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2010年6月13日 - 2010年6月19日

2010年6月18日 (金)

Whisky Magazine Live! 2010(2010年2月21日・東京ビックサイト)


(本文と関係ありませんが、
 漫画「じょしらく」付属の落語CD内、
 落語「寿限無」の久米田康治先生作「二次限無」が、
 非常に非常~に素晴らしい作品で。
 頭の中には、
 落語の出囃子が響いている状態で書いております)


開催はもう半年も前になります。
2010年2月の頃、年に1度のウィスキーラバーの祭典。
「ウィスキーマガジンライブ!」でございます。

ダンカンテイラー社のマスタークラス、
テイスティングで選んだボトルが先日発売されました。
そのブログ、書いておきたいと思うのならば、
念頭当初本来元来「表紙で」と考えていたはずの、
今回の内容も、書いておいた方が辻褄が合いそうなものです。
このままでは、
「ウィスキーマガジンライブって講義だけなのかい」
…とも見えなく、ない。

先だって上げたのはこのブログ。

【 Q.それは複雑であるがそれ以上はなく、好きに楽しめば良いもの。】
【 2010年2月21日・MC3:ウィスキーとチョコレート 】
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/q2010221mc3-e9b.html )

いやいや、
マスタークラスは更なる楽しみを見付ける場所ではありますが、
マガジンライブの賑わいってぇものは、
ここ、こうして本会場にて感じられるものでございます。

記憶の重さは日に日に軽くなってございます。
書くも厚味はなかろうけれど、
ちょいと振り返ろうこのブログ、お付き合いくださいませ。

【 Whisky Magazine Live! 2010 】

Cimg8927

参加2年目にて毎度毎度と言い、
はばかるのもおこがましいことですが、
私とYkさんは真っ先にビールコーナーへ。
ウィスキーのウィスキーによるウィスキーのためのお祭りで、
無料試飲、有料試飲、果てはライブパフォーマンスと、
この会場、様々な催し物があり、1日では楽しみ尽くせぬものもあり。
私とYkさんは、ビールコーナーへ。

私らが思うところの、
実に“なんとなく”としか申せませんところ、
感覚ではございますが、
ウィスキーに関して言えば、
どの道何道、「摩幌美」を始め、
松本で出会うことが出来る気がするんですな、これ。
更には喝采の中で味わうよりも、
松本の街のあの雰囲気と共に楽しみたい。
バーカウンターに肘をついていたい。
どうでしょう、自分。
落ち着く時間を共に迎えたいウィスキーを、
僕らは求めているとして、今はそんな気分でない、と。

会場は実に賑やかでありまして、
過去最高の人出であったとは後日に聞きまして、
人を掻き分け人に会い、
人と人との袖どころか背中も尻もこする場合もありましょう。
どなたも手にはウィスキー。

美味しく楽しめるならば、それが良い。
そんな祭典、ウィスキーの祭典なのでございます。

信州には地ビール、クラフトビール、
素晴らしい醸造家も多く、名も知れております。
飲める場所は、ほとんどが家ですか。
各地ブリュワリーに訪れて飲めば、
そりゃあ最高でしょうけれど、
広い広い信州、
毎日疲れてカミさんに迎えてもらって、
カッ、カチッ、シュワシュワッとしてぷはぁ。
これがやりたいもんなのに、
どうして毎夜毎度とブリュワリーに行けと言えましょう。
近場にクラフトビールを飲める店も少ない。
缶で飲んでばかりも悪くは無いが、
飛びっきりを飲んでみたくもあります。
そして、クラフトビールは県内だけじゃあないのです。
こうして私とYkさんはビールコーナーに向かう訳で。

【 Baird Beer / Big Red Machine Fall Cassic Ale 】

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思い出ともなれば惹かれます。
静岡は沼津のベアード・ブリュワリーは遊びに行った事がありまさぁ。
暑い夏の日、
どんどんどんだけビールが旨かったか。

【 第135回モルトの会(2008年7月20日・沼津・ベアードビール、Bar Frank) 】
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/1352008720bar-f.html )

今回出品されておりましたのは、
シンシナティレッズへのトリビュートエール、
「ビッグ・レッド・マシーン・フォール・クラシック・エール」でございます。
「やっぱね」とYkさんと言い合う、これは素晴らしい事です。
軽い雰囲気に軽さを打ち消すコシがあってね、バランスが良い。
やっぱりね、旨いね、これだよね。
ベアードビールの美味しさはいつも欲しさに応えてくれますな。

【 SPRINGBANK / Aged 25 Years Old 】

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水を飲みに歩いた所で見つけたのはこのボトルです。
今じゃこんなボトルはお目にかかれませんて。
空瓶だってどこ知れず。
写真で見れば水滴の様で化粧品のボトル…にしては大きすぎますか。
有料試飲の中でも、
どっから出て来たのか稀少品ばかり並べたカウンターは、
足を留めさせて離しません。

あぁ、このボトルは酋長の所で見たんだと、
Ykさんに説明したいが、興奮して首がぐるぐる。
飲んでもみたい。
後ろのYkさんを見て前のボトルを見て。
「魔幌美」のHPにあるオールドボトルの写真、
こいつの写真、あったでしょう。

我慢できずに飲んでみたそれは、
「スプリングバンク」と知っているそれの、
どれがどれとも私には思えないが、
美味しく頂きやすく、
何より思いが広がる味がします。これ大事。
今の黒いボトルと並べられたら同じとは思わないに違いない。
浪漫に酔いしれるボトルでございます。

【 SPITFIRE / KENTISH ALE 】

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とりあえずっと言いながら、会場をひとまわり。
松本から参加している面々も、
きっとこの会場に、もし居るのならば、
不思議なものでね、
松本以外で松本のお友達に会うと嬉しいものですよ。
“いつもと違うところで”が良い、と。
これを吊り橋効果とは勿論言いませんがね。
特殊な状況がどうたら…と、余計な言葉は置いておきましょう。

さぁ、そこで歩いた先にて、あるものに、私は釣られました。
自分の前世にでも訴えかけてきてくれそうな、
カッコイイ!ロゴなのでございます。
三つ子の魂百まで、おやこれもことわざとは関係ありませんが、
そう、懐かしいあれは2年前の事ですからね、忘れる訳もありません。
ロゴと名前だけでボトル買いしたビールであります。
「スピットファイヤ」、この赤と青のラベルは、
良いんです。とても良い。ときめくんですな。

ブースの前では、
松本のBar「Strange Bar洋酒店 醇」の店主殿ご夫妻にお会いしました。
昨年もお会いしていて遭遇率、高い。

タップがあるものですから、
ドラフトが今日は飲めるんだって頂けるんだって、
さぁヴァウチャーチケットは何枚なんだいって、ええ、どんだけ喜んだ事でしょう。
残念、この日は見てくれだけとの事で。
いつか“生”を飲んでみたいと言うか、
いやいや、そりゃそうなんでございますが、
写真を見れば見るほど、飲み欲の前に、
このタップ台のロゴ・プレートを剥ぎ取りたくなりますな。
きっと、前世でもお気に入りだったに違いありません。

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ないものは、ない。
このラベルも初めて見ましたが、生はない。
ただの「1968」にしては洒落ております。目を引きます。
英国はケント州にある、
英国最古の醸造所「シェパード・ニーム醸造所」のエールなのでございます。
最古、故の過去を取り入れたレトロラベルと言う事でしょうか。

【 MASTER BREW / KENTISH ALE 】

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こちらのボトルはヴァウチャーチケット1枚で試飲できました。
「洋酒店 醇」の店主殿が。
それをご厚意に甘えて、ひとくち頂戴いたします。

…醸造は神秘でございます。
同じ醸造物の「みりん」みたいな香がしまして、
酢をあたためた瞬間の様な目が覚める感覚もしまして、
これは面白い風合です。
癖があってやんちゃなんですが、
その分ね、パッと頭の中に「あれ食べたい!」と浮かびましたよ。
茹で上げの燻製の香と肉の香が、
真っ白な開けたての蓋を押し退けて出て来るウィンナー!
こりゃ旨そうだ!
世界には色んなビールがありますなぁ。
知っちゃいるけれど、今日も1つまた1つと知っていく。
楽しいもんです。

【 三重・伊勢角屋社長スペシャル第2弾IPA 】

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なかなか買う機会に恵まれず、
ダイレクトメールを見ては、実は諦めていた……
いや、買えば良いのに、通信販売たるものはね、
なかなか最後のひとクリックができねぇもんです。

伊勢角屋のビールも実に美味しい、記憶に残っているビール。
この限定ビール、
ホップヘッドの私らとしては、
日頃、志賀高原ビールで鍛えられている私らには、
「IPA」…インペリアル・ペール・エールなんてシロモノ、
逃せと言う方が無理とも言えましょう。
ホップの好みって言やあその通り、醸造家の個性が光るホップの差。
志賀高原とは違うんですよ、やり方が。
IPAには違いない。
けれど、違う。
あぁ、これも旨い旨い。
比べてみれば、クリーンな感覚、
コシがピアノ線みたいな張りで良い。

【 三重・伊勢角屋BROWN ALE 】

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ブラウン・エールも頂きました。
溢れんばかりこの魅力は久し振りに飲むこと叶った喜びひとしお。

【 長野県軽井沢町・よなよなエール 】

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木樽熟成と聞いた様な。
これは去年も頂いた…
去年も樽の底を傾けてもらった覚えがありますなぁ。
去年は「東京ブラック」の樽を傾け、
今年は「よなよなエール」を傾けて、
いつだってこの時間帯なのかと思うと、
偶然も必然も私らに飲まれる為に残っていたんじゃないかってね。
泡は抜けかけておりましたけれど、
旨いもんに変わりはないし、最後の樽出し、
めいっぱい注いでもらいましたとも。
3年目の正直、
来年も同じ写真が写りましたら奇跡でしょうよ。
去年も今年も狙っちゃいません。
狙えば来年こそ外しそうな、人生そんなもんでしょう。

【 岩手・いわて蔵ビール・オイスタースタウト 】

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音には聞いていたスタウトでございます。
ベアレンやいわて蔵、スタウトが有名じゃありませんか。
三陸広田湾産の牡蠣を使った黒エール、
牡蠣香は私らあんまり分かりませんでしたが、
濃ゆいスタウトの旨さは、ひとくちゴクリ、
染みるって言うな、
押し入って来る、違うな、口の中に降って来る濃さなんでございます。
泡すらも濃い。
素晴らしい味わいでしたとも。

そんなこんなで終盤、
そろそろ帰らねばならない時間をどう過ごすか。
私らは考えていたのか、
どちらかと言えば、私がYkさんに、
「最後はね、どうしてもあれが飲みたいんだ」と言うならば、
「言うと思っていた」と返すが様に、
好みの蒸留所、初めて見る古いボトルとあっては、
今日この瞬間、
後腐れ無き選びにするのならば迷いは無いってぇもんで。

【 GLEN SCOTIA / Aged 12 Years OLD 】

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「グレンスコシア」、
生まれて初めて買った蒸留所、思い出深いんでございます。
こんな緑のラベルは見たことが無い。
味わいも知ったことがない柔らかい優しい雰囲気でね、
既知でない既知が嬉しい、これ出会いと申すもの。
次に会う機会などありませんでしょうよ。
だからこそ、今も目を閉じたら浮かぶ光がありますなぁ。

さぁさ、これにて語る写真はおしまい。
高速バスに揺られ松本に戻ってからは、
「厨十兵衛」や「ガネーシャ」で晩ご飯を食べるのですが、
いつか語る日が来るか来ないか、いかがでしょうか。

1日をめいっぱい楽しんだ、
ウィスキーマガジンライブ行は、これからも楽しみであります。

ただの気分気まぐれ奇々怪々、
珍しい、いやさ、間違った日本語も裸足で逃げ出す語り草、
なんぞ意味などありませんて。

けれどね、気楽に見てもらえたなら幸い、
飲みたいと思えたなら意味があります。
飲んでみてこそ幸であります。
これがあれが、
私らが飲んだ雰囲気と違う場で空気で知るお酒は違う顔。
手に取り思いを馳せてみれば、
造り手の顔が見えるか見えないか、
まずは美味しさに触れてもらいたい、
そうすりゃ意味が生まれて旨いこと行きます。

今宵も素晴らしいお酒の世界に出会うことが出来ますように。

これにてお開き。
ありがとうございました~。



そんな訳で、
近々、「マスタークラスNo.09:ダンカンテイラー」も更新させて頂きます。
その前に「第4回、5回信州SAKEカントリーツーリズム」も読んで欲しい。
書ける時間が許す限り、
書いて行きますゆえ、気長にお付き合いくださいませ。

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