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2010年1月3日 - 2010年1月9日

2010年1月 8日 (金)

第7回S.M.W.S.松本テイスティング会(2009年11月29日・摩幌美)


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今年も「摩幌美」で開かれました。

お店の中、
空間に隙間なく、
いつにも増して香が舞い遊ぶ日。

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シングル・モルト・ウィスキー、良い香。
いつもは僕ら皆のカウンターも、
この日ばかりはいっぱいのボトルに譲らなくちゃ。

祭典の日。

去年の模様。
( http://sake-soja.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/6smws20081116-1.html )


「スコッチ・モルト・ウィスキー・ソサエティ」、
松本支部のテイスティング会に、
Ykさんと一緒にお邪魔してきました。

kenchiさん、Skさんを始め、
摩幌美・モルトの会」の面々も参加です。
ここ最近、参加できていなかった「モルトの会」、
( モルトの会、次回は1月16日です )
T田さんやY岡さん、K田さん、M信さん、H林さん、K下さん、
「洋酒店 醇」のT野バーテンダー、
普段「モルトの会」でお会いする皆さんにも、
久し振りにお会い出来ました。

また現在、山之内町の蔵元で日本酒造りに参加している
ブログ「ウィスキーライフ」kiyo10さんも、
久し振りにお見掛けしました。
ウィスキーのみならず、
ビールにも造詣の深いkiyo10さんに、
色々とお話を聞いてみたかったけれど、
そう言えば、目の前のウィスキーに夢中で、
すっかり聞きそびれてしまいましたネ。
毎回、そんな事を書いているような。
お会いする際には、
お互い楽しい酔いを迎えていると言う事だと思います。

そして前日カウンターでお見かけした静岡三島からのお客さん、
東京からK谷さん、
長野からは「Bar regalo」のバーテンダーF田さんと、
年に1度のイベントなので、
遠くからも集まり、みんなで楽しめる日でした。

当日はお世話になりました!

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さて、前回までは、
カウンターでお金を払って、
ウィスキーと交換するシステムでしたが、
更なる効率化、簡素化のため、
「ウィスキーマガジンライブ」と同じ、
バウチャーチケットを用いてのテイスティングとなりました。
ボトルによって、
1~5枚のチケットが必要になるシステム。
分かりやすいです。

そう言えば、
2月に東京ビックサイトで開催される
「Whisky Magazine Live! 2010」のチケットの申し込みが、
1月5日から始まっていますね。
僕とYkさんは、
マスタークラス「ウィスキーとチョコレート」、
「ダンカンテイラー」に行く予定です。
「ウィスキーとチョコレート」では、
「ウィスキーマガジン」日本語版編集長のデイヴ・ブルームさん、
「ダンカンテイラー」では、
昨年同様、マーク・ワットさんが講師を務めてくれるそうです。
特に「ダンカンテイラー」では、
樽選びとボトリング時に裏ラベルに、
自分の名前がリストアップされるそうで、
なかなか魅力があります。

さて!
同じテーブル、
はたまた違うテーブルの方から、
味見させて頂いたりもし、
38種類のウィスキーをテイスティングさせて頂きました!
(ソサエティ会員さんの…
 K田さん、K谷さん、F田さん達のテーブルでは、
 綿密な計画を立て、
 全種テイスティングされたそうです。流石です♪)

パッとメモを取った、
個人的な感想を以下にリストアップです。
落ち着いて、ゆっくり、
普段、カウンターで楽しむ様な時間で楽しめば、
味わいも違って感じられると思いますし、
今回の様に和気藹々とテーブルを囲んで、
お喋りをしながらに合うモルトもあると思います。
あくまでご参考までに。

【 Port dundas / 28 yo 】
(ポートダンダス)、
( yo = Years Old = 熟成年数 )

まず選んだのはシングルグレーンウィスキー。
長期熟製品と言う事もあるし、
グレーン・ウィスキーは知れば知るほど面白いと感じているので、
これをお願いしました。
同じテーブルだったY岡さんも、
偶然、最初の1グラスに、
このポート・ダンダスを選んでいた様子。
気になりますよネ♪

トップノートは少し酸味を感じ、メモには「木の香、木酢」とある。
古木、古民家の柱を想像させる。
奥まった部分に甘くクリーム様の香。
飲むと口の中で強くあり、パワーが押し出されて来る。
ハードで、余韻長く響き振動を与える。
どこか粉の粒子を感じさせる舌の上。

15分以上、空気に触れさせた後に、
非常に柔らかく、香も優しく開花していたのが印象的。

【 Clynelish / 26 yo 】
(クライネリッシュ)、

これはYkさんが最初に選んだもの。
「摩幌美」でボトルキープをスキャパにしているYkさんなので、
スキャパから始めるかな…
…と思ったのだけれど、クライネリッシュからでした。
「ポートダンダスの次はクライネリッシュだな」
…と目論んでいた自分。鮮やかな先手、流石はYkさんです。

カキやオイスターの雰囲気があり、どこかスモーク感も。
美味しさが強く、ピートもあらぶる事無くスマートに、
若さ勢いも持ったままに伸び、複雑さもある。
美味しい。

【 Glen morangie / 16 yo 】
(グレンモーレンジ)、

前日に引き続き、
“お隣さん”だったI野さんからもらったもの。
2日連続お隣さんと言うのは“縁だなぁ”と思わないではいられませんね。

樽の甘い香。
オレンジリキュール、栗の様にも思える甘い芳しさ。
ふくよかで、美味しい。

【 Mannochmore / 8 yo 】
(マノックモア)、

シトラスっぽい印象。パチパチと弾ける様な元気なモルト。
広がり、余韻は小規模ではあるけれど、
バランスの良い味わい。

【 Highland Park / 19 yo 】
(ハイランドパーク)、

渋み、広く、勢い伸び。
どこか痺れる様な印象。
カスク故の強さを特に感じた様子。
けれど、〆の言葉には「美味しい」と添えているので、
むしろ、もっとゆっくり飲んでみたい。

【 Pultoney / 7 yo 】
(プルトニー)、

キリッと感じさせる気風の良さと、
相反するオイリーさ、
また香草系のフレーバーで端正な面立ち。
7年でこの美味しさか!…と思える。
カッコ良い雰囲気の味わい。

【 Teaninich / 24 yo 】
(ティーニニック、ティナニャック)、

綺麗な香。優しげ。
トロットロの柔らかさ。
甘味、ほがらかで果実様も想起させ美味しい。
余韻は重過ぎずに長く、素敵。
力が残っている長期熟成の素晴らしさ。

【 Linkwood / 12 yo 】
(リンクウッド)、

「去年美味しかった」とYkさんチョイス。
香は灰のイメージ。モノクロ。
乾いた感覚を思い浮かべる。砂塵の丘。
飲んでみると、
強くパワーが溢れ景色に色が生まれ、
深くに突き進んで感じられる美味しさに出会える。

【 GlenFarclas / 25 yo 】
(グレンファークラス)、

蒸した香。クリームっぽいと捕らえる、
木の香が奥の方に下地を作っている。
塩っぽい味わいで余韻が非常に長い。
ある一点から、グッと引き込まれるイメージ。
滑り台を上っていて、グッと加速がついて降りる様子。

【 Tomatin / 16 yo 】
(トマーティン)、

ニューポットぽいとさえ思える香。
若く強く突っ込んで来る。
イメージは柿、リンゴ酢、サイダーの香のみ。
以前、「WaterLoo」で楽しんだ、
長期熟成の「トマーティン」を思い浮かべると、
その柿っぽい香はどちらにも存在している様な気がする。

【 Macallan / 23 yo 】
(マッカラン)、

シェリー様。
ドライさもあってキレイな造り、香の構成。
想像していたイメージが、
もっと強いシェリーだったので、
やや驚くも、余韻の“らしさ”はマッカランを思わせる。
伸びて行く余韻に幸福。

【 Ardmore /  23 yo 】
(アードモア)、

ゴムやオイルを思わせる香。
飲んでみると印象の差に驚く…し、楽しめる。
まず「甘い」と思うが、次いで「煙い」と思う。
衝撃の展開で迎えてくれる。
後半はやや軽めに過ぎるのは、
前半の飛び切りの演出ゆえかも。

【 Longmorn / 41 yo 】
(ロングモーン)、

オレンジの太陽。
とても明るく鮮烈とも言える。
飲むと更に伸びて行く光。
強さはあるものの、
アルコール感、度数の強さが先行し過ぎることなく、
全体に満ちている美味しさと言うか、
パワーが実に美味しい。

【 Pittyvaich / 19 yo 】
(ピティバイク)、

キンと張り詰める香。やや薬っぽいか。
飲んでみると、ふっくらとしていて、
だんだん明るさを見せてくれる。
余韻に木香、バランス、リンゴの透き抜ける香。

【 CaolIla / 19 yo 】
(カリラ)、

香はしっかりスモーク。厚さあり。
飲むと程好い肉厚。強さが残る。
美味しく飲めるモルト。

【 The Glen Livet / 15 yo 】
(グレンリベット)

美味しい!好きな青リンゴ系の味わい。
ミント、ゴールデンアップル。
しっかり腰も強くてバランスがあって申し分ない。
余韻にモルトっぽい味わいを置いていってくれる。

ソサエティのニューボトリング、
昨年からボトルに味わいを示す、
象徴的な一言が書き足される様になりました。
年末の「最近の摩幌美」で、登場した、
「山崎」は「毎日がクリスマスだったら良いのに♪」でしたし、
「白州」は「チベットのお線香とポリネシア風豚肉」でした。
(     ↑ 記載されている英文を自分が和訳したものです )
この「グレンリベット」には、中央にただ一言――…
「Fantastic!」…とだけ。
でも、なるほどの美味しさでした。

【 Mortlach / 23 yo 】
(モートラック)、

きなこ香。甘くのんびりした印象。
飲むと、トロッと柔らかくふんわり伸びて、
終着点はやっぱりトロッと落ち着く。
美味しい。

【 Bruichraddich / 6 yo 】
(ブルイックラディ)、

トップノート、
胃酸の香を思い浮かべる。
若さもあるのだろうし、
「酸っぱい」と感じられる香。
飲んでみると、圧倒されるパワー!
強くあって香と共に美味しくまとまる。
トップノートで感じたマイナスの印象も消える。

【 Yoichi / 25 yo 】
(余市)、
シトラス&オレンジのイメージ。
明るさに醍醐味がある。やや軽快。
余韻は実に長く、ドン!と広がって伸びる。

【 Glenrothes / 16 yo 】
(グレンロセス)、

モルトっぽい香。
芳しい。飲んで強く明るく、
シングルモルトそしてカスクらしいイメージ。
分かり易い印象。

【 Rosebank / 20 yo 】
(ローズバンク)、

香り高い!
グラスから返す呼気の戻りにも、
アルコール感を感じる強さだが、
芳しさに融ける。
トロッと柔らかく入るけれど、
生果実の水滴が弾ける明るさもあり、
バランスが良く、実に美味しい。
更に飲んでからの広がり、味の良さの継続、
甘味の波紋、幸福感。

【 Laphroaig / 10 yo 】
(ラフロイグ)、
柔和!
チーズと同じ香。イメージする香。
飲んでみると、軽やかで美味しい。
ラフロイグらしさを美味しく感じられる。

【 Scapa / 9 yo 】
(スキャパ)、
若くて良いリンゴの香。
飲んでみても、そのまま甘味が届き易く、
複雑さよりもシンプルに美味しく感じられて良い。

【 Dailuaine / 11 yo 】
(ダルユーイン)、
麦芽の美味しさをハッキリ感じて、
強く、らしく。
余韻へ夕刻の道が続く。

【 Bowmore / 12 yo 】
(ボウモア)、
香はどこか冷えた感じだけれど、
飲んでみると、ピートの良さが走る。
味乗り。

【 Bowmore / 10 yo 】
(ボウモア)、
実に若々しく、ニューポット的な印象も感じる。
12年と比較しても、
味乗りが足りないと感じてしまう。
ロックにしたモルトの様な印象。
やや水っぽいのか?

【 Dalmore / 11 yo 】
(ダルモア)、

甘くプリンみたいな印象。
強い香、時間によって変化。
飲んでみるとモルト、そして麦っぽさが前面。
続いて、甘味の中に、
どこか渋味が出た鰹ダシの甘さを感じる。

【 Caperdonich / 20 yo 】
(キャパドニック)、
楽しい。
甘く強くアルコール感をまず感じながら、
軽さを拾う。
その中に味、モルト感も感じられ、
バランス、触れる部分が多種多彩。

【 Bunnahabhain / 11 yo 】
(ブナハーブン)、
若い!強い!麦っぽく強くパワフル!
中盤以降は口中にくっつく感覚と、
余韻の短さ、薄みを感じる。

【 Glen ord / 21 yo 】
(グレンオード)、
前段、甘くアルコールと麦芽感を楽しめる。
美味しい香。
味は伸びやかで、均一性が良い。

【 Auchroisk / 19 yo 】
(オスロスク)、
甘く優しく樽を感じさせる香。
飲むと思いの外パワフル。
強くて味も攻め入ってきて、
飲み込んだ先には杏子の余韻が続く。

【 Ardbeg / 11 yo 】
(アードベッグ)、
香の強さは別格。
実に強く、反射的に鼻を避けるほど。
味わいは強さを上手に乗せて、飲ませるモルト。
美味しい。

【 Springbank / 12 yo 】
(スプリングバンク)、
香は静か。
バランス良く上手な仕上げ。
特色がやや少なめで、ナチュラルなイメージ。

【 Glen goyne / 8 yo 】
(グレンゴイン)、
シェリー、杏子のトップノート。
飲んでみると、
厚味+シェリー+オレンジ香。
味わって行く中で美味しさに、より出会う。
バランスあって勢いもある。

【 Arran / 11 yo 】
(アラン)、
クリームっぽいイメージ。
「あっ、美味しい」と安心感すら思える美味しさ。
バランスの良さ故と思われる。
落ち着かせてくれる、
何度も「美味しい」と言い合えるモルト。

【 Craigellachie / 15 yo 】
(クレイゲラヒ 44.42)、
芳しい。
後半に爆発点あり。
強く引っ張るように広がって、サッと散る。
麦芽の味わいを感じられ、バランス上々。

【 Craigellachie / 15 yo 】
(クレイゲラヒ 44.39)、
香は比べて張り詰めたような感覚。
こちらは感じられるモルト感が、
逆にお節介さもあるような気がしてしまう。
モルト感があって美味しいと感じながらも、
どこか違和感と覚えるのは不思議だ。

【 Longmorn / 21 yo 】
(ロングモーン)、
明るくリンゴっぽい香にパッと咲く蜜の印象。
21年であるのに、まだ若いと思うのは、
41年に対する先入観からだろうか?
美味しいのだけれど、
どうしても41年を追いかけてしまう。


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特に気に入ったボトルは――…
…と思い返すと、
グレンリベットやクライヌリッシュは、
非常に上質で、
プルトニーやブルイックラディは、
若い熟成年数のモルトながらも、弾ける強さが美味しかった。
昨年同様、リンクウッドも記憶に良く、
また、
時間経過も含めて、
様々な世界を見せてくれた
ポート・ダンダスも素晴らしいと感じました。
僕らのテーブルで、
いちばん印象が良かったモルトは、
ローズバンクでした。
経験上、
「花と動物」シリーズの印象強いローズバンクでしたが、
それを塗り替える、
複雑さ、芳しさ、可憐さ…
とてもバランス良く、美味しいモルトでした。

テイスティング会終了後は、
思い思いに移動、二次会となりました。
僕らは皆さんと連れ立って、
至近の「ガネーシャ」に向かいます。
他に「厨十兵衛」に移動した有志の方々も居た様子。

【 Beer Garage Ganesha 】

【 Marglit 】

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ソサエティの会は14時開始。
17時あたりまでテイスティングし、
そうして移動…
…と言う訳で、しっかり酔っ払い、
テンションも高く楽しく、
いろんなお料理もお願いしながら、更に乾杯!です。

ベルギービール「マルグリート」は、
2005年に開催されたメッヘレン市の祭のために、
ヘットアンケル醸造所が造ったブロンドビールだそう…ですが、
味わいについては「美味しかった」ことだけ記憶にあります。

【 風林火山 】

【 長野・大信州 & 川中島幻舞 】

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「ガネーシャ」での2次会お開き後、
帰りの電車まで時間があったので、
僕とYkさんは「風林火山」に立ち寄りました。

「大信州」は純米吟醸の「槽場詰め」…
大信州酒造、酒造年度平成21年最初のリリースです。
例年より豊かなイメージでした。
当時、自宅用は開封されていなかったので、
「風林火山」で初飲みとなりました。
「川中島幻舞」はYkさん、お気に入りの銘柄ですネ。

【 野菜サラダ(浅漬け風) 】

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この後、お気に入りになっている「風林火山」のサラダ。
塩で〆てある感覚で、美味しいです。
日本酒を美味しくさせてくれる酒肴ですネ!

【 風林火山チャーハンとわさび菜のおひたし 】

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「雑炊」を頼むと、
今日はチャーハンが出来ると教えてもらったので、お願いしました。
そして大好物「わさび菜のおひたし」をお願いした様子。
しっかり食べて、
この日、1日を〆たのだと思います。


参加された皆様!
そして「摩幌美」の酋長、Akさん、S君、お疲れ様でした!

pub.摩幌美HP: http://www.mahorobi.com/
SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY: http://www.smwsjapan.com/

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