« 冬から夏にかけての日本酒。(2010年の冬、春、夏) | トップページ | 旅第5回・信州SAKEカントリーツーリズムツアー(2010年5月22日・松本) »

2010年8月26日 (木)

酒落語「 かんどころ 」

「 かんどころ 」

Cimg8601

酒は燗に限る、冷(ひや)に限る。
これ聞くあなたのお隣は、さぁ何とおっしゃいますやら。
でんとちゃぶ台の前に鎮座ましまして、「はい、お前さん、お酒」なんてね、
家で好き勝手飲んでりゃ、燗酒も冷酒もどちらも天国なんでございます。

けれどね、街場に出てみりゃ家の中じゃお目にかかれない縁もお生まれですよ。
居酒屋だってバーだってスナックだって隣のお人は知らないお人。
仲間で行けりゃそりゃ楽しいものでございます。
仕事のお話、ご趣味のお話、酒に肴に話が咲けば酒を語りはしないもの。

ですからね、袖振り合うも他生の縁なんて言うじゃありませんか。
隣り合うお人もおひとりならば、あたしもおひとり。
世間じゃ「おひとり様文化」なんて言いますよ。
ふとした会話が、楽しい呑みの時間を下さるかも知れませんよ。
会う日で合う人、合わない人も千差万別十人十色、
酒は燗に限る方もおりましょう、冷酒しか飲まぬ方もおりましょう。
酒は世に連れ、世は人に連れ、器を空にいたしますれば、
酔いは深まり、縁が近くもなる一夜のお話。

洋「大将、次のお酒をくださいよ」
大「はいよ、何をあげようか?」
洋「大将の造るなめろうがめっぽう旨いもんだからね、これに合う酒がいいんです」

信州信濃は松本のある居酒屋、
洋一なる男が酒を楽しんでおりまして。
店の大将の“なめろう”には、鯵の身とお味噌だけでなく、
胡麻も大葉も混ざり合って、何とも旨い…と来た。
色んな香が噛む度に、ふわあっとするもんです。
旨い肴に旨い酒、きゅーっと、これが幸せ!ってね。

大「佐賀の鍋島なんてどうだい?洋一さん」
洋「大将の選ぶお酒は美味しいからね、それをもらいましょう」

差し出された利き猪口にとっとっとと、酒が注がれる。
嬉しそうに洋一は勢い余って酒の水面に鼻先を突っ込んじまった。

大「はっはっは、洋一さん。酒は逃げやしないよ」
洋「この酒、良い香がしますよ。鼻に花を乗っけたみたいだ」

早速、ごくり。

洋「旨い。あぁ、香がまるで生きている様だよ、大将」

言うと洋一はなめろうをつまみ、またごくり。

洋「味噌の香、大葉の香、鍋島がさらっていくね。香が何度も追っかけてくる」
大「そうかい、そう言ってくれると嬉しいねぇ」
洋「なめろうに冷酒、たまらないです」
大「そうかい、そうかい」

そのやり取りを見ていたカウンター奥のひとりの男。
名を宗田(むねた)と申します。

宗「なぁ、大将。こっちにも酒くれや」
大「あぁ、宗田さんすまないね。何をあげようか?」
宗「その酒でいいよ、大将」

洋一と大将のやり取りを見ていて、何事か思ったのか、
宗田はカウンターの上の一升瓶を指差します。

洋「鍋島、美味しいですよ」

気を良くした洋一。
宗田は洋一にとって見知らぬ男でありましたが、
同じ信州松本に住んで、こうして街場の居酒屋、
大将がひとりで切り盛りする店で、巡り合うのは縁と言うものでしょう。
同じ酒を楽しもうとするならば、尚更に、でございます。

宗「あぁ、それでいい。ただし熱燗にしてくれ」

じろり。
洋一を見やります。

大「宗田さん、これを燗にするのかい?」
宗「そうだ。酒は燗に限るだろう」
大「この酒を燗にしたことはないんだけどね…はて、どうなるかな」
宗「酒は燗にしてこそ本物だ、早く燗にしてくれ」
大「あぁ、分かったよ。熱燗だね」

そう言うと大将は徳利に酒を入れて調理場へ。
洋一はなんとも気まずい思いになります。
それもそのはずです。
冷酒で美味しいと言っていたものを、
目の前で燗酒にするとは性質の悪い話。
洋一はいかんとも堪え切れず利き猪口を持ち、ひと口。
酒はこんなに旨いのに、何とも気分が晴れません。

宗「いいかい、お兄さん」
洋「!」

びくり、洋一は驚いて酒をほんの少しこぼしてしまいました。

宗「今日は機嫌がいいからね、俺ぁ機嫌がいいから特別に教えてやろう」
宗「まずな、酒の一滴は血の一滴って言うもんだ」
宗「今、お兄さんがこぼした酒も杜氏さんの命が入っているんだ」

何とも気まずい。
見れば宗田と言う男、なかなか酒を過ごしている様子。

宗「酒は燗酒に限るんだ。それも飛び切りの熱燗だ」
宗「本物の酒はな、燗酒にすると分かる。偽者の酒はな燗酒でまずくなるんだ」

大「はいよ、あがったよ。宗田さん」
宗「おうおう、大将。どれ、こっちに。もらうよ」

宗田は大将の手から奪うように、ぐい、と受け取ります。

大「熱くなっているから、気をつけておくれよ」
宗「あちち、わかって…おお、熱いな。ちゃんと沸かしてくれたんだな」
大「沸かしてなんてないよ、46度あたり、上燗だね」
宗「そうかい、上燗?上等の燗ってことだな」

器に注いで、ぐいっとやります。

宗「おお、旨い。この酒は本物だ」
大「日本酒はみんな本物だよ。本物ってなんだい宗田さん」
宗「酒はね、燗酒にすると偽者かどうかが分かるって話よ」
大「そんな話は聞いた事が無いねぇ」
宗「そうかい?」

ぐい、ぐい、ぐい。
旨い旨いと言いながら、次々と盃を重ねます。

大「日本酒はね、みんな美味しく飲まれるために生まれてくるからね」
大「みんな本物だし、美味しいものだよ」
大「ただ、ちょっと好みに合わないものもあるかも知れない」
大「洋一さん、その酒は旨いかい」
洋「ええ、すごく美味しいです」
大「それでいい。自分が美味しいかあんまりなのか、それだけわかっていりゃいいんだ」
宗「いやいや大将、酒は燗酒に限るだろう」
大「そうだね、宗田さん。宗田さんが美味しく呑んでいるんなら、本望さ」
大「さっき洋一さんに注いだ冷酒も宗田さんに燗した酒も天寿を全うしたんだよ」
宗「いやいや燗酒がな…」

酔っ払いの話とは取りとめのないものです。
宗田はまだまだ話が長引くようで。
洋一はひとまず自分は抜けたと、再び酒を楽しみ始めました。

宗「では聞くが大将はどうやって酒の良し悪しを見てんだい」
大「良し悪しってなんだい。うちの酒はみんな良いものだよ」
宗「大将の店の酒はみんな旨い。かかあが買ってくる酒はまずい」
宗「大将には…、あれだな、あれ。居酒屋店主の勘どころってぇのがあるに違いない」
大「そんな大層なものはないけどねぇ」
大「ただ、宗田さんが食べている煮魚と燗酒は合いそうだね」

そう言うと食べ散らかした煮魚を差します。
大将の煮魚は冷たい煮こごり付き。
煮た後冷ましているもので。
甘いタレ、醤油の塩気も甘露に感じる仕上がりでございます。
プルプルッとした煮こごりが、
口の中で融ける時にね、燗酒をひょっと。
味をくべるとまた広がって乙になります。
煮こごりから、旨いダシが融けて広がるんですな。

宗「さっきから酒が進んでいけねぇなぁ」
大「美味しいんなら、それで良いじゃないか」

洋一には厄介な客にも見えた宗田ですが、
もう洋一には目もくれず、酒と煮魚を交互にやっております。

洋「あの、大将」
大「すまないね、洋一さん。何をあげようか」
洋「虹鱒の燻製をもらえますか」
大「ああ、分かった。はいよ、お待ちどうさま」

Cimg1301

皿には大将の家の庭から取ってきた大葉で飾られた虹鱒。
所々焦げており、良い焼き色でお化粧されておりまして。
あんぐりと口を開け、虹鱒はこちらを睨んでおります。

大「骨まで行けると思うんだけどね。ちゃんと火を通したはずだから」
洋「火を通した。…ええ、これ、大将がお作りになったんですか」
大「庭でね、簡単なもんだよ。桜のチップで燻したんだ」
洋「虹鱒の燻製、初めて食べます。やぁ、いい香だ」
大「そう言ってもらえると嬉しいねぇ」
洋「じゃあ、これに合うお酒ももらえますか」
大「あぁ、いつの間にか空になっていたんだね。どれ、何をあげようか」

そう言って大将は吊り下げられている酒の札を眺めます。

宗「なぁ、大将。そう言う時に勘どころが働くんじゃねぇかい」
大「なんだい、宗田さん。勘どころ?さっきの話かい」
宗「そうだよ。大将。なんの酒を出すんだい」
大「虹鱒の燻製に合いそうな…そう、これか、これを考えていたんだけどね」
宗「ほうら、やっぱり勘どころが利くんじゃないか、流石だね」
大「そうかい。なぁ、洋一さん、このあたり行ってみないか」
洋「ええ、燻製を作った大将が言うんだから合いそうですね」
宗「おう、大将。その酒をこっちにもくれや」
大「ああ、いいけれど…宗田さんの好きな感じじゃあないかも知れんよ」
宗「そんな訳はあるか。酒は燗に限る。本物の酒なら好きに決まっているだろう」
大「本物偽者って、そんなのはないけどね…まぁ、飲んでみておくれ」
宗「あぁ、いや待て。大将、ちょっと待ってくれ」
大「なんだい、やっぱり止めるのかい」
宗「そのお兄さんと同じで良い。冷やで出してくれ」
大「燗でなくて良いのかい」
宗「大将の勘どころが旨いって言っているんだ、冷やが良い」
大「勘どころ勘どころ…ねぇ。洋一さんや宗田さんの好みは知らなかないけどねぇ」

大「これはね、近くの善哉酒造のお酒でね。じっくり寝かしたもんだ」
宗「酒が寝るのか。ぐうたらな酒だな。肉が余ってかかあみたいにまずいんじゃねぇか」
洋「熟成酒ってことですよね」
宗「熟成?」
大「そうだね。洋一さん。いいかい、宗田さん。蔵で寝ていたお酒でね」
大「新酒や生酒とは違ってね、しっとりとろり、旨いもんだよ」
宗「熟成なら旨そうだな。おとついラーメン屋で熟成味噌を食べたぞ」
大「そうかい。ま、飲み頃を図った味わいとでも思っておくれ」
宗「大将の勘どころで図ったんなら間違いないな」
大「図ったのは蔵元さんなんだが、まぁいいね。ほらふたつ出したよ」

洋「甘い香がしますね。蜜みたいだ」
宗「おい大将。酒が黄色いぞ」
大「熟成酒にはそう言うものあるんだよ。お月さんみたいに金色に光っているんだよ」
宗「お?おお、そりゃあ風流だな」
洋「虹鱒の燻製の香とお酒の甘いこってりした香、合いますね」
大「そうかい、嬉しいねぇ」
洋「あと、とろっとした舌触り!」
洋「口の中にほっこり残って、気持ちが良いお酒ですね」

よっぽど気に入ったのか、
洋一さんは手のひらで包むように猪口を持ちます。

宗「なんだい兄さん、そんな女みたいな飲み方しちゃって」
大「いいんだよ、美味しいお酒を大切に飲んでもらって、こんな嬉しい事ないよ」

宗田はさぞ男らしく振る舞おうとしたのか、
煮魚をつまみ、猪口をグイ。酒をあおります。

宗「おお、うむ。うーむ」
大「宗田さん、どうしたィ。しかめっ面で」
宗「大将の勘どころの酒だ。まずいわけが無い」
大「口に合わないかい?」
宗「いや、まずくは無い。きっと熱燗にすればもっと旨い」
宗「なんだな、そのお兄さんが言う甘いのが分からん」
大「甘い…?あぁ、もしかすると煮魚がいけねぇのかも知れんね」
宗「何を言う。大将の煮魚は上物だ」
大「煮魚、甘く仕立ててあるからね。甘いと甘さが重なったのかも知れないな」
大「ほら、舐め味噌をあげるよ。これで合わせてみておくれよ」
大「洋一さんも、これでやってみると良い」

Cimg0210

洋「ありがとうございます。とっとと、どれどれ」
宗「こりゃ儲けたね、頂きますよっ…と」
洋「ちょっとしょっぱ甘くて、あぁしゃべっているうちから味噌とお酒の良い香が繰り返しますね」
宗「な、なんだいなんだいさっきから小難しい講釈を」
大「いいじゃないか、宗田さん。美味しいって言ってくれてんだからね」
宗「俺は哲学者じゃないからね、そんな言葉は出ないな」
大「で、どうだい、味噌とは合うかい」
宗「そ、そうだね、味のコンチキショウが合うね」
洋「コントラストですかね」
宗「おお、それだそれだ。だがね、燗酒にしたらもっと旨いね」
洋「では、これはどうです?虹鱒の燻製なら、この温度が美味しいですよ」
宗「今日はツイてるね。前から横から次々と肴が出て来るよ」
宗「どれ」
洋「どうです。虹鱒の香とほっこりの香が合いませんか」
宗「ううむ、さっきから言うほっこりってぇのがイマイチ分からんね」
洋「ほっこり…にっこりする感じですよ」
洋「虹鱒も美味しくてお酒も美味しくてにっこり」
宗「おん?消し炭んなったトコでも食べたか」

宗田は口の中をモゴモゴとさせ、言います。

大「見て出したんだけどね、何か引っかかったかい?」
宗「やや、消えた」
宗「なんか知らんが、飲んだ後にじわっと苦かったな」
洋「飲んだ後ですか」
宗「悪いね、お兄さん。せっかくもらったんだが」
洋「おかしいな。飲むたびに甘みが優しくて、虹鱒に合って来る感じがしますよ」

洋一さんは虹鱒と手に持ったお酒とをやり合います。
それを見ていた大将。

大「ははぁ、洋一さん、燗をつけたんだね」

にんまり、笑って言います。

洋「燗…ですか?」
大「すまないが、洋一さんのその手ん中のお酒をね、ひと口上げてやってくれないか」
洋「僕のお酒ですか?」

これは何とも解せないお話です。
ひとつの一升瓶から出て来たお酒。
注ぐ所を見ていた、洋一も宗田も狐につままれた様な顔。

洋「まぁ…大将が言うなら、試してみておくんなさい」
宗「おお、今度は酒までやってきたぞ」

ぐびり。
洋一からもらった虹鱒をちょっと取り、ぐびり。

宗「こりゃ旨いな!」
洋「えっ。どういうことです」
宗「これも上等の燗酒だ。上燗ってヤツだな。ちょっとぬるいが旨い」
宗「酒が甘くて旨いな。お兄さんはこれを言っていたのかい」

宗田は喜んで、大将はなお笑顔。
さぁ、分からないのは洋一さんの方で。

洋「大将、何が起こっているんです」
大「わからないかい?洋一さん」
洋「とんと皆目、分かりません」
大「洋一さん、酒をずっと手の中で温めていたろう」
大「ほんのちょっとね、ちょっとだけ温められてね」
大「このお酒にちょうど良い温度になっていたに違いない」
大「なんなら宗田さんのお酒をもらってみると良い」

そう言って洋一さんは良い気分の宗田さんから、
猪口を受け取って、ごく、ごくり。

洋「あっ、ちょっと冷たい」

そして虹鱒をひと口。

洋「余韻が少し苦い…かも。ちょっとの温度でこんなに変わるんですか」
大「だろう?洋一さんの手の温度が伝わったんだね」
宗「こりゃ、ほっこりにっこりだ」
大「これが本当の人肌燗だ。ねぇ宗田さん」
宗「お兄さん、アンタも“勘どころ”が分かっているとは御見それしたよ」

いつの間にかおふたりの間の壁も融け、おあとがよろしい様で。

Cimg0212






















お目汚しの後口上。

ブログの冒頭にそれっぽい口調で書くことはありましたが、
こうして「落ち」を相応に考えてみて、
全編書いてみたのは初めてでございます。
拙いもの、お読みいただきまして、本当にありがとうございます。

中盤に説明が多く、まだまだと言った出来。
もう少し、落語らしい雰囲気と、
素晴らしいくだらなさを織り込まないといけませんし、
噺家さんの事を一切考えていない、
落語と言うよりシナリオと言う内容は、
徐々に改めて行く事が出来れば、と思います。
燗酒の温度については、
街場、「アツカン」とよく聞きます。
それを知っていなくとも良いのだけれど、
燗酒の温度には名前がついており、
飛び切り燗→熱燗→上燗→ぬる燗→人肌燗→ぬる燗…
…と温度帯が分かれています。
日常、それらを目にする事は、あまりありませんが、
温度によって味わいが変わるのは、茶飯事でございます。

今回は松本のある居酒屋さんをイメージして書きました。
筆者の中では「大将」は「大将」であります。
登場人物の「洋一」と「宗田」については、
分かる方には分かる名付けでございましょう。
フィクションとノンフィクションの間でありまして、
「鍋島」がそのお店にあるのは本当。
「虹鱒の燻製」や「なめろう」も本当。
「善哉」の熟成酒は別のお店で飲んだものです。
「善哉酒造」が近くにあるのは本当です。
(旅第5回信州SAKEカントリーツーリズムで登場します)

先日、思いがけず次の「落ち」を発見致しまして、
1本限りで仕舞いではなく、
もう少し、書いて行く事が出来そうです。
次の居酒屋さんは、
「善哉」の熟成酒があったお店が舞台。
これがいつになるかは分かりませんが、
もし、再び、お読み頂けるのであれば、
よろしくお願い致します。

実の所、落語を1度も見た事がありません。
勉強不足、甚だしいものですが、何卒。

2010年8月25日・宗夜苳治(Soja Touji)

|

« 冬から夏にかけての日本酒。(2010年の冬、春、夏) | トップページ | 旅第5回・信州SAKEカントリーツーリズムツアー(2010年5月22日・松本) »

日本酒」カテゴリの記事

酒落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512041/49254046

この記事へのトラックバック一覧です: 酒落語「 かんどころ 」:

« 冬から夏にかけての日本酒。(2010年の冬、春、夏) | トップページ | 旅第5回・信州SAKEカントリーツーリズムツアー(2010年5月22日・松本) »