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2009年2月8日 - 2009年2月14日

2009年2月13日 (金)

空のうつわに見える未来。(2009年2月11日・憩の森)


今回は本当にカフェにありそうな、

そんな器が集まっているみたい。

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今はぽっかりと空いたうつわのなか。

これから誰かが思い思いの何かを淹れるのだろう。

今はただ並べられただけの器。

気に入った誰かの家のテーブルで、

憩の時間を形作るに違いないし、

きっとそれを願って生まれて来たのだと感じる。

今はまだ空っぽだけど、

未来が詰まっているうつわが並ぶ。


2月8日~3月11日まで、
城山公園にある「憩の森」で、
県内外の陶磁器作家14人の作品を集めた、
「 カフェのうつわ展 」が開かれています。

昨年は1月に「100種の珈琲カップ展」が開かれていましたが、
今回は更に範囲を拡大。
そして、
個性的な作品が並んだ昨年よりも、
実用的で落ち着いた雰囲気の作品が多く並んでいるように見受けられます。

これ…冬の恒例になるのかなぁ。
なったら面白いなぁ。
そんな風に感じます。

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Ykさんと山梨までのドライブ後に訪れました。
Ykさんはお気に入りの2番の濃さのコーヒーを。
そして日替わりのシフォンケーキは「苺」とのことで、
これは2つお願いしました。
果実から焼き菓子の一部と昇華される苺の風合は、
また瑞々しさとは違う美味しさがあって好きです。
バニラやクリームとの香の相性も良かったですネ。

「dancyu」の今月発売号は毎年恒例「日本酒」の特集。
「厨十兵衛」で去年辺りから、
「これ、美味しいね!」と言い続けていた、
「貴」と「大那」が特集のトップに取り上げられていて、
何だか嬉しく感じました。

夕暮れ迫るまで、
実にのんびりとした時間を楽しんだ休日。

そう言えば、
月曜日に弟も「憩の森」を訪れて、
気に入ったマグカップを買ってきた様子。
使う前にお米の研ぎ汁に一晩つけていました。
きっと嬉しそうな顔で、
コーヒーかお茶を飲むのだろうと想像できる感覚。


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―――何が見える?

よく晴れた空には春が見え隠れしているのかも知れないね。

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2009年2月11日 (水)

花陽浴、長野に来たる(2008年8月9日・厨十兵衛)


酒に出会うも縁、

巡る縁が繋ぐものも、また縁。


夕立上がりの涼しくも、
どこか風には温度が宿り、
夏場特有の空気を醸し出していた夜。
「ガネーシャ」から向かったのは、
緑町の「厨十兵衛」でした。
前々回の「ガネーシャ」日記からの続きです。

先ずお願いした日本酒はこちらから。

【 一白水成・王禄 】

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秋田・一白水成・純米吟醸中取り“美郷錦”、
19BYは大飛躍の年だったのではないでしょうか。
今年もすっごく期待できる秋田の銘醸。
特に気に入ったのは、
この桃色のラベルでした。
自分も気に入りましたし、
好みが違うYkさんも「美味しい!」と喜んでいたボトル。
酸味があるのに、思い浮かべるのは水の世界。
すっごくスッキリ飲ませてくれるし、
締める所はキチッと締めて来て、
キレがまとまっている感じ。
バランスが良く、熟れ具合も適度。
“大好物”の酒の体ではないのだけれど、
ものすごく良いお酒である事が分かる味わいでした。

島根・王禄・純米吟醸「渓」“夏の渓流”、
Ykさんがお願いしたのはこちら。
7月後半に飲んだ時に、
とても印象が良かったのでオススメしました。
「王禄」、やはり素敵です。
後半はお互いのグラスを交換して楽しんだりもしました。

【 いちじくのごまクリームがけ 】

メニュウを見ていて、
とても気になったもの…どんな料理か想像できません。
いや、シンプルなメニュウ名。
想像できない訳ではないのだけれど、
それがどんな美味なのか、未体験の域。
ワクワクして登場を待ちました。

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生のイチジク、初めて食べました。
まずは“生(き)”の風合に驚きます。
てっきり干し果実のイチジクが出て来るとばかり思っていました。
感覚としては、
「イチジクに生があるんだ…」と言う思いに近いデス。
Barなどで出会うもの、
洋菓子などで出会うもの、
焼かれる、干されるなどして、
生の状態に出会った事がなかったがゆえに。

酸味は強くないのに、
瑞々しさとスッキリ感、爽やかさ、
くどい甘みではなく糖度重視ではなくアッサリとした風合。
そしてゴマの香、ゴマとクリームの油分による、
包み込む様なソフトな感覚は、実に美味しい。
どこか「クリームチーズの白和え」で感じた香も。
そして、シナモンの様な香も拾います。
Ykさんに聞いてみると、
「それはきっとイチジクの香だよ」とのこと。
なるほど。
いろんな香を楽しんでいた事を思い出します。

【 ホタテの生ハム包みフライ 】

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「厨十兵衛」、
夏からの必殺メニュウとして記憶に留まる、
“ホタテ生ハム”――…
大好物ですね。思い出すだけでまた食べたい。
今の時期はカキフライが登場していて、
これは旬の食材、そのままで頂く喜び。

ホタテ生ハムになると、
ひと工夫されて、塩みの美味しさ、
ホタテの甘さが引き出され、
思う存分楽しむ幸福の粒揃い。

【 亀泉・くどき上手 】

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高知・亀泉・純米吟醸生、
上立ち香に桃の様子。
これも出来が良い!…と感じました。
夏場の生酒、
時に甘い方向に進み過ぎ、
ダレた気配を感じさせるものもありますが、
バランス良く、綺麗でスッとしている。
寸時、繊細な女性を想像するけれど、
その実、弱々しさなどなく、光ある美しさ。
久し振りに飲んだ「亀泉」、
その折り紙付きの美味しさを感じました。
芯も優しく、心地好い。

山形・くどき上手・純米大吟醸“愛山”生詰、
Ykさんが選んだくどき上手、
このボトル、最後の1杯だったようです。
自分の手の中にある「亀泉」、
その美味しさになかなか追い付くお酒はないかも…
そう思っていたけれど、
この「くどき上手」もすごく美味しかった!
良い酒に囲まれている事を実感。

【 焼きよもぎ麩 】

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“不思議な”…と言う表現で正しいのか分からないけれど、
くにゅくにゅとした特有の食感、
それを楽しむ事も気持ちが良いメニュウ。
これまで目にするものの頼んだ事がありませんでした。
Ykさん曰く「美味しいよ~」とのことで、注文に至ります。

なんだか懐かしい味わい。
おそらくは色からも想像したのは、
「やしょうま」…どんど焼き、三九郎などで食べる、
繭玉型のそれ。
甘じょっぱく食べるのは、きっと長野県らしく、
大好きな味わい。
素朴とか、そう言った事よりもソウルフード的なイメージ。
美味しい。

【 銀鱈焼き 】

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塩味、美味しいですね。
銀鱈が美味しいからこそ塩が美味しく、
酒が美味しく。
ミョウガや大根おろし、酢橘の爽やかな香は、
旨味ある塩味にメリハリを与えてくれる様です。

【 花陽浴・作 】

埼玉・花陽浴・純米吟醸・純米吟醸無濾過生原酒、
三重・作・純米吟醸“雅乃智”、

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「花陽浴(はなあび)」、
上立ち香はアルコール的な立ち香と、
酢酸イソアミル系の雰囲気とが混在した様子。
やや甘い香にわっと湧く様なお酒の匂い。
口にすると、メロンソーダと形容する場合がある、
イキの良い元気な風合が美味しい。
含み香が高く、
甘さとほどけがどこかお菓子の様な雰囲気。
やや残る苦味は酒の体をシャンとさせている様にも思います。
開封後の変化で苦味は抜け、トロミにも通じるような。
「作」は相変わらずの万能型。
それは淡麗で特長がないの意にあらず。
定評のあるバランスの良さ、ですね。


「厨十兵衛」の常連さんに、
花陽浴の蔵元さんとお友達の方がいらして、
「長野でも花陽浴が飲める店がある」と話していたらしく。
松本で埼玉の酒が飲める…
実はなかなか無いことなのですネ。
「1度、そのお店に行ってみよう!」と思われた蔵元さん。
実際に訪ねていらした夜でした。
Idさんから「近いうちに来るよ~」とは聞いていましたが、
よもや
もともとYkさんと一緒に遊びに行こうと思っていた日だとは知らず。
平日かと思っていました。
タイミング良くお会いでき、一緒に写真を撮らせてもらいました。
「厨十兵衛」に貼ってあります。

良い店には好い人が集まり、縁になる。

それを実感できるあの日の日本酒。

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2009年2月 9日 (月)

ビールは微笑む!(2009年2月7日・BeerGarageGanesha)


松本に再び咲く笑顔!

ビールを楽しむ夜。

YES! I LOVE Beer!


前回の日記に、
“臨時休業”と書いた、
松本駅前「ビアガレージ・ガネーシャ」さんですが、
2月に入り、元気に営業中です!
kenchieさんやrazzaさんからの情報が入り、
早速、Ykさんとふたりで行って来ました!

【 Schneider Aventinus 】

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久し振りに眺めるガネーシャのビア棚から、
いつもよりもたっぷりめの時間を取って選び出したのは、
このドイツのビールでした。
後に調べて分かったのですが、
ドイツでは冬から春にかけて楽しむビールなのですネ。
Ykさんが「気になる」と選び出したもの。
季節に合うビールであった様です。

「シュナイダー・アヴェンティヌス」、
スタイルはヴァイツェン・ボックと呼ばれるもの。
アルコール度数は8-9%とのこと。

専用グラスの形状も独特で、
背の高いグラスゆえなのか、
下部に重みがあり、安定感があります。
太い胴部分を握り締め飲む…
開口部が狭まっているので、
ビールの良い香、届き易いです。

ナッツリキュール、
スミレリキュール…この2大要素を香からイメージします。
ナッツのオイル分に似た、
クリーミィさも混ざる優しい香、
スミレのリキュールから感じる華やかな情景。
もちろん、
ドイツのビールゆえにスパイスなどは加えられておらず、
大麦、小麦、ホップと水で作られているビール。
香は醸造の技、自然の力と言ったトコロでしょうか。

アルコール度数の高さは、
甘い香に融けて行き、あまり感じられず、
しばらく飲んだ後に、
脳天に槍が生まれる様な…「あ、来た」と言う、
酔いの感覚。
気持ちが良いデス。
爽快感ある、
酔いへの焦らしもない導引。
魅惑の1杯となりました。

【 エスニックスパイシーカリーポテト 】

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メニュウ名、もしか少しだけ違うかも。
ともあれ、
N川さんによる“Ykさん仕様”…
…ちょっと辛口にしてもらったスパイシーポテト。

「 おおっ、これは辛いかも! 」

…と口の中に広がる熱気に驚いて隣を見ると、

「 …え?そう? 」

…と実に美味しそうにつまんでいるYkさん。

流石デス。
ただ、この辛味、美味しいですネ。
比較的「アヴェンティヌス」は、
甘い香が優先されるものなのですが、
辛味と甘味を交互に繰り返しているうち、
美味しさの相乗効果で、
テンションがかなり上がって来たのも事実。
汗も掻くけれど、
だからこそビールの喉越しが気持ち良い。

【 REDHOOK"LONG HAMMER"I.P.A 】

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続けて僕がお願いしたのは、
前回ブログでkiyo10さんとのやり取りで登場した、
レッドフックのインディアンペールエール。
久し振りに飲んだのだけれど、
やはり!実に美味しいです!
爽やかさは果実の装い。
突き抜ける…と言うよりも、
吹き抜けて行く速度感、
バランスの良さ、喉を通る身の在り方も好きですネ。
これもオーソドックスな日本ビールの概念を吹き飛ばす、
飲む人を笑顔にさせるビールに違いない!と感じました。

【 Satan"RED" 】

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前回のブログを読んでくれたYkさんは、
悪魔の笑顔が素敵な「サタン」を再び。
良い表情の写真を撮る事が出来ました。

ビールは微笑む!

そんな感じ。
「笑う」と言うよりも、
こうして「サタン」の様に、
「よう!楽しく飲んでるか!?」と夜を誘ってくれる。


再び、明かりの点いたガネーシャ。
これからも松本の夜をビールで楽しませてください!

そう、
ガネーシャでビールは微笑んでいるのです。

「 よう!今日もビールは美味しいかぁ? 」

答えは「ぷはぁ」のため息と共に!

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