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2009年5月31日 - 2009年6月6日

2009年6月 5日 (金)

あぁ、なんたるジンジャー!(2009年5月1日・WaterLoo)


What a wonderful ginger!!!!!!

ある日、母と弟が言っていた。
テレビで放映されていたらしい。
生姜の搾り汁を作る時には、
1度冷凍し、それを自然解凍。
すると手で潰すだけで生姜ジュースを造る事が出来る…と。
あの、一言を僕は思い出した。

ジンジャーエールと、
ジュニパーベリーの香、
そしてバーテンダーさんのテクニック、
この素晴らしき共演を見た!


【 Waterloo 】

先の日記、5月1日のその後。
バーテンダーさんのブログで拝見したものが飲みたくて、
階段を上りました。
Ykさんと共に、カクテルをお願いする事にします。

【 n.e.o.ジン・バック 】

Cimg5485

4月26日のブログで紹介されていたカクテル。
このレシピに使われるそれぞれが、
「1度飲んでみたいけれど、買うまでは…」
…と躊躇していたものでした。
キングスバリー社のシングルカスク・ジン、
通常の2倍のジュニパーベリー…
ジンに香味を与えるジュニパーベリーをたっぷり使用したもので、
非常に興味がありましたが、
ジンをワンボトル飲み切れるかと思うと…と言う訳で躊躇。
ネットショップで、
プロ仕様のジンジャーエールとして発売されたものの、
「多分そんなには違わないんじゃないか」と、
独自解釈の結果、買わずにいたもの。
特に後者は今となっては衝撃の相違が確認されています。

ジン・バックは、
ジン、レモンジュース、ジンジャーエールの構成で、
ステア(混ぜる)ことによって出来上がります。

「n.e.o.ジンジャーエール」、
とても強いジンジャーフレーバー、味わいがあり、
甘味も感じられることから、
蜂蜜を入れた生姜湯を思い浮かべました。
けれど、そこに辛味もあり、
キレに似た雰囲気もあって、
本当に初めて接するジンジャーエールと言う感じ。
こんなジンジャーエールがあるのか!
…という美味しさと驚きには嬉しく思いました。
また、キングスバリー社のジンも、
自分が知っているこれまでのものよりもずっと香り高く、
鋭く透明で美しい矢が放たれるのですが、
味わいとして感じる部分も多く、とても美味しいジンでした。

この両者の特長を感じつつ、
どちらも色褪せることなく、
見事に組み合わさって、
僕の前のグラスに―――…
「ジンバック」として誕生した思いで飲んでいました。
どちらも感じる、
どちらも攻撃し合ってなくて美味しい。
いや、むしろお互いの攻撃が、
素晴らしい試合を展開して一体となっているような。
飲むと、
ジンの香とジンジャーの香が、
強い速さで広がります。
その心地良さったらないデス。
素晴らしい経験でした。

【 GLENROTHES / DANCUN TAYROR "Lonach" aged 35 years 】

Cimg5486

こちらも3月31日のブログで紹介されていた、
ダンカンテイラー社ボトリングの、
シングル・モルト・ウィスキーです。
「ロナック」と言うシリーズは、
過去にリリースされていましたが、
一端それが途絶え、
新ラベルで復活した…とのこと。
そして、
「ウィスキーマガジンライブ!」、
ダンカンテイラー社のセミナーお土産で味わった、
「グレンロセス」の長期熟成品は、
非常に素晴らしい香と味わいだったので、
このニューボトリングも是非飲んでおきたかったのデス。

なんとも優しい香。
日本酒の酒蔵で出会う古木のイメージ。
ソフトで甘く、ゆっくり広がる。

この日、
どうにも僕は酔いの進みが早かったらしく、
例の如く、
話したと言う記憶はあるけれど、
内容はほとんど覚えていなかったり…
…と言うのが、
その後、ある美容院の先生のお話から分かります。
とにもかくにも、
幸せな気分であって、
お店に入った当初はバーカウンターは静かで、
バーテンダーさんとおしゃべりを楽しんだはず。

バーテンダーさんのブログでは、
更に素敵なお酒やカクテルが紹介されています……
また足を運びたいと思うのでした。

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2009年6月 2日 (火)

日本酒のお店で日本酒を飲み比べる。(2009年5月1日・厨十兵衛)


As if,it was the usual weekend.

Just as if,I thought that usual weekend.

It was because of being with her.

世の中はゴールデンウィークに入っていたりもし、
いや平日だし入っていないひとも多かったのだろうか。
仕事終わりに飲みに出るのは最近にしては珍しいけれど、
気分はいつもの週末と…土曜日とあまり変わらない、いつもの週末気分。
それが良いんじゃないか。

翌日にある計画を控えていた夜。


【 厨十兵衛 】

「 いま、何がありますか~ 」

…と店主Idさんに聞くと、
「大那があるよ!あと、花泉で面白いのも入ったよ!」
…と教えてくれます。
どちらも好ましい日本酒の銘柄。
迷った時には、聞いてみるか、
何か銘柄名でも何でも良いから選んでみるか。

「食べ歩き」と言う言葉は、
専ら、いろんなお店や食材と出会う事を楽しむ…
そんな言葉だと思います。
僕にとっては「旅」とほぼ同義デス。
何故でしょう。
「飲み歩き」と言う言葉は、
どこか「はしご酒」のイメージもあるような。
いえいえ、
こうして沢山の種類、
種々の味わいがある日本酒だって、
地域や使われているお米の差、
味わいとの出会いを楽しめますよ!

【 大那&花泉“ロ万” 】

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栃木・大那・純米吟醸"別誂"あらばしり生原酒、
福島・花泉・純米“ロ万”無濾過一回火入れ、

「大那」はYkさんがとても喜んで飲んでいました。
ひとくち、「美味しい!」と。
香り高く、味に厚味があって、時間が透き通る感じ。
炭酸飲料の爽やかさとは違う、
爽やかな飲み口なのです。味もしっかりあるのに。
飲んでいる時間がまるで“透き通る”と僕は感じました。

「夢、ロマンをモットーに、
 奥会津気質の蔵人が伝承する業とロマンをご堪能ください」
…とは「花泉・ロ万(Roman)」の裏ラベルより。

調べてみると、
他にも「十ロ万」で「とろまん」とか種類があるみたい。
麹米が「五百万石」、
掛米が「タカネミノリ」、四段目が「ヒメノモチ」…
…カタカナ表記は飯米にも使用されるものですネ。
福島の県酵母である「うつくしま夢酵母」を使ったもの。

こちらもすごく美味しかったです。
僕好みであり、またYkさんも気に入ったお酒でした。
こちらも爽やかさがあります。
「大那」と決定的に違うのは甘さが伸びて、
かつ爽やかであると言うこと、
麹を噛んだ香を練った様な甘い香、
蜜を想像させる優しい香が、
口の中でふくよかに広がり、
伸びて快く五臓六腑に落ちていく。

【 豚しゃぶと温泉玉子のサラダ 】

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すべてがたっぷり。それが嬉しい。
どれから取って行ったら良いだろう。
温泉玉子と豚しゃぶを取り持つ、
ちょっと甘めのタレも美味しく、
またオニオンチップの香ばしさが、
甘いだけで終わらせずに良いアクセント。
ワカメの食感も、一皿の上ではまた別で、
本当、どれから取っても美味しいデス。

【 タコときゅうりのゴマ油和え 】

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そして、こちらも!
先付筆頭格として、
僕とYkさんが必ず頼んでいる「タコきゅう」…
今晩も美味しく楽しませてもらいます。
そんな中、次のお酒としてお願いしたのはこちら!

【 臥龍梅&七田 】

Cimg5473

静岡・臥龍梅・純米吟醸無濾過生原酒“誉富士”、
佐賀・七田・純米吟醸“山田錦×佐賀の華”生詰、

共に、久し振りに目にする様な気がして。
「七田」、香の高いイメージを持っていましたが、
いやいやどうして。質実剛健だけれど、
頑強過ぎない、スマートな美味しさがあり、
「タコきゅう」と相性良く感じました。
塩とごま油の香を演出。
「臥龍梅」は、味が多い感覚。
よって、
こちらは「豚しゃぶ」と組み合わせて頂きます。
少し押し味が強く、生原酒らしい風情が、
Ykさんはちょっとだけ苦手だったかも。
先日、この日本酒の火入れ版を頂きましたが、
押し味が綺麗にも感じられ、
生酒、火入れ酒でやはり差は生まれ、
誰かの好みに近付いたり離れたりして、
飲む楽しみが生まれると感じられました。

【 のど黒の煮つけ 】

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これがもう!!
とてもとても美味しかったです。
甘辛く煮付けたもので、
それこそご飯を持って来て欲しい!
お酒をもっと味わいたい!
その呼び子になれる一皿でした。
“甘辛い”と言う一言では表しきれず、
突端、その甘辛さを味わうのですが、
身を拾うと、のど黒の香は上って来て、
甘辛く重いのではなく、
のど黒を活かすために煮付け、
仕上げたもの…と分かります。
身の厚さは写真からも伝わるでしょうか。
食べる幸せ、感じました。
ありがとうございます!

【 仙禽&黒牛 】

Cimg5475

栃木・仙禽・純米吟醸袋しぼり無濾過生原酒“八反錦”、
和歌山・黒牛・純米無濾過生原酒“しぼりたて”、

そして、後半の料理に合わせるために、
力のあるお酒として選びたい「黒牛」と、
栃木の新進気鋭「仙禽」を選びました。
香の高さから「仙禽」はYkさんも好みではないか…とも思い。

ダシにほんの最低限の塩を振るようなイメージの「黒牛」…
キレがあり、味が美味しく残り主張する。
実に良く出来た強いお酒と感じます。
最近、八反錦のお米を使った
美味しいお酒に出会う事が多いのですが、
この「仙禽」もまた然り。
蔵としては他にも様々な種類の酒造好適米を使っていますが、
このボトルも良い出来でした。

【 鯛と生ハムの湯葉巻き揚げ 】

Cimg5478

全体的にサクサクとして美味しかった一皿。
あくまで全体。
パリッと威勢良く割れる湯葉の食感を、
その嬉しさを損なう事が無い、
塩の風味、鯛や生ハムの肉の食感。
酒肴となることなく、
「これはうまい!」とあっと言う間に、
1人2個ずつのそれを食べ尽くしました。
酒肴として、ゆっくり味わう前に。
思い出すと味や香が真っ先に出て来るものが多い中で、
あの瞬間的な、
パリッと心地良い音を思い浮かべるメニュウでした。

【 鍋島&扶桑鶴 】

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佐賀・鍋島・純米吟醸無濾過生原酒“風ラベル”、
島根・扶桑鶴・純米にごり酒“心技入魂・雄町”、

今日の最後に選んだのは、
「扶桑鶴」で、初めて頂くにごり酒。
Ykさんはお気に入りの「鍋島」を選びました。
「扶桑鶴」、良いです。
ドライな印象のにごり酒で、
この時間帯にこそ美味しい感じ。
香もすごく強い訳でなく、料理との相性が良いです。
バランス良く仕上がっていて、
見た目の濃度ほど重くなくて、ちょうど良い。

【 せせり唐揚げ 】

Cimg5483

あともう1品、お腹が呼んだのはこれ。
そう言えば、
大好物ではあるけれど、食べるのは久し振りデス。
鶏の首肉「せせり」を使ったもの。
強い弾力、故に噛み締める肉汁の旨さ。
たまらないですネ。


お腹いっぱいに食べ、しっかり日本酒を堪能!

美味しかったです!!

「厨十兵衛」の入り口には、

「日本酒の店です」と言う貼り紙がされています。

日本酒と料理、こんなにも楽しめる!

日本酒と言う文化、こうして味わう至福。

日本酒リストには30種類前後、
今日はその中の8種類を飲みました。

入れ替わりで色んなお酒が出て来て、
そして、それぞれみんな違う味わい。
同じカテゴリ「日本酒」で括るのも何だか役不足に感じます。

日本酒は日本酒でしかないかも知れないけれど、
日本酒の多様性、計り知れないと僕は思います。

飲み比べる、そして食べ比べる。

その楽しさはもっともっと色んな場面で知られて行くと良いなぁ。

これはこの日だけの、
特別な飲み比べでなくて食べ比べでなくて、
きっといつも楽しめるから、文化ってすげぇンだって思う訳です。

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