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2009年2月22日 - 2009年2月28日

2009年2月26日 (木)

とにかく楽しく飲む。(2009年2月16日・厨十兵衛)


・  

楽しく飲める場所にて。

思い思いに酒を楽しむ。

飲むことを楽しみ、飲む場を楽しむ。

とにかく楽しく飲んだ日。

…そう言えば、いつもそうかな。


月曜日。

なかなか飲みには出ないそんな日。
定休日にするお店も多いですよネ。
昨年秋頃から松本勤務になった弟は、
主に土日に出勤をする職業ゆえに、
お休みをもらえるのは平日になります。
なかなか2連休をもらえず、
翌日の心配なしで、
安心して飲みに出られる日がない。

共に出る機会がやって来た月曜日、
思えば年末に出たのを限りに、
随分と久し振りの兄弟飲みと相成りました。
いつものメモ帳も持たずにカウンターに座ります。
今日はぜひ弟には楽しんで行って欲しい…
…そんな夜。

【 佐賀・鍋島&山口・東洋美人 】

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Ykさんと頼んだ事もあるこの銘柄この並び。
この日、どちらをどちらが飲むと決めずに、
弟が気になる2種類をお願いし、
それぞれの違いを酒肴と共に楽しむ飲み方で進めて行きました。

「鍋島」は「玉苗」米を使ったもの。
山形の「山吹極」が好きな弟には、
「山酒4号(玉苗)」と言う酒米は、きっと馴染み深いはず。

【 お刺身三点盛り・ ワラサ、黒ムツ、鯛 】

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「外飲みの醍醐味は?」
もちろん、
店主渾身の“家では食べられない”料理にあります。
そして酒場の雰囲気も楽しみのひとつ。
僕はお刺身にも「外飲み」の喜びを見出しています。
これもまた家では味わえないもの。
見た目も味も。
弟もまたそれを感じ、
日本酒と共に楽しむ夜に帰って来た、
その感覚を喜んでいました。

【 栃木・大那&静岡・君盃 】

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続いてお願いしたのは、
弟愛読の「dancyu」にも大きく掲載された「大那」と、
僕がオススメした…Ykさんと一緒に飲んで美味しかった事もあり、
また弟自身が知らない銘柄である「君盃」を。

某信州酒を豊富に取り揃えるお店の店主ご夫妻も、
休日ゆえにお見えになり、
より一層、日本酒談義に華が咲きます。

【 タコとキュウリのごま油和え 】

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この冬のヒットは明らかにこのメニュウですネ。
すでに何枚写真を撮ったことか。
行く度にお願いしているこちらをこの夜も。

【 滋賀・浪の音&秋田・まんさくの花 】

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滋賀酒、やはり弟には合う様です。
味を重視する傾向にある滋賀の日本酒。
滋賀「七本鎗」の頒布会、
自分と同様に注文をしている弟。
初めての日本酒蔵の見学も「七本鎗」であり、
同じ滋賀の「浪の音」に興味を持った様です。

冷えた温度帯では、
ゴツ味重視、膨らみ少なく過ごしてしまうお酒ですが、
やや温度が上がり、酒肴と合わせると、
その味わい、ぐっと持ち上がって来ます。
最初は口当たりとバランスの良さから
「まんさくの花」を引き寄せたのですが、
後半は「浪の音」に感嘆し、
「やっぱり滋賀の酒は美味しい!」と喜んでいました。
されど、この「まんさくの花」も素晴らしい出来デス。
可憐。

【 もつ煮 】

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これもこの冬リピート率が高い「厨十兵衛」の酒肴のひとつ。
味噌の味わいも非常に素晴らしいデス。
2回に取り分けてよそい食べましたが、あっと言う間に完食。
酔って来た辺りに、
胃心地の良い温かいメニュウは、
たまらなく幸せにしてくれますよネ。

【 新潟・村祐&兵庫・奥播磨“喜八” 】

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飲みの終盤に。
先日、飲んで美味しかった「喜八」を、
自分リクエストでお願いしてみました。
これおそらくは温度を変えても楽しめる雰囲気。
「村祐」の「村祐」らしい味わいは、
注文した弟も満足した様子。

【 ぶりの煮付け 】

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その前週にYkさんと一緒に食べて、
料理好きの弟には是非とも食べて欲しかった、
「ぶりの煮付け」がこの日もメニュウにありました。歓喜!
これ、地元信州松本らしい甘く濃い味付けで、
すごく美味しいのです。
家庭の味、郷里の味…だけれども、
それがIdさんの手によって「料理」として大成した感あり。
味を楽しむ「浪の音」や後述する「天遊琳」と合わせると、
日本酒の味わいの差、酒肴によっての接し方の差が、
よく理解でき、楽しくて美味しいデス。

【 三重・天遊琳 】

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他に弟に飲んでみて欲しいな…と思ったのは、
この「天遊琳」の2004年醸造生酒。
熟成酒ですね。
とても綺麗に年を重ねてきた味わいで、
今日これまでの日本酒の流れからすると異質ながら、
これもまた日本酒の世界。

【 葱玉チャーハン 】

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魅惑の“〆のお料理リスト”から、
弟が選び出したのは、
やはり「葱玉チャーハン」でした。
「塩辛パスタ」に惹かれつつも、
「厨十兵衛に来たのなら」…と言う思いもあった様子。

しっかり食べ、しっかり酔い、
心からの「ご馳走様でした!」を兄弟で伝えて帰ります。

この後にBarも…なんて考えていたけれど、
最大限満たされていて、家に帰ってゆっくり眠る…
それが何よりに思えたので、
四柱神社にお参りの寄り道をして家路に着いたのでした。

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2009年2月24日 (火)

大気スパイス(2009年2月14日・スパイシーソウル)


その空間にもスパイスが溶け込んでいるかの様な。


1月27日にオープンした「スパイシーソウル」さんに行って来ました。
元々はmixiにオープンする旨の書き込みがあり、
「新しい店か」…と記憶に留めていました。
2月14日、
どこでランチにしようかと、
Ykさんとパルコ周辺を歩いていた時、
ふっと「そう言えば、新しい店が出来たんだよネ」と言う話になります。
辛いもので温まるのも良いかな…と思いました。

さて、その場の思いつきで「行こう」と決めたが為に、
場所が分からない。
「新しい店」…以上に下調べなく、
「どこだったっけ」と考え、
ケータイ上でログを検索しようと思っても、
どこで見かけたかもあまり覚えていない。

「 中町辺りじゃないかなぁー 」

…と、
ちょうどその時に立っていた、
「Bar OLD PAL」のある交差点、
本町通りと伊勢町通りが交差する場所で、
あたりを見回しました。

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「 あ!あれだ!! 」

意外にも目の前にあった「スパイシーソウル」…
「やったね!」と浮かれて地下1階へと下りて行きます。

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「陣屋」の看板は子供の頃から見慣れているのですが、
そのお隣にオープンしたのですネ。
階下、エレベータにしても壁にしても、
なかなかノスタルジックな雰囲気。

ランチメニュウは3種類。
「キノコと温泉卵のキーマ・カレー」
「スパイシーポークと野菜のグリーンカレー」
「挽き肉と野菜のココレッドカレー」

それぞれ1000円。
ドリンク、サラダ付きの内容で、
ライスは大盛り無料と言う設定。

タイレストラン「ケーラン」で、
僕はグリーンカレーが気に入り、
Ykさんはレッドカレーが気に入り、
このランチメニュウのラインナップ、
てっきり同じようになるか…
…と思ったのだけれど、
Ykさんが「グリーンカレーの方が辛い気がする」と言います。
その直感、大当たりでした。

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どちら香の良いもの。
スパイス由来の香が心地良いです。
Ykさんのグリーンカレーは、
「美味しい!」と思うと同時に、
僕自身の辛味限界点ギリギリの辛さ。
食べると額に汗が浮かぶのが分かる様な感覚。
中に豚の三枚肉っぽいものがゴロゴロと入っていました。
比べてレッドカレーは、
辛味の中に甘味もあるもので、美味しく食べられる辛さ。
メニュウの解説を見ると、
挽き肉や玉葱、キャベツ、そしてココナッツミルクと、
旨味と甘味を押し出せる内容になっていたみたい。
ライスは大盛りにしてもらいましたが、
なかなかのボリュームもあり、
「1000円でこの内容なら嬉しい!」と思いました。

「スパイシーソウル」の扉を開けて、
まず感じたのは“空気が熱い”と言うこと、辛い感じがする…と言うこと。
冷暖房の管理どうこうの話ではなく、
そのお店の名前にある通り、
スパイス溢れる空気がそこにあったと言うこと。
良い汗を掻き、
テンションが上がって元気をもらって、
上着をしっかと着直すことは「暑い」と言い、
シャツ1枚で気分良く店を出た、冬の日。

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2009年2月22日 (日)

ショットガン・ザ・ガネーシャ(2009年2月15日・BeerGarage Ganesha)


「多摩独酌会」帰りにガネーシャです。

トリガーを感じた時には既に酔いに撃たれている。


【 CISK XS / Extra Strong Lager 9% 】

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「チスク」、
マルタ共和国のエキストラ・ストロング・ラガー。
今年の日本ビールの流行は、
これまでの5%のアルコール度数から、
もう少し強く7%程度に引き上げたものの様子。
最近、広告を見るようになりましたネ。
新入荷…と言う事で、飛びついてみました。

香はいたってラガーっぽく、
想像通りの体。
飲んでみて……
「うん、あっ、普通に美味しい」
…と思います。それをメモに移している中で、
グラリと印象が揺れる。
ゴクゴク、ゴクリ、そのあたりですネ。
一気に酔う…胃の消化吸収の関係から、
おそらくはありえないのかも知れないけれど、
―― もしくは他のどこかしらから吸収したのか ――

ガ―――――ン!

…と言うショットガンの発砲音を聞くような。
前後不覚になるほど飲みやすく強い!

ふと、昔遊んだ「バイオハザード」を思い出しました。
拳銃では何発も撃たないと倒れないゾンビの皆様。
ショットガンで至近距離、これで一発KOです。

ガ―――――ン!

…と言う発砲音が頭ン中で響く響く。

どこか強さからエールの様な印象も抱くけれど、
炭酸感からはラガーらしさを感じます。
どこか梨を噛み潰した様なイメージも。
美味しい…と言うか、
なんとハード(硬派)さが持ち味のビールなのでしょうか。

「 ショットガンみたいなビールですネ 」

「 良い例えかも知れませんネ 」

…そう応えてもらって嬉しくなったり。

【 シャルキュトリー 】

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生ハム、サラミ、ミートパテなどの盛り合わせ…
…とはメニュウより。
オリーブなども美味しいですネ。
前菜の盛り合わせが登場していました。
生ハムは2種類、ザワークラウトなども。

【 La Trappe Dubbel / TrappistenBier 】

世界にある7つのトラピスト…修道院ビールのうち、
6つはベルギーにあります。
唯一のベルギー以外のトラピストはオランダに。
それがこの「ラ・トラッペ」と言うビール。
コニングスホーヴェン修道院で醸されるもので、
一時期、修道士さんが造りに関わらなくなり、
トラピストの認定が外れた時期もあったそうなのですが、
1日の内に数時間、修道士さんが携わる事で、
2005年から再び正式にトラピストと名乗れる様になったそうです。

余談ですが、
ベルギーのトラピスト、
オルヴァル、シメイ、ロシュフォール、
ウェストマール、アヘルの他に、
ウェストフレテレン…と言う銘柄があるのですネ。
ラベルもなく販売業者さんには売られないビールだそうで、
“初耳”と思ったのも「なるほど」と思いました。

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「ラ・トラッペ」、
甘く、フローラルで、赤いイメージの湧くビール。
トラピスト系らしい風合でした。
飲み口には軽さが届くけれど、
その後は明る過ぎずに密度を適度に感じさせ、
より一層、“らしい”雰囲気を感じる事が出来ます。
ここ最近、
ナイスおっさんラベルの「ローグ」や、
「レッドフック」などを好んで飲んでいたので、
久し振りにトラピストと出会うと、
同じ「ビール」と言うただ一言のカテゴリの狭さを感じますネ。
こんなにも飲み口に世界の差がある!

美味しさがクリーンに広がり、
熟れて強い雰囲気は少なめで飲みやすく、
フレッシュさも感じます。
次はトリプルに行ってみたいところ。

【 パスタ:牛肉のラグー・ミートソース 】

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この日は東京帰りと言う事で、
お腹も空いており、パスタをお願いすると、
自家挽き牛肉のミートソースがあるとのこと。
開店当初からのメニュウ「牛肉のビール煮」に使うお肉の、
ビール煮には使わない部分を、
挽き肉にしてソースに仕上げたもの。
ビール煮とは食す部位に差があり、その差も、メチャクチャ旨いです!
弾力のある部分で、
噛むと、
野菜の美味しさを吸い込んだ肉汁がジワッと染み出て、
たまらない美味しさ。
また、仕上げのホイップクリームにもセンスを感じます。
これは今度家でもやってみたい。
肉のソースにクリームを加えるその意味と全く同様の、
コクとアクセントが加えられているのです。
ニンニクから匂いを抽出するのではなく、
味を見事に抽出してある部分、そのベースがしっかりしたパスタ。
いやはや、相変わらずお見事デス。


しっかり飲み、食べ、日帰り東京旅の楽しみを味わう!
良い1日の締めくくりでした!

そして本日は「第9回ウィスキーマガジン・ライブ!」です。
昨日から再び上京中。
初めて参加するウィスキーの祭典!
とても楽しみです!

http://www.whisk-e.co.jp/live/2009/

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