすこぶる旨いもので、
先日、お店に伺った際、
Mixサラダに使われていて感嘆したそれが、
提供されていました。
唯一の屋内会場だったのだけれど、
休む人あり、
お酒を楽しむ人あり様々で、
日の下とは少し違う素敵な雰囲気の中での、
試飲会場となっておりました。

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利き猪口受付所「みたから」の対岸、
「たい焼き・ふるさと」前には「笑亀」…
「笑亀」もたいへんに賑わっていた様に思います。
それもそのはず、
全ラインナップ隙無く見事な造りに感じました。
去年、一昨年などの中で、
いちばん好きかも知れません。

良い感じに酒に力が抜けていて、
何とも手に取りやすい。喉を潤してくれる感じ。
「直汲み」の普通酒は、
今飲み頃を迎えつつある感じでバランス良く、
(2010年12月搾り故かも知れません)
「直汲み」の純米酒は、
今はまだ硬いけれど、
これから絶対伸びる雰囲気があり、
季節限定「夜桜」純米大吟醸は、
やはりYOKOさんを笑顔にさせる、
香と甘味の調和が取れた美味しさでした。

実はつい先ほど、
リカーハウスながはらで、
シリアルナンバー「六/千」を購入して来ました。

特別なお酒ばかりでなく、
大定番の純米酒も綺麗にバランス良く仕上げてあり、
並々ならぬ品質を感じました。

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僕らが訪れた時間帯には、
既に「月光」は売り切れ、
「深志鶴」は売り切れ目前…と言った感じでした。
当初、よく声が通る呑ん子さんが、
「月光」を注いでおり、
見事に売り尽くした感があります。
たいへん素晴らしいことです。
喜ばれて喜ばれて酒が飲まれて行く。
酒と言うモノの至高の一生を経て、
僕らは空瓶を眺めたカタチ。

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カフェ&レスト縄手通りのテラスに構えた「善哉」、
ここも一旦はお酒が全て無くなっていました。
しかしながら、
蔵が他のどのお蔵さんよりも近い場所にあるため、
すぐに補給が出来、
再び女鳥羽の泉から生まれた銘酒を楽しむ事が出来ました。

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「早朝しぼり」は以前にも呑んだ事があるけれど、
吟醸スペックだったでしょうか。
以前のイメージからすると、
とってもシャキッとしていて美味しく感じました。

このあたりで、
sakekisoji…木曽路を醸す、
木祖薮原、湯川酒造店の尚子さんにお会いします。
3月末、NOMDOSで開かれたチャリティー日本酒会でもお会いし、
積極的に松本の酒、
いや長野の酒、もとい日本の酒を盛り上げてくれています。
蔵元として参加して欲しい気持ちも…
…と言うより、
木曽路、九郎右衛門と醸しているそれを試したくも思い、
それはそれで、こうしてみんなの輪の中に入っている姿も、
「全員が楽しむ」と言う日本酒が醸す和に適っている様にも思い。

「SAKEDAY'S」の4人、
木祖の十五代九郎右衛門、諏訪の本金、
佐久の澤の花、中野の岩清水、
常々書いているけれど、
本当に日本酒の未来があると感じています。

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気に入りの酒、
もう1度飲みたいお酒を求め、
何周かしているうちに、
17時になり、お開き。
16時頃から、少しずつ日が陰り、
寒いと感じる…
春めいた光が落ちて来て、
自然と賑わいが落ち着いて行きました。

流れるままに収束する。
呑み足りないとか、騒ぎ足りないとか、
そう言う風は起きていなくて、
みんな満足して、街を楽しんだ。
故に、宿木を求めて散っていった。
きっと良い記憶ばかり想って。

静かになったナワテ通りを見ながら、
僕とYOKOさんは、
幸せな気持ちで歩いたものです。

写真はそんな中、
一生懸命彼岸桜を撮影するYOKOさん。
桜の咲く季節を満喫する。
その幸せと、
楽しむ事が出来ない方々への祈りと。

お会いした皆様、本当にありがとうございました!



【 よよぎ 】

夕ご飯に…と、
僕とYOKOさんは「よよぎ」に立ち寄りました。

【 滋賀・神開 & 茨城・来福 】

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初めてお見かけする「神開」、
酒造好適米「玉栄」で醸されたお酒と、
お馴染み「来福」の雄町米にて醸したお酒。
茨城「来福」も震災の被害に遭いました。
この美味しいお酒、余りある魅力。
復興を祈らないではいられません。

【 辛子菜おひたし 】

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この時期、
「わさび菜のおひたし」はよく目にし、
ツンと気持ち良い鼻に抜けるわさびの香は、
たまらなく好物でありますが、
からし菜のおひたしは初めて頂きました。
作り方はわさび菜と同じで、
砂糖を使って茹でる事で辛味が増す…と言うもの。
これがまた絶品。
わさび菜に対して、
味が強く感じられるものだと思います。
わさび菜の香、風味に加えて、
菜の花の様な苦味が味となり、
しっかりとした歯ざわりを持ち、
カラシ特有のツンとする香もちゃんと立つ。
山葵菜に清冽なイメージを持つならば、
芥子菜は味強い力のイメージを感じました。

【 海老しんじょ揚げ 】

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大将が作る数多のメニュウの中でも、
トップクラスに大好きなものが、
この「海老しんじょ揚げ」…
これがメニュウにあれば、頼まない日はありません。
海老と玉ねぎの甘味が詰まっていて、
ホクホク甘うま。

【 福島・奈良萬 & 群馬・結人 】

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どちらも「よよぎ」では馴染みのお酒ですね。
いろんなお酒を飲んできた今日、
僕は絶対必中の美味しさを持つ「奈良萬」で、
日本酒は締め括りたいと思ってお願いしました。
YOKOさんは日頃相性が良い「結人」を。

【 漬物ステーキ 】

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飛騨高山名物「漬物ステーキ」…
メニュウで見掛けたのは1年以上前ですが、
前回訪れるまで、
ずっと注文した事がありませんでした。
前回頼み、そして再び今回も。
すっかり気に入ってしまいました。
「酒には滅法合うんだよ!」と言う大将。
本当にその通り。
食も進むし、酒も進むし。
玉子とじだけれど、それだけに尽きない、
かすかな酸味と塩味、漬物味の融合。
良い肴です。

【 ほっけ 】

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最後に「もつ煮」にするか悩んだ上で、
YOKOさん大好物の「ほっけ」をお願いしました。
焼き上げられたばかりの、
熱い身を剥ぎ取り、
ハッハッとやりながら食し、
酒でちょうど良い具合に持って来る。
何とも良い心持ちになりますね。

【 洋酒店 醇 】

【 余市12年 & 宮城峡12年 】

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続いて僕らが向かったのは、
西堀にある「洋酒店 醇」でした。
どうしても、この並び、
「余市」と「宮城峡」を、
この季節には頂きたくなります。

1日、めいっぱい楽しんできて、
とても気分が良い今、
このボトルを眺める幸せを噛み締めにやって来ました。

4月は本当にいろいろとイベントが多い月です。
こうして元気に、
また来年も、
このボトルを眺める事が出来れば良いと、
そう思いながら、頂きました。

そして、もうひとつの目的は、
落語の情報を得たい―――…と言う思い。
「洋酒店 醇」のバーテンダーさんは、
映画、本、落語など、文化にたいへんお詳しい方で、
いろんな事を教えてもらうことが出来ます。

事実、この日は「洋酒店」店内に、
今、最もチケットが取りづらいとされる、
たいへんな人気の「立川談春」師匠の落語を、
室内音響として流して下さいました。

「紺屋高尾」と言う噺は、
実は僕は聞くのが初めて。
とても有名な話ですが、
まだ聞いた事がありませんでした。
こうして色んなものを知ることが出来るお店は、
とても嬉しいものです。

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知ると言えば、こちらも。

【 Chichibu Distillery / WHISKY Live 2011 TOKYO bottle 】

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2011年2月に東京ミッドタウンで行われた、
恒例「ウィスキー・マガジン・ライブ」、
その記念グラスに入って出して頂いたのは、
秩父蒸留所のマガジンライブ限定ボトルでした。
当日、これらはそう言えば一切飲まなかったので、
こうしてテイスティング出来るのは、たいへん嬉しいです。
他にも限定ボトルが揃っており、
相変わらず、
イチローズモルトが松本イチ揃っているお店として、
揺るがないなぁ、と思わせてくれました。

14時の呑み始めから、
お散歩などを混ぜていたとは言え呑み続け、
すっかり遅くなってしまいました。
心地好い疲れ、眠りに誘う声が、
頭の中で鳴り響きながら、
僕とYOKOさんは、終着駅にやって来ました。

【 pub.摩幌美 】

ここでお願いしたのは、
最近、開封されたウィスキーを。

【 ROYAL BRACKLA / PURE MALT SCOTCH WHISKY 】
【 THE CREAM OF THE HIGHLAND 】

Cimg4403

困ったことに、
たいへん美味しかった記憶しかありません。
いや、それは困ったことではないのか。

今週末、16日は、
「摩幌美・モルトの会」です。
四柱神社で開かれる、
「古今亭菊生」師匠の「百年目の会」にて、
落語を聞いてから、
僕らも参加しようと思っています。

最後は、久し振りにタクシーを使って帰りました。
終電まで体力と眠気が持ちませんで、
タクシーに乗り込んだ記憶から、
降りた所までの記憶が、すっぽりありません。
YOKOさんは、ずっと運転手さんと話していたそうだけれど、
何ひとつ。何ひとつ。

いやはや、本当にめいっぱい楽しんだ日でした。


復興とは何を以って復興なのか。

いつまでも戦い続けなくてはいけないのか。

せめて、その合間でも良いから、
幸せに、
笑顔が戻る様に祈りたいと思います。
願いたいと思います。

「頑張れ!」って言葉が、
とても難しいものになるならば、
黙々としつつも、
必ず動いて、祈るし、
何か出来る何かをして行きたい。

「頑張れ」とは言わないけれど、
僕は僕で、
僕が出来る何かを頑張って行こうと思うよ。
少しずつでも確かに前に進んで行く事が出来ますように。



みたからの店主さんのブログに、
今回の「ナワテ通り松本地酒会」の感謝の言葉が、
掲載されていました。
楽しまれた全ての方に向けられたメッセージ。

【 主催したみたからさんのブログ 】
【 ナワテ地酒呑み歩き~ありがとう~ 】
( http://ameblo.jp/teisyokumatu/entry-10857022188.html )

また、集めた義援金は、
お酒の事で集めたものだから、
お酒に関わる復興資金にできないか…
…なんて、つぶやきも見て取ることが出来ました。
松本の思いが、良い方向に行きます様に。

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コメント

ご案内の看板文字やチラシはさすがでした!何だか皆様でやっちゃいましたね~scissors元気出して我々ができる事を長い目でこれからも頑張っていきたいと思っています。蔵元様はもちろんですが、やはり日本酒を大切に思っていただけるお客様皆様の思いが、今回のイベントを成功させていただいたのだと思います。

投稿: nonko | 2011年4月14日 (木) 00時00分

nonkoさんへ

読んで頂き、ありがとうございます!
そして、
当日はありがとうございました!
混んでいる時など、
その声を聞いてみんな安心していたと思います!
受付がどこか、そうした時に声がする方に向かう。
イベントの中で、nonkoさんがいてくれたから通った部分も多かったと思っています。

これまでのイベントよりも、
全体面積が小さくまとまっていた分、
お知り合いに出会う事も多く、
一体感が生まれていたと思います。
心から楽しい1日でした!

投稿: SOJA | 2011年4月14日 (木) 09時58分

こんばんわ。
本日は拙ブログへのコメント有難う御座いました。

今回の「ナワテ通り松本地酒会」
蔵元様と地元飲食店様の心が一つになり
とても素晴らしい会となりましたね。
自分も本当に楽しい一時を過ごす事が出来ました。

自分はまだ松本にハマって1年ほどと初心者では御座いますが
松本に行く予定がたつと数週間前からネットで色々とお店をリサーチいたします。
その中でSOJAさんのブログはいつも大変参考にさせて頂いておりました。
まだまだ自分が出没した事のないお店も沢山掲載されており
「次はどのお店に行こうか?」と見ているだけでワクワクしてしまいます。

これからも松本には遊びに行きたいと思っております。
その折には また色々と参考とさせて下さいませ。


投稿: 純米狂@takezo | 2011年4月14日 (木) 20時02分

純米狂@takezoさんへ

ありがとうございます!
こうして縁が出来ると言うのは、
なんともこう、良い心持になりますね。

自分も参考にしている、
(風林火山でご一緒しているはずの)
「92の扉」のkuniさんが仰っていた事なのですが、
今回のイベント、
いわゆるランチ営業から夜営業までの隙間に行われていて、
そうした面からも、
日本酒と街が共存できている…との事でした。

これまでの同種イベントでは、
街までは動いていなかったので、
小規模ながら、
より一層、一体感の向上、可能性を感じる結果となりました。

もっともっと松本が楽しい街になれば、素敵だと思います。
こうして、山梨からおいでくださる方もいらっしゃいますし!

自分も「純米狂」さんの日本酒会、
率直であり、真摯、酒に真面目に向き合っているイメージを持ちました。
参考にさせて頂きたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します!

投稿: SOJA | 2011年4月15日 (金) 01時09分

楽しみにしていたこのイベント。
なんと、にわかに流行のインフルエンザ悲しくもかかってしまい断念せざるをえませんでした…。

どんな様子だったのか気になっていたのですが、SOJAさんのブログでいつものように詳細にご報告していただき会場の様子が伝わってきました。ありがとうございます!

第二弾のようなイベントが開催されれば嬉しいですね!

投稿: がちゃぴん | 2011年4月18日 (月) 12時54分

がちゃぴんさんへ

読んで頂き、ありがとうございます!
そうですか…なんとインフルエンザ。
冬の第一陣の後、
春に出始めていると言う噂を耳にしていましたが、
何とも逆にタイミングが良く、残念でした…。

計画のお話であったり、
またこのイベントを行うと言った当時だったり、
どうなるかは分かりませんが、
東北の蔵元を呼んだり、
ひやおろしに合わせての開催はどうだろう…なんて、
まことしやかにWeb上ではささやかれていますので、
何かしら動きがあることを自分も願っています。

その際には是非!

投稿: SOJA | 2011年4月19日 (火) 06時34分

呑み歩きの看板を書かれた方が、SOJAさんだったんですね。

開始前に縄手通りさん前でお会いして看板のことを色々お話し、その後あちこちでお見かけしたのですが、そうとは知らずにご挨拶できずに申し訳ありませんでした。

またどこかでお会いした時は、よろしくお願いいたします。

投稿: 大阪商人 | 2011年4月19日 (火) 16時23分

・ 大阪商人さん

コメント、ありがとうございます!
なんと、あの開始前にお会いした方でしたか!
確かに、その後に何度と無くお会いさせて頂きました!
会場で「きっと会ってはいる、すれ違ってはいる」と思っていましたが、
しっかりお話していたとは、驚きでもあり、
またたいへん嬉しく思います!

是非、どこかでお会いした際には!
よろしくお願い致します。

投稿: SOJA | 2011年4月20日 (水) 12時40分

酒呑みには酒呑み流の応援方法っていうところでしょうか。
それにしても、よくぞ悪天候の予報を吹き飛ばして晴れ間を呼び、大勢のお客様がいらっしゃって下さったものですね~

投稿: kuni@92の扉 | 2011年4月23日 (土) 03時14分

晴れを勝ち取ったと言うか、
もぎ取ったと言うか。
本当に良かったです!
今後、企画が続くと面白そうなのですが。
四季折々、日本酒のイベントが増え、
松本=日本酒を楽しめる街になると、
すっごく良いなぁ…なんて思います。

投稿: SOJA | 2011年4月24日 (日) 09時07分

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