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2009年1月18日 - 2009年1月24日

2009年1月24日 (土)

夏祭りの風を感じながら酒を飲む(2008年7月24日・よよぎ、風林火山)


実にネガティブな考え方をすれば、
「あの頃は盛っていたのに」となるのだろうか。

人は楽しみを忘れられないから、
喜びを求めるものだから、
あの夏の風はきっと戻って来ると思う。

何はなくとも四季は巡る。

再び、夏頃の日記に戻って行きます。
年末年始気分が抜け、
仕事が始まり、毎日が動き出して数日。
時節にあった日記と共に、
新旧織り交ぜた内容をゆっくりやって行きますので、
どうぞよろしくお願い致します。

夏、この夜、
松本城下の駐車場にテントが建てられ、
ビールのイベント「オクトーバーフェスト」が開かれていました。
賑やかな祭の音、活気。
夜ともなれば、
日中の熱さを潤す様に音楽とビールで楽しむ…
そんな夜。
様子は知っているのだけれど、
ビールも大好きなのだけれど、
やっぱり日本酒が飲みたいなぁ…と思って、
祭の横を素通りし、「よよぎ」へ。

大将とのんびりお話をしながら頂いたのは、こちら。

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愛媛・寿喜心・特別純米無濾過生原酒“松山三井”…
武蔵境の「酒のなかがわ」さんに送ってもらったお酒がいたく気に入り、
名前の縁起の良さからも覚えが良かった「寿喜心(すきごころ)」…
松本でも飲むことが出来ました。
上立ち香は若い生酒の体。
立つアルコール感に、なお勢いを感じ、
鼻先に返って来る呼気に乗る香は美しく感じます。
ひとくち…「軽い!」
軽快で、ほの甘く、旨い。
軽さも身のない感じではなく、
満足させつつ飲み易さ入り易さ、
羽様ではなくて地に足の付いた軽さ―――…
一言「軽い」と言う言葉では表し切れない、
良いお酒でした。「流石」と思えるもの。

そう言えば、
話の途中、
大将は精米歩合が60%以下のお酒を置くようにしたい…
…なんて言っていました。
大将が求める「良いお酒」の条件に当てはまる事が多いみたい。
それが誰彼にも必ず正しいと言う事はきっと無くて、
事実、昨年出会った中では
「貴」「七本鎗」の80%精米は特に気に入ったし、
県内の「岩清水」「北安大国」も、
熟成と共に酒の味わいも変化し楽しめる良い酒だったし、
大将は大将で、
そうして「良い酒」を求めて行ってくれるから、
僕らは安心してお酒を楽しみに行けるんだなぁ…と思いました。
色んなお酒があって、
色んな個性があって、
飲み手にも色んな個性があって、
僕と似ている部分もあって、
違う部分もあるから、すっごく楽しみが広がって行くと思います。
大将のお店に行けば、
大将の選んだお酒が飲める、
厨十兵衛なら、風林火山なら、
やっぱりIdさん、たいそんさんの求める良いお酒が飲める。
それが嬉しくて僕は足を運んでいるのだなぁ…
…そう思います。
尊敬する3人に共通するのは、
「日本酒が大好き」だと言うこと。これが何より、ですよネ。

しばらくすると、
フェスト帰りの方がお見えになり、
「よよぎ」の店内もお祭りの息を拾うように賑やかになりました。
ちょうどほろ酔い、次のお店へと移動しようかな、と思います。
祭気分に乗ったのか、気分が良かったみたいで。
「厨十兵衛」に行くと…
窓越しに見える店内はなかなかの盛況振り。
こちらももしかするとフェスト帰りの方で賑わっていたのかも。

では…と向かったのは駅前。

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「風林火山」
長野・北安大国・純米吟醸生詰“蔵出し”を。

ラベルがないお酒なのデス。
「更に良くなってきたんだ」と言う、
店主たいそんさんの言葉に乗ってみましたが、なるほど!…と言う感じ。
強く、そのごく強い刺激から柑橘系のイメージすら思います。
春先、出始めに飲んだとき、
こんなにハッキリした印象の酒だっただろうか?
甘さもあり、優しい糖の膜があり、張り、そして弾ける。
ビッグさ、厚み、旨味、米味を超えた強い味。
去年から「北安大国」は良いなぁ…と………
むしろ「風林火山」でよく出会えるから
良さを見つける事が出来ていて、
それが日に日に確立されていった時期なのかも、夏。
そして正月の蔵見学にも繋がる訳ですし。


あぁ、日本酒が飲みたくなってきました。

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2009年1月22日 (木)

セバニアル・アルセーバ(2008年11月&2009年1月・アルセーバ)


3枚目の扉を開けて、活気が見える。


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Ykさんの勧めもあって訪れた洗馬のイタリア料理店。
名前は聞いたことがあったけれど、初めて行きました。

まず表の赤い扉、
開けて右にもう1枚、
エントランスがあり、大きな引き戸が1枚。
3枚目の扉を超えて店内に。
2度訪れて、両日、どちらも賑わいを見せていました。
店員さんもハキハキしていて、元気が良い。
それはとても気持ちが良いもの。
「行くなら、予約した方が良いよ」と言うYkさんの言葉が、
よく分かります。

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カウンターに。
他にテーブル席や座敷席もあるそうです。
入って直ぐのカウンター席からは厨房が見え、
次々とオーダーをこなして行く姿もまた活気。
漂う匂いも香ばしく、
料理が届くのがとても楽しみになりますネ。
また、これ以降の奥、他の客席は見えず、
人と人との間をよく理解してくれているみたいで、
適度な“間”が心地好い空間を作ってくれます。

さて。ランチメニュウは以下の5コースから選べます。

A:パスタ、サラダ、エスプレッソで1150円
B:パスタ、サラダ、エスプレッソ、ドルチェで1450円
C:メイン(お魚又はお肉料理)
 サラダ、ライス又はパン、エスプレッソで1480円、
D:メイン(お魚又はお肉料理)
 サラダ、ライス又はパン、エスプレッソで1780円、
E:ゆったりフルコース:3800円

選んだのは2回とも“B”のコース。
パスタは4種類程度、選ぶことが出来ます。
“エスプレッソ”は食後の飲み物として、
コーヒーや紅茶を選ぶことが出来ます。
中町「クアトロ・ガッツ」と同じ
「LAVAZZA」のコーヒーは嬉しいです。
濃い豆の味。

11月はスクランブルエッグが乗ったサラダ。

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1月はワカメが乗ったサラダでした。

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2人分が1皿で出て来るので、
めいめい取り分けます。
大きなお皿で出て来ると、
何だかスペシャルな気分になりますね。
“取り分ける”と言うのも楽しい。
スクランブルエッグは柔らかくふわふわしたもので、
サラダの上に乗るのは初めて見ましたが、
案外、合うものですネ。
お腹を空かせたランチタイム、
あっと言う間にお皿が空になって行きます。

【 たっぷりブロッコリーのトマトソース 】

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パルミジャーノの香
塩尻産ブロッコリーと2年熟成のパルミジャーノチーズの香がアクセント!
…とメニュウにはコメントが。
パッと見である程度分かるメニュウ名でも、
こうして一言コメントがあると嬉しいですよね。
声が届く…と言うか、
食欲がより一層湧いて来る感じ。

11月にYkさんが注文したもの。
トマトへの敬意、オリーブオイルの使い方、
フレッシュバジルの心地良い香味、
それぞれが上手にまとまっていました。
別皿でパルミジャーノチーズも添えられ、
「もっとたっぷりチーズをかけたい!」…
…と言う人にも応えられる様になっていました。

【 サーモンとアンデスのクリームソース 】

このコメントは、
アンデスと言う自家菜園のじゃがいもが入った濃厚なクリームです、
…とのこと。

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11月、パスタメニュウの中で、
特に自分が気になったのはこちら。
「アンデス」と言う、
聞き慣れないジャガイモの名前に惹かれました。

まず、正しくサーモンの香がクリームに移っていて美味しい。
意外に家で試すと出来ないもので、
塩気もきちんと強く、
クリームソースが淡白で終わらせずに、
味わいの強さ、深さがあって嬉しくなります。
塩がきちんと入っていると、
パスタそのものにメリハリがついて美味しいですよネ。
その中に、ジャガイモの風味が混ざり合い、良いデス。
他のジャガイモに比べると、
水分量が少なめ…と言うか、
ほくほくした感じもあるけれど、
比較的乾いた印象があり、
(例えば、蒸しあがった芯と外周では明らかに渇きが違う感じ)
ソースの中でも原型がしっかりとあるのに、
香は確かに融けている…と言うものでした。
美味しかったです。
大盛りは350円増しだそうですが、
これはこの量で、
お腹いっぱいになれるボリュームのある一皿でしたネ。

【 ボロネーゼ 】

赤ワインをたっぷり使った本格ミートソース!
…と言うコメント。

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つい先日、1月に頼んだのはこちら。
無難に卒なくまとめている感じですネ。
また食べたくなる味わい。
ちゃんと旨味の下地が出来ているボロネーゼでした。

【 魚介のぺペロンチーノ 】

あさり、ホタテ、エビ、白身魚が入った
ピリ辛ガーリック風味です、とのこと。

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こちらはYkさんが注文したもの。
ひとくち貰ったのですが、美味しかったです。
にんにくが優しく利いている。それが何より良いデス。
“辛いパスタ”の象徴的なイメージのあるぺペロンチーノ。
この一皿にあったのは鮮烈な辛さとにんにく風味…でなく、
実に柔和なニンニクの香、味わいと辛味。
だからこそ、小麦由来のパスタに相性が良い…と思うのです。
個人的に、あまりにも辛味が先行してしまうと、
素材の甘味を上回ってしまい、
味の観点からも、
オイル分との混ざりも含めて、
良くない様な気がしています。
また、塩気も刺々しくなくて美味でした。

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ぺペロンチーノには、
辛味補強のためのオイルが添えられるようです。
じんわり辛いけれど、やはり刺々しくなく、
サラッとしたオイル。

こうした“添えられる”もの、嬉しいですよね。
味の調整が出来る以上に、
心配りとして、嬉しく感じられます。

【 ドルチェ 】

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食後のデザートを。
これが11月のもの。
プディング、
ショコラとバニラのアイスクリーム…だったかと。

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これが1月のものです。
バニラアイスとプディング、
ヨーグルトを使ったティラミス…です。

提供時には、
「おふたりでどちらでもお取り下さい」…と言われます。
僕らは結局、どちらと決めずに、半分ずつ食べるのですが、
「これ」と押し付けがましくなく、
2種類のデザートを楽しめるので、気に入っています。
プディングは特にお気に入りですネ。
カスタードのコク、甘さともに品が良く、良いお味。
舌の上でとろける感覚もまた良いデス。
ショコラ系のデザートも、
飛び抜けて濃厚ではなく、コーヒーに合いますし、
食後の一時のテンションに相応しい濃さだと思います。


こう…2度行ってみて、
「また是非行ってみたい!」と思わせてくれます。
接客にしても味にしてもサービスの内容にしても。
洗馬まで足を運ぶのもなんのその。
また食べに行きたくなる料理店でした。


元気をつけてスカイパークへ。

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飛び立つ飛行機を見たりしながら、
気分良く腹ごなしのウォーキング。
美味しいものを食べて気持ちが良くて、
空が青くて気持ちが良くて。

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2009年1月20日 (火)

今だけ沈め!欲望の翼あぁ!(2009年1月17日・山屋酒店)


それを見た時に、

“フルコンプリート”の文字が浮かびました。


出ていたら嬉しいなぁ…と思って、
「山屋酒店」に顔を出します。
何気に「栃木・開華」も置いていたりする酒屋さん。
確か先日は1種だけ「秋田・春霞」もあったような。

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目的のお酒はこれ。
長野・佐久乃花・純米吟醸無濾過生原酒…の、
「手詰め直汲み」自家水田栽培米のみを使ったボトル。
名古屋のくま@牛乳さんと一緒に
蔵に遊びに行った際に知ったボトルで、
佐久乃花ラインナップの中でも、特にお気に入りなのです。
最近は逆の印象を持つ
山廃純米なども熟れていると落ち着いた
良いお味ですけれども。

これだけ買ってサッと帰る…
…ことも出来たのですが、店内を物色。
そこで見つけてしまったのが、これ。

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何とか9本で抑えました。
心の中、欲望の翼がそれこそ大きく羽ばたくのを感じました。
「わぁ、全部欲しいー!!」
流石に自重しましたが、それでも9本。

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伊那市・井の頭・純米吟醸、
中川村・今錦・特別純米生貯蔵“風の舞”、
長野市・川中島幻舞・特別純米“川中島”、

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岡谷市・神渡・純米辛口、
岡谷市・神渡・純米吟醸、
上田市・信州銘醸・特別純米“黒耀”、

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中野市・志賀泉・純米吟醸、
木曽村・木曽路・特別純米、
山ノ内町・縁喜・純米吟醸、

…「勢正宗」とか「岩清水」とか「水尾」とか「澤の花」「佐久乃花」、
他にもあれば買っただろう銘柄はありますが、
山屋酒店にあった中で、
「我慢できない」と思ったのは9本でした。

…これ県内全蔵元が出さないかなぁ。

出したら、僕は全部1本ずつ買います。

たまらん。

容量はそれぞれ180mlずつ…1合ずつとなっています。
飲みきりサイズ。
食卓、毎日の晩酌に1本ずつ、
「今日はどれにしようかなぁ~」と選びながらお酒を楽しむ。
とりあえず9日分の楽しみを手に入れました。

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2009年1月18日 (日)

スカイパーク1周のその後に(2009年1月12日・ICHIE)


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やってみれば、なんとかなるものだ…と。

第1回信州スカイパーク1周ウォーキング:1時間50分。
第2回信州スカイパーク1周ウォーキング:1時間40分。

清々しくて気持ちが良い。


最近、土日ともなれば、
Ykさんと一緒に信州スカイパークに歩きに行っています。
「1時間ぐらい」…を目安に進めていたウォーキングが、
ある日のきっかけから、
「1周、やってやれなくない」と理解するに至り。
自分も初挑戦した1月12日。
歩いていると、あっと言う間でした。楽しい。
「そんなこと、普通はしないかな、する人は少ないかな」…
…と思われた1周コース、
意外に挑戦する方は多いような気がします。

ゴール間近、最後の10分なんて、
「やりきった」感が出始め、
すごく嬉しくなります。高揚して来る。
「がんばった、俺」と思います。
ただ歩いただけ…なのだけれど、
1時間40分も気楽に、ひとつのことに集中するって、
現代、ナイのではないかなって思います。
やり遂げたって気持ちは本当、格別。
走ったりする訳ではないので心地好い疲れ。
休日は犬のお散歩に繰り出す方も多く、
目の保養にもなりますし。

【 ICHIE 】

松本経済新聞に掲載されて以来、気になっていたお店。
「一期一会」の「イチエ」からお店の名前を撮ったのだそうです。

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奥に見えるのは塩尻市役所。
交差点を挟んだ向かいにあります。

【 いちえブレンド(十色珈琲)・マグ 】

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コーヒーでほっと一息つきたくて、Ykさんと訪れました。
小さな店内、1階がケーキを販売するブース、2階が喫茶ブース。
イートイン目的だったので、2階に上がっていきます。

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全8席。
カウンター席4席とテーブル1卓に4席分。
本当に小さな喫茶店…と言う感じ。

ケーキのセットメニュウがあり、
それを頼もうか…と思いましたが、
コーヒーをじっくり飲みたいが為に、
セットが適応されない「マグ」にて注文しました。
通常の1.5倍量になるのだとか。
コースターにイチエの刺繍があり、
コーヒーカップも可愛らしいデザインで洒落ています。
柔らかい味わいのブレンドコーヒーでした。
通常450円でマグにすると150円増し。

【 ティラミス・フリュイルージュ 】

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気になったスィーツを選んでみます。

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食べかけで申し訳ないのだけれど、
中はこの様に層になっていました。
1つ380円…大きさからはちょっと割高に思えるのだけれど、
味はその値段に応える美味しいケーキでした。
外装マスカルポーネチーズとクリームの甘さ、香は程好く、
口どけも良く、文句なし。
イチゴのジュレとピスタチオのムースもそれぞれに風味がしっかりと感じられ、
かつマスカルポーネに潜む清涼感を邪魔しない。
小さいながらに工夫が見られ、高品位。
ピスタチオはともかく、
果実であるイチゴ、加熱して加工してこの酸味と甘み、
香の移し方は素晴らしいと思いました。
まだ豆類ならば香より味を重視しても良いのかも知れませんが、
イチゴの場合は更に砂糖に負けるわけにも行かず…
そうしてジュレにばかり集中して思うと、
同時にマスカルポーネクリームの重過ぎない口当たり、
美味しさが呼び戻されて来ます。
良いです。美味しいケーキでした。

【 シュークリーム、シュークリーム抹茶 】

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シュークリームは180円、抹茶は200円のシュークリーム。
やや強い食感の生地。
ガリッとしたロースト感はないけれど、
サクッとした雰囲気が表面にだけあり、
その一枚下はしっとりとしているスタイル。
通常のクリームはバニラとカスタードのミックスに思えるもの。
抹茶クリームは牛乳と割ったもので、大好物の香味。
子供の頃に母が「グリーンティ」と書かれた粉飲料を
よく買ってきてくれていたのだけれど、
その甘くて美味しい牛乳割りを愛飲した自分からは、
懐かしささえ抱く美味しさ。
1つで十分満足できる濃さがあり、これも品質は高いですネ。


一息着いて店を出て。
暗くなり始める空に1日の終わりを感じながら。

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