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2010年3月28日 - 2010年4月3日

2010年4月 3日 (土)

Q.それは複雑であるがそれ以上はなく、好きに楽しめば良いもの。(2010年2月21日・MC3:ウィスキーとチョコレート)


それは、至って「酒」である。

…と僕は答えよう。

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デイブ・ブルームは言った。

複雑な飲み物なんだ。
けれど、ただの飲み物なんだ。
好きに楽しめば、それで良いんだよ。


2010年2月21日東京ビックサイト、
「WHISKY MAGAZINE Live!2010」、
マスタークラスのレポートです。

最大3部構成のマスタークラス、
その第1部に僕とYkさんは、
「MC03:ウィスキーとチョコレート」を選択しました。
去年同様、
あっと言う間に売り切れてしまったクラス。
専門誌「Whisky Magazine」日本語版の編集長である、
デイヴ・ブルーム氏が開くクラスと言う事でも興味がありました。

昨年2009年の「Whisky Magazine Live!」の様子は以下。
3つのマスタークラスのレポートを書き残してあります。

1:
テイスティングって楽しい。とても楽しい!(2009年2月22日・MC4:ダンカンテイラー)
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/2009222mc4-f5e7.html )

2:
1995年、あのウィスキーを知るために。(2009年2月22日・MC11:アラン)
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/19952009222mc11.html )

3:
一期一会、一樽一合!(2009年2月22日・MC17:パラドックス)
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/2009222mc17-ef9.html )

どの講義も非常に勉強になったし、楽しかった!

ゆえに、今年はマスタークラス初参加になるYkさんと共に!

「ウィスキーマガジンライブ!」を学びます!


【 MC03:ウィスキーとチョコレート 】

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卓上に並べられたグラスとチョコレート。
まさにタイトル通り、
「ウィスキーとチョコレート」のマリアージュを楽しんじゃおうぜ!
…のコンセプト。

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用意されたウィスキーは、
山崎、ボウモア、ラフロイグ、マッカラン、白州、
5つの蒸留所のオフィシャルボトル。
曰くスタンダード、多く1度は口にしたことがあるもの。
ならば、チョコレートとの組み合わせを楽しむ上で、
想像も働き易い、そんな気がしました。
「白州12年」と書かれた円が空いていますが、これは後ほど。

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講師はデイヴ・ブルーム氏と、
スイーツ・プランナーの平田早苗氏。
ウィスキーについてはデイヴ氏が、
スイーツについては平田氏が担当し、
穏やかに、
でも「楽しんでいこうぜ」と、
ワクワクする気持ちを盛り上げながら展開され、
途中、キーワードにもなった、
通称「美女と野獣」コンビの講義は、
とても楽しく、
そして美味しい時間として、過ごす事ができました。

以下、デイヴ氏、平田氏のコメントをメモしたものを、
記憶を頼りに繋ぎ合わせて掲載してあります。
敬称を略させて頂きました。
大筋、合っているとは思いますが、
間違いなどありましたら、申し訳ありません。

デイヴ「
これからカロリーの高いものを食べて頂きます。
“ウィスキーとチョコレート”は今年で3回目ですが、
毎回、新しい発見があります。
チョコレートとのマッチングに新しいものがある。
それは、「合体」や「融合」などのニュアンスよりも、
「UNLOCK(アンロック・解除)」されると言った方が近い。
ウィスキーに内在する秘密が、チョコレートによってアンロックされる。
逆に、
チョコレートの見えない部分が、ウィスキーによってアンロックされる。
テクスチャ(舌触りなど)やアロマに変化があります。
ウィスキーとチョコレートが、
お互いの「Magic Key」でアンロックされる。
それを体験して行こうと言うマスタークラスです」

僕らは最前列中央の席に座りました。
僕にとっては最高の条件だったのだけれど、
初めてのマスタークラス、いきなり最前列と言う事で、
Ykさんはとても緊張していました。

色々な味覚に出会うたび、
Ykさんの緊張もアンロックされて言った様に思います。
「楽しい!」と言う集中が、
そこにあったのだと感じています。

デイヴ「
僕はウィスキーについてはいくらでも話す事が出来るけれど、
チョコレートに関しては流石に無理でネ。
サナエ・ヒラタが組み合わせを考えてくれるから、
僕としてはとっても楽なマスタークラスなんだ。
ここにこうして座って、楽しんでいるだけで良いのだから。
どうやって目の前のウィスキーとスイーツを楽しむかだけ、
考えれば良いからね」

何がこれからの時間に大切か…が分かります。

「ウィスキーとチョコレートで、めいっぱい楽しむこと」

「楽しむことを知るためのマスタークラス」

コンセプト、伝わって来ました。

【 山崎10年×ドゥバイヨル/クリスタリンレ 】

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並べられたチョコレート、
まずは、いちばん左端のチョコレートを手に取ります。
組み合わせるのは「山崎10年」でした。

デイヴ「
まずは“Yamazaki”から。
僕が日本に来て初めて行った蒸留所が“Yamazaki”でした。
そこで僕はカルチャーショックを受けます。
日本に降り立って、
初めて日本のウィスキーに触れたのだけれど、
スコットランドと違うウィスキーである…と言う事に驚きました。

山崎10年は、
ソフトでフルーティ、柔らかい。
香に柔らかさがあって、畳の香も感じます。
口の中に入れて、そこを楽しむ。
(実際に飲んでみる)
うん、柔らかい。
そして、ある一点でグッと落ちる。
味わいのカーブが、“ウン”…と落ち込む感覚。
僕はこれを“Yamazaki Def.”と名付けました。
フィニッシュにはスパイシーさもありますね」

「ヤマザキ・デフ」、なるほど。
味わいの時間軸、美味しさのピークやフィニッシュを、
グラフの様に脳裏に描くことがあるのだけれど、
確かに「山崎10年」の後半、唸りを上げて落ちる気がする。
( そして落ちた後に、ひょっ…と上る気もする )
フィニッシュへの導入部間際。
それは「落ちる」=「美味しくなくなる」と言う訳ではなく、
音楽を聴いていて、頭を旋律に合わせて上下させる様に、
躍動する一点がある、と言う意味なのだろう。

平田「
クレープ生地でパリパリ感があるものを選びました。
ウィスキー、ショコラ、ウィスキー、ショコラと交互に食べてみてください。
狙いはパリパリ感と、
「山崎」のスムースな感覚の相反する部分の組み合わせです。
「山崎」はナッツとも相性が良いと思います。
(チョコレートのコーティングにナッツが使われている)」

デイヴ「
“Yamazaki Def”、深みに落ちたところで、
チョコレートによってホップするね。
上に上がる感じ」

平田「
「山崎」の滑らかさと、
ミルクチョコレートの好相性を出発点にして、
クリスピーさが、
樽からのスパイスっぽい香ばしさに合うだろう、と考えました。
また「山崎」のバニラっぽいフレーバーと、
ミルクチョコレート、ミルクの中のバニラも合うはず」

デイヴ「
バニラの香はアメリカの樽から出ているはずだね」

チョコレートの甘さはやや強め。
ミルクチョコレートの美味しさが主体で、
パリパリッとした雰囲気と共に、
チョコレート掛けのしっとり感もあります。

「山崎」でひとくち目、チョコレートでひとくち目は、
あんまり良さを感じ得なかったけれど、
言われるままに、
ウィスキー、チョコレート、ウィスキー、チョコレートと、
食べて行くと、だんだんと口の中の変化を感じ取る事が出来ました。

パリッとした食感を噛む中で、
「山崎」のフレーバーが解けて来る。
噛むと…ほぐすと、チョコレートも広がるけれど、
「山崎」もまた膨らんで来る印象です。
そして、フィニッシュのボリューム…
双方の甘く、かぐわしい香が、長く続きます。

【 ボウモア12年×ル ショコラ・ドゥ・アッシュ/カプチーノ 】

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続いては、左から2番目のキューブ状のチョコレート。

平田「
カプチーノ、と言うチョコレートは、
飲み物のあの「カプチーノ」をそのままチョコレートにした感じ。
アクセントでシナモンを加え、
食べて頂いたら分かるのですが、断面が2層になっています。
2層の構造も、飲み物のカプチーノっぽさを演出してあります」

デイヴ「
ボウモア12年は実にフレグランス。
ピートによってアロマに変化がある。
アイラピートは特に特徴的だね。
塩気があるピートで、香にチョコっぽさもある。
シリアルやナッツの香。
またリッチでスモーク、
シェリー樽が使われていて、ペッパーの余韻がある」

デイヴはチョコレートとボウモアを試す。

デイヴ「
どんどん中心にまとまって行くね!
凝縮して行く感じの組み合わせ。
カカオからのスモークさも合って来ている。
フレーバー同士が“ブリッジ”するね!」

平田「
ボウモアのスモーキーさと、
ローストされたコーヒーのフレーバーのブリッジが狙いです。
このアイディアのきっかけは、
実は缶コーヒーなんです。
“ボウモアに合うものないかなぁ”と思って、
たまたま缶コーヒーを飲んでいて、
「あっ、これ美味しい」と閃いたのです。
“甘味”がキーになっています。
更にシナモンの隠し味がスモークさとまたブリッジ。
このコンビネーションが狙いでした。
ドライフルーツ系っぽいウィスキーは、
濃いチョコと相性が良い様です」

なるほど、凝縮感はよく分かります。
デイヴ氏の声と同時に難なく円が描かれ、
口の中、感じる味覚とイメージが同期して凝縮する。
甘く濃いチョコレートで、その強さが次第に収縮…
口の中から余韻に移る、なくなって行くのだけれど、
そこにボウモアが取り巻く環境として存在している。
相反するものを組み合わせる狙いがあった「山崎」とは違って、
こちらは「ブリッジ」させるタイプの狙いとのこと。
納得。

ただ、僕にはちょっと濃かったのかも。
甘味がボウモアの雰囲気に飲み込まれてしまって、
何ともチョコレートとして満足し切れない感覚も。
香はすっごく良いのだけれど、
―― まさにブリッジしてみせた ――
せっかくのチョコレートの甘さが消えてしまったなぁ、とメモ。
香が互いの岸から伸びて、中心部で合体したのに対して、
味わいは、
チョコレートが密であり、重量があって、
ブリッジには高さが届かない橋の半分であり、
ボウモアには密のあるチョコレート分に対しての
疎が感じられてしまい、
規定の橋の高さを維持しているのだけれど、
なにぶん、橋の素材が透けていて心許ない感覚。
もう少しカスクの雰囲気があるボウモアを
合わせてみたいと思いました。

【 ラフロイグ10年×ヴィタメール/トリュフ・ブラン 】

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続いてはトリュフ型のホワイトチョコレート。

デイヴ「
次はアイラの中でも更に野生的なウィスキー、
「ラフロイグ」とホワイトチョコレートの組み合わせ。
最初は「この組み合わせ、大丈夫かな?」と思ったんだ。
ボウモアのピートと違って、
ラフロイグのピートは実にヘビーで、タール香もある。
ブラインドテイスティングの時には、
このタール香を以って、ラフロイグを探し出したりするくらい、
特徴的な香を持つウィスキー。
野獣の様だ。
パンチがあって、とにかく強い。
ボウモアは、
シェリーカスクが強い部分を隠してくれているんだ」

平田「
バター系の香のするホワイトチョコレートです。
リッチテイスト、とてもヘビーなチョコレート。
まさにコンセプトは「美女と野獣」を狙っています。
「ラフロイグ」の野性に対する「美女」たるホワイトチョコレート、
この滑らかさがピートに合うと思います」

かじってみると、こんな感じです。
お目汚し、失礼。

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バターの香が美味しいチョコレートで、
本当に本当に…相当に濃いことが分かる。
オイリーでもあって、生キャラメルの様な…
滑らかだけれど、それだけの重さを持っていて、
最初に飲んだ「ラフロイグ」の香と味が、
全てチョコレートに持って行かれてしまう気がする。

更に「ラフロイグ」を飲む。
口の中に絶対的に残るホワイトチョコレート、
この上に乗る「ラフロイグ」の美味しさは素晴らしかった!
重さと重さとのブリッジ。
濃度と濃度のブリッジではない。
片側では濃いと感じたものが、
「ラフロイグ」の突き抜け感に手伝われて、
重さを強みに変えて脳髄まで官能を届けてくれます。

デイヴ「
「ラフロイグ」は実は、
アメリカンオーク由来のバニラ香がスモークの下に隠れているんだ。
ホワイトチョコレートのバニラとスモークの下のバニラ、
これを合わせている事がキーだね。
スモーク、もっとスモーク。
その先に甘さ、柔らかさを感じる。
スモークさはドライさに繋がる。
喫煙者の方は分かるかも知れないけれど、
タバコを吸うと喉が渇きます。
それは、「ラフロイグ」で感じるものと同じスモークさ。
ピート香がゆっくり始まって、
ラストに至るまでにだんだんと積み重なって来る。
積み重なる度に強くなって、
舌の後ろの方に進むに連れ、渇きを作って行く。
ピートとバランスを取るために、
どうしても「甘さ」が必要になって来るんだ。
甘さは樽から来ている。
「アードベック」は甘いスモーク。
「ラフロイグ」はドライ。
樽からもらえる甘さが重要になって来る」

平田「
私も普段使いとして、
このチョコレートは甘過ぎて使ったりはしません。
バニラをキーにした繋がりをベースにして、
濃厚なチョコレートの舌触り、
バターの様なリッチさが、
「ラフロイグ」のオイリーさに合うかな、と考えました」

デイヴ「
「ラフロイグ」のピート香、そしてオイリーさは、
2回目の蒸留において、カットする工程から生まれている。
アロマがここで変わって来ているんだ。
カットするタイミングで、軽くなったり重くなったりする。
「ラフロイグ」は小さなスティルで、
例えば、「ボウモア」と比べても、ずっと後の方でカットする。
「カリラ」や「ボウモア」は比べてフレグランスが軽めだ。
「ラフロイグ」の特長は、工程の差から生まれてきている、とも言えるんだ」

デイヴ「
工程の差、と言うキーワードが出ると、
次に繋がりやすいね。
次はマッカランを試してもらいたい」

【 ザ・マッカラン12年×パスカルカフェ/ムース・オ・フー 】

デイヴ「マッカランのテイスティングもしてみて欲しいのだけれど、
チョコレートは真ん中をくり抜いて食べてみて。
食べて凹んだ所が出来たら、そこにマッカランを落として、
一緒に食べてみて欲しいんだ」

つまり、こう言うこと。

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マッカラン meet チョコレート!
ムース状のチョコレート、
カカオの香が甘く強くソソる感じ。
味もカカオっぽさ、糖度共にしっかり強くて、
ムース化されて気泡分軽くなっているとは思うのだけれど、
舌触りとしては実になめらか。
「ラフロイグ」と合わせたホワイトチョコレートの、
“バターのような”ねっとりとした舌触りとは違って、
チョコレートクリーム…
例えば、チョコレートフォンデュのそれに近く、
もっとふんわりとろける。
“固形”ではない、流動なるイメージの滑らかさ。
パンに塗っても美味しいかも知れない感覚。

デイヴ「
レーズンの香がありますね。
シェリーカスクからドライフルーツの香をもらっています。
ヘビーなマッカラン。
蒸留器が小さいからこそ、ヘビーになるんだ。
アルコールの蒸発、壁面へのコンタクト、
ポットスチル内の接点の多さが味に影響する
接触が繰り返されるとその分蒸発して行き、ライトな方向になる。
つまり、スチルが小さい事で接触が少なければ、へビーになりやすい」

平田「
パワフルでリッチ。
カカオは70%のものを使っていて、
ビターで、苦味にパンチがあるエクアドル産のカカオを使っています。
エクアドル産のパンチ力がないと合って来ません。
フローラルでジャスミンテイスト、
香に逆らうことで美味しさを見い出します。

デイヴ「
お互いのへビーさが合うのだと思う。
合わせて食べると、
スミレやバイオレットの香、
ゼラニウムの香など。
シェリー樽から出ている香で、
ファインオークの香とは違って感じられる。
樽由来のタンニンやオイリーさが特徴になる」

「あぁ!素敵な美味しさだ!」と思う。
この味わいにもDefがあって、
口の中に放り込んだ瞬間よりも、
その後、味わうために舌がぐるぐる回り巡った後の、
マッカランとチョコレートが素敵にマーブルしていそうな…
“ある”瞬間から始まる、
とろけそうな時間は甘美そのもの。
マッカランの甘さにチョコレートの甘さが合う。
甘さに甘さで、
おそらくは裏打ちされたカカオの苦味だったり、
ウィスキーの強さだったりが、
パワフルに味わいの底皿になって、
全体を支えているんだと思う。

イメージ的には、
ウィスキーボンボンで良いのだけれど、
チョコレートムースが、
驚くほどに口解けが良く、広がるんだ。

ここでデイヴはベルトを緩めました。
実は前日に全く同じ量、モルトとチョコレートを、
リハーサルとして完食していたりするそうです。
でも、やっぱりその都度発見があるそうで、
楽しみって尽きないなぁ、と聞いていて感じました。
目の前のデイヴはとても楽しそうでした。

ここで、
「ウィスキーマガジン」フランス語版の編集長さん、
マーティン・ヌエさんの紹介もありました。

【 白州12年×セバスチャンブイエ/マカロン・マッチャ・アギュルム 】

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一番最後は一番右端。
白いマカロンと白州を合わせて行きます。

デイヴ「
ここからは逆に破って行く感じです。
普通はこうした“流れ”って、
だんだんに重いものを選んで行くと思うのだけれど、
逆に軽いもので、このマスタークラスを閉めたいと思います。
続いては「Hakusyu」の「SODA-WARI」を!
僕が日本のバーで飲むとき、必ず頼む1杯で合わせます」

デイヴ「
海外のバーでは、
ウィスキーは普通5本くらいしか置いていないんだ。
日本のバーみたいに、あんなに沢山は置いていない。
だから日本では何を頼もうか悩んでしまう。
そこで、まずは「SODA-WARI」を楽しむってわけ。
1ショットのウィスキーに、
3秒間ソーダを注いで、軽く混ぜる。
1回混ぜるだけで良いんだ。泡が消えてしまうからね」

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配られた、まだ“ロック”状態の白州。
サントリーのプレミアムソーダもセット。
よく冷えていて、
最初からテーブルに置くことが出来れば、
用意は簡単だったかも知れないけれど、
こうして、
美味しく楽しむために、ひと工夫してくれたんだと思うと、
とても嬉しい。

デイヴ「
草の香があるね。アロマはミント。
立ち上る泡から増える。
炭酸の泡に乗って、香が増えて来るんだ」

わっ!?
なんてフレッシュに感じるんだろう!
生まれたてみたいな。
深海から海上に出た時の“しぶき”みたいに!

平田「
テクスチャがチョコレートとは真逆な、
マカロンをあえて選びました。
「Yamazaki」の組み合わせと逆の提案なんです。
中に挟んであるキャラメル状のソース、
このペタペタ感の歯触りに、
程好く炭酸が乗ってサッパリするはずです」

実はマカロンって苦手で、
“ペタペタ感”と呼ばれるヌガーっぽい食感のスイーツも、
僕は苦手なはずなのだけれど、
マカロンの生地とヌガーの気に入らない部分が、
それぞれ気持ち良い一因になっている驚き!
炭酸が香も食感も全て洗い流して支配してくれる!
ヌガーの中のオレンジ風味が、
炭酸と「Hakusyu」の香とブリッジして爽快。
マカロンとも組み合わさって、
アーモンドの若い感じ、
グリーンアップルの想像を起こさせる。

平田「
「Hakusyu」の若葉の様な香は、
炭酸と相性が良くて、
「Hakusyu」のミルキーさには、
ホワイトチョコのマカロンが合うかなぁ、と思って。
もっとヘビーな組み合わせを選んでしまうと、
「Hakusyu」の繊細さが消えてしまうんです。
お互いに持っている柑橘系で爽やかな空気を合わせたかった」

「ハイボール」、
心からこんなに美味しいって思ったこと、
今まで無かったです。
たまたま入った地元の「養老の瀧」で、
カッチョイイグラス目当てに「山崎」のハイボールを頼み、
それがなかなか美味しくて良かったのだけれど、
それよりも“もっともっと”の感動がありました。
心地良い風が吹く!
甘くて夢の中の空間だったこれまでに、
現実感の楽しさを目覚めさせる一閃!

そうそう。
実はYkさんもマカロンって苦手なんですよネ。
でも、この「SODA-WARI」で美味しく楽しむ事が出来たそうです。
一緒にマスタークラスを選んで良かった!
これは人生の記録の1ページとして、残しておきたい経験。

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デイヴ「
全てはテクスチャ、アロマ…
全て組み合わされて生まれて来るものたち。

シングル・モルト・ウィスキーとソーダ。
組み合わさる事で新しいフレーバーが出て来る。
最近の僕のお気に入りのピートの香がするウィスキーは、
「ロングロウCV」で、
これをソーダで割ると、
中からもっと香が出て来るんだ。
新しいことを試したいね。
試すからこそ、新しい発見が生まれて来るのだから。

こうして組み合わせで全然違って来る。
ウィスキーは、とても複雑な飲み物だね。
でも、ただの飲み物でしかないんだ。
好きに楽しめば良いんだ」

そんな言葉で締め括られて、
マスタークラス、
「MC03:ウィスキーとチョコレート」は終了となりました。


以上、盛会終了!
読んで頂き、ありがとうございました!

楽しい。とても楽しく過ごしました。
もっともっと時間があっても良いくらい…
いろんな楽しみに出会うことが出来ました。

お酒は食と共にあり。

知っていることだけれど、知らないことがいっぱいだ。

デイヴの笑顔は、

それを知っている笑顔、ワクワクしている笑顔に違いない!

…と思いました。

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2010年3月30日 (火)

第4回:若手の夜明け 2010!(2010年3月28日・こまばエミナース)


日帰り日本酒試飲紀行。

「若手の夜明け」を見て来ました!


【 第4回・若手の夜明け~次世代蔵元平成維新 】
   【 日本酒新時代の幕開けぜよ! 】

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会の存在は知っていたのだけれど、
これまでなかなか参加する事が叶わなかった日本酒の試飲イベント。
「若手の夜明け」に、Ykさんとふたりで参加して来ました。
当日発の当日帰りの弾丸旅程。
疲れもありますが、
それ以上の充実感で、平日、現在、迎えております。

「若手の夜明け」は自分と同世代の蔵元さんが多く、
みなさん情熱を感じさせてくれます。
その熱き気持ちのこもった一滴一滴、味わって来ました!


以下、
自分「SOJA」と「Yk」さんの試飲メモです。
好みで、正に好き勝手に書いてしまっております。
ご参考程度にご覧下さいませ。

実際に、僕とYkさんでも好みが全く違っていて、
僕が美味しいと思う日本酒も、
Ykさんは苦手であったりもし、その逆もまた真なり。
そして、僕もYkさんも苦手なものが、
このレポートを読んで下さっている方の、
一生を添い遂げたいと思うほどのお気に入り酒である可能性は、
けして少なくありません。
本当にご参考程度にご覧下さいませ。
むしろ、良いも悪いも1度味わってみると、
僕らふたりとの感覚の差、
もしくは共通点を発見でき、
そこから新たな味覚に出会えるかも知れません!

時たまメモに残る、
僕ならば「Ykさん向き」とか、
Ykさんならば「SOJA向き」と書いてあるものは、
「自分の好みからは外れるが、相方さん向きの酒」
…と言う意味になります。

自分は昨今、
苦手な日本酒…と言うものが少なくなって来ましたが、
好みのバランスを持ち、特徴のあるものを好みます。
逆に言うと、
特徴のないと感じるものは苦手と言えそうです。
ただ、香にしても味にしても「薄い」と感じると、
あまり良い感想を抱かない様です。

Ykさんは、まず香の開きに印象の重きを置きます。
上立ち香にしても、含み香にしても、
パァッと開くものを好む様です。
全体にアルコール感が立ち、
キリキリと辛いもの、
余韻に苦味やくどさ、舌に残る辛さがある場合も、
あまり得意ではない様です。

【 長野県・伴野酒造:澤の花 】
( HP:http://www.sawanohana.com/ )

Cimg9350

昨年の「長野酒メッセ・秋」に行けなかったので、
久し振りとなった「澤の花」、
お互いの好みが違う僕とYkさんが、
揃えられたラインナップ、ほとんどを気に入って好感触!
まず向かったブース、
素晴らしいスタートダッシュが出来ました。

澤の花・純米吟醸・無濾過生原酒中取り・雄町:
SOJA:☆3.7:香高い。白葡萄ナイアガラ的後味、
Yk:○:後味も好き。

澤の花・純米・無濾過生原酒中取り・ひとごこち:
SOJA:☆3.7:香はややドライ傾向。軽めに仕上がり上手。
Yk:○(小):ー

澤の花・特別純米・無濾過生原酒うすにごり・ひとごこち:
SOJA:☆3.8:ふっくらさもあって、かつキレイでスイート。
Yk:○(小):最後にちょっと甘くてちょっと苦い。

澤の花・純米大吟醸“せめどころ”無濾過生原酒・雄町:
SOJA:☆3.7:やや硬め。飲んでみるとポップな雰囲気、上々であり。
Yk:△:ちょっとだけアルコール感あり。

【 滋賀県・冨田酒造:七本鎗 】
( HP:http://www.7yari.co.jp/ )

Cimg9366

久し振りに、
本当に久し振りに蔵元さんにお会いしました!
お元気そうで何より!
そして、更に良いお酒になっていて嬉しくなりました!
これは一緒に蔵見学にも行った弟に教えないと!
ますます弟好みの、
もちろん僕も大好きな七本鎗になっている、
これからも美味しく頂きます!…と思える再会でした!

七本鎗・純米大吟醸・玉栄・19BY:
SOJA:☆3.6:アッサリさと米味が巡るまろみ旨さ
Yk:△:苦く感じる

七本鎗・純米・玉栄・20BY:
SOJA:☆3.8:ふっくら感も好き。優しくもシャンとしている。
Yk:△:ー

七本鎗・純米“低精白80%”生原酒・玉栄・20BY:
SOJA:☆3.8↑:柔らかい!ゆっくりした時間にしてくれる。これ好き。
Yk:□:SOJAが好きそうで、だからこそ苦手な感じ。

燗酒
SOJA:うん、燗上がりも良く、より喉通りが心地良い。
Yk:美味しい。お燗にすると美味しいと思える!

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七本鎗・純米“滋賀渡船9号77%精米”・20BY:
SOJA:☆3.7↓:やや酸味先行?その分、温かみの中にもスッとした感じあり。
Yk:□:80%精米と同じ感じがする。

七本鎗・純米吟醸“吟吹雪”・18BY:
SOJA:☆3.7:優しく柔らか穏やか。ほっこり旨い。
Yk:△:-

何が嬉しいって、日本酒って楽しいってことですネ。
好みがあるから、
どうしてもYkさんが苦手なのは仕方がない。
けれど、
燗にした時の変化、美味しいと思わせること、
「やったぜ!」って感激!

好みに合わない日本酒はあるでしょう。
けれど、
そこで見限るのは勿体無い!
燗酒で見つけたその旨さ!
そうだ「七本鎗」、物凄く良い日本酒です!
Ykさんにその良さを知ってもらえたこと、
とても嬉しく、
感動は楽しく感じました。

【 高知県・仙頭酒造場:土佐しらぎく 】

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土佐しらぎく・大吟醸生“出品十二号”山田錦:
SOJA:☆3.8:香あり、酸強め?もう少しハリが欲しいかも
Yk:◎:美味しい。

土佐しらぎく・純米吟醸“山田錦”無濾過生:
SOJA:☆3.9:微発泡。勢いあり。凛としてメリハリ良し。
Yk:○:最後に少しだけ苦いけど美味しい。

土佐しらぎく・純米吟醸“吟の夢”無濾過生:
SOJA:☆3.8:酸あり。余韻にライムやスウィーティ的香味。
Yk:△:もう少し香がある方が好き。食中向き?

「七本鎗」とは逆に、
確実にYkさんの好みだろうと訪れたブース。
この他に「厨十兵衛」で見掛けた「斬辛」もありました。
「山田錦」は僕にとっても素晴らしい出来でした。
「吟の夢」との酒造好適米違いの呑み比べも楽しいですネ。
それぞれの個性があり、美味しく頂きました!

【 青森・八戸酒造:陸奥八仙 】
( HP:http://www.mutsu8000.com/ )

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陸奥八仙・純米吟醸・中汲み無濾過生原酒:
SOJA:☆4.0:美味しい。明るくバランスも非常に高い。
Yk:○:ー

陸奥八仙・純米・無濾過生原酒“ISARIBI”・21BY:
SOJA:☆3.8:旨味フレッシュ!去年飲んだ火入れとは異なる印象。
Yk:△:このお米の香は好き。

陸奥八仙・純米・無濾過生詰原酒“ISARIBI”・20BY:
SOJA:☆3.7:生に比べると優しさとバランス増し。しっとり辛い。
Yk:△:お米の香が、生よりもっと強く感じる

昨年12月の蔵見学のお礼を言いつつ!

( 来たぜ八戸!八戸酒造、蔵見学!!(2010年12月4日・八戸酒造) )
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/2010124-a2e0.html )

今回、自分にとっては純米吟醸が非常に美味しかった!
「あぁ!これは好きだ!」と文句なく言えるものでした。
日本酒が生きている感じ、良かったです。
また、僕が好みそうな香…の意味合いで、
Ykさんの試飲メモに「お米の香」と言うキーワードが存在するのですが、
こと陸奥八仙については、
Ykさんも美味しく感じられる「お米の香」であったそう。
ほの甘い感覚が自分の好みかも…とYkさん。
試飲会を繰り返すうち、自分の好みに気付いていく…
…自分がそうして来た道を辿っている様に感じました。

【 宮城・山和酒造店:山和 】
( HP:http://www.nona.dti.ne.jp/~yamawa/ )

Cimg9354

山和・純米大吟醸“山田錦”・21BY:
SOJA:☆3.6:硬め、やや薄手。余韻に抹茶っぽい雰囲気。
Yk:△:ー

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山和・特別純米“蔵の華”・21BY:
SOJA:☆3.6:硬め、洋ナシリキュールの余韻。
Yk:△:ー

山和・純米吟醸“美山錦”・21BY:
SOJA:☆3.7↑:勢いあり。やや柔らか。全体的にシャキッ!
Yk:△:飲み易いけど、大人しい。

東京は武蔵境の「酒のなかがわ」で知り、
1度は飲んでみたいと気になっていた銘柄。
正々堂々、シンプルである…と感じました。
彩や艶のイメージは無く、
清冽で竹を割った感覚に映りました。

【 秋田・福禄寿酒造:一白水成 】
( HP:http://www.fukurokuju.jp/ )

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一白水成・大吟醸“金賞受賞予定”山田錦・21BY:
SOJA:☆3.8:軽くて、まだちょっと早い?含み香高い。
Yk:○:ー

一白水成・純米大吟醸“愛山”・21BY:
SOJA:☆3.8↓:酸味ありキュート。不思議感も美味しさ。
Yk:○(小):ちょっとだけアルコール感。

一白水成・純米吟醸・生“美郷錦”・21BY:
SOJA:☆3.6:アルコール感。辛味あり。強い酒。勢いパワフル。
Yk:○(小):ラストにアルコール感。喉に辛い感じ。

一白水成・純米吟醸・袋吊り生“美山錦”・21BY:
SOJA:☆3.6↓:米味。香少なめ、全体軽めにキレイ。
Yk:△:SOJA好みな感じ

「厨十兵衛」でも見掛ける「一白水成」、
大吟醸級は初めて飲みましたが、
特色あって素敵でした。
「愛山」で醸した日本酒も、
今後が面白そうな印象ありますネ。
では熟成したらば、など。
興味湧きました。

すっごいしょうもない事ですが、
行きのエレベータで渡邉さんと会いまして。
たまたま手に持っていたケータイが、
自分の持っているケータイと色違いでした。
偶然~。
いや、だからどうしたって事もないですが。

【 山形・楯野川酒造:楯野川 】
( HP:http://www.tatenokawa.jp/ )

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楯野川・純米吟醸・にごり生:
SOJA:☆3.7:にごりの生らしい味。バランスあり。中庸。
Yk:○:-

楯野川・中取り純米“美山錦”:
SOJA:☆3.5:辛味あり。やや薄身。彩り少なし。
Yk:△:アルコール感あり。強めのお酒

楯野川・吟醸・槽口生“激流”:
SOJA:☆3.4:酸強い。同時にゴールド。黄土色の土辺。
Yk:△:米っぽさ、強いアルコール。

楯野川・純米吟醸“本流辛口”:
SOJA:☆3.6:旨味、塩味強い。優し味もあり。酸がかる。
Yk:△:米っぽい。SOJA好み?

【 山形・楯野川:子宝鳥海山麓ヨーグルト 】

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直近で「厨十兵衛」に遊びに行った時、
「なぁ、SOJA、子宝ヨールグルトって知っているかい」
…と聞かれ、
「名前だけなら…」と答えた自分。
結構、有名な印象がありました。
売れているらしい、と。
飲んだことはないけれど。

実際に飲んでみたIdさん、
当日、気に入った様子で話してくれた、
その「子宝ヨーグルト」が試飲ブースに。

興味が湧いていたからこそ、
ここぞとばかりに、Ykさんとふたりで試飲してみました。
いやはや「納得です。Idさん!」と言う印象。

他には、「大吟醸梅酒」は苦味もある分、
しっかりした味でもあり、旨味もあって美味しく、
「ラ・フランス」の果実味も美味しかった。
炭酸で割っても美味しいんだろうなぁって感覚。
「山ぶどう」は、どこかサツマイモ香がしたけれど、
土の香ってこんな感じなのかなぁ…と言う印象。
どれも美味しかったです。

【 和歌山・平和酒造:紀土 】
( HP:http://www.heiwashuzou.co.jp/ )

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紀土・純米吟醸・20BY:
SOJA:☆3.4:グレースケール。濃淡も少なめ。酸少し。
Yk:△:辛い。甘味ない。

紀土・純米吟醸・21BY:
SOJA:☆3.4:余韻に水感。濃淡の少ないグレースケールは同じ。
Yk:□:-

紀土・吟醸おりがらみ生・21BY:
SOJA:☆3.5:シンプル。色味少なく綺麗ではあるが凹凸少なし。
Yk:△:奥に辛い。

紀土・大吟醸・20BY:
SOJA:☆3.6:軽い。やや色もあるけど、色は少なし。
Yk:△:アルコール強い。

「紀土」は食中酒と言うイメージ、
更に確固たるものに。
単独での試飲では、
きっと真価は見抜けない感じがします。
いろんな食べもの、肴と合わせてこそ、
グレースケールに彩りを持って、
またどんな食べ物の色にも染めて染まって、
良いのではないか…と感じました。

【 高知・アリサワ:文佳人 】
( HP:http://www16.ocn.ne.jp/~arisawa/ )

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文佳人・大吟醸原酒・生貯蔵“山田錦”:
SOJA:☆3.6:少しクセのある香。柔らかいが凹凸なく色味少なし。
Yk:○(小):香あり。

文佳人・純米吟醸・生貯蔵“リズール”:
SOJA:☆3.5↓:辛味強い。硬い。緊張感あり。
Yk:△:-

文佳人・純米・生貯蔵:
SOJA:☆3.5↓:セメダイン系の香。硬め。冷たいから?盛り上がり少なし。
Yk:□:-

「文佳人」を最後に飲んだのは…
あぁ、いつだったろうか。
2-3年ほど前になるかも。
中でも気に入ったお酒は、
どちらかと言うと、
甘味があり、ふくよかで、
のどかな印象だったのだけれど、
今回の日本酒は、
これまでのどれとも印象が違う感じ。
いちばん美味しく感じたのは、こちら。

【 高知・文佳人:みかんリキュール 】

Cimg9369

リキュールコーナーにあった、
みかんのリキュールは非常に美味しかったです。
みかんの風味が素直で、
きっと蜂蜜を加えてあるからこそ、
しっかり甘くってしっかり美味しかったのかなぁ。
上手に仕上げられていると感じました。
ほんの少しの苦味もみかんっぽくって良いです。

【 静岡・高嶋酒造:白隠正宗 】
( HP:http://www.hakuinmasamune.com/ )

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白隠正宗・純米吟醸“山田錦”・21BY:
SOJA:☆3.5:ミルク風。甘味あって草の雰囲気。しっとり。
Yk:○(小):-

白隠正宗・純米“誉富士”・21BY:
SOJA:☆3.5:甘く、ゆっくり進む。キャンディ風?
Yk:□:砂糖な感じ。不思議な甘さ。

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白隠正宗・山廃純米大吟醸“雄町”・21BY:
SOJA:☆3.5:上手に作っているけれど、まだ早い。
       熟成したものを飲みたい。酸が絡みつく感じ。
Yk:□:アルコール感、強い。

リキュールコーナーにあった、
梅琵琶はとっても不思議な味でした。
梅酒なんだけれど、
ただの梅酒にない味わいもあって。

【 茨城・吉久保酒造:百歳、一品 】
( HP:http://www.ippin.co.jp/ )

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百歳・特別純米“漆黒”ひたち錦・21BY:
SOJA:☆3.5:甘さとキリキリ感。旨味と辛味。土地酒味。
Yk:□:-

百歳・純米・無濾過生原酒“玉栄”・21BY:
SOJA:☆3.4:癖のある香。味はパワフル、甘味。香が鈍い。
Yk:□:-

百歳・山廃純米吟醸:
SOJA:☆3.6:こってりだけど余韻が浅い。
       もう少しだけ熟れが欲しい。
Yk:□:-

以前、多摩独酌会で飲んでいますね。
茨城の「一品」!
滋賀や鳥取で使われる機会が多い「玉栄」を用いている、
非常に興味深く感じました!

【 宮城・萩野酒造:日輪田 】

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日輪田・純米吟醸原酒“雄町”・20BY:
SOJA:☆3.7:綺麗でYkさん好み。上手。バランス感じる。
Yk:○:香は飲んだら出る。苦味も感じず良い。

日輪田・純米大吟醸“山田錦”・19BY:
SOJA:☆3.6↑:まだ硬い感じ。ポップさ。酸が活きるが色少なめ。
Yk:△:-

日輪田・純米・生原酒“しぼりたて”・山田錦・21BY:
SOJA:☆3.5↓:酸あり。ボリュームあり。しかし彩り少なめ。
Yk:○(小):アルコール感あり。香の立ち少なめ。

日輪田・純米吟醸“美山錦”・21BY:
SOJA:☆3.5:柔らかく酸味と甘味。絡みつく辛味と余韻に苦さ。
Yk:□:-

こちらも初めて出会った「日輪田」…
特に「雄町」は再び飲んでみたいと思っています。
見かけたなら、また飲んでみたい。
何とも好ましい印象も試飲の感触の中に残っています。
今後が気になる蔵元さんでした。

【 群馬・町田酒造店:町田酒造 】
( HP:http://www.seiryo-sake.co.jp/ )

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町田酒造・純米吟醸・生酒“山田錦50”:
SOJA:☆3.7:バランスあり。上手。明るく生らしい透明感あり。
Yk:△:-

町田酒造・特別純米・生酒“五百万石55”:
SOJA:☆3.7↓:梅の香。香立って良い。↑に近しい。
Yk:△:-

町田酒造・純米・生酒“若水60”:
SOJA:☆3.6:苦味と綺麗さ。↑と↑に近い。余韻に辛味。
Yk:△:-

「町田酒造」も僕らにとっては“はじめまして”の蔵元でした。
試飲会で過去、会場に同居していた事は何度かあったはずだけれど、
何故か通り過ぎている事、多く。
「山田錦」に感じた清涼感、すごく好きでした。
てっきり出展が3本だけだと思ったのですが、
(故に写真もこの3本だけ写せば良いと思ったんです)
隣にあったボトルは、
ディスプレイ用ではなく、火入れ酒だった様子。
これは失敗しました!
是非、それぞれの火入れ版と飲み比べしてみたかった!


以上、リキュールも合わせて52種類試飲させて頂きました。
ありがとうございました!!

豊富に用意された仕込み水や「吐き」の用意、
パンフレットに書かれた詳細な情報、
蔵元さんからの一言、
非常に丁寧に会が作られていて、
また、
会場では蔵元さんのコメントが、
アナウンスされながらの試飲。
僕は「素晴らしい」と感じました。
居心地が良く、
水のサポートを受けながら、
視覚や興味を文字でも知りながら、
試飲に向き合える環境は、実に好ましく映りました!

聞けば、
会場となった「こまばエミナース」は、
諸般の事情があり、当日が最終営業日だったそうです。
メモリアルな日に、訪れたものです。

次は別の会場だと思いますが、
きっと素晴らしい日本酒の試飲会になることでしょう!
それを確信して、長野へと戻って参りました!



【 風林火山:松本駅前 】

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松本に帰って来た所で、「風林火山」で晩ご飯を。
「黒松仙醸」の「こんな夜に…」の19BY「禮葉」と、
「今錦」の特別純米原酒「おたまじゃくし」を始め、
「瀧澤」の純米吟醸生うすにごり、
「磯自慢」などを頂きながら、
貪る様に美味しく食べてさせてもらいました。
朝は時間の都合でパン1枚、
試飲前におにぎり1個を補給しただけの1日、
心の底からお腹が空いていました。
いつもなら写真を撮るところを、
次々に空腹のままに食す!食す!
お通しのホタルイカから始まり、
野菜サラダ(浅漬け風)、ねばねば(山芋、オクラ、納豆)、
ポパイソテ、筍と山芋のチーズ焼き、
京生麩田楽、〆にもずく雑炊。
あと酒盗豆腐も頂きました!

たぶん短時間でガンガン食べて…
飲むより食べると言う感じが前面に溢れていたと思われます。
楽しい1日を頑張るために使った体力を、
食べて取り戻そうとしていた僕とYkさんがいて、
それに応えてくれる「風林火山」があって、
1時間30分程度で満腹になり、
“次はもうちょっとゆっくり楽しもう”とも思いながら、家路に。

2010年3月28日を楽しみ尽くしました!

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