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2009年7月26日 - 2009年8月1日

2009年8月 1日 (土)

松本電鉄・上高地線の車窓から。(2009年6月20日・酔い好い電車)


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何よりも感じたのは、
松本電鉄の社員さんの本気…と言うか、
上高地線を盛り上げようと言う心意気。

8月7日には、
サッポロビールと協力して、
「納涼(ビール)電車」が運行されるそうですヨ。


前3回行われたこの企画、
土曜日開催の20日に、
Ykさんとふたりで行って来ました。
「どんな感じなのだろう…」と興味を持って。
喜多方の樽酒電車の開催もお聞きした事がありますし、
電車と日本酒のコラボレーションイベント、
松本でも開かれるならば行ってみたい!
…それがきっかけでした。

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切符はこんな感じ。

体験してみて、
この企画のポイントは、
“蔵元さん主導”ではなく、
あくまで“協力”と言うスタンスであったこと、
ゆえに、
隅々まで松本電鉄の社員の方が、
一生懸命考えて練り上げて醸して造ったイベントであった…
僕は何よりもそれが嬉しい。
郷土愛を感じる、楽しませたいと言う思いが届く…
6月20日を振り返る今、
そんな気持ちで、書き始めています。

うん、揺れる電車内、
日本酒を注ぐ時も、ピリッと緊張している。
こぼしてはだめ、カッコ良くやりたい…
慣れない事でも一生懸命に取り組んでみる、
その真剣味、誠実さ…「あぁ、本気の企画だ」と感じたものです。

その節は、ありがとうございました!


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「上高地線」は松本駅から新島々駅までを繋ぐ、
( 新島々駅 = しんしましまえき )
全線単線、路線距離14.4km、全14駅のローカル線です。
終点の新島々駅は上高地へ向かうバス発着の拠点。
また、途中の下島駅最寄には梓川高校があり、
通学に必要不可欠な生活の足としても知られていますネ。

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駅の中央改札を抜け右手へ。
7番線に渡る高架橋を通ってホームに下ります。

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この企画の為に臨時電車が組まれ、正面には「団体専用」の文字。
後に聞くことになりますが、
今回の運行、
定常の運行よりもずっとスピードを落として運転されたそうです。
「ゆっくりと電車の旅を楽しんで欲しいから」
…そんな気持ちが込められた酔い好い電車、到着です。

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車内、見事に電車であり宴会場であり。
人と人との空間も程好く、
狭くなく広くて寂しいと言う事もなく、
程好い距離感でした。
前掛けや幟が車内にディスプレイされていて、
ちょうど僕らが座った席の横には――…

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「大信州」の半被が。
大好きな蔵元さんなので、
ここでこうして出会える事は嬉しいですネ。

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座席には旅のしおりとカップ酒が置いてありました。
これは僕の席。
「大信州」と「善哉」のカップ酒。

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Ykさんの席には「アルプス正宗」と「岩波」のカップ酒。
これはその場で飲んでも良いし、
お土産で持って帰っても良いものでした。

出発前、いろいろな事に気付きます。
電車とは揺れるもの。
だからこその工夫。

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テーブルの足場はキッチリと止められていて、

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テーブルクロスも樹脂製の滑らないもの。
これが赤や白、青などの色を上手に組み合わせて、
装飾的な部分、機能的な部分でも実に効果的に使われており、
安心して電車に揺られる事が出来ました。

これ、ホームセンターなどで見かける、
フローリング上、
絨毯等との間に挟んで、
滑らない様にする為のシートだと思います。
この工夫!
今回の「酔い好い電車」告知の新聞記事には、
先に松本電鉄の社員の方が、
どの様にしたら良いか、
シュミレーションを行うなど、
念入りに企画されている…との旨、ありました。
よく考えられている…と思わないではいられませんでした。

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ドアが閉まり、出発です!
常日頃、電車を利用する時、
ドキドキしたりなんかしませんが、
今回は別。
ワクワクとした旅気分、良いものですネ。

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お酒だけでなく、お弁当も用意されていました。
カップ酒2種、お弁当、
上高地線の往復切符…
イベント参加費はおひとり様1500円ですから、
ずいぶんお得なイベントに感じます。
更に、
お酒はカップ酒だけではありません。

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こうして注いで回ってくれます。
水滴が付くこともちゃんと考慮され…
おそらくは蔵元さんからの意見も取り入れられ、
少量を間違いなくこぼさずに注ぐ為の、
注ぎ口を瓶口に装着し、
瓶が冷えているからこそ外気に触れれば、
瓶に水滴が付きます。
これを落とさないためのタオルも準備されていました。
旅のしおりには、
お酒も紹介されていて、
自分が今何を飲んでいるか…も、
ちゃんと理解して楽しむ事が出来ます。

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道中、大信州酒造の横を走ります。
奥に見える煙突と巨大なタンクが車窓からチラリと見えます。

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大信州酒造は新島々駅に向かう場合に右手側、
左手側には「アルプス正宗」の亀田屋酒造店があります。

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田んぼや山の景色、雲の表情を見ながらの小旅行。

新島々駅に着くまでに楽しんだお酒は以下。

【 善哉酒造 】
女鳥羽の泉・純米吟醸
女鳥羽の泉・山廃純米
【 岩波酒造 】
岩波・純米吟醸
岩波・本醸造原酒
【 大信州酒造 】
大信州・純米原酒“山田錦”
大信州・純米吟醸“NAC”
【 亀田屋酒造店 】
亀の世・純米原酒“粂次郎”
アルプス正宗・純米大吟醸

各蔵2種類ずつの計8種類でした。
リストには日本酒度や酸度、
アルコール度、お酒の特徴などは書いてあるので、
判別は出来るのだけれど、
では、どんなお酒が、
どんな思いで飲んで欲しいのか…
また、そもそも「日本酒度とは?」と言った、
基本的な説明がないので、
ちょっとだけ分かり辛いかもデス。
蔵元を囲む会などでは、
直接、お見えになる蔵元さんにお話を聞く事が出来ますが…。

ただ、8種類を次々に注いで行って、
ちょうど片道分の時間を費やしましたから、
企画上、
説明を入れたくともその時間がない…
説明時間を含めると試飲点数が減る…
その中から導き出された、
最善の策が現状であり、
今後、発展して行くであろう、
期待して良いだろう内容に感じます。
初回、
こんなに練って作ってある……
それだけでとても素敵な事だと感じました。

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新島々駅に着き、見える光景は、
街場の松本駅とは違って、
悠然と佇む山を、もっともっと間近に感じられるもの。

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亀田屋酒造の社長さん、営業さんがブースを作り、
僕らを待っていてくれました。
ここで物販や甘酒の試飲などが行われました。

せっかくなので「酒ケーキ」、買ってみました。

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帰りは来た時と同じ時間を掛けて、松本に戻ります。

そう言えば、
こうして上高地線に乗ったことって、
僕はこれまでにあったかなぁ…と考えます。
今は…
例えば、新島々駅近くにある
深澤酒店に行く、
波田の「A+!(アプリュス)」だったり、
「シュテルン」だったりに行く…
どれも車を使うし、
もしか子供の頃に遠足とかで使った事があるかもないかも…。
そんな自分にとって、
故郷松本の、
ただ線路を横断するだけだった上高地線を知る事が出来たのは、
良い経験であったと感じます。

楽しさに感謝です。

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